JPH065800Y2 - 再収納可能なステント - Google Patents

再収納可能なステント

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JPH065800Y2
JPH065800Y2 JP1990066519U JP6651990U JPH065800Y2 JP H065800 Y2 JPH065800 Y2 JP H065800Y2 JP 1990066519 U JP1990066519 U JP 1990066519U JP 6651990 U JP6651990 U JP 6651990U JP H065800 Y2 JPH065800 Y2 JP H065800Y2
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JP
Japan
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stent
wire
present
blood vessel
ring
Prior art date
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Application number
JP1990066519U
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English (en)
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JPH0425755U (ja
Inventor
滋 古井
敏之 入江
禎祐 山内
幸三 牧田
Original Assignee
ハナコメディカル株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、新規な再収納可能なステントに関するもので
あり、更に詳しくはカテーテルシースより血管、胆管及
び尿管等の管内に放出された後、他の所望の場所に設置
を変えるとき、広がった径を有するステントをカテーテ
ルシース内に再収納することができるステントに関する
ものである。
[従来の技術] 近年、経皮的冠状動脈拡張術(以下PTCAという。)
又は経皮的血管形成術(PTA)が盛んに行われるよう
になり、特に血管の狭窄部または血管の冠状動脈病変の
粥腫(アテローム)が進み、また胆管においては胆石又
は良性あるいは悪性の腫瘍(癌)が、更に尿管において
は腎結石が流れ出したり又は良性あるいは悪性の悪性の
腫瘍(癌)が進み、殆ど閉鎖された状態で、しかも器質
化の進んだ硬い粥腫にも、バルーンカテーテルを用いて
治療することが行われるようになった。
このバルーンカテーテルを用いる治療法では、まず血管
中をガイドワイヤーを押し進め所望の狭窄部に到達した
ところで、このガイドワイヤーにバルーンカテーテルを
通して狭窄部までバルーンカテーテルを導き、その後バ
ルーンカテーテルのバルーンを膨張させ、その膨張力を
利用して狭窄部を拡張することにより行われる。
また従来胆管及び尿管においては、悪性腫瘍又は結石に
よって狭窄し、とりわけ手術が不可能な患者にステント
が用いられており、特に最近では拡張するステントも用
いられるようになった。
この拡張するステントは、ワイヤーにより形成された波
型の円筒同士を糸で接続して構成されている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、前述のごとき狭窄部にバルーンカテーテ
ルを導入して狭窄部を広げたものでは、血管、胆管及び
尿管等の器質化が進んだ硬い粥腫にひびがはいり、その
結果血液が流通するようになるので、持続性がなく5〜
6ヶ月すると再び血管が閉塞されるようになるという問
題がある。
更に最近では特に拡張するステントが用いられるが、こ
のステントは、2つの円筒を糸で接続しているためカテ
ーテルシースから一度放出すると二度と元の状態には戻
らないため設置場所を誤ったり、また他に適当な場所が
あった場合に、移動することができず問題となってい
た。
また患部へステントを設置する場合、その患部が屈曲し
ていたりするとステントも折れ曲がった状態で設置され
るためステントがその接続部で閉塞されてしまうという
事態が起こり、ステントの役目を果たさないという欠点
がある。
そこで本考案者等は、血管の狭窄部に拡大し得るステン
トを設置した後、再収納し得ると共に患部が屈曲してい
ても十分その作用をすることができるステントの構造を
見出し、これに基づいて本考案を完成した。
したがって本考案の第1の目的は、一度カテーテルシー
スから放出したステントを再収納し得るステントを提供
することにある。
本考案の第2の目的は、屈曲の著しい患部に設置した場
合でも、ステントの機能を発揮することができる再収納
し得るステントを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案の前記目的は、少なくとも2つの円筒からなり、
該円筒はワイヤーにより形成された波型の両端を接続し
て形成されたものであり、該波型の頂部及び谷部は狭窄
部が形成されており、前記一方の円筒の谷部と他方の円
筒の頂部がワイヤーで接続され、このうち頂部及び谷部
の少なくとも1つの接続部は輪により係合し、更に外側
の頂部又は谷部に輪が形成されていることを特徴とする
再収納可能なステントによって達成される。
以下、本考案の構成について実施例でもって具体的に説
明するが、本考案は、これに限定されるものではない。
第1図は、本考案の屈曲しうると共に再収納可能なステ
ントを示す斜視図である。該ステントはワイヤー1を波
の頂部(又は山型という)に狭窄部2を有する波型を形
成すると共に、その波型ワイヤーの両端を接続して輪を
形成する。
ついで、このように形成された2つの円筒、即ち波型の
輪は、一方の波型の輪の谷部と他方の波型の輪の頂部と
をそれぞれワイヤー線6を用いて接続する。このワイヤ
ー線6は小輪3を有していて狭窄部2と係合により接続
されている。
前記の波型の輪は2つ以上あるのが好ましいが、より好
ましいのは2つの場合である。
また波型の輪の谷部と波型の輪の頂部との接続は全部を
接続することが好ましい。
またステントの拡張力を強めるために波型の谷部及び頂
部が弾力性を有する狭窄部2が形成されている。
本考案に用いられるワイヤーの材質は、弾力性を有する
ものであれば特に制限するものではなく、例えばステン
レスステール線、ピアノ線、弾力性プラスチック線、超
弾性金属線、形状記憶合金線等の材質のものが用いら
れ、更に血管壁に沿って密着することが望ましいので、
ある程度のしなりを必要とする。
またワイヤーの径は、通常0.05mm〜0.2mmの直径を有す
るものが用いられる。
本考案のステントはカテーテルシースに挿入されて使用
されるが、使用時にステントの後部にある輪4のすべて
に紐を通す。好ましくは輪4に紐を通してゆき、最後は
最初に紐を通した輪から紐が出るように輪全体に紐を通
してゆき、その紐の両端はカテーテルシース中を通し、
その後部からでるようにし、このような状態でステント
をカテーテルシース中に収納しておく。
紐の長さは二重にしてカテーテルシースの長さよりも十
分長くしておくことが好ましい。
カテーテルシースから放出されたステントは、速やかに
広がり中空部の拡大したステントとなるが、これを他の
場所に移動したいときは、前記紐の両端を引っ張ってカ
テーテルシースに再収納してからカテーテルを移動す
る。
前記ステントは、所望の場所に設置された後、紐の一端
を引っ張って紐を取り除く。
本考案のステントは、血管の中に長期に設置されるの
で、血栓が付着しないように血栓防止剤(例えばヘパリ
ン、ウロキナーゼ等がよい。更に被覆としてヒドロキシ
メタクリレート−スチレン共重合体等の抗血栓材料を用
いることもできる。)を塗布することが好ましい。
本考案のステントと共に用いられるカテーテルシース
は、特に制限されるものではなく、通常この技術分野に
おいて用いられるものが使用される。
[本考案の作用及び効果] 本考案における再収納可能なステントは、波型ワイヤー
の波の谷部と頂部とを小輪3を有するワイヤーで接続し
たので、血管等の屈曲部にある患部にステントを設置し
ても、設置されたステントが閉塞しない。また必要に応
じて再収納することができ、したがって、更に他の場所
に移動することができ、医療効果を上げることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の再収納し得るステントを示す斜視図
である。 符号の説明 1……波型のワイヤー 2……狭窄部、3……小輪 4……輪、5……固着接続部 6……小輪を有するワイヤー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2つの円筒からなり、該円筒は
    ワイヤーにより形成された波型の両端を接続して形成さ
    れたものであり、該波型の頂部及び谷部は狭窄部が形成
    されており、前記一方の円筒の谷部と他方の円筒の頂部
    がワイヤーで接続され、このうち頂部及び谷部の少なく
    とも1つの接続部は輪により係合し、更に外側の頂部又
    は谷部に輪が形成されていることを特徴とする再収納可
    能なステント。
JP1990066519U 1990-06-22 1990-06-22 再収納可能なステント Expired - Lifetime JPH065800Y2 (ja)

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JPH0425755U JPH0425755U (ja) 1992-02-28
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