JPH0657834U - 密封構造を有するプラスチックボトル - Google Patents

密封構造を有するプラスチックボトル

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Publication number
JPH0657834U
JPH0657834U JP407393U JP407393U JPH0657834U JP H0657834 U JPH0657834 U JP H0657834U JP 407393 U JP407393 U JP 407393U JP 407393 U JP407393 U JP 407393U JP H0657834 U JPH0657834 U JP H0657834U
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JP
Japan
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container
mouth
fitted
outer peripheral
groove
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Pending
Application number
JP407393U
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English (en)
Inventor
和義 柴田
勝正 野口
Original Assignee
石塚硝子株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、内圧、減圧のどちらにも耐えうる
ことができ、かつ簡単に容器と栓体との装着ができるも
のであり、その上、ゴム質の中栓を必要としないので、
コストを著しく低下させることができる容器の密封構造
を提供すること。 【構成】 突起周15と口天が嵌着され、且つ、容器口
部2の外周面下端の溝部8に栓体3の折返し部13の突
起部14が嵌入するために、確実に密封することができ
る構成となっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、薬壜や食品壜の容器と合成樹脂製の栓体とに係る構造に関するもの であって、より詳細には、密封後の内容物に対する滅菌あるいはレトルト殺菌処 理にも耐えうるように構成したものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、薬容器や食品容器においては、一般には内容物を密封後に例えば、12 1℃で20分間滅菌したり、あるいは大気圧以上の圧力を用いて、110〜14 0℃で加熱、殺菌するレトルト殺菌処理を必要とされている。この時、容器及び 栓体はこれらの処理に耐えうるだけの材質を有しているとともに、容器と栓体と 密封が確実でなければならない。
【0003】 そこで、例えば図3に示すものが広く使用されている。この密封構造において 、内容物を収容する合成樹脂製の容器の口部20の外周には連続した螺旋状のね じ山21が形成されている。蓋22は、中栓23と外蓋24とで構成され、中栓 23は天然ゴムまたは合成ゴムで一体的に形成され、下面には略円筒状の垂下部 25が形成されている。外蓋24は、合成樹脂製やアルミニウムなどの軟質金属 のもの等があり、スカート部26周壁の内面上には容器口部20のねじ山21と 噛合されるねじ条27が設けられている。密封の時には中栓23がその垂下部2 5を容器の口部20に押し込んで取り付けられ、外蓋24が、軟質金属製のPP キャップの場合、前記中栓23を取り付けた容器の口部20に装着され、上方か ら蓋を押圧して中栓本体を容器の上端面に押し付け、図示していない巻締機によ り、外周円筒部の下端を内方に折り曲げ、この折り曲げ部を容器段部に係合して 固定させる方法や、外蓋24が合成樹脂製などの場合には、別途ねじ条27を有 する上蓋24のみを形成し、巻締機によって係合させ、中栓23を容器口部20 の上端面に圧接するようなものがある。開封時には、上蓋24を、ねじを回して はずし、中栓23を取ることによって、内容物を取り出すことになる。 これらの方法ではゴム製の中栓23と別材質の外蓋24を併用することとなる ので、コストが大幅にかかってしまう上にその分、工程も当然複雑となり、経済 面からみてかなり不利益なものであった。
【0004】 また、上記したものの他に、蓋を容器に超音波や加熱により溶着、密封する方 式が行われているが、この方式のものでは、エネルギーコストが非常にかかると 同時に、溶融から溶着を行う為の時間が必要である為に、単位時間当たりの処理 量が著しく低下する。この処理量を維持するためには設備がかなり大がかりなも のとなってしまっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本考案は、上記した従来の問題点を解決し、内圧、減圧のどちらにも耐えうる ことができ、かつ簡単に容器と栓体との装着ができるものであり、その上、ゴム 質の中栓を必要としないので、コストを著しく低下させることができる容器の密 封構造を提供するために完成されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、外面に向かって段差を設けた口天部の天面に平坦部を有し、胴部の 上端から突出した円筒形状の口部の外周面が下方に向かうにしたがって徐々に広 がるとともに、外周面下端部には溝部を設けたプラスチック製壜体と、頂部の上 面にプルリングとスコアを有し、かつ下方にしたがって広がるスカート部と該ス カート部終端において内側へ向かう折返し部を有するとともに、該折返し部の内 面には突起部を設け、頂部下面に、スコア部より外周側に同心円状の2本の突起 周を有する栓体とを有し、前記口天部が2本の突起周によって嵌着される一方で 、溝部に突起部が嵌入することを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
上記の構成を有する本考案は、突起周15と口天部4が嵌着され、且つ、容器 口部2の外周面下端の溝部8に栓体3の折返し部13の突起部14が嵌入するた めに、確実に密封することができる。 即ち、滅菌工程では、容器の内部圧力は、加圧及び減圧のどちらの状態にもな りうるため、密封は、容器口天を2本の突起周15と、密封性を高めるために口 天部4に設けられた平坦部5によって、内外両サイドとトップとからシールされ るのである。このため、栓体3の2本の突起周15の間のU字溝の幅は、装着前 には容器口部2の肉厚よりわずかに小さく形成され、栓体3は口天部4に合うよ うに広がり、圧入されることとなる。この圧入された状態で、栓体3の裾にある 折返し部13が容器の口部2の外周面7の下端の溝部8に嵌入し、圧入状態を維 持するものである。 開封時には、プルリング10を上部へ引き上げることによって、栓体上側の容 器の口部内周より内側の面のみをスコア11より切断し、内容物が容易に取り出 される。
【0008】
【実施例】
本考案の実施例を図1に基づいて、更に詳しく説明する。 図1は、本考案にかかるプラスチックボトルの密封構造における、密封時の状 態を示しており、1は容器であり、2はその口部である。口部2には、平坦部5 と段差6のある口天部4を有している。また、口部外周面7は、下方に向かうに したがって、裾が広がった形状となっている。さらにその下端部には、溝部8を 設けている。 一方で、栓体3は頂部9上面にプルリング10とそれより外周側にスコア11 を有しており、それより更に外周側の頂部9下面には2本の同心円状の突起周1 5a、15bが設けられている。この突起周15aと15bによって形成したU 字型の突起周間に挟むようにして、前記口天部4が嵌着されている。 栓体3のスカート部12は、口部外周面7とほぼ平行状で、下方に向かうにし たがって徐々に広がった形状になっている。スカート部12の終端部において、 内側へ向かう折返し部13を有し、折返し部13の内面側には、上方へ向かう突 起部14を有していて、この突起部14が、口部2の溝部8に嵌入される。
【0008】 封嵌工程は、内容物を入れた後で、口部2に栓体3を装着し、栓体3を上部か ら押圧することによって、突起周15a、15bと口天部4が嵌着され、その後 で、溝部8に突起部14が嵌入することによって、終了する。 開封時には、プルリング10を図1中の二点鎖線で示したように上方に向かっ て力をかけると、スコア11の部分が切断され開口部が得られる。この開口部か ら内容物が取り出されることとなる。 また、図2は、本考案の他の実施例に係るものであって、栓体3のスカート部 12の終端下方にリブ16を設けてある。これは、滅菌時の内圧と加熱により栓 体3の裾が外方向へ広がる可能性があるので、その場合の防止策として有用なも のである。突起部14は図2に示したように折返し部13の内面側に溝部8と合 う位置であれば、どこでもよいが、先端に設けた方が装着が行いやすいという利 点を有する。
【0009】
【考案の効果】
本考案は、中栓などパッキン部材がない為、栓体は単一素材で成形できる。こ れによって、低コスト化をはかれ、経済的効果も非常に大きいものである。また 、充填後の密封工程は、栓体を圧入するだけでよく、シンプルな構造で、しかも 高速充填が可能となる。そして、開栓時には、プルリングを引っ張るだけでよく 、容易な開栓が可能である。消毒液等の使い切り薬液の容器には、容器と栓体を 同一材料にもできるので、分別作業が不必要であり、廃棄処理も簡単で、大きな 効果が期待できる。 よって、従来の問題点を解消した密封構造を有するプラスチックボトルとして 、産業の発展に寄与するところは極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例における密封時の構造を示す1
部縦断正面図である。
【図2】本考案の他の実施例における密封時の構造を示
す1部縦断正面図である。
【図3】従来の密封構造を示す1部縦断正面図である。
【符号の説明】
1 壜体 8 溝部 1
5 突起周 2 口部 10 プルリング 3 栓体 11 スコア 4 口天部 14 突起部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外面に向かって段差を設けた口天部の天
    面に平坦部を有し、胴部の上端から突出した円筒形状の
    口部の外周面が下方に向かうにしたがって徐々に広がる
    とともに、外周面下端部には溝部を設けたプラスチック
    製壜体と、 頂部の上面にプルリングとスコアを有し、かつ下方にし
    たがって広がるスカート部と該スカート部終端において
    内側へ向かう折返し部を有するとともに、該折返し部の
    内面には突起部を設け、頂部下面に、スコア部より外周
    側に同心円状の2本の突起周を有する栓体と、 を有し、前記口天部が2本の突起周によって嵌着される
    一方で、溝部に突起部が嵌入することを特徴とする密封
    構造を有するプラスチックボトル。
JP407393U 1993-01-19 1993-01-19 密封構造を有するプラスチックボトル Pending JPH0657834U (ja)

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JP407393U JPH0657834U (ja) 1993-01-19 1993-01-19 密封構造を有するプラスチックボトル

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JP407393U JPH0657834U (ja) 1993-01-19 1993-01-19 密封構造を有するプラスチックボトル

Publications (1)

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JPH0657834U true JPH0657834U (ja) 1994-08-12

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ID=11574638

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JP407393U Pending JPH0657834U (ja) 1993-01-19 1993-01-19 密封構造を有するプラスチックボトル

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