JPH0657690U - 筆記具 - Google Patents
筆記具Info
- Publication number
- JPH0657690U JPH0657690U JP426293U JP426293U JPH0657690U JP H0657690 U JPH0657690 U JP H0657690U JP 426293 U JP426293 U JP 426293U JP 426293 U JP426293 U JP 426293U JP H0657690 U JPH0657690 U JP H0657690U
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- Japan
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- ramp
- shaft
- center shaft
- writing instrument
- writing
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- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転操作だけで筆記先の出没、芯送り動作を
行うことができる機構を有する筆記具を提供する。 【構成】 先軸1及び先中軸2に、後軸5を着脱可能に
取着されるドライバー10を回転自由で軸方向移動不能
に設け、先中軸2内に挿入される後中軸4にレフィール
3を挿着し、後中軸4とドライバー10に相互に嵌合す
る軸方向溝11と突条12を設け、先,後中軸2,4の
いずれか一方に、両端部を始,終端部7A,7Bとする
傾斜路7を設け、他方に、傾斜路7に摺合される突部8
を設ける。
行うことができる機構を有する筆記具を提供する。 【構成】 先軸1及び先中軸2に、後軸5を着脱可能に
取着されるドライバー10を回転自由で軸方向移動不能
に設け、先中軸2内に挿入される後中軸4にレフィール
3を挿着し、後中軸4とドライバー10に相互に嵌合す
る軸方向溝11と突条12を設け、先,後中軸2,4の
いずれか一方に、両端部を始,終端部7A,7Bとする
傾斜路7を設け、他方に、傾斜路7に摺合される突部8
を設ける。
Description
【0001】
本考案は、後軸の回転を軸方向移動に変換する機構を備えた筆記具に関する。
【0002】
従来のこの種の筆記具、例えばボールペンは、後軸を回転することによりその 回転方向に応じて筆記先が出没させるだけで使用に供することができるが、シャ ープペンシルにおいては、レフィールとは別になっている筆記先を後軸の回転に より突出してから、ノック操作により芯送り機構を作動させ筆記先より芯を突出 させて使用に供する構成となっている。
【0003】
上記従来例にあっては、ボールペンにあっては回転−軸方向移動変換機構が複 雑であるという問題があった。また、シャープペンシルの場合、回転−軸方向移 動変換機構だけでなく、ノック操作により作動する芯送り機構を必要とし、構造 が複雑で、しかも回転操作からノック操作に切替えねばならず、簡便性に欠け高 価になるという課題がある。
【0004】
本考案筆記具は上記の課題を解決するため、先軸1内に先中軸2を取付け、先 中軸2内にレフィール3を挿設し、先軸1又は先中軸2に、後軸5を着脱可能に 取着したドライバー10を回転自由で軸方向移動不能に設け、先中軸2内に挿入 される後中軸4にレフィール3を固定し、先,後中軸2,4のいずれか一方に、 軸方向後方の始端部7Aから軸方向前方の終端部7Bにかけて軸線に対して斜め に伸びる傾斜路7を,他方に傾斜路7に摺合される突部8を設け、後中軸4とド ライバー10に相互に嵌合する軸方向溝11と突条12を設けてなる。 また、傾斜路7の始,終端部7A,7Bに突部8が嵌入,脱出する際の感触を 高めるべく路幅を縮小するとよい。 傾斜路7は、第1の傾斜路71 と第2の傾斜路72 からなり、第1の傾斜路7 1 の始端部71 Aを第2の傾斜路72 の始端部72 Aとするように第1の傾斜路 71 の反対側に第2の傾斜路72 を連設することができる。 又は、傾斜路7は、第1の傾斜路73 と第2の傾斜路74 からなり、第1の傾 斜路73 の終端部73 Bを第2の傾斜路74 の始端部74 Aとするように第1の 傾斜路73 と第2の傾斜路74 を連設することができる。 また、傾斜路7の始端部7Aは後方へ開放するようにするとよい。 さらに、傾斜路7の始端部7Aを閉スリット2Bを介して後方へ開放するよう にすることができる。 又は、傾斜路7の終端部7Bを閉,開スリット2B,2Cを介して後方へ開放 するようにすることができる。 また、先中軸2とドライバー10との間に両者の間で摩擦力を発生させる摩擦 発生部材13A、13B、13Dを備えるとよい。 又は、先中軸2と後中軸4との間に両者の間で摩擦力を発生させる摩擦発生部 材13Cを備えることができる。
【0005】
(ボールペンの場合) 後軸5を回転すると後中軸4及びレフィール3が回転し、後中軸4の突部8が 先中軸2の始端部7Aより出て傾斜路7に沿って前進しつつレフィール3の筆記 先3aを前進させ、突部8が傾斜路7の終端部7Bに嵌入した所で先軸1の先端 よりレフィール3の筆記先3aが突出することになる。この状態で筆記に供する ことができる。
【0006】 後軸5を逆回転すると後中軸4及びレフィール3が逆回転し、後中軸4の突部 8が先中軸2の終端部7Bより出て傾斜路7に沿って後進しつつレフィール3の 筆記先3aを後進させ、突部8が傾斜路7の始端部7Aに嵌入した所で先軸1の 先端よりレフィール3の筆記先3aが引込むことになる。
【0007】 (シャープペンシルの場合) 後軸5を回転すると、後中軸4及びレフィール3が回転し、上記と同様にレフ ィール3が前進してレフィール3の筆記先(スライダの先パイプ又は芯先)3a を押し、突部8が傾斜路7の終端部7Bに到達した所で先軸1の先端より筆記先 3aを押出す。 即ち、傾斜路7が、第1の傾斜路71 と第2の傾斜路72 からなり、第1の傾 斜路71 の始端部71 Aを第2の傾斜路72 の始端部72 Aとするように第1の 傾斜路71 の反対側に第2の傾斜路72 を連設してなるときには、突部8が第1 の傾斜路71 に沿って始端部71 Aから終端部71 Bの間で移動することにより 、筆記先(スライダの先パイプ及び/又は芯先)3aを押出し、筆記に供するこ とができる。また、突部8が第2の傾斜路72 の終端部72 Bに嵌入した所で、 シャープペンシルのチャックを開放状態に保持することができ、筆記先を先軸1 の中に押し入れることができる。 また、傾斜路7が、第1の傾斜路73 と第2の傾斜路74 からなり、第1の傾 斜路73 の終端部73 Bを第2の傾斜路74 の始端部74 Aとするように第1の 傾斜路73 と第2の傾斜路74 を連設してなるときには、突部8が第1の傾斜路 に沿って始端部73 Aから移動し終端部73 Bに嵌入した所で先軸1の先端より 筆記先3aを押出す。この状態で突部8を第2の傾斜路74 の始端部74 Aと終 端部74 B間で往復回転させることにより筆記先3aより芯を送出し筆記に供す ることができる。
【0008】
図1は本考案筆記具の1実施例の構成を示す縦断面図で、ボールペンに適応し た例である。 まず、その構成を説明する。図1において1は先軸、2は先軸1内に取付けた 先中軸、16は先軸1と先中軸2の先端部間に嵌込んだラバーブッシング、3は 先中軸2内に挿設したボールペン用レフィール、2Aは先中軸2の後端縮径部、 2aはこの後端縮径部2Aの外周に形成された環状係合部、10は前部内側と中 央部内側に、それぞれ先中軸2の環状係合部2aに係合される突起10a及び内 方に突出する複数の突条12を有するドライバーである。
【0009】 先中軸2の後端縮径部2Aと先軸1との間に嵌挿されて先中軸2の環状係合部 2aに突起10aを係合して先軸1に、後軸5を着脱可能に螺合により取着され るドライバー10が回転自由で軸方向移動不能に嵌合されている。環状係合部2 aと突起10aは前記とは逆にそれぞれドライバー10と先中軸2に設けてもよ く、ドライバー10と先軸1に設けてもよい。
【0010】 先中軸2内に挿入される後中軸4にレフィール3が固定されている。先中軸2 に、両端部を周方向に形成して始,終端部7A,7Bとする傾斜孔7が、後中軸 4には傾斜孔7に摺合される突部8が設けられている。傾斜孔7と突部8は前記 とは逆にそれぞれ後中軸4と先中軸2に設けてもよい。傾斜孔7の始,終端部7 A,7Bに突部8が嵌入,脱出する際の感触を高めるため、孔径を縮小してある 。 傾斜孔7の始端部7Aは図2(A)に示すように閉スリット2Bを介して後方 へ開放されており、開放端より閉スリット2Bを介して突部8を押込み始端部7 Aに嵌入する。この場合、突部8を始端部7Aにセットし易くなり、かつ突部8 が始端部7Aにセットされた後は後方に抜け出ることはない。又、図2(B)に 示すように傾斜孔7の始端部7Aが開,閉スリット2C,2Bを介して後方へ開 放されていても、同様の作用効果を奏する。
【0011】 又、後中軸4の外周に、多数の軸方向溝11が形成され、ドライバー10の内 周に、多数の軸方向溝11に嵌合する複数の突条12が設けられている。軸方向 溝11の数を突条12の数より遙かに多くしておけば、両者の嵌合をより一層し 易くなるので好ましい。軸方向の溝11と突条12はそれぞれ前記とは逆にドラ イバー10と後中軸4に設けてもよく、軸方向溝11と突条12の数は一方を多 く、他方を少なくすることにより嵌合作業を迅速に行うことができる。
【0012】 次に上記構成の本実施例の作用を説明する。後軸5を回転すると後中軸4及び ボールペン用レフィール3が回転し、後中軸4の突部8が先中軸2の始端部7A より出て傾斜孔7に沿って前進しつつボールペン用レフィール3の筆記先3aを 前進させ、突部8が傾斜孔7の終端部7Bに嵌入した所で先軸1の先端よりボー ルペン用レフィール3の筆記先3aが突出することになる。この状態で筆記に供 することができる。
【0013】 後軸5を逆回転すると後中軸4及びボールペン用レフィール3が逆回転し、後 中軸4の突部8が先中軸2の終端部7Bより出て傾斜孔7に沿って後進しつつボ ールペン用レフィール3の筆記先3aを後進させ、突部8が傾斜孔7の始端部7 Aに嵌入した所で先軸1の先端よりボールペン用レフィール3の筆記先3aが引 込むことになる。
【0014】 図3は本考案筆記具のボールペンに適応した他の実施例の構成を示す縦断面図 である。図3では、図1の実施例の環状係合部2aと突起10aによる係合の代 わりに、環状係合部材14を使用した例である。 その構成を説明すると、先中軸2の外周には環状溝2bが設けられ、この環状 溝2bの中には先中軸2に対して回転可能に環状係合部材14が取り付けられて いる。一方、ドライバー10の先端付近には突起10aが設けられ、突起10a は環状係合部材14の外周に設けられた環状溝14aと嵌合される。これにより 、ドライバー10は環状係合部材14と一体に動作し、ドライバー10は先中軸 2に対して回転自由で軸方向移動不能に取り付けられる。
【0015】 通常ドライバー10は金属製であり、先中軸2はプラスチックであるため、両 者を直接に回転可能に取り付けるのが困難な場合がある。ドライバー10と固定 されるプラスチック製環状係合部材14を使用することによって、ドライバー1 0と先中軸2との間で確実に回転自由、軸方向移動不能にすることができる。 また、図3の実施例では、環状溝2bの中に環状係合部材14と隣接して、摩 擦発生部材としてのOリング13Aが設けられる。このOリング13Aは、ドラ イバー10と先中軸2との間で圧縮され、ドライバー10と先中軸2との間に摩 擦力を発生させる。従って、後軸5を回転して、突起8を傾斜孔7に沿って移動 させるときに、使用者に対して、その回転操作に重量感、安定感を与え、結果と して高級感を与えることができる。Oリングの位置は、必ずしも環状溝2bでな くともドライバー10と先中軸2又は先中軸2と後中軸4の摺動面に配置すれば 良い。
【0016】 図4ないし図6には、他の摩擦発生部材の例を示す。 図4は、環状溝2bの中に座金13Bを設置したもので、座金13Bが環状係 合部材14を軸方向後方に付勢することによって、環状係合部材14の後面と環 状溝2bの後面との接触面に作用する力を増大させ、これら面の間で摩擦力を発 生させる。座金13Bの代わりに板バネ等を設置することもできる。 図5は、後中軸4の先中軸2内に挿入される部分に、スリット4a及び突部1 3Cを設けた例である。スリット4aによって弾性を持ちながら突部13Cは、 先中軸2の内面に対して突出することによって、先中軸2と後中軸4との間で摩 擦力を発生させる。 図6は、先中軸2の後端部に突部13Dを設けた例である。スリット2Dによ って弾性を持ちながら突部13Dは、ドライバー10の内面に対して突出するこ とによって、先中軸2とドライバー10との間で摩擦力を発生させる。
【0017】 図7は、本考案筆記具の他の実施例を示す縦断面図で、シャープペンシルに適 応した例であり、前実施例と同一の部材には同一の番号を付して説明を省略する 。 図7のレフィール3は、筆記先(スライダの先パイプ)3a、スライダ3b、 チャック3c、リング3d、チャックスプリング3e、クッションスプリング3 f、芯ケース3gを含み、公知の芯送り機構を構成している。また、先中軸2の 後端から後中軸4にかけてリターンスプリング15が配置され、後中軸4を先中 軸2に対して軸方向後方へ付勢している。
【0018】 また、図8には、シャープペンシルに適応した別の実施例の縦断面図を示す。 図7との違いは、レフィール3が筆記先(スライダの先パイプ)3a、スライダ 3b、チャック3c、リング3d、チャックスプリング3e、芯ケース3gを含 んだ一体形として形成されている点である。
【0019】 次に、図9は、図7のシャープペンシルの場合の傾斜路と突部との関係を示す 図で、図中矢印は筆記具の軸方向を表わす。図9の傾斜路7は、第1の傾斜路7 1 と第2の傾斜路72 から構成される。第1の傾斜路71 の始端部71 Aが第2 の傾斜路72 の始端部72 Aとするように第1の傾斜路71 の反対側に第2の傾 斜路72 を連設している。
【0020】 上記構成において後軸5を回転させて、後中軸4及びシャープペンシル用レフ ィール3を回転させ、突部8を第1の傾斜孔71 の中間部71 Cまで移動させる と、シャープペンシル用レフィール3のチャック3cが前進して芯出しを行う。 さらに、スプリングの力に抗して後軸5を回転させて、突部8が第1の傾斜孔7 1 の終端部71 Bに到達するまで移動させると、チャック3cがスライダ3bを 前方へ押すことにより筆記先(スライダの先パイプ)3aが先軸1の先端より押 し出される。後軸5から手を放せば、チャックスプリング3e及びリターンスプ リング15の復元力によってレフィール3は軸方向後方へ押し戻され、先パイプ を押し出した状態に保持したまま、突部8は始端部71 A(72 A)の位置に戻 る。従って、この状態で筆記に供することができる。さらに、芯を出すときには 、後軸5を第1の傾斜孔71 の始端部71 Aと中間部71 C間で往復回転させる ことにより先パイプ3aより芯が所定長さ送出される。
【0021】 なお、図9に示すAの範囲は先パイプ3aより芯を所定長さずつ送出する範囲 であり、図9に示すBの範囲は先パイプ3aの出没動作範囲である。 先パイプ3aを先軸1の中へ引き込ませる場合には、後軸5を逆回転させて、 突部8を第2傾斜孔72 の終端部72 Bに嵌入させる。この状態で、先パイプ3 aを先軸1の方へ押すと、チャック3cが芯を開放した状態に保持されるので、 先パイプ3aは軸方向に移動可能になり先軸1の中へ収納される。 図10は、図8のシャープペンシルの場合の傾斜路と突部との関係を示す図で 傾斜路7は、第1の傾斜路73 と第2の傾斜路74 からなり、第1の傾斜路73 の終端部73 Bを第2の傾斜路74 の始端部74 Aとするように第1の傾斜路7 3 と第2の傾斜路74 を連設してなる。
【0022】 上記構成において後軸5を回転すると、後中軸4及びシャープペンシル用レフ ィール3が回転し、シャープペンシル用レフィール3が前進してその筆記先(ス ライダの先パイプ)3aを押し、突部8が第1傾斜孔73 の終端部73 Bに嵌入 した所で先軸1の先端より筆記先3aを押出し、保持される。 この状態から後軸5を第2の傾斜孔74 の始端部74 Aと終端部74 B間で往 復回転させることによりチャック3cを往復移動させ筆記先3aより芯を送出し 筆記に供することができる。
【0023】 なお、図10に示すAの範囲は筆記先3aの出没動作範囲であり、図10に示 すBの範囲は筆記先3aより芯を所定長さずつ送出する範囲である。 上記図7ないし図10の実施例では、筆記先3aとしてスライダの先パイプの ものについて説明したが、先パイプが出没せず固定式のシャープペンシルの場合 には、筆記先3aとして芯先が対応する。この場合には、図9における傾斜路7 を始端部71 Aから71 Cまで形成すれば良く、突部8をこの間で往復移動させ ることにより筆記先3aである芯先が所定長さ送出される。尚、このとき同時に 第2の傾斜路72 (始端部72 A、終端部72 B)を備えておくと、突部8を終 端部72 Bに嵌入してチャックを開放状態に保持でき、芯先3aを先軸1の中へ 押し入れることができるので、芯を収納する際に操作が便利である。 又、本考案においては、傾斜路7が図例のような傾斜孔でもよいが、傾斜溝で あっても差し支えない。 更に傾斜路7の始,終端部7A,7Bに突部8が嵌入,脱出する際、縮小され た路幅を通るので、高感触を得ることができる。但し、図9の第2の傾斜路72 の終端部72 Bの場合には、始端部72 Aへ復帰させる必要があるので、路幅を 変えない方が好ましい。
【0024】 本考案にあっては、両端部を始,終端部とする傾斜路と,該傾斜路に摺合する 突部による回転−軸方向変換機構を採用することによりボールペンのみならず、 傾斜路を2段連設することでシャープペンシルにも回転操作だけで筆記先の出没 、筆記先よりの芯送り動作を行うことができ、構造が簡単になり、しかも簡便性 に優れ安価に実施できることになる。
【0025】
上述のように本考案によれば、先軸1及び先中軸2に、後軸5を着脱可能に取 着されるドライバー10を回転自由で軸方向移動不能に設け、先中軸2内に挿入 される後中軸4にレフィール3を挿着し、後中軸4とドライバー10に相互に嵌 合する軸方向溝11と突条12を設けた筆記具であって、先,後中軸2,4のい ずれか一方に設けられ両端部を始,終端部7A,7Bとする傾斜路7と、他方に 設けられ該傾斜路7に摺合される突部8による回転−軸方向移動変換機構6を採 用することにより簡易な構造でボールペンのみならず、傾斜路を2段連設(71 と72 又は73 と74 )することで、シャープペンシルにも回転操作だけで筆記 先の出没,筆記先よりの芯送り動作等の種々の動作を行うことができ、構造が簡 単になり簡便性に優れ安価に実施することができる。
【図1】本考案筆記具の1実施例の構成を示す縦断面図
である。
である。
【図2】(A)は図1に示す1実施例の要部の構成を示
す説明図、(B)は同じくその他の例の要部の構成を示
す説明図である。
す説明図、(B)は同じくその他の例の要部の構成を示
す説明図である。
【図3】本考案筆記具の他の実施例の構成を示す縦断面
図である。
図である。
【図4】本考案筆記具の摩擦発生部材の他の例を示す断
面図である。
面図である。
【図5】(A)は本考案筆記具の摩擦発生部材の他の例
を示す後中軸の要部の正面図、(B)は(A)の断面図
である。
を示す後中軸の要部の正面図、(B)は(A)の断面図
である。
【図6】本考案筆記具の摩擦発生部材の他の例を示す先
中軸の要部の正面図である。
中軸の要部の正面図である。
【図7】本考案筆記具の他の実施例の構成を示す縦断面
図である。
図である。
【図8】本考案筆記具の他の実施例の構成を示す縦断面
図である。
図である。
【図9】図7の実施例の傾斜路と突部との関係を示す先
中軸の一部展開図である。
中軸の一部展開図である。
【図10】図8の実施例の傾斜路と突部との関係を示す
先中軸の一部展開図である。
先中軸の一部展開図である。
1 先軸 2 先中軸 2A 後端縮径部 2a 環状係合部 2B 閉スリット 2C 開スリット 3 レフィール 4 後中軸 5 後軸 6 回転−軸方向移動変換機構 7 傾斜路 7A 始端部 7B 終端部 71 第1の傾斜路 71 A 始端部 71 B 終端部 72 第2の傾斜路 72 A 始端部 72 B 終端部 73 第1の傾斜路 73 A 始端部 73 B 終端部 74 第2の傾斜路 74 A 始端部 74 B 終端部 8 突部 10 ドライバー 10a 突起 11 軸方向溝 12 突条 13 摩擦発生部材
フロントページの続き (72)考案者 海老沼 忠義 埼玉県川越市大字鯨井138番地 株式会社 壽川越工場内
Claims (9)
- 【請求項1】 先軸(1)内に先中軸(2)を取付け、
先中軸(2)内にレフィール(3)を挿設し、先軸
(1)及び先中軸(2)に、後軸(5)を着脱可能に取
着されるドライバー(10)を回転自由で軸方向移動不
能に設け、先中軸(2)内に挿入される後中軸(4)に
レフィール(3)を固定し、先,後中軸(2,4)のい
ずれか一方に、軸方向後方の始端部(7A)から軸方向
前方の終端部(7B)にかけて軸線に対して斜めに伸び
る傾斜路(7)を,他方に傾斜路(7)に摺合される突
部(8)を設け、後中軸(4)とドライバー(10)に
相互に嵌合する軸方向溝(11)と突条(12)を設け
てなる筆記具。 - 【請求項2】 傾斜路(7)の始,終端部(7A,7
B)に突部(8)が嵌入,脱出する際の感触を高めるべ
く路幅を縮小することを特徴とする請求項1の筆記具。 - 【請求項3】 傾斜路(7)は、第1の傾斜路(71 )
と第2の傾斜路(7 2 )からなり、第1の傾斜路
(71 )の始端部(71 A)を第2の傾斜路(72)の
始端部(72 A)とするように第1の傾斜路(71 )の
反対側に第2の傾斜路(72 )を連設してなる請求項1
又は2のいずれかの筆記具。 - 【請求項4】 傾斜路(7)は、第1の傾斜路(73 )
と第2の傾斜路(7 4 )からなり、第1の傾斜路
(73 )の終端部(73 B)を第2の傾斜路(74)の
始端部(74 A)とするように第1の傾斜路(73 )と
第2の傾斜路(74)を連設してなる請求項1又は2の
いずれかの筆記具。 - 【請求項5】 傾斜路(7)の始端部(7A)を後方へ
開放するようにしたことを特徴とする請求項1ないし4
のいずれかの筆記具。 - 【請求項6】 傾斜路(7)の始端部(7A)を閉スリ
ット(2B)を介して後方へ開放するようにしたことを
特徴とする請求項1ないし5のいずれかの筆記具。 - 【請求項7】 傾斜路(7)の終端部(7B)を閉,開
スリット(2B,2C)を介して後方へ開放するように
したことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかの筆
記具。 - 【請求項8】 先中軸(2)とドライバー(10)との
間に両者の間で摩擦力を発生させる摩擦発生部材(13
A、13B、13D)を備えることを特徴とする請求項
1、2、5、6、7のいずれかの筆記具。 - 【請求項9】 先中軸(2)と後中軸(4)との間に両
者の間で摩擦力を発生させる摩擦発生部材(13C)を
備えることを特徴とする請求項1、2、5、6、7のい
ずれかの筆記具。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993004262U JP2605617Y2 (ja) | 1992-12-03 | 1993-02-12 | 筆記具 |
DE69308191T DE69308191T2 (de) | 1992-12-03 | 1993-11-16 | Schreibgerät |
ES93118514T ES2097961T3 (es) | 1992-12-03 | 1993-11-16 | Instrumento para escribir. |
EP93118514A EP0600299B1 (en) | 1992-12-03 | 1993-11-16 | Writing instrument |
US08/384,582 US5547301A (en) | 1992-12-03 | 1995-01-17 | Writing instrument with rotatable advancement and retraction |
US08/925,877 US5810496A (en) | 1992-12-03 | 1997-09-09 | Writing instrument |
US09/016,672 US5961237A (en) | 1992-12-03 | 1998-01-30 | Writing instrument |
Applications Claiming Priority (3)
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ID=26338006
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993004262U Expired - Lifetime JP2605617Y2 (ja) | 1992-12-03 | 1993-02-12 | 筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605617Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009058914A (ja) * | 2007-09-04 | 2009-03-19 | Canon Inc | 装置支持機構及びシート給送装置並びに画像形成装置 |
JP2015051572A (ja) * | 2013-09-06 | 2015-03-19 | 株式会社パイロットコーポレーション | 回転操作式筆記具 |
JP2021024278A (ja) * | 2019-07-31 | 2021-02-22 | 杭州簡▲い▼科技有限公司 | オートロック式回転リフトペン |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5956087U (ja) * | 1982-10-05 | 1984-04-12 | セーラー万年筆株式会社 | 回転繰出式ボ−ルペン |
-
1993
- 1993-02-12 JP JP1993004262U patent/JP2605617Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5956087U (ja) * | 1982-10-05 | 1984-04-12 | セーラー万年筆株式会社 | 回転繰出式ボ−ルペン |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009058914A (ja) * | 2007-09-04 | 2009-03-19 | Canon Inc | 装置支持機構及びシート給送装置並びに画像形成装置 |
JP2015051572A (ja) * | 2013-09-06 | 2015-03-19 | 株式会社パイロットコーポレーション | 回転操作式筆記具 |
JP2021024278A (ja) * | 2019-07-31 | 2021-02-22 | 杭州簡▲い▼科技有限公司 | オートロック式回転リフトペン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2605617Y2 (ja) | 2000-07-31 |
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