JPH0657673A - 底接近性を高めたパルププレスバット - Google Patents

底接近性を高めたパルププレスバット

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JPH0657673A
JPH0657673A JP3186036A JP18603691A JPH0657673A JP H0657673 A JPH0657673 A JP H0657673A JP 3186036 A JP3186036 A JP 3186036A JP 18603691 A JP18603691 A JP 18603691A JP H0657673 A JPH0657673 A JP H0657673A
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    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/02Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material
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    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C9/00After-treatment of cellulose pulp, e.g. of wood pulp, or cotton linters ; Treatment of dilute or dewatered pulp or process improvement taking place after obtaining the raw cellulosic material and not provided for elsewhere
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パルプ脱水プレスにおいて生ずるパルプ栓を
容易に除去できる構成の底扉を提供することである。 【構成】 連続的に先すぼまりのニップを形成する1対
の隣接孔あき円筒形ロールと前記ロールに隣接し、プレ
スバットの底から下方へ離れるように振らすようにヒン
ジで取付けられた扉によってプレスロールへの底からの
接近性を高めるバット外板を備えている。ホイスト機構
が必要に応じて扉のヒンジのついていない側を上げ下げ
し、引込み式のキーが扉をバットに押しつけて密封位置
に掛け金留めする。緩衝機構が設けられて、扉のヒンジ
のついていない側が下げられるときの速度を制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的にいえば、製紙の
ためのパルプの処理に関し、さらに詳しくいえば、製紙
パルプスラリーを脱水するプレスバットにおける改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】製紙パルプの処理にはパルプを洗浄装置
及び種々の漂白装置へかけること、気流乾燥、湿式輸
送、アルセル調製、アスフアルト分散、高濃度フアイバ
−処理、及びその他の操作又はそれらの組合せを必要と
する。処理の種々の段階において、パルプの濃度を激し
く大きくすることが望ましい。これは、通常は、ろ過、
プレス又は二つの操作の組合せによって達成される。
【0003】一つの周知のプレス装置は、パルプスラリ
ーを輸送するように駆動される定ピッチ連続フライトテ
ーパスクリューが入っており、孔あきスクリーンで形成
された円筒からなっている。低濃度パルプは通常は、プ
レスの入口へ重力で送られ、スクリユーによってプレス
の出口端へ輸送される。パルプがだんだん小さくなるス
クリユー室の中をスクリユーに沿って運ばれるとき、パ
ルプは排出扉によって加えられる背圧によって生じた圧
さく作用も受ける。この処理では、パルプの濃度を約3
%の供給濃度から約30%の排出濃度まで大きくするこ
とが可能である。 パルプを脱水するもう一つの効果的
装置がパルプを脱水するために間を通過させる近接して
間隔をあけた多孔性ロールを備えた双ロールプレスであ
る。普通には、パルプは圧力を加えながら2〜10%の
濃度でパルプがマットを形成する二つのロールへ送ら
れ、加圧ろ過によって濃度を約12〜15%へ大きくさ
れる。そのような装置には、二つのロールの下にいわゆ
るニップウエッジをもつものがあり、ニップウエッジ
は、ロールの形によく似た輪郭に作られ、パルプマット
が二つのロールの間のニップに近づくにつれてパルプマ
ットの締め固り度を大きくする働きをする。二つのロー
ルの間を通過する間にパルプマットは、それの濃度が約
50%もに増大するように激しく圧縮される。パルプマ
ットは次に、さらに処理するために取除かれる。最大の
圧縮の間パルプマットの中の液体の幾分かがニップから
前方に流れ出るが、次にパルプ繊維を一緒にとりこみな
がらバットの中へ落ちる。このことが起らなければ、パ
ルプマットはニップウエッジの表面に接触してはりつ
き、ひどいつまりを生じさせる可能性がある。
【0004】いわゆるニップウエッジを備えていないプ
レス装置は、バットの底にロールの下側への接近を限ら
れたものにする多数のバット接近扉又はマンホールを備
えている。これらは、脱水したパルプシートの幾分かが
ロールから抜け落ちてバットの栓を形成するように集積
する場合に起ることのある臨時栓を取除くために必要で
ある。つまりがひどすぎると、バット接近扉は、栓を取
除くために十分な作業余地を与えないことがあり、この
場合には、プレスを解体することが必要になる。 一つ
の双ロールプレスがバットの底から解体しないで下げて
離すことのできるバット底扉を用いてロールの底への接
近性をよくしている。これはロールの底への接近性をよ
くするが、なおロールとバットの直下に留っているバッ
ト底扉との間で作業を行うことを必要とする。これらの
事情のもとでは、ひどい栓を完全に除去するのに必要な
接近を達成することは、なお困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のことは、現在の
パルプ脱水プレスに存在すると知られている制限を示し
ている。したがって、上述の制限の一つ以上を克服する
ことを目的とした代替品を提供すめことが好都合である
ことは明らかである。したがって、バット栓を容易に除
去できる。適当な代替品を提供することが課題であり、
その特徴はあとでさらに完全に説明する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一面において、
これは、連続的に先すぼまりのニップを間に形成する1
対の隣接した孔あき円筒形ロールと、前記ロールに隣接
したバット外板と、前記外板の底にあってニップに接近
できるようにする枢軸旋回扉手段とを有するパルプ脱水
プレスを提供することによって達成される。
【0007】前述及びその他の面は、添付図に関連して
考えると本発明の以下の詳細な説明から明らかになる。
【0008】
【実施例】図1及び図2を参照すると、ロールプレスバ
ット10のいくつかの特徴が見られる。バット外板12
は、本質的には、ロールプレスハウジングの底半部であ
る。バット外板12は、理想化したバツト支持体11に
支えられているのが示されている。プレスロール14
は、ニップ領域、すなわち二つのロール14の間の最も
接近した領域に接近できるようにするバット接近扉16
とともに示されている。バット接近扉16によって与え
られる接近の限界は、プレスロール14が一般に直径1
m×長さ5m程度のものであることを考えると容易に評
価できる。これは、詰まりを取除くには視度が限られて
いるか又は全く存在しない領域の中に1m以上も手を伸
ばす必要があることを意味する。
【0009】図3及び図4は、従来技術のもう一つのロ
ールプレスを示している。この場合には、流体動力シリ
ンダ機構で作動される大きな底扉が設けられている。バ
ット支持体11に支持されたバット外板12が持上げシ
リンダ18によって支持される底扉20を備えている。
二つのプレスロール14の間のニップ方へ収束している
ニップウエッジ15が底扉20の一部分として一体にな
っている。図4において、持上げシリンダ18は、後退
した位置にあるので、底扉20は、下がった開放位置に
ある。バット外板12の底に取付けられたシール17が
底扉20の周辺に取付けられている座27と共同作動す
る。ニップウエッジ15は、底扉20が閉位置にあると
き、ニップウエッジの弧が収束じゃま板22に滑らかに
連続するように形成されている。開放位置にあるときで
さえ、この扉構成は、パルプ詰まりものを除くためにロ
ールニップに接近するのを限定することに注意された
い。これは、底扉20が開いているとき、なおロールの
真下にあるからそうなるのである。なお、持上げシリン
ダの後退が限定され、さらに底扉20をバット外板12
の真下に置くことによって課される接近限界をふやす。
さらに、持上げシリンダとプレスの組立て高さは非常に
大きく、装着費を高くする。
【0010】図5は、本発明の1実施例を示している。
バット外板12は、この場合には底扉50を設けられて
示されている。ニップウエッジ15は底扉50の一体部
分である。この場合には、底扉50は、バット外板12
の第1の側にあるヒンジ40とホイスト30をつなぎ綱
腕33に接続するつなぎ綱35とによって支持されてい
る。底扉50を上げ下げするために、ホイスト30は、
つなぎ綱35をくり出したり、巻上げたりするように作
動されて、つなぎ綱腕33、したがって底扉50の運動
を制御する。ヒンジ40に取付けた緩衝器42が底扉5
0の落ちることができる速度を制限することに注意され
たい。この図には、バット外板12の底にあるシール1
7と底扉50にある共同作動座27の配置が明瞭に示さ
れている。シール17がヒンジピンチ49の中心を通過
する線上に置かれていることに注意されたい。これは、
底扉50が閉じているとき、シール17が座27の下で
圧縮荷重だけを受けることを確実にするために必要であ
る。また、ヒンジのある位置は、扉が自由に揺動するの
を妨げるパルプ栓があってもひっ掛り故障が生じないの
を確実にする。図6Aは、図6の円Aの中のニップウエ
ッジの領域を非常に詳しく示している。例示のために誇
張されたこの図には、逆弓形15Aがニップウエッジ1
5の頂部近くに示されている。この逆弓形15Aは、ニ
ップウエッジ15を下げるとき、ニップウエッジがロー
ル14に妨げられずに揺動するすき間を与えるのに必要
である。
【0011】図7は、取外し可能なバット底50をバッ
ト外板12に押しつけて適所に固定するときのキー45
の機能を示すバット底50のふた領域の部分図である。
【0012】図8は、本発明の着脱式底の別の実施例を
示している。この場合には、バット底扉55にニップウ
エッジがない。これは、パルプ原料が底扉55を貫通し
てバットの底部の中に原料供給管60を通して供給され
るからである。底扉55が蝶番式に取付けられているの
で、底扉55を開けることが必要なとき、原料供給管を
迅速に接続したり外したりする手段を設けるためにフラ
ンジ62が原料供給管60に設けられている。この実施
例のその他のすべての特徴は、好適実施例の対応部と同
じである。
【0013】
【発明の効果】図1、4及び6を比較すると本発明によ
って与えられる接近の利点が明らかに示されている。本
発明においては、底扉50は、ロールニップの領域を完
全に避けて振られる。したがって、従業員及び装置がパ
ルプ栓の効率的除去を行い底扉及びそれの作動部品の保
守をするために迅速かつ容易に接近できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術の脱水ロールプレスの部分下側略斜
視図である。
【図2】 図1の線2−2からの略断面図である。
【図3】 流体動力作動底面扉機構を特徴とする従来技
術のもう一つのロールプレスの略断面図である。
【図4】 開放位置にある図3の扉の略断面図である。
【図5】 本発明の断面略図である。
【図6】 開放位置にある本発明の取外し自在な底の断
面図である。
【図7】 本発明のキーラッチ特徴を示す部分断面部分
図である。
【図8】 本発明のバットの底の別の実施例の断面略図
である。
【符号の説明】
12 バット外板 14 プレスロール 15 ニップウエッジ 17 シール 27 座 30 ホイスト 33 つなぎ綱腕 35 つなぎ綱 40 ヒンジ 42 緩衝器 50 底扉

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に先すぼまりしているニップを間
    に形成する1対の隣接孔あき円筒形ロールと、 前記ロールに隣接したバット外板と、 外板の底にあってニップヘ接近できるようにするピボッ
    ト旋回式扉手段と、 を備えてなるパルプ脱水プレス。
  2. 【請求項2】 前記ピボット旋回式扉手段がニップと隣
    接孔あき円筒形ロールの一部分とに事実上合致する形を
    有するニップウエッジを備えている請求項1に記載のパ
    ルプ脱水プレス。
  3. 【請求項3】 前記ニップウエッジがウエッジの先すぼ
    まりの領域に近い一方の側面に逆弓形を備えている請求
    項1に記載のパルプ脱水プレス。
  4. 【請求項4】 連続的に先すぼまりしているニップを間
    に形成する1対の隣接孔あき円筒形ロールと、前記ロー
    ルに隣接し間に開口部を形成する第1及び第2の側面を
    有するバット外板底を備えたパルプ脱水プレスにおい
    て、 前記バット外板底にある開口部に選択的にふたとなる扉
    手段を組合せて備え、前記扉手段が前記第1の側に枢軸
    旋回式に接続され、前記第2の側と掛け金留め可能で、
    前記扉手段が開放位置に旋回されると、ニップへの接近
    が可能になることを特徴とするパルプ脱水プレス。
  5. 【請求項5】 前記扉手段のヒンジのない側を動かす持
    上げ手段と、 前記扉手段のヒンジのない側を下げうる速度を制限する
    手段とをさらに備える請求項4に記載のパルプ脱水プレ
    ス。
  6. 【請求項6】 前記持上げ手段がホイスト及び前記ホイ
    ストと前記扉手段にあるつなぎ綱腕との間にあるつなぎ
    綱を備えている請求項5に記載のパルプ脱水プレス。
  7. 【請求項7】 前記扉手段が前記ニップ及び前記隣接孔
    あき円筒形ロールの一部分に事実上合致する形を有する
    ニップウエッジを備えている請求項4に記載のパルプ脱
    水プレス。
  8. 【請求項8】 前記ニップウエッジが前記扉手段のヒン
    ジのない側に面するニップウエッジの一方の側面でニッ
    プの近くに逆弓形を備えている請求項7に記載のパルプ
    脱水プレス。
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