JPH0657646B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JPH0657646B2
JPH0657646B2 JP1035627A JP3562789A JPH0657646B2 JP H0657646 B2 JPH0657646 B2 JP H0657646B2 JP 1035627 A JP1035627 A JP 1035627A JP 3562789 A JP3562789 A JP 3562789A JP H0657646 B2 JPH0657646 B2 JP H0657646B2
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裕三 山本
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は毛髪に対し滑らかな感触を賦与しながら、しっ
とりした感触を有する毛髪化粧料に関する。
〔従来の技術〕
従来、毛髪化粧料の中には毛髪に滑らかさを与える目的
でシリコーン油、エステル油、炭化水素油などの油分が
可溶化、乳化、溶解して用いられている。特にシリコー
ン油は表面張力が低く毛髪のなじみに優れ、良い光沢が
得られ、近年多用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、シリコーン油、エステル油、炭化水素油
などはいずれも撥水性油剤のため、毛髪に水分を補給す
ることができず、しっとり感に欠け、また多量に用いた
場合、頭髪が脂ぎる欠点があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、このような欠点を解決し、毛髪に滑らか
な感触を賦与しながらしっとりした感触を持ち、くし通
り性の良好な毛髪化粧料を得るべく鋭意研究の結果、特
定の高分子量シリコーンと、特定の水溶性キチン誘導体
とを組み合わせることで目的の条件を満足し得る毛髪化
粧料が得られることを見い出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は (1) 下記一般式 (式中、R1はメチル基または一部がフェニル基を表
し、R2はメチル基又は水酸基を表す。また、nは2,000
以上の整数を表す。) で表される高分子量シリコーン0.01〜50重量%、及び (2) グリコールキチン、カルボキシメチルキチンおよ
びキチンサルフェートからなる群から選ばれる水溶性キ
チン誘導体の1種もしくは2種以上1〜50重量%を含有
することを特徴とする毛髪化粧料を提供するものであ
る。
以下、本発明について詳述する。
本発明で使用する高分子量シリコーンは、上記一般式
(I)で表されるもので、式中のn の値が2,000 以上の
ものであり、常温で軟質ゴム状の性状を呈するものであ
る。
具体的な構造を化学名で示せばジメチルポリシロキサ
ン、メチルフェニルポリシロキサン、末端水酸基含有ジ
メチルポリシロキサン、末端水酸基含有メチルフェニル
ポリシロキサンなどが挙げられる。
これらのうちでは、特にジメチルポリシロキサン、メチ
ルフェニルポリシロキサンで、上記式(I)中のn が2,
500 〜20,000程度のものがよく用いられ、n が 3,500〜
9,000 程度のものが好ましい。これらのジメチルポリシ
ロキサン、メチルフェニルポリシロキサンの粘度は25℃
において、1,000 ストークスから2,500,000 ストークス
程度のものがよく用いられ、10,000ストークスから700,
000 ストークスのものが好ましい。またこれらの軟質ゴ
ム状シリコーンは適当な溶媒、例えば低分子量シリコー
ン、炭化水素等に希釈して用いることも出来る。低分子
量シリコーンとしては、環状、鎖状のジメチルポリシロ
キサンが好ましく、重合度8〜12程度の鎖状ジメチルポ
リシロキサンが特に好ましい。
また、本発明で用いられる水溶性キチン誘導体は、以下
の構造を示すグリコールキチン、カルボキシメチルキチ
ンおよびキチンサルフェートからなる群から選ばれる。
(上記式中、nは1以上の整数を示す。) これらのグリコールキチン、カルボキシメチルキチン、
キチンサルフェートは分子量3,000 〜10,000程度のもの
が好ましい。
本発明の毛髪化粧料中の上記一般式(I)で表される高
分子シリコーンの配合量は、0.01〜50重量%、好ましく
は0.5 〜30重量%である。また水溶性キチン誘導体の配
合量は、1〜50重量%、好ましくは5〜20重量%であ
る。
尚、本発明の毛髪化粧料には上記必須成分のほかに任意
成分、好ましくは化粧品用油脂類が配合される。化粧品
用油脂類としては、ヒマシ油、オリーブ油、カカオ油、
アボカード油、ミンク油の如きグリセライド類、ミツロ
ウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウの如きロウ類;
流動パラフィン、セレシン、スクワランの如き炭化水素
類;セチルアルコール、オレイルアルコール、ヘキサデ
シルアルコールの如きアルコール類:オレイン酸デシ
ル、ラノリン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピ
ル、オレイン酸オレイルの如きエステル類等、一般の化
粧品用油脂類を広く使用することができるが、特にヒマ
シ油、オリーブ油、アボカード油、ミンク油、ラノリ
ン、液体ラノリン、オレイン酸デシル、ラノリン酸イソ
プロピル等、常温で液体乃至ペースト状のエステル結合
を持った油脂類及び流動パラフィンが適している。これ
らの化粧品用油脂類の添加量の毛髪化粧料中0.01〜3.0
重量%が適している。
更に商品価値を高めるために、香料あるいは色素を添加
してもさしつかえないし、組成物の経時的変質防止の目
的で防腐剤あるいは酸化防止剤を添加することもでき
る。
本発明の毛髪化粧料としては、シャンプー、リンス、液
体整髪料、ヘアクリームの他、液化石油ガス等の噴射剤
を添加して耐圧容器に封入することによりスプレーやム
ースの形態で使用することもできる。
〔発明の効果〕
本発明により、毛髪に滑らかな感触を賦与しながらしっ
とりとした感触を持ち、しく通り性の良好な毛髪化粧料
を提供することができた。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。
尚、例中の%は特記しない限り重量基準である。
実施例1 次に示すような組成の各種ヘアクリームを製造した。
<ヘアクリーム組成> 高分子シリコーン 第1表 (ジメチルポリシロキサン,25℃に おける粘度約60000 ストークス) キチン誘導体 第1表 流動パラフィン 10% ミツロウ 3 セタノール 2 ポリオキシエチレン ソルビタンモノステアレート 3 メチルパラベン 0.1 ブチルパラベン 0.1 水 残 量 得られた各種ヘアクリームの使用感を評価した。使用感
の評価は専門パネル10人により官能検査を行い、次の基
準により絶対評価した。
(イ)仕上がった髪のしっとり感,湿った状態の髪のな
めらかさ,仕上がった髪のなめらかさ (ロ)仕上がった髪のきしみ感 これらの評価結果も第1表に示す。
本実験結果より、高分子シリコーン及び特定のキチン誘
導体を配合した本発明のヘアクリームは従来のヘアクリ
ームに比べ、髪のしっとり感、なめらかさが良好で、き
しみ感がないことが明らかである。
実施例2 下記,,,に示す物質を70℃で加温混合し、冷
後下記,に示す物質を添加して下記の組成を有する
ヘアクリームを製造した。
<ヘアクリーム組成> 分子シリコーン 3.0 % (実施例1と同じジメチルポリシロキサン) カルボキシメチルキチン 10.0 (分子量約6000) ポリオキシエチレン ステアリルエーテル 1.5 ミツロウ 1.0 香 料 適 量 防腐剤 適 量 水 残 部 得られたヘアクリームは優れた使用感を示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1) 下記一般式 (式中、R1はメチル基または一部がフェニル基を表
    し、R2はメチル基又は水酸基を表す。また、nは2,000
    以上の整数を表す。) で表される高分子量シリコーン0.01〜50重量%、及び (2) グリコールキチン、カルボキシメチルキチンおよ
    びキチンサルフェートからなる群から選ばれる水溶性キ
    チン誘導体の1種もしくは2種以上1〜50重量% を含有することを特徴とする毛髪化粧料。
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JPH01249711A (ja) * 1988-03-30 1989-10-05 Sanyo Chem Ind Ltd 整髪料組成物

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