JPH065750A - 半導体素子の冷却機構 - Google Patents

半導体素子の冷却機構

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JPH065750A
JPH065750A JP16063992A JP16063992A JPH065750A JP H065750 A JPH065750 A JP H065750A JP 16063992 A JP16063992 A JP 16063992A JP 16063992 A JP16063992 A JP 16063992A JP H065750 A JPH065750 A JP H065750A
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JP
Japan
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fins
fin
micro
heat transfer
cooling mechanism
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP16063992A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Akasaki
博 赤崎
Kanji Otsuka
寛治 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi ULSI Engineering Corp, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi ULSI Engineering Corp
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Publication of JPH065750A publication Critical patent/JPH065750A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】従来のマイクロチップキャリア(MCC)と水
冷ジャケットとの伝熱は、平面方向(x,y方向)に自
由度をもたせて応力フリーとするため、MCCとマイク
ロフィン底面問の伝熱は相互の面接触となり、LSIの
PN接合から水冷ジャケットに至る伝熱経路において熱
抵抗配分が最も大きく、従ってその冷却機構の放熱性能
を律速してしまうという問題があった。 【構成】互いに直交する三軸方向に移動可能な、マイク
ロフィン1,2,3の組み合わせよりなる可動伝熱構造
を備えるようにし、かつ、マイクロフィン1,3とMC
C4との伝熱面を固着する半導体素子の冷却機構。 【効果】三軸方向に自由度を有する伝熱構造として機能
させることにより、熱膨張係数差により生ずる伝熱面間
の熱ストレス等を吸収し、一方、両端のマイクロフィン
底部と伝熱面を固着することにより接触熱抵抗が低く抑
えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子の冷却機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術は、日系エレクトロニクス(1
990.12.10)No.515,P226〜227
に記載のように、MCC(Micro Carrier
for LSI Chip)と水冷ジャケット伝熱
は、MCC上に置かれたセラミック製の小型フィン(マ
イクロフィン)およびモジュールを封止するセラミック
キャップに設けられた櫛の歯状の切り込みの噛み合せに
よっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来例
では、平面方向(x,y方向)に自由度をもたせて応力
フリーとするため、MCCとマイクロフィン底面問の伝
熱は相互の面接触となっていた。それ故、LSIのPN
接合から水冷ジャケットに至る伝熱経路において上記の
熱抵抗配分が最も大きく、従って本冷却機構の放熱性能
を律速してしまうという問題があった。本発明は、かか
る従来技術の有する欠点を解消することのできる冷却技
術を提供することを目的としたものである。本発明の前
記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の
記述および添付図面からあきらかになるであろう。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。上記目的を達成するため、本発明で
は、互いに直交する三軸方向(以下、x方向、y方向、
およびz方向という)の自由度が得られる伝熱構造によ
る冷却機構によるようにし、好ましい実施態様として、
複数のマイクロフィンの噛み合せを用い、両端に位置す
るマイクロフィンの各底部は伝熱面に固着するようにし
たものである。
【0005】
【作用】上記手段によれば、冷却機構は、x方向,y方
向,およびz方向に自由度を有する伝熱構造として機能
するので、熱膨張係数差により生ずる伝熱面間の熱スト
レス等を吸収する作用をし、一方、両端のマイクロフィ
ン底部と伝熱面を固着することにより接触熱抵抗が低く
抑えられる作用がある。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1により説明す
る。図示しない一層以上の配線層を有する配線基板6上
に半導体ペレット4が、例えば半田材料より成るマイク
ロ接続部5を介してフェイスダウンで搭載されている。
半導体ペレット4背面には片面マイクロフィン3の片面
がろう付けされ、さらに、該片面マイクロフィン3の反
対面側フィン部が両面マイクロフィン2の一方のフィン
部に噛み合されている。一方、冷媒入出口8より水等の
冷媒を循環させて熱交換を行う液冷ジャクット7の底面
にも片側マイクロフィン1の片面がろう付けされ、該片
側マイクロフィン1の反対面側フィン部は、前記両面マ
イクロフィン2の他方のフィン部に噛み合されている。
従って、半導体ペレット4背面にろう付けされた片側マ
イクロフィン3と両面マイクロフィン2との噛み合わせ
方向と、液冷ジャクット7の底面にろう付けされた片側
マイクロフィン1と両面マイクロフィン2との噛み合わ
せ方向とは、それらフィン部の並びが直角に噛み合され
ていることになる。上記片側マイクロフィン1,両側マ
イクロフィン2,および片側マイクロフィン3には、半
導体ペレット4と熱膨張数が近く、しかも、熱伝導度の
高い材料を使用し、例えば半導体ペレット4が単結晶S
iの場合は、AlN,SiC等を使用するとよい。ま
た、各フィン部の噛み合せには上下方向にクリアランス
を設けるとよい。半導体ペレット1は、例えばシリコン
単結晶基板から成り、周知の技術によってその内部には
多数の回路素子が形成され、1つの回路機能が与えられ
ている。回路素子の具体例は、例えばバイポーラまたは
MOSトランジスタから成り、これらの回路素子によっ
て、例えば論理回路およびメモリの回路機能が形成され
ている。本実施例によれば、半導体ペレット4から液冷
ジャケット7に至る伝熱経路を三軸方向にフレキシブル
かつ低熱抵抗で達成できる効果がある。図2は図1の変
形例であり、片側マイクロフィン1,両側マイクロフィ
ン2,および片側マイクロフィン3の噛み合せ部分に高
熱伝導材例えば高熱伝導性グリース9を充填したもので
ある。上記によれば、各マイクロフィン間の接触熱抵抗
を低減できるほか、噛み合せ部がスライドする時の摩擦
を低減する潤滑作用の効果もある。図3は、図1におい
て可動伝熱機能を司る主要部品の分解構成図を示してい
る。本発明によれば、片側マイクロフィン1,両側マイ
クロフィン2,および片側マイクロフィン3を、x,
y,zの三軸方向に可動としたことにより、半導体ペレ
ット4から液冷ジャケット7に至る伝熱経路における熱
ストレス等を吸収できるので、マイクロ接続部5を長寿
命化できる効果がある。また、片側マイクロフィン3を
半導体ペレット4に固着し、また、片側マイクロフィン
1を液冷ジャケット7に固着したので、接触熱抵抗を低
減できる。以上本発明者によってなされた発明を実施例
にもとずき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。以上の説明
では主として本発明者によってなされた発明をその背景
となった利用分野である半導体ペレットに適用した場合
について説明したが、それに限定されるものではなく、
例えば、半導体パッケージなどにも適用できる。
【0007】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。本発明によれば、熱接続部をx,
y,zの三軸方向に可動としたことにより、熱ストレス
等を吸収できるので、マイクロ接続部を長寿命化できる
効果がある。また、伝熱用接触面積を大きくとることの
できるマイクロフィンの噛み合せ以外の伝熱面をろう材
を介して固着することにより接触熱抵抗を低減できる効
果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図を示す。
【図2】図1の変形例の要部略断面図を示す。
【図3】図1において可動伝熱機能を司る主要部品の構
成を表す斜視図を示す。
【符号の説明】
1・・・片面マイクロフィン 2・・・両面マイクロフィン 3・・・片面マイクロフィン 4・・・半導体ペレット(または半導体パッケージ) 5・・・マイクロ接続部 6・・・配線基板 7・・・液冷ジャケット 8・・・冷媒入出口 9・・・高熱伝導性グリース 10・・・放熱体接合面 11・・・発熱体接合面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 寛治 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに直交する三軸方向に移動可能な放熱
    体の組み合わせよりなる可動伝熱構造を備えて成ること
    を特徴とする半導体素子の冷却機構。
  2. 【請求項2】放熱体の組み合わせが、複数のマイクロフ
    ィンの噛み合せよりなる、請求項1記載の半導体素子の
    冷却機構。
  3. 【請求項3】マイクロフィンの噛み合せ部分に、高熱伝
    導材を有してなる、請求項2記載の半導体素子の冷却機
    構。
JP16063992A 1992-06-19 1992-06-19 半導体素子の冷却機構 Withdrawn JPH065750A (ja)

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