JPH065742Y2 - 釣用リールのスプール - Google Patents
釣用リールのスプールInfo
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- JPH065742Y2 JPH065742Y2 JP15781988U JP15781988U JPH065742Y2 JP H065742 Y2 JPH065742 Y2 JP H065742Y2 JP 15781988 U JP15781988 U JP 15781988U JP 15781988 U JP15781988 U JP 15781988U JP H065742 Y2 JPH065742 Y2 JP H065742Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は釣用リールのスプール、詳しくは、釣用リール
のスプール軸に着脱可能に支持し、釣糸を巻装するため
のスプールに関する。
のスプール軸に着脱可能に支持し、釣糸を巻装するため
のスプールに関する。
(従来の技術) 一般に、釣り行き時には、号数(太さ)の異なる釣糸が
巻装されたスプールを複数個準備して携行し、魚釣時、
釣場の状況とか或は釣対象魚などに応じて所望のスプー
ルを選択し、このスプールを釣用リールのスプール軸に
装着して使用するのであるが、斯かる場合スプールに巻
装されている釣糸の号数の判別が非常に困難である。
巻装されたスプールを複数個準備して携行し、魚釣時、
釣場の状況とか或は釣対象魚などに応じて所望のスプー
ルを選択し、このスプールを釣用リールのスプール軸に
装着して使用するのであるが、斯かる場合スプールに巻
装されている釣糸の号数の判別が非常に困難である。
そこで従来、実公昭51−12392号公報に見られる
ように、スプール本体の一側に支持筒を突設して、この
支持筒の外周に、スプール本体に巻装する釣糸の号数を
表示する表示部をもった表示体を回転不能に、又、前記
表示部に対応する指示部をもった指示体を回転可能にそ
れぞれ挿嵌すると共に、前記支持筒の先端に止め輪を嵌
合して前記表示体及び指示体の脱落を防ぎ、前記指示体
を回して前記指示部の表示部との符号位置を選択するこ
とにより巻装する釣糸の号数を表示及び表示変更できる
ようにしたものが提案されている。
ように、スプール本体の一側に支持筒を突設して、この
支持筒の外周に、スプール本体に巻装する釣糸の号数を
表示する表示部をもった表示体を回転不能に、又、前記
表示部に対応する指示部をもった指示体を回転可能にそ
れぞれ挿嵌すると共に、前記支持筒の先端に止め輪を嵌
合して前記表示体及び指示体の脱落を防ぎ、前記指示体
を回して前記指示部の表示部との符号位置を選択するこ
とにより巻装する釣糸の号数を表示及び表示変更できる
ようにしたものが提案されている。
(考案が解決しようとする課題) 所が、この従来のものは、表示体と指示体とを重ね合わ
せて支持筒に支持し、この支持筒からの脱落を止め輪で
防ぐようにしたものであって、支持筒に回転可能に支持
する前記指示体は、前記表示体及び止め輪との接触抵抗
だけで前記表示体に対する回転が阻止されているのであ
るから、スプールを複数個準備して携行するときとか或
はスプール軸に装着して使用しているときに、前記回転
可能にした指示体が不測に回転して、前記指示部と表示
部とによる号数表示が狂うことになる問題があった。
又、この従来のものは、スプール軸の先端部に螺着する
ナット体を用いてスプール軸に装着するようになってい
るため、スプールのスプール軸に対する着脱操作が行い
にくい問題もあり、又、止め輪などの特別の脱落防止部
材を必要とするため、構造が複雑となりコスト高となる
問題もあった。
せて支持筒に支持し、この支持筒からの脱落を止め輪で
防ぐようにしたものであって、支持筒に回転可能に支持
する前記指示体は、前記表示体及び止め輪との接触抵抗
だけで前記表示体に対する回転が阻止されているのであ
るから、スプールを複数個準備して携行するときとか或
はスプール軸に装着して使用しているときに、前記回転
可能にした指示体が不測に回転して、前記指示部と表示
部とによる号数表示が狂うことになる問題があった。
又、この従来のものは、スプール軸の先端部に螺着する
ナット体を用いてスプール軸に装着するようになってい
るため、スプールのスプール軸に対する着脱操作が行い
にくい問題もあり、又、止め輪などの特別の脱落防止部
材を必要とするため、構造が複雑となりコスト高となる
問題もあった。
本考案は以上の点に鑑み考案したもので、目的は、スプ
ールをスプール軸に対し容易に着脱できて、しかも巻装
する釣糸の号数表示及び表示変更ができながら、この号
数表示を維持することができると共に、止め輪などの特
別の脱落防止部材を不要にすることができるようにする
ものである。
ールをスプール軸に対し容易に着脱できて、しかも巻装
する釣糸の号数表示及び表示変更ができながら、この号
数表示を維持することができると共に、止め輪などの特
別の脱落防止部材を不要にすることができるようにする
ものである。
(課題を解決するための手段) しかして、本考案は釣用リールのスプール軸に着脱可能
に支持するスプール本体(1)の一側に、前記スプール
軸に対し係脱可能な係止体(2)と該係止体(2)を操
作する操作体(3)と該操作体(3)を保持する保持体
(4)を設けた釣用リールのスプールであって、前記保
持体(4)とスプール本体(1)との間に表示体(5)
を回転可能に支持して、この表示体(5)に弾性変位部
(51)を設け、該弾性変位部(51)と前記保持体
(4)との一方に複数個の係合部(6)を設け、他方
に、該係合部(6)と係合する係合体(7)を設けると
共に、前記表示体(5)と保持体(4)との一方に、前
記スプール本体(1)に巻装する釣糸の号数を表示する
表示部(8)を設け、他方に、該表示部(8)に対応す
る指示部(9)を設けたのである。
に支持するスプール本体(1)の一側に、前記スプール
軸に対し係脱可能な係止体(2)と該係止体(2)を操
作する操作体(3)と該操作体(3)を保持する保持体
(4)を設けた釣用リールのスプールであって、前記保
持体(4)とスプール本体(1)との間に表示体(5)
を回転可能に支持して、この表示体(5)に弾性変位部
(51)を設け、該弾性変位部(51)と前記保持体
(4)との一方に複数個の係合部(6)を設け、他方
に、該係合部(6)と係合する係合体(7)を設けると
共に、前記表示体(5)と保持体(4)との一方に、前
記スプール本体(1)に巻装する釣糸の号数を表示する
表示部(8)を設け、他方に、該表示部(8)に対応す
る指示部(9)を設けたのである。
(作用) スプール本体(1)をスプール軸に挿嵌して係止体
(2)を前記スプール軸に係止させることによりスプー
ルをスプール軸に装着できるのであり、又、操作体
(3)の操作により前記係止体(2)のスプール軸への
係止を解除してスプールをスプール軸から離脱すること
ができるのである。又、表示体(5)を回して前記指示
部(9)の表示部(8)との符合位置を選択することに
より巻装する釣糸の号数を表示及び表示変更できるので
あり、又、表示体(5)の回転に伴い弾性変位部(5
1)が弾性変位して係合体(7)の係合部(6)との係
合が一旦離脱した後、前記弾性変位部(51)の弾性復
元作用により前記係合体(7)が次位の係合部(6)と
係合して、この係合抵抗により前記表示体(5)の回転
を防止できるので、前記釣糸の号数表示を維持すること
ができるのである。
(2)を前記スプール軸に係止させることによりスプー
ルをスプール軸に装着できるのであり、又、操作体
(3)の操作により前記係止体(2)のスプール軸への
係止を解除してスプールをスプール軸から離脱すること
ができるのである。又、表示体(5)を回して前記指示
部(9)の表示部(8)との符合位置を選択することに
より巻装する釣糸の号数を表示及び表示変更できるので
あり、又、表示体(5)の回転に伴い弾性変位部(5
1)が弾性変位して係合体(7)の係合部(6)との係
合が一旦離脱した後、前記弾性変位部(51)の弾性復
元作用により前記係合体(7)が次位の係合部(6)と
係合して、この係合抵抗により前記表示体(5)の回転
を防止できるので、前記釣糸の号数表示を維持すること
ができるのである。
(実施例) 図において、(1)はスピニングリールのスプール軸
(G)に挿嵌する軸孔をもつ巻胴(11)と該巻胴(1
1)の両端から半径方向外方に延びる一対のフランジ
(12)(13)を備えたスプール本体(1)であっ
て、このスプール本体(1)の一側には、段部を介して
前記軸孔と連続するねじ孔(14)を設けて、このねじ
孔(14)内に、前記スプール軸(G)の軸端部に設け
られる係止溝(K)に対し係脱可能な弾性線材から成る
係止体(2)と該係止体(2)を両側からホールドする
間座(10)(10)と前記係止体(2)を操作して該
係止体(2)の前記係止溝(K)との係合及び係合離脱
を制御する操作体(3)とを内装すると共に、前記操作
体(3)を受入れる受入孔をもつ筒ねじ部(41)と該
筒ねじ部(41)の一端から半径方向外方に延びて前記
フランジ(12)と所定間隔を置いて対向する蓋板部
(42)とから成る保持体(4)の前記筒ねじ部(4
1)を前記ねじ孔(14)に螺着して、前記操作体
(3)を前記筒ねじ部(41)内の受入孔に軸方向移動
可能に保持すると共に、前記係止体(2)及び各間座
(10)(10)を保持している。又、前記スプール本
体(1)の他側には、前記スプール軸(G)の中間部に
設けた係合突起(T)と係合する回り止め溝(16)を
設けている。
(G)に挿嵌する軸孔をもつ巻胴(11)と該巻胴(1
1)の両端から半径方向外方に延びる一対のフランジ
(12)(13)を備えたスプール本体(1)であっ
て、このスプール本体(1)の一側には、段部を介して
前記軸孔と連続するねじ孔(14)を設けて、このねじ
孔(14)内に、前記スプール軸(G)の軸端部に設け
られる係止溝(K)に対し係脱可能な弾性線材から成る
係止体(2)と該係止体(2)を両側からホールドする
間座(10)(10)と前記係止体(2)を操作して該
係止体(2)の前記係止溝(K)との係合及び係合離脱
を制御する操作体(3)とを内装すると共に、前記操作
体(3)を受入れる受入孔をもつ筒ねじ部(41)と該
筒ねじ部(41)の一端から半径方向外方に延びて前記
フランジ(12)と所定間隔を置いて対向する蓋板部
(42)とから成る保持体(4)の前記筒ねじ部(4
1)を前記ねじ孔(14)に螺着して、前記操作体
(3)を前記筒ねじ部(41)内の受入孔に軸方向移動
可能に保持すると共に、前記係止体(2)及び各間座
(10)(10)を保持している。又、前記スプール本
体(1)の他側には、前記スプール軸(G)の中間部に
設けた係合突起(T)と係合する回り止め溝(16)を
設けている。
又、前記係止体(2)は、第5図に示す如く弾性線材の
中間がC字形に湾曲し、この湾曲部の両端から内方に向
かって平行状に延びる一対の係止部(21)を備えた構
造であって、前記係止部(21)を前記スプール軸
(G)の係止溝(K)に係合させている。
中間がC字形に湾曲し、この湾曲部の両端から内方に向
かって平行状に延びる一対の係止部(21)を備えた構
造であって、前記係止部(21)を前記スプール軸
(G)の係止溝(K)に係合させている。
又、前記操作体(3)は、一端に、前記保持体(4)の
受入孔に対し外方に露出する押圧操作部(31)をも
ち、他端側に、先端に向かって先細状に傾斜する一対の
カム部(32)をもち、これらカム部(32)を前記各
係止部(21)間に進入させて、前記操作部(31)の
押圧操作で前記カム部(32)により前記係止部(2
1)間を拡開するようにしている。
受入孔に対し外方に露出する押圧操作部(31)をも
ち、他端側に、先端に向かって先細状に傾斜する一対の
カム部(32)をもち、これらカム部(32)を前記各
係止部(21)間に進入させて、前記操作部(31)の
押圧操作で前記カム部(32)により前記係止部(2
1)間を拡開するようにしている。
しかして、前記スプール本体(1)の一側を、前記ねじ
孔(14)回りから軸方向外方に突出させて、この突出
部(15)に、前記フランジ(12)と前記蓋板部(4
2)とに対向する円板状の表示体(5)を回転可能に支
持して、この表示体(5)に、前記フランジ(12)に
向かって弾性変形可能な弾性変位部(51)を設け、前
記保持体(4)における蓋板部(42)の外周部内側面
に、複数個の凹状係合部(6)を周方向に所定間隔に置
いて設けると共に、前記表示体(5)の外側面に、前記
係合部(6)の一つと選択的に係合する突起状の係合体
(7)を設ける一方、前記蓋板部(42)の外周部外側
面に、前記スプール本体(1)に巻装する釣糸の号数を
表示する表示部(8)を前記係合部(6)に対応して設
けると共に、前記表示体(5)を前記蓋板部(42)よ
りも大径に形成して、この表示体(5)の外周部外側面
に、前記表示部(8)に対応する一つの指示部(9)を
前記係合体(7)に対応して設けたのである。
孔(14)回りから軸方向外方に突出させて、この突出
部(15)に、前記フランジ(12)と前記蓋板部(4
2)とに対向する円板状の表示体(5)を回転可能に支
持して、この表示体(5)に、前記フランジ(12)に
向かって弾性変形可能な弾性変位部(51)を設け、前
記保持体(4)における蓋板部(42)の外周部内側面
に、複数個の凹状係合部(6)を周方向に所定間隔に置
いて設けると共に、前記表示体(5)の外側面に、前記
係合部(6)の一つと選択的に係合する突起状の係合体
(7)を設ける一方、前記蓋板部(42)の外周部外側
面に、前記スプール本体(1)に巻装する釣糸の号数を
表示する表示部(8)を前記係合部(6)に対応して設
けると共に、前記表示体(5)を前記蓋板部(42)よ
りも大径に形成して、この表示体(5)の外周部外側面
に、前記表示部(8)に対応する一つの指示部(9)を
前記係合体(7)に対応して設けたのである。
以上の構成において、前記表示体(5)は、合成樹脂に
より形成するのであって、貫通孔をもった円板状を呈
し、その中間部に、周方向に延びる二つの長孔(52)
(53)を半径方向に所定間隔を置いて設け、これら長
孔(52)(53)間の部片を前記弾性変位部(51)
とし、この弾性変位部(51)の長さ方向中央部に前記
突起状の係合体(7)を一体に形成して、この係合体
(7)の前記係合部(6)との係合時、前記弾性変位部
(51)が板厚方向に弾性変位し、係合体(7)の係合
部(6)との係合抵抗により表示体(5)の自由な回転
を防いでいる。又、前記表示体(5)の前記指示部
(9)を形成する外周部外側面には、回転操作用の凹入
部(54)を設けて、この凹入部(54)に突起体を嵌
合して回転操作できるようにしている。尚、表示体
(5)は、金属板などの弾性部材で形成してもよいので
ある。
より形成するのであって、貫通孔をもった円板状を呈
し、その中間部に、周方向に延びる二つの長孔(52)
(53)を半径方向に所定間隔を置いて設け、これら長
孔(52)(53)間の部片を前記弾性変位部(51)
とし、この弾性変位部(51)の長さ方向中央部に前記
突起状の係合体(7)を一体に形成して、この係合体
(7)の前記係合部(6)との係合時、前記弾性変位部
(51)が板厚方向に弾性変位し、係合体(7)の係合
部(6)との係合抵抗により表示体(5)の自由な回転
を防いでいる。又、前記表示体(5)の前記指示部
(9)を形成する外周部外側面には、回転操作用の凹入
部(54)を設けて、この凹入部(54)に突起体を嵌
合して回転操作できるようにしている。尚、表示体
(5)は、金属板などの弾性部材で形成してもよいので
ある。
又、前記弾性変位部(51)は、前記長孔(52)(5
3)を設けることなく、係合体形成部位から両側に所定
間隔離反した位置間の全体を弾性変位させるようにして
もよいし、又、係合体形成部位から両側に所定間隔離反
した位置のみを弾性変位させるようにしてもよいのであ
り、又、表示体(5)と一体構造である他、別体にして
結合した構造であってもよい。
3)を設けることなく、係合体形成部位から両側に所定
間隔離反した位置間の全体を弾性変位させるようにして
もよいし、又、係合体形成部位から両側に所定間隔離反
した位置のみを弾性変位させるようにしてもよいのであ
り、又、表示体(5)と一体構造である他、別体にして
結合した構造であってもよい。
本考案は以上の如く構成するもので、スプール本体
(1)に適宜号数の釣糸を巻装する場合、表示体(5)
の凹入部(54)に突起体を嵌合して前記表示体(5)
を回し、この表示体(5)の指示部(9)を、巻装する
釣糸の号数に対応する表示部(8)の所定数値と符合さ
せることにより、巻装する釣糸の号数を表示できるので
あって、前記表示体(5)の回転に伴い弾性変位部(5
1)が弾性変位して係合体(7)の係合部(6)との係
合が一旦離脱した後、前記弾性変位部(51)の弾性復
元作用により前記係合体(7)が次位の係合部(6)と
係合して、この係合抵抗により前記表示体(5)の回転
を防止できるのである。従って、スプールを複数個準備
して携行するときとか或はスプール軸に装着して使用し
ているときに、前記回転可能にした表示体(5)が不測
に回転するのを防止できるのであり、前記指示部(9)
の表示部(8)との符合状態、ひいては釣糸の号数表示
を維持することができるのである。又、前記表示体
(5)は、前記係合体(7)を設けた弾性変位部(5
1)を弾性変位させて回転することができるので、前記
号数表示を維持できる割に表示体(5)を容易に回すこ
とができるのである。
(1)に適宜号数の釣糸を巻装する場合、表示体(5)
の凹入部(54)に突起体を嵌合して前記表示体(5)
を回し、この表示体(5)の指示部(9)を、巻装する
釣糸の号数に対応する表示部(8)の所定数値と符合さ
せることにより、巻装する釣糸の号数を表示できるので
あって、前記表示体(5)の回転に伴い弾性変位部(5
1)が弾性変位して係合体(7)の係合部(6)との係
合が一旦離脱した後、前記弾性変位部(51)の弾性復
元作用により前記係合体(7)が次位の係合部(6)と
係合して、この係合抵抗により前記表示体(5)の回転
を防止できるのである。従って、スプールを複数個準備
して携行するときとか或はスプール軸に装着して使用し
ているときに、前記回転可能にした表示体(5)が不測
に回転するのを防止できるのであり、前記指示部(9)
の表示部(8)との符合状態、ひいては釣糸の号数表示
を維持することができるのである。又、前記表示体
(5)は、前記係合体(7)を設けた弾性変位部(5
1)を弾性変位させて回転することができるので、前記
号数表示を維持できる割に表示体(5)を容易に回すこ
とができるのである。
又、スプール軸(G)に装着する場合、スプール本体
(1)の軸孔を前記スプール軸(G)に挿嵌すると、該
スプール軸先端の傾斜部により係止体(2)の係止部
(21)部分が拡開して、その復元力で前記係止部(2
1)部分が係止溝(K)に係合して軸方向の移動を阻止
できるのであり、又、回り止め溝(16)が前記スプー
ル軸(G)の中間部に設けた係合突起(T)に係合して
回転を阻止できるのである。
(1)の軸孔を前記スプール軸(G)に挿嵌すると、該
スプール軸先端の傾斜部により係止体(2)の係止部
(21)部分が拡開して、その復元力で前記係止部(2
1)部分が係止溝(K)に係合して軸方向の移動を阻止
できるのであり、又、回り止め溝(16)が前記スプー
ル軸(G)の中間部に設けた係合突起(T)に係合して
回転を阻止できるのである。
又、スプール軸に装着したスプールを離脱する場合、操
作体(3)の押圧操作部(31)を押圧すると、カム部
(32)により係止体(2)の係止部(21)部分が拡
開して前記係止溝(K)との係合が離脱し、この状態で
スプール本体(1)を前記スプール軸から引き抜くこと
により離脱できるのである。
作体(3)の押圧操作部(31)を押圧すると、カム部
(32)により係止体(2)の係止部(21)部分が拡
開して前記係止溝(K)との係合が離脱し、この状態で
スプール本体(1)を前記スプール軸から引き抜くこと
により離脱できるのである。
尚、以上説明した実施例では、保持体(4)に係合部
(6)を設け、表示体(5)に係合体(7)を設けた
が、その反対に設けてもよい。又、保持体(4)に表示
部(8)を設け、表示体(5)に指示部(9)を設けた
が、その反対に設けてもよい。
(6)を設け、表示体(5)に係合体(7)を設けた
が、その反対に設けてもよい。又、保持体(4)に表示
部(8)を設け、表示体(5)に指示部(9)を設けた
が、その反対に設けてもよい。
(考案の効果) 以上の如く本考案によれば、スプール本体(1)をスプ
ール軸に挿嵌して係止体(2)を前記スプール軸に係止
させるだけの簡単な操作でスプールをスプール軸に装着
できるし、又、操作体(3)の操作で係止体(2)のス
プール軸との係合を離脱するだけの簡単な操作でスプー
ルをスプール軸から容易に離脱できるのであり、しかも
前記操作体(3)を保持する保持体(4)を利用し、こ
の保持体(4)とスプール本体(1)との間に表示体
(5)を回転可能に支持して、この表示体(5)に弾性
変位部(51)を設け、該弾性変位部(51)と前記保
持体(4)との一方に複数個の係合部(6)を設け、他
方に、該係合部(6)と係合する係合体(7)を設ける
と共に、前記表示体(5)と保持体(4)との一方に、
前記スプール本体(1)に巻装する釣糸の号数を表示す
る表示部(8)を設け、他方に、該表示部(8)に対応
する指示部(9)を設けたから、前記表示体(5)を回
して前記指示部(9)の表示部(8)との符合位置を選
択することにより、巻装する釣糸の号数を表示及び表示
変更できながら、前記表示体(5)を強制的に回して前
記弾性変位部(51)を弾性変位させない限り係合体
(7)の係合部(6)との係合状態を維持することがで
きるので、前記指示部(9)と表示部(8)とによる釣
糸の号数表示を維持することができるのである。
ール軸に挿嵌して係止体(2)を前記スプール軸に係止
させるだけの簡単な操作でスプールをスプール軸に装着
できるし、又、操作体(3)の操作で係止体(2)のス
プール軸との係合を離脱するだけの簡単な操作でスプー
ルをスプール軸から容易に離脱できるのであり、しかも
前記操作体(3)を保持する保持体(4)を利用し、こ
の保持体(4)とスプール本体(1)との間に表示体
(5)を回転可能に支持して、この表示体(5)に弾性
変位部(51)を設け、該弾性変位部(51)と前記保
持体(4)との一方に複数個の係合部(6)を設け、他
方に、該係合部(6)と係合する係合体(7)を設ける
と共に、前記表示体(5)と保持体(4)との一方に、
前記スプール本体(1)に巻装する釣糸の号数を表示す
る表示部(8)を設け、他方に、該表示部(8)に対応
する指示部(9)を設けたから、前記表示体(5)を回
して前記指示部(9)の表示部(8)との符合位置を選
択することにより、巻装する釣糸の号数を表示及び表示
変更できながら、前記表示体(5)を強制的に回して前
記弾性変位部(51)を弾性変位させない限り係合体
(7)の係合部(6)との係合状態を維持することがで
きるので、前記指示部(9)と表示部(8)とによる釣
糸の号数表示を維持することができるのである。
その上、前記表示体(5)を保持する保持体(4)を利
用して前記表示体(5)の脱落を防止できるので、止め
輪などの特別の脱落防止部材を不要にでき、それだけ構
造簡単でコストダウンを図ることができるのである。
用して前記表示体(5)の脱落を防止できるので、止め
輪などの特別の脱落防止部材を不要にでき、それだけ構
造簡単でコストダウンを図ることができるのである。
第1図は本考案スプールの一実施例を示す拡大縦断正面
図、第2図は表示体のみの側面図、第3図は係合体と係
合部との係合部分における断面図、第4図は第1図にお
ける縮尺側面図、第5図は係止体部分における断面図、
第6図はスプール軸に装着した状態の説明図である。 (1)……スプール本体 (2)……係止体 (3)……操作体 (4)……保持体 (5)……表示体 (51)……弾性変位部 (6)……係合部 (7)……係合体 (8)……表示部 (9)……指示部
図、第2図は表示体のみの側面図、第3図は係合体と係
合部との係合部分における断面図、第4図は第1図にお
ける縮尺側面図、第5図は係止体部分における断面図、
第6図はスプール軸に装着した状態の説明図である。 (1)……スプール本体 (2)……係止体 (3)……操作体 (4)……保持体 (5)……表示体 (51)……弾性変位部 (6)……係合部 (7)……係合体 (8)……表示部 (9)……指示部
Claims (1)
- 【請求項1】釣用リールのスプール軸に着脱可能に支持
するスプール本体(1)の一側に、前記スプール軸に対
し係脱可能な係止体(2)と該係止体(2)を操作する
操作体(3)と該操作体(3)を保持する保持体(4)
を設けた釣用リールのスプールであって、前記保持体
(4)とスプール本体(1)との間に表示体(5)を回
転可能に支持して、この表示体(5)に弾性変位部(5
1)を設け、該弾性変位部(51)と前記保持体(4)
との一方に複数個の係合部(6)を設け、他方に、該係
合部(6)と係合する係合体(7)を設けると共に、前
記表示体(5)と保持体(4)との一方に、前記スプー
ル本体(1)に巻装する釣糸の号数を表示する表示部
(8)を設け、他方に、該表示部(8)に対応する指示
部(9)を設けたことを特徴とする釣用リールのスプー
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15781988U JPH065742Y2 (ja) | 1988-12-02 | 1988-12-02 | 釣用リールのスプール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15781988U JPH065742Y2 (ja) | 1988-12-02 | 1988-12-02 | 釣用リールのスプール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0278069U JPH0278069U (ja) | 1990-06-15 |
JPH065742Y2 true JPH065742Y2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=31437596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15781988U Expired - Lifetime JPH065742Y2 (ja) | 1988-12-02 | 1988-12-02 | 釣用リールのスプール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065742Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016112017A (ja) * | 2014-12-15 | 2016-06-23 | 株式会社ドヨエンジニアリング | ラインタイプマーカーを備えた釣り用リール |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2550390Y2 (ja) * | 1991-02-20 | 1997-10-08 | 株式会社シマノ | スピニングリールのスプール |
JP2585217Y2 (ja) * | 1992-07-03 | 1998-11-18 | 株式会社シマノ | スピニングリール |
JP4785448B2 (ja) * | 2005-07-20 | 2011-10-05 | 株式会社シマノ | 釣り用リール部品 |
-
1988
- 1988-12-02 JP JP15781988U patent/JPH065742Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016112017A (ja) * | 2014-12-15 | 2016-06-23 | 株式会社ドヨエンジニアリング | ラインタイプマーカーを備えた釣り用リール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0278069U (ja) | 1990-06-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |