JPH0657162B2 - 靴 - Google Patents

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JPH0657162B2
JPH0657162B2 JP9907189A JP9907189A JPH0657162B2 JP H0657162 B2 JPH0657162 B2 JP H0657162B2 JP 9907189 A JP9907189 A JP 9907189A JP 9907189 A JP9907189 A JP 9907189A JP H0657162 B2 JPH0657162 B2 JP H0657162B2
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layer
leather
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勝治 赤木
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内層にフォーム層を有した厚手の甲皮材を用
いてはき心地がよく、優れた保温性を有すると共に、製
造も従来の一般靴と同様なプロセスに合致するように
し、得られた製品の外観も優美な靴に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来より、優れた保温性を発揮する防寒靴として、単独
気泡のポリウレタンフォームを中間層とする3層構成皮
革を使用したものが知られていた。この防寒靴は単独気
泡のポリウレタンフォームが発揮する断熱効果により防
寒性を付与されたものであるが、表張皮革(11)、内張皮
革(12)及びこれらの中間の単独気泡のポリウレタンフォ
ーム(13)とからなる3層構成皮革を使用するものは、靴
底を固着する前段の釣込み成形時に、軟弱なポリウレタ
ンフォーム層(13)が成形型(A)の底周縁部や中底ボード
(14)周縁部で過度に圧迫されて弾力性を失ったり、気泡
が潰れたりして履き心地や防寒性を損ねるという難点
や、第5図中2点鎖線で示すように、革が成形型(A)の
底周縁部や中底ボード(14)周縁に沿って折り曲げられた
部分(以下、釣込み曲がり部という)の外郭線がきれい
に出難いという問題点などがあった。そのために釣込み
成形には長年の経験や勘などによる熟練技術を必要と
し、仕上がり良好で高品質な製品を得ることは非常に困
難なことであった。
本発明者は上記のような従来技術における問題点を実願
昭60−172567号(米国特許第4,777,740号)に示したよ
うな(第5,6図にその一部の釣込み曲がり部の構造を
示した)防寒靴を開発して解決した。この防寒靴は底部
(15)における前記ポリウレタンフォーム層(13)の周縁に
沿って、ポリウレタンフォーム層(13)と表張皮革(11)と
の間に成形型(A)底面とほぼ同じ大きさの中底ボード(12
b)より全周に亘って大きくかつ成形案内板(16)を設け
て、成形案内板(16)は底部(15)におけるポリウレタンフ
ォーム層(13)の外周縁にほぼ揃う形状・大きさのもの
や、また、アウトステッチにあっては、第6図に示した
ように、外周が全周に亘って中底ボード(12b)より、ポ
リウレタンフォーム層(13)と表張皮革(11)の厚み及び縫
い代分突出する形状・大きさのものを用いた構造であ
る。
この防寒靴の製造方法は、表張皮革(11)と内張皮革(12)
とこれらの中間層としてのポリウレタンフォーム層(13)
とからなる3層構成皮革により成形型(A)を用いて釣込
み成形するに際して、前記成形型(A)に内張皮革(12)と
これの延長の中敷皮革(12a)を密着成形させると共に、
中敷皮革に対してはこれと同じ大きさの中底ボード(12
b)を接合し、内張皮革(12)及び中底ボード(12b)に対し
てポリウレタンフォーム層(13)を貼着し、底部(15)にお
けるポリウレタンフォーム層(13)の外周縁に沿って、こ
の外周縁にほぼ揃う形状・大きさでかつ成形案内板(16)
をポリウレタンフォーム層(13)と表張皮革(11)との間に
貼着し、成形案内板(16)を包み込むように表張皮革(11)
で釣込むことを特徴としていた。また、アウトステッチ
にあっては、外周が全周に亘って中底ボード(12b)より
ポリウレタンフォーム層(13)と表張皮革(11)の厚み及び
縫い代分突出する形状・大きさの成形案内板(16)を用
い、この成形案内板(16)を包み込むように表張皮革(11)
で釣込んで成形案内板(16)により形成された突出部(P)
でアウトステッチすることとしていた。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような従来提案した防寒靴の製造方法は、皮革が
保温性を備えたポリウレタンフォーム層を内部に備えた
厚手のものであるにもかかわらず、紳士靴のように優美
な形状のものの製造を可能とした点と、かかと部分のフ
ォーム層が継目のない連続したものであるため水の浸入
を防ぐ構造を備えた点で優れたものであったが、製造工
程で説明したように複雑な難点を有していた。本発明は
従来の一般靴と同様なプロセスに合致するようにし、こ
の点を解決しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決すべく検討した結果、甲皮材(1)を表張
材(2)と内張材(3)とこれらの中間層としてのフォーム層
(4)からなる3層構成とし、中底(5)中底板(6)とフォー
ム層(7)と外周輪郭からなる成形案内板(8)の3層構成と
し、前記甲皮材(1)を3層構成のまま前記成形案内板(8)
の外側へ回して釣込み成形し、そして靴底(9)を釣込み
面(17)上へ固定した構造として前記課題を解決したので
ある。
この際、甲皮材(1)のフォーム層(4)の層厚を成形型(A)
の側面から裏面に廻り込む部分を順次薄手にすると、釣
込み成形が更に容易となる。
ここで用いる表張材(2)や内張材(3)は通常の天然皮革、
合成皮革、レザー、帆布などであり、中間層としてのフ
ォーム層(4)は、単独気泡のポリウレタンフォームが好
適である。
成形案内板(8)の材質は、型崩れしない強靭な硬質板で
あり、例えばフェノール樹脂含浸厚紙が適している。
[作用] 本発明の靴はこのような構成としたことにより、製造時
において、予め作成された甲皮材(1)、すなわち表張材
(2)と内張材(3)とこれらの中間層としてのフォーム層
(4)とからなる3層構成の甲皮材(1)を、これも予め形成
されている3層構成の中底(5)の成形案内板(8)の外側へ
回して釣込み成形し、そして靴底(9)を固定するだけで
外形を優美に整えつつ容易に製造することができる。
[実施例] 以下図面によって本発明の実施例を詳細に説明する。
第1,2図は本発明の第1実施例であって、第1図は全
体中央縦断面図、第2図は釣込み曲がり部の状態を示す
拡大縦断面図である。第3図は中底の分解斜視図であ
る。
第1図にみられるように、本実施例の靴は甲皮材(1)が
表張材(2)と内張材(3)とこれらの中間層として単独気泡
のポリウレタンフォームの独立気泡性であるフォーム層
(4)からなる3層構成である。中底(5)は従来と全く異な
るもので、中底板(6)と独立気泡性のフォーム層(7)と、
この場合中抜き外周輪郭とからなる成形案内板(8)の3
層構成であり、前記甲皮材(1)とは別体のものである。
前記甲皮材(1)を3層構成のまま前記成形案内板(8)の外
側へ回して釣込み成形し、中底(5)との間に接着剤を塗
布した後、釘(10)を用いて止め、更に接着剤で釣込み面
(17)上へ靴底(9)を固定している。
アウトステッチの場合は第4図に示した。甲皮材(1)が
表張材(2)と内張材(3)とこれらの中間層としての独立気
泡性のフォーム層(4)からなる3層構成である点、中底
(5)が中底板(6)と独立気泡性のフォーム層(7)と成形案
内板(8)の3層構成である点が前記実施例と同様であ
る。この例では中底(5)の成形案内板(8)が独立気泡性の
フォーム層(7)よりも突出したサイズで設けられてい
る。この成形案内板(8)の外周を回して靴底(9)との間に
挟み、成形案内板(8)により形成された突出部(P)でアウ
トステッチしている。中底(5)の中底板(6)と独立気泡性
のフォーム層(7)とは成形案内板(8)へ一体化していると
はいえステッチに関与していない。したがって、水の浸
入が全くない構造である。
[発明の効果] 本発明は以上のように、柔軟なフォーム層が中間にある
にもかわらず製造が非常に容易である。本発明によっ
て、はき心地良好で、保温、防水性に優れ、しかもデザ
イン的に優れた靴が大量生産により安価に提供可能とな
ったのである。
【図面の簡単な説明】 第1,2図は本発明の第1実施例であって、第1図は全
体中央縦断面図、第2図は釣込み曲がり部の状態を示す
拡大縦断面図である。第3図は中底の分解斜視である。
第4図は第2実施例の釣込み曲がり部の状態を示す拡大
縦断面図である。第5,6図は従来例の釣込み曲がり部
の状態を示す拡大縦断面図である。 (1)甲皮材、(2)表張材 (3)内張材、(4)(7)フォーム層 (5)中底、(6)中底板 (8)成形案内板、(9)靴底 (17)釣込み面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】甲皮材(1)が表張材(2)と内張材(3)とこれ
    らの中間層としてのフォーム層(4)からなる3層構成で
    あり、中底(5)が中底板(6)とフォーム層(7)と外周輪郭
    からなる成形案内板(8)の3層構成であり、前記甲皮材
    (1)を3層構成のまま前記成形案内板(8)の外側へ回して
    釣込み成形し、靴底(9)を釣込み面(17)上へ固定してな
    ることを特徴とする靴。
JP9907189A 1989-04-18 1989-04-18 Expired - Lifetime JPH0657162B2 (ja)

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JP9907189A JPH0657162B2 (ja) 1989-04-18 1989-04-18

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JP9907189A JPH0657162B2 (ja) 1989-04-18 1989-04-18

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JPH02277404A JPH02277404A (ja) 1990-11-14
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