JPH06569Y2 - 排気通路配設物のシール構造 - Google Patents
排気通路配設物のシール構造Info
- Publication number
- JPH06569Y2 JPH06569Y2 JP1913288U JP1913288U JPH06569Y2 JP H06569 Y2 JPH06569 Y2 JP H06569Y2 JP 1913288 U JP1913288 U JP 1913288U JP 1913288 U JP1913288 U JP 1913288U JP H06569 Y2 JPH06569 Y2 JP H06569Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust passage
- seal member
- protective film
- passage arrangement
- catalyst
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、排気通路内に配設される触媒や、パティキュ
レートフィルタなどの排気通路配設物と排気通路との間
をシールするシール部材の保護構造に関する。
レートフィルタなどの排気通路配設物と排気通路との間
をシールするシール部材の保護構造に関する。
[従来の技術] 排気通路配設物と排気通路との間は、熱により膨脹する
発泡性セラミック体や、石綿、スチールウールなどの弾
性シール部材によってシールされている。
発泡性セラミック体や、石綿、スチールウールなどの弾
性シール部材によってシールされている。
このシール部材は、比較的破損しやすいため、排気ガス
の流れによって破損た破片が飛散してしまう。このた
め、従来では、シール部材の周囲をニット状に形成した
耐熱性の金網で覆った物が使用されている。
の流れによって破損た破片が飛散してしまう。このた
め、従来では、シール部材の周囲をニット状に形成した
耐熱性の金網で覆った物が使用されている。
[考案が解決しようとする課題] しかるに、金網は、通過抵抗が小さいため、排気ガスが
金網を通過する。
金網を通過する。
この結果、従来の物は、排気ガスの流れがシール部材に
あたるため、シール部材が破損し、金網の網目より細か
い破片が飛散する可能性を有していた。
あたるため、シール部材が破損し、金網の網目より細か
い破片が飛散する可能性を有していた。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、排気通路と排気通路配設物との間をシールするシー
ル部材の破損および破片の飛散を防止することの可能な
シール構造の提供にある。
は、排気通路と排気通路配設物との間をシールするシー
ル部材の破損および破片の飛散を防止することの可能な
シール構造の提供にある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するために、排気ガスが通過す
る排気通路と、該排気通路内に配設される、例えば、触
媒、パティキュレートフィルタ、消音器などの排気通路
配設物と、前記排気通路と前記排気通路配設物との間に
配設され、前記排気通路と前記排気通路配設物との間を
シールするシール部材と、該シール部材の一部、部分
的、あるいは全体の周囲を覆う石英ガラスで構成された
不織布、あるいは織布状の保護膜とを具備することを技
術的手段とする。
る排気通路と、該排気通路内に配設される、例えば、触
媒、パティキュレートフィルタ、消音器などの排気通路
配設物と、前記排気通路と前記排気通路配設物との間に
配設され、前記排気通路と前記排気通路配設物との間を
シールするシール部材と、該シール部材の一部、部分
的、あるいは全体の周囲を覆う石英ガラスで構成された
不織布、あるいは織布状の保護膜とを具備することを技
術的手段とする。
[作用] 上記構成よりなる本考案は、石英ガラスで構成された保
護膜は、金属製金網に比較して通過抵抗が大きい。ま
た、石英ガラスは、耐薬品性に強く、約1000゜Cの温度に
耐えるため、排気通路内の使用に十分に耐えられる。こ
のため、シール部材の破片の飛散する可能性のある周囲
を、石英ガラスで構成された保護膜で覆うことにより、
排気ガスの流れがシール部材にあたるのが防がれる。
護膜は、金属製金網に比較して通過抵抗が大きい。ま
た、石英ガラスは、耐薬品性に強く、約1000゜Cの温度に
耐えるため、排気通路内の使用に十分に耐えられる。こ
のため、シール部材の破片の飛散する可能性のある周囲
を、石英ガラスで構成された保護膜で覆うことにより、
排気ガスの流れがシール部材にあたるのが防がれる。
[考案の効果] 本考案によれば、石英ガラスで構成された保護膜に覆わ
れるシール部材は、排気ガスの流れがあたらないため、
シール部材の破損を防ぐことができるとともに、シール
部材が破損しても保護膜によって破片が飛散するのが阻
止される。
れるシール部材は、排気ガスの流れがあたらないため、
シール部材の破損を防ぐことができるとともに、シール
部材が破損しても保護膜によって破片が飛散するのが阻
止される。
また、石英ガラスで構成された保護膜は、比較的軟らか
いため、保護膜をシール部材の周囲に覆う作業を容易に
行うことができる。
いため、保護膜をシール部材の周囲に覆う作業を容易に
行うことができる。
[実施例] 次に、本考案の排気通路配設物のシール構造を図面に示
す一実施例に基づき説明する。
す一実施例に基づき説明する。
第1図は排気通路配設物であるモノリス触媒1の支持構
造の概略断面図を示す。
造の概略断面図を示す。
モノリス触媒1は、円筒形を呈し、内部に排気ガスを通
過させるハニカム状のセラミックの表面に、触媒金属を
担持させた周知のもので、排気ガス中に含まれるCO,HC,
NOX等を低減させるものである。このモノリス触媒1
は、排気通路を構成する触媒ケース2内に配設され、触
媒ケース2内で、リング状に形成された弾性保持部材3
およびシール部材4によって保持されている。
過させるハニカム状のセラミックの表面に、触媒金属を
担持させた周知のもので、排気ガス中に含まれるCO,HC,
NOX等を低減させるものである。このモノリス触媒1
は、排気通路を構成する触媒ケース2内に配設され、触
媒ケース2内で、リング状に形成された弾性保持部材3
およびシール部材4によって保持されている。
弾性保持部材3は、耐熱性金属細線をニット状に設けた
もので、モノリス触媒1の外周と触媒ケース2との間
で、モノリス触媒1を弾性保持すものである。
もので、モノリス触媒1の外周と触媒ケース2との間
で、モノリス触媒1を弾性保持すものである。
シール部材4は、本実施例では、発泡性のセラミック中
に雲母を混入したインタラム(商標)で、モノリス触媒
1の外周で、且つ弾性保持部材3の上流位置に介装され
る。そして、このシール部材4は、排気ガスによって与
えられる熱によって膨脹し、モノリス触媒1と触媒ケー
ス2との間を確実にシールする。
に雲母を混入したインタラム(商標)で、モノリス触媒
1の外周で、且つ弾性保持部材3の上流位置に介装され
る。そして、このシール部材4は、排気ガスによって与
えられる熱によって膨脹し、モノリス触媒1と触媒ケー
ス2との間を確実にシールする。
このシール部材4の周囲は、全周に亘って本考案のかか
る保護膜5が覆われている。本実施例の保護膜5は、高
純度の石英ガラスファィバーを、平織り、綾織り、朱子
織りなどにより筒状に織ったクロスで、第2図に示すよ
うに、リングに構成する以前の直線状のシール部材4を
筒状のクロスの内部に挿入することにより、シール部材
4の周囲が保護膜5によって覆われる。そして、保護膜
5に覆われたシール部材4をリング状に形成してシール
材4が構成される。
る保護膜5が覆われている。本実施例の保護膜5は、高
純度の石英ガラスファィバーを、平織り、綾織り、朱子
織りなどにより筒状に織ったクロスで、第2図に示すよ
うに、リングに構成する以前の直線状のシール部材4を
筒状のクロスの内部に挿入することにより、シール部材
4の周囲が保護膜5によって覆われる。そして、保護膜
5に覆われたシール部材4をリング状に形成してシール
材4が構成される。
なお、図中に示す符号6は、触媒ケース2内でモノリス
触媒1が軸方向へ移動するのを防ぐストッパーである。
触媒1が軸方向へ移動するのを防ぐストッパーである。
次に、上記実施例の作用を説明する。
シール部材4は、従来の金網に比較して排気ガスの通過
抵抗が十分に大きい保護膜5によって覆われているた
め、排気ガスの流れがシール部材4にあたるのが防がれ
る。また、シール部材4が破損しても破片が保護膜5に
よって覆われため、破片が飛散するのが防がれる。
抵抗が十分に大きい保護膜5によって覆われているた
め、排気ガスの流れがシール部材4にあたるのが防がれ
る。また、シール部材4が破損しても破片が保護膜5に
よって覆われため、破片が飛散するのが防がれる。
なお、保護膜5を構成する高純度の石英ガラスは、耐薬
品性に強く、1000゜Cまでの熱に耐えられるため、排気ガ
ス中の成分やの熱を受けても何等影響がない。また、石
英ガラスは、比較的軟らかいため、保護膜5をシール部
材4の周囲に覆う作業性が大変優れている。
品性に強く、1000゜Cまでの熱に耐えられるため、排気ガ
ス中の成分やの熱を受けても何等影響がない。また、石
英ガラスは、比較的軟らかいため、保護膜5をシール部
材4の周囲に覆う作業性が大変優れている。
第3図に本考案の第2実施例を示す。
上記実施例では、保護膜5を石英ガラスファイバーを織
って、クロス状に設けた例を示したが、本実施例は、石
英ガラスの繊維を無方向に堆積させ、有機もしくは無機
バインダーで不織布であるペーパー状に形成したもので
ある。
って、クロス状に設けた例を示したが、本実施例は、石
英ガラスの繊維を無方向に堆積させ、有機もしくは無機
バインダーで不織布であるペーパー状に形成したもので
ある。
第4図に本考案の第3実施例を示す。
上記実施例では、シール部材4の周囲の全周に亘って保
護膜5を覆った例を示したが、例えば使用するモノリス
触媒1が、第4図に示すように、楕円形状を呈する場合
は、シール部材4が破損し、破片が飛散する可能性のあ
る部分は偏平な部分(図中矢印Aに示す位置)に限定さ
れる。このため、本実施例では、モノリス触媒1の偏平
な部分(飛散する可能性のある部分)の周囲にのみ、石
英ガラスで構成された保護膜5を、耐熱性の粘着テープ
や接着剤で接着させたものである。
護膜5を覆った例を示したが、例えば使用するモノリス
触媒1が、第4図に示すように、楕円形状を呈する場合
は、シール部材4が破損し、破片が飛散する可能性のあ
る部分は偏平な部分(図中矢印Aに示す位置)に限定さ
れる。このため、本実施例では、モノリス触媒1の偏平
な部分(飛散する可能性のある部分)の周囲にのみ、石
英ガラスで構成された保護膜5を、耐熱性の粘着テープ
や接着剤で接着させたものである。
(変形例) 上記実施例では、触媒としてモノリス触媒を例に示した
が、ペレット触媒を用いても良い。また、排気通路配設
物として、触媒を示したが、他に、パティキュレートフ
ィルタや、消音器など、排気通路内に配設される物のシ
ール部材に適用することができる。
が、ペレット触媒を用いても良い。また、排気通路配設
物として、触媒を示したが、他に、パティキュレートフ
ィルタや、消音器など、排気通路内に配設される物のシ
ール部材に適用することができる。
また、シール部材に発泡製セラミック体を使用した例を
示したが、石綿や、スチールウールなど、他のシール部
材を使用しても良い。
示したが、石綿や、スチールウールなど、他のシール部
材を使用しても良い。
第1図はモノリス触媒の支持構造の概略断面図、第2図
はシール部材と保護膜の概略図、第3図は第2実施例に
かかるシール部材と保護膜の概略図、第4図は第3実施
例にかかるモノリス触媒、シール部材および保護膜の概
略図である。 図中 1…モノリス触媒(排気通路配設物) 2…触媒ケース(排気通路) 3…弾性保持部材 4…シール部材 5…保護膜
はシール部材と保護膜の概略図、第3図は第2実施例に
かかるシール部材と保護膜の概略図、第4図は第3実施
例にかかるモノリス触媒、シール部材および保護膜の概
略図である。 図中 1…モノリス触媒(排気通路配設物) 2…触媒ケース(排気通路) 3…弾性保持部材 4…シール部材 5…保護膜
Claims (1)
- 【請求項1】(a)排気ガスが通過する排気通路と、 (b)該排気通路内に配設された排気通路配設物と、 (c)前記排気通路と前記排気通路配設物との間に配設さ
れ、前記排気通路と前記排気通路配設物との間をシール
するシール部材と、 (d)該シール部材の周囲を覆う石英ガラスで構成された
保護膜とを具備する排気通路配設物のシール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1913288U JPH06569Y2 (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | 排気通路配設物のシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1913288U JPH06569Y2 (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | 排気通路配設物のシール構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01124321U JPH01124321U (ja) | 1989-08-24 |
JPH06569Y2 true JPH06569Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=31234371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1913288U Expired - Lifetime JPH06569Y2 (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | 排気通路配設物のシール構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06569Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-02-16 JP JP1913288U patent/JPH06569Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01124321U (ja) | 1989-08-24 |
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