JPH065694Y2 - 苗植付け装置の植付け爪取付け部の構造 - Google Patents

苗植付け装置の植付け爪取付け部の構造

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JPH065694Y2
JPH065694Y2 JP10927287U JP10927287U JPH065694Y2 JP H065694 Y2 JPH065694 Y2 JP H065694Y2 JP 10927287 U JP10927287 U JP 10927287U JP 10927287 U JP10927287 U JP 10927287U JP H065694 Y2 JPH065694 Y2 JP H065694Y2
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planting
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planting claw
mounting
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久平 大内
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、折り曲げ線材製の植付け爪を、この植付け爪
を植付けアームに押圧する爪押え具と、この爪押え具を
前記植付けアームに締付ける取付けボルトとにより前記
植付けアームに取付けた苗植付け装置の植付け爪取付け
部の構造に関する。
〔従来の技術〕
かかる苗植付け装置において、植付け爪の線材間拡がり
を防止でき、かつ、植付け爪を比較的大径のボルトによ
り植付けアームに強固に取付けることができるようにな
ったものとして、従来、例えば実開昭54-65815号公報に
示されるものがあった。すなわち、第10図に示すよう
に、植付け爪(4)の線材外縁間隔よりも幅広な爪取付け
座部(5A)を植付けアーム(5)の先端部に形成すると共
に、この爪取付け座部(5A)とこれと同幅の取付け部材(2
2)とにより植付け爪の基端部を挾み込んだ状態で植付爪
の両横側に位置する大なるボルト(23)により植付けアー
ム(5)に取付けるようになっているのである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来にあっては、第11図に示すように、植付け爪(4)が
載置マット苗に対して直交する姿勢で苗のせ台(7)から
苗を取出すようにしようとすると、苗のせ台(7)の下端
に形成の苗取出し口(7a)を植付け爪(4)の他に爪取付け
座部(5A)及び取付け部材(22)をも通過するようにする必
要があるが、爪取付け座部(5A)及び取付け部材(22)がボ
ルト(23),(23)の取付けのために植付けアーム(5)よりも
幅広であるため、爪取付け座部(5A)及び取付け部材(22)
が苗取出し口(7a)の左右端部に接当しないように爪取付
け座部(5A)及び取付け部材(22)を幅狭なものに作成しな
ければならず、このことから植付け爪(4)の線材間隔が
爪取付け座部(5A)及び取付け部材(22)よりもさらに幅狭
になるように植付け爪(4)自体を細く作成しなければな
らない結果、植付け爪(4)自体の保形強度が低下する不
都合であった。
本考案の目的は、床土に対して植付け爪が直交する姿勢
で苗を取出す場合においても、植付け爪の線材間拡がり
を防止でき、かつ、植付け爪を強固に取付けることがで
き、さらには、植付け爪自体の保形強度を大にできるよ
うにする点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の特徴構成は、冒記した苗植付け装置の植付け爪
取付け部の構造において、前記植付けアームの爪取付け
座部の植付け爪横巾方向での巾が前記植付け爪の植付け
作用部における線材外縁間隔と同一またはほぼ同一であ
るように前記爪取付け座部を形成し、前記植付け爪の前
記爪取付け座部への取付け箇所における線材内縁間隔を
前記植付け作用部における線材内縁間隔より大にする第
1線材切欠き、及び、前記植付け爪の前記取付け箇所よ
り植付け爪先端側に位置する箇所における線材外縁間隔
が前記植付け作用部における線材外縁間隔より小にする
第2線材切欠きを前記植付け爪に備えさせ、前記取付け
ボルトを外径が前記植付け爪の植付け作用部における線
材内縁間隔より大であるように形成し、かつ、前記第1
線材切欠きの内部に入り込むように配置し、前記第2線
材切欠きに両端部が入り込んで前記植付け爪の線材間拡
がりを防止する拡がり防止具を、植付け爪横巾方向での
外巾が前記植付け爪の植付け作用部における線材外縁間
隔と同一またはほぼ同一であるように形成した状態で設
けた点にあり、その作用及び効果は次の通りである。
〔作用〕
爪取付け座部を上記の如く形成しても、第1線材切欠き
のために外形が植付け爪の植付け作用部における線材内
縁間隔より大なる取付けボルトを植付け爪の線材間に入
り込ませることができるので、植付爪を爪取付け座部に
強固に取付けることを可能にする。
又、拡がり防止具が、第2線材切欠きのために植付爪の
植付け作用部における線材外縁から大きく出っ張ること
なく、植付け爪の拡がりを抑制する。
〔考案の効果〕
したがって、爪取付け座部及び拡がり防止具を植付け爪
の植付け作用部における線材外縁間隔と同一またはほぼ
同一にすることによって、植付け爪自体を細くしなくと
も苗取出し口の左右端部に接当することなく爪取付け座
部及び拡がり防止具を通過させることができるものであ
りながら、上記構成のボルトが装着できることにより、
植付け爪を爪取付け座部に強固に取付けることができ、
もって床土に対して植付け爪が直交する姿勢で苗を取出
す場合においても、植付け爪の線材間拡がりを防止で
き、かつ、植付爪を強固に取付けることができると共
に、植付爪自体の保形強度を大にできるようになり、苗
取出しと苗植付けが良好に行なえるようになった。
〔実施例〕
第8図に示すように、走行機体(図示せず)の後部にリ
ンク機構(1)を介して昇降操作自在に連結された伝動ケ
ース(2)に横外側に向けて駆動軸(3)を突設し、この駆動
軸(3)の両端に2個の植付け爪(4),(4)夫々が植付けアー
ム(5),(5)を介して周部に取付けられた回転体(6)を一体
回動可能に取付けると共に、前記伝動ケース(2)に左右
の往復摺動自在な苗のせ台(7)、及び、接地フロート(8)
を取付け、もって回転体(6)の回動により植付け爪(4),
(4)が順次苗のせ台(7)から苗を取出して圃場に植付ける
ように乗用型田植機の苗植付け装置(A)を構成してあ
る。
第5図に示すように、前記伝動ケース(2)に走行機体に
備えてあるエンジン(図示せず)からの動力が伝達され
ると、伝動チェーン(9)、中間伝動軸(10)、ギア機構(1
1)、及び、前記駆動軸(3)を介して前記回転体(6),(6)夫
々が駆動され、この回転体(6)の回転に伴い前記植付け
爪(4),(4)が回転体(6)とは反対方向に自転操作されるよ
うにしてある。
前記ギア機構(11)は、第6図に示すように、同一形状の
第1楕円ギア(11A)と第2楕円ギア(11B)とから成り、前
記回転体(6)が1回転する間に回転体(6)の回転速度が2
ヶ所で最大になるように配置してある。つまり、回転体
(6)が第7図に示す範囲(a)内で速く回転することにより
植付け速度を速くしても、植付け爪(4),(4)による苗植
付けが良好に行なえるようにしてある。
第4図に示すように、苗押出し具(12)の支軸(13)を前記
植付けアーム(5)に摺動自在に貫設し、前記支軸(13)の
基端部を前記植付けアーム(5)に揺動自在に取付けた揺
動アーム(14)の一端にリンク(15)を介して連結すると共
に、前記苗押出し具(12)を植付け爪(4)の先端側に摺動
させた押出し位置に位置するようにかつ前記植付けアー
ム(5)に取付けてある回転カム(16)の外周面に前記揺動
アーム(14)の遊端を当て付け付勢するように前記揺動ア
ーム(14)を付勢するコイルスプリング(17)を、前記揺動
アーム(14)と前記植付けアーム(5)との間に介装してあ
る。そして、前記苗押出し具(12)の引退位置での位置が
第7図に仮想線で示す如く苗押出し具(12)の作用直後の
引退位置よりも第7図に上方側の実線で示す如く植付け
爪(4)による苗取出し位置における引退位置の方が植付
け爪(4)の先端側に寄った位置にあるように前記回転カ
ム(16)を形成してある。
第1図乃至第3図に示すように、前記植付けアーム(5)
の爪取付け座部(5A)の植付け爪横巾方向での巾が前記植
付け爪(4)の植付け作用部における線材外縁間隔(L)とほ
ぼ同一であるように前記爪取付け座部(5A)を形成するこ
とにより、苗のせ台(7)の下端に形成の苗取出し口(7a)
をこれの左右端部に接当するとなく爪取付け座部(5A)が
通過するようにしてある。すなわち、植付け爪(4)が全
長にわたって載置マット状苗に対して直交する姿勢で通
過して苗の切断取り出しをするようにしてある。
前記植付け爪(4)は、1本の線材を折り曲げることによ
り形成された折り曲げ線材製であり、植付け爪(4)は前
記爪取付け座部(5A)に取付けられており、以下、植付け
爪(4)の取付け構造について説明する(尚、両植付け爪
(4),(4)の取付け構造がいずれも同一であるため、一方
の植付け爪(4)の取付け構造についてのみ説明する)。
第1図乃至第4図に示すように、前記植付け爪(4)の前
記爪取付け座部(5A)への取付け箇所における線材内縁間
隔(M)を前記植付け作用部における線材内縁間隔(N)より
大にする左右一対の第1線材切欠き(4A),(4A)、及び前
記植付け爪(4)の前記取付け箇所より植付け爪先端側に
位置する箇所における線材外縁間隔(P)が前記植付け作
用部における線材外縁間隔(L)より小にする左右一対の
第2線材切欠き(4B),(4B)を前記植付け爪(4)に備えさせ
て、植付け爪(4)を植付けアーム(5)に押圧し、かつ、前
記植付け爪(4)の植付け作用部における線材外縁間隔(L)
とほぼ同一の幅に形成された爪押え具(18)を一部が前記
第1線材切欠き(4A),(4A)の内部に入り込むように外径
が前記線材内縁間隔(N)より大であるように形成された
前後一対の取付けボルト(19A),(19B)により爪取付け座
部(5A)に取付けることにより植付け爪(4)を植付けアー
ム(5)に強固に取付けることができ、又、第2線材切欠
き(4B),(4B)に両端部が入り込んで植付け爪(4)の線材拡
がりを防止すべく爪取付け座部(5A)にボルト(20)により
取付けられた拡がり防止具(21)を、植付け爪横巾方向で
の外巾が前記線材外縁間隔(L)とほぼ同一に形成するこ
とにより線材間拡がり防止が植付け爪(4)の外端から横
外側に大きく突出することなく行なえるようにしてあ
る。
〔別実施例〕
前記実施例では、爪取付け座部(5A)、爪押え具(18)、拡
がり防止具(21)の夫々を植付け爪横巾方向での巾が植付
け爪(4)の植付け作用部における線材外縁間隔(L)とほぼ
同一であるように形成したが、線材外縁間隔(L)と同一
であるように形成してもよい。
又、前記実施例では、爪押え具(18)と拡がり防止具(21)
とを別体形成したが、第9図に示すように、爪押え具(1
8)と拡がり防止具(21)とを一体形成してもよい。尚、こ
の場合、拡がり防止具(21)に対する取付けボルトは省略
できる。
本考案は、乗用型田植機に適用できる他、歩行型田植機
においても適用できる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る苗植付け装置の植付け爪取付け部の
構造の実施例を示し、第1図は植付け爪の取付部を示す
平面図、第2図及び第3図は植付け爪の取付部の縦断面
図、第4図は植付け爪の取付部を示す縦断側面図、第5
図は植付け爪の伝動構造を示す概略平面図、第6図は楕
円ギアの具体構造を示す図、第7図は植付け爪の植付け
軌跡を示す側面図、第8図は苗植付け装置の側面図、第
9図は植付け爪の取付部の別実施例を示す分解斜視図で
ある。 第10図は植付け爪の取付部の従来例を示す分解斜視図、
第11図は植付け爪の植付け軌跡の従来例を示す側面図で
ある。 (4)……植付け爪、(4A)……第1線材切欠き、(4B)……
第2線材切欠き、(5)……植付けアーム、(5A)……爪取
付け座部、(18)……爪押え具、(19A),(19B)……取付け
ボルト、(21)……拡がり防止具、(L),(M),(N),(P)……
間隔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】折り曲げ線材製の植付け爪(4)を、この植
    付け爪(4)を植付けアーム(5)に押圧する爪押え具(18)
    と、この爪押え具(18)を前記植付けアーム(5)に締付け
    る取付けボルト(19A),(19B)とにより前記植付けアーム
    (5)に取付けた苗植付け装置の植付け爪取付け部の構造
    であって、前記植付けアーム(5)の爪取付け座部(5A)の
    植付け爪横巾方向での巾が前記植付け爪(4)の植付け作
    用部における線材外縁間隔(L)と同一またはほぼ同一で
    あるように前記爪取付け座部(5A)を形成し、前記植付け
    爪(4)の前記爪取付け座部(5A)への取付け箇所における
    線材内縁間隔(M)を前記植付け作用部における線材内縁
    間隔(N)より大にする第1線材切欠き(4A),(4A)、及び、
    前記植付け爪(4)の前記取付け箇所より植付け爪先端側
    に位置する箇所における線材外縁間隔(P)が前記植付け
    作用部における線材外縁間隔(L)より小にする第2線材
    切欠き(4B),(4B)を前記植付け爪(4)に備えさせ、前記取
    付けボルト(19A),(19B)を外径が前記植付け爪(4)の植付
    け作用部における線材内縁間隔(N)より大であるように
    形成し、かつ、前記第1線材切欠き(4A),(4A)の内部に
    入り込むように配置し、前記第2線材切欠き(4B),(4B)
    に両端部が入り込んで前記植付け爪(4)の線材間拡がり
    を防止する拡がり防止具(21)を、植付け爪横巾方向での
    外巾が前記植付け爪(4)の植付け作用部における線材外
    縁間隔(L)と同一またはほぼ同一であるように形成した
    状態で設けてある苗植付け装置の植付け爪取付け部の構
    造。
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JP2518944B2 (ja) * 1989-12-26 1996-07-31 株式会社クボタ 田植機
JPH0794879B2 (ja) * 1992-03-04 1995-10-11 株式会社日本ピスコ 管継手

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