JPH0656768A - スルホンアミドペルオキシカルボン酸 - Google Patents
スルホンアミドペルオキシカルボン酸Info
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- JPH0656768A JPH0656768A JP5142259A JP14225993A JPH0656768A JP H0656768 A JPH0656768 A JP H0656768A JP 5142259 A JP5142259 A JP 5142259A JP 14225993 A JP14225993 A JP 14225993A JP H0656768 A JPH0656768 A JP H0656768A
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- hydrogen
- alkyl
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- carbon atoms
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C409/00—Peroxy compounds
- C07C409/42—Peroxy compounds containing sulfur atoms
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/39—Organic or inorganic per-compounds
- C11D3/3945—Organic per-compounds
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- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
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- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 下記一般式のいずれか1つで表わされる化合
物: 【化1】 および 【化2】 (上記式中、AおよびBはペルオキシカルボキシ相溶性
の有機成分であり、またRは水素および炭素原子数1〜
3のアルキル基の群から選択される) 【効果】本発明は、布帛の汚れを除去でき、洗浄剤配合
組成に対し有効である洗濯用漂白剤として有用な化合物
である。
物: 【化1】 および 【化2】 (上記式中、AおよびBはペルオキシカルボキシ相溶性
の有機成分であり、またRは水素および炭素原子数1〜
3のアルキル基の群から選択される) 【効果】本発明は、布帛の汚れを除去でき、洗浄剤配合
組成に対し有効である洗濯用漂白剤として有用な化合物
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スルホンアミド基およ
びそれに少なくとも1つのペルオキシカルボン酸基を含
む有機成分が接合するスルホンアミドペルオキシカルボ
ン酸からなる安定なドライ漂白剤に関する。
びそれに少なくとも1つのペルオキシカルボン酸基を含
む有機成分が接合するスルホンアミドペルオキシカルボ
ン酸からなる安定なドライ漂白剤に関する。
【0002】本発明は、長期の貯蔵期間後であっても活
性酸素漂白作用を有する驚くべき固有の特性のあるスル
ホンアミドペルオキシカルボン酸化合物からなる安定し
たドライ漂白組成物に関する。
性酸素漂白作用を有する驚くべき固有の特性のあるスル
ホンアミドペルオキシカルボン酸化合物からなる安定し
たドライ漂白組成物に関する。
【0003】
【従来の技術】漂白材料が有する性質は、よく知られ、
かつ広く使用されているように物品のしみまたはし汚れ
をを除去することである。このような漂白剤が果たす作
用の挙動およびメカニズムは部分的にしか理解されてい
ない。多くの着色材料は共役鎖、すなわち単結合と互換
する一連の二重結合を含むことはよく知られている。二
重結合いの1つが消滅すると、通常色が消える。それ
故、二重結合連鎖を除去する剤であれば有効な漂白剤と
なりうる。漂白剤はまた連鎖の末端基にも作用する。漂
白材料は一般的に塩素、次亜鉛素酸類、クロラミン類、
過酸化水素およびその他の過酸化物、還元剤でもある亜
塩酸塩および二酸化塩素のカテゴリ−に分けることがで
きる。
かつ広く使用されているように物品のしみまたはし汚れ
をを除去することである。このような漂白剤が果たす作
用の挙動およびメカニズムは部分的にしか理解されてい
ない。多くの着色材料は共役鎖、すなわち単結合と互換
する一連の二重結合を含むことはよく知られている。二
重結合いの1つが消滅すると、通常色が消える。それ
故、二重結合連鎖を除去する剤であれば有効な漂白剤と
なりうる。漂白剤はまた連鎖の末端基にも作用する。漂
白材料は一般的に塩素、次亜鉛素酸類、クロラミン類、
過酸化水素およびその他の過酸化物、還元剤でもある亜
塩酸塩および二酸化塩素のカテゴリ−に分けることがで
きる。
【0004】漂白剤のよく知られたカテゴリ−の1つと
して、活性塩素を放出する化合物がある。このカテゴリ
−の漂白剤は、それが有効である間、布や他の材料を弱
める、あるいは劣化させ、またそれらを含有する組織の
他の成分と反応し、多くの染色された布帛または他の着
色物品を褪色せさせたり、樹脂加工布帛を黄ばませたり
する、等の欠点を有する。活性塩素放出漂白剤の欠点
は、無機酸素を放出する化合物からなる無機酸素漂白剤
である二番目のカテゴリ−の漂白剤で解決される。この
カテゴリ−の漂白剤もまたそれが有効である間に重大な
欠点を有する。その欠点として、例えば、過酸化水素、
過ホウ素酸ナトリウム、過カルボン酸ナトリウム等の無
機酸素漂白剤は熱的にも、加水分解的にも安定で、コス
トの高い活性剤なしで有効な作用をさせるには85℃ま
たはそれ以上の比較的高温での使用が必要がある。これ
らの漂白剤は約60℃以下の水温で行う多くの家庭洗濯
機には利用し難いものである。一般に、低温での有効性
はエネルギ−コストを下げたり、布帛のダメ−ジや縮み
を低減し、温度敏感物品等を分ける必要性のないを等の
利点を有する。
して、活性塩素を放出する化合物がある。このカテゴリ
−の漂白剤は、それが有効である間、布や他の材料を弱
める、あるいは劣化させ、またそれらを含有する組織の
他の成分と反応し、多くの染色された布帛または他の着
色物品を褪色せさせたり、樹脂加工布帛を黄ばませたり
する、等の欠点を有する。活性塩素放出漂白剤の欠点
は、無機酸素を放出する化合物からなる無機酸素漂白剤
である二番目のカテゴリ−の漂白剤で解決される。この
カテゴリ−の漂白剤もまたそれが有効である間に重大な
欠点を有する。その欠点として、例えば、過酸化水素、
過ホウ素酸ナトリウム、過カルボン酸ナトリウム等の無
機酸素漂白剤は熱的にも、加水分解的にも安定で、コス
トの高い活性剤なしで有効な作用をさせるには85℃ま
たはそれ以上の比較的高温での使用が必要がある。これ
らの漂白剤は約60℃以下の水温で行う多くの家庭洗濯
機には利用し難いものである。一般に、低温での有効性
はエネルギ−コストを下げたり、布帛のダメ−ジや縮み
を低減し、温度敏感物品等を分ける必要性のないを等の
利点を有する。
【0005】無機酸素放出化合物を不十分な低温で処理
する解決法として、所謂漂白活性剤を併用することが提
案されている。一般に、これらの漂白活性剤は、漂白処
理中に無機酸素漂白剤と反応する化合物である。とくに
ペルオキシカルボン酸等の反応性の高い酸素剤漂白剤と
反応し易い化合物である。これらの重大な欠点は、無機
酸素漂白剤と漂白活性剤とを組合せた使用において起
る。例えば、典型的な実施において、無機酸素放出化合
物または活性剤のいずれかを大量に使用することにより
有効な漂白種を満足できる程度に完全、かつ迅速に放出
を得ることができる。他の欠点は、漂白活性剤が有効な
漂白種の放出に際し副産物となる構造成分を有すること
である。これらの副産物はほとんどまたは全く漂白に貢
献しない。それ故、これらの成分の含有は無駄となりや
すい。
する解決法として、所謂漂白活性剤を併用することが提
案されている。一般に、これらの漂白活性剤は、漂白処
理中に無機酸素漂白剤と反応する化合物である。とくに
ペルオキシカルボン酸等の反応性の高い酸素剤漂白剤と
反応し易い化合物である。これらの重大な欠点は、無機
酸素漂白剤と漂白活性剤とを組合せた使用において起
る。例えば、典型的な実施において、無機酸素放出化合
物または活性剤のいずれかを大量に使用することにより
有効な漂白種を満足できる程度に完全、かつ迅速に放出
を得ることができる。他の欠点は、漂白活性剤が有効な
漂白種の放出に際し副産物となる構造成分を有すること
である。これらの副産物はほとんどまたは全く漂白に貢
献しない。それ故、これらの成分の含有は無駄となりや
すい。
【0006】塩素漂白剤および無機酸素漂白剤の単独使
用、あるいは活性剤との併用による前記欠点の全ては有
効な有機酸素漂白剤、特にぺルオキシカルボン酸の使用
により解決できる。多数のぺルオキシカルボン酸漂白剤
は公知である。しかしながら、これら先行のぺルオキシ
カルボン酸はまた重大な欠点を示す。例えば、それらが
相対的に速い反応性のため、これらの化合物は、その使
用前の製品貯蔵の保持性が困難である。ある場合には、
満足する貯蔵寿命を達成することが不可能である。ある
場合には、大量の安定材料を消費する高価な安定系を使
用する必要がある。例えば、先行のぺルオキシカルボン
酸漂白剤を完全な洗浄剤配合組成に合体するには、カプ
セル化または成分凝離の他の手段等による特別のコスト
によってのみ安定化が可能である。ぺルオキシカルボン
酸を隔離するための塗布手段の先行技術の例をウイリア
ム等の米国特許第3、847、830号、スチュア−ト
等の米国特許第4、094、808号、およびブリチャ
−ド等の米国特許第4、321、301号が教える。
用、あるいは活性剤との併用による前記欠点の全ては有
効な有機酸素漂白剤、特にぺルオキシカルボン酸の使用
により解決できる。多数のぺルオキシカルボン酸漂白剤
は公知である。しかしながら、これら先行のぺルオキシ
カルボン酸はまた重大な欠点を示す。例えば、それらが
相対的に速い反応性のため、これらの化合物は、その使
用前の製品貯蔵の保持性が困難である。ある場合には、
満足する貯蔵寿命を達成することが不可能である。ある
場合には、大量の安定材料を消費する高価な安定系を使
用する必要がある。例えば、先行のぺルオキシカルボン
酸漂白剤を完全な洗浄剤配合組成に合体するには、カプ
セル化または成分凝離の他の手段等による特別のコスト
によってのみ安定化が可能である。ぺルオキシカルボン
酸を隔離するための塗布手段の先行技術の例をウイリア
ム等の米国特許第3、847、830号、スチュア−ト
等の米国特許第4、094、808号、およびブリチャ
−ド等の米国特許第4、321、301号が教える。
【0007】ぺルオキシカルボン酸の分子的な固有の不
安定さのため、分解中にエネルギ−を吸収することので
きる成分を前記酸と混合することにより激しい分解を防
ぐことができる。その例をハッチンス等の米国特許第
4、100、095号に見ることができる。先行技術の
ぺルオキシカルボン酸のさらなる欠点はその漂白作用に
選択性がない点である。そのような場合には、着色物品
の染料が漂白中、塩素漂白剤で大規模でないにしても重
大なダメ−ジを受ける。
安定さのため、分解中にエネルギ−を吸収することので
きる成分を前記酸と混合することにより激しい分解を防
ぐことができる。その例をハッチンス等の米国特許第
4、100、095号に見ることができる。先行技術の
ぺルオキシカルボン酸のさらなる欠点はその漂白作用に
選択性がない点である。そのような場合には、着色物品
の染料が漂白中、塩素漂白剤で大規模でないにしても重
大なダメ−ジを受ける。
【0008】種々のタイプのぺルオキシカルボン酸漂白
剤が前記欠点を解決するため開示されている。米国特許
第4、634、551号および米国特許第4、686、
063号はアミド置換ぺルオキシカルボン酸漂白剤組成
物を開示している。米国特許第4、681、592号は
炭素連鎖中にヘテロ原子を含有する成分を有するぺルオ
キシカルボン酸の漂白剤組成物を開示している。米国特
許第4、758、369号および米国特許第4、82
4、591号はスルホンぺルオキシカルボン酸漂白剤組
成物を開示している。
剤が前記欠点を解決するため開示されている。米国特許
第4、634、551号および米国特許第4、686、
063号はアミド置換ぺルオキシカルボン酸漂白剤組成
物を開示している。米国特許第4、681、592号は
炭素連鎖中にヘテロ原子を含有する成分を有するぺルオ
キシカルボン酸の漂白剤組成物を開示している。米国特
許第4、758、369号および米国特許第4、82
4、591号はスルホンぺルオキシカルボン酸漂白剤組
成物を開示している。
【0009】多くのスルホンアミド類は公知であり、ま
た種々の目的に有用である。例えば、米国特許第5、1
03、054号は抗酸化剤として有用な第3級スルホン
アミドを開示している。アリ−ルスルホンアミド除草剤
が日本特許63−060979に開示されている。ある
スルホン酸アミドは抗不整脈剤として有用であることが
米国特許第4、794、196号に示されている。米国
特許第4、772、2910号明細書には次の一般式化
9を有する漂白剤活性剤が記述されている。
た種々の目的に有用である。例えば、米国特許第5、1
03、054号は抗酸化剤として有用な第3級スルホン
アミドを開示している。アリ−ルスルホンアミド除草剤
が日本特許63−060979に開示されている。ある
スルホン酸アミドは抗不整脈剤として有用であることが
米国特許第4、794、196号に示されている。米国
特許第4、772、2910号明細書には次の一般式化
9を有する漂白剤活性剤が記述されている。
【0010】
【化9】
【0011】(式中、“LG”は過酸形でRが炭素原子
数1〜20の有機残基であるときは置換される分離基で
ある)
数1〜20の有機残基であるときは置換される分離基で
ある)
【0012】上記一般式の化合物は分子のRあるいはL
G部分のいずれかに結合する付加的基を含んでよい。そ
のような基の1つとして次の一般式のスルホンアミドが
ある。
G部分のいずれかに結合する付加的基を含んでよい。そ
のような基の1つとして次の一般式のスルホンアミドが
ある。
【0013】
【化10】
【0014】カルボキシアミドおよびスルホンアミドは
カチオン官能性モノマ−の重合用潜在性の酸触媒として
作用するが、それが米国特許第4,332,954号
に開示されている。そこで開示された好ましいスルホン
アミドは次の一般式で表わされる。
カチオン官能性モノマ−の重合用潜在性の酸触媒として
作用するが、それが米国特許第4,332,954号
に開示されている。そこで開示された好ましいスルホン
アミドは次の一般式で表わされる。
【0015】
【化11】
【0016】(式中、Rf は2〜5の骨格または鎖形炭
素原子を有するペルフルオロアルキレンあるいは4〜7
の環式原子を有するペルフロオロシクロアルキレンであ
り、R 1 およびR2 はそれぞれ独立の水素または炭素原
子数が1〜20の一価の有機基である)
素原子を有するペルフルオロアルキレンあるいは4〜7
の環式原子を有するペルフロオロシクロアルキレンであ
り、R 1 およびR2 はそれぞれ独立の水素または炭素原
子数が1〜20の一価の有機基である)
【0017】脂肪鎖中にアミド成分を有する脂肪ペルオ
キシ酸塩およびその前駆体からなる漂白化合物および組
成物が米国特許第4,634,551号に開示されてい
る。アミド過酸および漂白活性剤が開示されている。前
述の参考例のいずれにも本発明のスルホンアミドペルオ
キシカルボン酸漂白剤組成物は開示されていない。
キシ酸塩およびその前駆体からなる漂白化合物および組
成物が米国特許第4,634,551号に開示されてい
る。アミド過酸および漂白活性剤が開示されている。前
述の参考例のいずれにも本発明のスルホンアミドペルオ
キシカルボン酸漂白剤組成物は開示されていない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】スルホンアミドペルオ
キシカルボン酸と一般的にいえる新しいクラスのスルホ
ンアミドペルオキシカルボン酸が発見された。多くのス
ルホンアミドペルオキソカルボン酸の有する利点は、そ
の製造法が著しく効率的であり、製造原料コストが低
く、しかも各種生産品中に効率よく添加が可能な物理的
性質を有する。
キシカルボン酸と一般的にいえる新しいクラスのスルホ
ンアミドペルオキシカルボン酸が発見された。多くのス
ルホンアミドペルオキソカルボン酸の有する利点は、そ
の製造法が著しく効率的であり、製造原料コストが低
く、しかも各種生産品中に効率よく添加が可能な物理的
性質を有する。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明によるスルホンア
ミドペルオキシカルボン酸は次の一般式で表わされる:
ミドペルオキシカルボン酸は次の一般式で表わされる:
【0020】
【化12】
【0021】または
【化13】
【0022】(式中、AおよびBはペルオキシカルボキ
シ酸相溶性の有機基であって、非カルボニル炭素原子に
よって硫黄または窒素原子に結合している。そしてRは
水素およびC1-3 のアルキルからなる群から選択され
る。Bがアルキレン基を表わすときは、その基はアルキ
ル置換でないのが好ましい。すなわち、Bは直鎖のアル
キレン基である)
シ酸相溶性の有機基であって、非カルボニル炭素原子に
よって硫黄または窒素原子に結合している。そしてRは
水素およびC1-3 のアルキルからなる群から選択され
る。Bがアルキレン基を表わすときは、その基はアルキ
ル置換でないのが好ましい。すなわち、Bは直鎖のアル
キレン基である)
【0023】ここで“ペルオキシカルボン酸相溶性”と
は、成分または置換基が貯蔵や請求された過酸類の通常
の使用条件下でペルオキシカルボン酸と反応しないこと
をいう。
は、成分または置換基が貯蔵や請求された過酸類の通常
の使用条件下でペルオキシカルボン酸と反応しないこと
をいう。
【0024】多数の好適な有機成分としてはペルオキシ
酸基とスルホンアミド基との間に中間結合を有するもの
を採用する。例えば、有機成分としては使用時に化合物
の可溶性を変性するものが選ばれる。実際、上記式にお
ける有機成分AとBは同じでもまた異なってもよい。有
機成分AとBバリエションは分子に特定の性質を付加す
る有機成分を選択することにより好ましい化合物として
適合できる。好ましい態様として、本発明の化合物は、
少なくともある程度水に可溶性である。本発明の化合物
の可溶性は勿論洗浄剤浴等の使用時点でのpH条件で変
わる。
酸基とスルホンアミド基との間に中間結合を有するもの
を採用する。例えば、有機成分としては使用時に化合物
の可溶性を変性するものが選ばれる。実際、上記式にお
ける有機成分AとBは同じでもまた異なってもよい。有
機成分AとBバリエションは分子に特定の性質を付加す
る有機成分を選択することにより好ましい化合物として
適合できる。好ましい態様として、本発明の化合物は、
少なくともある程度水に可溶性である。本発明の化合物
の可溶性は勿論洗浄剤浴等の使用時点でのpH条件で変
わる。
【0025】上記式の好ましい有機成分AとBは、約1
〜約16の炭素原子数(もっと好ましくは約2〜約10
の炭素原子)を有する環式、直鎖、または分岐アルキル
ハイドロカルビル基、アリ−ル基、芳香族複素環基、2
〜約4の縮合(annelated)ベンゾノイド形ポ
リアリ−ル基、およびこれらの組合せからなる群から選
択される。また、有機成分AおよびBは実質的にペルオ
キソカルボン酸相溶性基または水酸基、ハロゲン(クロ
ロ、ブロモ、またはフロロ)、スルホネ−ト、ニトロ、
カルボン酸、カルボン酸塩またはエステル、フェニル、
C1 −C4 のアルコキシ(すなわちエトキシ)、ヘテロ
アリ−ル、スルホン、アミンオキシド、アミド、エステ
ル、ニトリルおよび硫酸塩基等であって、有機成分Aま
たはBに結合する水素原子と置換できる群から選ばれる
基で置換される。有機成分AおよびBはペルオキシ酸か
ら発生する活性酸素と容易に反応する置換基を含んでは
ならない。通常の反応性基はヨウ化物類、ケトン類、ア
ルデヒド類、スルフォキシド類、サルファイド類、メル
カプタン類、アミン類、反応性オレフィン類等である。
〜約16の炭素原子数(もっと好ましくは約2〜約10
の炭素原子)を有する環式、直鎖、または分岐アルキル
ハイドロカルビル基、アリ−ル基、芳香族複素環基、2
〜約4の縮合(annelated)ベンゾノイド形ポ
リアリ−ル基、およびこれらの組合せからなる群から選
択される。また、有機成分AおよびBは実質的にペルオ
キソカルボン酸相溶性基または水酸基、ハロゲン(クロ
ロ、ブロモ、またはフロロ)、スルホネ−ト、ニトロ、
カルボン酸、カルボン酸塩またはエステル、フェニル、
C1 −C4 のアルコキシ(すなわちエトキシ)、ヘテロ
アリ−ル、スルホン、アミンオキシド、アミド、エステ
ル、ニトリルおよび硫酸塩基等であって、有機成分Aま
たはBに結合する水素原子と置換できる群から選ばれる
基で置換される。有機成分AおよびBはペルオキシ酸か
ら発生する活性酸素と容易に反応する置換基を含んでは
ならない。通常の反応性基はヨウ化物類、ケトン類、ア
ルデヒド類、スルフォキシド類、サルファイド類、メル
カプタン類、アミン類、反応性オレフィン類等である。
【0026】AおよびB基は、過酸基の存在下で全ての
置換基が安定である芳香族環、アルキル鎖、置換された
芳香族環、および置換されたアルキル鎖の任意の併用を
含む。
置換基が安定である芳香族環、アルキル鎖、置換された
芳香族環、および置換されたアルキル鎖の任意の併用を
含む。
【0027】好ましい置換基は十分な安定性があり、ク
ロロ、ニトロ、アルキル、アリ−ル、エステル、下記式
およびアミドからなる群から選ばれる。
ロロ、ニトロ、アルキル、アリ−ル、エステル、下記式
およびアミドからなる群から選ばれる。
【0028】
【化14】
【0029】または
【化15】
【0030】本発明のとくに好ましいペルオキシ酸クラ
スは、AおよびBがペルオキシカルボン酸相溶性のハイ
ドロカルビル基である上記式で代表される化合物であ
る。前記酸は過酸化水素等の任意の酸化剤で慣用の手段
で酸化される。
スは、AおよびBがペルオキシカルボン酸相溶性のハイ
ドロカルビル基である上記式で代表される化合物であ
る。前記酸は過酸化水素等の任意の酸化剤で慣用の手段
で酸化される。
【0031】ハイドロカルビル成分には、例えば、メチ
ル、エチル、イソプロピル、シクロプロピル、シクロヘ
キシル、tert−ブチル、n−ブチル、および各種形
のアミル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デ
シル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシ
ル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オク
タデシル、ベンジル、フェニルエチル、ナフチルエチ
ル、トリルエチル、メチルベンジル、フェニルベンジル
等の環式、直鎖および分岐鎖基を含むアルキル、アラル
キルであり、また、フェニル、ビフェニル、トリル、キ
シリル、ナフチル等のアリ−ル基およびアルカリ−ル基
が含まれる。Aは炭素原子数1〜8のアルキル、Bは炭
素原子数2〜4のアルキルが好ましい。Rは水素または
メチルが好ましい。Rはまたn−プロピルおよびiso
−プロピル成分を含むエチルおよびプロピル残基であっ
てもよい。
ル、エチル、イソプロピル、シクロプロピル、シクロヘ
キシル、tert−ブチル、n−ブチル、および各種形
のアミル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デ
シル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシ
ル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オク
タデシル、ベンジル、フェニルエチル、ナフチルエチ
ル、トリルエチル、メチルベンジル、フェニルベンジル
等の環式、直鎖および分岐鎖基を含むアルキル、アラル
キルであり、また、フェニル、ビフェニル、トリル、キ
シリル、ナフチル等のアリ−ル基およびアルカリ−ル基
が含まれる。Aは炭素原子数1〜8のアルキル、Bは炭
素原子数2〜4のアルキルが好ましい。Rは水素または
メチルが好ましい。Rはまたn−プロピルおよびiso
−プロピル成分を含むエチルおよびプロピル残基であっ
てもよい。
【0032】本発明の新規なペルオキシカルボン酸はそ
れぞれのカルボン酸類、エステル類、無水物類等から慣
用な方法で製造される。典型的な製造法として、スルホ
ンアミド前駆体と過酸化水素とをピロ硫酸またはメタン
スルホン酸の酸性媒体中で反応させる方法がある。スル
ホンアミドペルオキシカルボン酸の分離は固体回収方法
による。というのは本発明の新規なペルオキシカルボン
酸は通常室温で固体であるからである。
れぞれのカルボン酸類、エステル類、無水物類等から慣
用な方法で製造される。典型的な製造法として、スルホ
ンアミド前駆体と過酸化水素とをピロ硫酸またはメタン
スルホン酸の酸性媒体中で反応させる方法がある。スル
ホンアミドペルオキシカルボン酸の分離は固体回収方法
による。というのは本発明の新規なペルオキシカルボン
酸は通常室温で固体であるからである。
【0033】前駆体酸はスルホニルクロリドとアミノ酸
とを次のスキムに従って製造する。
とを次のスキムに従って製造する。
【0034】
【化16】
【0035】および
【化17】
【0036】式中、AおよびBは前記式のそれと同じ意
味である。典型的なアミノ酸はアラニン、アルギニン、
アスパラギン、アスパラギン酸システィン、グルタミ
ン、グルタミン酸、グリシン、ヒスチジン、イソロイシ
ン、ロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニ
ン、プロリン、セリン、トレオニン、トリプトファン、
チロシンおよびバリン等を含み、それらのL、Dまたは
DL形であってよい。好ましいアミンおよびアミノ酸は
アミン基に結合する直鎖で、非分岐のアルキル基を含む
ものである。
味である。典型的なアミノ酸はアラニン、アルギニン、
アスパラギン、アスパラギン酸システィン、グルタミ
ン、グルタミン酸、グリシン、ヒスチジン、イソロイシ
ン、ロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニ
ン、プロリン、セリン、トレオニン、トリプトファン、
チロシンおよびバリン等を含み、それらのL、Dまたは
DL形であってよい。好ましいアミンおよびアミノ酸は
アミン基に結合する直鎖で、非分岐のアルキル基を含む
ものである。
【0037】上記式において、Aが炭素原子数6〜14
のアルキルであるときは、好ましいBは炭素原子数2ま
たは3のアルキレン基である。上述のようにRは水素ま
たはメチル基が好ましい。酸は、過酸化水素のような任
意の酸化剤を用い慣用な手段で酸化される。スルホンア
ミドカルボン酸前駆体が過酸化反応中酸性媒体に十分溶
けないときは、メチル、エチルまたはプロピルアルコ−
ル等の低分子量のアルキルアルコ−ル類でエステル形に
転化するのがよい。エステル形は遥かに容易に望ましい
スルホンペルオキソカルボン酸に過酸化される。スルホ
ン基は比較的安定で、活発な過酸化反応にも耐えること
が観察されている。
のアルキルであるときは、好ましいBは炭素原子数2ま
たは3のアルキレン基である。上述のようにRは水素ま
たはメチル基が好ましい。酸は、過酸化水素のような任
意の酸化剤を用い慣用な手段で酸化される。スルホンア
ミドカルボン酸前駆体が過酸化反応中酸性媒体に十分溶
けないときは、メチル、エチルまたはプロピルアルコ−
ル等の低分子量のアルキルアルコ−ル類でエステル形に
転化するのがよい。エステル形は遥かに容易に望ましい
スルホンペルオキソカルボン酸に過酸化される。スルホ
ン基は比較的安定で、活発な過酸化反応にも耐えること
が観察されている。
【0038】過酸化反応に有用な他の酸として各種スル
ホン酸や強酸性の陽イオン交換樹脂が含まれる。一般
に、過酸化反応は、前駆体の反応性、および前駆体なら
びにペルオキシカルボン酸の安定性に応じて約0℃〜約
75℃の範囲の温度で行われる。
ホン酸や強酸性の陽イオン交換樹脂が含まれる。一般
に、過酸化反応は、前駆体の反応性、および前駆体なら
びにペルオキシカルボン酸の安定性に応じて約0℃〜約
75℃の範囲の温度で行われる。
【0039】一般に、過酸化剤の化学量論的過剰量を採
用し、過酸化反応後に過剰の剤を分離する。適当な過酸
化剤としては過酸化水素は好ましいものである。
用し、過酸化反応後に過剰の剤を分離する。適当な過酸
化剤としては過酸化水素は好ましいものである。
【0040】スルホンアミドペルオキシカルボン酸同志
および/または対応する酸との混合物も本発明の範囲内
にある。このような混合物はペルオキシカルボン酸に転
化する2以上の基{−COOH、−COOR(Rは低級
アルキル等)}を含む前駆体が過酸化水素と反応しペル
オキシカルボン酸組成物を製造する時にいつも得られ
る。このような混合物において、前駆体の有効使用のた
め、前記分子の50%以上のフラクションが全ての前記
基をペルオキシ酸に転化させるのが好ましい。本発明の
スルホンアミドペルオキシカルボン酸の水可溶性は当業
者に公知の1以上の方法で変えることができる。例え
ば、長いアルキル鎖、特に炭素原子数の増加により水可
溶性が低下する。また、多くの場合において、可溶性は
分子量の増加によっても低下する傾向にある。第1に水
可溶性を変える化合物系において、水可溶性の最適な割
合が存在する。これは定常的実験により決定される。ほ
とんどの場合、相対的に低い可溶性、すなわち約1重量
%以下は、過剰のH2 O2 からの製品をおよび製造中に
使用される触媒の有効な分離に便利である。
および/または対応する酸との混合物も本発明の範囲内
にある。このような混合物はペルオキシカルボン酸に転
化する2以上の基{−COOH、−COOR(Rは低級
アルキル等)}を含む前駆体が過酸化水素と反応しペル
オキシカルボン酸組成物を製造する時にいつも得られ
る。このような混合物において、前駆体の有効使用のた
め、前記分子の50%以上のフラクションが全ての前記
基をペルオキシ酸に転化させるのが好ましい。本発明の
スルホンアミドペルオキシカルボン酸の水可溶性は当業
者に公知の1以上の方法で変えることができる。例え
ば、長いアルキル鎖、特に炭素原子数の増加により水可
溶性が低下する。また、多くの場合において、可溶性は
分子量の増加によっても低下する傾向にある。第1に水
可溶性を変える化合物系において、水可溶性の最適な割
合が存在する。これは定常的実験により決定される。ほ
とんどの場合、相対的に低い可溶性、すなわち約1重量
%以下は、過剰のH2 O2 からの製品をおよび製造中に
使用される触媒の有効な分離に便利である。
【0041】本発明の典型的な化合物は下記の一般式に
示す。
示す。
【0042】
【化18】
【0043】および
【化19】 (式中、A、RおよびBは次の表1に示す。)
【0044】
【表1】
【0045】本発明の化合物は種々の態様で使用され
る。ドライ漂白剤組成物としてばかりでなく、洗濯また
は他の目的のために有用な多様な他の組成物と同様に硬
い表面の洗剤、洗濯用洗浄剤、皿洗い機械の洗浄組成物
に使用される。
る。ドライ漂白剤組成物としてばかりでなく、洗濯また
は他の目的のために有用な多様な他の組成物と同様に硬
い表面の洗剤、洗濯用洗浄剤、皿洗い機械の洗浄組成物
に使用される。
【0046】本発明の洗濯洗剤組成物は約2%〜約80
%の洗浄表面活性剤、洗浄ビルダーまたはそれらの混合
物と約0.1%〜約50%の本発明の新規なスルホンア
ミドペルオキシカルボン酸とからなる。好ましい組成物
は約5%〜約30%の洗浄表面活性剤と約0%〜約50
%の洗浄ビルダーと約0.5%〜約20%の本発明のス
ルホンアミドペルオキソカルボン酸からなり、約0.0
5%〜約3%の有効な酸素を放出する。
%の洗浄表面活性剤、洗浄ビルダーまたはそれらの混合
物と約0.1%〜約50%の本発明の新規なスルホンア
ミドペルオキシカルボン酸とからなる。好ましい組成物
は約5%〜約30%の洗浄表面活性剤と約0%〜約50
%の洗浄ビルダーと約0.5%〜約20%の本発明のス
ルホンアミドペルオキソカルボン酸からなり、約0.0
5%〜約3%の有効な酸素を放出する。
【0047】適当な洗浄組成物および洗浄成分は米国特
許第4,166,039、4,157,978、4,0
56,481、4,049,586、4,035,25
7、4,019,998、4,000,080および
3,983,078号に開示される。これらは全て参考
文献として挙げる。付加的な成分の開示は米国特許第
4,089,945、3,987,161、および3,
962,418号に見られ、参考文献として挙げる。好
ましくは、組成物は固体の顆粒または粒子であり、本発
明のスルホンアミドペルオキシカルボン酸の活性酸素と
他の成分との反応を妨害するように形成されるのがよ
い。
許第4,166,039、4,157,978、4,0
56,481、4,049,586、4,035,25
7、4,019,998、4,000,080および
3,983,078号に開示される。これらは全て参考
文献として挙げる。付加的な成分の開示は米国特許第
4,089,945、3,987,161、および3,
962,418号に見られ、参考文献として挙げる。好
ましくは、組成物は固体の顆粒または粒子であり、本発
明のスルホンアミドペルオキシカルボン酸の活性酸素と
他の成分との反応を妨害するように形成されるのがよ
い。
【0048】本発明のドライ漂白剤組成物は約0%〜約
50%の洗浄表面活性剤、洗浄ビルダー、またはそれら
の混合物と約1%〜約50%の安定な本発明のスルホン
アミドペルオキシカルボン酸とからなる。好ましい組成
物は、約5%〜約30%の洗浄表面活性剤、約0%〜約
50%の洗浄ビルダー、および約0.5%〜約25%の
スルホンアミドペルオキシカルボン酸を含有し、約0.
05%〜約3%の活性酸素を放出するものである。
50%の洗浄表面活性剤、洗浄ビルダー、またはそれら
の混合物と約1%〜約50%の安定な本発明のスルホン
アミドペルオキシカルボン酸とからなる。好ましい組成
物は、約5%〜約30%の洗浄表面活性剤、約0%〜約
50%の洗浄ビルダー、および約0.5%〜約25%の
スルホンアミドペルオキシカルボン酸を含有し、約0.
05%〜約3%の活性酸素を放出するものである。
【0049】本発明を説明する次の実施例において、明
細書を通じて使用する部およびパ−セントは重量部また
は重量%である。
細書を通じて使用する部およびパ−セントは重量部また
は重量%である。
【0050】
【実施例1】 {(N−プロピオン酸)オクチルスルホンアミド−前駆
体の製造}攪拌機と温度計を備えた四ッ首フラスコに1
0.6g(0.10モル)の炭酸ナトリウムおよび60
ccの水を入れ、該混合物を加温し3.62g(0.0
4モル)のβ−アラニンを加え、次いで温度を60℃に
上昇させた。10g(1.047モル)のオクチルスル
ホニルクロリドを30分、温度60−63℃で徐々に加
えた。添加後、該混合物を60−70℃に付加的に90
分保持し、次いで約85℃に上げ、スプ−ン一杯の活性
炭(商品名Norit,アメリカン ノリット社製)を
加え、加熱漏斗を通して吸引濾過した。ロ液を冷却し、
ゆっくり6Nの塩酸を加えてpH2にした。製品をロ別
し、約4.4gの粗製の製品が得られた。比較的高い水
可溶性のため若干の製品が失われた。製品をトルエンか
ら再結晶したところ融点が118℃であった。元素分析
の結果、下記表2のように(N−プロピル酸)オクチル
スルホンアミドであることが支持された:
体の製造}攪拌機と温度計を備えた四ッ首フラスコに1
0.6g(0.10モル)の炭酸ナトリウムおよび60
ccの水を入れ、該混合物を加温し3.62g(0.0
4モル)のβ−アラニンを加え、次いで温度を60℃に
上昇させた。10g(1.047モル)のオクチルスル
ホニルクロリドを30分、温度60−63℃で徐々に加
えた。添加後、該混合物を60−70℃に付加的に90
分保持し、次いで約85℃に上げ、スプ−ン一杯の活性
炭(商品名Norit,アメリカン ノリット社製)を
加え、加熱漏斗を通して吸引濾過した。ロ液を冷却し、
ゆっくり6Nの塩酸を加えてpH2にした。製品をロ別
し、約4.4gの粗製の製品が得られた。比較的高い水
可溶性のため若干の製品が失われた。製品をトルエンか
ら再結晶したところ融点が118℃であった。元素分析
の結果、下記表2のように(N−プロピル酸)オクチル
スルホンアミドであることが支持された:
【0051】
【表2】
【0052】
【実施例2】 {(N−プロピオン過酸)オクチルスルホンアミドの製
造}攪拌機および温度計付50ccの過酸化反応用装置
に1g(3.77mモル)の(N−プロピル過酸)オク
チルスルホンアミドと0.8ccの濃ピロ硫酸とを入
れ、攪拌しつつ28℃に加温した。約20分経過後、1
g(26.5mモル)の90%過酸化水素を滴下した。
滴下中混合物の温度を約33℃に維持した。過酸化水素
の転化が完了した後、冷却し、氷を加えた。2℃の温度
で混合物を濾過し、ケ−キを氷水で洗い、真空および空
気で乾燥した。固体の製品は理論値の約84%に当る
4.77%の有効な酸素を放出でき、その融点は79〜
80℃の範囲であった。粗製過酸をテスト期間中安定化
させるため硼酸の等量と混合した。
造}攪拌機および温度計付50ccの過酸化反応用装置
に1g(3.77mモル)の(N−プロピル過酸)オク
チルスルホンアミドと0.8ccの濃ピロ硫酸とを入
れ、攪拌しつつ28℃に加温した。約20分経過後、1
g(26.5mモル)の90%過酸化水素を滴下した。
滴下中混合物の温度を約33℃に維持した。過酸化水素
の転化が完了した後、冷却し、氷を加えた。2℃の温度
で混合物を濾過し、ケ−キを氷水で洗い、真空および空
気で乾燥した。固体の製品は理論値の約84%に当る
4.77%の有効な酸素を放出でき、その融点は79〜
80℃の範囲であった。粗製過酸をテスト期間中安定化
させるため硼酸の等量と混合した。
【0053】
【実施例3】 漂白処理 次のテストにおいて洗浄剤は、洗溶液の1.5g/Lの
使用水準にコントロ−ルするように採用した。実施例2
の過酸で4ppmの有効酸素を放出するに必要な量で洗
浄剤組成物に加えられた。各テスト系をコントロ−ルし
た。洗浄剤組成物は次の表3とおりである:
使用水準にコントロ−ルするように採用した。実施例2
の過酸で4ppmの有効酸素を放出するに必要な量で洗
浄剤組成物に加えられた。各テスト系をコントロ−ルし
た。洗浄剤組成物は次の表3とおりである:
【0054】
【表3】
【0055】100°Fで高度50ppm(カルシウム
とマグネシウムが炭酸カルシウムで計算して3:2モル
比)の水で洗った。各テストで三片の小切れを均一に汚
した。汚した後、ガ−ドナ− ラボラトリー社、ベテス
ダ(Bethesda),Md.製のガ−ドナ−XL−
23トリスチムレイタ−(Tristimulato
r)比色計で反射率(Rdi)を測定した。
とマグネシウムが炭酸カルシウムで計算して3:2モル
比)の水で洗った。各テストで三片の小切れを均一に汚
した。汚した後、ガ−ドナ− ラボラトリー社、ベテス
ダ(Bethesda),Md.製のガ−ドナ−XL−
23トリスチムレイタ−(Tristimulato
r)比色計で反射率(Rdi)を測定した。
【0056】漂白剤化合物の漂白作用を試験するためテ
ルグ−オ−トメ−タ(Terg−o−tometer)
を採用した。各試験において、3つの非汚れ小切れと3
つの汚れ小切れを1■の水および1.4gの洗浄剤並び
に本発明の漂白剤化合物の測定量をシリンダ状の容器に
入れれた。洗浄剤が溶けるように2分放置した。洗濯操
作を10分行い、洗濯された小切れをきれいな水で濯
ぎ、乾燥した。各きれいな乾燥した小切れの反射率を測
定し、各タイプの平均(Rdf )・汚れに対する読みの
差(△Rd)が決定された(△Rd=Rdf −R
di )。
ルグ−オ−トメ−タ(Terg−o−tometer)
を採用した。各試験において、3つの非汚れ小切れと3
つの汚れ小切れを1■の水および1.4gの洗浄剤並び
に本発明の漂白剤化合物の測定量をシリンダ状の容器に
入れれた。洗浄剤が溶けるように2分放置した。洗濯操
作を10分行い、洗濯された小切れをきれいな水で濯
ぎ、乾燥した。各きれいな乾燥した小切れの反射率を測
定し、各タイプの平均(Rdf )・汚れに対する読みの
差(△Rd)が決定された(△Rd=Rdf −R
di )。
【0057】△Rdデ−タは汚れ除去率(%SR)(目
に見える効果と関連する)の指標として採用した。汚れ
除去率は次の式で計算するとされている。
に見える効果と関連する)の指標として採用した。汚れ
除去率は次の式で計算するとされている。
【0058】
【数1】
【0059】次の表3および4に、実施例2(X)の製
品の漂白力をオクチルスルホニルペルブチル酸(Y)と
比較した種々の試験結果を表にする。綿布の粘土および
お茶の汚れを漂白剤処理の決定に使用した。表3のXと
Yの量は、グラムで表わす。試験組成物は次のとおりで
ある:
品の漂白力をオクチルスルホニルペルブチル酸(Y)と
比較した種々の試験結果を表にする。綿布の粘土および
お茶の汚れを漂白剤処理の決定に使用した。表3のXと
Yの量は、グラムで表わす。試験組成物は次のとおりで
ある:
【0060】
【表4】
【0061】
【表5】
【0062】本発明について特定の態様で詳細に記述し
たが、この記述は説明のためのもので、本発明はこれに
必ずしも制限されるものでもない。それぞれの態様およ
び操作技術はこの開示の範囲においては当業者に明確な
ものも含むものである。それ故、本発明の精神の範囲内
においてその改変をも考慮されるものである。
たが、この記述は説明のためのもので、本発明はこれに
必ずしも制限されるものでもない。それぞれの態様およ
び操作技術はこの開示の範囲においては当業者に明確な
ものも含むものである。それ故、本発明の精神の範囲内
においてその改変をも考慮されるものである。
【0063】
【発明の効果】本発明は、上記実施例にみたように、布
帛等を損傷することなく汚れを除去でき、しかも洗浄剤
として使用しても安定で、家庭洗濯用漂白剤として有用
である。
帛等を損傷することなく汚れを除去でき、しかも洗浄剤
として使用しても安定で、家庭洗濯用漂白剤として有用
である。
Claims (44)
- 【請求項1】 下記一般式のいずれか1つで表わされる
化合物: 【化1】 および 【化2】 (上記式中、AおよびBはペルオキシカルボキシ相溶性
の有機成分であり、またRは水素および炭素原子数1〜
3のアルキル基の群から選択される) - 【請求項2】 Rが水素である請求項1に記載の化合
物。 - 【請求項3】 AおよびBがハイドロカルビル基である
請求項2に記載の化合物。 - 【請求項4】 Bがエチレンである請求項1に記載の化
合物。 - 【請求項5】 Aがオクチル、Rが水素、Bがエチレン
である請求項1に記載の化合物。 - 【請求項6】 Rがアルキルである請求項1に記載の化
合物。 - 【請求項7】 アルキルがメチルである請求項6に記載
の化合物。 - 【請求項8】 Aがフェニルである請求項1に記載の化
合物。 - 【請求項9】 Rが水素である請求項8に記載の化合
物。 - 【請求項10】Bがフェニレンである請求項9に記載の
化合物。 - 【請求項11】Aが炭素原子数6〜14のアルキルであ
り、Bが炭素原子数2または3のアルキレン基であり、
そしてRが水素およびメチル基からなる群から選ばれる
請求項1に記載の化合物。 - 【請求項12】洗浄表面活性剤と有効量の下記一般式で
表わされる化合物の1つとからなる漂白洗浄剤組成物。 【化3】 および 【化4】 (上記式中、AおよびBはペルオキシカルボキシ相溶性
の有機成分を表わし、Rは水素または炭素原子数1〜3
のアルキル基からなる群から選択される) - 【請求項13】Rが水素である請求項12に記載の組成
物。 - 【請求項14】AおよびBがハイドロカルビル基である
請求項13に記載の化合物。 - 【請求項15】Bがエチレンである請求項12に記載の
組成物。 - 【請求項16】Aがオクチル、Rが水素、およびBがエ
チレンである請求項12に記載の組成物。 - 【請求項17】Rがアルキルである請求項12に記載の
組成物。 - 【請求項18】アルキルがメチルである請求項17に記
載の組成物。 - 【請求項19】Aがフェニルである請求項12に記載の
組成物。 - 【請求項20】Rが水素である請求項19に記載の組成
物。 - 【請求項21】Bがフェニレンである請求項20に記載
の組成物。 - 【請求項22】Aが炭素原子数6〜14のアルキルであ
り、Bが炭素原子数2または3のアルキレン基であり、
そしてRが水素およびメチル基からなる群から選ばれる
請求項12に記載の漂白洗浄剤組成物。 - 【請求項23】約0%〜約50%の洗浄表面活性剤、洗
浄ビルダ−、またはそれらの混合物と約1%〜50%の
下記一般式の化合物のいずれか1つとからなるドライ漂
白組成物。 【化5】 および 【化6】 (上記式中、AおよびBはペルオキシカルボキシ相溶性
の有機成分を表わし、Rは水素および炭素原子数1〜3
のアルキル基からなる群から選択される) - 【請求項24】Rが水素である請求項23に記載の組成
物。 - 【請求項25】AおよびBがハイドロカルビル基である
請求項23に記載の化合物。 - 【請求項26】Bがエチレンである請求項23に記載の
組成物。 - 【請求項27】Aがオクチル、Rが水素、およびBがエ
チレンである請求項23に記載の組成物。 - 【請求項28】Rがアルキルである請求項23に記載の
組成物。 - 【請求項29】アルキルがメチルである請求項28に記
載の組成物。 - 【請求項30】Aがフェニルである請求項23に記載の
組成物。 - 【請求項31】Rが水素である請求項30に記載の組成
物。 - 【請求項32】Bがフェニレンである請求項31に記載
の組成物。 - 【請求項33】下記一般式のいずれか1つの化合物と物
品とを接触させることからなる物品を漂白する方法。 【化7】 および 【化8】 (上記式中、AおよびBはペルオキシカルボキシ相溶性
の有機成分を表わし、Rは水素および炭素原子数1〜3
のアルキル基からなる群から選択される) - 【請求項34】Bがエチレンである請求項33に記載の
方法。 - 【請求項35】AおよびBがハイドロカルビル基である
請求項34に記載の方法。 - 【請求項36】Bがエチレンである請求項33に記載の
方法。 - 【請求項37】Aがオクチル、Rが水素、およびBがエ
チレンである請求項23に記載の方法 - 【請求項38】Rがアルキルである請求項33に記載の
方法。 - 【請求項39】アルキルがメチルである請求項38に記
載の方法。 - 【請求項40】Aがフェニルである請求項33に記載の
方法。 - 【請求項41】Rが水素である請求項40に記載の方
法。 - 【請求項42】Bがフェニレンである請求項41に記載
の方法。 - 【請求項43】Aが炭素原子数6〜14のアルキルであ
り、Bが炭素原子数2または3のアルキレン基であり、
そしてRが水素またはメチル基からなる群から選ばれる
請求項23に記載のドライ漂白剤組成物。 - 【請求項44】Aが炭素原子数6〜14のアルキルであ
り、Bが炭素原子数2または3のアルキレン基であり、
そしてRが水素またはメチル基からなる群から選ばれる
請求項33に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US898665 | 1986-08-21 | ||
US89866592A | 1992-06-15 | 1992-06-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0656768A true JPH0656768A (ja) | 1994-03-01 |
JP2617268B2 JP2617268B2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=25409848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5142259A Expired - Lifetime JP2617268B2 (ja) | 1992-06-15 | 1993-06-14 | スルホンアミドペルオキシカルボン酸 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0575304B1 (ja) |
JP (1) | JP2617268B2 (ja) |
AT (1) | ATE143359T1 (ja) |
CA (1) | CA2098353A1 (ja) |
DE (1) | DE69305004T2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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GB8415909D0 (en) * | 1984-06-21 | 1984-07-25 | Procter & Gamble Ltd | Peracid compounds |
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