JPH0656602U - 携帯用コンロ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 窒息効果を狙って蓋をかぶせ消火する。 【構成】 密閉した空間を作れるよう、着脱可能にし
た蓋と燃焼部を設定した底部よりなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は特に携帯用洗浄器の熱源としてのコンロに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

その器具専用の燃料を使わなければならなかった。又長時間使うと器具が変 形しものにならなっかたし、あっても重たく、大きくて持ち歩きに不便であっ た。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

制限された大きさの燃料と、使用後すぐに格納できなく、大きく重い点であ る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

板状のものを一体成型し、覆うことにより、消火と断熱を一緒に行ない、燃 料の位置を調節できるようにしたのを最小の部品点数で実現した。

【０００５】

【実施例】

図１は本考案の１実施例の透視斜視図であり、図２はその断面図である。 対になった風防３を五徳７をはさみ込み折り曲げて、燃焼皿４の雌ネジ部に つまみ５のついたネジ棒６を螺着させ、五徳７の穴にゆるやかにはめる。 脚部１１、１２を底部２の穴１８にはめ、貫通した脚部の切こみに板バネ１ ３を挿入し固定する。脚部は多対の方が堅牢だが、１対でもよい。５図はそ の１対の実施例である。低部２は周囲が盛り上り、傾斜しているので確実に 定位置に蓋１を挿入することができる。又、中心部はへこんでいるので燃え ガラ等を受けられるし、奇麗な燃料ならマッチ等を格納してもよい。蓋１の 外周にわたって段差がつけてあるので、蓋１の挿入位置を問わない。蓋１を 装着すると同時に窒息効果により消火を始め、ガスケット１４に密着させ固 定金具８により、さらに確実にする。蓋１の上部に内部が負圧になった場合 、蓋１が外しにくいので空気挿入バルブ１０をつける。又これは低部２につ けてもよい。つまみ１０を回すと中のニードル弁１６が開き、吸込み口１７ より空気が流入する。蓋１の全部又は一部に断熱材を外装、内装してもよい 。又万が一内部が高圧になった時、圧力を逃す安全弁を蓋１または低部２に つけてもよい。蓋１と低部２との固定方法としてネジ込み式でもよい（６図 ）。つまみ５が汚れないように外にだし、保護するため筒型の側面につまみ 出し用の切り欠き穴をあけゲタをはかせてもよい（７図）。

【０００６】

【考案の効果】

以上説明したように本考案のコンロは、窒息効果を狙った消火方法で只、 蓋をかぶせるという簡単な動作で確実に消え、併せて火元を密閉するので、 悪臭の飛散防止、高熱部接触防止ができる。また燃焼皿が調節できるので最 適な火力、長い燃料も利用出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】コンロの斜視図である。

【図２】コンロの断面図である。

【図３】風防の展開図である。

【図４】脚部と低部の装着図である。

【図５】一対の脚部をつかった図である。

【図６】ネジを使った、蓋と低部の装着図である。

【図７】つまみを外に出した時の断面図である。

【符号の説明】

１ 蓋 ２ 低部 ３ 風防 ４ 燃焼皿 ５ つまみ ６ ネジ棒 ７ 五徳 ８ 固定金具 ９ ロウソク １０ 空気挿入バルブのつまみ １１、１２ 対になった脚部 １３ 板バネ １４ ガスケット １５ 接続金具 １６ ニードル弁 １７ 空気口 １８ 低部にあけた脚部挿入穴 １９ ゲタ ２０ グランドパッキン ２１ 取り付けようネジ ２２ ローソク立て ２３ まわり止め ２４ ネジ

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一端が閉じた筒状の蓋と、燃焼皿を内
   設した底部とが接着の時、閉じた空間を形成するように
   した装置。
2. 【請求項２】 燃焼皿の一端に設定した雌螺子と、下方
   につまみを設定した雄螺子棒を螺合させ、つまみを回す
   ことにより燃焼皿の位置を調節するようにしたコンロ。
3. 【請求項３】 請求項１の燃焼皿の周囲に一対の板を折
   曲げた風防を設定しその脚部を底部に設定したもの。