JPH0656308A - 画像形成装置の紙巻付き検知装置 - Google Patents

画像形成装置の紙巻付き検知装置

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JPH0656308A
JPH0656308A JP4205507A JP20550792A JPH0656308A JP H0656308 A JPH0656308 A JP H0656308A JP 4205507 A JP4205507 A JP 4205507A JP 20550792 A JP20550792 A JP 20550792A JP H0656308 A JPH0656308 A JP H0656308A
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JP
Japan
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photosensitive drum
light
light emitting
paper
light receiving
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JP4205507A
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Kenji Taki
研司 瀧
Chiharu Kobayashi
千春 小林
Takao Kurohata
貴夫 黒畑
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光検知手段における記録紙と感光体ドラム表面
に対する受光レベル差を大きくして閾値の選択を容易に
することを目的とする。 【構成】フォトセンサ30内の発光ダイオードとフォトト
ランジスタとを、感光体ドラム10の軸線方向に沿って配
置し、且つ、発光ダイオードからの照射光Lを、感光体
ドラム10の軸線Aに対して直交する平面内で感光体ドラ
ム10の軸線Aと交差しない方向に角度θ傾けて照射すべ
くフォトセンサ30を設置するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機等の画
像形成装置における感光体ドラムへの紙巻付きを検知す
るための紙巻付き検知装置に関し、特に、紙巻付きの誤
検知を防止するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機等の画像形成装置にあっ
ては、帯電器によって感光体ドラム周面に一様に帯電し
た後、感光体ドラム周面に像露光を行い静電的な潜像を
形成する。この潜像は現像装置によって現像・顕像化さ
れてトナー像となる。この感光体ドラム周面に形成され
たトナー像は、タイミングを合わせて給送される記録紙
上に物理的手段によって転写され、トナー像の転写を受
けた記録紙は感光体ドラムから分離されて定着装置に搬
送され、そのトナー像を記録紙上に定着した後に装置外
に排出される。
【0003】感光体ドラム周面に付着したトナー像の記
録紙上への転写においては、記録紙の背後より放電を行
う転写器によってトナーの帯電極性とは逆極性の帯電が
施されてトナー像の記録紙上への転写が行われ、転写
後、交流の高電圧が印加されて除電され、記録紙は感光
体ドラムから分離することがなされている。しかし、転
写性及び分離性を確実に保持することは困難で、特に感
光体ドラムのドラム径が大きい場合には感光体ドラムと
記録紙の分離がし難く、トナー像の転写を終了した記録
紙は分離されないまま感光体ドラムに付着し紙詰まり等
を起こし易い。
【0004】このため、従来から感光体ドラムと記録紙
とが分離されたか否かを検知する紙巻付き検知装置が設
けられている。かかる紙巻付き検知装置の従来例を図5
に示し説明する。図5において、感光体ドラム1の回転
方向に対して転写器より下流側の感光体ドラム1周囲
に、紙巻付き検知用の光検知手段としての反射型フォト
センサ2が設けられる。このフォトセンサセンサ2は、
図示の如く、感光体ドラム1表面に対して直角に光線を
照射できるよう設置された発光素子としての発光ダイオ
ード3と、発光ダイオード3からの照射光による感光体
ドラム1表面からの反射光をある角度θ0 を持たせて受
光するよう設置された受光素子としてのフォトトランジ
スタ4とからなり、マイクロコンピュータを内蔵するコ
ントロールユニット5によって制御される。即ち、コン
トロールユニット5から所定タイミングで出力される発
光信号によって発光ダイオード3が発光し、その照射光
が感光体ドラム1表面に対して直角に照射される。この
照射光の反射光をフォトトランジスタ4で受光する。こ
こで、紙のような乱反射の多い物体では受光量が多くな
り、感光体ドラム1のような正反射が多く乱反射の少な
い物体では受光量が少なくなる。尚、感光体ドラム1表
面には、現像されたトナーが残存している場合があり、
トナーからの反射光がフォトトランジスタ4に受光され
ることが考えられるが、感光体ドラム1と略同様の受光
レベルとなる。
【0005】従って、感光体ドラム及びトナーの受光レ
ベルと記録紙の受光レベルの違いに基づき両者の受光レ
ベル間で予め閾値を設定し、この閾値とフォトトランジ
スタ4からの受光出力とをコントロールユニット5で比
較し、受光レベルが閾値より小さいときは感光体ドラム
1又はトナーからの反射と判断して紙巻付き無しの判断
を行い、受光レベルが閾値以上のときは記録紙であると
判断し、紙巻付き有りの判定を行い自動的に装置を停止
させるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のフォ
トセンサ2は、図6(A),(B)に示すように、発光
ダイオード3から発生する照射光Lが、感光体ドラム1
の軸線Aに対して直交するようにフォトセンサ2を配置
してある。ここで、感光体ドラム1は、転写終了後に残
像トナーを清掃するためプリントする毎にブレードによ
って表面の清掃が行われる。この清掃のため、感光体ド
ラム1表面には、周方向に沿った微細な傷が付く。ま
た、ドラム製造時にも、ドラム周方向にブラシ掛けが行
われ、これによっても微細な傷が付くことがある。この
傷のために、感光体ドラム1表面の乱反射が多くなり、
その方向は、ドラム周方向に比べてドラム軸方向の方が
多くなる。
【0007】このことから、従来のフォトセンサ配置構
造では、図7に示すように、感光体ドラム1の反射光に
基づくフォトセンサ2の受光レベルのバラツキが大き
く、また、乱反射の増大に従い記録紙による受光レベル
と感光体ドラム表面による受光レベルとの差が小さくな
るので、両者を区別するための閾値の適切な設定が難し
いという問題がある。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、光検知手段の配置構造を変更することにより、紙
と感光体ドラムの受光レベル差を大きくとれ、且つ、感
光体ドラムの受光レベルのバラツキが少なく閾値の設定
を容易にして誤検知の少ない紙巻付き検知装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、感光
体ドラム上に形成されたトナー像を感光体ドラムを回転
させつつ記録紙上に転写した後、記録紙を感光体ドラム
から分離して定着手段へ搬送する画像形成装置における
前記転写後の感光体ドラムへの記録紙巻付きを検知する
ための紙巻付き検知装置であって、前記感光体ドラム表
面に光を照射する発光素子及び該発光素子の照射光に基
づく前記ドラム表面からの反射光を受光する受光素子と
からなり受光素子の受光量に応じた出力値を発生する光
検知手段を有し、該光検知手段からの出力値を予め設定
した閾値と比較し、出力値と閾値の比較結果に基づいて
感光体ドラムへの紙巻付きの検知を行う構成の紙巻付き
検知装置において、前記光検知手段の発光素子と受光素
子とが、感光体ドラムの軸線方向に沿って配置され、且
つ、発光素子からの照射光を、前記感光体ドラム軸線に
対して直交する平面内で感光体ドラム軸線と交差しない
方向に照射すべく光検知手段を設置する構成とした。
【0010】
【作用】かかる構成において、ブラシやブレード等によ
る清掃で表面周方向に微細な傷が付いた感光体ドラムで
は、感光体ドラムの長手方向、即ち軸線に沿った方向へ
の乱反射に比べて周方向への乱反射が少なくない。この
ため、従来のように、感光体ドラム軸線に対して発光素
子からの照射光が直交するように光検知手段を配置した
ものに比べて、発光素子からの照射光を、前記感光体ド
ラム軸線に対して直交する平面内で感光体ドラム軸線と
交差しない方向に照射すべく光検知手段を設置する構成
の方が、感光体ドラムの軸線に沿って配置される受光素
子への反射光の入射量は少なくなる。一方、記録紙の場
合は、乱反射があらゆる方向に均一になされるので、発
光素子の照射方向に影響されず略一定の反射光が受光素
子に入射する。
【0011】従って、記録紙からの反射光の受光レベル
はほとんど変化しないのに対し、感光体ドラム表面から
の反射光の受光レベルは下がり、両者の受光レベル差を
大きくできるため、適切な閾値の選択が容易となり、紙
巻付きの誤検知発生頻度を大幅に下げることができるよ
うになる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、本発明の紙巻付き検知装置の一実施
例を適用した画像形成装置であるカラー画像形成装置の
構成を示す。図1において、10は感光体ドラムで、OP
C感光層をドラム上に塗布したもので、接地されて時計
方向に回転駆動される。11はスコロトロン帯電器で、感
光体ドラム10周面に対してVH (−600 〜−800 V)の
一様な帯電をVG (−550 〜−850 V)に電位保持され
たグリッドとコロナ放電ワイヤによるコロナ放電によっ
て与えられる。このスコロトロン帯電器11による帯電に
先立って、前プリントまでの感光体の履歴をなくすため
に発光ダイオード等を用いたPCL12による露光を行っ
て感光体周面の除電をしておく。
【0013】感光体ドラム10への一様帯電の後、像露光
装置13により画像信号に基づいた像露光が行われる。像
露光装置13は図示しないレーザダイオードを発光光源と
し回転するポリゴンミラー13A、fθレンズ13Bを経て
反射ミラー13Cにより光路を曲げられ走査がなされるも
ので、感光体ドラム10の回転(副走査)によって潜像が
形成される。本実施例では文字部に対して露光を行い、
文字部の方が低電位V L (−100 〜0)となるような反
転潜像を形成する。
【0014】感光体ドラム10周縁にはイエロー(Y)、
マゼンダ(M)、シアン(C)、黒色(K)等のトナー
とキャリアとからなる現像剤をそれぞれ内蔵した現像器
14が設けられていて、まず、1色目の現像がマグネット
を内蔵し現像剤を保持して回転する現像スリーブ14Aに
よって行われる。現像剤はフェライトをコアとしてその
まわりに絶縁性樹脂をコーティングしたキャリアと、ポ
リエステルを主材料として色に応じた顔料と荷電制御
剤、シリカ、酸化チタン等を加えたトナーとからなるも
ので、現像剤は層形成棒によって現像スリーブ14A上に
300 〜600 μmの層厚に規制されて現像域へと搬送され
る。
【0015】現像域における現像スリーブ14と感光体ド
ラム10との間隙は層厚(現像剤)よりも大きい0.4 〜1.
0 mmとして、この間にVAC(1.5 〜3.0 KVP-P )の
ACバイアスとVDC(−500 〜−700 V)のDCバイア
スが重畳して印加される。V DCとVH 、トナーの帯電は
同極性であるため、VACによってキャリアから離脱する
きっかけを与えられたトナーはVDCより電位の高いVH
の部分には付着せず、VDCより電位の低いVL 部分に付
着し顕像化(反転現像)が行われる。
【0016】1色目の顕像化が終わった後、2色目の画
像形成工程にはいり、再びスコロトロン帯電器11による
一様帯電が行われ、2色目の画像データによる潜像が像
露光装置13によって形成される。このとき1色目の画像
形成工程で行われたPCL12による除電は、1色目の画
像部に付着したトナーがまわりの電位の急激な低下によ
り飛び散るため行わない。
【0017】再び感光体ドラム10周面の全面に亘ってV
H の電位となった感光体のうち、1色目の画像のない部
分に対しては1色目と同様の潜像がつくられ現像が行わ
れるが、1色目の画像がある部分に対し再び現像を行う
部分では、1色目の付着したトナーにより遮光とトナー
自身のもつ電荷によってVM ′の潜像が形成され、V DC
とVM ′の電位差に応じた現像が行われる。この1色目
と2色目の画像の重なりの部分では1色目の現像をVL
の潜像をつくって行うと、1色目と2色目とのバランス
が崩れるため、1色目の露光量を減らしてVH >VM
(−100 〜−300 V)>VL となる中間電位とすること
もある。
【0018】3色目、4色目についても2色目と同様の
画像形成工程が行われ、感光体ドラム10周面上には4色
の顕像が形成される。一方、給紙カセット15より給紙機
構16によって給送された記録紙Pは、転写器17によって
転写域へと給送され、感光体ドラム10周面上の多色像が
一括して記録紙P上に移される。即ち、給送されて来た
記録紙Pは導電ブラシ17Aと転写ベルト17Bとの間に進
入し、導電ブラシ17Aより記録紙Pに対して電荷が注入
され、記録紙Pと転写ベルト17Bとの間に吸着力が生じ
る。このあと記録紙Pは感光体ドラム10と転写ベルト17
Bとで形成されるニップ部(転写域)17Cに進入し、転
写ベルト17B裏面よりコロナ放電器17D或いはこれに代
えてバイアスローラにより転写電界が付与され、記録紙
P上に多色像が転移する。
【0019】その後、感光体ドラム10より分離した記録
紙Pは、転写ベルト17Bを張架する保持ローラ17E,17
Fのうちの下流側の保持ローラ17Fの軸を対向電極とし
てACコロナ放電による除電を受けた後、或いは、DC
コロナ放電を受けながら転写ベルト17Bから分離する。
17Gはクリーニングブレードで回転する転写ベルト17B
に付着したトナーを除去する。この転写器17の転写ベル
ト17Bは多色像形成中は下流側の保持ローラ17Fの軸を
回動中心として感光体ドラム10より離間されている。
【0020】転写器17による転写動作で多色像を保持し
た記録紙Pは、少なくとも一方のローラ内部にヒータを
有する2本の圧着ローラからなる定着装置18へと搬送さ
れ、圧着ローラ間で熱と圧力を加えられることにより付
着トナーは溶融し、記録紙P上に固定された後、装置外
へ排出される。転写後の感光体ドラム10周面上に残った
残留トナーはACコロナ放電器を用いた除電器19により
除電を受けた後、クリーニング装置20にいたり感光体に
当接したゴム材から成るクリーニングブレード20Aによ
ってクリーニング装置20内に掻き落とされ、スクリュー
等により排出後、回収ボックスへ貯留される。尚、上記
の除電器19はその配置によっては、図1に示すように記
録紙の除電を兼ねることが可能である。クリーニング装
置20によって残留トナーを除去された感光体ドラム10は
PCL12による露光を受けた後にスコロトロン帯電器11
によって一様帯電を受け、次の画像形成サイクルに入
る。尚、多色像形成中はクリーニングブレード20aは感
光体表面から離間され、除電器18によるAC除電はOF
F状態に保たれる。
【0021】ここで、前記除電器18の直後に、本実施例
の紙巻付き検知用の光検知手段してのフォトセンサ30が
配置され、感光体ドラム10への紙巻付きの有無を検知す
るようになっている。尚、給紙機構16には、その搬送経
路に給紙センサ21が設けられ、記録紙Pが給送されたか
否かを検知できるようにしている。また、定着装置18の
下流側には、排紙センサ22が設けられ、定着後に記録紙
Pが排紙されたか否かを検知できるようにしている。
【0022】次に本実施例の紙巻付き検知装置について
図2に従って説明する。本実施例の紙巻付け検知装置で
は、各構成要素は、図5に示す従来例のものと同じであ
り、フォトセンサ30の設置構造が異なるだけであるの
で、ここでは、その設置構造について説明する。尚、フ
ォトセンサ30内の発光素子としての発光ダイオード3及
び受光素子としてのフォトトランジスタ4は、図示しな
いが、フォトセンサ30内において従来と同様に配置され
ているものである図2(A),(B)において、本実施
例のフォトセンサ30は、発光ダイオード3からの照射光
が、(A)図及び(B)図に示すように感光体ドラム10
表面に照射されるように設置される。
【0023】即ち、フォトセンサ30の発光ダイオード3
とフォトトランジスタ4とが、従来と同様に感光体ドラ
ム10の軸線方向に沿って配置され、且つ、(B)図に示
すように、発光ダイオード3からの照射光Lが、感光体
ドラム軸線Aに対して直交する平面内で、従来のような
軸線Aに対して交差(感光体ドラム10表面に対し直角と
なる)する方向ではなく、感光体ドラム軸線Aと交差し
ない方向に所定角度θ傾けて感光体ドラム10表面に対し
て照射されるようにフォトセンサ30を配置してある。
【0024】かかる構成において、感光体ドラム10の表
面は、ブレード等による清掃で表面の周方向に微細な傷
が付く。このため、感光体ドラム10表面に光を照射した
場合、乱反射による反射光は、ドラムの長手方向、即ち
軸線Aに沿った方向の方が周方向に比べて多い。従っ
て、従来のように、発光ダイオード3からの照射光Lが
感光体ドラム10表面に対して直交しているものに比べ
て、発光ダイオード3からの照射光Lが、図2(B)に
示すように感光体ドラム10表面に対して傾けた方が、感
光体ドラム10の軸線Aに沿って配置されるフォトトラン
ジスタ4の受光量少なくなる。
【0025】一方、記録紙Pの場合は、乱反射がどの方
向にも略同じレベルとなるので、発光ダイオード3の照
射方向に関係なくフォトトランジスタ4の受光量は略一
定となる。従って、記録紙Pからの反射光の受光レベル
はほとんど変化しないのに対し、感光体ドラム10表面か
らの反射光の受光レベルは大幅に下がり、両者の受光レ
ベル差を大きくできる。
【0026】図3に感光体ドラム10の表面に対するフォ
トセンサ30からの照射光Lの照射角度θと受光レベルと
の関係を示す。この図は、記録紙P、イエロートナーを
感光体ドラム表面にベタ塗りした状態でのドラム表面
(図中トナーとして示す)及びトナーのない状態でのド
ラム表面(図中ドラムとして示す)に対してフォトセン
サ30から光を照射した場合の感光体ドラム表面に対する
照射角度θと受光レベルとの関係を示している。尚、受
光レベルは、記録紙を100 とした時の相対値で示してあ
る。
【0027】この図から明らかなように、従来のように
感光体ドラム10の表面に対して直角(θ=0°)照射光
Lを照射した場合に比べて、感光体ドラム10の表面に対
して傾けて(θ=7°,θ=15°)照射した方が、感光
体ドラム10の表面の受光レベルが大幅に低下する。ま
た、図4に示すように、異なる感光体ドラム10における
受光レベルのバラツキも少なくなる。
【0028】従って、記録紙と感光体ドラム表面の受光
レベル差が従来に比べて大きくなり、両者の受光レベル
を区別するため両者の間の値に設定される閾値の選択が
極めて容易となる。そして、例えば感光体ドラム表面の
受光レベルに対して比較的高めに設定した場合には、感
光体ドラム表面が劣化して粗くなり乱反射が多くなって
も十分に記録紙との判別が可能となり、感光体ドラム10
の劣化にも対応することが可能となる。このため、紙巻
付きの誤検知の発生頻度を大幅に下げることができ、紙
巻付き検知装置の信頼性を向上できる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、感
光体ドラム表面に照射する光検知手段からの光線を、ド
ラム軸線に対して直交する平面内で軸線と交差しない方
向に傾けて照射するようにしたので、記録紙とドラム表
面との受光レベル差を大きくでき、閾値の選択が容易に
できると共にドラム個体間の受光レベルのバラツキも少
なくできる。従って、紙巻付き検知の誤検知の発生頻度
を大幅に下げることができ紙巻付き検知装置の信頼性を
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙巻付き検知装置の一実施例を適用し
た画像形成装置を示す断面構成図
【図2】本発明の紙巻付き検知装置の一実施例のフォト
センサと感光体ドラムとの位置関係を示す図で、(A)
は正面図、(B)は左側面図
【図3】同上実施例の記録紙とトナーとドラムに関する
受光レベルと照射角度θとの関係を示す図
【図4】同上実施例の記録紙と異なるドラムのそれぞれ
の受光レベルを示す図
【図5】従来のフォトセンサによる感光体ドラム表面レ
ベル値測定原理を説明する図
【図6】従来の紙巻付き検知装置におけるフォトセンサ
と感光体ドラムとの位置関係を示す図で、(A)は正面
図、(B)は左側面図
【図7】従来装置の記録紙と異なるドラムのそれぞれの
受光レベルを示す図
【符号の説明】
3 発光ダイオード 4 フォトトランジスタ 5 コントロールユニット 10 感光体ドラム 30 フォトセンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体ドラム上に形成されたトナー像を感
    光体ドラムを回転させつつ記録紙上に転写した後、記録
    紙を感光体ドラムから分離して定着手段へ搬送する画像
    形成装置における前記転写後の感光体ドラムへの記録紙
    巻付きを検知するための紙巻付き検知装置であって、前
    記感光体ドラム表面に光を照射する発光素子及び該発光
    素子の照射光に基づく前記ドラム表面からの反射光を受
    光する受光素子とからなり受光素子の受光量に応じた出
    力値を発生する光検知手段を有し、該光検知手段からの
    出力値を予め設定した閾値と比較し、出力値と閾値の比
    較結果に基づいて感光体ドラムへの紙巻付きの検知を行
    う構成の紙巻付き検知装置において、 前記光検知手段の発光素子と受光素子とが、感光体ドラ
    ムの軸線方向に沿って配置され、且つ、発光素子からの
    照射光を、前記感光体ドラム軸線に対して直交する平面
    内で感光体ドラム軸線と交差しない方向に照射すべく光
    検知手段を設置する構成としたことを特徴とする画像形
    成装置の紙巻付き検知装置。
JP4205507A 1992-07-31 1992-07-31 画像形成装置の紙巻付き検知装置 Pending JPH0656308A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105459591A (zh) * 2014-09-26 2016-04-06 精工爱普生株式会社 介质检测机构、介质检测方法、印刷装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105459591A (zh) * 2014-09-26 2016-04-06 精工爱普生株式会社 介质检测机构、介质检测方法、印刷装置

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