JPH0656284A - 媒体取扱装置 - Google Patents

媒体取扱装置

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JPH0656284A
JPH0656284A JP20418292A JP20418292A JPH0656284A JP H0656284 A JPH0656284 A JP H0656284A JP 20418292 A JP20418292 A JP 20418292A JP 20418292 A JP20418292 A JP 20418292A JP H0656284 A JPH0656284 A JP H0656284A
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JP
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medium
size
feeding
handling device
media
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JP20418292A
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Inventor
Fumito Kojika
文人 小鹿
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙サイズに応じて繰出しローラの間隔を設
定する媒体取扱装置及びスタッカの用紙ガイドの対向距
離を設定する媒体取扱装置に関し、用紙サイズに関わら
ず、安定繰り出し及び排出用紙を正常積載する媒体取扱
装置を提供する。 【構成】1)媒体1の先端付近で、幅方向の少なくとも
両端付近を含む位置に配置された複数の同軸繰出しロー
ラ4の回転によって媒体1を繰り出して所定の処理を施
す媒体取扱装置において、媒体1の幅方向の両端付近の
複数の繰出しローラの軸心方向の距離を、集積した媒体
1のサイズに応じて所定寸法に設定する第1の設定手段
8を備える構成とする。2)繰り出した媒体1に所定の
処理を施してスタッカ部7へ排出する媒体取扱装置にお
いて、スタッカ部7の媒体1の幅方向をガイドする一対
の媒体ガイド部材9の対向距離を、媒体1のサイズに応
じて自動的に媒体1の幅寸法に設定する第2の設定手段
12を備える構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ等の媒体取扱
装置に係り、特に用紙サイズに応じて同軸繰出しローラ
の間隔を設定する媒体取扱装置及び用紙サイズに応じて
スタッカの用紙ガイドの対向距離を設定する媒体取扱装
置に関するものである。
【0002】近来、オフィスオートメーション機器の急
速な普及に伴ってプリンタ、或いはファクシミリ装置、
複写装置等が広く導入されている。これらの装置でカッ
ト紙を使用するものでは、所望サイズの用紙を重ねてセ
ットし、一枚ずつ繰り出して、印字等の処理を行ってス
タッカに送出されるが、用紙サイズによって繰り出した
時にダブルフィードや斜行等が発生したり、スタッカに
送出された時に先行用紙にぶつかって集積が乱れるの
で、繰り出しが安定し、またスタッカへの集積が正常に
行われる方法が望まれている。
【0003】
【従来の技術】図9は本発明が適用されるプリンタの側
断面図を例示している。図において、2はカセット3が
装着されるカセット装着部、3は所望サイズのカット用
紙(以下用紙という)1a が集積収容されるカセット、4
a,4b は繰出ローラ、5は例えば電子写真印刷等による
プリンタ部、6は排出ローラ、7aはスタッカを示す。
【0004】このような構成を有するので、カセット装
着部2に装着されたカセット3の用紙1aは繰出しローラ
4a,4b によって繰り出されて、プリンタ部5へ送られ、
外部装置から送られた印字データに基づいて印字が行わ
れて、印字した用紙1aは排出ローラ6により排出されて
スタッカ7a上に積載される。
【0005】ここにおいて、図10によりカセット3から
用紙1aを繰り出す機構を詳述する。図10(a) はカセット
装着部2にカセット3を装着した時の斜視図を示してい
る。カセット3内に側板30a,30b が設けられ、用紙1aの
サイズに応じて移動させて用紙1aの幅方向を規制し、繰
り出し時にガイドする。また側板30a,30b の前端の内側
に夫々爪31a,31b が設けられている。
【0006】繰出しローラ4a,4b は、装着したカセット
3の先端付近に位置し、駆動源によって繰り出し時に回
転する軸40に所定間隔をおいて設けられている。繰出し
ローラ4a,4b の外側前方に接近して爪31a,31b が位置
し、且つ爪31a,31b は用紙1aの先端の両端部の上方に位
置している。
【0007】また図10(b) の側断面図に示すように、用
紙1aは押圧板32上に集積され、押圧板32はスプリング33
により繰出しローラ4a,4b に押圧されている。従って、
繰出しローラ4a,4b の矢印方向への回転によって用紙1a
は先端が爪31a,31b に瞬間係合して上方に弛みながら下
側の用紙1aと分離し、弾きだされて繰り出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法によれ
ば、 カセット3内の側板30a,30b は用紙1aの幅方向をガイ
ドするために用紙サイズに応じて移動させており、これ
に連れて爪31a,31b の間隔も変化するので、図11(a) に
示すように、例えば用紙サイズB4の時の繰出しローラ
4a,4b と爪31a,31b の相対距離aが、他の用紙サイズの
時には狭くなり、例えば用紙サイズA4の時には、図11
(b) に示すように、側板30a,30b の移動で爪31a,31b が
繰出しローラ4a,4b に接近、或いは接触するので、安定
した繰り出しができない。
【0009】そこで図11(c) に示すように、異なる用紙
サイズに共用できる位置に繰出しローラ4a,4b を配置し
て相対距離bとする方法が採られることがあるが、却っ
てどのサイズの用紙1aに対しても爪31a,31b と繰出しロ
ーラ4a,4b の適切な位置関係を得ることができず、用紙
1aが爪31a,31b によって分離される際に、爪31a,31bよ
り適正に弾き出されないで、繰出し障害が発生する。
【0010】印字されてスタッカ7aに排出される用紙
1aは、図9に示すように、先端が垂れ下がりながらスタ
ッカ7a上にすべるように送られるので、図12に示すよう
に、スタッカ7a上に既に集積されている用紙1aがある
と、その用紙1aの後端を押したり、或いは用紙1aの縁に
引っ掛かって押し出すので、斜めになったり、スタッカ
7aから落ちたりして、用紙1aが正常に積載されない。と
いう問題点がある。
【0011】本発明は、用紙サイズに関わらず安定した
繰り出しができ、またスタッカへ排出された用紙が正常
に積載される媒体取扱装置を提供することを目的として
いる。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図
で、(a) は請求項1に対応する平面図、(b) は請求項2
に対応する平面図を示す。 1)請求項1に対応する手段 図において、1は媒体、4は集積された媒体1の先端付
近で、且つ送り方向に対する幅方向の少なくとも両端付
近を含む位置に配置され、回転により媒体1を1枚ずつ
繰り出す同軸の複数の繰出しローラ、8は媒体1の幅方
向の両端付近に夫々配置された複数の繰出しローラの軸
心方向の距離を、集積された媒体1のサイズに応じて自
動的に所定寸法に設定する第1の設定手段である。
【0013】従って第1の設定手段8により軸心方向の
距離を所定寸法に設定された複数の繰出しローラ4によ
って媒体1を繰り出すように構成されている。 2)請求項2に対応する手段 図において、1は媒体、7は所定の処理を施された媒体
1が排出されるスタッカ部、9はスタッカ部7に設けら
れ、媒体1の送り方向に対する幅方向をガイドする対向
する一対の媒体ガイド部材、12は媒体ガイド部材9の対
向距離を、媒体1のサイズに応じて自動的に媒体1の幅
寸法に設定する第2の設定手段である。
【0014】従って第2の設定手段12により媒体ガイド
部材9の対向距離を設定されたスタッカ7に媒体1を排
出するように構成されている。
【0015】
【作用】
1)請求項1に対応する作用 集積された媒体1のサイズに応じて、第1の設定手段8
により複数の繰出しローラの軸心方向の距離を自動的に
所定寸法に設定して、繰出しローラ4の回転によって媒
体1を一枚ずつ繰り出すことにより、媒体1の送り方向
の幅寸法に対する複数の繰出しローラの適正な位置で繰
り出すことができるので、繰り出しが正常に行われてダ
ブルフィードや繰り出し障害の発生を防止することがで
きる。 2)請求項2に対応する作用 媒体1のサイズに応じて、第2の設定手段12により対向
する一対の媒体ガイド部材9の対向距離を自動的に媒体
1の幅寸法に設定して、処理が施された媒体1をスタッ
カ7に排出すると、媒体1の幅方向が一対の媒体ガイド
部材9にガイドされてスタッカ7上に積載され、スタッ
カ7上に既に集積されている媒体1があっても、その媒
体1の後端を押したり、媒体1の縁に引っ掛かって押し
出して斜めになったり、或いはスタッカ7から落下した
りすることが防止され、媒体1を正常に積載することが
できる。
【0016】
【実施例】
1)実施例の説明 図2〜図4により本発明による一実施例を説明する。全
図を通じて同一符号は同一対象物を示す。
【0017】図2の用紙1aは、図1の媒体1に対応し、
図2の移動機構8a及び斜面板34a,34b は、図1(a) の第
1の設定手段8に対応し、図2のガイド板9a,9b は 図
1(b) の媒体ガイド部材9に対応し、図2のマイクロス
イッチSw1 〜Sw3 及び移動機構12aは、図1(b) の第2
の設定手段12に対応している。
【0018】図2の平面図及び図3のカセット装着部の
斜視図に示すように、カセット3aの側板30A,30B の爪31
a,31b の手前に互いに前方に向かって外側に開くように
斜面が形成された斜面板34a,34b が設けられている。
【0019】側板30A の前端にサイズ検出用の突起部32
が設けられ、カセット3aに設けられた横方向の図示して
いない長孔からカセット3aの前方に突出し、側板30A の
移動により突起部32が長孔を摺動して移動する。
【0020】また繰出しローラ4A,4B の軸方向の対向距
離を移動させる移動機構8aが設けられている。移動機構
8aは、繰出しローラ4A,4B が軸40aに摺動自在に嵌合
し、軸40aの手前、図において右方近傍に平行してガイ
ド軸81が設けられ、繰出しローラ4A,4B の回転を妨げな
いで繰出しローラ4A,4B と共に軸40aに摺動自在に嵌合
し、且つガイド軸81に摺動自在に嵌合したガイド片80a,
80b が対向して設けられている。
【0021】ガイド軸81の対向するガイド片80a,80b の
間にはスプリング82が巻着され、ガイド片80a,80b の間
隔を開く方向に付勢している。ガイド片80a,80b はカセ
ット3a側に突出して互いに対向面が内側に接近する方向
に曲げて傾斜面が形成されている。
【0022】カセット3aがカセット装着部2に装着され
ていない時の、ガイド片80a,80b の対向距離は最大用紙
サイズの幅寸法に設定されており、夫々先端の対向距離
は最小用紙サイズの斜面板34a,34b の先端が係合する寸
法に設定されている。
【0023】また装置フレーム10にマイクロスイッチSw
1 〜Sw3 が設けられている。マイクロスイッチSw1 〜Sw
3 は、図2に2点鎖線で示すように、カセット3aをカセ
ット装着部2に装着した時に、カセット3aの先端から突
出した突起部32が当接し、カセット3aに収容された用紙
1aのサイズ (例えばB4、A4及びB5) に応じて移動
した突起部32に押されて作動してサイズの検出信号が制
御部16へ送信される。
【0024】また図2の平面図及び図4のスタッカ部の
拡大図に示すように、スタッカ7bの上面に排出される用
紙1aの幅方向をガイドするガイド板9a,9b が設けられ、
ガイド板9a,9b の排出ローラ6側の先端部は外側に開い
て、僅か用紙1aが斜行してきてもガイドできるようにな
っている。またガイド板9a,9b の対向面の所定個所に例
えばゴムシートの摩擦板90a,90b が貼付されている。
【0025】スタッカ7bの下面にガイド板9a,9b の対向
距離を変化させる移動機構12aが設けられている。移動
機構12aは、ガイド板9a,9b の下端に固定され、スタッ
カ7bの横方向に設けられた長孔70に摺動する図示省略し
た摺動片がスタッカ7bの下面でラック13a,13b の端部に
取り付けられている。
【0026】ラック13a,13b は夫々ピニオン14の両側に
噛み合い、ピニオン14はベルト機構15を介してモータM1
に連結され、モータM1の正逆方向回転により、ガイド板
9a,9b を互いに反対方向に移動させる。即ち、例えばモ
ータM1が正方向回転するとガイド板9a,9b の対向距離が
狭くなり、モータM1が逆方向回転するとガイド板9a,9b
の対向距離が広くなる。モータM1は制御部16の制御によ
り回転する。
【0027】このような構成を有するので、図2に示す
ように、カセット装着部2にカセット3aを装着すると、
図5(a) に示すように、最大用紙サイズ、例えばB4の
時は既にガイド片80a,80b の対向距離は設定されている
ので、カセット3aの側板30A,30B に形成された斜面板34
a,34b がガイド片80a,80b にカセット3aの装着完了位置
で接触する。
【0028】また図5(b) に示すように、その他の用紙
サイズ、例えばA4の時は斜面板34a,34b がガイド片80
a,80b に係合してガイド片80a,80b の対向距離を狭める
方向に摺動させ、用紙サイズに応じた対向距離に設定す
る。ガイド片80a,80b の対向距離が設定されるに連れて
繰出しローラ4A,4B が用紙サイズに応じた対向距離に設
定される。
【0029】一方、突起部32が当接してマイクロスイッ
チSw1 〜Sw3 のいずれかが用紙サイズを検出すると、図
4に示すように、最大用紙サイズであれば、モータM1は
回転せずそのままの対向距離で使用され、その他の用紙
サイズであれば、制御部16の制御によってモータM1が正
方向に用紙サイズに応じたステップ数だけ回転して、ス
タッカ7bのガイド板9a,9b の対向距離が用紙1aの幅寸法
に設定される。
【0030】このようにして、カセット3aの側板30A,30
B の爪31a,31b と繰出しローラ4A,4B の関係位置を用紙
1aのサイズに応じた適切な位置に自動的に設定すること
ができ、用紙サイズに関係なく安定した用紙1aの繰り出
しができる。
【0031】またスタッカ7bのガイド板9a,9b の対向距
離を用紙サイズに応じて自動的に用紙1aの幅寸法に設定
することができるので、排出された用紙1aの両側をガイ
ドして正常に積載することができる。またガイド板9a,9
b に設けた摩擦板90a,90b により勢い良く排出された用
紙1aの両サイドが制動されて行き過ぎることなく集積さ
れる。2)異なる実施例の説明 図6及び図7に異なる実施例(1) 及び(2) を示す。図6
及び図7が図2で説明した実施例と異なるのは、繰出し
ローラ4A,4B の対向距離を用紙サイズに応じて設定する
機構を、前記実施例のガイド片80a,80b と斜面板34a,34
b を係合させる方法に代えて、用紙サイズを検出してピ
ニオンを回転させてラックを移動させる方法としたこと
である。
【0032】即ち、異なる実施例(1) の図6に示すよう
に、カセット3bの一側面に用紙サイズ指示部32aが上下
に位置が移動して固定されるように設けられ、用紙サイ
ズに応じてオペレータによってサイズ指示位置 (B4、
A4及びB5)に移動してセットされる。
【0033】一方、装置のサイドフレーム10aに、マイ
クロスイッチSw4 〜Sw6 が設けられ、カセット3bを装着
した時に、用紙サイズ指示部32aがマイクロスイッチSw
4 〜Sw6 のいずれかに係合して作動させる。
【0034】また繰出しローラ4A,4B と共に軸40を摺動
するラック84a,84b が付いた移動板83a,83b が設けら
れ、移動板83a,83b の下面には装置フレーム10に形成さ
れた長孔17に摺動する図示省略した摺動片が設けられて
いる。
【0035】ラック84a,84b はベルト機構86を介してモ
ータM2によって回転されるピニオン85に噛み合ってお
り、モータM2の正逆方向回転により、移動板83a,83b が
互いに反対方向に移動して繰出しローラ4A,4B の対向距
離が変化する。
【0036】またマイクロスイッチSw4 〜Sw6 及びモー
タM2は制御部18に連結されている。制御部18は、実施例
で説明した移動機構8aを制御する制御部16の機能も備え
ているが、ここでは移動機構8aの制御は実施例と同じで
あるので説明を省略する。
【0037】従って、カセット3bが装着されていない時
には、繰出しローラ4A,4B の対向距離が最大用紙サイズ
に対応するようにしておき、カセット3bを装着するとマ
イクロスイッチSw4 〜Sw6 のいずれかによって用紙サイ
ズが検出され、最大用紙サイズ以外のサイズの時に、モ
ータM2を正方向に所定ステップ数だけ回転させて繰出し
ローラ4A,4B を用紙サイズに応じた対向距離に設定す
る。
【0038】また異なる実施例(2) の図7は、図6の例
えば移動板83aのラック84の歯の反対側に突起部87が設
けられ、また突起部87の移動位置に対応して装置フレー
ム10にマイクロスイッチSw7 〜Sw9 が設けられている。
突起部87はマイクロスイッチSw7 〜Sw9 に係合して作動
させる。マイクロスイッチSw4 〜Sw9 及びモータM2は制
御部18aに連結されている。制御部18aは、実施例で説
明した移動機構8aを制御する制御部16の機能も備えてい
るが、ここでは移動機構8aの制御は実施例と同じである
ので説明を省略する。
【0039】従ってカセット3bが装着されていない時
に、マイクロスイッチSw4 〜Sw6 のいずれかが用紙サイ
ズを検出すると、モータM2が回転して移動板83aを移動
させ、突起部87が用紙サイズに対応するマイクロスイッ
チSw7 〜Sw9 のいずれかを作動させると、モータM2の回
転が停止する。この時、繰出しローラ4A,4B の対向距離
は用紙1aのサイズに対応して適切な位置にある。
【0040】この異なる実施例(2) では、カセット3bを
カセット装着部2から外した時に、繰出しローラ4A,4B
の対向距離はその設定位置を維持しており、次に同じサ
イズの用紙1aを使用する場合にそのまま使用することが
できる。
【0041】また図8に異なる実施例(3) を示す。図8
は図2で説明した実施例のプリンタとは異なり、スタッ
カをカセットの上側に設けたプリンタの場合である。図
8(a) に示すように、カセット3cの側板30c,30d の上端
面に所定長さのガイド板9A,9B が形成されている。
【0042】カセット装着部2aが傾斜して設けられ、カ
セット装着部2aの上方、即ち、カセット3cがカセット装
着部2aに装着された時に、カセット3cの上面に前方の一
部を除いて蓋状にスタッカ7cが設けられている。スタッ
カ7cには用紙1aの送り方向に対して平行で用紙1aの各サ
イズの幅寸法に対応する位置に、ガイド板9A,9B が嵌入
される長さの複数の長孔70a〜70fが設けられている。
【0043】従ってカセット3cに所望サイズの用紙1aを
収容する時は、スタッカ7cをカセット3cの上面から外し
て、用紙1aを収容して側板30c,30d を用紙サイズの幅に
設定してから、スタッカ7cでカセット3cの上面にセット
すると、図8(a) 及び(b) に示すように、用紙サイズに
対応する長孔70a,70f 、70b,70e 、70c,70d のいずれか
にガイド板9A,9B が嵌入して、ガイド板9A,9B がスタッ
カ7cの上面より突出する。
【0044】また図示省略したが、カセット3cを装着部
2aに装着した時に、繰出しローラ4A,4B の対向距離が用
紙サイズに応じて自動的に設定される点は、実施例、異
なる実施例(1) 及び(2) と同様である。
【0045】そこでカセット装着部2aに装着して、用紙
1aを繰り出してプリンタ部5aで印字した後、スタッカ7c
に排出すると、ガイド板9A,9B が排出される用紙1aの幅
方向をガイドして正常に積載することができる。
【0046】このようにして、装着したカセットに3a〜
3cに収容された用紙1aのサイズに応じて、繰出しローラ
4a,4b 、4A,4B の対向距離を自動的に移動させて、爪31
a,31b との関係位置を適正にすることができるので、ダ
ブルフィードや繰り出し障害等が防止され、安定した繰
り出しができ、またスタッカ7b,7C のガイド板9a,9b、9
A,9B の対向距離を自動的に移動させて用紙1aの幅方向
をガイドすることができるので、斜めになったり押し出
されたりすることがなく、スタッカ7b,7C 上に正常に積
載することができる。
【0047】上記実施例では、複数の用紙サイズに共通
に使用されるカセット7bの場合を説明したが、用紙サイ
ズ毎に専用のカセットを使用する方法とした場合にも本
発明を適用することができ、この場合には、斜面板34a,
34b をカセットの両側面の上端に設けて対応することが
できる。
【0048】また移動機構12aは、マイクロスイッチSw
1 〜Sw3 の何れかによる用紙サイズの検出で、モータM1
が用紙サイズに対応するステップ数だけ回転する場合を
説明したが、モータM1の回転によって移動するラックの
位置を用紙サイズに対応する位置に夫々設けられたマイ
クロステップによって検出してモータM1を停止させる方
法としても良い。
【0049】上記実施例、異なる実施例(1) 及び(2) で
は、カセット3a,3b に収容された用紙サイズをマイクロ
スイッチSw4 〜Sw6 、Sw7 〜Sw9 が検出する場合を説明
したが、操作パネルに用紙サイズ指示釦を設けて、用紙
サイズを入力する方法としても良い。
【0050】また繰出しローラ4A,4B だけが設けられた
場合を説明したが、繰出し4A,4B の間の所定位置に少な
くとも1個の繰出しローラを軸40の軸心方向に移動しな
いように固定した場合にも同様に適用することができ
る。
【0051】上記実施例、異なる実施例(1) 〜(3) で
は、繰出し4A,4B を両方とも用紙サイズに応じて軸心方
向に移動させる場合を説明したが、いずれか一方だけを
移動させて用紙サイズに対応させる方法としても良く、
この場合には、スタッカ7b,7cのガイド板9a,9b 、9A,9B
をこれに対応した一方だけを移動させるように必要が
あることは勿論である。
【0052】また用紙1aをカセット7b,7c に収容しない
で、装置の用紙載置部に直接載置する場合にも、同様に
本発明を適用することができる。この場合には、用紙1a
の幅方向を規制した時の側板の位置、或いは用紙サイズ
指示釦による指定等による用紙サイズに応じて、移動機
構8a〜8c,12aが作用するように構成される。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1では、集積された媒体の先端付近で、且つ送り方
向に対する幅方向の少なくとも両端付近を含む位置に配
置された同軸の複数の繰出しローラの回転によって媒体
を1枚ずつ繰り出して、媒体に所定の処理を施す媒体取
扱装置において、媒体の幅方向の両端付近に夫々配置さ
れた複数の繰出しローラの軸心方向の距離を、集積され
た媒体のサイズに応じて自動的に所定寸法に設定する第
1の設定手段を備えることにより、媒体のサイズに応じ
て同軸の複数の繰出しローラの対向距離を自動的に設定
することがきるので、媒体の繰り出しが安定し、ダブル
フィードや繰り出し障害等を防止することができる。
【0054】請求項2では、集積された媒体を1枚ずつ
繰り出して媒体に所定の処理を施してスタッカ部へ排出
する媒体取扱装置において、スタッカ部上の媒体の送り
方向に対する幅方向をガイドする対向する一対の媒体ガ
イド部材の対向距離を、媒体のサイズに応じて自動的に
媒体のサイズの幅寸法に設定する第2の設定手段を備え
ることにより、媒体のサイズに応じて対向する一対の媒
体ガイド部材の対向距離を自動的に設定することができ
るので、排出される媒体の幅方向が媒体ガイド部材にガ
イドされて、傾くことなくまた媒体の先端で先行する媒
体を押し出すこともなくなりスタッカ上に正常に積載す
ることができる。という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 本発明の実施例を示す平面図
【図3】 実施例のカセット装着部及び繰出しローラを
示す斜視図
【図4】 実施例のスタッカ部を拡大して示す平面図
【図5】 実施例の説明図
【図6】 異なる実施例(1) を示す斜視図
【図7】 異なる実施例(2) を示す斜視図
【図8】 異なる実施例(3) を示す構成図
【図9】 本発明が適用されるプリンタを示す側断面図
【図10】 従来例の説明図
【図11】 従来方法の問題点の説明図(その1)
【図12】 従来方法の問題点の説明図(その2)
【符号の説明】
1は媒体、 1aは用紙、
3,3a 〜3cはカセット、4,4a,4b,4A,4Bは繰出しロー
ラ、 7はスタッカ部、7a〜7cはスタ
ッカ、 8は第1の設定手段、8a〜8c,12aは移動機
構、 9は媒体ガイド部材、9a,9b,9A,9B はガイド板、
12は第2の設定手段、 34a,34b は斜面板、80a,80b
はガイド片、 Sw1 〜Sw9 はマイクロスイッチ、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積された媒体(1) の先端付近で、且つ
    送り方向に対する幅方向の少なくとも両端付近を含む位
    置に配置された同軸の複数の繰出しローラ(4) の回転に
    よって該媒体(1) を1枚ずつ繰り出して、該媒体(1) に
    所定の処理を施す媒体取扱装置であって、 前記媒体(1) の幅方向の両端付近に夫々配置された複数
    の繰出しローラ(4) の軸心方向の距離を、前記集積され
    た媒体(1) のサイズに応じて自動的に所定寸法に設定す
    る第1の設定手段(8) を備えることを特徴とする媒体取
    扱装置。
  2. 【請求項2】 集積された媒体(1) を1枚ずつ繰り出し
    て該媒体(1) に所定の処理を施してスタッカ部(7) へ排
    出する媒体取扱装置であって、 前記スタッカ部(7) 上の媒体(1) の送り方向に対する幅
    方向をガイドする対向する一対の媒体ガイド部材(9) の
    対向距離を、前記媒体(1) のサイズに応じて自動的に該
    媒体(1) のサイズの幅寸法に設定する第2の設定手段(1
    2)を備えることを特徴とする媒体取扱装置。
JP20418292A 1992-07-31 1992-07-31 媒体取扱装置 Withdrawn JPH0656284A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6073925A (en) * 1996-04-17 2000-06-13 Tohoku Ricoh Co., Ltd. Image forming apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6073925A (en) * 1996-04-17 2000-06-13 Tohoku Ricoh Co., Ltd. Image forming apparatus

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