JPH0656224A - 物品管理棚および物品管理装置 - Google Patents

物品管理棚および物品管理装置

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JPH0656224A
JPH0656224A JP20665192A JP20665192A JPH0656224A JP H0656224 A JPH0656224 A JP H0656224A JP 20665192 A JP20665192 A JP 20665192A JP 20665192 A JP20665192 A JP 20665192A JP H0656224 A JPH0656224 A JP H0656224A
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Yoshimasa Nakano
吉雅 中野
Akikazu Yamamoto
明和 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 末端の販売拠点に設けられた棚を対象にして
同時的集中在庫管理を可能にする。 【構成】 棚板2には一物品毎に区分して収納するため
の区画Rが形成され、センサー手段4は自身の姿勢の変
化を検出する板状センサーとこの板状センサーの表面に
積層された保護フィルムとから構成され、上記区画Rに
はセンサー手段4が保護フィルム面を前方に向けて棚板
2の天井部から吊設され、このセンサー手段4は天井部
に対し着脱可能に構成されている。棚板2の天井部にセ
ンサー手段4の吊設部としてのセンサー支持板3が形成
され、このセンサー支持板3はセンサー手段4の着脱状
態と取付け状態とにネジにより切り換え可能に構成され
ている。保護フィルムの上下方向の寸法は、棚板の天井
部から棚板上面までの長さに設定されている。棚板には
着脱可能な棒状の区画部材24が取り付けられ、この区
画部材間24、24で上記一区画Rが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、棚内の各収納区画にお
ける物品の有無を検出して棚に対する物品の収納状態を
把握し、かつ物品の収納を管理するために用いられる物
品管理棚および物品管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】物品を収納する棚は、通常その物品を整
理して保管管理するために使用される。特にその物品が
例えばある種の商品群であり、その商品群の中のいずれ
についても在庫切れは極力回避しなければならないよう
な場合、棚の在庫管理には相当の注力がそそがれる。
【0003】しかもその商品を保管管理する棚が各支店
や販売代理店やなど地理的に分散した販売拠点に配置さ
れているような場合、各販売拠点における上記注力のほ
か、各販売拠点に物品を配送する配送センターの日々の
配送計画を適切に立案して最適の状態で実行に移さなけ
ればならず、そのための配送計画の立案も重要な作業で
ある。
【0004】従来、上記のような棚への収納物品の収納
状態の管理は、末端の販売拠点が担当し、その状況は電
話、ファクシミリやコンピュータの端末機による打ち込
み入力等によって中央の指令センターに連絡され、これ
らの連絡された在庫情報を基に中央の指令センターにお
いて逐一各物品の積込量や配送経路が具体的に示された
配送計画が立案され、この配送計画に基づいて配送セン
ターは配送を実行するというシステムが採用されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような在庫管理システムにおいては、末端の販売拠点に
おける在庫の管理においては、担当者が逐一在庫管理の
帳票類をチェックしたり、あるいは実際に棚に保管され
ている物品の収納状態を現認したりする必要があるが、
これらは極めて時間のかかる煩雑な作業であるととも
に、誤りが発生する可能性も高い。さらに、上記チェッ
クされた在庫状況は逐一電話、ファクシミリや各営業所
のコンピュータ端末機による打ち込み等で中央の指令セ
ンターに伝達されるため、この遣り取りで相当の時間的
なロスが発生する。
【0006】ところで、棚に収納されるような物品は、
規則正しく積み重ねられて保管されるというようなもの
ではないため、棚の所定の区画にその物品が存在してい
るか否かの検出は困難であり、そのことが、棚に保管さ
れる物品を対象として、各物品の収納状態を自動的に検
出し、棚の在庫状況から物品の配送計画を出力させるよ
うな集中在庫管理システムが採用されるに到っていない
原因になっている。
【0007】本発明は、従来の上記のような問題点を解
決するためになされたものであり、確実に棚に収納され
る物品の存否を検出することが可能な物品管理棚を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
物品管理棚は、物品毎に区分して収納するための区画が
形成された棚板と、物品収納の有無を検出して信号を発
信するセンサー手段とからなり、上記センサー手段は自
身の姿勢の変化を検出する板状センサーと、この板状セ
ンサーの表面に積層された保護フィルムとから構成さ
れ、上記区画には一区画当り少なくとも一個の上記セン
サー手段が上記保護フィルム面を前方に向けて棚板の天
井部から吊設され、このセンサー手段は上記天井部に対
し着脱可能に構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0009】本発明の請求項2記載の物品管理装置は、
物品毎に区分して収納するための区画が形成された棚板
と、物品収納の有無を検出して信号を発信するセンサー
手段と、センサーの検出信号が入力される中継器と、中
継器と電話回線とを介して連絡された中央制御部とから
構成されていることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】上記請求項1記載の物品管理棚によれば、棚板
には一物品毎に区分して収納するための区画が形成され
ており、物品は他の物品と区分された状態で上記区画内
に収納されるため、この区画内における物品の収納を所
定の品目の一物品のみに限定することによって、他物品
との混同を回避することができ、棚におけるその区画内
の収納の有無を確実に検出するのに適している。
【0011】また、上記区画には一区画当り少なくとも
一個のセンサー手段が保護フィルム面を前方に向けて棚
板の天井部から吊設されているため、上記区画内に物品
が収納されれば、この物品は上記保護フィルム面に当接
し、それの下部先端を棚の奥部上方に跳ね上げ、その結
果センサー手段の姿勢は変化し、棚のその区画内に物品
が収納された状態であることが上記センサーによって検
出される。
【0012】逆に棚の区画から物品を引き出すことによ
って上記センサー手段は棚板の天井部から吊設された元
の状態に戻るため、この姿勢の変化によって棚のその区
画内に物品が収納されていないことを検出することがで
きる。
【0013】そして、上記センサー手段は上記天井部に
対し着脱可能に吊設されているため、センサー手段の取
り換えを容易に行うことができる。
【0014】上記請求項2記載の物品管理装置によれ
ば、棚に対する所定の物品の収納状態は常に確実に検出
することが可能であるため、この管理棚を末端の販売拠
点に配置することによって、各種物品の在庫管理を中央
の管理センターで一元的かつ集中的に実施することが可
能となる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明に係る物品管理棚の一例を示
す一部切欠き斜視図である。この図に示すように物品管
理棚1は、左右一対の側壁11と、上部を覆う天板12
と、底部に位置した底板13と、背面部を閉止した背面
壁14とからなる棚本体1aの内部に、水平方向に複数
段の棚板2が配設されて基本構成されている。
【0016】上記棚板2は、上記棚本体1aの開口部寄
りに左右の側壁11に差し渡されて形成された第一棚板
21と、棚本体1aの背面壁14に固定された状態で左
右の側壁11に差し渡された第二棚板22と、上記第一
棚板21の表面を被覆した覆い板23とで構成されてい
る。そして上記第一棚板21および第二棚板22は鋼板
製とされ、覆い板23はステンレス製の薄板でできてい
る。この覆い板23は、第一棚板21の表面に被覆され
た状態で適宜の個所で第一棚板21にビス止めされて第
一棚板21に固定されている。
【0017】上記第一棚板21は、鋼板が棚本体1aの
開口部から奥部に向かってジグザグに折られた状態にな
っており、ジグザグの上部および下部はそれぞれ水平面
が形成されている。
【0018】このジグザグ状の第一棚板21は、棚本体
1aの開口部からまず立ち上がった第一壁面21a、そ
れに引き続き台地部が形成された第一凸面21b、それ
に引き続き降り下がった第二壁面21c、それに引き続
き谷部が形成された第一凹面21d、それに引き続き立
ち上がった第三壁面21e、それに引き続き台地部が形
成された第二凸面21f、それに引き続き降り下がった
第四壁面21gおよびそれに引き続き谷部が形成された
第二凹面21hとから構成されている。なお、上記第一
凸面21bと第二凸面21fとは同一平面上に形成され
ている。
【0019】そして、第一棚板21の表面が覆い板23
によって被覆された状態で、覆い板23の表面と第二棚
板22の表面とは面一の状態になるように寸法設定され
ている。
【0020】上記棚板2の覆い板23には複数本の着脱
可能な棒状の区画部材24が覆い板23の幅方向に亘っ
て取り付けられ、この区画部材24間で物品収納のため
の一区画Rが形成されている。上記区画部材24はまっ
すぐな金属製の棒の両端部が同一方向にほぼ直角に折り
曲げられて形成されており。これらの折り曲げられた部
分に相当する覆い板23の部位には嵌合孔が穿孔されて
おり、この孔に上記折り曲げ部分を嵌め込むことによっ
て区画部材24は覆い板23に装着状態になる。
【0021】一区画Rの間口は収納が想定される最小幅
の物品の寸法に設定されており、従って、それより大き
い物品を収納する場合にはいずれか一本の区画部材24
が取り外される。そうすることによって、その部分は一
区画Rの二倍の間口の収納区画が形成された状態にな
る。
【0022】このような棚板2の天井部からはセンサー
手段4が吊り下げられている。上記天井部とは、本実施
例においては第一棚板21の裏面を指すが、具体的には
センサー手段4は上記第一棚板21の裏面に付設された
センサー手段4の吊設部としてのセンサー支持板3に取
り付けられている。
【0023】図2は、センサー手段4の吊設状態を例示
する一部切欠き斜視図である。この図に示すように、セ
ンサー支持板3は、第一棚板21の第三壁面21eと、
第二凸面21fと、第四壁面21gと、第二凹面21h
とで形成される曲面に第一棚板21の下面で対応するよ
うに寸法設定されている。
【0024】このセンサー支持板3は、棚本体1aの開
口に向かった第一垂直壁3a、それに引き続いて上方に
突出した第一水平面3b、それに引き続き垂下した第二
垂直壁3c、それに引き続き下方に突出した第二水平面
3dおよびそれに引き続き上方に立ち上がった第三垂直
壁3eから構成されている。そして、このセンサー支持
板3は、その第二垂直壁3cと第一棚板21の第四壁面
21gとの双方を貫通して設けられたネジ31が締結さ
れることにより第一棚板21に固定されている。なお、
本実施例においては、ネジ31は第二垂直壁3cと第四
壁面21gとを貫通して設けられているが、第二水平面
3dと第二凹面21hとを貫通するように設けてもよ
い。
【0025】一方、センサー支持板3の第一垂直壁3a
には円柱状のフック32が棚本体1aの開口に向かって
突設されている。このフック32の先端部には抜け止め
としての釘の頭状の頭部が設けられている。このフック
32の先端部は、センサー支持板3が第一棚板21に固
定された状態で、第一棚板21の第一凹面21dと第三
壁面21eとの直交部分に設けられたカギ孔25に嵌ま
り込んでいる。
【0026】そしてこのフック32にはセンサー手段4
が吊設されている。図3はセンサー手段の一例を示す斜
視図であり、図4はそのA−A線断面図である。まず図
3に示すように、センサー手段4は、自身の姿勢の変化
を検出する板状センサー41とこの板状センサー41の
表面に積層された保護フィルム42とから構成されてい
る。保護フィルム42の上下方向の寸法は板状センサー
41のそれよりも長くされ、図1に示すようにセンサー
手段4が上記フック32から垂下された状態でその下端
部はほぼ棚板2の上面に接する程度の長さに設定されて
いる。
【0027】板状センサー41と保護フィルム42とは
それらの上端部で互いに積層された状態でU字形状の挾
持部材43によって挾持され、リベット止めで固定され
ている。また、挾持部材43の中央部には係止孔44が
穿孔されており、この係止孔44を上記センサー支持板
3の第一垂直壁3aに設けられたフック32に嵌め込む
ことによって、センサー手段4は棚板2の天井部から吊
り下げられた状態になる。なお、本実施例では係止孔4
4は一つであるが、二つあるいはそれであってもよい。
【0028】板状センサー41は、例えば図4に示すよ
うに、二枚のカバー41aの中に圧電素子41bが封入
されて構成されている。この圧電素子41bは外部から
圧力を受けると起電力が発生する。従って、板状センサ
ー41が折り曲げられることによって圧電素子41bが
押圧されると、それを示す信号が上記圧電素子41bか
ら発信され、この信号によって板状センサー41が折れ
曲がったことが検出可能になる。センサー手段4には上
記信号を送るためのリード線46を介して接続端子45
が設けられている。各センサー手段4の接続端子45は
棚本体1a内に設けられた図外のコンセントに接続さ
れ、棚本体1aの上部に配置された中継器5に集合さ
れ、電話回線を介して電送される。
【0029】なお、本実施例においてはセンサー手段4
の中に圧電素子41bを使用したが、上記圧電素子41
bに限定されるものではなく、センサー手段4の姿勢が
変化すればスイッチが入り通電されるような機構のもの
を採用してもよい。
【0030】このセンサー手段4は、棚板2の表面の区
画部材24によって区画された最小単位の一区画Rに一
個が設けられている。従って、いずれかの区画部材24
が取り外されてその部分の一区画Rの間口が大きくなっ
た場合には、一区画Rの中に二個のセンサー手段4が設
けられていることになる。
【0031】図5は、センサー手段を取り付ける状態を
例示する断面視の説明図である。この図に示すように、
センサー支持板3のフック32にセンサー手段4を吊設
するには、まず覆い板23を二点鎖線で示すように持ち
上げて第一棚板21から外し、その後第一棚板21の第
四壁面21gとセンサー支持板3の第二垂直壁3cとを
貫通してそれらを締結しているネジ31を弛める。そう
すれば、同図に示すようにセンサー支持板3はネジ31
を支点にして反時計方向に回動するようにしてその第一
垂直壁3aは下方にずり下がり、第一垂直壁3aの前面
に設けられたフック32はカギ孔25から下方に抜け出
た状態になる。
【0032】この状態でセンサー手段4の挾持部材43
に穿孔された係止孔44を矢印で示すようにフック32
に差し込み、その後ネジ31を締結すると、センサー支
持板3はネジ31を支点として時計方向に回動するよう
に移動して図6に示すように第一棚板21の裏面に固定
された状態になり、センサー手段4はカギ孔25に先端
が嵌め込まれたフック32に吊設された状態になる。
【0033】この状態で、第一垂直壁3aと第三壁面2
1eとの距離Lは、挾持部材43の厚みよりも大きくし
てあるため、挾持部材43がフック32に嵌め込まれた
状態で遊びが存在し、センサー手段4はフック32に無
理のない状態で吊設されている。
【0034】本発明の物品管理棚は以上のように構成さ
れているので、棚板2の所定の区画内に物品が収納され
ていない状態では、図1、図2、図3および図6に示す
ように、棚板2の天井部に吊設されたセンサー手段4
は、センサー支持板3のフック32からまっすぐに垂下
された状態になっており、板状センサー41内に設けら
れた圧電素子41bには特に外力は加えられていないた
め、それから信号は発信されず、棚板2のその一区画R
は物品が収納されていないことを示している。
【0035】図7は、棚板2の所定の一区画R内に物品
Bが収納された状態を例示している。この図に示すよう
に、棚板2の所定の一区画R内に物品Bが収納される
と、物品Bの一方の上端部はセンサー手段4の保護フィ
ルム42に当接してそれを上方に跳ね上げるため、この
保護フィルム42の裏面に積層された板状センサー41
も同様に跳ね上げられる。
【0036】そうすると、図4に示す板状センサー41
の一対のカバー41a間に挾持された圧電素子41bが
折り曲げられ、その結果所定の一区画R内に物品Bが収
納されたことを示す微弱な電流が発生する。この電流は
物品収納信号として図3に示すリード線46、接続端子
45および図1に示す中継器5を介して所定の電話回線
に導出される。
【0037】収納されている物品Bを棚板2の所定の一
区画Rから取り出すと、センサー手段4はもと通りにフ
ック32から垂下した状態になるが、このとき板状セン
サー41内の圧電素子41bには微弱電流が流れなくな
る。これは物品Bが取り出された信号として上記同様接
続端子45から電話回線に導出される。
【0038】上記電話回線は中央の指令センターに設け
られた中央制御部としてのコンピュータに接続されてい
るため、常に同時的に物品管理棚1の棚板2内における
物品の保管状況は把握された状態になっており、在庫補
充等のアクションを迅速かつ適切に行うことが可能にな
る。
【0039】図8は本発明の物品管理棚を用いた同時的
集中在庫管理システムの一例を示す説明図である。この
図に示すように、末端の販売拠点にはそれぞれ物品管理
棚101,102,・・・,10Nが配置されている。
これらの物品管理棚1は中継器51,52,・・・、5
N、電話回線61,62,・・・,6N、中継器C1を
介して中央の指令センターに設けられたコンピュータと
接続されている。
【0040】そして、例えば物品管理棚101には物品
Bを収納する区画R1,R2,R3が設けられており、
これらの区画Rにはセンサー手段401,402,40
3が設けられている。このセンサー手段4は、上記のと
おり、区画R内に物品Bが収納されると、それに押され
て傾き、物品Bが収納されていることを検出する。そし
てそれぞれの区画R内の検出結果は中継器51、電話回
線61および中継器C1を介して中央制御部としてのコ
ンピュータCに入力されるようになっている。
【0041】例えば、図示した物品管理棚101の場合
は、区画R1には物品Bが収納されておらず、センサー
手段401は垂下した状態になっているため、この区画
R1には物品Bは存在しないと判断され、センサー手段
401から収納物有の信号は発信されない。これに対し
て、区画R2,R3には物品Bが収納されており、セン
サー手段402,403は下端部が上方に跳ね上がって
いる。従って、これらのセンサー手段4は区画R内に収
納物が存在すると検出してその信号がコンピュータCに
発信される。
【0042】以下の物品管理棚102,・・・,10N
についても上記物品管理棚101と同様に構成されてい
る。従って、中央の指令センターに設けられたコンピュ
ータCには、常に各物品管理棚101,102,・・
・,10Nから各区画Rを対象にした物品Bの保管情報
が入力される。そして、コンピュータCには予め上記の
入力に基づいて各物品管理棚101,102,・・・,
10Nに補充すべき物品Bの品目、数量、配送順序等を
演算するプログラムが入力されている。
【0043】従って、上記コンピュータCによる演算結
果の出力を参照して、配送センターから所定の物品Bが
計画的に各販売拠点の物品管理棚1に配送されるため、
在庫切れの期間を最小限におさえることができるととも
に、従来のような人手による煩雑な物品管理棚1の管理
や、連絡ミスによる誤配送は解消される。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明の物品管理棚
は、それを構成する棚板には一物品毎に区分して収納す
るための区画が形成され、上記センサー手段は自身の姿
勢の変化を検出する板状センサーとこの板状センサーの
表面に積層された保護フィルムとから構成され、上記区
画には一区画当り少なくとも一個の上記センサー手段が
上記保護フィルム面を前方に向けて棚板の天井部から吊
設され、このセンサー手段は上記天井部に対し着脱可能
に構成されているため、まず物品は他の物品と区分され
た状態で上記区画内に収納され、この区画内における物
品の収納を所定の品目の一物品のみに限定することによ
って、他物品との混同を回避することができ、棚におけ
るその区画内の収納の有無を確実に検出するのに適して
いる。
【0045】また、上記区画内に物品が収納されれば、
この物品は上記保護フィルム面に当接し、それの下部先
端を棚の奥部上方に跳ね上げ、その結果センサー手段の
姿勢は変化するため、棚のその区画内に物品が収納され
た状態であることが上記センサーによって検出される。
【0046】逆に棚の区画から物品を引き出すことによ
って上記センサー手段は棚板の天井部から吊設された元
の状態に戻るため、この姿勢の変化によって棚のその区
画内に物品が収納されていないことを検出することがで
きる。
【0047】そして、上記センサー手段は上記天井部に
対し着脱可能に吊設されているため、センサー手段の取
り換えを容易に行うことができる。
【0048】棚板の天井部に上記センサー手段の吊設部
を形成し、この吊設部はセンサー手段の着脱状態と取付
け状態とにネジにより切り換え可能に構成すれば、ネジ
操作を行うことによって簡単にセンサー手段を取り換え
ることができ都合がよい。
【0049】保護フィルムの上下方向の寸法を、その下
端部が棚板の奥部に向かって折れ曲がった状態で棚板の
奥端まで到達する長さに設定すれば、棚板に収納される
物品がどのような大きさおよび形状のものであっても、
物品を棚板の奥部に押し込むことによって跳ね上がった
保護フィルムの先端は物品の最奥部よりもさらに奥部に
存在する。従って、物品を取り出すに際し物品の最奥部
が保護フィルムの下端部を巻き込むことが回避され、保
護フィルムが物品に同伴して引き出されることはなく、
センサー手段の破損を有効に保護することができる。
【0050】棚板に着脱可能な棒状の区画部材を取り付
け、この区画部材間で上記一区画が形成されるようにす
れば、区画部材を適正に着脱することによって区画の広
さの変更を任意に行うことができ、物品の大きさに応じ
た区画の設定が可能になり、物品の種類の変更等に容易
かつ迅速に対応することが可能であり、柔軟性に富んで
便利である。
【0051】上記棚板を鋼板製とし、この棚板の表面は
ステンレス鋼の薄板の覆い板で覆うようにすれば、この
ステンレス製の覆い板によって鋼板製の棚板は保護さ
れ、物品を出し入れするに際しその底面は塗装された棚
板の表面とは直接接触しないため、上記塗装は剥がされ
ないとともに、容易に腐食などによる損傷は起らず、棚
板を長持ちさせることができ好都合である。
【0052】以上のような本発明に係る物品管理棚を使
用することによって、本発明の物品管理装置はより有効
に機能し、棚に対する所定の物品の収納状態は常に確実
に検出することが可能であり、この管理棚を末端の販売
拠点に配置することによって、各種物品の在庫管理を中
央の管理センターで一元的かつ集中的に実施することが
できる。その結果コンピュータを用いて合理的な物品の
配送計画も即座に立案することができ、販売拠点におけ
る在庫切れを極力回避することが可能になるなど、本発
明の物品管理装置は物品の適正な在庫管理上および物品
の販売戦略上極めて優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る物品管理棚の一例を示す一部切欠
き斜視図である。
【図2】センサー手段の吊設状態を例示する一部切欠き
斜視図である。
【図3】センサー手段の一例を示す斜視図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】センサー手段を取り付ける状態を例示する断面
視の説明図である。
【図6】センサー手段が取り付けられた状態を例示する
断面視の説明図である。
【図7】棚板の所定の一区画内に物品が収納された状態
を示す説明図である。
【図8】本発明の物品管理棚を用いた同時的集中在庫管
理システムの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 物品管理棚 2 棚板 21 第一棚板 22 第二棚板 23 覆い板 24 区画部材 25 カギ孔 3 センサー支持板 31 ネジ 32 フック 4 センサー手段 41 板状センサー 42 保護フィルム 5 中継器 B 物品 C コンピュータ(中央制御部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品毎に区分して収納するための区画が
    形成された棚板と、物品収納の有無を検出して信号を発
    信するセンサー手段とからなり、上記センサー手段は自
    身の姿勢の変化を検出する板状センサーと、この板状セ
    ンサーの表面に積層された保護フィルムとから構成さ
    れ、上記区画には一区画当り少なくとも一個の上記セン
    サー手段が上記保護フィルム面を前方に向けて棚板の天
    井部から吊設され、このセンサー手段は上記天井部に対
    し着脱可能に構成されていることを特徴とする物品管理
    棚。
  2. 【請求項2】 物品毎に区分して収納するための区画が
    形成された棚板と、物品収納の有無を検出して信号を発
    信するセンサー手段と、センサーの検出信号が入力され
    る中継器と、中継器と電話回線とを介して連絡された中
    央制御部とから構成されていることを特徴とする物品管
    理装置。
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