JPH065617A - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents

半導体装置とその製造方法

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JPH065617A
JPH065617A JP16481392A JP16481392A JPH065617A JP H065617 A JPH065617 A JP H065617A JP 16481392 A JP16481392 A JP 16481392A JP 16481392 A JP16481392 A JP 16481392A JP H065617 A JPH065617 A JP H065617A
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JP
Japan
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layer
impurity concentration
collector layer
emitter
collector
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Application number
JP16481392A
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English (en)
Inventor
Susumu Sakamoto
進 阪本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH065617A publication Critical patent/JPH065617A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 エミッタ電極くし部を均一動作させ、エミッ
タ電極の近くでの破壊を少なくした半導体装置を得る。 【構成】 交互に隣り合ったエミッタ電極のエミッタ電
極くし部3aと、ベース電極のベース電極くし部2aの
うち、前記ベース電極くし部2aの下に前記エミッタ電
極くし部3aの下の高濃度コレクタ層4上にエミッタ層
7の長手方向の寸法より短い不純物濃度の高い凸部4a
を設けることにより、エミッタ電極くし部3aのエミッ
タ電極側の下部のコレクタ抵抗を他より大きくしてエミ
ッタ電極くし部3aの均一動作を可能としたことを特徴
としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波で動作させる半
導体装置とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のトランジスタの上面図であ
り、図9は、図8のD−D線における断面図である。図
8,図9において、1はパッシベーション膜、2はベー
ス電極、2aはベース電極くし部、3はエミッタ電極、
3aはエミッタ電極くし部、4は不純物濃度の高いコレ
クタ層(以下、高濃度コレクタ層という)、5は不純物
濃度の低いコレクタ層(以下、低濃度コレクタ層とい
う)、6はベース層、7はエミッタ層、8はトランジス
タチップの裏面全体に設けられたコレクタ電極である。
【0003】次に、動作について説明する。ベース電極
2はベース電極くし部2aを通しベース層6に、エミッ
タ電極3はエミッタ電極くし部3aを通しエミッタ層7
に、また、コレクタ電極8は高濃度コレクタ層4を通し
低濃度コレクタ層5に、それぞれ接続され、低濃度コレ
クタ層5,エミッタ層7,ベース層6で形成されるトラ
ンジスタが外部回路へ接続され動作する。このとき、高
濃度コレクタ層4によりコレクタ抵抗の低減がなされ、
ベース電極くし部2aとエミッタ電極くし部3aを互い
違いに近接して配置することにより、エミッタ層7,ベ
ース層6へのリアクタンスが低減され、高周波動作を可
能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のトランジスタ
は、以上のように構成されているため、実際の動作にお
いて、コレクタ・エミッタ間に電圧を印加した場合、エ
ミッタ電極くし部3aのエミッタ電極3に近い側で電界
集中による高電圧がかかり、その部分だけが動作しやす
く、かつ破壊しやすいという問題点があった。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、エミッタ電極くし部のエミッタ
電極に近い側での電界集中を避け、エミッタ電極くし部
の均一動作を可能にし、エミッタ電極に近い側での破壊
を少なくできる半導体装置とその製造方法を得ることを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる半導体装
置は、ベース電極くし部の下の不純物濃度の高いコレク
タ層の上に半導体内部のエミッタ層の長手方向より短く
不純物濃度の高い凸部を設けたものである。
【0007】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
不純物濃度の高いコレクタ層の上に不純物濃度の高い凸
部を形成した後、全面に不純物濃度の低いコレクタ層を
エピタキシャル成長させ、このエピタキシャル成長層に
ベース層およびエミッタ層をイオン注入法で形成するも
のである。
【0008】
【作用】本発明における半導体装置は、ベース電極くし
部の下に半導体内部のエミッタ層の長手方向より短い不
純物濃度の高い凸部を設けたため、コレクタ部の抵抗が
小さくなり、エミッタ電極くし部のエミッタ電極に近い
側の隣り合わせのベース電極下部に不純物濃度の高い凸
部が無い部分からの電流が流れにくくなり、エミッタ電
極くし部全体で均一動作が可能となり、エミッタ電極に
近い側での破壊を少なくすることが可能となる。
【0009】また、本発明の半導体装置の製造方法にお
いては、不純物濃度の高いコレクタ層に不純物濃度の高
い凸部を形成した後、全面に不純物濃度の低いコレクタ
層をエピタキシャル成長し、その後、エピタキシャル成
長層にベース層およびエミッタ層をイオン注入により形
成するので、不純物濃度の低いコレクタ層,ベース層お
よびエミッタ層は従来と同一工程で形成が可能であり、
同一で高品質の半導体装置が形成できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明について説明する。図1は本発
明の半導体装置の一実施例を示す上面図であり、図2
は、図1のA−A線による断面図、図3は、図1のB−
B線による断面図、図4は、図1のC−C線による断面
図である。図1〜図4において、図8,図9と同一符号
で示すものは同一構成部分を示し、4aは前記ベース電
極くし部2aの下の高濃度コレクタ層4の上に半導体内
部のエミッタ層7の長手方向の長さL1 より短いL2
形成され、高濃度コレクタ層4と同じ導電形の不純物濃
度の高い凸部である。なお、不純物濃度の一例として
は、高濃度コレクタ層4が1020/cm3 ,低濃度コレ
クタ層5が1016〜1017/cm3 ,ベース層6が10
18〜1019/cm3 であり、また、エミッタ層7の長手
方向の長さL1 ,L2 の一例としては、L1 が200〜
300μm,L2 が150〜200μmである。
【0011】次に、動作について説明する。ベース電極
2はベース電極くし部2aを通しベース層6に、エミッ
タ電極3はエミッタ電極くし部3aを通しエミッタ層7
に、コレクタ電極8は高濃度コレクタ層4を通し低濃度
コレクタ層5に、それぞれ接続され、低濃度コレクタ層
5,エミッタ層7およびベース層6で形成されるトラン
ジスタと外部回路へ接続され動作する。この動作は従来
例と同様である。この時、ベース電極くし部2aの下の
高濃度コレクタ層4上に凸部4aが形成されているた
め、コレクタ部の抵抗が小さくなるが、高濃度コレクタ
層4の凸部4aは図3,4に示すように、半導体内部の
エミッタ層7の長手方向の長さL1 より短いL2 に形成
されているため、エミッタ電極くし部3aのエミッタ電
極3側の近くのコレクタ抵抗は、高濃度コレクタ層4の
凸部4aが無いため小さくならず、電流としてはエミッ
タ電極くし部3aのエミッタ電極3側だけに流れること
なく、エミッタ電極くし部3a全体に電流を流すことが
可能となる。
【0012】次に、本発明の半導体装置の製造方法の第
1の実施例を図5(a)〜(d)について説明する。な
お、図5は、図2に対応するものであるが、エミッタ層
7は2個のみを示している。まず、図5(a)に示すよ
うに、高濃度コレクタ層4上に形成された低濃度コレク
タ層5上のレジスト9に窓を開けた後、図5(b)に示
すように、イオン注入によりイオン注入部、すなわち高
濃度コレクタ層4の凸部4aを形成し、その後、図5
(c)に示すように、レジスト9を除去した後、全面に
低濃度コレクタ層5をエピタキシャル成長し、さらに、
図5(d)に示すように、低濃度コレクタ層5にイオン
注入法によりベース層6,エミッタ層7を所定位置に形
成する。
【0013】図6(a)〜(d)は本発明の半導体装置
の製造方法の第2の実施例を示す図で、図5と同様な断
面図である。まず、図6(a)に示すように、高濃度コ
レクタ層4上の所定位置にレジスト9を形成し、これを
マスクにして、図6(b)に示すように、高濃度コレク
タ層4をエッチング除去し、エッチング残り部、すなわ
ち高濃度コレクタ層4の凸部4aを形成し、その後、図
6(c)に示すように、全面に低濃度コレクタ層5をエ
ピタキシャル成長した後、図6(d)に示すように、低
濃度コレクタ層5にイオン注入法によりベース層6,エ
ミッタ層7を所定の位置に形成する。
【0014】図7(a)〜(d)は本発明の半導体装置
の製造方法の第3の実施例を示す図で、図5と同様な工
程断面図である。まず、図7(a)に示すように、高濃
度コレクタ層4上に高濃度コレクタ層4の凸部4aを形
成する場所に窓をあけた酸化シリコン膜10を形成し、
図7(b)に示すように、この酸化シリコン膜10の窓
を利用し選択的に高濃度コレクタ層をエピタキシャル成
長し、エピタキシャル成長部、すなわち、高濃度コレク
タ層4の凸部4aを形成する。次いで、図7(c)に示
すように、酸化シリコン膜10を除去した後、全面に低
濃度コレクタ層5をエピタキシャル成長し、その後、図
7(d)に示すように、低濃度コレクタ層5にイオン注
入法によりベース層6,エミッタ層7を所定の位置に形
成する。
【0015】なお、図5〜図7の工程中、各図(d)の
工程後、図示はしていないが、パッシベーション膜の形
成,このパッシベーション膜への穴あけ,ベース電極く
し部およびエミッタ電極くし部の形成,さらにコレクタ
電極の形成がそれぞれ行われる。
【0016】上記のようにして、高濃度コレクタ層4に
不純物濃度の高い凸部4aを設けることが可能となると
ともに、ベース層6,エミッタ層7は従来と同一工程で
形成することが可能となる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置は、ベース電極くし部の下の不純物濃度の高いコレク
タ層上にエミッタ層の長手方向の長さより短い長さの不
純物濃度の高い凸部を設けたので、エミッタ電極くし部
の均一動作を可能とし、かつエミッタ電極に近い側での
破壊を少なくすることができる。
【0018】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、不純物濃度の高い凸部を形成した後、全面に低濃
度コンタクト層を成長させ、イオン注入法によりベース
層およびミエッタ層を形成するので、ベース層およびエ
ミッタ層は特別な工程を必要とせず、従来と同じ工程で
形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の一実施例を示す上面図で
ある。
【図2】図1のA−A線による断面図である。
【図3】図1のB−B線による断面図である。
【図4】図1のC−C線による断面図である。
【図5】本発明の製造方法の第1の実施例の工程を示す
断面図である。
【図6】本発明の製造方法の第2の実施例の工程を示す
断面図である。
【図7】本発明の製造方法の第3の実施例の工程を示す
断面図である。
【図8】従来の半導体装置を示す上面図である。
【図9】図8のD−D線による断面図である。
【符号の説明】 1 パッシベーション膜 2 ベース電極 2a ベース電極くし部 3 エミッタ電極 3a エミッタ電極くし部 4 高濃度コレクタ層 4a 不純物濃度の高い凸部 5 低濃度コレクタ層 6 ベース層 7 エミッタ層 8 コレクタ電極 9 レジスト 10 酸化シリコン膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面にコレクタ電極を備え、表面に互い
    違いに配置されたベース電極くし部およびエミッタ電極
    くし部をそれぞれ備えたベース電極とエミッタ電極とを
    有し、半導体内部のコレクタ層が不純物濃度の異なる2
    層で形成され、前記コレクタ電極に近いコレクタ層を不
    純物濃度を高くした半導体装置において、前記それぞれ
    のベース電極くし部の下の前記不純物濃度の高いコレク
    タ層の上に半導体内部のエミッタ層の長手方向の長さよ
    り短く不純物濃度の高い凸部を設けたことを特徴とする
    半導体装置。
  2. 【請求項2】 不純物濃度の高いコレクタ層の上に不純
    物濃度の低いコレクタ層を形成し、前記不純物濃度の低
    いコレクタ層上にレジストパターンを形成し、このレジ
    ストパターンをマスクにしてイオン注入により不純物濃
    度の高い凸部を形成する工程,前記レジストパターンを
    除去した後、全面に不純物濃度の低いコレクタ層をエピ
    タキシャル成長させる工程,前記不純物濃度の低いコレ
    クタ層にイオン注入法でベース層およびエミッタ層を形
    成する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 不純物濃度の高いコレクタ層の上にレジ
    ストパターンを形成し、このレジストパターンをマスク
    にして選択的にエッチング除去して不純物濃度の高い凸
    部を形成する工程,前記レジストパターンを除去した
    後、全面に不純物濃度の低いコレクタ層をエピタキシャ
    ル成長させる工程,前記不純物濃度の低いコレクタ層に
    イオン注入法でベース層およびエミッタ層を形成する工
    程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 不純物濃度の高いコレクタ層の上に、所
    定位置に穴をあけた酸化シリコン膜を形成し、この酸化
    シリコン膜の穴の部分に不純物濃度の高いコレクタ層を
    選択的に成長させる工程,前記酸化シリコン膜を除去し
    た後、全面に不純物濃度の低いコレクタ層をエピタキシ
    ャル成長させる工程,前記不純物濃度の低いコレクタ層
    にイオン注入法でベース層およびエミッタ層を形成する
    工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP16481392A 1992-06-23 1992-06-23 半導体装置とその製造方法 Pending JPH065617A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101009402B1 (ko) * 2008-11-07 2011-01-19 주식회사 동부하이텍 바이폴라 트랜지스터 및 그의 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101009402B1 (ko) * 2008-11-07 2011-01-19 주식회사 동부하이텍 바이폴라 트랜지스터 및 그의 제조방법

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