JPH0656063U - 電子部品のキャリアテープ用リール - Google Patents

電子部品のキャリアテープ用リール

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JPH0656063U
JPH0656063U JP467993U JP467993U JPH0656063U JP H0656063 U JPH0656063 U JP H0656063U JP 467993 U JP467993 U JP 467993U JP 467993 U JP467993 U JP 467993U JP H0656063 U JPH0656063 U JP H0656063U
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JP
Japan
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reel
tape
winding core
carrier tape
winding
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Pending
Application number
JP467993U
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English (en)
Inventor
勇 荒谷
一雄 齋藤
Original Assignee
アイシート工業株式会社
藤化学工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープの端部が抜け落ちずに確実に係止さ
れ、作業性のよい電子部品のキャリアテープ用リールを
提供する。 【構成】 円板の中央に巻芯を突出形成し、前記円板の
中心に軸孔を形成するとともに前記巻芯にテープ係止部
20を形成した2つのリール半体11,11を前記巻芯
部分で結合してなる電子部品のキャリアテープ用リール
において、前記テープ係止部20が、前記巻芯の外周面
15に形成されたテープ挿入用開口部21と、前記開口
部両端縁部に形成されたテープ係止用爪部22と、前記
開口部に続く巻芯内部に形成されたほぼ八の字状のガイ
ド用空間部23とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は電子部品のキャリアテープ用リールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、回路基板などに配される電子部品は、たとえば帯状のキャリアテー プに形成された凹部に収納され該凹部開口をカバーフィルムによって被覆し、ヒ ートシールあるいは接着剤などによって封止されて包装される。 そして、電子部品収納後のキャリアテープは、リールに巻き取られて輸送、保 管される。
【0003】 一般に、このようなリールは、前記キャリアテープが巻着される中央の巻芯と 該巻芯の両端外周から形成された円板状のフランジ部とから構成される。 前記リールとしては、発泡スチロール製の巻芯の両端に、円板状に打抜き加工 された紙製フランジ部を取り付けてなるものや、プラスチックシートを、真空成 形などによって、巻芯とその外周のフランジ部とからなるリール半体に成形し、 前記巻芯を対向させて結合しリール形状となしたものが知られている。
【0004】 ところで、これらのリールにキャリアテープを巻き付ける場合、巻き始めのキ ャリアテープを巻芯に固定するために、当該巻芯に切込みまたは切欠を設け前記 キャリアテープの先端が挿入されて係止される。
【0005】 しかしながら、前記切込みまたは切欠への挿入を容易にするために、前記キャ リアテープ先端付近に形成された物品収納用凹部を潰し、キャリアテープの厚み を薄くしておく必要があるが、その作業は煩雑で効率的ではなかった。また、挿 入したテープの先端が、切込みまたは切欠から抜け落ちることがあり、確実に係 止することが困難であった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、上記した問題点に鑑み提案されたものであって、テープの端部が 抜け落ちずに確実に係止され、作業性のよい電子部品のキャリアテープ用リール を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、この考案は、プラスチック薄板からなる円板の中央を凹形状にして 該円板の片側中央に巻芯を突出形成し、前記円板の中心に軸孔を形成するととも に前記巻芯にテープ係止部を形成した2つのリール半体を、前記巻芯が内側にな るように、かつ前記係止部の位置が互いに合うように対向されて前記巻芯部分で 結合してなる電子部品のキャリアテープ用リールにおいて、前記テープ係止部が 、前記巻芯の外周面に形成されたテープ挿入用開口部と、前記開口部両端縁部に 形成されたテープ係止用爪部と、前記開口部に続く巻芯内部に形成されたほぼ八 の字状のガイド用空間部とからなることを特徴とする電子部品のキャリアテープ 用リールに関する。
【0008】
【実施例】
以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。 図1はこの考案の電子部品のキャリアテープ用リールの一例を示す斜視図、図 2はその側面図、図3は図1の3−3線における拡大断面図、図4は図1の4− 4線における拡大断面図、図5はこの考案に用いられるリール半体を巻芯側から 見た平面図、図6はこの考案の他の例のリール半体を示す斜視図、図7はこの考 案のリールにキャリアテープの一端を係着する状態を示す概略断面図、図8はそ の係着後を示す概略断面図、図9はこの考案の他の例を示す分解斜視図、図10 はその側面図である。
【0009】 図1ないし図5に示されるように、この考案のキャリアテープ用リール10は 二つのリール半体11,11が図のように互いに合着結合されて一個のリールを 構成している。 リール半体11は、中心に軸孔14が形成された円板12に、真空成形などに よってその中央に巻芯13が形成されたものである。
【0010】 円板12はプラスチックの薄板よりなり、成形されるリールの直径および巻芯 13の突出長によって適宜の大きさに形成される。この円板12には、前記キャ リアテープの巻着長を確認するための窓部19を、その適当な位置に設けること ができる。また、図6に示されるように、放射状に多数のリブ25を形成するこ とも、リール半体を補強する点で好ましい。なお、前記リブ25の形状は図示の ような放射状に限定されるものではない。 この円板12を構成するプラスチックとしては、公知の熱可塑性プラスチック が用いられ、ポリスチレン、ポリ塩化ビニールなどが好適である。
【0011】 巻芯13は、前記円板12の中央を図のような凹形状にして反対側に突出して 形成される。この巻芯13の突出長は、巻き付けられるキャリアテープの幅の略 半分の長さに構成される。 なお、この実施例において、図3から理解されるように、前記巻芯13は、軸 孔14周辺部分をさらに巻芯13の突出方向の反対側に突出させることにより、 前記軸孔14の周りに環状に設けられる。 それによって、前記巻芯13の部分が軸孔14の周囲にリブ状に突出し、当該 軸孔14を補強することができる。符号26は前記軸孔14の外周に設けられた キー溝である。
【0012】 前記巻芯13の外周面15にはテープ係止部20が設けられている。 テープ係止部20は、テープ挿入用開口部21とテープ係止用爪部22とガイ ド用空間部23とからなる。
【0013】 テープ挿入用開口部21は前記巻芯13の外周面15に開口し、その幅a(図 7に示す)はキャリアテープの端部がその物品収納用凹部を潰すことなく挿入さ れるように、物品収納用凹部におけるキャリアテープの厚みとほぼ等しいかある いはそれより大に形成されている。
【0014】 前記テープ挿入用開口部21の両端縁には、テープ係止用爪部22が設けられ ている。このテープ係止用爪部22は、前記テープ挿入用開口部21から挿入さ れたキャリアテープの物品収納用凹部を引っ掛けることにより、リールより抜け 落ちるのを防ぐためのものである。 ガイド用空間部23は、テープ挿入用開口部21から挿入されたキャリアテー プの先端を収納するためのもので、前記テープ挿入用開口部21から前記巻芯1 3内部に連続して設けられている。 このガイド用空間部23は平面視ほぼ八の字状に形成され、巻芯13に対する キャリアテープの巻き付け方向に係わらずその端部を確実に挿入することができ るようにするとともに、挿入後にはキャリアテープの物品収納用凹部が速やかに テープ係止用爪部22に係止されるようにガイドするものである。
【0015】 このような構成からなるリール半体11,11は、前記巻芯13を互いに内側 にするとともに、前記テープ係止部20のテープ挿入用開口部21の位置を合わ せて対向させる。そして、互いの結合面17に接着剤を塗布したり超音波溶着な どを行うことによって一体に結合される。これにより、リール半体11,11の 巻芯13,13およびテープ係止部20,20も一体に結合される。符号16は 前記巻芯13の結合面17に形成された位置合わせ用の凸部、18は当該凸部と 対応してもう一方のリール半体11の巻芯13に形成された凹部である。
【0016】 このリール10にキャリアテープを巻き付ける場合には、図7および図8に示 されるように、まず、物品収納用凹部51が連続して多数設けられたキャリアテ ープ50の端部を、前記巻芯13の外周テープ挿入用開口部21からガイド用空 間部23内に挿入する。その際、前記物品収納用凹部51の少なくとも一個以上 が、前記ガイド用空間部23内に入るようにする。
【0017】 次いで、キャリアテープ50を巻芯13外周に巻き付ける。 図8のように、その巻き付けの際にキャリアテープ50が引っ張られても、物 品収納用凹部51が前記テープ挿入用開口部21両端縁のテープ係止用爪部22 と係止して固定されるので、抜け落ちなどがなく確実に巻き付けられる。
【0018】 図9および図1011の考案の他の例を示したものである。符号30はリール 、31はリール半体、32は巻芯、40はテープ係止部である。 図示されるように、この例によるリール30は、互いの巻芯32,32を離し て対向させたリール半体31,31が、略環状に湾曲された帯状体45を介して 結合されている。
【0019】 前記帯状体45は前記リール半体31,31の対向する間隔を決定するもので 、プラスチックの薄板よりなり、テープ挿入用開口部41を除いた前記巻芯32 の外周に巻き付けられて接着される。この帯状体45は、巻き付けられるキャリ アテープの幅に応じて適宜に決定される。
【0020】
【考案の効果】
以上図示し説明したように、この考案の電子部品のキャリアテープ用リールに よれば、巻き付けの際、テープの端を潰さずに簡単かつ確実に係止することがで き、作業の効率も良好である。 また、このリールはプラスチック製であるため、巻き付け巻戻しの際の紙粉の 発生がなく、電子部品に悪影響を及ぼすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の電子部品のキャリアテープ用リール
の一例を示す斜視図である。
【図2】その側面図である。
【図3】図1の3−3線における拡大断面図である。
【図4】図1の4−4線における拡大断面図である。
【図5】この考案に用いられるリール半体を巻芯側から
見た平面図である。
【図6】この考案の他の例を示す斜視図である。
【図7】この考案のリールにキャリアテープの一端を係
着する状態を示す概略断面図である。
【図8】その係着後の状態を示す概略断面図である。
【図9】この考案の他の例を示す分解斜視図である。
【図10】その側面図である。
【符号の説明】
10 キャリアテープ用リール 11 リール半体 12 円板 13 巻芯 14 軸孔 15 外周面 20 係止部 21 テープ挿入用開口部 22 テープ係止用爪部 23 ガイド用空間部 50 キャリアテープ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック薄板からなる円板の中央を
    凹形状にして該円板の片側中央に巻芯を突出形成し、前
    記円板の中心に軸孔を形成するとともに前記巻芯にテー
    プ係止部を形成した2つのリール半体を、前記巻芯が内
    側になるように、かつ前記係止部の位置が互いに合うよ
    うに対向されて前記巻芯部分で結合してなる電子部品の
    キャリアテープ用リールにおいて、 前記テープ係止部が、前記巻芯の外周面に形成されたテ
    ープ挿入用開口部と、前記開口部両端縁部に形成された
    テープ係止用爪部と、前記開口部に続く巻芯内部に形成
    されたほぼ八の字状のガイド用空間部とからなることを
    特徴とする電子部品のキャリアテープ用リール。
  2. 【請求項2】 請求項1において、2つのリール半体を
    互いの巻芯が離れるように対向させ、プラスチック薄板
    からなる帯状体を、テープ挿入用開口部を除き前記2つ
    のリール半体の巻芯外周面に巻き付け接着し前記2つの
    リール半体を結合してなる電子部品のキャリアテープ用
    リール。
JP467993U 1993-01-20 1993-01-20 電子部品のキャリアテープ用リール Pending JPH0656063U (ja)

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