JPH0655986U - 自転車用ベル装置のベルキャップの嵌付構造 - Google Patents

自転車用ベル装置のベルキャップの嵌付構造

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JPH0655986U
JPH0655986U JP70693U JP70693U JPH0655986U JP H0655986 U JPH0655986 U JP H0655986U JP 70693 U JP70693 U JP 70693U JP 70693 U JP70693 U JP 70693U JP H0655986 U JPH0655986 U JP H0655986U
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JP
Japan
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bell
fitting
cap
shaft
locking projection
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JP70693U
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English (en)
Inventor
フー フォンーシュン
Original Assignee
フー フォンーシュン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立てが容易で、コストを低減できる自転車
用ベル装置のベルキャップの嵌付構造を提供する。 【構成】 ベル台主体9に取着されるベルキャップの嵌
付構造であって、軸身51と、その上端部を拡大してな
る軸蓋55と、両者の接合部に形成された嵌付フランジ
54と、軸身51の下端両側部に突出形成された係止突
起53とを有する固定軸5と、嵌付フランジ54に嵌合
され軸蓋55にて保持される嵌付けスリーブ6と、嵌付
フランジ54に嵌合され嵌付けスリーブ6に圧接される
ベルキャップ7と、軸身51に挿通され、係止突起53
に対向する端面に、円周方向に暫時高さが大になる複数
個のラチェットを有する締付部材8とを設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自転車用ベル装置のベルキャップの嵌付構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自転車には警報装置としてベルキャップが取り付けられ、これを叩いて 近くにいる歩行者または車輌の警示に使われている。このベルのベルキャップの 嵌付構造の第1の従来例は、図6に示す如く、先ずベルキャップ11をプレス加 工によって成型し、それの中間孔にキャップ12を嵌付け、更にスリーブ13を 対向して嵌込んで結合させ、ベルキャップ11をキャップ12及びスリーブ13 により挟着してそれら三者を一体に取り付けている。その他、ベル台主体2には 支柱21が鋲付けされ、更にベルキャップ11を支柱21の頂端に押し込めば、 ベルキャップ11、ベル台主体2を相対に嵌入結合することができる。 また、第2の従来例としては、自転車のベルキャップを碗型にプレス加工し、 その中心部にナットが鋲付けられている。ベル台主体の中心にはボルトが取り付 けられ、このボルトをナットに螺着することにより、ベルキャップがベル台に取 付けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述の第1の従来例の構成においては、ベルキャップ11とベル台主体2との 結合に嵌入結合を採用しているので、力のいれ具合いが悪かったらベルキャップ 11、キャップ12及びスリーブ13の間の離脱が起こる。また、ベル台主体2 の支柱21に対するスリーブ13の圧入が深すぎる場合は、スリーブ13がベル 台主体2内部の翼型歯輪Aを押さえて廻転できなくなって、音が出なくなる。さ らに、運行中に震動を受けた場合、ベルキャップ1は脱落し易くなるという問題 点がある。
【0004】 また、第2の従来例の構成においては、これら部品はすべて金属のプレス加工 及び鋲付けによるので、製造が極めて面倒であり、且つメッキ過程に於いて鋲付 加工時に起こる隙間には酸又はアルカリが残留し、そこから極めて容易に腐蝕が 発生して品質に影響する。更に、この種の組合せ方式は運行中の震動に依って弛 みまたは離脱することである。又、上記二種の製造、組立は非常に面倒且つ容易 でなく、生産量を増すのが難しいのでこの産業界に受け入れられず、且つそれの コストも高くなるという問題点がある。
【0005】 本考案の考案者はベルキャップの嵌付構造の欠点に鑑み、且つ従来のものの構 造不良箇所を十分に了解してそれの改善に研究を重ね、遂に本考案を創り出し、 進んでこの実用新案登録出願をするものである。 そこで、本考案の主な目的は自転車ベルのキャップの嵌付構造の改善の一種を 提供するもので、それは固定軸の軸身の底端両側の相対位置に斜面状の係止突起 を設け、締付部材の貫通孔の底面に「低から高へ」の階級状に表れ、並びに連続 的配列に表れた傾斜ラチェットが設けられ、それらを互いに組み合わせて締め付 けることによって各種ベルキャップの厚さに応じた取付けを可能とし、簡単、容 易及び快速、堅固に組み立てられる実施効果が達成されるものである。
【0006】 本考案の次の目的は自転車ベルのベルキャップの嵌付構造の改善の一種を提供 するもので、それは固定軸及びラチェットストッパーをもって嵌付スリーブ、ベ ルキャップを締め付け結合した後、嵌付スリーブはベルキャップに被せられてベ ル台主体に嵌め合わせ、それによって固定軸と翼型歯輪に適当な隙間を維持させ 、翼型歯輪の正常な動作に影響することなく、ベルが順次確実に音を出すことが 達成されるものである。
【0007】 本考案の更に別の目的は自転車ベルのベルキャップの嵌付構造の一種の改善を 提供するもので、その固定軸の軸心と軸蓋の接続部には嵌付フランジが設けられ 、それによってベルキャップと嵌付スリーブの中心部に設けられた円形の貫通孔 と相合してしっかりと固定することができ、組立を容易にさせるものである。
【0008】 本考案の別の目的は自転車ベルのベルキャップの嵌付構造の改善の一種を提供 するもので、それの嵌付スリーブ及びラチェットストッパーはともにプラスチッ クをもって一体に成型されるので、ベルキャップは簡単に変換することができ、 錆による取り外し不能などがなく、且つ製作が簡単であり、組立及び修理も容易 にでき、長い寿命及び美観等の優れた特徴を有するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、ベル台主体に取着されるベルキャップの嵌付構造であって 、 軸身と、その上端部を拡大してなる軸蓋と、両者の接合部に形成された嵌付 フランジと、前記軸身の下端両側部に突出形成された係止突起を有する固定軸と 、 前記嵌付フランジに嵌合され軸蓋にて保持される嵌付けスリーブと、 前記嵌付フランジに嵌合され前記嵌付けスリーブに圧接されるベルキャップと 、 前記係止突起と軸身が挿通され、当該係止突起に対向する端面に、該係止突起 が相対的に円周方向に回動されたときベルキャップの嵌付スリーブに対する圧接 力を高めるように、暫時高さが大になる複数個のラチェットを有する締付部材と を設けたところに特徴を有する。
【0010】 請求項2の自転車用ベル装置のベルキャップの嵌付構造は、係止突起に、締付 部材に面して傾斜面が設けられ、前記締付部材の複数個のラチェットに、前記係 止突起の傾斜面に対応した傾斜面が設けられているところに特徴を有する。 請求項3の自転車用ベル装置のベルキャップの嵌付構造の締付部材は、最も高 いラチェットの端部に係止突起が当接するストッパが設けられているところに特 徴を有する。
【0011】
【作用】
本考案のベルキャップの嵌付構造によれば、固定軸の嵌付フランジに嵌付けス リーブ及びベルキャップを挿入し、それらの端面を軸蓋に当てがって、軸身に挿 通された締付部材のラチェットを係止突起に圧接すれば、嵌付けスリーブ及びベ ルキャップが固定軸に固定される。 締付部材を円周方向に回動させて、暫時高さが大になる複数個のラチェットを 係止突起に圧接すれば、ベルキャップの嵌付スリーブに対する圧接力が高められ る。 係止突起及び締付部材は、接触面がそれぞれ傾斜しているので、締付部材の回 動が円滑に行われる。 また、締付部材は、回動の終点で、ストッパが係止突起に当接して停止する。
【0012】
【実施例】
先ず図1及び2において、本考案は固定軸5、嵌付スリーブ6、ベルキャップ 7、締付部材としてのラチェットストッパー8、ベル台主体9を順番に配列した ものである。その固定軸5は、図3に示すように、T字形に表れ、軸身51の内 部には円孔52が設けられてあり、並びに軸身51の底端両側には、相対の斜面 状531に表れる係止突起53が設けられ、且つ軸身51と軸蓋55の接続部に は嵌付フランジ54が設けられている。嵌付スリーブ6とベルキャップ7の中心 位置には、固定軸5の嵌付フランジ54と同形状の円形貫通孔61,71が設け られている。図3及び図4に示す、締付部材としてのラチェットストッパー8は 、六角柱状をなしており、固定軸5の軸身51と係止突起53を通すことに供さ れる貫通孔81が設けられ、それの底部表面には両側に半分に分けられて「低か ら高へ」の階級状に表れる連続的配列の傾斜ラチェット82、83が環設されて いる。
【0013】 次に図2に示すように、固定軸5の軸身51と遂次嵌付スリーブ6の貫通孔6 1及びベルキャップ7の貫通孔71を嵌付フランジ54に挿通した後、更にラチ ェットストッパー8の中心の貫通孔81を利用して廻し操作を行い、固定軸5両 側の係止突起53をもってラチェットストッパー8底面の傾斜面531のラチェ ット82、83に嵌付け、それによって嵌付スリーブ6、ベルキャップ7等が緊 密に結合され、更に嵌付スリーブ6によってベル台主体9に取り付けられる。こ のように固定軸5の軸身は、ラチェットストッパー8底部の斜面ラチェット82 、83の形態に合わせて違った厚さのベルキャップ7をベル台主体9に対して定 位置に固定することができ、各種ベルキャップに適合させ、簡単、容易及び快速 、堅固に組み立てられる実施効果が達成される。
【0014】 以上をまとめると、本考案は自転車ベルのベルキャップの組み立て方法及び組 合せ形態に於いて、前記従来のものよりも確かに独特、創新且つ実用性のあるも のである。特に製造時の工数を節減することができ、弛みにくい、組み立て容易 等多くのメリットを持つことは極めて明らかであり、実用新案登録の要件に合致 されるので、ここに実用新案の登録を願いたく、実用新案登録願を提出します。
【0015】
【考案の効果】
請求項1のベルキャップの嵌付構造は、嵌付けスリーブ及びベルキャップを、 固定軸の嵌付フランジに当てがい、係止突起に締付部材のラチェットを接触させ ながら暫時高さが大になるラチェットの方向へ円周方向に回動させるので、厚さ の異なるベルキャップであっても確実な圧接力で固定され、また、ベルキャップ とベル台主体との間隔も確実に維持される。 請求項2の係止突起は、締付部材に面して傾斜面が設けられ、締付部材の複数 個のラチェットは係止突起の傾斜面に対応した傾斜面が設けられているので、締 付部材が円滑に回転される。 請求項3の締付部材は、最も高いラチェットの端部に係止突起が当接するスト ッパが設けられているので、締付部材の回動限度が保たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】組立て状態において一部を破断して示す正面図
である。
【図2】分解斜視図である。
【図3】固定軸とラチェットストッパーの斜視図であ
る。
【図4】ラチェットストッパーの断面図である。
【図5】従来例における縦断正面図である。
【符号の説明】
5 固定軸 6 嵌付スリーブ 7 ベルキャップ 8 ラチェットストッパー(締付部材) 9 ベル台主体 51 軸身 53 係止突起 531傾斜面 54 嵌付フランジ 55 軸蓋 61 貫通孔 71 貫通孔 81 貫通孔 82 ラチェット 83 ラチェット

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベル台主体に取着されるベルキャップの
    嵌付構造であって、 軸身と、その上端部を拡大してなる軸蓋と、両者の接合
    部に形成された嵌付フランジと、前記軸身の下端両側部
    に突出形成された係止突起とを有する固定軸と、 前記嵌付フランジに嵌合され軸蓋にて保持される嵌付け
    スリーブと、 前記嵌付フランジに嵌合され前記嵌付けスリーブに圧接
    されるベルキャップと、 前記係止突起と軸身が挿通され、当該係止突起に対向す
    る端面に、該係止突起が相対的に円周方向に回動された
    ときベルキャップの嵌付スリーブに対する圧接力を高め
    るように、暫時高さが大になる複数個のラチェットを有
    する締付部材とを具備してなる自転車用ベル装置のベル
    キャップの嵌付構造。
  2. 【請求項2】 前記係止突起は、前記締付部材に面して
    傾斜面が設けられ、前記締付部材の複数個のラチェット
    は前記係止突起の傾斜面に対応した傾斜面が設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の自転車用ベル装置
    のベルキャップの嵌付構造。
  3. 【請求項3】 前記締付部材は、最も高いラチェットの
    端部に係止突起が当接するストッパが設けられているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の自転車用ベル装
    置のベルキャップの嵌付構造。
JP70693U 1993-01-14 1993-01-14 自転車用ベル装置のベルキャップの嵌付構造 Pending JPH0655986U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4734466U (ja) * 1971-05-12 1972-12-16
JPS6298270A (ja) * 1985-10-25 1987-05-07 Mitsubishi Electric Corp 周波数測定回路

Patent Citations (2)

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