JPH0655583A - 射出成形金型および射出成形方法並びにその成形品 - Google Patents

射出成形金型および射出成形方法並びにその成形品

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JPH0655583A
JPH0655583A JP11647992A JP11647992A JPH0655583A JP H0655583 A JPH0655583 A JP H0655583A JP 11647992 A JP11647992 A JP 11647992A JP 11647992 A JP11647992 A JP 11647992A JP H0655583 A JPH0655583 A JP H0655583A
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cavity
resin
pressure
runner
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Wataru Otani
渉 大谷
Isamu Sugasawa
勇 菅沢
Hidenori Ito
英徳 伊藤
Yasuhiro Jodai
康弘 上代
Toshiharu Hatakeyama
寿治 畠山
Katsunori Sudo
克典 須藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、高精度なゲート加工を不要にし、
ゲート封止機能を持つ小型・低コストの射出成形金型を
実現することを目的とし、さらに該金型に適した射出成
形方法並びにその方法により成形された取り扱いの容易
な成形品を提供することを目的とする。 【構成】 キャビティ3と、これに連通する樹脂供給通
路10と、該通路10の一部に設けられた球状弁体7(可動
部材)によってゲート封止が可能な封止機構部11とを備
えた射出成形金型であって、弁体7が樹脂の圧力により
弾性変形又は塑性変形可能な材料からなり、キャビティ
3への樹脂供給方向におけるキャビティ3側の通路10内
の圧力とキャビティ3とは反対側の通路10内の圧力との
差圧により駆動されるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形用金型に係
り、詳しくは、ゲート封止機構を有する射出成形用金型
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形用金型においては、射出
充填後にキャビティ内の溶融樹脂の圧力をゲート封止機
構により所定の圧力に保持するようにしたものが知られ
ている。上述のようなゲート封止機構を有する射出成形
用金型として、本出願人は先に実願昭63−47441
号を出願している。このものは、ランナーに遊挿された
球状弁体をランナーのスプルー側端部に設けられた弁座
の段差状の内周縁に当接させることにより、球状弁体を
弁座に着座させてゲートを封止し、キャビティに射出さ
れた溶融樹脂の逆流を防止するものである。すなわち、
球状弁体の着座により、成形中の樹脂圧力の急激な低下
を防止することができ、成形品の精度を向上することが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の射出成形用金型にあっては、球状弁体を弁座
の内周縁に当接させることにより、球状弁体を弁座に着
座させる構成となっていたため、キャビティ内の樹脂圧
力を高圧に保持するとき、溶融樹脂の逆流を防止するに
は弁座の内周縁を非常に高精度に加工する必要があり、
コスト低下という観点からみると不充分であった。
【0004】
【発明の目的】そこで本発明は、高耐熱性を有し、樹脂
圧力により弾性変形あるいは塑性変形する材料から球状
弁体を構成することにより、ゲートを確実に封止しなが
ら、弁座の高精度な加工を不必要にして、成形品の精度
を保持しながら、コストを低減することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、キャビティおよびスプルーを連通するラン
ナーに遊挿された球状弁体と、ランナーのスプルー側の
端部に設けられ、球状弁体を着座させることができる弁
座と、ランナーに設けられ、スプルーからのランナーを
通してキャビティに射出される溶融樹脂を通過させつつ
球状弁体を支承する支承部材と、を備えた射出成形用金
型において、前記球状弁体が、射出される溶融樹脂の温
度以上の温度環境下で所定の材料特性を保持して、射出
される溶融樹脂の圧力により弾性変形あるいは塑性変形
する材料からなることを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例に基づいて具体的に説
明する。図1〜図4は本発明に係る射出成形用金型の一
実施例を示す図である。まず、構成を説明する。図1〜
図4において、1,2は一対の金型であり、金型1,2
はパーティング面で互いに当接して、キャビティ3、ス
プルー4、ランナー5を形成している。ランナー5は一
端でゲート6を介してキャビティ3に連通しおり、他端
でスプルー4に連通している。7は球状弁体であり、球
状弁体7はランナー5に遊挿されている。ランナー5の
スプルー4側の端部には段差状の内周縁8a,8bを有
する弁座8が設けられており、弁座8は球状弁体7を内
周縁8a,8bに当接させることにより、球状弁体7を
着座させることができる。また、ランナー5には支承部
材としてのストップピン9が設けられており、ストップ
ピン9はスプルー4からランナー5を通してキャビティ
3に射出される溶融樹脂を通過させつつ球状弁体7を支
承する。球状弁体7が弁座8に着座したとき、スプルー
4およびランナー5の連通が遮断されるようになってい
る。すなわち、射出ノズル(図示しない)スプルー4お
よびランナー5を介して溶融樹脂がキャビティ3に射出
充填されるとき、球状弁体7は射出圧力によりストップ
ピン9に支承され、射出充填後、射出圧力が除去される
と、キャビティ3およびランナー5の樹脂圧力により弁
座8に着座し、ゲート6が封止されるようになってい
る。
【0007】ここで、球状弁体7は、射出される溶融樹
脂の温度以上の温度環境下で所定の材料特性を保持する
材料からなり、すなわち耐熱温度が溶融樹脂の温度以上
であるようにな耐熱性を有する材料からなる。また、球
状弁体7は、射出される溶融樹脂の圧力により弾性変形
あるいは塑性変形する材料からなる。球状弁体7の材料
としては、耐熱性の高いエンジニアリングプラスチック
や比較的軟らかい金属があり、テフロンやアルミニウム
を用いることができる。特に、テフロンは耐熱性および
弾性力ともに適当であり、ポリカーボネートのような樹
脂温度の高いものでも適用可能である。
【0008】上述のような構成によれば、弁座8の内周
縁8a,8bの加工精度が低く、内周縁8a,8bに図
2のHに示すような段差があるとき、従来のものにあっ
ては、ランナー5およびスプルー4の連通を遮断するの
は非常に困難であったが、本実施例においては、球状弁
体7が弾性変形あるいは塑性変形可能であるので、図2
に示すようにランナー5内の樹脂圧力により弁座8の内
周縁8a,8bの形状に合わせて変形し内周縁8a,8
bに当接して、弁座8に着座することができる。この結
果、弁座8の内周縁8a,8bの加工精度を向上するこ
となく、ランナー5およびスプルー4の連通を確実に遮
断して、ゲート6を封止することができる。したがっ
て、射出形成品の精度を維持しながら、コストを低減す
ることができる。なお、本実施例のように金型1,2が
パーティング射出用の分割金型で、各金型1,2の内周
縁8a,8bを一致させることが困難な場合には特に有
効である。
【0009】また、弁座8の内周縁8a,8bが加工時
あるいは成形時の不注意な取扱いにより図3に示すよう
に丸くなったとき、従来のものにあっては、ランナー5
およびスプルー4の連通の遮断のタイミングが遅れ、キ
ャビティ3内の樹脂圧力を封止することができない。一
方、本実施例においては、上述同様に、球状弁体7が、
弾性変形あるいは塑性変形可能であるので、図4に示す
ようにランナー5内の樹脂圧力により弁座8の内周縁8
a,8bの形状に合わせて変形し内周縁8a,8bに当
接して、弁座8に着座することができる。したがって、
ランナー5およびスプルー4の連通を速やかに遮断する
ことができ、キャビティ3内の樹脂圧力を確実に封止す
ることができる。
【0010】さらに、球状弁体7の材料は金型1,2の
材料に比較すると軟らかいので、金型1,2に傷がつく
のを防止することができる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、高耐熱性を有し、樹脂
圧力により弾性変形あるいは塑性変形する材料から球状
弁体を構成しているので、弁座の加工精度が低い場合で
あっても、球状弁体は弁座の形状に合わせて変形して、
弁座に着座することができる。したがって、ゲートを確
実に封止しながら、弁座の高精度な加工を不必要にする
ことができ、成形品の精度を維持しながら、コストを低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる射出成形金型の一実施例を示す
その要部断面図である。
【図2】その作用を説明する要部断面図である。
【図3】その作用を説明する要部断面図である。
【図4】その作用を説明する要部断面図である。 3 キャビティ 4 スプルー 5 ランナー 7 球状弁体 8 弁座 9 ストップピン(支承部材)
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 射出成形金型および射出成形方法並
びにその成形品
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形金型および射
出成形方法並びにその成形品に関し、特に、ゲート封止
を行なってキャビティからの樹脂の逆流を防止する射出
成形金型および射出成形方法とその方法により成形した
成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形の技術分野においては、
キャビティ内に射出充填された樹脂がランナー側の圧力
変化の影響を受けて逆流し、歪みを発生するという問題
があったことから、精密成形を行なう場合にはその射出
成形金型にゲート封止機能を付加しそのための作業工程
を付加して上記問題の解決を図るといった提案がなされ
ている。
【0003】この種の射出成形金型および射出成形方法
としては、例えば特開昭48−7949号公報、特開昭
57−34933号公報、特開昭57−70626号公
報、特開昭57−72831号公報、特開昭58−94
436号公報、特開昭58−94440号公報、特開昭
59−24620号公報、特開昭60−132719号
公報、特開昭60−47227号公報、特開昭60−2
08214号公報、特開昭61−252123号公報、
並びに、実開昭63−77721号公報に記載されたも
のが知られており、以下にそれぞれの概要を説明する。
【0004】(1) 特開昭48−7949号公報に記載の
ものは、金型本体内に設けたキャビティブロックをピス
トンにより移動させることにより、溶融樹脂材料の冷却
期間中にゲート部の樹脂を切断しつつゲート封止するよ
うにしたもので、成形後に成形品を取り出して切断する
手数を省くようになっている。 (2) 特開昭57−34933号公報に記載のものは、複
数のキャビティに同時に射出する装置において、各キャ
ビティに連通するランナー内に油圧駆動される流路調整
用ブロックを出没させてランナー流路径を開閉制御する
もので、キャビティ毎に圧力制御を行なうようになって
いる。
【0005】(3) 特開昭57−70626号公報に記載
のものは、ピン駆動シリンダによりピンを駆動し、該ピ
ンによりスプルー部を閉塞して圧縮工程における樹脂の
逆流を防止するものである。 (4) 特開昭57−72831号公報に記載のものは、油
圧シリンダによりシャフトを駆動して該シャフトにより
スプルー部を閉塞するもので、加圧圧縮成形法の加圧冷
却工程で樹脂が逆流するのを防止するようになってい
る。
【0006】(5) 特開昭58−94436号公報に記載
のものは、固定金型と可動金型に、キャビティを取り囲
むとともにそのキャビティに隣接する凹凸部間にゲート
を形成する固定スリーブおよび可動スリーブを設けたも
ので、型閉締状態でその可動スリーブを固定スリーブに
圧接させてゲートを封止することにより、加圧圧縮成形
法の圧縮工程でゲートから樹脂が逆流するのを防止する
ようになっている。
【0007】(6) 特開昭58−94440号公報に記載
のものは、(5)と同様な可動スリーブを押し上げて凸凹
部の密着嵌合によりゲート部の樹脂を切断し、成形品取
り出し後のゲート部分の除去処理を不要とするものであ
る。 (7) 特開昭59−24620号公報に記載のものは、キ
ャビティ内に樹脂を流入させた後、加圧ピストンで駆動
されるゲートを、射出シリンダ側からキャビティに通じ
るランナー内に突出させてゲートを閉じるものである。
【0008】(8) 特開昭60−132719号公報に記
載のものは、固定金型と可動金型のそれぞれにその本体
に対し移動可能な駒状のキャビティ形成型を設けたもの
で、これらキャビティ形成型を本体と相対移動させるこ
とにより、加圧冷却工程での樹脂の逆流を防止するよう
になっている。 (9) 特開昭60−208214号公報に記載のものは、
固定入駒と可動入駒とを同一のスリーブ内で平行移動さ
せることにより、固定入駒と可動入駒で挟まれたキャビ
ティをゲートから離れた位置まで移動させ、ゲート封止
状態におけるキャビティ内樹脂の加圧を可能にしたもの
である。
【0009】(10) 特開昭61−47227号公報に記
載のものは、キャビティ内に注入された樹脂の圧力によ
り可動コアを後退させ、このコアの後退動作を方向変換
手段により逆流防止体に伝達するもので、逆流防止体を
ゲート内部に移動させてゲート封止し、加圧圧縮成形法
の加圧工程における樹脂の逆流を防止するようになって
いる。
【0010】(11) 特開昭61−252123号公報に
記載のものは、加圧シリンダにより移動する入駒を設
け、該入駒の移動(軸方向移動)によりゲートを遮断す
るものである。 ところで、これらの従来例(1)〜(11)は、ゲート封止を
行なう部材とそれを駆動する手段とが別体となったもの
であり、封止機構を駆動する駆動源(例えば油圧装置
等)やその駆動源からの動力を封止機構に伝達するため
の伝達機構等を必要とする。また、これらの従来例(1)
〜(11)は、主として射出圧縮成形を行なう金型におい
て、キャビティとスプルーの間にゲートを設け、キャビ
ティへの樹脂の注入後にゲートを遮断することにより加
圧圧縮工程時の樹脂の逆流を防止するものである。した
がって、金型が大型化するとともに、ゲート封止のため
の特別な工程が必要で成形工程が非常に複雑になるとい
う不具合があった。
【0011】そこで本出願人は、樹脂供給通路に配した
可動部材を樹脂圧に応動させてゲート封止することで、
上記の駆動源や伝達機構を不要にし、金型を小型化する
とともに、ゲート封止のための特別な工程をなくすこと
のできる射出成形金型を既に実願昭63−47441号
にて提案している。このものは、ランナーに遊挿された
球状弁体をランナーのスプルー側端部に設けられた弁座
の内周縁に当接させることにより、球状弁体を弁座に着
座させてゲートを封止し、キャビティに射出された溶融
樹脂の逆流を防止するものであり、球状弁体の着座によ
って成形中の樹脂圧力の急激な低下を防止し、成形品の
精度を向上させるようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな射出成形金型にあっても、球状弁体を弁座の内周縁
に当接させることにより、球状弁体を弁座に着座させる
構成となっていたため、キャビティ内の樹脂圧力を高圧
に保持するとき、溶融樹脂の逆流を防止するためには弁
座の内周縁を非常に高精度に加工する必要があり、コス
ト低下という観点からみると不充分であった。
【0013】そこで本発明は、高精度なゲートの加工を
不要にし、ゲート封止機能を持つ小型・低コストの射出
成形金型を実現することを目的とし、さらに該金型に適
した射出成形方法並びにその方法により成形された取り
扱いの容易な成形品を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明に係る射出成形金型は、キャビティ
と、該キャビティに連通する樹脂供給通路と、該樹脂供
給通路の一部に設けられた可動部材によってゲート封止
が可能な封止機構部と、を備えた射出成形金型であっ
て、前記可動部材が、樹脂の圧力により弾性変形又は塑
性変形可能な材料からなり、前記キャビティへの樹脂供
給方向におけるキャビティ側の樹脂供給通路内の圧力と
キャビティとは反対側の樹脂供給通路内の圧力との差圧
により駆動されることを特徴とするものであり、可動部
材の封止時の密着性を確保することで低コストなゲート
加工を可能にするものである。
【0015】また、請求項2記載の発明は、キャビティ
と、該キャビティに連通する樹脂供給通路と、該樹脂供
給通路の一部に設けられた可動部材によってゲート封止
が可能な封止機構部と、を備えた射出成形金型であっ
て、前記可動部材が、樹脂の圧力により弾性変形又は塑
性変形可能な材料からなり、前記樹脂供給通路を通して
前記キャビティ内に樹脂が充填されるときには、該樹脂
の圧力により樹脂供給方向に移動して所定の流路を形成
するとともに、該充填が完了するときには、前記樹脂供
給方向と反対の方向に移動し弾性変形又は塑性変形しつ
つ前記所定の流路を閉止することを特徴とするものであ
り、ゲート封止機構部の小型化をより容易にするもので
ある。
【0016】請求項3記載の発明は、キャビティへの樹
脂供給通路の一部に形成された弁体収納部と、該弁体収
納部に収納された弾性変形又は塑性変形可能な材料から
なる弁体と、該弁体収納部に対しキャビティと反対側に
形成されたゲートと、からなるゲート封止機構部を備
え、前記樹脂供給通路を通し前記キャビティ内に樹脂が
充填されたとき、該充填された樹脂の圧力により前記弁
体が前記ゲートに着座して弾性変形又は塑性変形しつつ
ゲート封止することを特徴とするものであり、弁体の製
作を容易化するとともに、確実なゲート封止性能を得る
ものである。
【0017】請求項4記載の発明は、前記ゲートが前記
樹脂供給通路の内壁から内方に突出した段差状の弁座と
して形成され、該ゲートの内周縁に前記弁体を着座させ
るとともに弾性変形又は塑性変形させるようにしたこと
を特徴とするものであり、ゲートの封止性能をより向上
させるものである。さらに、請求項5記載の発明に係る
射出成形方法は、キャビティへの樹脂供給通路の一部に
ゲートおよび該ゲートよりキャビティ側に位置する弁体
収納部を形成した分割金型を準備し、該金型の型締めに
先立ち、前記樹脂供給通路を形成する溝のうち前記弁体
収納部に相当する部位に弾性変形又は塑性変形可能な弁
体を収納する工程と、該金型を型締めして前記キャビテ
ィおよび樹脂供給通路を画成する工程と、該キャビティ
内に前記樹脂供給通路を通して溶融樹脂を射出充填する
工程と、該キャビティ内の樹脂の圧力により前記弁体を
前記ゲートに着座させるとともに弾性変形又は塑性変形
させ、ゲート封止する工程と、該ゲート封止状態で樹脂
を固化させる工程と、前記金型を開いて前記キャビティ
および前記弁体収納部で固化した樹脂を取り出す工程
と、を含むことを特徴とするものであり、前記射出成形
金型に適し、ゲート加工精度が低くともゲート封止のた
めの特別な工程を省略しつつ高成形精度を得ることがで
きる成形方法である。
【0018】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載の射出成形方法により成形された成形品であって、前
記キャビティの形状に対応する成形品本体と、前記弁体
遊挿部に対応して成形品本体と一体成形され、前記弾性
変形又は塑性変形可能な弁体の一部が露出した弁体露出
部と、を備えたことを特徴とするものであり、弁体露出
部を把持又は位置決め等に利用できる取り扱いの容易な
成形品である。
【0019】なお、前記可動部材および弁体は、射出さ
れる溶融樹脂の温度以上の温度環境下においても所定の
材料特性を保持することのできる高い耐熱性を有するも
のが好ましい。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例に基づいて具体的に説
明する。図1〜図4は請求項1〜4記載の発明に係る射
出成形金型の一実施例を示す図である。なお、この一実
施例の射出成形金型は、請求項5記載の発明に係る射出
成形方法を実施する金型となっており、更に請求項6記
載の成形品を成形する金型ともなっている。
【0021】まず、構成を説明する。図1〜図4におい
て、1,2は、射出成形金型を構成する一対の分割金型
であり、金型1,2はパーティング面で互いに当接し
て、キャビティ3と、キャビティ3に連通するスプルー
4、ランナー5および第2のゲート6からなる樹脂供給
通路10と、を形成している。ランナー5は一端で第2の
ゲート6を介してキャビティ3に連通しおり、他端でス
プルー4に連通している。ランナー5に対しキャビティ
3と反対側には樹脂供給通路10の内方に突出した段差状
第1のゲート8が設けられており、第1のゲート8は
球状弁体7(可動部材)に対向する内周縁8a,8b
(金型1,2に半周分ずつ形成され、1つの環状の内周
縁を形成している。)を有している。この第1のゲート
8は球状弁体7をその内周縁8a,8bに着座させる弁
座とっている。また、ランナー5内には支承部材として
のストップピン9が設けられており、ストップピン9は
図示しない射出ノズル、スプルー4およびランナー5を
介して溶融樹脂がキャビティ3に射出・充填されると
き、この溶融樹脂を通過させつつ球状弁体7を支承す
る。樹脂供給通路10の一部に設けられた球状弁体7、ス
トップピン9および第1のゲート8は、第1のゲート8
よりキャビティ3側を封止可能な封止機構部11を構成し
ている。
【0022】球状弁体7は、樹脂供給通路10の一部であ
るランナー5(弁体収納部)に遊挿されており、樹脂供
給通路10を通して前記キャビティ3内に樹脂が充填され
るときには、その樹脂の圧力により樹脂供給方向(図1
中の左方)に移動して第1のゲート8との間に所定の流
路を形成するとともに、その樹脂充填が完了するときに
は、前記樹脂供給方向と反対の方向(図1中の右方)に
移動して前記所定の流路を閉止し、ゲート封止すること
ができる。
【0023】また、球状弁体7は、射出される溶融樹脂
の温度以上の温度環境下で所定の材料特性を保持する材
料(耐熱温度が溶融樹脂の温度以上である耐熱性材料)
で、かつ、射出される溶融樹脂の圧力により弾性変形又
は塑性変形が可能な材料から形成されており、樹脂供給
通路10を通しキャビティ3内に樹脂が充填されたとき、
その充填された樹脂の圧力により球状弁体7が第1のゲ
ート8に着座して弾性変形又は塑性変形しつつゲート封
止するようになっている。この球状弁体7の材料として
は、耐熱性の高いエンジニアリングプラスチックや比較
的軟らかい金属があり、例えはテフロンやアルミニウム
を用いることができる。特に、テフロンは耐熱性および
弾性力ともに適当であり、ポリカーボネートのような樹
脂温度の高いものでも適用可能である。
【0024】次に、請求項5記載の発明に係る射出成形
方法の一実施例と共に、作用を説明する。本実施例で
は、まず、キャビティ3への樹脂供給通路10の一部に第
のゲート8とこれよりキャビティ3側に位置するランナ
ー5(弁体収納部)とを形成した分割金型1,2を準備
し、両金型1,2の型締めに先立って、樹脂供給通路10
を形成する溝のうちランナー5に相当する部位に弾性変
形又は塑性変形可能な球状弁体7を収納する。次いで、
金型1,2を型締めしてキャビティ3および樹脂供給通
路10を画成し、そのキャビティ3内に樹脂供給通路10を
通して溶融樹脂を射出充填する。そしてこの充填完了時
に、キャビティ3内に充填された樹脂の圧力により球状
弁体7を第1のゲート8に着座させるとともに、弾性変
形又は塑性変形させ、第1のゲート8を液体密に封止す
る。次いで、そのゲート封止状態で徐冷することにより
樹脂を固化させ、金型1,2を開いてキャビティ3およ
びランナー5内で固化した樹脂(成形品)を取り出す。
【0025】この成形品は、図示はしないが、キャビテ
ィ3の形状に対応する成形品本体と、ランナー5に対応
して前記成形品本体と一体成形され球状弁体7の一部が
露出した弁体露出部とを備えたものとなっている。とこ
ろで、第1のゲート8の内周縁8a,8bの加工精度が
低く、内周縁8a,8bに例えば図2に示す段差Hがあ
るような場合、従来にあってはランナー5およびスプル
ー4の連通を完全に遮断することは非常に困難であった
が、本実施例においては、球状弁体7が弾性変形又は塑
性変形可能で、図2に示すようにランナー5内の樹脂圧
力(前後差圧)により球状弁体7が第1のゲート8の内
周縁8a,8bの形状に合わせて変形しつつその内周縁
8a,8bに密着し、第1のゲート8に液体密に着座す
る。この結果、第1のゲート8の内周縁8a,8bの加
工精度を向上させることなく、ランナー5およびスプル
ー4の連通を確実に遮断し、第1のゲート8を確実に封
止することができる。したがって、射出形成品の精度を
高精度にしながら、その成形コストを低減させることが
できる。なお、弁座である第1のゲート8がパーティン
グ面を挟んで対称に形成され、金型1,2の内周縁8
a,8bを一致させることが困難になる本実施例のよう
な分割金型では特に有効である。
【0026】また、第1のゲート8の内周縁8a,8b
が加工時あるいは成形時の不注意な取扱いにより図3に
示すように丸くなった場合、従来のものにあっては、ラ
ンナー5およびスプルー4の連通の遮断のタイミングが
遅れ、キャビティ3内の樹脂圧力を封止することができ
ない。これに対し本実施例においては、上述同様に、球
状弁体7が、弾性変形又は塑性変形可能であるので、図
4に示すようにランナー5内の樹脂圧力により第1のゲ
ート8の内周縁8a,8bの形状に合わせて変形し、内
周縁8a,8bに密着して、第1のゲート8を確実に封
止することができる。したがって、ランナー5およびス
プルー4の連通を速やかに遮断することができ、キャビ
ティ3内の樹脂圧力を確実に封止することができる。
【0027】さらに、球状弁体7の材料は所定の樹脂圧
により変形する程度の材料からなり、金型1,2と比較
すると軟らかいので、金型1,2に傷がつくのを防止す
ることができる。このように本実施例の射出成形金型で
は、樹脂の圧力により球状弁体7が弾性変形又は塑性変
形して第1のゲート8の内周縁部8a,8bに密着する
から、低精度のゲート加工がなされていたとしても優れ
たゲート封止性能を得ることができるとともに、ゲート
8が傷ついて金型寿命が著しく低下するといった不具合
を解消することができる。さらに、ゲート封止機構部11
が外部からの駆動の不要なもので、しかも球状弁体7を
ランナー5内に遊挿するだけのものであるから、ゲート
封止機構部11がきわめて小型のものにできるし、球状弁
体7の製作を容易化することもできる。
【0028】また、本実施例の射出成形方法は、上記構
成の射出成形金型に適しており、第1のゲート8の加工
精度が第2のゲート6と同程度に低いものであっても、
球状弁体7の変形によりゲート封止時の密着性を確保
し、優れた封止性能を得ることができるとともに、ゲー
ト封止のために封止機構を外部から駆動するような特別
な工程を省略することができ、しかも充填樹脂圧を十分
に高めて高成形精度を得ることができる。
【0029】さらに、本実施例の射出成形方法により成
形された成形品は、これを把持したり位置決めしたりす
る際に、その弁体露出部を把持又は位置決めに利用する
ことができるため、取り扱いが容易であるとともに、成
形品本体の高精度転写面を傷つけたりすることを防止で
きる。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、樹脂の圧
力により弾性変形又は塑性変形可能な材料から構成した
可動部材を、キャビティへの樹脂供給方向におけるキャ
ビティ側の樹脂供給通路内の圧力とキャビティとは反対
側の樹脂供給通路内の圧力との差圧により駆動するよう
にしているので、従来のように外部からの力を必要とし
ない小型で簡素な封止機構部とすることができるととも
に、封止されるゲートの加工精度が低くとも可動部材の
密着性を確保して優れたゲート封止性能を得ることがで
き、金型加工コストを低減させることができ、更に金型
寿命の低下を防止することができる。
【0031】請求項2記載の発明によれば、キャビティ
への樹脂充填時に可動部材を該樹脂の圧力により樹脂供
給方向に移動させて所定の流路を形成し、該充填完了時
には可動部材を樹脂供給方向と反対の方向に移動させつ
つ弾性変形又は塑性変形させて前記流路を閉止するよう
にしているので、可動部材の移動のみでゲート開閉動作
ができる小型の封止機構を実現できるとともに、封止さ
れるゲートの加工精度が低くとも可動部材の密着性を確
保し優れたゲート封止性能を得ることができ、金型加工
コストを低減させることができ、更に金型寿命の低下を
防止することができる。
【0032】請求項3記載の発明によれば、樹脂供給通
路の一部に弁体収納部と該弁体収納部に対しキャビティ
とは反対側に位置するゲートとを形成するとともに、弁
体収納部内に弾性変形又は塑性変形可能な弁体を収納し
て封止機構部を構成しているので、外部からの力を必要
としない小型で簡素な封止機構部とすることができると
ともに、ゲートの加工精度が低く、かつ、高射出樹脂圧
であっても、その樹脂圧を利用して弁体を弾性変形又は
塑性変形させることで、確実なゲート封止機能を発揮さ
せることができる。この結果、低コストで、しかも転写
性に優れた高成形精度の射出成形金型を提供することが
でき、更に金型寿命の低下を防止することができる。
【0033】請求項4記載の発明によれば、ゲートを段
差状に形成してその内周縁部に弁体を弾性変形又は塑性
変形させて密着させるようにしているので、ゲート加工
精度の低い金型であっても前記内周円部に弁体を即座に
密着させることでキャビティ内圧力の低下をきわめて少
なくすることができ、冷却時の変形を防止してより高精
度の成形品を成形することができる請求項5記載の発明
によれば、分割金型の型締めに先立って弾性変形又は塑
性変形可能な弁体を弁体収納部内に収納し、この弁体を
キャビティへの射出充填完了時の樹脂圧によりゲートに
圧接着座させてゲート封止を行なうので、ゲート加工精
度が低く、かつ、高樹脂圧であっても、確実なゲート封
止を行なうことができ、ゲート封止のための工数が少な
く、効率のよい成形作業を行なうことができるととも
に、成形品の取り出しもきわめて容易にできる。
【0034】請求項6記載の発明によれば、成形品を、
キャビティ形状に対応する成形品本体と、これに一体成
形された弁体露出部とから構成しているので、成形品本
体に触れることなく弁体露出部を直接把持したりして取
り扱うあるいは位置決めすることができ、その取り扱い
や位置決めが容易にできるとともに、取り扱い時の成形
品本体の汚れや傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る射出成形金型の一実施例を示すそ
の要部断面図である。
【図2】その作用を説明する要部断面図である。
【図3】その樹脂供給時の要部断面図である。
【図4】そのゲート封止時の要部断面図である。
【符号の説明】1,2 分割金型 3 キャビティ 5 ランナー(樹脂供給通路の一部、弁体収納部) 7 球状弁体(可動部材、弁体)第1のゲート(ゲート、弁座) 8a,8b 内周縁部 10 樹脂供給通路 11 ゲート封止機構部
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
フロントページの続き (72)発明者 上代 康弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 畠山 寿治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 須藤 克典 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャビティおよびスプルーを連通するラン
    ナーに遊挿された球状弁体と、ランナーのスプルー側の
    端部に設けられ、球状弁体を着座させることができる弁
    座と、ランナーに設けられ、スプルーからランナーを通
    してキャビティに射出される溶融樹脂を通過させつつ球
    状弁体を支承する支承部材と、を備え、球状弁体が弁座
    に着座したとき、スプルーおよびランナーの連通が遮断
    される射出成形用金型において、前記球状弁体が、射出
    される溶融樹脂の温度以上の温度環境下で所定の材料特
    性を保持して、射出される溶融樹脂の圧力により弾性変
    形あるいは塑性変形する材料からなることを特徴とする
    射出成形用金型。
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JPS53111428U (ja) * 1977-02-15 1978-09-06
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