JPH0655538U

JPH0655538U - 根菜類野菜の皮むき用具

Info

Publication number: JPH0655538U
Application number: JP768793U
Authority: JP
Inventors: 常雄福田
Original assignee: 常雄福田
Priority date: 1993-01-17
Filing date: 1993-01-17
Publication date: 1994-08-02

Abstract

(57)【要約】【目的】包丁やナイフの代わりに、根菜類野菜やくだ
ものの皮を簡単に薄くすりむくことができる調理用の皮
むき用具を提供する。【構成】紙ヤスリなどに使用されている研磨材（２）
を、サポーター（１）の表面に接着したことを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、根菜類野菜やくだものの皮を薄くすりむくために、研磨材を接着した面を持つ調理用の根菜類野菜の皮むき用具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ジャガイモやさつまいもなどの根菜類野菜やリンゴやキウイなどのくだものの皮は、包丁やナイフを使って薄く切るようにしてむいていた。また従来より、紙ヤスリとして公知の、研磨材を接着した紙や布があった。この研磨材を接着した紙や布を使って、根菜類野菜やくだものの皮をすりむこうと思えば、すりむくことができた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これには、次のような欠点があった。（イ）包丁やナイフを使って皮をむく場合、厚くむくと食べられる部分が小さくなる。包丁やナイフで皮を薄くむくのは、結構難しい。（ロ）紙ヤスリを使えば皮を薄くすりむくことができるが、研磨材を接着した紙や布を手に持ちながら皮をすりむくのは、わずらわしく面倒なことである。本考案は、これらの欠点を解決するためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

そこで本考案は、第１図に示すように、サポーター（１）の表面に研磨材（２）を接着することにより、根菜類野菜の皮むき用具を構成する。本考案は、以上のような構成からなる根菜類野菜の皮むき用具である。

【０００５】

【作用】

研磨材（２）を接着したサポーター（１）を手にはめて、片方の手に根菜類野菜やくだものを持ち、サポーター（１）をはめた方の手を根菜類野菜やくだものの表面にあてがいながらこすりあわせると、皮が薄くすりむける。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例について説明する。（イ）サポーター（１）は、第３図に示すように、手にはめて使用することとなるため、ある程度伸び縮みするようにゴム性の材質で形成する。回りの大きさは、標準的な大きさの人の手にはめた場合、伸びを考慮してもしっかりと安定するようなものとし、幅の広さは、手にはめて指先が少し出る程度のものとする。また、サポーター（１）の厚さは、研磨材（２）を接着した面を介して根菜類野菜やくだものの表面に押圧してこすりあわされた場合に、手にはめた時の伸びによりある程度薄くなることを考慮しても、当該押圧してこすりあわされる力に充分耐え得る程の厚さとする。（ロ）研磨材（２）は、第１図に示すように、サポーター（１）の回りの半面程に接着すれば足りるが、回りの全面に接着してもよい。本考案は以上のような構造で、これを使用するときは、第３図に示すように、研磨材（２）を接着したサポーター（１）を手にはめて、片方の手に根菜類野菜やくだものを持ち、サポーター（１）をはめた方の手を根菜類野菜やくだものの表面にあてがいながら、前後左右にこすりあわせると、研磨材（２）とこすりあわされた部分の根菜類野菜やくだものの皮が薄くすりむける。なお、サポーターは、片側が閉じた袋状のものでもよく、また、研磨材を接着する面をあらかじめ凸状面の混在する状態に形成してもよい。研磨材（２）を接着した面の形は、第２図に示すようなものでもよい。また、研磨材を接着した紙や布を適当な形に切りとって、サポーター（１）の表面に接着してもよい。更には、研磨材を接着した面と同じような形状の研磨面を硬質合成樹脂により形成して、サポーターに接着するか或いは研磨面とサポーターを一体成型してもよい。

【０００７】

【考案の効果】

手をこすりあわせているうちに、根菜類野菜やくだものの皮がすりむけてしまうため、きわめて簡単で容易に皮をむくことができる。たとえば、根菜類野菜のジャガイモは、表面に凹凸が多いため、包丁で皮をむくには手間がかかりわずらわしい。また、くだもののキウイは、表面に無数のひげがあるため、そのままでは食べにくく、ナイフで皮をむこうにも中がやわらかいためむきにくい。しかし、本考案の根菜類野菜の皮むき用具を使えば、どちらの場合も簡単に表面の皮を、もちろんひげもすりむくことができる。しかも、包丁やナイフを使って皮をむく場合、どのように上手にむいても、むかれた皮にはある程度の厚みができる。それにくらべて、本考案の根菜類野菜の皮むき用具を使えば、根菜類野菜やくだものの表面の薄い皮だけをすりむくことができる。したがって、むかれた皮が薄い分だけ、根菜類野菜やくだものの食べられる部分が多いことになり、食物資源の有効利用に役立つと共に食生活における実用効果大である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の他の実施例を示す斜視図である。

【図３】本考案の使用状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１サポーター２研磨材

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】サポーター（１）の表面に研磨材（２）
を接着したことを特徴とした、根菜類野菜の皮むき用
具。