JP3113575U - 大型柑橘類の皮むき器 - Google Patents
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Abstract
【課題】大型柑橘類の皮は、素手でむくのが困難であるため、刃物又は専用の器具を使用してむくが、その際切傷等の危険があり、また専用の器具は、構造が複雑で製造コストが高くつく、などの欠点の解消。
【解決手段】器具本体1に人の爪状の刃2、ヘラ状の突起3及びV字型の溝4に鷹の爪状の刃5を設け、これらを一体成型可能な構造とすることにより、この課題を解決する。
【選択図】図4
【解決手段】器具本体1に人の爪状の刃2、ヘラ状の突起3及びV字型の溝4に鷹の爪状の刃5を設け、これらを一体成型可能な構造とすることにより、この課題を解決する。
【選択図】図4
Description
本考案は、大型柑橘類の皮むき器具に関する。
大型柑橘類の皮は、素手でむくのが困難であるため、従来は包丁、果物ナイフ又は専用の道具で切込みを入れてむいていた。
しかし、包丁、果物ナイフはいうまでもなく、現在市販されている専用の皮むき器具は、刃先が先鋭であり、幼児などが切傷を被る危険が大であるため、取り扱いに相当の注意を要する。また、従来の専用の皮むき器具は、素材に合成樹脂類と金属を併用したもの、機能別に分割したものなど構造が複雑であり、製造コストが高くつくなどの欠点があった。
本考案は、このような危険性、構造上の欠点を除くために考案されたものである。すなわち、器具本体の上部に湾曲したV字型の溝を斜めに設け、その底部の上部に鷹の爪状の刃を設けた(図1、図4)。また、器具本体の上部背面に、先端が丸みを帯びた爪状の刃を有する突起と、器具本体の下部背面にヘラ状の突起とを設けたものである(図1、図2、図3)。これらの刃及び突起は、包丁のように鋭利なものではなく、硬質の合成樹脂を素材として器具本体と一体に成型できる構造とした(図4)。
本考案は、このような構造であるから、大型柑橘類の表皮に本器具の上部背面の突起した刃で放射状に切込みを入れ、下部背面のヘラ状の突起を大型柑橘類頂部の表皮に刺し込み、指が入る程度の開口部を作ることにより簡単に皮を剥がすことができるので、かなり力を必要とする指の爪を使う必要がない。また、大型柑橘類内果の実袋の中心側をV字型の溝に嵌めて、鷹の爪状の刃の先端を袋の背面の薄皮の部分に刺し込み、本器具を斜め下方に湾曲に沿って回転させながら滑らすことによって、袋の中心側の比較的切れやすい部分の皮を切り裂くことができる。
鷹の爪状の刃は、先端が鋭く尖っているが、狭い溝の底部にあるので容易に指などに触れることはなく安全である。また、背面の爪状の刃やヘラ状の突起は先端を丸くし、刃の部分についても金属の刃物のように鋭くないから、よほど強い力で押し当てない限り、指などを容易に傷付けることはない。
さらに、本器具全体を同一の合成樹脂類を素材として一体型に成型することができるので、製造工程が簡略になり、製造コストを大幅に下げることができる。
したがって、大型柑橘類生産農家等が、一定量のまとまった単位で購入する消費者に、おまけとして付けることが可能となるので、消費拡大、販売促進等の効果が期待できる。
図1は、本考案に係る大型柑橘類の皮むき器の正面図、図2は同じく側面図、図3は同じく背面図、図4は同じく断面図、図5は同じく平面図、図6は同じく底面図、である。
本考案に係る大型柑橘類の皮むき器により大型柑橘類の皮をむくには、まず、本体1の上部背面に設けた爪状の刃2を、大型柑橘類の頂部付近の表皮に押し当てて放射状に切込みを入れる。次に本体1の下部背面に設けたヘラ状の突起3を、大型柑橘類の頂部付近の表皮に刺し込み、本体1を捏ね上げて開口部を作る。そこに指を入れて表皮を外側に剥がすことにより、大型柑橘類の厚い表皮を容易にむくことができる。
本考案に係る大型柑橘類の皮むき器により大型柑橘類内果の実袋の皮をむくには、実袋の中心側を、本体1の上部正面に設けたV字型の溝(ガイド部)4に嵌め、鷹の爪状の刃5の尖った先端を、実袋背面の薄い表皮に刺し、そのまま本体1を下方に滑らせることにより、実袋の中心側の表皮を切り裂く。しかる後指で表皮を取り除けば、簡単にみかんの内果を食することができる。
本考案に係る大型柑橘類の皮むき器本体1の大きさは、大人の掌よりやや大きい程度にし、2ミリメートル程度の肉厚で中空にする。背面の爪状の刃2は、突起の高さを8ミリメートル程度にし、先端は丸く下方に鋭利でない刃を設ける。背面のヘラ状の突起3は、高さ約3センチメートルで先端は丸く、図4に示すように先端に行くに従って厚さを薄くし、最先端で0.5ミリメートル程度の厚さにする。上部のV字型の溝4の開口部の角度は約30度にする。鷹の爪状の刃5は、図4に示すような形状とし、下方はやや鋭い刃にする。全体の素材は、一体成型が可能な比較的硬質で弾性のある合成樹脂が望ましい。
1 本体
2 爪状の刃
3 ヘラ状の突起
4 V字型の溝
5 鷹の爪状の刃
2 爪状の刃
3 ヘラ状の突起
4 V字型の溝
5 鷹の爪状の刃
Claims (1)
- 大型柑橘類の皮を切る先端が丸い爪状の刃、ヘラ状の突起及びV字型の溝に設けた柑橘類の内果袋の表皮を切り裂く鷹の爪状の刃が一体となった、大型柑橘類の皮むき器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005002806U JP3113575U (ja) | 2005-04-01 | 2005-04-01 | 大型柑橘類の皮むき器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005002806U JP3113575U (ja) | 2005-04-01 | 2005-04-01 | 大型柑橘類の皮むき器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3113575U true JP3113575U (ja) | 2005-09-15 |
Family
ID=43275931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005002806U Expired - Fee Related JP3113575U (ja) | 2005-04-01 | 2005-04-01 | 大型柑橘類の皮むき器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3113575U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019005529A (ja) * | 2017-06-27 | 2019-01-17 | 上原 一泰 | 魚肉ソーセージフィルムカッター |
-
2005
- 2005-04-01 JP JP2005002806U patent/JP3113575U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019005529A (ja) * | 2017-06-27 | 2019-01-17 | 上原 一泰 | 魚肉ソーセージフィルムカッター |
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Legal Events
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050613 |
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R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
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