JPH0655496B2 - 内装材およびその製造方法 - Google Patents

内装材およびその製造方法

Info

Publication number
JPH0655496B2
JPH0655496B2 JP1200888A JP20088889A JPH0655496B2 JP H0655496 B2 JPH0655496 B2 JP H0655496B2 JP 1200888 A JP1200888 A JP 1200888A JP 20088889 A JP20088889 A JP 20088889A JP H0655496 B2 JPH0655496 B2 JP H0655496B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
fluid
transparent
fluid pattern
high frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1200888A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0363134A (ja
Inventor
泰正 高尾
雅之 樋口
治 吉川
Original Assignee
東リ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東リ株式会社 filed Critical 東リ株式会社
Priority to JP1200888A priority Critical patent/JPH0655496B2/ja
Publication of JPH0363134A publication Critical patent/JPH0363134A/ja
Publication of JPH0655496B2 publication Critical patent/JPH0655496B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は意匠性の優れた床材・壁材等の内装材およびそ
の製造方法に関する。
(従来技術と問題点) 従来より加熱プレス機を用いて厚みのあるシートを製造
する方法はあるが、流動性原料を用いて厚みのある塊状
物を得ようとすると、深部まで加熱硬化させるには長時
間を要し、熱源に近い部分は変色をきたす恐れがあっ
た。また、高周波を利用する方法は特開昭62−152
710号公報に開示されたように比較的薄いシートに凹
凸模様を成型するのに利用されるが、仮に厚みのある塊
状物を成型するのに高周波加熱のみによる場合では逆に
中心部のみが早く加熱され過ぎ、周辺部がゲル化された
とき中心部が変色する欠点も生じた。また上記公報に記
載の方法では単なる印刷模様しか得られず、深みのある
立体感は得られなかった。
(問題点を解決する手段) 本願発明の内の1はさらに意匠性の高い内装材の製造方
法を提供する発明で、ある深さのある型枠内に透明性ま
たは半透明性の流動性模様素材および非流動性模様素材
を供給し、かつ流動性模様素材中にはパール色小片およ
び/または虹彩色小片を分散含有させ、型枠を高周波に
より加熱すると同時に高周波以外の加熱手段で上記模様
素材を加熱成型した後、得られた塊状物模様材を厚さ方
向にスリットし、得られた装飾材を基材に積層すること
を特徴とする内装材の製造方法、をその要旨とする。
以下図面に基づいて本発明を説明する。
第1図は本発明製造工程図であり、1は絶縁性の高い型
枠で石材、硝子等により得られる。型枠1は1辺が10
〜200cmで深さは2〜20cmが望ましい。
この型枠とアルミニュウム板等の底板2によって容器が
形成され、この容器の中にポリ塩化ビニル(PVC)ペ
ースト状またはドライブレンド等の粉粒体の透明性また
は半透明性の流動性模様素材3と柱状または小塊状の非
流動性模様素材4を供給する。非流動性模様素材4は透
明でも半透明でもよい。
一方透明性または半透明性の流動性模様素材中にはパー
ル色小辺13および/または虹彩色小片14が分散され
た状態で含有され、これらは1辺が2〜20mmが望まし
い。
パール色性小片13はパール顔料含有フィルムを適当な
大きさに裁断した物が好適であり、パール顔料としては
天然雲母と酸化チタンの複合体が好適である。
虹彩色小片14は、PVC、ポリエステル、エチレン−
酢酸ビニルコポリマ−透明フィルム上にアクリル系また
はポリプロピレン系樹脂コーティング層を1層または2
層設け、光の干渉により得られる虹彩色フィルムを1片
2〜20mmに裁断することにより得られる。容器上方に
プレス板5を設けて模様素材3および模様材料4をプレ
スするとともに、高周波発生装置6により金属板7を介
して高周波Wが発生する。
高周波により容器中の模様材料の中心部分を加熱すると
同時に金属板7中のニクロム線等の高周波以外の加熱手
段8や基体9中の同様の高周波以外の加熱手段10によ
りWのように加熱され、また同時に装置全体により加
熱された型枠により、Wのように熱せられる。
この様に中心部はWにより加熱され、同時に周辺部は
、Wにより加熱され、合成樹脂模様素材は急速に
ゲル化される。
上記の方法で成型された塊状物は容器とともに出入口1
1から搬出され、型枠および、底板を取り除いて得られ
る。
上記装置は電磁波シールド性能を具備したハウジング1
2で覆われる。
上記の高周波による化粧材の製造装置としては例えば山
本ビニター(株)社製のRH7、RH15、RH50等
が示される。
また本発明内装材は、基材上に、非流動性模様材料から
形成された模様部と流動性模様材料から形成された透明
または半透明模様部からなり、かつ透明または半透明模
様部中にパール色小片および/または虹彩色小片を分散
含有した塊状物模様材が厚さ方向にスリットされた装飾
材が積層されていることを特徴とする内装材を要旨とす
る。
第2図イおよび第2図ロは虹彩色小片14を示す図で、
第2図イにおいて、虹彩色片は例えば左側のゴールド色
の部分15と、右側のグリーン色の部分16とに光干渉
によって異色となり、また視る角度を変えると第2図ロ
に示されるように、模様片の左側と右側は互いに反対の
色に見える。
第3図は本発明内装材斜視図である。上記得られた塊状
物模様材を1〜5mmに厚さ方向にスリットして本発明装
飾材が得られる。
18は上記小塊状または柱状の非流動性模様素材から形
成された模様部を切断した箇所(以下非流動性模様部と
いう)であり、19は流動性模様素材から加熱して形成
された模様部(以下流動性模様部という)である。
非流動性模様部18は柱状体の模様部分の場合は常に均
一な模様が得られ、小塊状模様の集合体の場合はとくに
模様の色彩や形状の非変化に富んだ模様を得ることがで
きる。
なお流動性模様部は透明でも不透明でもよい。また流動
性模様部19は、常に上記非流動性の模様部18間に密
に充填され、この模様部18相互間を強固に接着する。
上記流動性模様部には虹彩色小片14および、パール色
小片13等の模様小片が含有されており、虹彩色小片は
視る角度によって色が変化し、該模様小片が歩行につれ
て色彩の変化が生じ、レインボーカラーの多色効果が得
られる。
上記非流動性模様部、流動性模様部、虹彩色および/ま
たはパール色の模様小片は一体化されており、迅速に加
熱ゲル化されるので、模様も変色せず、深みのある美し
い装飾材が得られる。
得られた装飾材17はPVCシート等の基材20に積層
され、床材、壁材等の内装材21が得られる。
作用 高周波と高周波以外の加熱手段の組合せにより、模様材
料が迅速に加熱ゲル化される。
さらに流動性模様素材からなる透明または半透明模様部
と、非流動性模様部と、透明部中に透視可能に分散され
ている虹彩色小片および/またはパール色小片の3者が
一体となって、立体感のある優れた意匠性を示す。
虹彩色小片は流動性模様素材中に混合されるが、この時
上記小片はしわになったり、変形したりせずに、模様素
材中に分散される。
虹彩色フィルムは視る角度のよって色が変化するので、
1つ1つの模様片が歩行につれて色彩の変化が生じ、多
色効果が得られる。
実施例 透明性の流動性模様素材を下記の方法で得た。
部は重量部である。
配合1 塩ビペースト樹脂(カネビニルPSL10) 60部 (カネビニルPBMB5K) 40部 可塑剤(DOP) 30部 スズ系安定剤 3部 配合1のPVC組成物をミキサーで混練し、脱泡してペ
ースト状の流動性模様素材を得た。この流動性模様素材
に3mm角状の虹彩色フィルム小片および同じPVCペー
ストにパール顔料を添加して得られた3mm角のパール色
小片を各々重量比で1%添加し、空気が巻き込まれない
ように混合した。
非流動性模様素材は、PVC100重量部に対し、可塑
剤30部程度含有する組成物を既存の押出機により成型
し、寸法が30mmφ×50mmの円柱物を得た。
内寸330×330mm高さ50mmの型枠内にこの円柱の
非流動性模様素材をランダムに立て、円柱の周囲の空間
に上記の透明性流動性模様素材を型枠の高さまで注入
し、高周波加熱機に内容物を充填した型枠をセットし
た。プレス上下盤は120℃、プレス圧力は0.3kg/c
m2に設定して、印加電流を流して高周波を発生させ加熱
加圧した。同時に外部加熱により周辺部が、高周波によ
り中央部がゲル化され、20分以内という短い時間で5
0mm厚の塊状物模様材が得られた。得られた模様材を1
mm厚にスリットして装飾材を得た後、この装飾材をプレ
スで床材裏打ち用基材と積層して本発明床材を得た。
得られた床材はランダムに分散した円模様の非流動性模
様部とその周囲に充填された透明層の流動性模様部分と
流動性模様部分中の3mm角虹色彩フィルム小片およびパ
ール色小片による相乗効果により意匠性の高い床材であ
った。
(発明の効果) 虹彩色小片は透明な流動性の模様部分に分散充填さ
れているので、これらが透視され、新規な意匠性と立体
感が得られた。
流動性の模様素材と、非流動性の模様素材との任意
の組合せにより、高い意匠性を得ることができた。
虹彩色小片が歩行者の視る位置が変化するにつれ
て、色彩が変化するので、従来の金属蒸着タイプとは異
なり、レインボーカラーが常に変化して意匠性の高い多
色内装材が得られた。
加熱ゲル化が迅速でしかも短時間であり、材料の熱
変色や劣化もなく効率的に化粧材を得ることができた。
厚みのある塊状物を成型したにもかかわらず、材料
が均一に加熱されて、良好なゲル化状態であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明化粧材の製造工程図、第2図は虹彩色小
片の図、第3図は内装材の斜視図である。 1は型枠、2は底板、3は流動性模様素材、 4は非流動性模様素材、6は高周波発生装置、 18は非流動性模様部、19は流動性模様部、 13はパール色小片、14は虹彩色小片、 21は内装材である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:10 4F

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材上に、非流動性模様素材から形成され
    た模様部と、流動性模様素材から形成された透明または
    半透明模様部からなり、かつ透明または半透明模様部中
    にパール色小片および/または虹彩色小片を分散含有し
    た塊状物模様材が厚さ方向にスリットされた装飾材が積
    層されていることを特徴とする内装材。
  2. 【請求項2】流動性模様部がポリ塩化ビニルペーストか
    らなる請求項1の内装材。
  3. 【請求項3】流動性模様部がポリ塩化ビニルドライブレ
    ンドからなる請求項1の内装材。
  4. 【請求項4】ある深さのある型枠内に透明性または半透
    明性の流動性模様素材および非流動性模様素材を供給
    し、かつ流動性模様素材中にはパール色小片および/ま
    たは虹彩色小片を分散含有させ、型枠を高周波により加
    熱すると同時に高周波以外の加熱手段で上記模様素材を
    加熱成型した後、得られた塊状物模様材を厚さ方向にス
    リットし、得られた装飾材を基材に積層することを特徴
    とする化粧材の製造方法。
  5. 【請求項5】型枠の深さが2〜20cmである請求項2の
    内装材の製造方法
JP1200888A 1989-08-02 1989-08-02 内装材およびその製造方法 Expired - Fee Related JPH0655496B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1200888A JPH0655496B2 (ja) 1989-08-02 1989-08-02 内装材およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1200888A JPH0655496B2 (ja) 1989-08-02 1989-08-02 内装材およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0363134A JPH0363134A (ja) 1991-03-19
JPH0655496B2 true JPH0655496B2 (ja) 1994-07-27

Family

ID=16431919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1200888A Expired - Fee Related JPH0655496B2 (ja) 1989-08-02 1989-08-02 内装材およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0655496B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08117144A (ja) * 1994-10-21 1996-05-14 Nobuyoshi Shima トイレットペーパー保持装置
JPH08322759A (ja) * 1995-06-02 1996-12-10 Nobuyoshi Shima ロールシートの切断方法及びロールシート保持具

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2533978B2 (ja) * 1991-03-22 1996-09-11 ロンシール工業株式会社 砂目調模様を有する熱可塑性樹脂製床材
JP2542048Y2 (ja) * 1991-08-07 1997-07-23 東リ株式会社 内装材
JPH05293942A (ja) * 1992-04-22 1993-11-09 Taihei Kagaku Seihin Kk パール光沢の組柄模様を有するプラスチックシート
JPH0664032A (ja) * 1992-08-12 1994-03-08 Taihei Kagaku Seihin Kk パール光沢の組柄模様を有するプラスチックシート

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08117144A (ja) * 1994-10-21 1996-05-14 Nobuyoshi Shima トイレットペーパー保持装置
JPH08322759A (ja) * 1995-06-02 1996-12-10 Nobuyoshi Shima ロールシートの切断方法及びロールシート保持具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0363134A (ja) 1991-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0655496B2 (ja) 内装材およびその製造方法
US3981949A (en) Method of forming a cellular article having an integral, color-intensity varied decorative pattern on its surface
JPH0688360B2 (ja) 装飾材
JP3007400B2 (ja) 化粧材
KR200277050Y1 (ko) 입체무늬 바닥 장식재
JP3082410U (ja) 新規なパール調着色模様を有する塩化ビニル系床タイル
JPH032650B2 (ja)
JP2000062097A (ja) グラニット調化粧板
JPS6022605B2 (ja) Smcの製造法
JPH0433841A (ja) 装飾用壁紙材
KR200318305Y1 (ko) 엠보 심도차이를 이용한 장식재
KR200321049Y1 (ko) 엠보심도차이를이용한바닥재
JP4012297B2 (ja) 合成樹脂製積層シート
JP3141219B2 (ja) 立体感の有る模様付シートとその製造方法
JPH0292635A (ja) 立体感のある化粧シートの製造方法
JPH0820097A (ja) 表面に複数色の立体的模様を現出させた積層材及びその製造方法。
JPS5923256B2 (ja) 化粧板及びその製造方法
CN116330577A (zh) 一种形成立体纹理饰面的模内拓印方法及利用其制备的注塑件
KR101471556B1 (ko) 유리공예품소재의 제조방법 및 그 소재
JPS6220894B2 (ja)
JP2999628B2 (ja) プラスチック化粧シート
JPS62920Y2 (ja)
JP2001071340A (ja) 屈曲部を有する加飾frp成形品の製造方法
JPH02299823A (ja) パール模様を表現した外装材の製造方法
JPS6382730A (ja) 加飾シ−ト状物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees