JPH0655495A - ウォータマーク検知 - Google Patents

ウォータマーク検知

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JPH0655495A
JPH0655495A JP5195088A JP19508893A JPH0655495A JP H0655495 A JPH0655495 A JP H0655495A JP 5195088 A JP5195088 A JP 5195088A JP 19508893 A JP19508893 A JP 19508893A JP H0655495 A JPH0655495 A JP H0655495A
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mark
web
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image
camera
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JP5195088A
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Andrew P Falconer
アンドリュー・フィリップ・フォークナー
Peter T Herdman
ピーター・トーマス・ハードマン
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Wiggins Teape UK PLC
Original Assignee
Wiggins Teape UK PLC
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Publication date
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    • B65H23/00Registering, tensioning, smoothing or guiding webs
    • B65H23/04Registering, tensioning, smoothing or guiding webs longitudinally
    • B65H23/046Sensing longitudinal register of web
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
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    • B65H2301/41487Winding slitting trimming edge
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    • G06T2207/30124Fabrics; Textile; Paper

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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
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  • Communication Cables (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)
  • Control Of Cutting Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 紙ウエブ上に一定間隔を置いて設けられたウ
ォータマーク等のマークをビデオカメラで検知し、その
位置を測定し、測定位置と基準位置との差異を検出して
連続するウォータマーク間のピッチを調整し、更に後続
ウォータマークの補捉瞬時を設定する工程からなる方
法。 【目的】 コンピュータソフト技術を利用し、ウォータ
マークの位置を正しく検知し、この検知によりシーター
のカッター制御を併せて行うこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はウェブに沿って長手方向
に繰り返し製せられる印しを検知することに関する物で
ある。本発明は特に紙のウェブ上の透し模様(以下ウォ
ータマークと称す)を検知するために用いられる。
【0002】
【従来の技術】高品質の書簡用紙を製する際、製造者の
ウォータマークはウェブから裁断されるシートの位置に
対応してウェブに沿って間隙をおいて設けられる。ウェ
ブは数枚のシートの幅を有し、ウォータマークはウェブ
の横手方向に列をなして配される。ウォータマークは抄
紙機でウェブを製する初期の段階で設けられる。ウォー
タマーク作業は長網ワイヤ上に形成されるこkたウェブ
に作用するダンディーロールによって行われる。このダ
ンディーロールはその端部でウォータマークの金属性の
型からなる列を支持している。
【0003】通常ワイヤーに対するダンディーロールの
回転速度は仕上り状態即ちウェブが乾燥後に完全に巻き
上げられた状態で所望の長手方向への間隙をおいてウェ
ブにウォータマークが入れられるように制御される。ウ
ェブの寸法変化は抄紙機を介してその経路で生じる。製
紙機械と最終的に乾燥したウェブに所望の間隙をおいて
ウォータマークをいれるダンディーロールの制御に関す
ることは本発明の範囲ではない。
【0004】ウォータマークの入った書簡用紙の製造は
通常、乾燥したウェブが製紙機械の端部で巻き上げられ
る。その後、巻き上げられたウェブは抄紙機(シータ
ー)に供給される。この機械でウェブは長手方向にスリ
ットされ横手方向に裁断される。
【0005】シーターがウォータマーク検知手続きのパ
ラメーターを設定している限りこのシーターの作動を理
解するために、裁断シートサイズと書簡用紙シートサイ
ズの違いを説明する。本発明を詳述するために最終の書
簡用紙シートのサイズをA4版とする。シーターが直接
A4サイズのシートを製する。この場合、機械から裁断
されたシートのサイズは書簡用紙シートサイズ(A4)
と同じである。しかしながら、シーターは4枚のA4シ
ートからなる裁断シートを製するように作動する場合も
ある。これらの大きな裁断シートは後に切り離し作業時
に裁断機でA4サイズの書簡用紙に裁断される。A4並
びに大型のカットシートサイズの本発明の適用例を下記
に示す。異なるカットシートサイズはダンディーロール
でウェブに設けられるウォータマーク間の間隙に影響を
与え、これらの要件は従ってワイヤーの形状から紙の取
扱いすべてを介して影響する。産業界で認められたカッ
トシートサイズがある。下記に詳述される2つの例はA
4とRA2として知られているものである。
【0006】最初に、シーターによるA4サイズ裁断に
ついて述べる。このサイズはウェブに沿って均一なウォ
ータマークの間隙を必要とする。この場合、ウェブをウ
ェブの長い縁には長い縁そして短い縁には短い縁が位置
するA4サイズのシートからなっているものとする。つ
まり、シート間にはマージンがない。A4のサイズは2
97mm長、210mm幅である。
【0007】ウェブをA4サイズに裁断するシーターは
A4シートの幅と等しい部分に長手方向にスリットし、
前記シーターはフライングナイフと呼ばれるもので各長
手部分を所望のシートの長さに分割するために横手方向
にウェブを裁断する。スリットと横手方向への裁断はウ
ェブ上で同時に行われる。通常、フライングナイフの操
作とウェブ上のウォータマークの位置決めを周期させ
る。ここでは1枚のA4シートに1つだけウォータマー
クが入っていることとして、そのウォータマークはシー
トの中央部分に位置するのが好ましい。しかしながら、
フライングカッターの制御それ自体は本発明に属するも
のではない。しかしフライングカッターを制御するため
に、ウェブ上のウォータマークの位置は確かめうるもの
でなければならない。
【0008】ダンディーロールによってウェブに入れら
れるウォータマークはウェブを横切る列または線に位置
する。これらの列または線にはA4シートの長さ297
mmの間隙が設けられている。従って、各列のウォータ
マークは整列状態で且つA4シートの210mm幅で均
等に間隔があいている。またウォータマークの長手方向
の線もまた整列状態にある。実際にシーターでのウェブ
のスリッティング及び裁断を行うために必要なことを示
すために、ウェブは通常、シート10枚分の幅つまり
2.1mの幅を有し、最高300m/minでシーター
を通過する。このことはフライングナイフによる毎秒1
7トラバースの裁断速度に周期している。
【0009】最近迄、フライングナイフとウォータマー
クの位置を周期することはウォータマークの位置を間接
的に検知することによって行われなければならなかっ
た。シートのウォータマーク自体を検知することは不可
能であった。そのためになされたことはウェブの一端で
40mm幅の余分なマージンを設け、前記一端に特別な
形状のウォータマークを指標または登録マークとして入
れる。この特別な指標もダンディーロールによってシー
トのウォータマークと予め定めた長手方向の位置的関係
を有するように入れられる。製造者のマークは通常名前
及びまたはシンボルなどの複雑な形状のものである。前
記特別な余白の指標はその指標の余白に一致した配向さ
れたフォトディテクターを線状に配したものによって検
知される。ディテクター列はウェブの一側面に取り付け
られ別の側面から照射が行われる。検知工程の説明はこ
こでは省略するが検知ロジックはウェブ上の他のマーク
の誤った検知を排除し、特別の指標の信頼できる検知を
達成するためのものである。
【0010】従来の作業で必要とされる追加の縁帯片も
シーターによってウェブの残りの部分からスリットされ
なければならず、この縁片は再生のためにペーパースト
ックに戻される。このマージンを設けることはそのシー
ターでの除去及びそれに続く再生のことを考えるとかな
りのエネルギーを浪費することになる。例えば、前記の
作業によって1.6%のエネルギーを無駄にすることに
なる。もし製紙業者がこの無駄なマージンを使用しない
ということを考慮するのであれば、シートのウォータマ
ーク自体の位置の信頼できる測定検知が必要となる。
【0011】裁断シートのウォータマークを直接検知す
る際、ウェブの1つの長手部分に沿ったウォータマーク
の検知のみが必要となる。何故なら、他のマークはシー
トを横切って横手方向に整列しているからである。下記
で述べるように、ウォータマークの直接検知を可能にす
るということは製紙作業の制御の可能性を広げることに
なる。
【0012】本発明はウォータマークの検知及びその位
置の感知に関するもので、特に上述のシーターに於ける
フライングナイフの作業を制御するために開発されたも
のである。さらに詳述すると、本発明は上述の特別の登
録マークとして設けられた他のウォータマークとは対照
的に書簡用紙に取り入れられているウォータマークの検
知に用いられる。
【0013】上述のウォータマークの入った書簡用紙の
ウェブの裁断を制御するための登録マークとしての特別
の余白用ウォータマークを用いることの他に、ウェブの
マークの検知に基づいた動いているウェブを部分に裁断
するために提案された他の技術分野がある。このような
提案は以下に示す特許明細書に開示されている、EP-A-0
485691号(Paper Converting Machine社)、WO88/0311
9 号(Adolph Coors社)、FR-A-2659899号(Gravurex
(S.A.R.L.))。
【0014】前記EP-A-0485691号にはおむつパッドを含
むウェブからおむつを裁断する装置が開示されている。
各おむつ上の選択されたポイントが登録マークとして用
いられている。これらのマークは裁断ステーション以前
で検知され、この検知は検知されたエラーが定めた制限
値を越えた場合、裁断ロールのカッターロールと検知さ
れたマークと周期させるために用いられる。それぞれの
検知は定められた間隙の間隔をおいてカッターローラー
の回転によって発せられるストロボパルスによって始動
する。周期は必要時にローラーを進めたり遅らさせたり
するために一定のスピードの駆動示差を用いる機械的補
正によって時間的間隔をおいてローラーに対して行われ
る。
【0015】前記EP-A-0485691号に記載されている検知
工程ではストロボライトと共働するビデオカメラが採用
されている。ビデオ画像が作業のためにデジタル化され
登録マークの位置がビデオカメラの分野に於ける定めら
れた参考マークの位置と比較される。仮にこれらのマー
クの間隙測定のエラーが定められた限界値を越えた場
合、補正信号が一時的にカッターロールを後退または前
進させるために発せられる。
【0016】これら従来技術の作業はカッターロールの
寸法によって決められる連続した裁断の間隔に平均して
等しいおむつとおむつとの長さを実際に測定するもので
はない。機械的示差を用いた周期手続きはペーパーウェ
ブを書簡用紙シートに裁断するのに用いるには遅すぎ
る。この機械的示差はストロボの始動に導入される。
【0017】WO88/03119 号には延伸のように変化する
要因を有するウェブから繰り返し長の裁断を制御するた
めの他のシステムが開示されている。裁断ステーション
は最初に定められた間隔をおいて作用し、裁断作業とウ
ェブに沿った反復される長さを示す登録マークと周期さ
せる準備がなされる。これら登録マークは測定ステーシ
ョンフォト電気センサーによって裁断ステーション直前
の既知距離で検知される。裁断ステーションは各裁断の
ために参照パルスを提供する。エラー信号は2つの連続
する登録マーク間の実際の距離及び規定距離間の違いを
表すように発せられ、裁断ステーションからの基準パル
スと伴に用いられ、このエラー信号は裁断操作と裁断ス
テーションへの登録マークの到達間の周期を確実にする
ために用いられる。周期させるためのっ制御手段は電気
機械的に行われる。ウェブのスピードは裁断直前の短い
距離に亘って調整されるが裁断作業が遅らされるか進め
られるかする。WO88/03119 号に開示されている装置は
2つの登録マーク間の実際の距離とその規定距離間の長
さのエラーを測定するが、各測定は問題となる次の長さ
が固定された規定長になるという基本から始まり、相違
を補うために検索する。
【0018】FR-A-2659899号には移動するウェブによっ
て支持されるレベル上で操作を行うことが開示されてお
り、このウェブに各レベルはウェブに沿った裁断ステー
ションの直前に据え付けられているビデオカメラによっ
て検知される図柄を有する。得られた画像はデジタル化
され、その位置は作業工具に関連した固定対照と比較さ
れ、作業の遂行と前記工具に対するレベルの正しい位置
が周期される。
【0019】上述のEP-A-0485691号では、移動するウェ
ブからの画像を得るためにビデオカメラと伴にストロボ
ライトが用いられるということを述べた。ストロボライ
トについての規定はないが、従来のストロボライトはゼ
ノンランプを用いている。このようなストロボはRobert
L. Horst 氏による1989年のIEE Industry Application
s SocietyAnnual Meeting での「Machine Vision Syste
m for Precision Dimensional Measurements on-line S
PC」によると最低10マイクロセカンドの露出スピード
で作動するが20マイクロセカンドの露出スピードが最
も適していると思われる。従来のストロボはスペクトラ
ムの青色端部で集中された光りの可視フラッシュを有す
る。Horst 氏はウェブに沿って反復されるデザイン等の
パターンの反復長を測定するシステムについて説明し
た。そして最後に、同氏は規定反復距離に離れ且つそれ
ぞれの画像を同時に得る一対のカメラを用いることを提
案した。この画像はデジタル化され、各画像のあらかじ
め定められた参考ポイントを見つけるために分析され、
その実際の反復長が算出される。この論文では統計的分
析のための測定を行うことしか触れていない。ウェブを
用いて実施される工程の制御に測定を適用することは開
示されていない。
【0020】Horst 氏の論文には電荷結合素子(CCD )
技法によるカメラを用いることが開示されている。紙の
ウェブを監視するとともにCCD カメラを用いるというこ
とは1990年7月5日付けの「Deutscher Drucker 」
の921ページに記載されている。そこでは紙のウェブ
に設けられたウォータマークを含む種々のマーク、縁部
等の画像を記録するためのCCD カメラの使用した場合の
可能性について「Abtastungu per CCD-Kamera 」という
題で概略的に述べられている。しかし、このような目的
のためのカメラの使用方法については何等触れられてい
ない。
【0021】上述の先行技術には書簡用紙に用いられる
紙のウェブのウォータマークを検知するうえで以下に示
す特に重要な点がいくつか欠けている。即ち、 イ)検知は仕上がった書簡用紙シートに含まれるウォー
タマーク自体を検知しなければならない。実際に測定し
シートの長さ特に裁断されたシートの長さを記録するシ
ステムが必要だと思われる。 ロ)検知工程の作動、例えばビデオカメラによるフレー
ムグラビングはウェブから裁断されるものの固定規定長
に対応するパルスを発するために設けられた裁断ステー
ションにおけるパルス等から始動されるのではなくその
シートの測定による予測に基づいて行われるのが望まし
く、パラメーターの調整によるの機械的な中断を避ける
ことが望ましい。つまりシートの長さの測定の工程に於
いて測定システム全体が現在可能な技術に基づいた電気
/ソフトウェアによるものでなければならない。 ハ)ウォータマークの検知が装置を始動させると自動的
に行われるかまたはウェブの破損などによる中断後に作
業を自動的に再始動させることが可能であれば多大な利
益をもたらす。 ニ)信頼できるウォータマークの検知ができるように設
計された画像処理技術を開発することが望ましい。これ
により簡単に選択できるようにデザインされた登録マー
クを用いずに商標がデザインされたウォータマークを選
択することが可能になる。 以下にウォータマークの検知及び書簡用紙の製造のため
のペーパーウェブの裁断シートの長さの測定に適用した
本発明の方法及び装置について詳述する。本発明の装置
及び方法は上記の条件を満たしていると思われる。本発
明を添付の図面を参照し詳述する。
【0022】
【実施例】本発明の手段または方法については下記に詳
述するが、ここでは「Conqueror」と「Gateway 」とい
う文のウォータマークが入ったウェブを例として用い
た。これら双方のウォータマークは「The Wiggins Teap
e Group Limited 」の登録商標である。
【0023】最初に説明するシステムはウェブから直接
A4サイズのシートの裁断に用いるためのものである。
このシステムを他の裁断シートサイズに適応させること
を後で説明し、上述のRA2基準を用いて詳述する。
【0024】図1(a) 及び(b) では、ウォータマークの
入った紙のリール(図示せず)から引き取られたウェブ
(10)は矢印Aで示す方向に長手方向のスリッターと
横手方向のフライングナイフを有するシーターへと送ら
れる。個々にウォータマークの入った裁断シートのスタ
ック(22)(例として選択されたA4サイズのもの)
はシーターによって製せられる。シーター(20)はそ
の構造及び作動において従来のものである。このシータ
ーは電機パルスを受けるインプット(24)を有し、こ
のパルスによってフライングナイフの作動がウェブのウ
ォータマークを検知するために周期される。この検知は
シーティングきの上流で行われる。インプット(24)
への周期パルスは上述のウェブの縁部余白に沿って位置
する指標のウォータマークの検知から従来の方法では生
じた。
【0025】本発明を具体化したこのシステムもまたイ
ンプット(24)に周期パルスを発するが本発明の場合
ウェブのシート上のウォータマークを直接検知するカメ
ラから発せられる。
【0026】図1(b) では、ウェブ(10)は一枚のシ
ートに1つのウォータマークを有するA4サイズに裁断
されるシートの製造のために製せられた。ウェブはウェ
ブに沿って且つ横切って等間隔に配されたウォータマー
クを有する。ブロック(13)に何個かのウォータマー
クが示されている。シートの長手方向に等間隔またはピ
ッチ(L)に長手方向に延びるウォータマークの線(1
2a−12j)がウェブに設けられ、このピッチ(L)
はA4サイズの場合規定297mmである。便宜上、短
い破線で示されているウォータマーク(13)は(14
a,14b,14c,14d)で示すようにウェブを横
手方向に亘った列に並んで配されており、これにより
(12e)のような一連の長手方向の領域(41)でウ
ォータマークの検知が他の一連のウォータマークを指標
とする。ここで用いたウェブはシート10枚分の幅を有
する。またこのウェブには余分な縁部余白は設けられて
いない。縁部余白はシーターを制御するための検知には
必要ない。仮にマージンが設けられていても、それは再
生のために除去される。ウェブがシーターに入ると、A
4サイズの幅、即ち210mmの間隔をおいた軸線(1
5a−15i)に沿って連続的にスリットされる。フラ
イングナイフがそれぞれウォータマークを有するA4サ
イズに裁断されるシートをスタック(22)に製するた
めに軸線(c−c´)に沿って横手方向に作用する。
【0027】図1(a) はウェブ(10)上のウォータマ
ークの位置を検知するためにウェブが送られる経路に沿
って取り付けられたエレメントを示す。ウェブは自由走
行エンコーダーロラー(30)に亘るウェブの経路に沿
って案内され、このローラーはローラーと共に回転する
エンコーダー(32)からの出力パルスを発するために
ウェブによって駆動する。エンコーダー(32)はウェ
ブの送りに対して10パルス/mmの速度でパルスを発
する。ウォータマークの線(12e)と並列状態でウェ
ブ上にカメラ(40)が設けられており、このカメラは
各ウォータマークのまたは好ましくは(12e)が位置
するM番目のウォータマークごとにビデオ情報のフレー
ムを補捉し、Mはウェブの製造段階でウェブに作用する
ダンディーロール上のウォータマークダイの列の数であ
る。カメラは領域(41)に視点を合わせるように取り
付けられるのが好ましい。(図1(b) )カメラはカメラ
の各作動に於いて領域(41)内でウェブの像を停止さ
せるために高速シャッタースピードで作動する。しかし
ながら、実際は捕らえられた像が不鮮明であってもその
不鮮明作用が一連のウォータマークの検知に亘って一定
であれば許容できるということが判明した。不鮮明画像
または光の分解能の損失を許容することによって簡単に
入手でき比較的低価格のCCD ビデオカメラを用いること
が可能になった。高度な分解能を必要とするのであれ
ば、下記に記載したストロボ照射をカメラと組み合わせ
て用いるという解決策が現在では好ましい。ここでは、
カメラの作動を像の停止がカメラのシャッターだけで行
われるということに基づいて説明する。補捉されたビデ
オ像を読み取るという電子光学を利用したカメラの作動
はフレームグラビングとして知られている。フレームグ
ラビングは捕らえられた像が数字に置き換えられてメモ
リーに貯蔵されて終了する。カメラが補捉した領域(4
1)の選択は下記の例を参照し説明する。通常の作業で
は、良好な分解能を得るために視野領域を小さくするの
が望ましい。図6の測定ループを説明するとこの測定ル
ープはウォータマークが長手方向または縦方向の領域内
の基準位置で規定的に該当するということを確認する。
ウォータマークを検知しその位置を測定するために捕ら
えられた像から得られた数字的データの処理は総視野領
域の選択された部分に限定される。これについては図9
及び図10を参照した実施例で説明する。このことはまた
ウォータマークの横手方向の位置即ち長手方向の系列
(13p、13q)等に関連した領域の位置を必要とす
る。カメラ(40)はウェブのウォータマークとカメラ
が整列するようにウェブの横手方向への移動が調節でき
るように取り付けられる。調節は作業員によって手動で
行っても良い。
【0028】カメラ(40)からのビデオの情報は処理
システム(100)によってエンコーダー(32)から
のパルスとともに処理され、この処理システムは裁断機
(24)の入力に周期パルスを発する。処理システム
(100)はカメラが領域(41)のウェブの即席のス
ナップショットを提供することに反応してビデオフレー
ムを捕らえるための算出された間隔でカメラにライン
(44)で作動シグナルを送る。ビデオ情報はライン
(46)に亘って送られる。前記システムが正しく作動
すれば、ウォータマークは各ビデオフレーム内に位置し
ていることになる。ウェブ(10)の後部はカメラが視
点を合わせた領域(41)に亘って光源(42)によっ
て照射される。この光源からウォータマークの補捉を簡
単にするために均一に放散された光線を照射し、これに
よってウォータマークは暗い背景で明るく照らされる。
ライン(44)から光源(42)への破線で示す連結
(43)は連続的な光りの照射には用いられないが、ス
トロボライトを適用する場合採用される。ストロボライ
トについては後述する。
【0029】ビデオ情報の処理について詳述する前に、
何故シーターに供給されるウェブがウォータマークのデ
ザインが施されたM−列を支持するダンディーロールに
よってウォータマークが入れられる各M番目のウォータ
マーク模様を検知するのに必ずしも必要ではないが好ま
しいのかをここで説明する。
【0030】各M番目のウォーターマークの検知には3
つの実務上の理由がある。その内の1つはM−列のダン
ディーロールの場合、長手方向系列の各M番目のウォー
ターマークはダンディーロールによって支持される同じ
模様によって製せられ、従って同じ物が同じ物と比較さ
れることになる。このことはダンディーロールに最初に
添付された際の模様の違い及び使用によってこれら模様
の磨耗の度合いはそれぞれ異なるということを考慮した
ものである。2番目の理由は同じ列のウォーターマーク
模様によって製せられたウォーターマーク間のピッチま
たはインターバルを測定することにより測定値が安定す
る。
【0031】3つめの理由はM番目ごとのウォーターマ
ークを検知することは各ウォーターマークから捕捉され
たビデオ像の処理時間を余分に設けることが可能になっ
たということである。実質的な処理が行われる必要があ
る。1秒間に17枚のA4シートの処理速度で連続した
各ウォーターマークを捕捉するのであれば(M=1)お
よそ50mSの処理時間が必要戸なる。もし3つ乃至4
つごとにウォーターマークが捕捉されるのであれば、こ
の処理時間は軽減される。通常ダンディーロールのウォ
ーターマークの列の数は3乃至4列である。処理速度の
軽減はコンピューターの処理速度及びコストの低かを可
能にする。
【0032】M番目毎のウォーターマークが捕捉される
際、その間にあるシートのためにシーター(20)の入
力(24)へのパルスが発生する。シーターの作動に於
いて、抄紙機上でのウェブの製造に於いてウェブにウォ
ーターマークが制御されて設けられたと仮定する。長手
方向のピッチの変動は1方向またはそれとは別の方向に
ゆっくりとドリフトする。この徴候は本件と同じ様に先
行のマージンのウォーターマークの検知をするさいにも
生じる。しかし本発明の場合、シーターの制御ではな
く、シートのウォーターマークの位置の検知が最も重要
なことである。
【0033】各M番目のウォーターマークを検知するこ
との上述の最初の2つの理由をさらに説明するために第
2図を参照し、この図面は4列ダンディーロールの断面
図である。(M=4)ウォーターマークはダンディーロ
ール(50)によって支持される金属性のウォーターマ
ークの型によって形成される。ダンディーロールは長網
ワイヤーで形成される湿ったウェブに作用し照射光が合
わせられたとき、ウォーターマークが紙の明るい領域と
して現れるように繊維の少ない領域を設けるために繊維
を局部的に配する。ウォーターマークの型は列(52
a、52b、52c、52d)にダンディーロールに亘
って設けられており、各列の型の数はシート幅の数に対
応している。3、4またはそれ以上の列がロールの円周
に間隙をおいて支持されている。紙が直接A4サイズに
裁断されるように列の間には均一な間隙が設けられてい
る。4列ダンディーロールの場合、図1(b) に示すよう
にウォーターマーク(14a−14d)の連続した列は
列(52a−52d)によって繰り返し製せられる。M
個の列を支持するダンディーロールの場合、同じ型が長
手方向シーケンスにM番目のウォーターマークを製す
る。従って、Mが4であれば、第1B図示のウェブには
ウォーターマーク(13p)を製する同じ型が次の4番
目のウォーターマーク(13q)を製し、その型の個々
の特性も繰り返される。ダンディーロールは軸方向に延
びた棒のケージによって形成され、この棒に型が固定さ
れている。特定の型からその型への総円周距離(S1、
S2)が一定であれば、円周上の列と列の間の間隙の僅
かな違いは許容される。さらに、同じ型によって製せら
れるウォーターマーク間の距離(ML)を実際に測定す
るためのウォーターマークのピッチの測定において有利
である。M番目間のウォーターマークの位置は均一に間
隙が設けられているものとして補間される。
【0034】ケージ型のダンディーロールを使用する
際、ケージの棒は紙に滑らかにするようなものでなけれ
ばならない。この棒によりウォーターマークは形成され
る。ウォーターマーク検知システムは必要なウォーター
マークとウェブ上の他のウォーターマークを識別するこ
とが可能であるものでなければならない。
【0035】ウォーターマークをダンディーロールの凹
部によって設けることも可能であり、これによりウォー
ターマークの領域は周囲の部分と比較して若干厚くなり
光が照射された場合不透明になる。本発明による検知法
は双方の型のウォーターマークに応用できるが、他の部
分より薄いウォーターマークが通常より多く用いられる
と仮定して以下に本発明を説明する。
【0036】上述の処理システムは2つの作業工程を有
する。ウェブが一定の速度に近く移動し且つ狭い範囲内
で次の検知例がその前の検知から予測できるようにシス
テムがシーケンスに固定する際の正常作動工程がある。
もう一方の段階はウェブが最高速で送られ最初のウォー
ターマーク検知がウォーターマークの位置の先行の知識
なしに行われる段階である。一定の速度の送り段階につ
いて最初に説明する。M番目毎のウォーターマークが第
1B図示の系列(12e)で検知されると仮定する。
(M=4)
【0037】前記システムがシステム内の作動及び機能
の調時用のクロックパルスを発する。さらに詳述すると
クロックパルス源はエンコーダー(32)であり、クロ
ックパルスはウェブの10分の1のインクレメントでエ
ンコーダーローラー(30)に亘って送られるウェブの
長さを正確に表すものである。
【0038】第3図では基本の作動用の調時は例(T
0、T1、T2)で表され、この調時でカメラ(40)
が作動する。カメラは実質的に瞬間的なフレームを捕ら
える。即ち、カメラの露出時間は約0.1mSと非常に
短いのでカメラはその露出時間で領域(41)のウェブ
の動きを停止する。以下に説明する方法により、フレー
ム内のウォーターマークの長手方向に於ける位置は予測
された位置及び新たな予測を行うために用いられる比較
の誤差と比較される。ここで必要な計算はかなりの時間
を費やす。「処理」と書かれた矢印で示されるように、
これらの計算を(T1)前に終了するようにカメラを通
過するシート長の数に亘って行われるようにしてもよ
い。従って、(T0)で捕らえられたフレームによる新
たな予測は(T1)次のフレームが捕らえ且つ次の後続
のカメラ露出がフレーム内のウォーターマークの中心に
施されるまで効果がない。(T1)と(T2)のインタ
ーバルはMで割られ、シーターの入力(24)への周期
パルスは(T01、T02、T03及びT04)で送ら
れ、最後のパルスは次のカメラ作動パルス(T2)を発
する。これら周期パルスの回数は露出(T0)から検知
された誤差に依る。つぎのインターバル(T2−T3)
は(T1)でのフレーム捕捉で検知され且つ(T2)に
進入した誤差から算出されたインターバルでパルス(t
11、t12、t13及びt14=T3)を発する。
【0039】周期パルス及びカメラの作動の調時用「ク
ロック」は実際の時計ではなくエンコーダー(32)で
あるので、カメラ作動回数(T0、T1、T2等)の間
のインターバルは実際はカメラ(40)によって捕捉さ
れた連続したウォーターマーク像間の距離(ピッチ)に
よって表される現在の測定に基づいてウェブから裁断さ
れるM(=4)シートの予測された長さである。従って
システムの操作はウォーターマークのピッチによって制
御される。この作動方法はウェブの速度が計算において
の要因とならないという点で有利である。
【0040】フライングナイフはカメラの位置より下流
に位置しているので、(T1)での測定に発せられる
(t12)のようなパルスは初期にカメラの位置を通過
したウェブの一部分の裁断を制御するということも理解
されるはずである。第1B図に示すように裁断軸(C−
C)とカメラの視点が合わされた領域(41)の間にオ
フセット(O)がある。エンコーダーパルスはシーター
への周期パルスの調時を調整するために用いることも可
能であり、これによりシーターはウォーターマークの間
の位置でウェブを裁断し、ウォーターマークは各裁断さ
れたシートの所望の位置に位置する。これは今まで述べ
てきた検知/位置測定システムに属するものではない。
長期に亘るシーターの正しい作動はウォーターマークの
ピッチが製紙作業で正確に得られれるということに依存
するものである。
【0041】検知及び測定システムの作動をさらに詳述
する。この作動主に3つの部分からなる。像の捕捉、像
のデジタル化及びフレームグラビングが終了したと思わ
れる時点での数列としての記憶、ウォーターマークを検
知しその位置を測定するための数字的データの処理、検
知された位置による周期パルスの発動
【0042】第5図にこの作動の概要を示す。第5図に
例示した工程はハードウェアー部材及び実際に行われる
ロジック機能を組み合わせたものである。説明を簡単に
するために、手続きは各連続したウォーターマーク像を
捕捉し処理するのに適したものである。第5図に於い
て、各M番目のウォーターマークの限定及び作用は点線
(140)で囲まれている。図面は第5図の鎖線内に示
すシステム(100)内で行われるハードウェアー及び
ロジック機能を組み合わせたものを示す。フレームグラ
ビング終了時の機能はカメラ(40)と装置的に可能で
あれば主要処理システムの間で便宜的に分けてもよい。
しかしながら、最終の数列は前記主要システムの1部を
形成するメモリー内に属する。図面はエンコーダーロー
ル(30)に亘って送られるウェブ(10)を示しこの
ロールはウェブによって駆動しロールのエンコーダー
(32)はライン(110)にシステム(100)用の
クロックパルスとして作用するインクレメンタル長送り
パルス(10分の1mm)を発する。カメラ(40)は
第1B図示の系列12eのようなウェブに沿ったウォー
ターマークの系列のうちの一つと線上に取り付けられ
る。カメラは電荷結合素子(CCD )を採用しており、こ
の電荷結合素子は長手方向に512セル横手方向に51
2セルのサイズの検知セルのマトリックス列でもよい。
このサイズの列は現在の技術において可能である。セル
列はライン(112)のカメラ作動パルス(フレームグ
ラブパルス)によってウェブに晒される。このパルスの
調時はフレーム領域が検知されるための次のウォーター
マークを含むことを確実にするために制御される。カメ
ラは第5図の通常の送り工程に於いてではなく第7図の
始動工程によって発せられるフレームグラブパルスによ
って作動してもよい。カメラ(40)はライン(48)
に入力を有し、この入力はカメラを下記に示す始動工程
に用いられる狭角度モードと広角度モードに切り替え
る。通常の送りでは、カメラは狭角度モードにある。カ
メラの構造を簡単にし、モード間の切り替えを省略する
ための他のソフトウェアー制御について後述する。
【0043】CCD カメラの利点は露出が実質的にウェブ
の動きを瞬間的に停止する間、像が捕捉されその後数列
が比較的低速で読み取られるということである。
【0044】実際的には、従来のCCD カメラを用いるの
が好ましく、このカメラでCCD 数列に貯えられた像が通
常のアナログビデオ信号フォーマットに変換される。こ
のビデオ信号は公知のサンプリング法及びコンピュータ
ーメモリーにマトリックス列として貯蔵される前記サン
ンプリングによって得られた数値によってデジタル化さ
れる。テレビ信号を仲介とするこの変換の意義はマトリ
ックス列がCCD セル列と同じサイズであってもメモリー
内のマトリックス列に貯蔵された数と電荷結合素子のセ
ルに記録される光度間には1対1の関係は存在しないと
いうことである。即ち、メモリーアドレスとCCD セル間
の関係は1対1ではない。しかしながら、マトリックス
数列はCCD 列に捕捉された像をデジタル化したものであ
り数列内の列及びコラム(繰り返しのウェブの長手方向
と横手方向)はウェブ上の実際の距離をスケールしたも
のである。このこと意義は下記に検知工程を詳述した際
さらに明らかになる。本発明はウェブ面に既知のサイズ
のマーク、対象またはスケールを位置させ且つ数列内の
いちその位置を測定するためにそれを検知することによ
って図1(a) 図示の特定の装置用の基準を設定すること
である。装置用のスケール要因は次の測定に用いるため
に保存される。
【0045】数列を1対1対応にするためにCCD 列のセ
ルが個々にデジタル化される構成にしてもよい。しかし
ながら、現在の技術はCCD 列センサーを採用する容易に
入手できるビデオカメラを用いたほうが好ましい。どの
ような構成のものを用いてもメモリーマトリックス列の
各数字はカメラが見た像の1絵素(ピクセル)を表す。
マトリックス数列が512x512列であれば、262
144絵素戸なる。(コンピューター用語では256K
となる)各絵素に於けるアナログ像強度はデジタル化さ
れ、8ビットとして表される。
【0046】ブロック(114)で得られた数の列の処
理はカメラが捕らえたフレーム内のウォーターマークの
位置を検知し測定することである。一般的な原理は図4
(a)乃至(c) を参照することによってさらに理解される
はずである。各図面はカメラによって視点が合わされた
フレーム領域を示し上述した視点領域(41)に対応し
ている。しかしながら、実際に処理される視点が合わせ
られたフレームの量は異なる作動状態に調整される。矢
印A及びBはフレームの配向を示し、Aは長手方向Bは
横手方向をそれぞれ示す。フレームはウォーターマーク
の位置の測定の基礎戸なる横手方向の参考軸(R−R)
を定める。作動中、軸(R−R)は以下の説明の通り予
測された位置の軸となる。各フレーム(120)の検知
されたウォーターマークは箱(122)によって略式に
表される。この箱は矢印Aの方向に移動し、各フレーム
はその像がカメラの露出の瞬間例えばT1、T2で固定
されるので、フレーム内の箱(122)の位置を示す。
その瞬間のウォーターマークの認知の判定基準の検知は
箱の横手方向軸(D−D)で認知信号が存在するように
したものと仮定する。適した判定基準の設定については
後述する。軸(D−D)は参考軸(R−R)に対するウ
ォーターマークの位置を定める。図4(a)は軸(D−
D)と(R−R)が一致している場合を示し、これはウ
ォーターマークが正確に予測されたことになる。図4
(b、c)はウォーターマークがそれぞれ予測した位置
より前方または後方に位置する場合を示すものである。
これら図面は箱が1側面及び他の側面に横手方向にオフ
セットしているということを例示している。下記に示す
像合わせに関連した特定の検知工程を採用することによ
って、横手方向のオフセット率は合わせ工程の交差内に
ある。下記に示す好ましい直接的な数字的平均法を用い
る。横手方向に対するこの方法の交差は特定のマーク及
びそのマークに対して設定された要件によって決まる。
この説明を例示するために、カメラ(40)は検知され
るウォーターマークと直線状に整列していちするのが好
ましい。このためのカメラの横方向の調整についてはす
でに述べた。
【0047】数列に貯えられる像を定める軸(D−D)
と(C−C)の間にオフセット誤差(Le)が生じる。
数列の既知の光学的スケールによって誤差(Le)はウ
ェブ上の実際の物理的距離と等化される。この距離はエ
ンコーダー(32)からのパルスの数として表される。
従って、ウォーターマークの検知が数列の特定の列で設
定されると、この検知はウェブ上の実際の物理的オフセ
ット(Le)に変換される。(Le)は数字(Ne)で
表すことも可能であり、(Ne)は10分の1に(L
e)を表したものであり、即ちエンコーダー(32)か
ら得ることができる算出値である。
【0048】図6では、ブロック(124)はブロック
(114)で得られた数列の実際の位置と予測された位
置の間の検知されたウォーターマークの位置の誤差(N
e)への変換を示し、この誤差はエンコーダー(32)
からのパルスで表される。
【0049】誤差値が得られた後、この値は許容交差内
にあるかどうか工程(126)で調べられる。ウォータ
ーマークのピッチに於ける変化は一方または他方向へド
リフトしながら比較的ゆっくりと生じるという基本的な
仮定が召還される。従って、連続的な検知には大きな誤
差(Ne)は生じない。工程(126)での他の誤差の
調査についてさらに下記に示す。誤差が許容限界値内で
あるとした場合、この誤差は修正値(Nc)を得るため
に4で割られる。誤差はMのウォーターマークに亘って
測定されるということが召還される。しかしながら、明
白にするために予測されたウォーターマークの間隙は図
3図示の(T1−T2)のようにウォーターマーク4つ
分のシートの長さとしてではなく1枚のシートの長さと
して貯えられる。従って、適した修正が(Nc=Ne/
M)によって行われ、M=4の場合Ne/4となる。修
正は図4(b)に示す初期の検知の場合正、図4(c)
の後期の検知は負のような適するサインを有するという
ことが理解されるはずである。
【0050】ウォーターマークの間隙の予測された値即
ちシート1枚分の長さ(L)は工程(128)(レジス
ターに)で貯えられる。図3示の(T0)での露出から
のデーターを処理した後、補正(Nc)は(T1)から
(T2)へのシートのインターバル(t01、t02
等)の最新の予測となるNEWCOUNT値を得るために現存の
値に加えられる。このNEWCOUNT値は目標のシート長を表
す初期のパラメーター値から始まる。297mmのA4
サイズの長さの場合、NEWCOUNT値は最初に2970に設
定される。
【0051】シーター入力(24)への周期パルスの発
動を説明するために、一連のウォーターマーク毎に検知
し(M=1)、ウォーターマーク毎次のウォーターマ
ークの位置(1つだけではなく)の位置を予測するため
の最新のNEWCOUNT値が発生すると想定する。図3に於い
て、T0、T1、T2などはシート毎に発せられる周期
パルスを表すことになる。t01、t02等では中間シ
ートまたは補間が存在しない。フレームグラブT0から
生じた誤差はT2に於けるウォーターマークの位置を予
測するT1で最新のNEWCOUNT値を提供するために記録さ
れる。このシート毎の説明のため破線(40)で囲まれ
た図5の部分は一時無視される。この場合、誤差値(N
e)は1つのウォーターマークのピッチに関連し、従っ
て最新のNEWCOUNT値に於いてNc=Neとなる。発生し
た各周期パルスはリンク(113)ライン(112)へ
の連結を介してカメラ(40)に作用する。
【0052】図6に於いて、エンコーダーからのパルス
は周期パルスのそれぞれの発生時に工程(132)でリ
セットされるカウンター(130)によってカウントさ
れる。カウンター(130)の即時の値(カウント)は
工程(134)レジスター(128)内に保持されたNE
WCOUNT値と比較される。COUNT =NEWCOUNTの時、周期パ
ルスがブロック(136)で発生する。このパルスはシ
ーター(20)の入力(24)に送られ、ライン(11
2)に次のフレームグラビングパルスを提供しカウンタ
ー(130)を0にリセットし、そして最後のフレーム
グラビングパルスから得られる修正(Nc)によってNE
WCOUNT値を最新のものにする。
【0053】このサイクルは検知される各ウォーターマ
ークで繰り返される。NEWCOUNT値はウォーターマークの
ピッチの実際の値を記録する。このことがこのシステム
重要な特徴である。ウォーターマークのピッチは測定さ
れ、この値は1つのウォーターマークではなく次のまた
その次のウォーターマークの位置の予測に用いられ、そ
れに従ってフレームグラブパルスが発生する。予測した
位置と測定した位置の間の誤差はピッチの値などを補正
するために用いられる。
【0054】図6の工程(126)に戻ると、誤差(N
e)が大きすぎるなら、この誤差を最新の値を得るため
に無視してもよい。それは誤った検知を表すものであ
る。誤差はシートからシートでは小さいはずであるとい
うことを考慮すると現存のNEWCOUNT値は次のウォーター
マークが正しく位置しレジスター(128)の最新化が
行われるという可能性のもとこれらの状況に於いて維持
される。
【0055】誤差値(Ne)が連続して生じそれが大き
すぎる場合例えば、検知装置に欠陥が生じたりウォータ
ーマーク自体の質が悪かったりする場合、またはNEWCOU
NT値がシートの長さに於いてシートのウォーターマーク
を許容できる位置に得ることができないウォーターマー
クの許容できない間隙を表す上限または下限を越えた場
合、工程(126)に誤差信号出力を発する装置を設け
てもよい。高品質の公文書簡用紙はウォーターマークは
シートを3等分したその真ん中に位置するのが好まし
い。どのようにエラー信号(127)が利用されるかは
製造基準によって決まる。このことはウォーターマーク
の位置の検知装置の説明の範囲外である。
【0056】ここまで述べてきたことはフレームグラブ
パルスから1枚のシートのインターバル(50mS以
下)の範囲内で捕捉したビデオ像を処理することである
ということが理解されよう。このことを現在の技術で適
正な価格で行うことは未だ困難である。図6を参照して
説明した作動サイクルは最新化されたNEWCOUNTパルスに
選択された条件の各シート用のシーターの周期パルスが
独立して発生する設備を有する。図6のサイクルは従っ
てM番目ごとの像が捕捉されパルスは2点間に補間によ
って発せられる上述の好ましい作動に適応することがで
きる。MCOUNTもまたカメラ(40)へのフレームグラブ
パルスの応用を制御するために用いられこれにより発信
機(136)からの各M番目のパルスだけがカメラへの
作動パルスとなる。このことを工程(140)に示す。
【0057】すでに説明したM番目ごとつまり図2及び
図3を参照して説明した4つ毎のウォーターマークの最
新化処理に戻った場合、図6の破線(140)内に囲ま
れている追加の工程はここまで説明した作動サイクルの
応用例を示す。
【0058】応用例に於いて、発振機(136)からカ
メラへのフレームグラブパルスとしての全ての周期パル
スの直接の伝送は停止する。即ち(113)でリンク接
続部が破断する。フレームグラブパルスは周期パルスを
カウントしM(=4)毎にこのようなパルスをリセット
する次のカウンター(142)の作動によって決まる。
工程(128)の最新のNEWCOUNTはカウンター(14
2)のMOUNT が4の時のみ記録される。リセット(14
4)の最新の情報がカウンター(142)に送られると
同時に同じパルスが次のフレームグラブパルスをライン
(112)に供給する。これら追加の工程の効果は4番
目毎のウォーターマーク像の検知に用いられた図3を参
照するとより明らかになる。(T1)での周期パルスか
らの捕捉されたビデオ像は周期パルスがシーターの入力
(24)に送られる(t01、t02t03、t04)
で示すように、最高4枚のシートの長さのインターバル
に亘って処理可能である。周期パルスの発振は上記で説
明したように(T0)で捕捉されたビデオ像による(T
1)で設定されたNEWCOUNT値を用いるということであ
る。MCOUNT値は(T1)で0にリセットされ、これによ
りNEWCOUNTの最新情報が(t04)の周期パルスがシー
ター入力(24)へ送られるM=4になるまで(t0
1、t02、t03)を介して抑制される。この瞬間、
次のフレームグラブ(T2)がカメラ(40)に送られ
る。カウンター(142)は(T2)で設定された最新
のNEWCOUNT値によって発振される次のセットの周期パル
スのカウントを始めるために0にリセットされる。
【0059】従って、シーター(20)への周期パルス
は裁断されるシート毎に発振されるが、ウォーターマー
ク位置の測定及び周期パルスの調時は4番目のシート毎
に最新化される。この構成は必要とされるいかなる数字
に容易に対応可能である。2、3枚のシートに亘るウォ
ーターマークの間隙のドリフトは小さいはずなので、中
間シート周期パルスの補間も整えられる。シーターの入
力(24)への周期パルスの伝送はウェブが正しく裁断
されるための全ての必要条件が満たされた時のみこのよ
うなパルスを伝送するように構成された制御ゲート(1
02)を介して行われるということが理解されるはずで
ある。
【0060】以下の説明は正常作動の主要処理システム
の関するものである。始動工程に注目すると、この工程
から図6を参照して説明した正常作動に伝送が行われ
る。始動工程はすでに述べた方法を模した位置測定法を
採用し「クロック」源としてのエンコーダーを使用して
いる。
【0061】ウォーターマークの最初の捕捉の基礎とな
るものは正常の作動で行われるウェブの領域より大きい
領域を見ることである。これはいくつかの方法で行って
もよい。1つは追加のカメラを使用すること、または現
存のカメラ(40)を使用し一時的に視野を広げる。設
置を簡単にし機械的切り替えを避けるための実戦的な構
成は下記に示すソフトウェアー制御構成である。
【0062】上述の正常作動に於けるウォーターマーク
位置の測定の分解能及び精度のために、ウォーターマー
クが予測される局部領域にカメラの視野を限定すること
が好ましい。領域はさらにビデオ処理の間も限定され
る。一般的な原理を図7に例示する。この図は矢印Aの
方向に進み図1(b)示のウォーターマークのブロック
(13)を参照してすでに述べたように長手方向及び横
手方向の一定のインターバルにウォーターマークを有す
るペーパーウェブの1部を示す。例としてウォーターマ
ークは「門構え」の図の上に1する「Coqueror」という
言葉を組み合わせたものである。
【0063】図7では正方形(120)が図1(b)で
示した(13p)のようなウォーターマークを捕らえる
ために通常送りの間カメラ(40)によって捕らえられ
たフレーム領域である。視野は先のフレームグラブから
予測された位置のウォーターマーク(13p)の分解能
を最大にするために小さく保たれる。
【0064】始動工程または処理が中断された後の通常
運転の再開に於いて、より広い視野が用いられる。破線
の正方形(146)によって図7に示すこの広い視野に
よってウォーターマークを素早く捕捉される。視野は長
手方向のウォーターマークのピッチを越え、通常A4シ
ートの長さの1.5倍に相当する。最初の予測は従っ
て、設定され制御し、図6の制御工程に移される。始動
工程を図8に例示する。単独のカメラ(40)を使用し
広角視野(146)と狭角視野(120)の間を切り替
えられると仮定する。図8はA4サイズのシートの直接
の裁断には用いられないTEST工程(220)を破線で示
す。これは後述するRA2サイズのシートの裁断に用い
られる。
【0065】工程(150)でカメラは始動または処理
の中断時に発振される初期化入力によって広角に設定さ
れる。カメラは自由運転モードで作動する。広角領域
(146)はウォーターマークが長手方向の領域内に位
置することを確実にするためのものである。フレーム領
域(146)を表すビデオ信号は図6の工程(124)
に相当する工程(154)で適切な検知及び計算手順の
ための数列を製するために図6の工程(114)に相当
する工程(152)でデジタル化される。工程(15
4)で行われる検知は捕捉されたウォーターマークが所
望のウォーターマークであることを決定するための数列
の処理も行うことが可能である。
【0066】ウォーターマークの長手方向の位置の算出
は規定0または図4の基準軸(R−R)にもどづいて行
われる。工程(154)から逸脱するものはエンコーダ
ー(32)からパルスであらわすことが可能な誤差値
(Nw)となる。この時点では広角視野の状態にあるの
で、誤差オフセットの真の分解能は図6の通常運転に於
いてより小さくなるが、始動工程で必要なことは図6の
フレームグラビング工程の狭角内にカメラ(40)を通
過してウォーターマーク系列を移動させることである。
【0067】誤差値(Nw)はちょうど検知されたウォ
ーターマークの後または設定した数のウォーターマーク
に位置するウォーターマークの位置を検知した後の次の
ウォーターマークの位置を予測するカウント値(エンコ
ーダーパルスに基づく)を設定するためにカウンター工
程(156)で用いられる。この誤差値は図6を参照し
て説明した類似の方法でエンコーダー(32)からのカ
ウントパルスによってカウントされる。カウントが予測
した位置を表すカウント値と等しくなった時、フレーム
グラブ信号は工程(158)でライン(48)に送られ
た信号によって狭角位置に設定されたカメラ(40)に
送られる。その後は通常の図6の運転工程になる。
【0068】実際上、カメラを狭い視野に設定すること
は特定の場合、機械の設定またはカメラレンズの選択の
ための時間を得るために工程(156)でのフレームグ
ラブパルスの発振前に開始される。
【0069】広角レンズを使用した際の単独のフレーム
グラブはこの工程で図6の工程に進入するために検知さ
れる次のウォーターマークの位置を正確に予測するには
十分であるはずである。検知されたウォーターマークの
位置の判定基準が図6の工程への伝送に適うまで工程
(152)で広角フレームグラブを繰り返すループを設
けることも可能である。
【0070】図7は最初に検知されたウォーターマーク
が実質的に基準位置にある場合を示す。図4を参照して
説明したように、園位置より上方または下方に位置する
場合もある。さらに広角による図7に示す寸法で像を捕
捉した場合、同じ線の2つのウォーターマークがフレー
ム(146)内で捕捉される場合がある。そのうちどち
らかが次の予測されるウォーターマークを狭角フレーム
内に引き入れるための検知及び測定に利用できる。図9
及び10を参照し説明するビデオ処理の構成はいかなる
始動工程に於いて捕捉された2つのウォーターマークの
内上方または下方のどちらかを検知するために工程が作
動するようにしたものである。ここで説明する実施例は
図7に示す2つのウォーターマークの内最初のまたは上
方のウォーターマークを捕捉する。
【0071】下記のビデオ処理の説明からこの処理は望
ましいウォーターマークのシーケンスを含む長手方向の
帯片に集中されるということも明らかになりカメラ(4
0)はこの帯片と整列状態にある。このことはフレーム
(146)内で捕捉された隣接のシーケンスの他の横方
向にオフセットしたウォーターマークとの係わりを避け
る。
【0072】この始動工程は「クロック」パルスとして
エンコーダー(32)からの長さ増分パルスの使用によ
って非常に簡単になった。すでに説明したように、この
長さ増分パルスによって始動工程中変化しやすいウェブ
の送り速度を参照せずに位置測定が行われる。
【0073】カメラ(40)が広角検知に用いられる場
合、始動及び通常の運転それぞれのために広角及び狭角
レンズの間を切り替える準備がなされる。カメラには切
り替え可能な別個のレンズまたは使用できるモーター式
ズームレンズを設けてもよい2つの光学的位置がそれぞ
れ明確に定められ且つ反復可能な光学スケールを反復作
動に施すことは重要である。
【0074】狭角像のためだけのレンズが固定されたカ
メラ(40)を使用し広角レンズが固定された別のカメ
ラを設けてもよい。この別のカメラはカメラ(40)に
対して定められた位置に取り付けられカメラ(40)に
接近して位置する。この場合、広角及び狭角の切り替え
は全てカメラ出力間の切り替えによって電子信号レベル
において行われる。
【0075】さらに単独の固定レンズが設けられた単独
のカメラ(40)使用し且つ効果的にCCD 列レヴェルで
広角及び狭角視野を選択するようにしてもよい。例え
ば、CCD セル列は図7の広い視野が映される2048x
2048絵素エレメントを有するものであってもよい。
図8の工程に相当する工程に於いてこの大きな列内にウ
ォーターマークの位置を測定する際、通常の作動のフレ
ームグラブパルスが発振され、フレーム領域(120)
に相当する列だけの中央領域内で次のウォーターマーク
の検知が行われる。例えば、通常運転の検知は先に説明
した同じ分解能を有するセル列の中央の512x512
絵素を用いて行われる。設定された分解能の制限内でセ
ル列から得られる数列でビデオ処理に用いられる絵素列
の数の減少はかなりの処理力及びそれに必要な時間が減
少する。
【0076】次にウォータマークの検知とその位置の測
定について検討を進める。像の整合技術は一般的に確定
されており、テスト用の像は特に基準像(reference ima
ge)が最適である。この技術はかなりの計数的作業を必
要とする。本発明システムに於てはウォータマークの内
容の把握とその位置の測定を行うことができるある種の
判定基準を定めることが好ましいことが判明した。紙に
設けるウォータマークは種々変化に富んでいるので、一
つのウォータマークの検知と位置測定に関する判定基準
は必ずしも他のウォータマークに適しているとは限らな
い。各マークは従って数値的に検知可能、特にそのマー
クの長手方向の位置を測定できるような特長を見出すこ
とが望ましい。
【0077】この点像処理(image processing)技術は非
常に進歩していることを見逃せない。ノイズ即ちノイズ
のバックグラウンド、増加、ディジタルフィルタリング
等に於ける像の検知に関しては既に当業者に周知なとこ
ろである。この点に関して図9及び図10を参照して説明
する。図9はビデオプロセシング方法を示し、図10はこ
のプロセシングを前述の“Conqueror ”と“Gateway ”
の組合せに応用した場合を図示したものである。図9は
図6の広い“CALCULATE POSITION”工程(124)の詳細を
示す。図10(a) はウォータマークの組合せを通常の方法
で補足する図7図示の狭い図を拡大して示すもので、図
10(b) 及び図10(c) はそれぞれ図10(d)に示す位置測定
工程に導かれる数列の処理工程を示す。図10(b) は数値
を水平に、また図10(c) は列位置又はフレーム・領域(1
20) の頂部(121) から垂直に走る数を示す。グラフは連
続的なものと引かれているが、これらの数値は512 列に
対して独立したものである。図10(d) は同様に位置出力
(position output) を示す。
【0078】組合せウォータマークの例に於て、“Gate
way ”は位置検知には係りを有しない。“Conqueror ”
という言葉は以下述べる通り、位置測定に応用される単
なる判定基準である。ここで測定対象となるのは総フレ
ーム領域(120) の限られた領域(160) である。この領域
は図10(a) に於て影線で示す中央長手方向に帯片を形成
する。この領域の測定は図9に示すフレームグラブ工程
(114) から得られる数列に基いて行われる。この数列は
カメラ(40)で捕えたフレーム(120) の絵素(pixel) 列を
表す8ヒット数の512 ×512 マトリックスである。この
ように、数列はカメラに写された縦方向及び横方向の紙
ウエブ上の物理的位置と距離と相関性を有する。マーク
が正確にカメラフレーム(120) の横方向に位置し、即ち
デジタル化した数列内に位置するようにするには、カメ
ラ(40)を検知中の一連のマークに合せるために横方向に
調節する。
【0079】ウォータマークとその周囲のウエブ部分の
コントラストを強調するためには、領域(120) を図1
(a) の如く裏面から光を当てる。この背光は比較的安定
した光度を保つのでカメラ(40)に面したウエブ面から発
散される光とか、ウエブのはためき等によって生ずる周
囲光の変化の影響を減少することができる。
【0080】全体の数列が得られると、図9に示す通り
工程(162) で図10(a) の影線領域(16)に対応する数列の
部分の選択が行われる。帯片(16)を上から下へと見た場
合、“C”を除く“Conqueror ”の文字の上部は検知の
信号が発する軸を形成する共通水平線(E-E) 上に位置す
る。理想的にはこの軸(E-E) に図4図示の軸(D-D) が合
致することが好ましい。このように、文字の始まりにウ
エブから発する光の量に変化が生ずる。この事を以下詳
述する。
【0081】先ず位置測定のいかなる処理を始める前
に、領域(160) の数値全体が工程(164) に於て許容範囲
にあることを確かめる。これは一般的なチェックであ
り、所望の像が補足されているかを確かめる。もし領域
全体が例えば光源(42)の故障等により暗すぎる場合は、
誤りが指示される。もし領域が例えばウエブが破れてカ
メラが直接光源を写すようになった時の如く明るくなっ
た場合も、同様に誤りの指示が出される。また、数列の
値の範囲をチェックしてカメラのシャッタースピードが
正確にセットされているかどうか調べる。
【0082】工程(164) に於て行われたテストが満足で
あれば、次に数列はコントラスト調整(166) に加えら
れ、これにより該数列の個々の値が比例的に調整(ゲイ
ン調整)されて予め定められた上、下範囲内に入ること
を確かめる。これは実効的には正常化処理であり、これ
によりフレームグラブ工程からの数値の範囲を所定の範
囲にスケールされる。この正常化処理により後続の位置
検知工程を容易にする。
【0083】数列が正常化されると、該列は更にテスト
(168) にかけられマークの質をモニターする。この工程
は本願発明による位置測定の理解に直接関係がない。所
定の基準に満たされると、正常化された数列は処理され
て、その中の対応する数値が示す“Conqueror ”マーク
の位置を測定する。帯片(160) のマークの上部の始まり
を測定するために、副列領域(160) 内の各絵素列の平均
強度を調べる。各絵素列の数値の和は平均強度を表わ
す。理論的には、この平均値はマークの始まりまで均一
でなければならない。そしてその平均値はウォータマー
クの文字の部分に対応する絵素列によって顕著に変化す
る。実際は困難で、求める情報はノイズにより妨げられ
ることがある。
【0084】図10(b) は平均絵素列強度を横軸に、絵素
列の位置又は数を縦軸(図10(a) に対応する)に示す。
これらの数値は図9図示の工程(170) で得られる。図10
(c)は略図的であり、実際のグラフではないが、検知す
る変動は極めて小さくノイズが大きいと消えてしまうこ
とがあることを説明したものである。従って、公知の方
法で絵素列平均値は更に処理、フィルターされノイズか
ら求めるデータを抽出する。これは所謂工程(172) で行
われるロー・パス・フィルター(LPF) 処理である。
【0085】図10(c) は求める情報を得るフィルター処
理された平均絵素列データを示す。強度曲線は“Conque
ror ”文字の部分を含む絵素列に対応する明確な強度変
化を(174) で示す。この場合紙の他の部分に比しウォー
タマークがより光伝達性であることを示す。同じよう
に、“Gateway ”を横切る絵素列も明確な強度変化(17
6) を示す。フィルターされた絵素列値(512 列全体)
を図9図示の工程(178) でチェックし、この場合限界値
(T) に対して上部列から下方に順次チェックして、該限
界値と交差する列を測定する。この場合文字の深さに相
当する列の数だけ交差する。工程(166) で行われる正常
化又はコントラスト調整の重要性が改めて認識される。
単一セットの限界値(T) は連続フレームグラブ工程(11
4) から得られるデータの範囲に変動が生じた場合でも
フィルター処理データに該当する。
【0086】前記限界値がフレーム領域(120) のウエブ
値(上から下への移動による)に対する最初に交差する
位置は図10(c) 及び図10(d) 図示の(180) の位置であ
る。数列とフレーム(120) に写された像とのスケール相
関調整により、検知位置(180)は該フレームの上部から
始まる絵素(X) であり、これをウエブの実際の距離に変
換できる。この位置は図4(a) 乃至図4(c) 図示の実際
の検知軸(D-D) に対応する。該位置を工程(182) で図4
図示の軸(R-R) に対応するフレームの上部からの絵素
(y) に於ける基準位置と比較し、ウエブ上の長手方向距
離(he)に変換できるオフセット値(x-y) を得る。この値
を更にエンコーダ(32)からの長さ増加パルス(Ne)の等価
数に変換する。図6から工程(124) で得られた値(Ne)を
用いてニューカウント(NEW COUNT) 値による予測シート
長を調整できることが判る。
【0087】上述の位置測定方法に於てそれ程計数力を
必要としないので処理の迅速化が計れる。しかしなが
ら、上記以外の像処理技術もある種のウォータマークの
形状によっては好適な場合もある。例えばウォータマー
クのデジタル形態を数列として記憶させることができ
る。ウエブのウォータマークを正常化後基準マークと比
較する。例えば、1列を反転させ、二つの列として加え
ると、オーバラップが生じこれからウォータマークの位
置を計算することができる。他の技術として基準マーク
をウォータマークに対して変位させることにより最良の
整合即ち相関関係を得ることである。この整合位置から
フレーム内の捉えたウォータマークを測定できる。
【0088】このように以上で、ウエブからウォータマ
ーク像を補捉し、捉えた像をデジタル化し数列として記
憶させ、後に数値データを処理してウォータマークを検
知しその位置を測定し、更に該位置の情報を用いて周期
パルスの発生と同時に次のウォータマークの位置を測定
したシーターの制御を行う等の工程を説明した。この工
程はウエブから直接A4シートを裁断したものについて
その説明がなされた。前述の通り、予め大きなサイズに
シーターで紙を裁断し、後にA4サイズに切断すること
もできる。例えば、4枚のA4サイズにそのマージン又
はトリム部分を加えた紙を用いる。このような予め大き
なサイズの紙からA4、A5サイズに裁断する場合マー
ジンを余分に有するが、この裁断方式と、初めからA
3、A4、A5等にマージンを含まないサイズに直接裁
断する方式とは区別して考慮しなければならない。前者
の場合、縦方向のウォータマークのピッチは非均一にな
るので、上述の本発明方法を多少改良する必要がある。
この改良方法をRA2サイズのシートの裁断について説
明する。先ず本発明方法の実施に当って、その開始工程
に特別な工夫を加える必要がある。RA2シートの長さ
は610mm であるから図6でセットされる最初のNEWCOUNT
値は6100になる。システムを各RA2にセットした状態
で作動させる場合は、カウンターループ(140) は用いな
い。但し、上述の理由からループ(140) に於てMCOUNT値
2を用いることが好ましい。この場合、MCOUNT=2はウ
ォータマーク数m=4に等しい。この点を図11について
説明すると、ウエブ(10)内の二枚の連続RA2シート19
0 、192 を一列に並べてあるが、各シートはトリム部分
(194) を含む4枚のA4シートのブロックからなる。ト
リム巾は長手方向に於てであり、これは各RA2シー
トの上部、下部とも同じである。ウォータマークが各A
4シート上の同一位置に配されていると、RA2サイズ
のシート内の二つのマーク間のピッチは通常A4長297m
m である。しかし、連続RA2シート上の連続マーク例
えば(196) 、(198) 間のピッチはA4長プラス2tであ
る。tは8mmで、ピッチはこの場合313mm である。フラ
イングナイフを用いて横線(200) 、(202) 、(204) …等
に沿って裁断する。この場合フライングナイフを周期さ
せて、連続RA2シート上の検知ウォータマークが上方
マーク(198) であると、マーク位置と裁断線間には適当
な一定のオフセットが生ずる。このオフセットはシステ
ム作動開始時にウォータマークが下方マーク例えば(19
6) である場合は誤りである。フライングナイフはRA
2シート間ではなく線(206) に沿って裁断するから、先
ずRA2シート上の上方マークか、下方マークかのいず
れかを検知することを決定し、同時にフライングナイフ
の周期をセットする必要がある。この周期はRA2シー
トの上葉、下葉いずれのウォータマークに対して行うこ
とができるが、実際は(198) 等の上方マークを選ぶ。即
ち、各々の連続ウォータマークを検知するのは不可能
で、各Mマークを検知することになる。この場合Mは2
又はそれ以上の偶数である。図11より明らかな通り、選
ばれたマーク間のピッチは均一である。
【0089】正常システム作動に於てRA2シートの上
方マークを捉えるには、図8、図9図示の作動開始方法
を図12図示の通り変更する必要がある。図12図示の工程
を点線で示すTEST工程(220) で示す通り図6図示の正常
作動工程に移す前に図8の工程の終端に挿入する。M=
2(即ち図6図示のMCOUNT=1)について説明する。こ
の変更作動開始工程に於てテストを行い、RA2シート
上の上方、下方いずれかの最初のマークが検知されてい
るかを決定する。このテストカメラ(40)の狭いアングル
のセッティングで行い、図8の広角モードで検知したも
のから奇数のマーク分だけ進行させ図8図示の工程(15
6) で発生したフレーム・グラブ・パルスによって捉え
られたマーク即ちテストマークの位置を検知する。以下
説明する工程(156) に適当なカウント値パラメーターを
セットする。
【0090】テストマークと最初のマーク間の距離は該
最初のマークが上方、下方のいずれのマークかによって
異る。図11に関する説明を容易にするために、選ぶマー
クの数を3とする。広角セッティングのカメラ(40)で検
知した最初のマークを上方シートマーク(208) とする。
ウエブが三つのマークを進行すると、テストマークは(2
10) 即ち次のRA2シートの下方シートマークである。
マーク(208) と(210)間の距離はトリム余白を含む3枚
のA4シート長である。このA4シート長をSとすれ
ば、マーク(208) と(210) 間の距離は3S+2tであ
る。
【0091】一方、最初に検知するのを下方シートマー
ク(196) とすれば、3番目のマークはシート(192) に続
くRA2シート(図示せず)の上方マークである。この
場合、テストはシート(192) を飛び越えるから、最初の
マークとテストマーク間には二つのトリム余白が生じ、
その間の距離は3S+4tとなる。この距離の差が図12
に示すテスト工程の基本になる。
【0092】図8図示の通り最初のウォータマークを広
角セッティングで捉えその位置を検知すると、狭角セッ
ティングで次のウォータマークを捉えるための工程(15
6) からのフレームグラブパルスは工程(222) に於けるT
EST工程(220) の一部となり次のテストウォータマーク
が検知される次のフレームグラブパルスの瞬間を設定す
る。この場合、検知された次のテストウォータマークは
予定の位置に対して誤ったオフセットを有することにな
るので、即ち図4(b) 、図4(c) に示す如くオフセット
位置で検知されるので、そのオフセットの方向はA4シ
ートの上方又は下方のいずれかになる。工程(156) で発
生するテストマーク用のフレームグラブパルスは最初の
ウォータマークの位置に対して位置(3S+3t) にセットさ
れる。この位置に対応するカウント値は工程(156) で用
いるために記憶され、誤りオフセット(Nw)によって調整
されたフレームグラブパルスが発生する。
【0093】テストフレームグラブパルスによって得ら
れるウォータマーク像の位置は工程(224) で測定され
る。その値は(3S+2t) 又は最初のマークから判定される
(3S+4t) に近似する。基準位置(3S+3t) に対するオフセ
ット(+t 又は-t) は工程(226)でチェックする。オフセ
ットが-tの場合即ちテストマークが基準位置の下にある
時は、検知された最初のマークは下方マークで、テスト
マークはRA2シートの上方マークである。そして、こ
のテストマークを基準位置として用いて図6の正常シス
テム作動が始まる。
【0094】もしテストマークが基準位置の上の位置(+
t)に現れたら、検知された最初のマークはRA2シート
の上方マークであり、システムは既に下方マークのテス
トに進んだことを示す。この場合、テスト工程を繰返し
奇数のA4シートマークについて行い上方A4シートマ
ークを検知するようにする。
【0095】上述の工程は他の大きいサイズの裁断シー
トにも適用される。例えば、SRA2シートを用いた場
合、長手方向に不規則なしかも繰返しのウォータマーク
のピッチが生ずる。また、RA2と同じである1枚当り
4枚のA5シートの寸法を有するRA3についても適用
可能である。
【0096】図6のRA2又は他のいかなるサイズの裁
断シートの場合も、該当するカウント値を基準として処
理を進める。図6図示の正常作動の始まりは図12図示の
工程と関連して行うことができる。これは図8から直接
図5に入る場合の最初のフレームグラブパルスと同様に
テストフレームグラブパルスが工程(156) で発生すると
同時に図5内のエンコーダ(32)からのパルスのカウント
を開始することから行われる。但し図12の工程に於て上
方、下方いずれかのマークの検知をテストするためのオ
フセット誤差(error) を生じるようにテストフレームパ
ルスの発生をセットする。このオフセットは図6のCALC
ULATE POSITION工程(124) に対応する工程(224) に於て
生じ、該オフセット誤差(Ne)としてSET NEWCOUNT値(12
8) の調整により検知する次のウォータマークの位置を
修正するのに用いる。この処理はテストマークがRA2
上の求める上方マーク(Ne=-t) の場合にのみ行われるも
ので、もしテストマークが工程(226) で下方マークと判
明し、図12の工程が繰返されれば、SET NEWCOUNT値の調
整は行わず、TEST FRAME GRAB PULSE 工程(222) が繰返
されて図6図示の工程が基準として再開始される。
【0097】前述した通り、パルスが検知されたウォー
タマークと正しく周期する全ての条件が満されるまで
は、ゲート(102) によりカッター制御パルス(24)のシー
ター(20)への伝達は阻止される。
【0098】一連のウォータマークを自動的に検知する
他の方法を以下に説明すると、単一の狭角レンズを有す
るカメラを用いて検知と正常システム作動の双方を行く
点にメリットがある。
【0099】図7から明らかな通り、正常作動に用いる
視野(120) で検知を行うとすれば、最初のフレームグラ
ブは二つの連続マーク間の空白な部分を捉えることにな
り、従って何も検知されない。従って、フレームグラブ
パルスを所定のウォータマークのピッチからウォータマ
ークが確実に視野に入る点までオフセットした間隔を置
いて発生させる。換言すれば、先行ウォータマークの各
視野とオーバラップするウォータマークに対し先行する
か又は後続するようにオフセットを選定するようにす
る。この方法について図13a-d 及び図14に従って説明す
る。
【0100】図13a-d はウエブ(10)の異る個所の連続す
るフレームグラブを示す。符号は横に並んだ状態である
が、実際はウエブの断面を表わす。簡潔を期するため、
ウォータマークはウエブに沿って間隔を置いて配された
四方形(122) で示す。図13aに於て、正常作動に適する
狭い視野(120) を有する第1フレームグラブは一対のマ
ーク(122a)、(122b)間に入り、従って何も検知されな
い。エンコーダパルスを用いて次のフレームグラブパル
スが長さインターバル(nL+Δ)で発生する。nは1
以上、Lは所定のウォータマークのピッチ、Δはオフセ
ットである。Δは正又は負である。正の場合を示す。次
のフレームグラブを図13b に示す。この場合視野(120)
は再び二つのウォータマーク(122c)と(122d)間に入る。
もしオフセット(Δ)が存在しないと、視野は図13a に
示す如く連続するマーク間の同じ相対位置に入ることに
なる。このことを点線(120')で示す。同様に図3に於て
第3フレームグラブパルスからの視野(120) はマーク(1
22e)を捉えるに近い位置まで進む。次のフレームグラブ
は再び(nL+Δ)だけ進みマーク(122f)を捉える。こ
の位置を測定して、図6の正常作動工程へと入る。
【0101】プロセッサー(100) のソフトウェアによる
サーチ方法を図14に示す。これは図8の代わりである。
図14に於て、フレームグラブ工程(240) は工程(242) と
して示すエンコーダ(32)からのパルスをカウントするこ
とにより測定したインターバル(nL+Δ)を以て行わ
れる。このカウント間即ち正のマーク検知が行われるま
では次のフレームグラブパルスの発生は阻止される。各
フレームグラブパルスで捉えた像は検知工程(244) で処
理される。この工程は図9の工程(162-172) と図10a-10
d の工程と実質的に同じである。但し、ウォータマーク
の存在の正検知が得られるまではマーク位置の測定は行
わない。従って、工程(242) からのフレームグラブパル
スの発生はない。正検知が行われた場合、視野(120) 内
のマーク位置は工程(246) で測定し、次の捉えたマーク
を図4及び図10d 図示の基準位置R-R に合せる次のフレ
ームグラブパルスの発生の予測を工程(248) で行う。そ
の後、図5の正常作動に入る。視野(120) 内のマークは
基準軸(R-R) と余り離れていないので、図14の工程(24
8) を省くことができる。
【0102】上記のソフトウェア制御を図11図示のRA
2サイズのシートに応用して図12図示の工程(220) をテ
スト工程として図8図示と同様図14の工程へ移す。
【0103】上述のサーチ及び検知方法はNを4にセッ
トし、視野(120) のLを0.2-0.25にセトすれば非常に迅
速に行えることが判明した、Δはウォータマークに対す
るウエブの高速相対走査を行えると同時に連続フレーム
グラブの各グラブでの正しいウォータマークの補捉を得
るための充分なオーバラップを得るようにセットする。
常に狭角視野を用いることによりCCD検知列上の像の
解像が常に最良である点が注目される。
【0104】次にカメラの露出スピードとその解像と検
知の精度に与える影響について検討する。CCDビデオ
カメラを用いることはコストの面で有利であることは先
に述べた通りである。最近の技術ではCCDの露出スピ
ードを100-50μs(1/10,000-1/20,000秒)まで上げるこ
とが可能である。本システムに於ける解像(resolution)
は潜在的に0.1mm であるが、ウエブが300m/min. のスピ
ードで走行するような場合上記の露出スピードでは間に
合わない。従ってストロボフラッシュを用いて行う必要
が有るが、先に述べた公知の方法で行う。通常のランプ
はゼノン型で、これは20μs以下の露出時間が可能であ
る。ゼノンストロボランプは可視スペクトラムで高強度
フラッシュを発生することができる。20μs の露出時間
でも0.1mm 解像に対して像全体を停止できないし、10μ
s露出時間でも不可能である。
【0105】ゼノンストロボは他の欠点も有する。例と
して先にのべたが、裁断シートがA4サイズで、4番目
のウォータマーク毎に検知が行われる場合、カメラには
ウエブ速度300m/minでフレームグラブパルスが供給され
ることになる。このような低ストロボでは用は果さず、
ゼノンランプからのフラッシュの時間の制御もほとんど
できないし、ランプ自体比較的寿命が短い。
【0106】そこで赤外線ストロボを用いることが提案
されている。これは最良のゼノンストロボと少くとも同
じ短露出時間で作動するし、可視スペクトラム外で放射
するので好ましい。この意味で、図1(a) 及び図5のバ
ックライト(42)を赤外線ストロボ光源に代えた構成を以
下に説明する。カメラ(40)に与える同じフレームグラブ
パルスをトリガーとして赤外線光源に与える。これを図
1(a) と図5に点線で示す接続(43)で示す。
【0107】図15、図16、図15(a) 及び図15(b) を参照
すれば好ましい赤外線光源の平面及び側面が示されてい
る。この光源は赤外線スペクトラム内の放射の高強度光
発生ダイオード(302 LED2 )の列(300) からなる。
各ダイオード間の間隔は均一な強度の光を与えるよう考
慮される。照明の均一性を高めるために、LED列とウ
エブ(306) 間にオパール拡散スクリーン(304) を設けこ
れを矢印(A) の方向に移動させる。この場合、LED列
(300) を直接ウエブに隣接して配することが望ましい。
充分な光出力があれば、ウエブに隣接する光ファイバ列
に結合して離してLEDを設けることもできる。
【0108】図16にLEDの駆動と制御を行う回路図を
示す。ライン(43)上のフレームグラブパルスをトリガー
パルスとして遅延回路(310)に入れ、そこから遅延可能
の一定のパルスを発生する。この遅延回路の目的はLE
D列のパルス化を同じフレームグラブパルスに応答する
カメラ(40)のオープン・シャッターと正しく周期させる
ためである。これはまたLED駆動回路の残りの回路に
必要な遅延の余裕を与える。回路(310) からの遅延パル
ス出力は駆動パルス形成回路(312) の入力に加える。こ
の回路(312) は一定の期間又は巾例えば10μs時間と主
駆動回路(314) を駆動するのに充分な振巾を有するパル
スを発生する。回路(314) はLED用駆動トランジスタ
列からなり、LEDの駆動電流を制御できるようになっ
ている。同回路はまた回路(312) によって設定される時
間を有する列(300) に駆動パルスを与える。回路(312,3
14) はLEDに制御された期間(時間)と振巾を有する
パルスを与える。
【0109】要するにLED系ストロボはCCDに比べ
シャッタースピードが速く、比較的安価で、且つ周期が
容易である点など有利である。IR放射は使用者には見
えず、従って低ストロボ周波数での気のちるような不快
感はない。LEDは立ち上がりと降下時間が早いので、
ゼノンランプに比べフラッシュ時間が極めて短い。露出
時間も2μsまで可能、LEDの出力も容易に制御でき
る、LEDの寿命もゼノンに比べ数倍長い等多くの利点
がある。
【0110】ストロボ光源は検知するウォータマークの
形状によって異るが、与えられた形状のマークが一定し
て検知できればある程度のぼけは許容できる。
【0111】一方CCEカメラの利点は赤外線に対する
リスポンスが良いことであり、IRストロボはLEDと
同様近赤外線波長で作動可能で従ってCCDセル列の感
度範囲内に入る。
【0112】図3、図5に示す処理システムはトラッキ
ングリスポンスの速度に関し更に改良が可能である。フ
レームグラブ(T0 )(図3)で得られたデータから得
られるNEWCOUNT値は次のフレームグラブ(T1 )に入
り、インターバル(T1 −T2)を通して有効である。
図3に示す通り、各フレームグラブパルス間のインター
バルはそのインターバル内で処理作動が可能である。こ
のインターバルより短い期間で処理が可能であっても、
例として説明したM=4の場合のように各Mマークを用
いることはそれなりの理由がある。NEWCOUNT値をデータ
処理後、次のフレームグラブパルスの発生前に修正する
ことにより、トラッキングを改良することができる。一
般に、制御システムの安定性は新しい値をできるだけフ
レームグラブパルスに近いものにすることにより改良さ
れる。図17は図6の測定及び制御ループ(100) の変形例
を示す。図17の回路構成及び処理工程は図6の対応符号
を用いて示す。
【0113】図17の原理はシート長を表わすNEWCOUNT値
を大部分のシート長とシート長の余り部分と変動を表わ
す補充成分をプラスした一定の基準成分に分けて用いる
ということである。即ち基準成分と補充成分の和がNEWC
OUNT値に等しい。
【0114】図17に於て、基準カウント値(STD.COUNT)
は開始工程(340) の一部としての一定値である。ウォー
タマーク入りの筆記用紙をトラッキング(tracking)する
目的には規定シート長の例えば90%の一定値が適当であ
る。一方ではこの値は許容内最小シート長より少ない値
でなければならない。他方ではその値は充分な処理時間
を与える値でもなければならない。
【0115】図17は各Mウォータマーク毎に検知する工
程であるが、この場合各連続ウォータマークはA4シー
トを検知するように考慮する。M=1回路(140) は非作
動状態で、リレク(113) が形成される。この場合STD.CO
UNT 値は例えばエンコーダ(32)からのパルス数2970の規
定A4シート長の約90%である2700にセットされる。発
生器(136) からフレームグラブパルスが発生されると、
ビデオカメラで捉えた像は上述の通り工程(114) 、(12
4) 及び(126) を介して処理されて、予測位置と測定位
置間の誤差カウント(Ne)が得られる。M=1なので、NE
WCOUNT値の修正(Nc)はNeに等しくなる。変形工程(36)に
より補充値(Ni)=NEWCOUNT-STD.COUNTが計算される。こ
の補充値をINC.COUNT と称し、変形カウント用の比較値
として工程(362) でセットされる。
【0116】変形工程では、カウンター(350) は工程(1
14) から(362) を介してビデオカメラで捉えた発生器(1
36) からの同じフレームグラブパルスによりリセットさ
れる。カウンター(350) はSTD.COUNT 値(Ns)に達するま
でエンコーダパルスをカウントする。データ処理時間は
エンコーダパルスをカウントする時間より短い。従って
STD.COUNT 値が得られるとINC.COUNT 値がセットされ
る。そして、リセット(356) は第2カウンター(356) に
送られそこで工程(358) を介してINC.COUNT 値をカウン
トする(ライン(364) はM=1の時は非作動)。補充カ
ウントが完了すると、発生器(136) が作動し直前のフレ
ームグラブパルスから計算されたNEWCOUNT値を表わす時
点で次のフレームグラブパルスを発生する。このよう
に、測定された誤差に対するリスポンスが早くなる。こ
れは計算されたNEWCOUNT値をSTD.COUNT+INC.COUNT 工程
に分割することにより可能になり、従って計算は全てST
D.COUNT 期間内に完了する。
【0117】上記の方法はMが1より大きい値にも適用
され、図5と同じように、M=4の値を例として用い
る。回路(140) は非作動で、リレク(113) が開き発生器
(136)から発生される各4番目のカッターパルス毎にフ
レームグラブパルスが発生する。このパルス発生につい
ては図3に示す通りである。図3に示す如く、データ処
理時間は三つの内挿パルスインターバル以上である。図
17の制御中、フレームグラブ(T1 )から得られる新た
のINC.COUNT 値は第3番目の内挿パルス(t03)が発生
するまでは得られないことは明らかである。これらの三
つのパルスはフレームグラブパルス(T0 )から得られ
る現存のINC.COUNT 値に対して発生する。但し、新たの
INC.COUNT 値は次のフレームグラブパルスT1 (=
04)の発生に用いられ、それから順に次の三つの内挿
パルス(t11)、(t12)、(t13)…等に適用され
る。この新たのINC.COUNT は次のフレームグラブパルス
とこれに近接する内挿パルスのタイミングを計るので有
利である。
【0118】図3に於て、ts −t03=Nsはエンコー
ダ(32)からのパルスとして表わされる。図17に於て新し
いINC.COUNT 値を工程(362) でセットする処理がTs以
前に完了すると、パルス(T2 )を発生する最終補充カ
ウントは更に新しいINC.COUNT 値に対して行われる。t
sの位置はこれが三つのNEWCOUNT値+一つのSTD.COUNT
で構成されるがT1 に対して固定されない。もし新しい
INC.COUNT 値が補充カウントループ(356) 、(358) が作
動状態にある間に導入されることになると、混乱が生ず
る。即ちその場合、新しいINC.COUNT 値が先行値より小
さいと、カウンター(356) の補充カウントは既に該新し
いINC.COUNT 値を過ぎてしまっていることになる。この
混乱を避けるために、基準カウントループ(350) 、(35
2) に接続されたライン(364) から工程(362) のロジッ
ク制御が与えられ更に新たのINC.COUNT 値は基準カウン
トがNs以下即ち基準カウント工程内にある間にのみカ
ウンター(356) に用いるために設定されるようにする。
もし補充ループが既に現存のINC.COUNT 値に対してカウ
ント中に計算されたINC.COUNT 値が工程(360) で得られ
るとすれば、更に新たの値の導入は新しい基準カウント
サイクルを開始するために発生器(136) からの次のパル
スがカウンター(350) をリセットするまでは保留され
る。
【0119】処理時間を早めてt02とt03間で完了でき
れば、同じ考慮が該当し、フレームグラブパルス
(T1 )からの新しいINC.COUNT 値はパルス(t03)と
(t02)のタイミングを制御し、但しもしこの新しい値
が(t03)の補充カウントが始まった後にのみ得られる
場合は、それはT2 のみに与えられることになる。理想
的にはフレームグラブパルス(T1 ) からの処理をイ
ンターバル(t01)内で完了させることである。もし、
処理がSTD.COUNT インターバル以下の時間で完了できる
保障があれば、ライン(364) 上ロジック制御は必要でな
くなる。
【0120】本発明をウォータマーク入りシートに裁断
する紙ウエブ上のウォータマークを検知する方法につい
て記載した。上述の検知及びトラッキング方法はウォー
タマーク入り紙 の製造に応用に適している。本発明の
方法は一般マーク入り紙又は他の材料のウエブ状物質に
適用される。これらのマークとはデザインマークとか他
のウォータマークに類似のマークであるが、一例として
プリント印刷又はスクリーン印刷により充填剤をウエブ
に導入させ、光に対してより暗く映るように仕上げたも
のである。或いはまた、製紙機のプレス部で、飽和ウエ
ブがワイヤーから離れる際にマークをウエブに形成させ
る方法もある。更にまた、ヨーロッパ特許EP-A-0329438
号記載の通りレーザー技術を用いてウォータマーク等を
形成する方法も知られている。プレス加工マーク等ウエ
ブの表面に形成するマークはカメラの載置と同じ面から
ウエブを照明することにより容易に検知できる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)はフライングナイフの直前のウエブ
経路に取り付けられたシステムのエレメントの側面図、
図1(b)はウォータマークに対する図1(a)のカメ
ラの視野の略式平面図。
【図2】ウォータマークの型を支持するダンディーロー
ルの略式断面図。
【図3】図1(a)のシステムの作動調時を示す略図。
【図4】ビデオカメラ露出のフレーム内に補捉されたウ
ォータマークを示す略図。
【図5】本発明のシステムの通常作動のサイクルを説明
するためのハードウェア/ロジックを組合せた略図。
【図6】本発明のシステムの通常作動のサイクルを説明
するためのハードウェア/ロジックを組合せた略図。
【図7】ウエブのウォータマークに重ねられた通常作動
及び始動時に用いられる光学的視野を示す。
【図8】最初にウォータマークを補捉するための始動工
程のフローダイアグラム。
【図9】図6の正常の作動に用いられるビデオ循環処理
のフローダイアグラム。
【図10】図9の循環処理で得られた結果を数字的に示
したものである。
【図11】循環始動処理に用いられるRA2サイズのシ
ートのフローダイアグラムを示す。
【図12】RA2サイズのウォータマークの検知及び補
正の始動工程のダイアグラムを示す。
【図13】ウォータマークを補捉する連続的工程を示
す。
【図14】図13に基いた始動工程のフローダイアグラ
ムを示す。
【図15】ストロボ光源として用いられるLED列の側
面図及び平面図をそれぞれ示す。
【図16】図15のLED列の制御及び駆動回路のブロ
ックダイアグラムを示す。
【図17】図6の制御ループ(100) の応用例を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドリュー・フィリップ・フォークナー イギリス、バッキンガムシャー エスエル 7 3エヌユー、マーロウ ボトム、ニュ ー ロード、アップランズ 1 (72)発明者 ピーター・トーマス・ハードマン イギリス、エッチピー12 4ピーゼット、 バッキンガムシャー、ハイ ウィカム、ク レセックス ロード 157

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に移動する紙ウエブに沿って所
    定の間隔を置いて設けられた一連のマークの位置を表わ
    す非連続信号を発生する方法であって、(イ)予め定め
    られた瞬時にマークの像を補捉することによりマーク検
    知を開始する工程と、(ロ)前記瞬時の前記マークの位
    置を先行する既検知マークの検知の間に予測された位置
    と比較し、前記マークの正確な位置を表わす信号を発生
    する工程と、(ハ)前記マークの既検知位置と予測位置
    との差異に基いて後続のマークの像を補捉するために検
    知を開始する瞬時を予測する工程とからなることを特徴
    とする方法。
  2. 【請求項2】 ウエブ材に沿って所定の間隔を置いて設
    けられたマークを検知する方法であって、該ウエブを長
    手方向に検知装置を通過して移動させ、予め定められた
    瞬時に前記ウエブの一部の瞬間的像を補捉するためにマ
    ーク検知工程を開始し、各検知されたマークのウエブの
    長手方向の瞬時の位置と先行既検知マークの検知から予
    測する位置とを比較し既検知位置と予測位置間の差異を
    測定し、この差異に基いて各既検知マークの像を補捉す
    るための検知工程を開始する瞬時を予測することからな
    ることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 前記予め定められた瞬時がウエブの走行
    長として設定され、前記予測された瞬時と前記既検知位
    置がウエブに沿った隔離として測定されることを特徴と
    する請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ウエブ走行長をウエブの長手方向運
    動に応答する手段により測定し、移動中のウエブの各一
    定の増加長に対してパルスを発生させることを特徴とす
    る請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記ウエブ走行長をウエブにより駆動さ
    れる回動自在に装着された手段とこの手段により駆動さ
    れるパルス発生手段とにより測定することを特長とする
    請求項3記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記マーク検知工程がウエブの移動を実
    質的に停止させる各予め定められた瞬時に於てウエブの
    一部の像を補捉し、この像部分を検査しマークの長手方
    向の位置を検知することからなることを特徴とする請求
    項1、2、3又は4記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記既検知位置を前記像部分内の基準位
    置と比較し、各予測位置を後続マークの位置が前記基準
    位置と一致することを前提として設定されることを特徴
    とする請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記基準位置がマークの予測位置である
    ことを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記像部分をウエブの移動を実質的に停
    止させる露出時間で作動するカメラにより観察し、カメ
    ラで捉えた像をデジタル化し数列を形成し、更にこの数
    列を処理してマークを検知し該マークの位置を測定する
    ことを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記露出時間で前記像部分を照明する
    カメラと関連するストロボ照明光源により測定すること
    を特徴とする請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記ストロボ照明光源が可視スペクト
    ラム外の光を発生させることを特徴とする請求項10記
    載の方法。
  12. 【請求項12】 前記光源が赤外線スペクトラム内の光
    を発生することを特徴とする請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記数列が像の絵素のマトリック列を
    表わし、該マトリック列を一端からウエブの長手方向に
    於て走査することを特徴とする請求項9、10又は11
    記載の方法。
  14. 【請求項14】 ウエブの一面から観察し他面を背面照
    明することを特徴とする請求項6乃至13いずれかに記
    載の方法。
  15. 【請求項15】 前記各予測位置をカウント値として設
    定し、各マーク検知工程が予測位置と既検知位置との差
    異に基いて前記カウント値を調整することからなり、マ
    ーク検知を開始する各予め定められた瞬時が既調整カウ
    ント値によって定められる値に対する増長パルス数をカ
    ウントすることにより決定されることを特徴とする請求
    項3、4、5及び6乃至14いずれかに記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記増長パルスのカウントは各予め定
    められた瞬時に於て再開始され、このカウントされたパ
    ルス数が次の予め定められた瞬時に於て前記既調整カウ
    ント値と等しくなることを特徴とする請求項15記載の
    方法。
  17. 【請求項17】 一つの検知工程により得られるカウン
    ト値の調整を次の又は後続の予め定められた瞬時に於て
    行うことを特徴とする請求項15又は16記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記カウント値が第1部と第2部から
    なり、第1部のカウント中に第2部を調整することによ
    り前記カウント値を調整することを特徴とする請求項1
    7記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記マーク検知工程をウエブに沿って
    各Mマーク(M=>2)に適用し、出力パルスを各予め定めら
    れた対応瞬時に於て発生させ、間挿マーク出力パルスを
    Mで割った連続既検知マーク間の距離に相当する瞬時に
    発生させることを特徴とする請求項3又は請求項3に従
    属する請求項いずれかに記載の方法。
  20. 【請求項20】 シーターに供給される紙ウエブのウォ
    ータマークを検知し、前記マーク検知工程によりウエブ
    から裁断されるシート内に含まれたウォータマークを検
    知し且つ前記シーターのカッター制御パルスを発生させ
    ることを特徴とする前記請求項いずれか1項記載の方
    法。
  21. 【請求項21】 ウエブ材に沿って所定の間隔を置いて
    一連のマークを補捉トラッキングする方法であり、 (イ)ウエブを検知装置を通過して移動させ、 (ロ)第1マーク補捉工程を開始させ、この工程が i)ウエブ面に於て像の第1規定規定部分を補捉するこ
    とにより補捉瞬時の該規定部分内のウエブの像を形成
    し、 ii)前記規定部分が一つのマークが補捉された像内に入
    るに充分な長手方向の寸法を有し、 iii)前記一つのマークの位置を前記規定部分内の基準位
    置に対してウエブの長手方向に於て設定し、更に iv)前記一つのマークの前記基準位置に対するオフセッ
    トを利用して後続のマークの位置を予測することからな
    り、 (ハ)第2マーク補捉工程を開始させこの工程が i)ウエブ面に於て像の第2規定規定部分を補捉するこ
    とにより補捉瞬時の該規定部分内のウエブの像を形成
    し、更に予測位置に基いて補捉瞬時を設定し、 ii)前記第2規定部分の長手方向の寸法が前記第1規定
    部分の寸法より小さく、従って補捉時に一つのマークの
    みが前記第2規定部分に入り、 iii)前記後続マークの位置を前記第2規定部分内の基準
    位置に対してウエブの長手方向に於て設定し、更に iv)前記第2規定部分に於ける前記基準位置に対する前
    記後続マークのオフセットを利用して次の後続マークの
    位置を予測することからなり、 (ニ)前記第2マーク補捉工程を他の後続マークに対し
    繰返して、更に次の後続マークの位置を順次予測するこ
    とを特徴とする方法。
  22. 【請求項22】 ウエブ材に沿って所定の間隔を置いて
    設けられた第1の一連のマークに不等間隔に配された第
    2の一連のマークを間挿して補捉する方法であり、 (イ)ウエブを検知装置を通過して移動させ、 (ロ)第1マーク補捉工程を開始させ、この工程が i)ウエブ面に於て像のある部分を補捉することにより
    補捉瞬時の該部分内のウエブの像を形成し、 ii)前記部分が一つのマークが補捉された像内に入るに
    充分な長手方向の寸法を有し、 iii)前記一つのマークの位置を前記部分内の基準位置に
    対してウエブの長手方向に於て設定し、更に iv)前記一つのマークの前記基準位置に対するオフセッ
    トを利用し前記第2の一連のマークの内の後続マーク像
    の補捉瞬時を前記後続マークが第1の一連のマークか第
    2の一連のマークかによって前記基準位置の一側又は他
    側にオフセットするように設定し、 (ハ)第2マーク補捉工程を開始させこの工程が i)前記設定瞬時にウエブ面に於て像のある部分を補捉
    し、該部分の像を形成し更に、 ii)前記基準位置に対する長手方向の前記後続マークの
    位置のオフセットを測定し、前記後続マークが第1、第
    2いずれの一連のマークに属するかを決定することから
    なることを特徴とする方法。
  23. 【請求項23】 前記オフセットが前記基準位置に対し
    一方向である場合、同じ一連のマークの内の他のマーク
    の検知を前記後続マークの既測定位置から他のマークの
    位置を予測することにより行い、前記オフセットが他方
    向である場合、前記(ロ)−(iv)及び(ハ)の工程を繰
    返し、前記後続マークを前記一つのマークとして処理す
    ることを特徴とする請求項22記載の方法。
  24. 【請求項24】 長手方向に供給される紙ウエブからウ
    ォータマーク入り紙シートに裁断するシーターに用いる
    カッター制御パルスの発生方法であって、(イ)カッタ
    ー制御パルスをウエブから裁断されるシート内のウォー
    タマークを検知することにより発生させ、(ロ)前記ウ
    ォータマークの検知が、長手方向のウォータマークの間
    隔に関連する予測瞬時に於てカメラを作動させその視野
    にウエブの像を補捉し、各補捉像内のウォータマークを
    検知し、そのウエブの長手方向の位置を測定し、更に既
    に補捉された像から設定されるウォータマークの位置に
    基いて後続像の補捉のためのカメラの作動瞬時を予測す
    ることを特徴とする方法。
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