JPH0655427A - 複合曲率半径を有する乱視レンズの切削加工装置 - Google Patents

複合曲率半径を有する乱視レンズの切削加工装置

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JPH0655427A
JPH0655427A JP12178892A JP12178892A JPH0655427A JP H0655427 A JPH0655427 A JP H0655427A JP 12178892 A JP12178892 A JP 12178892A JP 12178892 A JP12178892 A JP 12178892A JP H0655427 A JPH0655427 A JP H0655427A
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JP
Japan
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wheel
lens
curvature
radius
feed
Prior art date
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Pending
Application number
JP12178892A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuo Tagawa
悦雄 田川
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Micro Engineering Inc
Original Assignee
Micro Engineering Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Micro Engineering Inc filed Critical Micro Engineering Inc
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズの径や曲率半径の大小に拘わらず、複
合曲率半径を有する乱視レンズを簡単かつ正確に加工す
ることができ、しかも構造簡単でスペースをとらないよ
うにする。 【構成】 ホィール6はレンズ8のS方向に配設され、
Rsの曲率半径を有する鼓形で、外周にダイヤモンドが
電着されている。ホィール6をホィール駆動手段により
回転させながら、ホィール送り手段によりC方向に送り
移動させる一方、このホィール6の送りに同調してレン
ズ移動手段によりレンズ8を光軸方向に移動させる。こ
れにより、レンズ8はS方向に曲率半径Rsで加工され
ると同時に、C方向に曲率半径Rcで加工される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複合曲率半径を有する乱
視レンズの切削加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、互いに直交するS方向とC方向の
それぞれの曲率半径Rs,Rcが異なるような複合曲率
半径を有する乱視レンズは、図5に示す切削加工装置に
より加工されされている。すなわち、カップ状のホィー
ル21をレンズ22の光軸に対してθ度傾斜させてその
外周縁の一部をレンズ22のC方向に沿わせることによ
り、レンズ22に接触するホィール21の縁が図6に示
すようにレンズ22の曲率半径Rcに近似した楕円形状
となるようにする。そしてこの状態で、ホィール21又
はレンズ22をS方向に半径Rsの等速円弧運動を行わ
せるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の装置では、ホィール21が傾斜していてレンズ22
に接触するホィール21の縁が図6に示すように楕円の
一部であるため、これにより加工されるC方向の曲率半
径はRcに近似してはいるが、正確なRcとはならな
い。レンズ径が大きくなる程、レンズ22の外周縁の曲
率半径がRcから大きく外れて極めて不正確になる。こ
のため、プラスチックレンズではその外周縁の不正確な
部分を手作業により長時間かけて補正していた。また、
レンズ径が大きくなるとホィール21の径を大きくする
とともに、その傾斜角θを大きくしなければならないの
で、小さい曲率半径のものは正確に加工することができ
ない。
【0004】さらに、レンズ径が大きいとホィール21
又はレンズ22を大円弧を描くように円弧運動させなけ
ればならないので、装置が大型化する等の問題があっ
た。したがって、従来の装置は、Rs=200〜50m
m、Rc=200〜50mmの範囲の複合曲率半径を有
する乱視レンズしか加工することができなかった。本発
明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、レンズの径
や曲率半径の大小に拘わらず簡単かつ正確に加工するこ
とができ、しかも構造簡単でスペースをとらない複合曲
率半径を有する乱視レンズの切削加工装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、互いに直交するS方向とC方向のそれぞ
れの曲率半径Rs,Rcが異なるような複合曲率半径を
有する乱視レンズの切削加工装置において、レンズのS
方向に配設され、Rsの曲率半径を有する鼓形で、外周
にダイヤモンドを電着したホィールと、該ホィールを回
転駆動するホィール駆動手段と、前記ホィールをC方向
に往復移動させるホィール送り手段と、該ホィール送り
手段による送りに同調して、ホィールがレンズの曲率半
径Rcに沿うように、レンズをその光軸方向に往復移動
させるレンズ移動手段と、を備えたものである。
【0006】
【作用】前記構成からなる切削加工装置では、ホィール
をホィール駆動手段により回転させながら、ホィール送
り手段によりC方向に送り移動させる一方、このホィー
ルの送りに同調してレンズ移動手段によりレンズを光軸
方向に移動させる。これにより、レンズはS方向に曲率
半径Rsで加工されると同時に、C方向に曲率半径Rc
で加工される。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。図1,図2は本発明に係る複合曲率半径を有する乱
視レンズの切削加工装置を示す。ベッド1に立設された
コラム2の上端面にはホィール送りガイド3が水平方向
に設けられ、このホィール送りガイド3に沿ってホィー
ル送り台4が水平方向に移動可能に載置されている。ホ
ィール送り台4にはホィール支持台5が取り付けられ、
このホィール支持台5に、前記ホィール送りガイド3と
直交する方向に配置されたホィール6の駆動軸7が回転
可能に支持されている。
【0008】ホィール6は、図3に示すように、加工す
るレンズ8のS方向の曲率半径Rsと同一の曲率半径を
有する鼓形に形成されている。また、このホィール6
は、図1に示すようにホィール送り台4にブラケット9
を介して取り付けられたホィール駆動モータ10によっ
て回転駆動可能になっている。ホィール送り台4には、
図2に示すように、外周にボールねじが形成された送り
軸11が前記ホィール送りガイド3と平行に挿通されて
いる。この送り軸11は両端をサポート部材12によっ
て支持されるとともに、コラム2にブラケット13を介
して取り付けられたホィール送りモータ14によって回
転駆動されるようになっている。
【0009】コラム2の前面には一対のフレーム15が
設けられ、これらのフレーム15の互いに対向する面に
はレンズ移動ガイド16が垂直方向に設けられている。
そして、このレンズ移動ガイド16に沿ってレンズ支持
ブロック17が垂直方向に昇降可能になっている。レン
ズ支持ブロック17の上端にはレンズ支持台18が設け
られ、このレンズ支持台18の上にレンズ8が支持され
ている。レンズ8は、図3に示すように、互いに直交す
るS方向とC方向の曲率半径Rs,Rcが異なる複合曲
率半径を有するもので、そのS方向は前記ホィール6の
軸方向に向けられている。また、レンズ支持ブロック1
7の下端には、外周にボールねじが形成された昇降軸1
9が螺入され、この昇降軸19はコラム2に取り付けら
れたレンズ移動モータ20によって回転駆動されるよう
になっている。
【0010】前記ホィール送りモータ14によるホィー
ル6の送り量は、切削速度を定めるものであり、0.0
01mm〜0.5mmの範囲内でレンズ8の切削代や材
質等に応じて任意に設定可能である。レンズ移動モータ
20によるレンズ8の移動量は、次式で定められ(図4
参照)、前記ホィールの送りに同調するように数値制御
される。 Z=R−√(R2−X0〜n 2) …(1) ここで、Z;レンズの移動量(mm) R;切削する曲率半径Rcにホィールの半径rを加えた
値(mm) X0〜n;レンズ中心からのホィールの移動量(mm)
【0011】また、ホィール6によるレンズ全体の加工
時間は、次式で表される。 T=Pv …(2) ここで、T;加工時間(秒) P;ホィールの全送りピッチ数 v;ホィールの最小送りピッチ当たりの移動時間(秒)
【0012】以上の構成からなる切削加工装置による乱
視レンズ8の切削加工動作を説明する。まず、ホィール
送りモータ14を駆動して、図4に示すように、ホィー
ル6をレンズ8の中心の初期位置に移動させる。なお、
初期位置はレンズ8の中心でなく、中心より+X(又は
−X)離れた外周縁にすることもできる。次に、ホィー
ル駆動モータ10によりホィール6を回転させながら、
ホィール送りモータ14によりホィール6をレンズ8の
C方向に沿って+X方向に最小送りピッチ、例えば0.
1mmずつ送ってゆく。これと同時に、このホィール6
の送りに同調してレンズ移動モータ20を数値制御する
ことにより、上記(1)式で表される量だけレンズ8を
光軸方向に移動させる。
【0013】このようにして、ホィール6とレンズ8を
同調させながら移動させていくと、レンズ8はホィール
6の曲率半径Rsの鼓形の形状によってS方向に曲率半
径Rsで正確に加工されると同時に、ホィール6のC方
向の送りとレンズ8の光軸方向の移動とが同調すること
によりC方向に曲率半径Rcで正確に加工される。な
お、前記実施例では、ホィール6のC方向の送りに同調
してレンズ8の移動を数値制御するようにしたが、逆に
レンズ8の移動に同調してホィール6の送りを数値制御
するようにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ホィール自身が有する曲率半径Rsの鼓形形
状によってレンズのS方向が曲率半径Rsで正確に加工
される一方、ホィールのC方向の送りとレンズの光軸方
向の移動とが同調することによってレンズのC方向が曲
率半径Rcで正確に加工されるので、レンズの径や曲率
半径に拘わらず複合曲率半径を有する乱視レンズが簡単
かつ正確に加工される。また、ホィール及びレンズは直
線移動するだけであるので、構造簡単であり、移動範囲
が少なく、従来の半分以下のスペースで設置することが
できる等の効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る乱視レンズの切削加工装置の側
面図である。
【図2】 図1の装置の正面図である。
【図3】 (A)は図1の要部拡大図、(B)は(A)
の平面図、(C)は(A)の側面図である。
【図4】 ホィールの送り及びレンズの移動状態の説明
図である。
【図5】 従来の乱視レンズの切削加工装置の概略断面
図である。
【図6】 図5のA方向矢視図である。
【符号の説明】
6…ホィール、 10…ホィール駆動モータ、 14…ホィール送りモータ、 20…レンズ移動モータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに直交するS方向とC方向のそれぞ
    れの曲率半径Rs,Rcが異なるような複合曲率半径を
    有する乱視レンズの切削加工装置において、レンズのS
    方向に配設され、Rsの曲率半径を有する鼓形で、外周
    にダイヤモンドを電着したホィールと、該ホィールを回
    転駆動するホィール駆動手段と、前記ホィールをC方向
    に往復移動させるホィール送り手段と、該ホィール送り
    手段による送りに同調して、ホィールがレンズの曲率半
    径Rcに沿うように、レンズをその光軸方向に往復移動
    させるレンズ移動手段と、を備えたことを特徴とする複
    合曲率半径を有する乱視レンズの切削加工装置。
JP12178892A 1992-05-14 1992-05-14 複合曲率半径を有する乱視レンズの切削加工装置 Pending JPH0655427A (ja)

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JP12178892A JPH0655427A (ja) 1992-05-14 1992-05-14 複合曲率半径を有する乱視レンズの切削加工装置

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JP12178892A JPH0655427A (ja) 1992-05-14 1992-05-14 複合曲率半径を有する乱視レンズの切削加工装置

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JPH0655427A true JPH0655427A (ja) 1994-03-01

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ID=14819912

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JP12178892A Pending JPH0655427A (ja) 1992-05-14 1992-05-14 複合曲率半径を有する乱視レンズの切削加工装置

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JP (1) JPH0655427A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0966453A (ja) * 1995-08-31 1997-03-11 Hanki:Kk 樹脂レンズ成形型の製造装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6246709A (ja) * 1985-08-26 1987-02-28 Hori Glass Kk 自動車用窓ガラスのホルダ−

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6246709A (ja) * 1985-08-26 1987-02-28 Hori Glass Kk 自動車用窓ガラスのホルダ−

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