JPH0655390A - 工事材料の加工システム - Google Patents
工事材料の加工システムInfo
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- JPH0655390A JPH0655390A JP4214127A JP21412792A JPH0655390A JP H0655390 A JPH0655390 A JP H0655390A JP 4214127 A JP4214127 A JP 4214127A JP 21412792 A JP21412792 A JP 21412792A JP H0655390 A JPH0655390 A JP H0655390A
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- construction material
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- piping
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 配管等の工事材料の設計情報を利用して、工
事材料を効率良く加工し、また工事現場における工事材
料の取扱い性を向上させる。 【構成】 CAD1に格納されている配管の設計情報を
コンピュータ2に転送し、その転送された設計情報か
ら、加工ライン上の配管素材Wから切断できる配管の加
工情報としてのカット長およびその配管の使用場所につ
いての使用情報を抽出し、第1のコントローラ9の制御
下にあるインクジェットプリンタ10が使用情報を配管
素材Wの表面に記録し、第2のコントローラ35の制御
下にあるカットオフマシン20が加工情報としての配管
のカット長に応じて配管素材Wを切断する。
事材料を効率良く加工し、また工事現場における工事材
料の取扱い性を向上させる。 【構成】 CAD1に格納されている配管の設計情報を
コンピュータ2に転送し、その転送された設計情報か
ら、加工ライン上の配管素材Wから切断できる配管の加
工情報としてのカット長およびその配管の使用場所につ
いての使用情報を抽出し、第1のコントローラ9の制御
下にあるインクジェットプリンタ10が使用情報を配管
素材Wの表面に記録し、第2のコントローラ35の制御
下にあるカットオフマシン20が加工情報としての配管
のカット長に応じて配管素材Wを切断する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、プレハブ工事
における配管,型鋼,および棒材などの工事材料の加工
システムに関するものである。
における配管,型鋼,および棒材などの工事材料の加工
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の建設現場において使用され
る配管,型鋼,および棒材などの工事材料についての情
報は、多くの図面に記載されており、工事現場では、こ
れらの図面毎の記載情報に基づいて、例えば配管の場合
には、その素材となる長尺管をバンドソーなどを使って
所定寸法に切断したりしている。そして、このように加
工された配管等の工事材料は、そのまま工事場所に持ち
込まれて使われている。
る配管,型鋼,および棒材などの工事材料についての情
報は、多くの図面に記載されており、工事現場では、こ
れらの図面毎の記載情報に基づいて、例えば配管の場合
には、その素材となる長尺管をバンドソーなどを使って
所定寸法に切断したりしている。そして、このように加
工された配管等の工事材料は、そのまま工事場所に持ち
込まれて使われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、切断等の加工
をうけた工事材料は、そのままでは、どこの場所で使わ
れるものなのか建設者にとってすぐには分からない。ま
た、例えば、配管等を所定寸法に切断する場合には、所
定枚数の図面に記載されている配管単位での切断作業と
なるため作業効率が悪く、しかも、その素材となる長尺
管を歩留りよく使用することができず、使用できない中
途半端の長さの配管ができてしまうという問題があっ
た。このような問題は、配管の切断だけに限らず、例え
ば同一形状の型鋼を製作するための溶接などの加工の場
合にも生じる。
をうけた工事材料は、そのままでは、どこの場所で使わ
れるものなのか建設者にとってすぐには分からない。ま
た、例えば、配管等を所定寸法に切断する場合には、所
定枚数の図面に記載されている配管単位での切断作業と
なるため作業効率が悪く、しかも、その素材となる長尺
管を歩留りよく使用することができず、使用できない中
途半端の長さの配管ができてしまうという問題があっ
た。このような問題は、配管の切断だけに限らず、例え
ば同一形状の型鋼を製作するための溶接などの加工の場
合にも生じる。
【0004】本発明の目的は、配管等の工事材料の設計
情報を利用して、工事材料を効率良く加工し、また工事
現場における工事材料の取扱い性を向上させることがで
きる工事材料の加工システムを提供することにある。
情報を利用して、工事材料を効率良く加工し、また工事
現場における工事材料の取扱い性を向上させることがで
きる工事材料の加工システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の形態の工
事材料の加工システムは、工事材料の設計情報を記憶す
る記憶手段と、前記設計情報の中から工事材料の加工に
必要な加工情報を抽出する抽出手段と、前記工事材料を
加工する加工手段と、前記加工手段を制御し前記抽出手
段によって抽出された加工情報に基づいて前記工事材料
を加工させる加工制御手段とを備えてなることを特徴と
する。
事材料の加工システムは、工事材料の設計情報を記憶す
る記憶手段と、前記設計情報の中から工事材料の加工に
必要な加工情報を抽出する抽出手段と、前記工事材料を
加工する加工手段と、前記加工手段を制御し前記抽出手
段によって抽出された加工情報に基づいて前記工事材料
を加工させる加工制御手段とを備えてなることを特徴と
する。
【0006】本発明の第2の形態の工事材料の加工シス
テムは、工事材料の設計情報を記憶する記憶手段と、前
記設計情報の中から工事材料の使用場所を示す使用情報
を記憶情報として抽出する抽出手段と、情報を前記工事
材料に記録可能な記録手段と、前記記録手段を制御し前
記抽出手段によって抽出された記録情報を前記工事材料
に記録させる記録制御手段とを備えてなることを特徴と
する。
テムは、工事材料の設計情報を記憶する記憶手段と、前
記設計情報の中から工事材料の使用場所を示す使用情報
を記憶情報として抽出する抽出手段と、情報を前記工事
材料に記録可能な記録手段と、前記記録手段を制御し前
記抽出手段によって抽出された記録情報を前記工事材料
に記録させる記録制御手段とを備えてなることを特徴と
する。
【0007】本発明の第3の形態の工事材料の加工シス
テムは、工事材料の設計情報を記憶する記憶手段と、前
記設計情報の中から工事材料の加工に必要な加工情報と
その工事材料の使用場所についての使用情報とを抽出す
る抽出手段と、前記工事材料を加工する加工手段と、情
報を前記工事材料に記録可能な記録手段と、前記加工手
段を制御し前記抽出手段によって抽出された加工情報に
基づいて前記工事材料を加工させる加工制御手段と、前
記記録手段を制御し前記抽出手段によって抽出された使
用情報を前記工事材料に記録させる記録制御手段とを備
えてなることを特徴とする。
テムは、工事材料の設計情報を記憶する記憶手段と、前
記設計情報の中から工事材料の加工に必要な加工情報と
その工事材料の使用場所についての使用情報とを抽出す
る抽出手段と、前記工事材料を加工する加工手段と、情
報を前記工事材料に記録可能な記録手段と、前記加工手
段を制御し前記抽出手段によって抽出された加工情報に
基づいて前記工事材料を加工させる加工制御手段と、前
記記録手段を制御し前記抽出手段によって抽出された使
用情報を前記工事材料に記録させる記録制御手段とを備
えてなることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の工事材料の加工システムは、工事材料
の設計情報から、工事材料の加工に必要な加工情報やそ
の工事材料の使用場所についての使用情報を抽出し、そ
して、それらの抽出した情報を用いて、工事材料の加工
やその工事材料の表面への使用情報の記録を行うことに
より、操作者による個々の加工情報や記録すべき使用情
報の手動入力を不要として、工事材料の加工効率を向上
させ、また、その工事材料に記録した情報によって、そ
れの工事現場における取り扱い性を向上させる。
の設計情報から、工事材料の加工に必要な加工情報やそ
の工事材料の使用場所についての使用情報を抽出し、そ
して、それらの抽出した情報を用いて、工事材料の加工
やその工事材料の表面への使用情報の記録を行うことに
より、操作者による個々の加工情報や記録すべき使用情
報の手動入力を不要として、工事材料の加工効率を向上
させ、また、その工事材料に記録した情報によって、そ
れの工事現場における取り扱い性を向上させる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。本実施例は、工事材料としての配管を所定寸法
に切断するための加工システムとしての適用例である。
明する。本実施例は、工事材料としての配管を所定寸法
に切断するための加工システムとしての適用例である。
【0010】図1において、1は、工事に係わる設計図
などを作成するCAD(Computer Aided
Design)であり、その設計図中には、配管を含
む種々の工事材料に関する設計情報が記入されている。
配管に関する設計情報の中には、配管の加工に必要な加
工情報としての配管のカット長さと、その配管の使用場
所や配管の材質,規格,径,長さなどに関する使用情報
等が含まれている。これらの設計情報はコンピュータ2
に転送される。コンピュータ2は、それらの設計情報の
中から、配管に関する加工情報と使用情報を後述するよ
うに抽出する。Wは所定長さの配管素材であり、多種の
材質,規格,径のものが材料置場からコンベア3を経て
矢印A方向から搬入される。配管素材Wは、その管径の
如何に拘らずコンベア3の傾斜または図示しない押圧手
段によって、ガイドローラ4に押し付けられつつ移動す
る。
などを作成するCAD(Computer Aided
Design)であり、その設計図中には、配管を含
む種々の工事材料に関する設計情報が記入されている。
配管に関する設計情報の中には、配管の加工に必要な加
工情報としての配管のカット長さと、その配管の使用場
所や配管の材質,規格,径,長さなどに関する使用情報
等が含まれている。これらの設計情報はコンピュータ2
に転送される。コンピュータ2は、それらの設計情報の
中から、配管に関する加工情報と使用情報を後述するよ
うに抽出する。Wは所定長さの配管素材であり、多種の
材質,規格,径のものが材料置場からコンベア3を経て
矢印A方向から搬入される。配管素材Wは、その管径の
如何に拘らずコンベア3の傾斜または図示しない押圧手
段によって、ガイドローラ4に押し付けられつつ移動す
る。
【0011】6は、配管素材Wの下方に位置しかつその
軸線に対して直交する印字測定ローラであり、スプリン
グ7(図2参照)の付勢力によって配管素材Wの底面を
常に上方に押し上げている。この印字測定ローラ6には
ロータリエンコーダ8が接続され、そのロータリエンコ
ーダ8の出力端子は第1のコントローラ(印字制御手
段)9に接続され、さらに、そのコントローラ9は前述
したコンピュータ2に接続されている。これにより、配
管素材Wの矢印A方向の搬送に伴って印字測定ローラ6
が図2中の矢印B方向に回転し、その回転数をロータリ
エンコーダ8が検知して、印字測定ローラ6を通過した
以降における配管素材Wの矢印A方向の移動量が読み取
られることになる。
軸線に対して直交する印字測定ローラであり、スプリン
グ7(図2参照)の付勢力によって配管素材Wの底面を
常に上方に押し上げている。この印字測定ローラ6には
ロータリエンコーダ8が接続され、そのロータリエンコ
ーダ8の出力端子は第1のコントローラ(印字制御手
段)9に接続され、さらに、そのコントローラ9は前述
したコンピュータ2に接続されている。これにより、配
管素材Wの矢印A方向の搬送に伴って印字測定ローラ6
が図2中の矢印B方向に回転し、その回転数をロータリ
エンコーダ8が検知して、印字測定ローラ6を通過した
以降における配管素材Wの矢印A方向の移動量が読み取
られることになる。
【0012】図2において、10はインクジェットプリ
ンタ(記録手段)、11は記録ヘッド、12は記録ヘッ
ド11を昇降自在にガイドするガイド体、13は記録ヘ
ッド11を昇降させるための駆動源である。また14
は、上下方向の軸線を中心として回転自在に備えられた
ガイドローラであり、このガイドローラ14に配管素材
Wが接しつつ移動することにより、その配管素材Wと記
録ヘッド11との対向間隔が一定に保たれている。そし
て、駆動源13によって記録ヘッド11が昇降されるこ
とにより、配管素材Wの口径の如何に拘らず、その配管
素材Wの外周面上の所望の高さ位置にインクジェット記
録が実施できることになる。なお、本実施例のインクジ
ェットプリンタ10は、周知の帯電制御方式のものであ
り、まず、記録すべき文字等の画像をドットマトリック
スに画素分割し、その画素毎の位置情報に応じた電圧で
インク粒子を帯電させてから、そのインク粒子を静電場
にて偏向することにより、そのインク粒子を被印字物に
付着させて文字等の画像を記録することになる。なお、
本発明は、この記録方式に限定されるものではない。
ンタ(記録手段)、11は記録ヘッド、12は記録ヘッ
ド11を昇降自在にガイドするガイド体、13は記録ヘ
ッド11を昇降させるための駆動源である。また14
は、上下方向の軸線を中心として回転自在に備えられた
ガイドローラであり、このガイドローラ14に配管素材
Wが接しつつ移動することにより、その配管素材Wと記
録ヘッド11との対向間隔が一定に保たれている。そし
て、駆動源13によって記録ヘッド11が昇降されるこ
とにより、配管素材Wの口径の如何に拘らず、その配管
素材Wの外周面上の所望の高さ位置にインクジェット記
録が実施できることになる。なお、本実施例のインクジ
ェットプリンタ10は、周知の帯電制御方式のものであ
り、まず、記録すべき文字等の画像をドットマトリック
スに画素分割し、その画素毎の位置情報に応じた電圧で
インク粒子を帯電させてから、そのインク粒子を静電場
にて偏向することにより、そのインク粒子を被印字物に
付着させて文字等の画像を記録することになる。なお、
本発明は、この記録方式に限定されるものではない。
【0013】そして、このようなプリンタ10は、前述
した第1のコントローラ9に接続されており、そのコン
トローラ9の制御下において、配管素材Wの口径に応じ
た印字高さまで記録ヘッド11が昇降して、後述する所
定の情報を配管素材Wの外周面に記録することになる。
した第1のコントローラ9に接続されており、そのコン
トローラ9の制御下において、配管素材Wの口径に応じ
た印字高さまで記録ヘッド11が昇降して、後述する所
定の情報を配管素材Wの外周面に記録することになる。
【0014】図3において、20はカットオフマシン
(加工手段)であり、その基台21上には、第1の油圧
シリンダ22によって配管素材Wの搬送方向に沿って矢
印C1,C2 方向に往復動される送りサドル23が備え
られている。この送りサドル23には、第1の固定バイ
ス部材24が固定されていると共に、第2の油圧シリン
ダ25によって配管素材Wの搬送方向(矢印A方向)と
直交する矢印D1 ,D2方向に往復動される第1の可動
バイス部材26が備えられており、これらのバイス部材
24および26の間にて配管素材Wを挾持できるように
なっている。また、基台21上には、第2の固定バイス
部材27が固定されていると共に、第3の油圧シリンダ
28によって配管素材Wの搬送方向(矢印A方向)と直
交する矢印E1 ,E2 方向に往復動される第2の可動バ
イス部材29が備えられており、これらのバイス部材2
7および29の間にても配管素材Wを挾持できるように
なっている。また、それらのバイス部材27および29
のそれぞれには、対の回転盤30,31の間にて矢印F
方向に回転駆動される鋸刃32をガイドするためのガイ
ド溝27Aおよび29Aが形成されている。一方の回転
盤31を回転自在に支持するフレーム(図示せず)のク
ランプ部材33には第4の油圧シリンダ34が連結され
ており、この油圧シリンダ34の伸縮動作によって、一
方の回転盤31が他方の回転盤30を中心として図3中
実線で示す下降位置と同図中2点鎖線で示す上昇位置と
の間を移動する。そして、一方の回転盤30が下降した
ときに、鋸刃32がガイド溝27Aおよび29A内に入
り込んでバイス部材27および29の間に挾持された配
管素材Wを切断することになる。
(加工手段)であり、その基台21上には、第1の油圧
シリンダ22によって配管素材Wの搬送方向に沿って矢
印C1,C2 方向に往復動される送りサドル23が備え
られている。この送りサドル23には、第1の固定バイ
ス部材24が固定されていると共に、第2の油圧シリン
ダ25によって配管素材Wの搬送方向(矢印A方向)と
直交する矢印D1 ,D2方向に往復動される第1の可動
バイス部材26が備えられており、これらのバイス部材
24および26の間にて配管素材Wを挾持できるように
なっている。また、基台21上には、第2の固定バイス
部材27が固定されていると共に、第3の油圧シリンダ
28によって配管素材Wの搬送方向(矢印A方向)と直
交する矢印E1 ,E2 方向に往復動される第2の可動バ
イス部材29が備えられており、これらのバイス部材2
7および29の間にても配管素材Wを挾持できるように
なっている。また、それらのバイス部材27および29
のそれぞれには、対の回転盤30,31の間にて矢印F
方向に回転駆動される鋸刃32をガイドするためのガイ
ド溝27Aおよび29Aが形成されている。一方の回転
盤31を回転自在に支持するフレーム(図示せず)のク
ランプ部材33には第4の油圧シリンダ34が連結され
ており、この油圧シリンダ34の伸縮動作によって、一
方の回転盤31が他方の回転盤30を中心として図3中
実線で示す下降位置と同図中2点鎖線で示す上昇位置と
の間を移動する。そして、一方の回転盤30が下降した
ときに、鋸刃32がガイド溝27Aおよび29A内に入
り込んでバイス部材27および29の間に挾持された配
管素材Wを切断することになる。
【0015】そして、このようなカットオフマシン20
の各作動部は第2のコントローラ35の制御下において
機能して、後述するように配管素材Wを順次所定寸法に
切断する。さらに、そのコントローラ35は、前述した
コンピュータ2に接続されている。また、このカットオ
フマシン20によって切断された配管は、コンベア36
および37によって所定の保管場所に搬出されたり、工
事現場に直接に搬送される。
の各作動部は第2のコントローラ35の制御下において
機能して、後述するように配管素材Wを順次所定寸法に
切断する。さらに、そのコントローラ35は、前述した
コンピュータ2に接続されている。また、このカットオ
フマシン20によって切断された配管は、コンベア36
および37によって所定の保管場所に搬出されたり、工
事現場に直接に搬送される。
【0016】次に、動作について説明する。
【0017】まず、CAD1に格納されている種々の工
事材料に関する設計情報の内、少なくとも配管に関する
設計情報がコンピュータ2に転送されて、それが記憶手
段2A(図4参照)に記憶される。配管に関する設計情
報の中には、配管の使用場所についての使用情報と、配
管の切断に必要な加工情報がある。前者の使用情報は、
例えば、設計図面と照合することによって使用場所が判
かる図番や管番および材質や管径などである。また、後
者の加工情報は、本例では配管のカット長さである。こ
れら両者の情報は、抽出指令手段2B(図4参照)によ
る配管素材Wの種類の指定にしたがい抽出手段2Cによ
って抽出される。その抽出指令手段2Bは、例えば、コ
ンピュータ2のキーボード操作に基づいて、配管素材W
を指定するものである。そして、本例の場合は、図5に
示すように、まず、1つの配管についての設計情報が記
憶手段2Aから読み出され(ステップS1)、その配管
が抽出指令手段2Bによって指定された配管素材Wから
切断できる配管であるか否か、つまりその配管素材Wと
材質、管径よび形状が同一であるか否かを判定する(ス
テップS2)。そして、その判定結果が「NO」の場合
には、ステップS1に戻って次の配管についての設計情
報を読み出す。一方、その判定結果が「YES」の場合
には、その配管についての使用情報と加工情報(以下、
これらを「必要情報」という)を抽出する(ステップS
3)。このようにして、抽出指令手段2Bから指定され
た配管素材Wから切断できる配管についての必要情報を
順次抽出する。
事材料に関する設計情報の内、少なくとも配管に関する
設計情報がコンピュータ2に転送されて、それが記憶手
段2A(図4参照)に記憶される。配管に関する設計情
報の中には、配管の使用場所についての使用情報と、配
管の切断に必要な加工情報がある。前者の使用情報は、
例えば、設計図面と照合することによって使用場所が判
かる図番や管番および材質や管径などである。また、後
者の加工情報は、本例では配管のカット長さである。こ
れら両者の情報は、抽出指令手段2B(図4参照)によ
る配管素材Wの種類の指定にしたがい抽出手段2Cによ
って抽出される。その抽出指令手段2Bは、例えば、コ
ンピュータ2のキーボード操作に基づいて、配管素材W
を指定するものである。そして、本例の場合は、図5に
示すように、まず、1つの配管についての設計情報が記
憶手段2Aから読み出され(ステップS1)、その配管
が抽出指令手段2Bによって指定された配管素材Wから
切断できる配管であるか否か、つまりその配管素材Wと
材質、管径よび形状が同一であるか否かを判定する(ス
テップS2)。そして、その判定結果が「NO」の場合
には、ステップS1に戻って次の配管についての設計情
報を読み出す。一方、その判定結果が「YES」の場合
には、その配管についての使用情報と加工情報(以下、
これらを「必要情報」という)を抽出する(ステップS
3)。このようにして、抽出指令手段2Bから指定され
た配管素材Wから切断できる配管についての必要情報を
順次抽出する。
【0018】このように抽出された必要情報は、コンピ
ュータ2に画面表示されるとともに、その必要情報が第
1および第2のコントローラ9および35に送られる。
なお第2のコントローラ35には、必要情報の内の少な
くとも加工情報が送られればよい。そして、抽出指令手
段2Bによって指定された配管素材Wが自動的または作
業員によってコンベア4上に載せられ、その配管素材W
がガイドローラ4によってガイドされつつ矢印A方向か
ら搬入される。
ュータ2に画面表示されるとともに、その必要情報が第
1および第2のコントローラ9および35に送られる。
なお第2のコントローラ35には、必要情報の内の少な
くとも加工情報が送られればよい。そして、抽出指令手
段2Bによって指定された配管素材Wが自動的または作
業員によってコンベア4上に載せられ、その配管素材W
がガイドローラ4によってガイドされつつ矢印A方向か
ら搬入される。
【0019】そして、配管素材Wの搬入に伴い、第1の
コントローラ9は、前述したように、ロータリーエンコ
ーダ8の出力信号に基づいて印字測定ローラ6を通過し
てからの配管素材Wの矢印A方向の移動量を求める。そ
の移動量はコンピュータ9にも入力される。
コントローラ9は、前述したように、ロータリーエンコ
ーダ8の出力信号に基づいて印字測定ローラ6を通過し
てからの配管素材Wの矢印A方向の移動量を求める。そ
の移動量はコンピュータ9にも入力される。
【0020】第1のコントローラ9は、配管素材Wの移
動量とコンピュータ2から送られた情報の内の配管のカ
ット長さとに基づいて、配管素材Wの切断予定位置を求
め、そして、その切断予定位置から所定距離(例えば、
3cm)ずれた配管素材Wの部位(以下、「記録部位」
という)が記録ヘッド11との対向位置を通過する際
に、インクジェットプリンタ10を制御して、コンピュ
ータ2から送られた配管の使用情報、および加工情報と
してのカット長さなどを配管素材Wの記録部位に記録す
る。このようにして、配管素材Wの表面には、その素材
Wから切断される配管についての情報が順次記録される
ことになる。
動量とコンピュータ2から送られた情報の内の配管のカ
ット長さとに基づいて、配管素材Wの切断予定位置を求
め、そして、その切断予定位置から所定距離(例えば、
3cm)ずれた配管素材Wの部位(以下、「記録部位」
という)が記録ヘッド11との対向位置を通過する際
に、インクジェットプリンタ10を制御して、コンピュ
ータ2から送られた配管の使用情報、および加工情報と
してのカット長さなどを配管素材Wの記録部位に記録す
る。このようにして、配管素材Wの表面には、その素材
Wから切断される配管についての情報が順次記録される
ことになる。
【0021】一方、第2のコントローラ35は、まず、
カットオフマシン20を制御して、配管素材Wの先端を
切り落とす。すなわち、図3中の矢印C2 方向の移動限
位置まで移動している送りサドル23上のバイス部材2
4および26によって、配管素材Wの先端から若干の所
定距離だけずれた部位が挾持され、そして、それを挾持
したまま送りサドル23が図3中の矢印C1 方向の移動
限位置まで移動してから、第2のバイス部材27および
29が配管素材Wの先端部を挾持し、その後、鋸刃32
が図3中の実線で示すように下降して配管素材Wの先端
を切り落とす。第2のコントローラ35は、このように
して配管素材Wの先端を切り落とした後は、同様にカッ
トオフマシン20を制御し、その配管素材Wの切断され
た先端面を基準位置として、コンピュータ2から送られ
た情報の内のカット長さ毎に配管素材Wを切断する。な
お、切断された配管素材Wの先端面は、前述した第1の
コントローラ9が切断予定位置を求める際の基準位置と
もなる。
カットオフマシン20を制御して、配管素材Wの先端を
切り落とす。すなわち、図3中の矢印C2 方向の移動限
位置まで移動している送りサドル23上のバイス部材2
4および26によって、配管素材Wの先端から若干の所
定距離だけずれた部位が挾持され、そして、それを挾持
したまま送りサドル23が図3中の矢印C1 方向の移動
限位置まで移動してから、第2のバイス部材27および
29が配管素材Wの先端部を挾持し、その後、鋸刃32
が図3中の実線で示すように下降して配管素材Wの先端
を切り落とす。第2のコントローラ35は、このように
して配管素材Wの先端を切り落とした後は、同様にカッ
トオフマシン20を制御し、その配管素材Wの切断され
た先端面を基準位置として、コンピュータ2から送られ
た情報の内のカット長さ毎に配管素材Wを切断する。な
お、切断された配管素材Wの先端面は、前述した第1の
コントローラ9が切断予定位置を求める際の基準位置と
もなる。
【0022】このようにして、配管素材Wは、使用情報
などが記録されてから複数本の配管に切断される。切断
された配管は、コンベア36および37によって搬出さ
れる。また、コンピュータ2は、切断が終了した後の配
管素材Wの残余の長さを記憶することにより、その長さ
を材質や口径などと共に残余の配管素材Wの把握情報と
し、それを材料の有効利用に役立てる。また、コンピュ
ータ2は、1本の配管素材Wから切断する配管として、
どのカット長のものを組み合せるかを選定することによ
って、配管素材Wの歩留まりを向上できることにもな
る。
などが記録されてから複数本の配管に切断される。切断
された配管は、コンベア36および37によって搬出さ
れる。また、コンピュータ2は、切断が終了した後の配
管素材Wの残余の長さを記憶することにより、その長さ
を材質や口径などと共に残余の配管素材Wの把握情報と
し、それを材料の有効利用に役立てる。また、コンピュ
ータ2は、1本の配管素材Wから切断する配管として、
どのカット長のものを組み合せるかを選定することによ
って、配管素材Wの歩留まりを向上できることにもな
る。
【0023】また、同様にして、材質,口径などが異な
る配管素材Wからも複数本の配管を切断する。そして、
このように切断された配管は、その表面に使用情報など
が記録されているために、工事現場において扱いやすい
ものとなる。
る配管素材Wからも複数本の配管を切断する。そして、
このように切断された配管は、その表面に使用情報など
が記録されているために、工事現場において扱いやすい
ものとなる。
【0024】なお、抽出指令手段2Bは、加工ラインに
搬入された配管素材Wの種類に応じて、その配管素材W
を自動的に指定するものであってもよい。また、本発明
は、配管素材Wを切断する加工システムのみに限定され
ず、例えば、棒材や型鋼材などの切断の他、種々の工事
材料の曲げ加工や溶接加工等の加工システムとしても広
範囲に適用することが可能である。
搬入された配管素材Wの種類に応じて、その配管素材W
を自動的に指定するものであってもよい。また、本発明
は、配管素材Wを切断する加工システムのみに限定され
ず、例えば、棒材や型鋼材などの切断の他、種々の工事
材料の曲げ加工や溶接加工等の加工システムとしても広
範囲に適用することが可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の工事材料
の加工システムは、工事材料の設計情報から、工事材料
の加工に必要な加工情報やその工事材料の使用場所につ
いての使用情報を抽出し、そして、それらの抽出した情
報を用いて、工事材料の加工やその工事材料の表面への
使用情報の記録を行う構成であるから、操作者は個々の
加工情報や印刷すべき使用情報を手動で入力するが必要
なく、工事材料を効率良く加工することができ、また、
その工事材料に記録した情報を利用して、それを工事現
場において扱いやすくすることができる。
の加工システムは、工事材料の設計情報から、工事材料
の加工に必要な加工情報やその工事材料の使用場所につ
いての使用情報を抽出し、そして、それらの抽出した情
報を用いて、工事材料の加工やその工事材料の表面への
使用情報の記録を行う構成であるから、操作者は個々の
加工情報や印刷すべき使用情報を手動で入力するが必要
なく、工事材料を効率良く加工することができ、また、
その工事材料に記録した情報を利用して、それを工事現
場において扱いやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略平面図である。
【図2】図1に示すインクジェットプリンタの概略斜視
図である。
図である。
【図3】図1に示すカットオフマシンの概略斜視図であ
る。
る。
【図4】図1に示すコンピュータの機能ブロック図であ
る。
る。
【図5】図4に示す必要情報の抽出手段の作用を説明す
るためのフローチャートである。
るためのフローチャートである。
【符号の説明】 1 CAD 2 コンピュータ 2A 記憶手段 2B 抽出指令手段 2C 抽出手段 9 第1のコントローラ(記録制御手段) 10 インクジェットプリンタ(記録手段) 20 カットオフマシン(加工手段) 35 第2のコントローラ(加工制御手段) W 配管素材
Claims (3)
- 【請求項1】 工事材料の設計情報を記憶する記憶手段
と、 前記設計情報の中から工事材料の加工に必要な加工情報
を抽出する抽出手段と、 前記工事材料を加工する加工手段と、 前記加工手段を制御し前記抽出手段によって抽出された
加工情報に基づいて前記工事材料を加工させる加工制御
手段とを備えてなることを特徴とする工事材料の加工シ
ステム。 - 【請求項2】 工事材料の設計情報を記憶する記憶手段
と、 前記設計情報の中から工事材料の使用場所を示す使用情
報を記憶情報として抽出する抽出手段と、 情報を前記工事材料に記録可能な記録手段と、 前記記録手段を制御し前記抽出手段によって抽出された
記録情報を前記工事材料に記録させる記録制御手段とを
備えてなることを特徴とする工事材料の加工システム。 - 【請求項3】 工事材料の設計情報を記憶する記憶手段
と、 前記設計情報の中から工事材料の加工に必要な加工情報
とその工事材料の使用場所についての使用情報とを抽出
する抽出手段と、 前記工事材料を加工する加工手段と、 情報を前記工事材料に記録可能な記録手段と、 前記加工手段を制御し前記抽出手段によって抽出された
加工情報に基づいて前記工事材料を加工させる加工制御
手段と、 前記記録手段を制御し前記抽出手段によって抽出された
使用情報を前記工事材料に記録させる記録制御手段とを
備えてなることを特徴とする工事材料の加工システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4214127A JPH0655390A (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 工事材料の加工システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4214127A JPH0655390A (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 工事材料の加工システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0655390A true JPH0655390A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16650672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4214127A Pending JPH0655390A (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 工事材料の加工システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0655390A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109500633A (zh) * | 2018-12-24 | 2019-03-22 | 全南永能不锈钢有限公司 | 一种不锈钢制管加工切割装置的固定机构 |
KR20200002759A (ko) * | 2019-12-27 | 2020-01-08 | 주식회사 나노기술 | Imd 필름 클램프 및 이를 구비한 imd 사출 성형 금형 |
CN118494033A (zh) * | 2024-07-19 | 2024-08-16 | 江苏亿达特种线缆有限公司 | 一种电缆绝缘层表面喷码机 |
-
1992
- 1992-08-11 JP JP4214127A patent/JPH0655390A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109500633A (zh) * | 2018-12-24 | 2019-03-22 | 全南永能不锈钢有限公司 | 一种不锈钢制管加工切割装置的固定机构 |
KR20200002759A (ko) * | 2019-12-27 | 2020-01-08 | 주식회사 나노기술 | Imd 필름 클램프 및 이를 구비한 imd 사출 성형 금형 |
CN118494033A (zh) * | 2024-07-19 | 2024-08-16 | 江苏亿达特种线缆有限公司 | 一种电缆绝缘层表面喷码机 |
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