JPH0655092A - 粉粒体の製造方法 - Google Patents

粉粒体の製造方法

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JPH0655092A
JPH0655092A JP20797392A JP20797392A JPH0655092A JP H0655092 A JPH0655092 A JP H0655092A JP 20797392 A JP20797392 A JP 20797392A JP 20797392 A JP20797392 A JP 20797392A JP H0655092 A JPH0655092 A JP H0655092A
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JP
Japan
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housing
powder
raw materials
powdery
granular
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JP20797392A
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Hajime Shimizu
肇 清水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】粉粒体の品質を低下させることなく、しかも、
できあがった粉粒体をかびの発生や酸化を起こすことな
く長期間保存することができる粉粒体の製造方法を提供
する。 【構成】框体の上部から原料を投入しこの框体の上側よ
り除湿された乾燥空気を圧送しながら、原料を所定粒度
に粉砕する。 【効果】加工済の粉粒体中に破砕刃物の摩耗屑が混入し
たり、破砕中に発生する摩擦熱により該粉粒体に悪影響
を与えることがなく、また、加工によるできあがった粉
粒体を、加湿に起因する短時間の酸化や、保存中のかび
等の発生による保存性の低下を来すことがない、高品質
の粉粒体の製造が行なえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固形状の原料を粉砕し
て粉粒体を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固形状の原料を粉粒体に処理加工
する方法として、粉砕する物質,粒径,条件等により、
粗砕,中砕用の圧縮を利用した装置や、微粉砕,靱性材
料の細粉砕用の剪断を利用した装置、あるいは、中間粉
砕,微粉砕,超微粉砕用に衝撃を利用した装置、更に、
微粉砕,超微粉砕用に逆回転摩擦を利用した装置等を用
いて行なうことが知られている。
【0003】しかしながら、前記したこれらの装置を用
いて、例えば、ミクロ状の粉粒体を製造しようとする
と、この粉粒体中に破砕刃物の摩耗屑が混入してその商
品価値を著しく低下させると共に、破砕中に発生する摩
擦熱により粉粒体の色沢,滋味,芳香に悪影響を与え
る。
【0004】また、ジェット粉砕機によるときは、この
内部に圧送する圧縮空気に多量の湿度を有するため、加
工してできあがった粉粒体がこの湿度により過剰の吸水
を起こして、短時間で酸化作用を起こし品質を低下させ
る欠点を有すると共に、保存中にかび等が発生して長期
保存には不向きなものであった。等の様々な問題点を有
するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記した問題
点を解決するためになされたもので、框体の上部から原
料を投入しこの框体の上側より除湿された乾燥空気を圧
送しながら、原料を所定粒度に粉砕することにより、粉
粒体の品質を低下させることなく、しかも、できあがっ
た粉粒体をかびの発生や酸化を起こすことなく長期間保
存することができる粉粒体の製造方法を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、逆円錐状の框体内へその上部か
ら原料を投入すると共に、該框体の上側より除湿された
乾燥空気を圧送しながら、該空気圧により前記原料を前
記框体内において所定粒度に粉砕する、粉粒体の製造方
法の製造方法。
【0007】
【作用】前記のように構成される本発明は以下に述べる
作用を奏する。固形状の原料を框体内へその上部から投
入し、この框体の上側より除湿された清浄乾燥空気を圧
送すると、該框体内において圧入された空気圧により前
記原料が所定粒度に粉砕される。
【0008】このとき、框体内に圧送された空気は除湿
されているので、この空気に触れた原料は加湿されるこ
とはもちろんのことなく、しかも、この乾燥空気の含水
率以下に水分調整された粉粒体が製造される。
【0009】
【実施例】次に、本発明に関する粉粒体の製造方法の実
施の一例を図面に基づいて説明する。
【0010】図1および図2においてAは粉砕装置で、
原料、例えば、岩石,木材,合成樹脂成形品(廃材),
農産物,農産物の加工品等の15cm3 以内の塊、または、
流動状態のペースト状,ゼリー状のものであって、金属
以外の物品のほとんどのものが粉砕されて、希望粒度、
例えば、100 μ程度までの粉粒体が製造されるものであ
り、その構成は、フレーム1へ逆円錐状の框体2を所定
傾斜に取り付けてあって、該框体2の上部一側に前記原
料の投入口3を、また、この框体2の下部には原料が粉
砕されてできた粉粒体の取出口4を設けてある。
【0011】更に、框体2の上部一側に、この框体2内
へ接線状等により圧力空気を吹き込む供給管5を接続し
てあり、この框体2の上部中心部には排気筒6を立設し
てある。
【0012】そして、該框体2における内壁は、32角
の角形に形成してあって、前記圧力空気により框体2内
を流動する原料が、その回析作用により粉粒状態に加工
される。
【0013】なお、この圧力空気はその含水量を、公知
の除湿機等により約2〜5%前後に除湿調整されている
もので、原料の粉砕加工中においては加湿されることは
もちろんなく、むしろ、粉粒体の乾燥効果が助長される
ものであり、あらかじめ、脱臭処理を施したり、更に、
オゾン発生機等の殺菌手段(図示せず)を一旦通過させ
除菌させた後供給することもある。
【0014】また、この圧力空気は、塵芥,埃,昆虫等
の異物の侵入を防止すると共に、清浄状態にするエレメ
ント(図示せず)を備えたブロアー8により、送風配管
9を介して接続された前記供給管5へ高圧状態で圧送さ
れる。
【0015】そして、この乾燥した空気は、前記排気筒
6より回収して再びブロアー8へ供給することもあり、
この場合も、その含水率は所定に調整する必要がある。
【0016】更に、この装置Aは、図2に示すように、
框体2を複連とすることもできるもので、加工する原料
の固さや加工粒度に合わせて適宜その個数を選定するも
のである。
【0017】また、前記排気筒6には、バックフィルタ
ー10を接続して排気中に混在する加工済粉粒体を回収し
て歩留りの向上を図る。
【0018】次に本発明実施例装置Aによる作用を説明
する。
【0019】この実施例において用いる原料は、所定の
加工が終了した煎茶を使用するもので、これを粉状に粉
砕する。
【0020】まず、製品化された含水率6%の煎茶を框
体2の上部に設けた投入口3から入れ、また、供給管5
へ湿度を4%に調整されたブロアー8からの空気をこの
框体2内へ送り込むと、この内部に設けた障害体7と干
渉しつつ、その回析作用により粉砕されて下部の取出口
4より排出された。
【0021】加工後の煎茶の粉粒体は、その粒度が200
μに調整されたパウダー状となり、色沢も緑色で加工に
よる色焼けもなく、更に、香りも少しも変化がなく、そ
の含水率は、6%と煎茶の投入時の含水率より一層の乾
燥度が得られたサラサラ状態であった。
【0022】このパウダー状の煎茶を、窒素等の不活性
ガスを封入することなく茶袋へ真空包装して、5℃の冷
蔵庫により10ケ月間低温保存した。
【0023】そして、茶袋を開封して外観を観察したと
ころ、色,香り共に包装前のものと全く変わらなかっ
た。
【0024】このパウダー状の煎茶を湯飲み茶碗へ0.3
g入れ、70℃の湯を注いで見たところ、さっと湯全体に
混ざり、緑の水色を呈しその味も滋味であった。
【0025】
【発明の効果】前述したように本発明の粉粒体の製造方
法は、原料の粉砕を加圧空気により行なうものであるか
ら、加工済の粉粒体中に破砕刃物の摩耗屑が混入した
り、破砕中に発生する摩擦熱により該粉粒体に悪影響を
与えることがない。
【0026】また、圧送する空気は低湿度に調整された
ものを送り込むものであるから、加工によるできあがっ
た粉粒体を、加湿に起因する短時間の酸化や、保存中の
かび等の発生による保存性の低下を来すことがない、高
品質の粉粒体の製造が行なえる。等の格別な効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する粉粒体の製造方法に採用される
粉砕装置の一実施例を示す一部を破断した正面図であ
る。
【図2】図1における装置の他の例を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
2 框体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆円錐状の框体内へその上部から原料を
    投入すると共に、該框体の上側より除湿された乾燥空気
    を圧送しながら、該空気圧により前記原料を前記框体内
    において所定粒度に粉砕することを特徴とする粉粒体の
    製造方法。
JP20797392A 1992-08-04 1992-08-04 粉粒体の製造方法 Pending JPH0655092A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20797392A JPH0655092A (ja) 1992-08-04 1992-08-04 粉粒体の製造方法

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JPH0655092A true JPH0655092A (ja) 1994-03-01

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ID=16548576

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JP20797392A Pending JPH0655092A (ja) 1992-08-04 1992-08-04 粉粒体の製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011500310A (ja) * 2007-10-09 2011-01-06 シービーピー・カーボン・インダストリーズ・インコーポレーテッド 熱分解された炭中の粒子の分級方法

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JP2011500310A (ja) * 2007-10-09 2011-01-06 シービーピー・カーボン・インダストリーズ・インコーポレーテッド 熱分解された炭中の粒子の分級方法

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