JPH0655091B2 - クラゲ等の吸上げ装置 - Google Patents
クラゲ等の吸上げ装置Info
- Publication number
- JPH0655091B2 JPH0655091B2 JP1016914A JP1691489A JPH0655091B2 JP H0655091 B2 JPH0655091 B2 JP H0655091B2 JP 1016914 A JP1016914 A JP 1016914A JP 1691489 A JP1691489 A JP 1691489A JP H0655091 B2 JPH0655091 B2 JP H0655091B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- conduit
- horizontal
- elevation
- jellyfish
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- Mechanical Means For Catching Fish (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、例えば、発電所等の海水、湖水、河川水を
利用する設備において、取水口のスクリーンに目詰まり
を起こすクラゲ等の固形物を迅速にかつ破損せずに除去
することができるようなクラゲ等の吸上げ装置に関す
る。
利用する設備において、取水口のスクリーンに目詰まり
を起こすクラゲ等の固形物を迅速にかつ破損せずに除去
することができるようなクラゲ等の吸上げ装置に関す
る。
[従来の技術] 石油プラント、発電所等において、熱交換器の冷却水と
して海水を用いる場合がある。そこで、取水中にごみや
魚などを取り込まないように、取水口を覆うようにスク
リーンが設備されている。しかしながら、海水中にまれ
に大量発生するクラゲは、海水の流れに沿って流入し、
スクリーン全面に付着して取水効率を大幅に低下させて
しまうので早急に除去することが必要となる。従来は人
間が船上から網により収集し、これを運搬して適当な場
所まで移送した後、廃棄処理していた。
して海水を用いる場合がある。そこで、取水中にごみや
魚などを取り込まないように、取水口を覆うようにスク
リーンが設備されている。しかしながら、海水中にまれ
に大量発生するクラゲは、海水の流れに沿って流入し、
スクリーン全面に付着して取水効率を大幅に低下させて
しまうので早急に除去することが必要となる。従来は人
間が船上から網により収集し、これを運搬して適当な場
所まで移送した後、廃棄処理していた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記のような従来の技術においては、詰
まりによる取水量の低下の都度取水口に赴いて手間のか
かる作業を行うため、迅速な対応が採れず、設備の稼働
に支障をきたすこと、作業の安全性に問題があること、
収集したクラゲが死んだ場合にこれを廃棄物として処理
するのに手間がかかるなどの解決すべき課題を残してい
た。
まりによる取水量の低下の都度取水口に赴いて手間のか
かる作業を行うため、迅速な対応が採れず、設備の稼働
に支障をきたすこと、作業の安全性に問題があること、
収集したクラゲが死んだ場合にこれを廃棄物として処理
するのに手間がかかるなどの解決すべき課題を残してい
た。
ところで、網中の魚をフィッシュポンプでホースを介し
て船に吸い上げる装置が開発されている(特開昭60−
15365号公報)。この吸上げ装置は、網によって動
きを拘束された魚の吸上げを目的としたものであり、当
然にクラゲ等も吸い上げることができる。しかし取水口
のクラゲ等は網によって動きを拘束されている訳ではな
く、広い範囲に自由に浮遊していて所定の箇所にこれを
集めることができないため、上記の吸上げ装置では効率
的に吸い上げることができない。
て船に吸い上げる装置が開発されている(特開昭60−
15365号公報)。この吸上げ装置は、網によって動
きを拘束された魚の吸上げを目的としたものであり、当
然にクラゲ等も吸い上げることができる。しかし取水口
のクラゲ等は網によって動きを拘束されている訳ではな
く、広い範囲に自由に浮遊していて所定の箇所にこれを
集めることができないため、上記の吸上げ装置では効率
的に吸い上げることができない。
この発明は、広い範囲に自由状態で浮遊しているクラゲ
等を効率的にかつ円滑に吸い上げることができるクラゲ
等の吸上げ装置の提供を目的とする。
等を効率的にかつ円滑に吸い上げることができるクラゲ
等の吸上げ装置の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、この発明は、内部に管路
を備え岸壁等に立設された支持柱と、基端を上記管路に
第1水平回動継手と第1垂直回動継手とを介して接続さ
れ上記支持柱に水平に旋回自在にかつ垂直に俯仰自在に
支持された俯仰導管と、該俯仰導管を上記支持柱に対し
て水平に旋回させる旋回装置と、俯仰導管を支持柱に対
して俯仰させる俯仰装置と、上記俯仰導菅の自由端に第
2垂直回動継手を介して垂直な面内で回動自在に吊り下
げられた状態で接続された立上り導管と、該立上り導管
の下端に第2水平回動継手と分岐管とを介して接続され
た複数のフィッシュポンプと、該フィッシュポンプを上
記第2水平回動継手を中心に回動させる揺動装置と、上
記第2水平回動継手の真下に配設された回動支持部材
と、該回動支持部材に水平に回動自在に取り付けられた
水平方向に細長のフロートとを具備した構成とした。
を備え岸壁等に立設された支持柱と、基端を上記管路に
第1水平回動継手と第1垂直回動継手とを介して接続さ
れ上記支持柱に水平に旋回自在にかつ垂直に俯仰自在に
支持された俯仰導管と、該俯仰導管を上記支持柱に対し
て水平に旋回させる旋回装置と、俯仰導管を支持柱に対
して俯仰させる俯仰装置と、上記俯仰導菅の自由端に第
2垂直回動継手を介して垂直な面内で回動自在に吊り下
げられた状態で接続された立上り導管と、該立上り導管
の下端に第2水平回動継手と分岐管とを介して接続され
た複数のフィッシュポンプと、該フィッシュポンプを上
記第2水平回動継手を中心に回動させる揺動装置と、上
記第2水平回動継手の真下に配設された回動支持部材
と、該回動支持部材に水平に回動自在に取り付けられた
水平方向に細長のフロートとを具備した構成とした。
[作用] クラゲ等の吸上げに際しては、フィッシュポンプを作動
させるとともに、必要に応じてフィッシュポンプを揺動
装置で水平に回動させ、また、俯仰導管を旋回装置で水
平に旋回させる。このため、広範囲のクラゲ等を効率よ
く的確に吸い上げることができる。また、俯仰導菅の旋
回時に、横に長くされたフロートがその向きを自動的に
変えて移動抵抗を軽減するとともにフィッシュポンプを
案内して横振れを防止するので、俯仰導管や立上り導管
に異常な力がかかることがない。
させるとともに、必要に応じてフィッシュポンプを揺動
装置で水平に回動させ、また、俯仰導管を旋回装置で水
平に旋回させる。このため、広範囲のクラゲ等を効率よ
く的確に吸い上げることができる。また、俯仰導菅の旋
回時に、横に長くされたフロートがその向きを自動的に
変えて移動抵抗を軽減するとともにフィッシュポンプを
案内して横振れを防止するので、俯仰導管や立上り導管
に異常な力がかかることがない。
[実施例] 以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
第1図ないし第3図は、吸上げ装置Sの全体の構成を示
すもので、この吸上げ装置Sは、網目状のスクリーンC
で囲まれた取水口Aを有する岸壁B上に設けられてい
る。すなわち、岸壁Bに立設された支持柱1には、クラ
ゲ等を含む海水を排出箇所まで移送し、あるいは貯槽へ
と送るための移送管2に連通する垂直管(管路)3が支
持柱1の内側においてそれと同軸心位置に固定されてお
り、この垂直管3の上端には水平回動継手4、エルボ管
5及び第1の垂直回動継手6を介して俯仰動管7が水平
面内及び垂直面内に回動自在に接続されている。この俯
仰導管7は補強部材8により補強され、この補強部材8
の支持柱1の逆側に延びた端部にはバランスウエイト9
が取り付けられている。また、支持柱1の上端には、俯
仰導管7を水平面内で回動する旋回装置10及び俯仰導
管7を垂直面内で回動する俯仰装置11が設けられてい
る。
すもので、この吸上げ装置Sは、網目状のスクリーンC
で囲まれた取水口Aを有する岸壁B上に設けられてい
る。すなわち、岸壁Bに立設された支持柱1には、クラ
ゲ等を含む海水を排出箇所まで移送し、あるいは貯槽へ
と送るための移送管2に連通する垂直管(管路)3が支
持柱1の内側においてそれと同軸心位置に固定されてお
り、この垂直管3の上端には水平回動継手4、エルボ管
5及び第1の垂直回動継手6を介して俯仰動管7が水平
面内及び垂直面内に回動自在に接続されている。この俯
仰導管7は補強部材8により補強され、この補強部材8
の支持柱1の逆側に延びた端部にはバランスウエイト9
が取り付けられている。また、支持柱1の上端には、俯
仰導管7を水平面内で回動する旋回装置10及び俯仰導
管7を垂直面内で回動する俯仰装置11が設けられてい
る。
旋回装置10は、支持柱1の上端部において水平回動継
手4によって水平旋回するエルボ管5に一体に設けられ
た補強部材12と、支持柱1の下部周面に内輪が固定し
て設けられた下部転がり軸受13と、補強部材12と下
部転がり軸受13の回転外輪とを連結する連結体15
と、シリンダチューブ側が前記支持柱1に連結され、ロ
ッドの先端部が上記連結体15に連結された旋回用油圧
シリンダ16とを備えたものである。
手4によって水平旋回するエルボ管5に一体に設けられ
た補強部材12と、支持柱1の下部周面に内輪が固定し
て設けられた下部転がり軸受13と、補強部材12と下
部転がり軸受13の回転外輪とを連結する連結体15
と、シリンダチューブ側が前記支持柱1に連結され、ロ
ッドの先端部が上記連結体15に連結された旋回用油圧
シリンダ16とを備えたものである。
俯仰装置11は、シリンダチューブ側が補強部材8に連
結され、ロッドの先端部が第1の垂直回動継手6に固定
側外周面(またはエルボ管5)に連結された俯仰用油圧
シリンダ17によって構成されている。
結され、ロッドの先端部が第1の垂直回動継手6に固定
側外周面(またはエルボ管5)に連結された俯仰用油圧
シリンダ17によって構成されている。
上記俯仰導管7の先端には、立上り導管21がエルボ管
18、第2の垂直回動継手19、エルボ管20を介して
垂直方向に吊り下げられた状態で俯仰導管7との間で垂
直面内で相対回動自在なるごとく連結されており、この
立上り導管21と前記下部転がり軸受13とには俯仰導
管7と平行に支持部材22が掛け渡されている。支持部
材22は、棒状に形成されたものであり、一端部が下部
転がり軸受13の回転輪にピン結合され、他端部が立上
り導管21の長手方向の中間部にピン結合されている。
また、この立上り導管21の下端には水平回動継手23
を介して吸引手段24が設けれている。
18、第2の垂直回動継手19、エルボ管20を介して
垂直方向に吊り下げられた状態で俯仰導管7との間で垂
直面内で相対回動自在なるごとく連結されており、この
立上り導管21と前記下部転がり軸受13とには俯仰導
管7と平行に支持部材22が掛け渡されている。支持部
材22は、棒状に形成されたものであり、一端部が下部
転がり軸受13の回転輪にピン結合され、他端部が立上
り導管21の長手方向の中間部にピン結合されている。
また、この立上り導管21の下端には水平回動継手23
を介して吸引手段24が設けれている。
吸引手段24は、第4図に示すように、水平回動継手2
3の下側に設けられたT型継手25を介して二股に分岐
された一対の分岐管26と、各分岐管26の先端に連結
されたフィッシュポンプ27とを備えたものである。フ
ィッシュポンプ27は、遠心ポンプ(ボリュードポン
プ)で構成されたものであり、半径方向に配置された複
数の翼を備えた翼車(図示略)を有するものであり、該
翼車を回転した際の遠心力によって、回転中心部から前
記翼に沿って半径方向の外側に流体を移動するようにな
っている。また、前記T型継手25の下端部には回動支
持部材28が連結されており、この回動支持部材28の
下側はフロート29が連結されている。回動支持部材2
8は、球面状の内周面を有する軸受外輪30と、この軸
受外輪30の内周面に摺動自在に嵌合する軸受内輪31
と、前記受外輪30を保持してT型接手25の下部に設
けた取付座25aに取り付けられている軸受ケース31
aと、軸受外輪30を軸受ケース31aに固定するため
の軸受押さえ31bとを備えたものであり、軸受内輪3
1に前記フロート29が連結されている。フロート29
は、中空の気密室を水平方向に細長に形成したものであ
る。
3の下側に設けられたT型継手25を介して二股に分岐
された一対の分岐管26と、各分岐管26の先端に連結
されたフィッシュポンプ27とを備えたものである。フ
ィッシュポンプ27は、遠心ポンプ(ボリュードポン
プ)で構成されたものであり、半径方向に配置された複
数の翼を備えた翼車(図示略)を有するものであり、該
翼車を回転した際の遠心力によって、回転中心部から前
記翼に沿って半径方向の外側に流体を移動するようにな
っている。また、前記T型継手25の下端部には回動支
持部材28が連結されており、この回動支持部材28の
下側はフロート29が連結されている。回動支持部材2
8は、球面状の内周面を有する軸受外輪30と、この軸
受外輪30の内周面に摺動自在に嵌合する軸受内輪31
と、前記受外輪30を保持してT型接手25の下部に設
けた取付座25aに取り付けられている軸受ケース31
aと、軸受外輪30を軸受ケース31aに固定するため
の軸受押さえ31bとを備えたものであり、軸受内輪3
1に前記フロート29が連結されている。フロート29
は、中空の気密室を水平方向に細長に形成したものであ
る。
上記水平回動継手23と上記T型継手25の上側の部分
には、立上り導管21に対して吸引手段24を水平面内
で揺動させるための揺動装置32が設置されている。こ
の例では、減速機付きのモータ33とチェーン34及び
スプロケット(図示略)から構成されたものが示されて
いるが、適宜の手段が採用されてよい。
には、立上り導管21に対して吸引手段24を水平面内
で揺動させるための揺動装置32が設置されている。こ
の例では、減速機付きのモータ33とチェーン34及び
スプロケット(図示略)から構成されたものが示されて
いるが、適宜の手段が採用されてよい。
また、上記吸引手段24は、揺動装置32によって水平
面内で回転させるようにしてもよい。
面内で回転させるようにしてもよい。
以下、上記のように構成されたクラゲ等の吸上げ装置S
の作用を説明する。
の作用を説明する。
まず、俯仰装置11を作動させることにより、吸引手段
24を上下方向に移動して、海水中におけるフィッシュ
ポンプ27の位置を設定する。この際、立上り導管21
は、支持部材22によって支持され、常に垂直方向に保
持された状態で上下方向に移動する。次いで、遠心ポン
プ27を作動すると、海水が遠心ポンプ27の下面から
垂直方向の上方に吸引され、翼車によって水平方向に吐
き出される。そして、分岐管26、T型継手25、立上
り導管21、俯仰導管7、垂直管3および移送管2を通
り、適当な位置で海へ戻される。この際、小径の固形物
も海水とともに移送される。また、フィッシュポンプ2
7を作動させながら旋回装置10を作動すると、俯仰導
管7は水平回動継手4を中心にして水平面内で回動さ
れ、吸引手段24も水平方向に移動する。ここで、スク
リーンCを支持柱1を中心とする円弧板状に形成してお
くと、吸引手段24はスクリーンCに沿って移動するよ
うになる。また、俯仰装置11を作動することにより、
俯仰導管7が垂直面内で回動され、立上り導管21が上
下して吸引手段24の深さが調整される。さらに、揺動
装置32を作動させて、吸引手段24を回動させること
によって、フィッシュポンプ27の周りに分布する固形
物が海水とともに満遍なく吸引される。
24を上下方向に移動して、海水中におけるフィッシュ
ポンプ27の位置を設定する。この際、立上り導管21
は、支持部材22によって支持され、常に垂直方向に保
持された状態で上下方向に移動する。次いで、遠心ポン
プ27を作動すると、海水が遠心ポンプ27の下面から
垂直方向の上方に吸引され、翼車によって水平方向に吐
き出される。そして、分岐管26、T型継手25、立上
り導管21、俯仰導管7、垂直管3および移送管2を通
り、適当な位置で海へ戻される。この際、小径の固形物
も海水とともに移送される。また、フィッシュポンプ2
7を作動させながら旋回装置10を作動すると、俯仰導
管7は水平回動継手4を中心にして水平面内で回動さ
れ、吸引手段24も水平方向に移動する。ここで、スク
リーンCを支持柱1を中心とする円弧板状に形成してお
くと、吸引手段24はスクリーンCに沿って移動するよ
うになる。また、俯仰装置11を作動することにより、
俯仰導管7が垂直面内で回動され、立上り導管21が上
下して吸引手段24の深さが調整される。さらに、揺動
装置32を作動させて、吸引手段24を回動させること
によって、フィッシュポンプ27の周りに分布する固形
物が海水とともに満遍なく吸引される。
この実施例においては、フィッシュポンプ27によっ
て、遠心力を用いて海水を吸い上げるので、該海水に含
まれるクラゲ等を傷つけることなく吸引して、生きたま
ま他の海へ移送することができる。このため、クラゲ等
を廃棄物として処理する必要がないという利点がある。
て、遠心力を用いて海水を吸い上げるので、該海水に含
まれるクラゲ等を傷つけることなく吸引して、生きたま
ま他の海へ移送することができる。このため、クラゲ等
を廃棄物として処理する必要がないという利点がある。
また、吸引手段24を揺動装置32により回動すること
ができ、しかも該吸引手段24を旋回装置10および俯
仰装置11によって上下方向および水平方向に移動する
ことができるので、フィッシュポンプ27の近傍に分布
するクラゲ等を満遍なく吸引しながら、上下および水平
方向の広範囲に亙ってクラゲ等を効率よく除去すること
ができる。したがって、従来のように人力に頼ってクラ
ゲ等を除去する場合に比べて、安全にかつ短時間でクラ
ゲ等を除去することができる。
ができ、しかも該吸引手段24を旋回装置10および俯
仰装置11によって上下方向および水平方向に移動する
ことができるので、フィッシュポンプ27の近傍に分布
するクラゲ等を満遍なく吸引しながら、上下および水平
方向の広範囲に亙ってクラゲ等を効率よく除去すること
ができる。したがって、従来のように人力に頼ってクラ
ゲ等を除去する場合に比べて、安全にかつ短時間でクラ
ゲ等を除去することができる。
さらに、フロート29やカウンターウエイト9の作用に
より、俯仰導管7および立上り導管21等を上昇させる
ための力を軽減し、これにより俯仰装置11の俯仰用油
圧シリンダ17の負荷を低く抑えることができる利点が
ある。
より、俯仰導管7および立上り導管21等を上昇させる
ための力を軽減し、これにより俯仰装置11の俯仰用油
圧シリンダ17の負荷を低く抑えることができる利点が
ある。
さらにまた、細長のフロート29を吸引手段24に回動
自在に取り付けているので、吸引手段24を水平方向に
移動すると、該フロート29の長手方向の向きが常に移
動方向に向くようになる。したがって、フロート29の
移動抵抗が軽減されるとともに、吸引手段24がフロー
ト29に案内されて移動するようになり、このため例え
ば吸引手段24が海水中を移動することによって海水の
相対的な流れが乱れ、これにより吸引手段24が水平方
向に振られるような場合でも、該吸引手段24の振れを
抑制して、立上り導管21等に異常な力がかかることを
防止することができるという効果がある。
自在に取り付けているので、吸引手段24を水平方向に
移動すると、該フロート29の長手方向の向きが常に移
動方向に向くようになる。したがって、フロート29の
移動抵抗が軽減されるとともに、吸引手段24がフロー
ト29に案内されて移動するようになり、このため例え
ば吸引手段24が海水中を移動することによって海水の
相対的な流れが乱れ、これにより吸引手段24が水平方
向に振られるような場合でも、該吸引手段24の振れを
抑制して、立上り導管21等に異常な力がかかることを
防止することができるという効果がある。
なお、上記実施例においては、支持部材22によって、
立上り導管21を常に垂直に保つようにしたが、該支持
部材22により立上り導管21を傾斜された状態に保つ
ようにしてもよい。また、支持部材22を伸縮自在に構
成したり、立上り導管21を第2の垂直回動継手19を
中心にして回動させる回動手段を設けたりすることによ
って、立上り導管22を自由に傾けることができるよう
に構成してもよい。この場合には、より広範囲に亙って
フィッシュポンプ27を移動することができるという効
果がある。
立上り導管21を常に垂直に保つようにしたが、該支持
部材22により立上り導管21を傾斜された状態に保つ
ようにしてもよい。また、支持部材22を伸縮自在に構
成したり、立上り導管21を第2の垂直回動継手19を
中心にして回動させる回動手段を設けたりすることによ
って、立上り導管22を自由に傾けることができるよう
に構成してもよい。この場合には、より広範囲に亙って
フィッシュポンプ27を移動することができるという効
果がある。
また、フィッシュポンプ27は、上下方向に段差をもっ
て複数設けるように構成してもよいことはいうまでもな
い。
て複数設けるように構成してもよいことはいうまでもな
い。
そして、この実施例はクラゲの移送のための装置である
が、養殖魚の移送など適宜の流体の移送に用いてよい。
が、養殖魚の移送など適宜の流体の移送に用いてよい。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明のクラゲ等の引上げ装置
は前記の構成とされているので、次の効果がある。
は前記の構成とされているので、次の効果がある。
複数のフィッシュポンプを揺動装置によって回動さ
せ、また旋回装置によって俯仰導管で旋回さえることが
できるので、広範囲に自由状態で浮遊しているクラゲ等
を効率的に吸い上げることができる。
せ、また旋回装置によって俯仰導管で旋回さえることが
できるので、広範囲に自由状態で浮遊しているクラゲ等
を効率的に吸い上げることができる。
俯仰導管の旋回時に、細長のフロートがその向きを自
動的に変えて移動抵抗を軽減するとともにフィッシュポ
ンプを案内するように作用してその横振れを抑制するの
で、俯仰導管や立上り導管に過大な力をかけることなく
フィッシュポンプを円滑に旋回移動させることができ
る。
動的に変えて移動抵抗を軽減するとともにフィッシュポ
ンプを案内するように作用してその横振れを抑制するの
で、俯仰導管や立上り導管に過大な力をかけることなく
フィッシュポンプを円滑に旋回移動させることができ
る。
従って、取水口のスクリーン近傍に浮遊するクラゲ等
の除去を機械化して取水口の詰まりを未然に防ぎ、或い
は迅速に回復させることにより、設備の稼働率を向上さ
せることができる。
の除去を機械化して取水口の詰まりを未然に防ぎ、或い
は迅速に回復させることにより、設備の稼働率を向上さ
せることができる。
第1図はこの発明の一実施例として示した吸上げ装置の
正面図、第2図は同吸上げ装置の平面図、第3図は第1
図のIII矢視図、第4図は第1図のIV矢視図である。 1……支持柱(支持部)、10……旋回装置、 21……立上り導管、27……フィッシュポンプ。
正面図、第2図は同吸上げ装置の平面図、第3図は第1
図のIII矢視図、第4図は第1図のIV矢視図である。 1……支持柱(支持部)、10……旋回装置、 21……立上り導管、27……フィッシュポンプ。
Claims (1)
- 【請求項1】内部に管路(3)を備え岸壁(B)等に立設され
た支持柱(1)と、基端を上記管路(3)に第1水平回動継手
(4)と第1垂直回動継手(6)とを介して接続され上記支持
柱(1)に水平に旋回自在にかつ垂直に俯仰自在に支持さ
れた俯仰導管(7)と、該俯仰導管(7)を上記支持柱(1)に
対して水平に旋回させる旋回装置(10)と、俯仰導管(7)
を支持柱(1)に対して俯仰させる俯仰装置(11)と、上記
俯仰導管(7)の自由端に第2垂直回動継手(19)を介して
垂直な面内で回動自在に吊り下げられた状態で接続され
た立上り導管(21)と、該立上り導管(21)の下端に第2水
平回動継手(23)と分岐管(26)とを介して接続された複数
のフィッシュポンプ(27)と、該フィッシュポンプ(27)を
上記第2水平回動継手(23)を中心に回動させる揺動装置
(32)と、上記第2水平回動継手(23)の真下に配設された
回動支持部材(28)と、該回動支持部材(28)に水平に回動
自在に取り付けられた水平方向に細長のフロート(29)と
を具備したことを特徴とするクラゲ等の吸上げ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1016914A JPH0655091B2 (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | クラゲ等の吸上げ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1016914A JPH0655091B2 (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | クラゲ等の吸上げ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02200135A JPH02200135A (ja) | 1990-08-08 |
JPH0655091B2 true JPH0655091B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=11929403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1016914A Expired - Lifetime JPH0655091B2 (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | クラゲ等の吸上げ装置 |
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JP (1) | JPH0655091B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2003013619A1 (en) | 2001-08-03 | 2003-02-20 | S.T. Chemical Co., Ltd. | Liquid-absorbing core |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6015365A (ja) * | 1983-07-04 | 1985-01-26 | Kyoei Zoki Kk | 魚ポンプのホ−ス操作装置 |
-
1989
- 1989-01-26 JP JP1016914A patent/JPH0655091B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6015365A (ja) * | 1983-07-04 | 1985-01-26 | Kyoei Zoki Kk | 魚ポンプのホ−ス操作装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH02200135A (ja) | 1990-08-08 |
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