JPH0654985U - 消防用保形ホース - Google Patents

消防用保形ホース

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Publication number
JPH0654985U
JPH0654985U JP47393U JP47393U JPH0654985U JP H0654985 U JPH0654985 U JP H0654985U JP 47393 U JP47393 U JP 47393U JP 47393 U JP47393 U JP 47393U JP H0654985 U JPH0654985 U JP H0654985U
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JP
Japan
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coil spring
hose body
hose
coil
wound
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Pending
Application number
JP47393U
Other languages
English (en)
Inventor
徹 桝谷
憲三 岩間
Original Assignee
帝国繊維株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 帝国繊維株式会社 filed Critical 帝国繊維株式会社
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Publication of JPH0654985U publication Critical patent/JPH0654985U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コストを下げ、リール等に巻いたときの巻き
径を大きくしない。 【構成】 ホース本体1の外周に円筒形の合成樹脂製コ
イルバネ2を巻装し、該コイルバネの両端をホース本体
の両端位置に係止し、該ホース本体を全長に亘って該コ
イルバネで保護し、自然長に対しコイルピッチを引き伸
ばし該コイルピッチ間に大きな隙間を形成し、リールに
巻いたときの巻き径が大きくならない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ホース本体の擦れによる損傷を防止した消防用保形ホースに関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の消防用保形ホースとしては、図4に示すように、ジャケットJの内面に 気密性のライニングLを接着し、縦糸Tと横糸Yとで筒状に織成した外筒ジャケ ットGによって該ジャケットJの外周面全体を覆うことによって、擦れによる損 傷に対し該ジャケットJを保護するもの(実公平2−548号公報参照)があっ た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の消防用保形ホースは、縦糸Tと横糸Yとで筒状に織 成した外筒ジャケットGを用いるので、コスト高になるとともにリール等に巻い て収納する際に、巻き径が大きく嵩張るという問題点があった。 本考案は、かかる従来の問題点に鑑み、コストが低く、リール等に巻いて収納 する際に、巻き径が大きくならず、しかも擦れに対して強い消防用保形ホースを 提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案の要旨とするところは、ホース本体の外周に 巻装した円筒形の合成樹脂製コイルバネを備え、コイルピッチ間に隙間を形成し た状態にて該コイルバネの両端を前記ホース本体の両端位置に係止し、該ホース 本体を前記コイルバネで保護したことを特徴とする消防用保形ホースにある。
【0005】
【作用】
本考案に係る消防用保形ホースは、円筒形の合成樹脂製コイルバネをホース本 体の外周に巻装し、該コイルバネの両端をホース本体の両端位置に係止してある ため、該ホース本体が全長に亘って該コイルバネで保護され引き摺りに対しても 擦れによる損傷を受けず、該コイルピッチ間に隙間を形成した状態にしてあるの で、リール等に巻いて収納する際に、該コイルバネの重なり合いが避けられ、巻 き径が大きくならず嵩張らない。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本考案 の実施例に係る消防用保形ホースの一部をリールに巻いた状態を示す斜視図であ る。 この実施例に係る消防用保形ホースは、ホース本体1と、このホース本体1の 外周に巻装したコイルバネ2と、該コイルバネ2の両端をホース本体1の両端位 置で係止するための短管4とを備え、ホース本体1の端部に継手5を取付けてあ る。
【0007】 ホース本体1は、サーキュラー織機によって織成された保形ジャケットにゴム を内張りして製造した外径が約32mmのジャケット保形ホースであって、ゴムホー スに比較して軽量で安価であり、しかも断面が円形を保持するという特性を有し ており、通常、長さ約20m としたものの両端に継手5の後端管部8を挿入して該 継手5を取付けてある。
【0008】 図2は本考案の実施例に係る消防用保形ホースにコイルバネを取付ける途中の 状態における一端側の要部を示す斜視図、図3は本考案の実施例に係るコイルバ ネの自然状態を示す側面図である。 コイルバネ2は、直径2.5mm のポリエステル樹脂製の線状材を巻回して、コイ ルピッチ間にほとんど隙間がない内径32.5mmの円筒形に成形し、コイルの軸線に 略平行な方向に向けて曲げ形成した両係止端部3,3を有している。
【0009】 そして、コイルバネ2は、自然状態における円筒形コイル部分の全長が1.2mの ものに長さ20m のホース本体1を挿通し、引張り外力を作用させ自然長に対し図 1に示すように、コイルピッチを引き伸ばし該コイルピッチ間に線状材の直径の 10倍以上の隙間を形成すると同時にホース本体1の外周面との間の隙間がほとん どない状態にして、両係止端部3,3をホース本体1のそれぞれ対応する端部寄 り部分の外面と、一様な断面を有する円筒形の短管4の内面との間に挿入挟持し 、該短管4を外側から加締めて塑性変形により縮径させることによって該両係止 端部3,3を係止してある。
【0010】 継手5は、先端管部6の外周に雄ねじ6aを刻設し、中間部分に多角形のフラ ンジ7を一体に形成し、他端側に先端側よりも外径が小さく内径が同じの後端管 部8を備えており、この後端管部8をホース本体1の端部に挿入し、ホース本体 1の端部外周に嵌合する上記短管4を上述の通り外側から加締めて塑性変形によ り縮径させることによって、ホース本体1の一端に取付けられる雄型と、他端に 同様の手段によって取付けられる図示しない雌型とがある。
【0011】 上記実施例に係る消防用保形ホースの組立製造方法につき、図1〜図3を参照 しながら説明する。 コイルバネ2にホース本体1を挿通し、該ホース本体1の両端をそれぞれ の短管4に挿通した後に、継手5の後端管部8をホース本体1の両端部にそれぞ れ挿入する。
【0012】 図2に示すように、一方の継手5の後端管部8の外周に嵌合しているホー ス本体1の端部寄りの位置で短管4の内面とホース本体1の外面との間にコイル バネ2の一方の係止端部3を挿入した状態にて、該短管4を外側から加締めて塑 性変形により縮径させ、ホース本体1の外面と短管4の内面との間に該係止端部 3を挟持し係止する。
【0013】 コイルバネ2の他方の係止端部3側を引張って対応するホース本体1の他 端まで該コイルバネ2を伸ばし、図1に示すように、自然長に対しコイルピッチ を10倍以上に引き伸ばしコイルピッチ間に大きな隙間を形成し、他方の図示し ない継手の後端管部の外周に嵌合しているホース本体1の端部寄りの位置で同様 の短管の内面とホース本体1の外面との間にコイルバネ2の他方の係止端部3を 挿入した状態にて、該短管を外側から加締めて塑性変形により縮径させ、ホース 本体1の外面と該短管の内面との間に該係止端部3を挟持し係止する。
【0014】 このようにして組立て製造した消防用保形ホースは、図1に示すように、リー ル9に巻いた状態において、内側に巻かれているホース本体1の部分の外周のコ イルバネ2と、その外側に巻かれているホース本体1の部分の外周のコイルバネ 2とがほとんど重なり合うことなく位置が互いにずれて、ホース本体1の外面間 に1本の線状材の外径分だけが介在するにすぎない状態になっているので、コイ ルバネ2を巻装していない場合に比較して、リール9等への巻き径が全体として さほど大きくならない。
【0015】 また、この消防用保形ホースは、十分な可撓性を保持していて、リール9の円 管状芯10の外周に接触して巻かれている部分の巻き直径を20cm未満にすること が可能であることも確認されている。
【0016】 なお、本考案は、上記実施例によって限定されるものではなく、その要旨から 逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、ホース本体1をジャケット 保形ホースに代えてゴムホースにしてもよく、コイルバネ2の材料としてポリエ ステル樹脂に代えて他の熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂を用いることもでき、コ イルバネ2の線状材の外径を2.0 〜3.0mm の範囲から選定することができ、自然 状態におけるコイルバネ2のコイルピッチも該コイルピッチ間の隙間がない状態 に限らず線状材の外径の1.0 〜 1.8倍程度の範囲から任意に選定することが可能 である。
【0017】 また、本考案は、リール9に代えてホースケージに収納する型式の消火栓装置 にも適用でき、組立て製造の際に、両係止端部3,3を係止する前に引張り力を 作用させ引き伸ばしたコイルバネ2の両係止端部3,3を同時に係止することも 可能であり、初めからコイルバネ2を所定長さに引き伸ばした状態に成形してお いてもよい。
【0018】
【考案の効果】
本考案は、ホース本体の外周に円筒形の合成樹脂製コイルバネを巻装し、コイ ルピッチ間に隙間を形成した状態にて該コイルバネの両端をホース本体の両端位 置に係止することにより、該ホース本体を全長に亘って該コイルバネで保護して いるので、擦れに対して強く、コイルバネのコイルピッチが粗いので、コストが 低く且つ軽量であり、リール等に巻いて収納する際に、巻き径がほとんど大きく ならず、コイルバネを金属製にした場合に比較して、外面が滑り易いため、消防 活動の際に取扱が容易であり、錆の発生もないという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る消防用保形ホースの一部
をリールに巻いた状態を示す斜視図である。
【図2】本考案の実施例に係る消防用保形ホースにコイ
ルバネを取付ける途中の状態における一端側の要部を示
す斜視図である。
【図3】本考案の実施例に係るコイルバネの自然状態を
示す側面図である。
【図4】従来の消防用保形ホースを示す部分斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ホース本体 2 コイルバネ 3 係止端部 4 短管 5 継手 6 後端管部 9 リール 10 管状芯

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホース本体の外周に巻装した円筒形の合
    成樹脂製コイルバネを備え、コイルピッチ間に隙間を形
    成した状態にて該コイルバネの両端を前記ホース本体の
    両端位置に係止し、該ホース本体を前記コイルバネで保
    護したことを特徴とする消防用保形ホース。
JP47393U 1993-01-12 1993-01-12 消防用保形ホース Pending JPH0654985U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP47393U JPH0654985U (ja) 1993-01-12 1993-01-12 消防用保形ホース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP47393U JPH0654985U (ja) 1993-01-12 1993-01-12 消防用保形ホース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0654985U true JPH0654985U (ja) 1994-07-26

Family

ID=11474761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP47393U Pending JPH0654985U (ja) 1993-01-12 1993-01-12 消防用保形ホース

Country Status (1)

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JP (1) JPH0654985U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11325334A (ja) * 1998-05-11 1999-11-26 Sakura Rubber Co Ltd ホースおよびホースの製造方法
KR20190131888A (ko) * 2018-05-18 2019-11-27 복양수 내부 상태 확인이 가능한 샤워호스

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11325334A (ja) * 1998-05-11 1999-11-26 Sakura Rubber Co Ltd ホースおよびホースの製造方法
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981201