JPH065478U - 農薬散布装置におけるノズル回動軸の俯仰角調節装置 - Google Patents
農薬散布装置におけるノズル回動軸の俯仰角調節装置Info
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- JPH065478U JPH065478U JP020006U JP2000692U JPH065478U JP H065478 U JPH065478 U JP H065478U JP 020006 U JP020006 U JP 020006U JP 2000692 U JP2000692 U JP 2000692U JP H065478 U JPH065478 U JP H065478U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 農薬散布装置におけるノズル回動軸の俯仰角
調節装置を提供する。 【構成】 支持マスト5を、走行体に設けた支持枠に、
左右方向に回動可能に支持し、この支持マスト5に対
し、ノズル側の端部に散布ノズル6を装着した複数の回
動アーム7を、上下方向に回動可能に、かつ上下に間隔
を開けて支持し、複数の回動アーム7をリンク杆9,1
7により連繋し、上記支持マスト5に対し、駆動アーム
を上下方向に回動出来るようにその中間部で軸支し、こ
の駆動アームの先端部を上記リンク杆9,17に連繋さ
せ、駆動アームの基端部を回動させることにより、回動
アーム7を上下方向に回動させると同時に、支持マスト
5を左右方向に回動させ、散布ノズル6の先端部が回転
運動するようにすると共に、回動アーム7の回動中心線
と支持マスト5との交角を変えられるようにした。
調節装置を提供する。 【構成】 支持マスト5を、走行体に設けた支持枠に、
左右方向に回動可能に支持し、この支持マスト5に対
し、ノズル側の端部に散布ノズル6を装着した複数の回
動アーム7を、上下方向に回動可能に、かつ上下に間隔
を開けて支持し、複数の回動アーム7をリンク杆9,1
7により連繋し、上記支持マスト5に対し、駆動アーム
を上下方向に回動出来るようにその中間部で軸支し、こ
の駆動アームの先端部を上記リンク杆9,17に連繋さ
せ、駆動アームの基端部を回動させることにより、回動
アーム7を上下方向に回動させると同時に、支持マスト
5を左右方向に回動させ、散布ノズル6の先端部が回転
運動するようにすると共に、回動アーム7の回動中心線
と支持マスト5との交角を変えられるようにした。
Description
【0001】
本考案は、例えば、果樹など樹冠に広がりのある作物に対して薬剤を散布する のに適した農薬散布装置におけるノズル回動軸の俯仰角調節装置に関するもので ある。
【0002】
従来、果樹など樹冠に広がりのある作物に対して薬剤を散布する場合において は、上下,左右両方向からの散布が有効とされている。このため、自走式散布機 で散布作業を行う場合に、散布ノズルを軸周方向に回動させるようにしておいて 、対象作物に対し円形状に回動して散布するようにしたものがある。また、この ような散布機として、走行体に立設した支持マストに、走行体の側方に向け薬剤 を散布する散布ノズルを、その配置や向きを調節可能に設けたものがある。
【0003】
上記従来の散布装置においては、前者の散布ノズルを軸周方向に回動させるも のでは、その駆動機構が複雑であり、また、後者の支持マストに走行体の側方に 向け薬剤を散布する散布ノズルを、その配置や向きを調節可能に設けたものでは 、走行体が枕地旋回して次段の果樹列に対し散布作業を行うとき、その樹冠の高 さや広がりが変化するような場合には、その変化に合わせて散布ノズルの配置や 向きをそれぞれ調節する必要があり、その調節操作が面倒であった。 本考案は上記の課題を解決することを目的になされたものである。
【0004】
上記の目的を達成するために本考案は、走行体に立設した支持マストに、走行 体の進行方向に対して側方に向け薬剤を散布する散布ノズルを装備した散布装置 において、 上記支持マストを、走行体に設けた支持枠に、左右方向に回動可能に支持し、 この支持マストに対し、ノズル側の端部に散布ノズルを装着した複数の回動アー ムを、上下方向に回動可能に、かつ上下に間隔を開けて支持し、複数の回動アー ムをリンク杆により連繋し、上記支持マストに対し、駆動アームを上下方向に回 動出来るようにその中間部で軸支し、この駆動アームの先端部を上記リンク杆に 連繋させ、駆動アームの基端部を回動させることにより、回動アームを上下方向 に回動させると同時に、支持マストを左右方向に回動させ、散布ノズルの先端部 が回転運動するようにすると共に、 上記回動アームと連繋するリンク杆の駆動アーム側の軸支位置と駆動アームと の相対位置を変えるか、駆動アームと回動アームを連繋するリンク杆の長さを変 えるか、回動アームの支持マスト側の端部軸支位置と支持マストとの相対位置を 変えるか、のいずれかを選択することにより、回動アームの回動中心線と支持マ ストとの交角を変えられるようにしたことを特徴とする。
【0005】
上記の構成によって、駆動アームの基端側を回動させることにより、複数の回 動アームをリンク杆により上下方向に連動して回動させると同時に、支持マスト を左右方向に回動させ、散布ノズルの先端部が回転運動するので、樹冠に広がり のある果樹のような作物に対して上下及び左右方向から薬剤を散布して、作物全 体に高精度な散布作業が行われる。また、リンク杆の駆動アーム側の軸支位置と 駆動アームとの相対位置を変えるか、駆動アームと回動アームを連繋するリンク 杆の長さを変えるか、回動アームの支持マスト側の端部軸支位置と支持マストと の相対位置を変えるか、などして、回動アームの回動中心線と支持マストとの交 角が変えられるので、走行体と作物の相対位置が変わっても、散布ノズルの方向 をが簡単、かつ迅速に調節でき、散布精度を向上させることが出来る。
【0006】
以下、本考案の一実施例を添付の図面に基づいて具体的に説明する。 図5において、符号1で示す散布装置は、自走車体2に搭載されて果樹園(例 えば柑橘園)などの防除作業に使用されるもので、この散布装置1は、図1ない し図4に示すように、自走車体2に垂直方向に固着,立設された支持枠3から水 平方向に突出させた支持アーム3a,3aに、ヒンジ部4,4を介して支持マス ト5を左右方向に回動可能に支持している。この支持マスト5に対し、各先端部 に散布ノズル6を、ノズル取付けボルト6aによりその取付け角度を調節可能に 装着した上下複数段(図面上は3段であるが、実際には5段であり、さらに増減 してもよいものである)の回動アーム7を、軸8を介して上下方向に回動可能に 、かつ上下に間隔を開けて支持すると共に、各回動アーム7,7間を、ピン7a ,7aを介してリンク杆9により連動して上下動するよう連繋している。
【0007】 上記各散布ノズル6は、自走車体2の移動方向(図5の矢印方向)に対して側 方(直交する方向)に向け薬剤を散布するように向けられており、上述のように 個々の散布ノズル6の取付け角度がノズル取付けボルト6aにより調節可能であ る。また、リンク杆9はピン7aにより枢支される取付け部が、取付け穴の差替 えにより長さ調節が可能である。上記散布ノズル6、回動アーム7、リンク杆9 等は、支持マスト5を中心に左右両側に設けられている。
【0008】 上記支持枠3にはモータ支持板10が固設され、このモータ支持板10に支持 マスト回動用のモータ11が支持されると共に、その出力軸11aをモータ支持 板10を貫通させて裏面側に突出させ、この出力軸11aに偏心回転アーム12 が取り付けられている。偏心回転アーム12は、支持マスト5に対し上下方向に 回動出来るよう中間部を軸14により軸支された所定長さの筒体13に、摺動可 能に嵌挿した摺動軸13aの基端部に対し軸支している。
【0009】 筒体13の両端部の相対向する上下位置に、散布ノズル上下動用のモータ15 ,15が固着され、このモータ15,15の出力軸にはクランクアーム16が取 り付けられ、このクランクアーム16にリンク杆17の一端が枢着されている。 リンク杆17の他端は、筒体13に軸18により軸支されたベルクランク19の 一端に枢支され、ベルクランク19の他端はピン20を介してリンク杆9に連繋 されている。このリンク杆17は長さ調節が可能である。そして、図2のように 、左側のモータ15は右側の散布ノズル6,6…群を、右側のモータ15は左側 の散布ノズル6,6…群をそれぞれ上下方向に回動させるようになっている。
【0010】 一方自走車体2は、走行装置としてクローラ21を有し、操縦座席22はキャ ビンである上部カバー23及び前部カバー24で覆われ、前部カバー24は視界 用の透明板を有し、この透明板の上部に視界保持装置としてのフード25を設け ている。このフード25は図6に示すように、前部カバー24、即ち透明板の傾 斜角α1を30度より大きく,α1>30°とし、透明板の長さLに対しフード の見かけの長さlが透明板の長さLの1/3より大きく,l>1/3Lとし、そ のときのフード25の下端から透明板までの間隔Tを10cmより大きく,T> 10cmとなるように設定している。
【0011】 上記のように設定されたフード25及びキャビンにより、自走車体2が薬剤散 布作業中に、散布装置1により散布された薬液が、機体後方から前方に流れるこ とがあっても、操縦者にはもとより、前部カバー24の上部に直接掛かることが なく防滴されて、前部カバー24の視界が確保されるようになっている。自走車 体2のキャビンと散布装置1との間の車体には、薬液タンク26及び図示しない 薬液ポンプが搭載されている。この薬液タンク26には、この実施例では350 Lの農薬液剤が収容されるようになっている。操縦座席22の近傍には、エンジ ンが搭載されると共に、操縦用の各種装置のほか、散布装置1を制御する制御装 置が設けられている。
【0012】 このような構成の装置に農薬散布装置におけるノズル回動軸の俯仰角調節装置 おいては、散布装置1を搭載した自走車体(自走式散布機)2を、例えば果樹園 (柑橘園)の樹冠と樹冠との間の通路をゆっくり走行移動させると同時に、散布 装置1を作動させることにより、薬液ポンプにより圧送されてくる薬液が、散布 ノズル6,6…から、予め設定されたノズル取付け角度で勢いよく噴霧され、左 右両側の果樹の樹冠に散布される。
【0013】 このとき、モータ11が回転すると、偏心回転アーム12が図1の2点鎖線で 示す円軌跡を画いて回転し、摺動軸13a、筒体13、軸14を介して支持マス ト5が左右方向に往復回動及び回動アーム7が円錐運動し、モータ15,15が 回転することにより、クランクアーム16、リンク杆17、ベルクランク19、 ピン20、リンク杆9を介して回動アーム7、散布ノズル6を回転運動させる。 そして、回動アーム7の回動中心軸を上下に調節することにより、散布ノズル6 ,6…群は、楕円軌跡を画いて回転して、広がりのある果樹の樹冠に対して上下 ,左右各方向から薬液を散布してムラのない防除作業が行われる。
【0014】 また、圃場端で散布機が枕地旋回して次の果樹列に対し散布作業を行う場合で も、各散布ノズル6,6…が円形状に回転運動することにより、その回転中心軸 を上下に調節して薬剤散布を行うので、左右両側の果樹に対してムラなく防除作 業を行うことができ、従来のような散布ノズルの配置や向きをその都度調節する 必要がなく、能率的な作業を行うことができる。
【0015】 特に本考案においては、筒体13の回動角θ1が一定として、回動アーム7が 軸8を中心に円錐状に回動し、その回動中心軸が支持マスト5と交わる角度をθ 2とし、図7及びす8に示すように左右独立して変えられる点に大きな特徴があ る。その具体的手段として、次の3つの方法がある。 回動アーム7と連繋するリンク杆9の駆動アーム(摺動軸13a、筒体13 )側の軸支位置20と駆動アーム13との相対位置を変えるか、 駆動アーム13と回動アーム7を連繋するリンク杆17の長さを変えるか、 回動アーム7の支持マスト5側の端部軸支位置8と支持マスト5との相対位 置を変えるか、 のいずれかを選択することにより、回動アーム7の回動中心線と支持マストとの 交角を変え、散布ノズル6,6…の俯仰角を変えることが出来る。
【0016】 回動アーム7と連繋するリンク杆9の長さを変えることによって、駆動アーム (摺動軸13a、筒体13)側の軸支位置28と駆動アーム13との相対位置を 変えることが出来る手段の実施例(第2実施例)では、図9に示すように、筒体 13に軸28により一端が軸支され、他端が回動アーム7にピン7aで枢支され るリンク杆9aの途中に電動シリンダ27を設けている。 この第2実施例のものでは、図10及び図11に示すように、電動シリンダ2 7を操縦座席22において伸縮操作することにより、散布ノズル6,6…の俯仰 角を自在に調節できる。
【0017】 回動アーム7の支持マスト5側の端部軸支位置8と支持マスト5との相対位置 を変える実施例(第3実施例)を図12及び図13に示す。この第3実施例では 、支持マスト5に対し支持ボルト30を介して上下に摺動可能の移動枠29を設 け、この移動枠29と支持マスト5に設けた支持台31との間に、電動シリンダ 32を介装したものである。 この第3実施例のものにおいては、図14に示すように、電動シリンダ32を 操縦座席22において伸縮操作することにより、左右の散布ノズル6,6…の俯 仰角を任意に調節できる。
【0018】
以上説明したように本考案の農薬散布装置におけるノズル回動軸の俯仰角調節 装置によれば、駆動アームの基端側を回動させることにより、複数の回動アーム をリンク杆により上下方向に連動して回動させると同時に、支持マストを左右方 向に回動させ、散布ノズルの先端部が回転運動するので、樹冠に広がりのある果 樹のような作物に対して上下及び左右方向から薬剤を散布して、作物全体に対し 高精度で有効な散布,防除作業を行うことが出来る。
【0019】 また、リンク杆の駆動アーム側の軸支位置と駆動アームとの相対位置を変える か、駆動アームと回動アームを連繋するリンク杆の長さを変えるか、回動アーム の支持マスト側の端部軸支位置と支持マストとの相対位置を変えるか、などして 、回動アームの回動中心線と支持マストとの交角が変えられるので、走行体と作 物の相対位置が変わっても、散布ノズルの方向を簡単、かつ迅速に調節すること ができ、散布精度を向上させることが出来る。
【0020】 さらに、回動アーム及び支持マストを回動させる構成は簡単なものであり、部 品点数が少なく低コストに生産でき、また、ノズルの回動速度の向上や、回動角 度の拡縮を容易に行うことが出来る。
【提出日】平成5年6月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【0007】 上記各散布ノズル6は、自走車体2の移動方向(図5の矢印方向)に対して側 方(直交する方向)に向け薬剤を散布するように向けられており、上述のように 個々の散布ノズル6の取付け角度がノズル取付けボルト6aにより調節可能であ る。また、リンク杆9はピン7aにより枢支され、長さ調節が可能である。上記 散布ノズル6、回動アーム7、リンク杆9等は、支持マスト5を中心に左右両側 に設けられている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【0008】 上記支持枠3にはモータ支持板10が固設され、このモータ支持板10に駆動 アーム13、回動用のモータ11が支持されると共に、その出力軸11aをモー タ支持板10を貫通させて裏面側に突出させ、この出力軸11aに偏心回転アー ム12が取り付けられている。偏心回転アーム12は、支持マスト5に対し上下 方向に回動出来るよう中間部を軸14により軸支された所定長さの駆動アーム1 3に、摺動可能に嵌挿した摺動軸13aの基端部に対し軸支している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【0009】 駆動アーム13の両端部の相対向する上下位置に、俯仰角調節用のモータ15 ,15が固着され、このモータ15,15の出力軸にはクランクアーム16が取 り付けられ、このクランクアーム16にリンク杆17の一端が枢着されている。 リンク杆17の他端は、駆動アーム13に軸18により軸支されたベルクランク 19の一端に枢支され、ベルクランク19の他端はピン20を介してリンク杆9 に連繋されている。このリンク杆17は長さ調節が可能である。そして、図2の ように、左側のモータ15は右側の散布ノズル6,6…群を、右側のモータ15 は左側の散布ノズル6,6…群をそれぞれ俯仰角調節できるようになっている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【0012】 このような構成の装置に農薬散布装置におけるノズル回動軸の俯仰角調節装置 おいては、散布装置1を搭載した自走車体(自走式散布機)2を、例えば果樹園 (柑橘園)の樹冠と樹冠との間の通路をゆっくり走行移動させると同時に、散布 装置1を作動させることにより、薬液ポンプにより圧送されてくる薬液が、散布 ノズル6,6…から、予め設定された俯仰角で勢いよく噴霧され、左右両側の果 樹の樹冠に散布される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【0013】 このとき、モータ11が回転すると、偏心回転アーム12が図1の2点鎖線で 示す円軌跡を画いて回転し、摺動軸13a、駆動アーム13、軸14を介して支 持マスト5が左右方向に往復回動及び回動アーム7が円錐運動し、散布ノズル6 ,6…群は、円に近い軌跡を画いて回転して、広がりのある果樹の樹冠に対して 上下,左右各方向から薬液を散布してムラのない防除作業が行われる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【0014】 また、圃場端で散布機が枕地旋回して次の果樹列に対し散布作業を行う場合で も、各散布ノズル6,6…の回転中心軸を上下に調節して薬剤散布を行うので、 左右両側の果樹に対してムラなく防除作業を行うことができ、従来のような散布 ノズルの配置や向きをその都度調節する必要がなく、能率的な作業を行うことが できる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【0015】 特に本考案においては、駆動アーム13の回動角θ1が一定として、回動アー ム7が軸8を中心に円錐状に回動し、その回動中心軸が支持マスト5と交わる角 度をθ2とし、図7及びす8に示すように左右独立して変えられる点に大きな特 徴がある。その具体的手段として、次の3つの方法がある。 回動アーム7と連繋するリンク杆9の駆動アーム(摺動軸13a、駆動アー ム13)側の軸支位置20と駆動アーム13との相対位置を変えるか、 駆動アーム13と回動アーム7を連繋するリンク杆17の長さを変えるか、 回動アーム7の支持マスト5側の端部軸支位置8と支持マスト5との相対位 置を変えるか、 のいずれかを選択することにより、回動アーム7の回動中心線と支持マストとの 交角を変え、散布ノズル6,6…の俯仰角を変えることが出来る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【0016】 回動アーム7と連繋するリンク杆9の長さを変えることによって、駆動アーム (摺動軸13a、駆動アーム13)側の軸支位置28と駆動アーム13との相対 位置を変えることが出来る手段の実施例(第2実施例)では、図9に示すように 、駆動アーム13に軸28により一端が軸支され、他端が回動アーム7にピン7 aで枢支されるリンク杆9aの途中に電動シリンダ27を設けている。 この第2実施例のものでは、図10及び図11に示すように、電動シリンダ2 7を操縦座席22において伸縮操作することにより、散布ノズル6,6…の俯仰 角を自在に調節できる。
【図1】本考案の第1実施例の要部の部分正面図であ
る。
る。
【図2】同要部の部分側面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】(a)は図2のB−B線断面図、(b)は図2
のC−C線断面図である。
のC−C線断面図である。
【図5】散布装置全体の斜視図である。
【図6】散布装置前部カバー部の側面図である。
【図7】第1実施例の要部の作用説明図である。
【図8】第1実施例の要部の作用説明図である。
【図9】本考案の第2実施例の要部の部分側面図であ
る。
る。
【図10】第2実施例の要部の作用説明図である。
【図11】第2実施例の要部の作用説明図である。
【図12】本考案の第3実施例の要部の部分側面図であ
る。
る。
【図13】第3実施例の要部の部分平面図である。
【図14】第3実施例の作用説明図である。
1 散布装置 2 自走車体 3 支持枠 3a 支持アーム 4 ヒンジ部 5 支持マスト 6 散布ノズル 6a ノズル取付けボルト 7 回動アーム 7a ピン 8,14,18,28 軸 9,9a,17 リンク杆 10 モータ支持板 11 支持マスト回動用のモータ 11a 出力軸 12 偏心回転アーム 13 筒体 13a 摺動軸 15 散布ノズル上下動用のモータ 16 クランクアーム 19 ベルクランク 20 ピン 21 クローラ 22 操縦座席 23 上部カバー 24 前部カバー 25 フード 26 薬液タンク 27,32 電動シリンダ 29 移動枠 30 支持ボルト 31 支持台
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月2日
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 散布装置 2 自走車体 3 支持枠 3a 支持アーム 4 ヒンジ部 5 支持マスト 6 散布ノズル 6a ノズル取付けボルト 7 回動アーム 7a ピン 8,14,18,28 軸 9,9a,17 リンク杆 10 モータ支持板 11 支持マスト回動用のモータ 11a 出力軸 12 偏心回転アーム 13 駆動アーム 13a 摺動軸 15 俯仰角調節用のモータ 16 クランクアーム 19 ベルクランク 20 ピン 21 クローラ 22 操縦座席 23 上部カバー 24 前部カバー 25 フード 26 薬液タンク 27,32 電動シリンダ 29 移動枠 30 支持ボルト 31 支持台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 宮原 佳彦 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内
Claims (1)
- 【請求項1】 走行体に立設した支持マストに、走行体
の進行方向に対して側方に向け薬剤を散布する散布ノズ
ルを装備した散布装置において、 上記支持マストを、走行体に設けた支持枠に、左右方向
に回動可能に支持し、この支持マストに対し、ノズル側
の端部に散布ノズルを装着した複数の回動アームを、上
下方向に回動可能に、かつ上下に間隔を開けて支持し、
複数の回動アームをリンク杆により連繋し、上記支持マ
ストに対し、駆動アームを上下方向に回動出来るように
その中間部で軸支し、この駆動アームの先端部を上記リ
ンク杆に連繋させ、駆動アームの基端部を回動させるこ
とにより、回動アームを上下方向に回動させると同時
に、支持マストを左右方向に回動させ、散布ノズルの先
端部が回転運動するようにすると共に、 上記回動アームと連繋するリンク杆の駆動アーム側の軸
支位置と駆動アームとの相対位置を変えるか、駆動アー
ムと回動アームを連繋するリンク杆の長さを変えるか、
回動アームの支持マスト側の端部軸支位置と支持マスト
との相対位置を変えるか、のいずれかを選択することに
より、回動アームの回動中心線と支持マストとの交角を
変えられるようにしたことを特徴とする農薬散布装置に
おけるノズル回動軸の俯仰角調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992020006U JP2550667Y2 (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 農薬散布装置におけるノズル回動軸の俯仰角調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992020006U JP2550667Y2 (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 農薬散布装置におけるノズル回動軸の俯仰角調節装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH065478U true JPH065478U (ja) | 1994-01-25 |
JP2550667Y2 JP2550667Y2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=12015045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992020006U Expired - Lifetime JP2550667Y2 (ja) | 1992-03-03 | 1992-03-03 | 農薬散布装置におけるノズル回動軸の俯仰角調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2550667Y2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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1992
- 1992-03-03 JP JP1992020006U patent/JP2550667Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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