JP3025937U - 薬剤散布装置 - Google Patents

薬剤散布装置

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JP3025937U
JP3025937U JP1995014198U JP1419895U JP3025937U JP 3025937 U JP3025937 U JP 3025937U JP 1995014198 U JP1995014198 U JP 1995014198U JP 1419895 U JP1419895 U JP 1419895U JP 3025937 U JP3025937 U JP 3025937U
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芳男 永野
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株式会社永野鐵工所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 茶園、野菜畑等における薬剤散布作業を容易
なものとする。 【解決手段】 車輪支持枠(3)の前端と後端とにそれ
ぞれ車輪(5)(7)を回転自在に取り付け、該車輪支
持枠の略中央部には中央軸(9)を該車輪支持枠に対し
前後方向に一定範囲内で傾動自在になるように枢着し、
該中央軸にはハンドル(11)を取り付けてなる支持台
車(1)における中央軸には左右一対のアーム(31)
を高さ調節自在且つ上下方向に各別に回動自在になるよ
うに取り付け、各アームは基部(31a)と先端部(3
1b)とを折り曲げ自在に連結してなり、各アームには
それぞれ噴射ノズル(41)を備えた薬剤散布管(4
3)を支持させたことを特徴とする薬剤散布装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、茶園、野菜畑等において殺虫剤、殺菌剤等の薬剤を散布するための 薬剤散布装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
茶園、野菜畑等において殺虫剤、殺菌剤等の薬剤を散布する際には、一般に噴 射ノズルを備えた薬剤散布管を散布竿に支持させ、作業員が該散布竿を手で持ち 、これを茶樹、野菜等の上方にて左右方向に振りつつ薬剤を散布している。 一方、本出願人は実用新案登録第3005465号において、車輪支持枠の前 端と後端とにそれぞれ車輪を回転自在に取り付け、該車輪支持枠の略中央部には 中央軸を該車輪支持枠に対し前後方向に一定範囲内で傾動自在になるように枢着 し、該中央軸にはハンドルを取り付けてなる剪枝機等の支持台車を提供している 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の散布竿による散布作業は作業員に苛酷な労働を強いるものであり、 このような散布作業を長時間続けると作業員の足腰、肩等を痛める原因となるお それがある。 本考案は上記支持台車を使用した薬剤散布装置を提供することにより上記の如 き問題を解決しようとしてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は下記の薬剤散布装置を提供するものであ る。
【0005】 (1)車輪支持枠の前端と後端とにそれぞれ車輪を回転自在に取り付け、該車輪 支持枠の略中央部には中央軸を該車輪支持枠に対し前後方向に一定範囲内で傾動 自在になるように枢着し、該中央軸にはハンドルを取り付けてなる支持台車にお ける中央軸には左右一対のアームを高さ調節自在且つ上下方向に各別に回動自在 になるように取り付け、各アームは基部と先端部とを折り曲げ自在に連結してな り、各アームにはそれぞれ噴射ノズルを備えた薬剤散布管を支持させたことを特 徴とする薬剤散布装置(請求項1)。
【0006】 (2)車輪支持枠の前端と後端とにそれぞれ車輪を回転自在に取り付け、該車輪 支持枠の略中央部には中央軸を該車輪支持枠に対し前後方向に一定範囲内で傾動 自在になるように枢着し、該中央軸にはハンドルを取り付けてなる支持台車にお ける中央軸には左右一対のアームを高さ調節自在且つ上下方向に各別に回動自在 になるように取り付け、各アームには薬剤散布管を支持させ、各薬剤散布管には それぞれ複数の噴射ノズルを備えさせると共に各薬剤散布管の先端部にはそれぞ れ複数の噴射ノズルを各別に角度調節自在に備えさせたことを特徴とする薬剤散 布装置(請求項2)。
【0007】 (3)前記支持台車における中央軸に左右一対のアームを高さ調節自在且つ上下 方向に各別に回動自在になるように取り付けるために、該中央軸には外筒を摺嵌 し、該外筒の下部にアーム支持体を固定すると共に該外筒の上部に連結杆支持体 を固定し、アーム支持体には各アームの基端をそれぞれ枢着し、左右一対の長さ 調節自在の連結杆における基端をそれぞれ連結杆支持体に枢着すると共に該連結 杆の先端を各アームにそれぞれ枢着したことを特徴とする請求項1又は2の薬剤 散布装置(請求項3)。
【0008】 (4)前記各噴射ノズルは略L字状に前方又は後方に屈曲させてもよい(請求項 4)。
【0009】 (5)前記各アームにはかきわけ部を各噴射ノズルに対応させて取り付けてもよ い(請求項5)。
【0010】 (6)薬剤散布管の下部には薬剤を側方に噴射する側方噴射ノズルを可撓管を介 して上下方向に位置調節自在に付設することが望ましい(請求項6)。
【0011】
【作用】
[請求項1の薬剤散布装置] まず、支持台車の作用について説明する。 支持台車における車輪支持枠の前端と後端とにそれぞれ車輪を回転自在に取り 付け、該車輪支持枠の略中央部には中央軸を該車輪支持枠に対し前後方向に一定 範囲内で傾動自在になるように枢着したため、車輪支持枠は該車輪支持枠と中央 軸との枢軸を回動中心として上下方向に回動自在である。従って、地面の凹凸等 を乗り越える際には前後の各車輪が上下動することにより中央軸の上下動が最小 限に抑えられ、支持台車は滑らかに進むことができる。また、中央軸を車輪支持 枠に対する傾動可能範囲を越えて前後方向に傾けたときには、前後いずれかの車 輪が浮き上がるため、一つの畝から別の畝に移動する際等にいずれか一方の車輪 のみを接地させた状態で支持台車をスムーズに方向転換させることができる。ま た、車輪は車輪支持枠の前端と後端とに取り付けられた縦車輪であるため、支持 台車は直進性に優れ、幅よせも可能である。
【0012】 次に、以上の如き支持台車を利用した薬剤散布装置の作用について説明する。 薬剤散布装置を例えば茶園における殺虫剤等の散布作業に使用する場合には、 支持台車の中央軸に取り付けられた左右一対のアームを左右の畝の上方に位置さ せた状態で薬剤散布装置を畝間に沿って前進又は後退させることにより、各アー ムに支持させた薬剤散布管の噴射ノズルより左右の各畝に薬剤を散布するのであ る。しかして、左右一対のアームは高さ調節自在であるため、左右の畝における 茶樹の高さに応じて各アームの高さを調節することができる。また、左右一対の アームは上下方向に各別に回動自在になるように支持台車の中央軸に取り付けら れているため、例えば傾斜地における如く、左右の畝における茶樹の高さが相違 するときでも各アームを上下方向に各別に回動させることにより左右の畝におけ る茶樹に対して円滑に薬剤を散布することができる(図6参照)。更に、各アー ムは基部と先端部とを折り曲げ自在に連結してなるため、畝間の広狭ないし各畝 における茶樹の形状等に応じて左右の各アームを各別に折り曲げることができる 。なお、茶樹の葉面に対する通常の薬剤散布の場合には、薬剤散布管の噴射ノズ ルを若芽に当てないように葉面から浮せた状態で薬剤散布装置を前進又は後退さ せる。 請求項1の薬剤散布装置は上述の如く茶園に使用することができる他、野菜畑 等における薬剤の散布作業にも使用することができる。
【0013】 請求項1の薬剤散布装置を薬剤散布作業の前後において移動ないし運搬する際 には、各アームを上方まで一杯に回動させて略直立状態となし、更には各アーム における先端部を基部に対し一杯に折り曲げることにより、薬剤散布装置をコン パクトな状態にすることができる。
【0014】 [請求項2の薬剤散布装置] 請求項2の薬剤散布装置を例えば茶園における殺虫剤等の散布作業に使用する 場合には、支持台車の中央軸に取り付けられた左右一対のアームを左右の畝の上 方に位置させた状態で薬剤散布装置を畝間に沿って前進又は後退させることによ り、各アームに支持させた薬剤散布管の噴射ノズルより左右の各畝に薬剤を散布 するのである。しかして、左右一対のアームは高さ調節自在であるため、左右の 畝における茶樹の高さに応じて各アームの高さを調節することができる。また、 左右一対のアームは上下方向に各別に回動自在になるように支持台車の中央軸に 取り付けられているため、例えば傾斜地における如く、左右の畝における茶樹の 高さが相違するときでも各アームを上下方向に各別に回動させることにより左右 の畝における茶樹に対して円滑に薬剤を散布することができる。特に、請求項2 の薬剤散布装置においては、各薬剤散布管にはそれぞれ複数の噴射ノズルを備え させると共に各薬剤散布管の先端部にはそれぞれ複数の噴射ノズルを各別に角度 調節自在に備えさせている。従って、一例として図7に示すように、請求項2の 薬剤散布装置を隣接する畝90aと畝90bとの間の畝間を走行させたときには 、畝90aと畝90bに対し薬剤を散布することができるだけでなく、同時に畝 90aに隣接する畝90cと畝90bに隣接する畝90dに対しても薬剤を散布 することができる。この場合、各薬剤散布管の先端部に備えさせた複数の噴射ノ ズルが畝90aと畝90c又は畝90bと畝90dに対して薬剤を散布するので ある。各薬剤散布管の先端部に備えさせた複数の噴射ノズルはそれぞれ各別に角 度調節自在であるから、各畝の畝幅にばらつきがあっても各畝に薬剤を支障なく 散布することができる。このように、請求項2の薬剤散布装置は同時に3〜4畝 に対し薬剤を散布することができるため、請求項2の薬剤散布装置を畝間一つお きに走行させれば、茶園全体の茶樹に薬剤を散布することができる。 なお、茶樹の葉面に対する通常の薬剤散布の場合には、薬剤散布管の噴射ノズ ルを若芽に当てないように葉面から浮せた状態で薬剤散布装置を前進又は後退さ せる。 請求項2の薬剤散布装置は上述の如く茶園に使用することができる他、野菜畑 等における薬剤の散布作業にも使用することができる。
【0015】 請求項2の薬剤散布装置を薬剤散布作業の前後において移動ないし運搬する際 には、各アームを上方まで一杯に回動させて略直立状態となす薬剤散布装置をコ ンパクトな状態にすることができる。
【0016】 [請求項3の薬剤散布装置] 請求項3の薬剤散布装置において、左右一対のアームの高さを調節する際には 、中央軸に摺嵌された外筒を上下方向に動かせばよい。しかるときは、外筒と各 アームと各連結杆との全体が上方又は下方に動く。また、各アームを上下方向に 各別に回動させる際には、各アームの連結杆の長さを調節すればよい。因みに、 連結杆を長くすればアームは下方に回動し、連結杆を短くすればアームは上方に 回動する。連結杆を最も短くしたときには、アームは略直立状態となる。
【0017】 [請求項4の薬剤散布装置] 請求項4の薬剤散布装置においては、各噴射ノズルは略L字状に前方又は後方 に屈曲している。従って、貝殻虫のように茶樹における茎又は幹に付着する害虫 を駆除する際には、薬剤散布管の噴射ノズルを茶樹中に没入させた状態で薬剤散 布装置を前進又は後退させればよい。しかるときは、略L字状に屈曲した噴射ノ ズルは茶樹中をかき分けつつ茶樹中に薬剤を散布し、茎又は幹に付着する貝殻虫 等の害虫を駆除する(図4参照)。因みに、薬剤散布管の噴射ノズルを葉面から 浮せた状態で薬剤を散布しても、茶樹における茎又は幹に付着する貝殻虫等の害 虫に対しては殆ど効果がない。
【0018】 [請求項5の薬剤散布装置] 請求項5の薬剤散布装置においては、前記各アームにはかきわけ部を各噴射ノ ズルに対応させて取り付けている。従って、貝殻虫のように茶樹における茎又は 幹に付着する害虫を駆除する際には、薬剤散布管の噴射ノズルを茶樹中に没入さ せた状態でかきわけ部に噴射ノズルを先導させる方向に薬剤散布装置を動かせば よい。しかるときは、各かきわけ部が茶樹をかきわけ、茶樹中に隙間を形成し、 各噴射ノズルはその隙間を進むことになる。従って、各噴射ノズルは茶樹による 抵抗を殆ど受けないため、各噴射ノズルが茶樹により損傷し或いは屈曲するおそ れはない。
【0019】 [請求項6の薬剤散布装置] 請求項6の薬剤散布装置は、薬剤散布管の下部には薬剤を側方に噴射する側方 噴射ノズルを可撓管を介して上下方向に位置調節自在に付設している。この側方 噴射ノズルを茶樹の高さに応じて上下方向に位置調節し、薬剤を側方に噴射させ ることにより、茶樹の側面における所望の位置に薬剤を散布することができる。
【0020】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の実施の形態を添付図面に従って説明する。 まず、符号1に示す支持台車について説明する。この支持台車1は、車輪支持 枠3の前端と後端とにそれぞれ車輪5、7を回転自在に取り付け、該車輪支持枠 3の略中央部には中央軸9を該車輪支持枠3に対し前後方向に一定範囲内で傾動 自在になるように枢着し、該中央軸9にはハンドル11を取り付けてなるもので ある。車輪支持枠3に中央軸9を該車輪支持枠3に対し前後方向に一定範囲内で 傾動自在になるように枢着するに当っては、一例として図2に示すように、車輪 支持枠3に枢軸13を取り付け、該枢軸13には略コ状の基台部15をその開口 側を下方に向け且つ該基台部15の底面17と車輪支持枠3の上面19との間に 若干の隙間21を設けた状態で取り付け、該基台部15に中央軸9を取り付ける 。この場合、中央軸9は枢軸13を傾動中心として基台部15の底面21が車輪 支持枠3の上面19に当接するまで前後方向に傾動する。
【0021】 以上説明した支持台車1における中央軸9には左右一対のアーム31、31を 高さ調節自在且つ上下方向に各別に回動自在になるように取り付け、各アーム3 1は基部31aと先端部31bとを折り曲げ自在に連結してなり、各アーム31 にはそれぞれ噴射ノズル41、41・・・を備えた薬剤散布管43を支持させる 。各アーム31は基部31aと先端部31bとを枢軸44を介して折り曲げ自在 に連結してなるものであり、符号45は基部31aに対する先端部31bの折り 曲げ角度を所望の角度に固定するための折り曲げ角度固定手段の一例であり、符 号47はその操作ノブである。なお、各アーム31は基部31aと先端部31b とが折り曲げ自在に連結されているため、薬剤散布管43もこれに対応して折り 曲げ自在であることはいうまでもない。また、薬剤散布管43は適宜薬剤供給手 段(図示せず。)に連結する。
【0022】 図7に示す事例においては、各薬剤散布管43にはそれぞれ複数の噴射ノズル 41、41・・・を備えさせると共に各薬剤散布管43の先端部にはそれぞれ2 個の噴射ノズル46、48を各別に角度調節自在に備えさせている。この事例に おける各アーム31は、必ずしも折り曲げ自在である必要はなく、上記事例にお ける先端部31bを基部31aから取り外し自在となし、該基部31aから先端 部31bを取り外してなるものであってもよい。
【0023】 支持台車1における中央軸9に左右一対のアーム31、31を高さ調節自在且 つ上下方向に各別に回動自在になるように取り付けるために、一例として図1に 示すように、中央軸9に外筒51を上下方向に摺動自在に摺嵌し、該外筒51の 下部にアーム支持体53を固定すると共に該外筒51の上部に連結杆支持体55 を固定し、アーム支持体53には各アーム31の基端31a’をそれぞれ枢着し 、左右一対の長さ調節自在の各連結杆33における基端37をそれぞれ連結杆支 持体55に枢着すると共に該連結杆33の先端35を各アーム31にそれぞれ枢 着する。各連結杆33を長さ調節自在ならしめるために、一例として図1に示す ように、各連結杆33は中空の基部33a内に先端部33bを摺嵌してなるもの とする。符号34は先端部33bを所望の位置に固定するための固定ねじである 。なお、連結杆33の先端35を各アーム31に枢着するという構成(実用新案 登録請求の範囲を含む)には、連結杆33の先端35を各アーム31又は各アー ム31の基部31aに直接枢着する場合のみならず、図3に示すように各アーム 31又は各アーム31の基部31aに補助杆57の先端59を固定すると共に該 補助杆57の基端61をアーム支持体53に枢着し、該補助杆57に連結杆33 の先端35を枢着する場合をも含むものとする。符号52は外筒51を中央軸9 における所望の位置に固定するための固定ねじである。
【0024】 前記各噴射ノズル41、41・・・は略L字状に前方又は後方に屈曲させても よい(図3、図4参照)。
【0025】 また、前記各アーム31、31にかきわけ部42、42・・・を各噴射ノズル 41、41・・・に対応させて取り付けてもよい(図5参照)。
【0026】 薬剤散布管43の下部43’には薬剤を側方に噴射する側方噴射ノズル71を 可撓管73を介して上下方向に位置調節自在に付設することが望ましい。即ち、 薬剤散布管43とその下部43’との間に可撓管73を介在させ、該下部43’ に側方噴射ノズル71を取り付ける。側方噴射ノズル71を上下方向に位置調節 自在とするために、一例として中央軸9における外筒51の下方に支持筒74を 上下方向に摺動自在に摺嵌し、該支持筒74に略逆U状の下部支持体75を固定 し、該下部支持体75に薬剤散布管43の下部43’を固定する。なお、符号8 0に示すものは茶樹である。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案による薬剤散布装置を使用すれば、茶園、野菜畑 等において殺虫剤、殺菌剤等の薬剤を散布する作業は著しく容易なものとなり、 作業員の負担は大幅に軽減される。特に、薬剤散布装置の全重量は支持台車によ り支持され、作業員はハンドルを把持して薬剤散布装置を畝間にて走行させるだ けでよいため、散布作業により作業員が足腰、肩等を痛めるおそれはない。また 、支持台車は茶園、野菜畑等を滑らかに走行させることができることも前述の通 りである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による薬剤散布装置の一例を示す正面図
である。
【図2】同上薬剤散布装置の側面図である。
【図3】アームの基部と補助杆とを示す平面図である。
【図4】噴射ノズルの一例を示す側面図である。
【図5】かきわけ部と噴射ノズルとを示す側面図であ
る。
【図6】同上薬剤散布装置の使用状態の一例を示す正面
図である。
【図7】本考案による別の薬剤散布装置の使用状態を示
す正面図である。
【符号の説明】
1 支持台車 3 車輪支持枠 5 車輪 7 車輪 9 中央軸 11 ハンドル 13 枢軸 15 基台部 17 底面 19 上面 21 隙間 31 アーム 31a 基部 31a’ 基端 31b 先端部 33 連結杆 33a 基部 33b 先端部 34 固定ねじ 35 先端 37 基端 41 噴射ノズル 42 かきわけ部 43 薬剤散布管 43’ 下部 44 枢軸 46 噴射ノズル 47 操作ノブ 48 噴射ノズル 51 外筒 53 アーム支持体 55 連結杆支持体 57 補助杆 59 先端 61 基端 71 側方噴射ノズル 73 可撓管 74 支持筒 75 下部支持体 80 茶樹 90a 畝 90b 畝 90c 畝 90d 畝

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪支持枠の前端と後端とにそれぞれ車
    輪を回転自在に取り付け、該車輪支持枠の略中央部には
    中央軸を該車輪支持枠に対し前後方向に一定範囲内で傾
    動自在になるように枢着し、該中央軸にはハンドルを取
    り付けてなる支持台車における中央軸には左右一対のア
    ームを高さ調節自在且つ上下方向に各別に回動自在にな
    るように取り付け、各アームは基部と先端部とを折り曲
    げ自在に連結してなり、各アームにはそれぞれ噴射ノズ
    ルを備えた薬剤散布管を支持させたことを特徴とする薬
    剤散布装置。
  2. 【請求項2】 車輪支持枠の前端と後端とにそれぞれ車
    輪を回転自在に取り付け、該車輪支持枠の略中央部には
    中央軸を該車輪支持枠に対し前後方向に一定範囲内で傾
    動自在になるように枢着し、該中央軸にはハンドルを取
    り付けてなる支持台車における中央軸には左右一対のア
    ームを高さ調節自在且つ上下方向に各別に回動自在にな
    るように取り付け、各アームには薬剤散布管を支持さ
    せ、各薬剤散布管にはそれぞれ複数の噴射ノズルを備え
    させると共に各薬剤散布管の先端部にはそれぞれ複数の
    噴射ノズルを各別に角度調節自在に備えさせたことを特
    徴とする薬剤散布装置。
  3. 【請求項3】 前記支持台車における中央軸に左右一対
    のアームを高さ調節自在且つ上下方向に各別に回動自在
    になるように取り付けるために、該中央軸には外筒を摺
    嵌し、該外筒の下部にアーム支持体を固定すると共に該
    外筒の上部に連結杆支持体を固定し、アーム支持体には
    各アームの基端をそれぞれ枢着し、左右一対の長さ調節
    自在の連結杆における基端をそれぞれ連結杆支持体に枢
    着すると共に該連結杆の先端を各アームにそれぞれ枢着
    したことを特徴とする請求項1又は2の薬剤散布装置。
  4. 【請求項4】 前記各噴射ノズルは略L字状に前方又は
    後方に屈曲させたことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかの薬剤散布装置。
  5. 【請求項5】 前記各アームにはかきわけ部を各噴射ノ
    ズルに対応させて取り付けたことを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかの薬剤散布装置。
  6. 【請求項6】 前記薬剤散布管の下部には薬剤を側方に
    噴射する側方噴射ノズルを可撓管を介して上下方向に位
    置調節自在に付設したことを特徴とする請求項1〜5の
    いずれかの薬剤散布装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3495339B2 (ja) 2001-04-04 2004-02-09 伸一郎 豊田 茶株内噴霧器および茶株病害虫駆除方法

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