JPH0654748A - 全自動炊飯器 - Google Patents

全自動炊飯器

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Publication number
JPH0654748A
JPH0654748A JP20827592A JP20827592A JPH0654748A JP H0654748 A JPH0654748 A JP H0654748A JP 20827592 A JP20827592 A JP 20827592A JP 20827592 A JP20827592 A JP 20827592A JP H0654748 A JPH0654748 A JP H0654748A
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JP
Japan
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rice
water
rice cooker
housing
cooker
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Application number
JP20827592A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Yasue
信博 安江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Emi Seisakusho Kk
Original Assignee
Emi Seisakusho Kk
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貯米から計量米取り、米研ぎを経て炊飯に至
るまでの全工程を自動化して、炊飯関連設備の省スペー
ス化並びに炊飯作業の省力化を達成する。 【構成】 ハウジング1の上部に米貯蔵用ホッパー3を
設け、貯米量不足をリミットスイッチ7で検出する。ハ
ウジング1の下部に炊飯釜20をスライドテーブル19
に載せて設置する。ホッパー3の下部に計量カップ10
を内装しモータ16で回転する。計量後の米を供給管路
57を通し炊飯釜20に供給する。供給管路57に給水
パイプ61を接続して炊飯釜20に水を供給する。炊飯
釜20内に撹拌棒79を降ろし、これを旋回して米を研
ぐ。米研ぎ後に所要量以上の水を吸水ポンプ88で吸い
上げ、排水パイプ92を通し外部に排出する。モータ9
6で供給管路57と共に吸水パイプ90を昇降してその
吸い込み位置を調整する。炊き上がった御飯を撹拌棒7
9で撹拌する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、炊飯機能に貯米、計
量米取り、及び米研ぎ機能を付加した全自動炊飯器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、御飯を炊く場合、まず所定量の米
を容器にとり、所定時間、例えば一晩水に浸した後、流
し台でその米を研ぐ。次に、研いだ米を電気炊飯器など
の炊飯器に移して御飯を炊いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の炊飯器
は炊飯、保温機能しか備えていないので、米を貯蔵する
ためには、米びつ或いは計量器付ストッカを炊飯器とは
別の場所に設置する必要があり、また、米を研ぐ場合に
は、流し台でざる等を用いて水洗いするという面倒な手
作業を余儀無くされていた。
【0004】そこで、この発明の課題は、炊飯関連設備
の省スペース化並びに炊飯作業の省力化を達成できる全
自動炊飯器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明の全自動炊飯器は、ハウジングと、ハウ
ジングの上部に設けられた米貯蔵用のホッパーと、ハウ
ジングの下側に設置された炊飯釜と、ホッパーの下部に
おいて所要量の米を計量する計量機構と、計量後の米を
炊飯釜に供給する供給管路と、炊飯釜に水を供給する給
水機構と、炊飯釜内で米を撹拌して水で研ぐ米研ぎ機構
と、米研ぎ後に所要量以上の水を炊飯釜から排水する排
水機構とから構成される。
【0006】また、この発明の全自動炊飯器は、炊飯後
に御飯を撹拌する撹拌機構を備える。撹拌機構を米研ぎ
機構とは別個に設けることも可能であるが、好ましく
は、両機構が共通の部材で構成される。ホッパーには米
の貯蔵量を検出する貯米量検出器が設けられる。排水機
構は、炊飯釜に対し昇降自在な吸水パイプと、吸水パイ
プを介して炊飯釜内の水を吸い上げる吸水ポンプと、吸
水ポンプの吐出水をハウジングの外部へ導く排水パイプ
と、吸水パイプの吸い込み位置を調整する調整手段とか
ら構成される。
【0007】
【作用】この発明の全自動炊飯器によれば、同じハウジ
ングにホッパーと炊飯釜とが設けられ、ホッパーに貯蔵
された米は計量機構により計量されたのち、供給管路を
介して炊飯釜に供給される。炊飯釜には給水機構から水
が供給され、水中で米研ぎ機構によって米が撹拌されて
研がれる。米研ぎが終了すると、炊飯釜内の所要量以上
の水が排水機構により排出されたのち、炊飯釜で御飯が
炊かれる。従って、一つのハウジングの内部で貯米から
計量米取り、米研ぎを経て炊飯に至るまでの一連の工程
が全て自動化される。
【0008】また、撹拌機構が炊き上がった御飯を撹拌
することによって、御飯の局部的な乾燥及びべとつきが
防止され、炊き上りに近い状態が維持される。この場
合、撹拌機構及び米研ぎ機構を共通の部材で構成すれ
ば、撹拌及び米研ぎの二機能がコンパクトな単一の機構
で処理される。ホッパーに設けられた貯米量検出器はホ
ッパー内の米の貯蔵量を検出し、不足している場合に炊
飯器の制御回路を開放して、一連の炊飯工程を停止す
る。
【0009】排水機構においては、炊飯釜内の水が吸水
パイプを介して吸水ポンプにより吸い上げられる。この
とき、吸水パイプの吸い込み位置が調整手段によって調
整されるので、炊飯釜の水位を炊飯量に応じて設定でき
るとともに、御飯の炊き上げ硬さを好みに応じて加減で
きる。
【0010】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、全自動炊飯器
のハウジング1は四角筒状に形成され、その上端面には
上蓋2が開閉可能に設けられている。ハウジング1の最
上部には所定量(例えば、3〜4升)の米を貯蔵するホ
ッパー3が収容され、その下部に突設した脚棒4はバネ
5を介しハウジング1の仕切板6に昇降自在に支持され
ている。脚棒4の下側には貯米量検出器としてのリミッ
トスイッチ7が設けられ、図2及び図3に示すように、
ホッパー3の昇降位置に応じて脚棒4によりON,OF
Fされる。そして、このリミットスイッチ7により炊飯
器の制御回路(図示略)は、貯米量が十分な場合に閉成
され、不足している場合に開放される。
【0011】図2〜図5に示すように、ホッパー3の下
部には計量室8と吐出筒9とが一体形成され、計量室8
の内部には、ホッパー3から所定量(例えば、1合)の
米Rを受ける断面C字形の計量カップ10が軸支されて
いる。計量カップ10は同軸上にギヤ11を備え、この
ギヤ11は別のギヤ12に上方から対向し、ギヤ12は
ベルト伝達機構13を介してモータ16に連結されてい
る。そして、計量カップ10からモータ16に至る各部
材により本実施例の計量機構17が構成され、米Rの重
量でホッパー3がリミットスイッチ7をONする位置ま
で下降されたときには、ギヤ11がギヤ12に噛合した
状態で、計量カップ10がモータ16により回転され
て、所要量の米Rが計量されるようになっている。
【0012】図1、図6、及び図7に示すように、ハン
ジング1の最下部にはスライドテーブル19が設けら
れ、そのスライドテーブル19上に炊飯釜20が載置さ
れている。スライドテーブル19は、炊飯釜20をハウ
ジング1の内外に出し入れできるように、伸縮レール2
1を介してハウジング1に取り付けられている。炊飯釜
20と対応する位置のハウジング1には扉22が設けら
れ、また、スライドテーブル19の前端には指掛23が
下方に突設されている。なお、スライドテーブル19の
前端面に把手(図示略)を前方へ突出するように設けて
もよい。図6において、24は炊飯釜20を取り出した
ときに使用する蓋である。
【0013】炊飯釜20は外釜26に内釜27を取り出
し可能に収容して構成されている。外釜26の下面に
は、スライドテーブル19の位置決め孔28及び方向規
制孔29に嵌合する突起30,31が形成されている。
外釜26の底部には、内釜27を加熱する電気ヒータ3
2が設けられ、そのプラグ33は、炊飯釜20の格納状
態で、ハウジング1に設けたストッパ兼用のコンセント
34に接続される。外釜26の上面には釜蓋35が被せ
られ、ソレノイド等の駆動手段(図示略)によって昇降
される。釜蓋35を昇降案内するために、その外面には
ガイド片36が突設されるとともに、ハウジング1には
ガイド片36が嵌合する縦レール37が取り付けられて
いる。
【0014】図1に示す炊飯釜20においては、外釜2
6の周壁に排水溝39が上下に貫設され、その途中にフ
ィルタ40が装着されている。排水溝39の下端はスラ
イドテーブル19の排水孔41に整合され、排水孔41
はハウジング1の排水口42に対向している。内釜27
には排水溝39の上部に臨む切欠43が形成されてい
る。外釜26には切欠43を外側から覆うシャッタ44
が支持され、シャッタ44はソレノイド45のプランジ
ャ46により閉鎖位置に押圧される。
【0015】図8及び図9に示す炊飯釜20において
は、排水溝39が外釜26の外周面に開放され、その開
放部は上下一対の合成樹脂製のカバー48,49で覆わ
れている。カバー48,49は、取り外して容易に洗浄
できるように、凹凸の係止機構50を介して外釜26に
着脱可能に装着されている。上側のカバー48には、切
欠43からオーバフローした水を案内する傾斜ガイド5
1と、オーバフロー水中の米粒を回収するフィルタ40
とが一体形成されている。下側のカバー49の下端に
は、スライドテーブル19の排水孔41に接続される開
口部52が設けられている。シャッタ44は、排水溝3
9の側面に設けた係止溝53にピン54を介して回動及
び取り外し可能に支持されている。
【0016】図1に示すように、ハウジング1の中板5
6には計量後の米を炊飯釜20に供給する供給管路57
が昇降可能に支持されている。供給管路57の上端部に
は、吐出筒9からの米を受ける漏斗部58と、供給管路
57を開閉するソレノイドバルブ59とが設けられてい
る。ソレノイドバルブ59には米が通過し得る大きさの
孔65aを備えたボール弁65が内装されている(図1
2参照)。ソレノイドバルブ59より下側の供給管路5
7には、伸縮継手60を備えた給水パイプ61が結合さ
れ、この給水パイプ61はソレノイドバルブ62及びホ
ース63を介して給水源(図示略)に接続されている。
そして、米研ぎ及び炊飯に使用する水がソレノイドバル
ブ62、給水パイプ61、供給管路57を通って炊飯釜
20に供給され、これらの部材によって本実施例の給水
機構64が構成されている。
【0017】前記釜蓋35の内側には米研ぎ撹拌機構6
6が設けられている。米研ぎ撹拌機構66は、炊飯釜2
0内において米を撹拌して水で研ぐ米研ぎ機構と、炊飯
後に御飯を撹拌する撹拌機構とを共通の部材で構成した
ものであって、図1、図10、及び図11に示すよう
に、靴形のケーシング67を備えている。ケーシング6
7の軸筒部68は軸受69により釜蓋35に回転可能に
支持され、軸筒部68の上端はベルト伝達機構70を介
してモータ71に連結されている。軸筒部68の内側に
は軸受72を介して中空シャフト73が回転可能に挿入
され、その上端はベルト伝達機構74を介してモータ7
5に連結されている。そして、この中空シャフト73の
内側に前記供給管路57がスライド及び相対回転可能に
貫通されている。
【0018】ケーシング67の下端張出部77には上下
一対の透孔78が形成され、ここに撹拌棒79が挿通さ
れている。撹拌棒79はポリウレタン等の合成樹脂材料
でステッキ状に形成され、上端に湾曲部80が形成され
るとともに、側面には湾曲部80を含む全長にわたりラ
ック83が刻設されている。撹拌棒79を挟持するよう
に、張出部77には押えローラ81とピニオン82とが
支持され、ピニオン82はラック83に噛合されてい
る。また、ピニオン82はベルト伝達機構84を介して
ウォームホィール85に連結され、ウォームホィール8
5は中空シャフト73の下端に設けたウォーム86に噛
合されている。これによって、撹拌棒79は、モータ7
5に連結され、中空シャフト73の回転に伴い、図10
に実線で示す待機位置から一点鎖線で示す下降位置を経
て二点鎖線で示す約45゜の傾斜位置に移動されるとと
もに、モータ71によるケーシング67の回転に伴って
水平面内で旋回される。
【0019】図1及び図12に示すように、排水機構8
7は炊飯釜20内の水を吸い上げる吸水ポンプ88を備
えている。吸水ポンプ88は中板56上に設置され、そ
の吸入側には伸縮継手89を備えた吸水パイプ90が、
また、吐出側には排水パイプ92が接続されている。伸
縮継手89より上流側の吸水パイプ90は供給管路57
の内部に挿入され、供給管路57と一体に炊飯釜20に
対し昇降自在に設けられている。排水パイプ92は、下
端が排水溝39に臨接するように、釜蓋35内に挿入さ
れている。
【0020】一方、供給管路57の外面にはラック93
が装着され、これに噛合するピニオン94はベルト伝達
機構95を介してモータ96に連結されている。モータ
96は本実施例の調整手段を構成し、その回転数に応じ
供給管路57を昇降して、吸水パイプ90の吸い込み位
置を調整する。そして、排水機構87は、米研ぎ後に吸
水ポンプ88及びモータ96を駆動し、炊飯釜20内の
所要量以上の水を吸水パイプ90を介して吸い上げ、排
水パイプ92、排水溝39、排水孔41、及び排水口4
2を介してハウジング1の外部に排出するように構成さ
れている。なお、ハウジング1の前面には操作パネル9
7が装着され、ここに炊飯プログラム等を設定するため
の各種スイッチ及び表示部(図示略)が配設されてい
る。
【0021】次に、上記のように構成された全自動炊飯
器の作用について説明する。ホッパー3は米びつ又はス
トッカーとして使用でき、内部に例えば3〜4升の米が
貯蔵される。米の重量でホッパー3はバネ5を圧縮して
下降され、貯米量が十分であれば、ギヤ11がギヤ12
に噛合されるとともに、脚棒4によりリミットスイッチ
7がONされて、炊飯器の制御回路が閉成される。ま
た、貯米量が不足すると、ギヤ11がギヤ12から離間
され、リミットスイッチ7がOFFされて、制御回路が
開放される。従って、この場合は炊飯工程に入ることが
できず、米量が不足した状態で御飯が炊かれるという誤
動作を未然に防止できる。 ホッパー3に十分量の米が
貯蔵された状態で、制御回路から炊飯指令が出力される
と、まず、計量機構17において、モータ16により計
量カップ10が設定炊飯量に相当する回転数で回転され
る。そして、ホッパー3内の米が計量カップ10の1回
転につき1合ずつ計量され、例えば3回転で3合計量さ
れたのち、吐出筒9から供給管路57を介して炊飯釜2
0に供給される。
【0022】次いで、給水機構64において、ソレノイ
ドバルブ62が開放され、水が給水パイプ61及び供給
管路57を通って炊飯釜20に給水される。炊飯釜20
の水位が切欠43の下縁まで上昇すると、水圧でシャッ
タ44が押し開けられ、水は切欠43からオーバーフロ
ーし、排水溝39、排水孔41、及び排水口42を介し
てハウジング1の外部に排出される。
【0023】この給水状態で、米研ぎ撹拌機構66は米
研ぎ動作を開始し、まず、モータ75により中空シャフ
ト73が回転され、撹拌棒79が待機位置から下降位置
を経て傾斜位置に移動される。続いて、モータ71によ
りケーシング67が回転され、撹拌棒79が傾斜状態の
まま水平面内で旋回され、これによって、炊飯釜20内
で米が撹拌されて水で研がれる。そして、所定の米研ぎ
時間が終了すると、中空シャフト73が逆転されて、撹
拌棒79が傾斜位置から待機位置に復帰されるととも
に、ソレノイドバルブ62が閉鎖されて、炊飯釜20へ
の給水が停止される。
【0024】なお、前記米研ぎ時間は操作パネル97で
好みに応じマニュアル設定でき、或いは、マイクロコン
ピュータにより炊飯量に応じて自動設定することもでき
る。また、モータ75を制御することによって撹拌棒7
9を下降位置と傾斜位置との間で揺動しつつ旋回しても
よく、或いは、モータ71の制御により撹拌棒79を正
逆両方向に間欠的に旋回することも可能である。
【0025】米研ぎ工程が終了すると、次いで、排水機
構87において、モータ96により供給管路57及び吸
水パイプ90が炊飯釜20内に下降される。この状態
で、吸水ポンプ88が起動され、炊飯釜20内の所要量
以上の水が吸水パイプ90、吸水ポンプ88、排水パイ
プ92、排水溝39、排水孔41、及び排水口42を介
してハウジング1の外部に排出される。この場合、モー
タ96の回転数制御によって吸水パイプ90の吸い込み
位置が調整されるので、炊飯釜20の水位を炊飯量に応
じて設定でき、しかも、御飯の炊き上げ硬さを、例え
ば、硬い(図12にLで示す水位)、普通(Mで示す水
位)、軟らかい(Hで示す水位)の3段階に好みに応じ
て加減することもできる。
【0026】排水工程が終了すると、次に、ソレノイド
バルブ59により供給管路57が密閉されるとととも
に、ソレノイド45によりシャッタ44が押圧されて切
欠43が密閉される。これによって、炊飯釜20が気密
状態に保持され、この状態で、電気ヒータ32に通電さ
れて炊飯釜20で御飯が炊かれる。なお、炊飯前に米を
水に漬けておく時間をタイマにセットしておいてもよ
い。従って、この時間を30分から1時間程度の最適値
に設定でき、最もおいしい御飯を炊くことができる。
【0027】御飯が炊き上がると、例えば15分経過後
に米研ぎ撹拌機構66が今度は撹拌動作を開始し、ケー
シング67が30゜〜60゜の角度をおいた複数位置に
割り出され、各割出位置にて撹拌棒79が待機位置と傾
斜位置との間で往復される。これによって、炊飯釜20
内の御飯が撹拌され、御飯の局部的な乾燥、べとつき、
黄ばみ等を防止して、炊き上りに近い状態を維持でき
る。しかも、本実施例では撹拌機構及び米研ぎ機構が共
通の部材で構成されているので、米研ぎ撹拌機構66を
コンパクト化して釜蓋35内の限られたスペースに容易
に格納でき、この単一の機構によって撹拌及び米研ぎの
二機能を首尾よく処理できる。
【0028】食事に際し炊飯釜20を取り出す場合に
は、まず、ソレノイドにより釜蓋35が上昇されて炊飯
釜20から離間される。次いで、扉22を開放し、スラ
イドテーブル19を引き出せば、炊飯釜20をハウジン
グ1の外部にスムーズに取り出すことができる。食事後
も、炊飯釜20をスライドテーブル19に載せてハウジ
ング1の内部に容易に格納できる。そして、この格納状
態では、プラグ33がコンセント34に接続され、電気
ヒータ32が炊飯釜20を保温するとともに、米研ぎ撹
拌機構66が2〜3時間毎に前記撹拌動作を行い、これ
によって、御飯が長時間炊き上りに近い状態に維持され
る。
【0029】従って、本実施例の全自動炊飯器によれ
ば、一つのハウジング1の内部で貯米から計量米取り、
米研ぎ、炊飯を経て炊き上げ後の撹拌に至るまでの一連
の工程を全て自動化することができて、炊飯関連設備の
省スペース化並びに炊飯作業の省力化を達成できる。
【0030】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば以
下のように構成を適宜に変更して具体化してもよい。 (1)撹拌機構を次のように構成すること。すなわち、
図13〜17に示すように、撹拌筒101は四角筒状に
形成され、その一内側面にはラック102が設けられ、
前記実施例の撹拌棒79の機能を有する。固定板103
はケーシング67に固定され、その上部にはスプロケッ
ト104、下部にはピニオン105が回動可能に支持さ
れている。上下2個の支持ローラ106は固定板103
に回転可能に支持され、撹拌筒101の内側面に当接し
ている。チェーン107はスプロケット104とウォー
ムホイール85間に掛装され、別のチェーン108はス
プロケット104とピニオン105との間に掛装されて
いる。
【0031】そして、ウォームホイール85が回転され
ると、チェーン107を介してスプロケット104が回
転され、スプロケット104が回転されると、チェーン
108を介してピニオン105が回転される。従って、
ピニオン105と噛合するラック102、すなわち撹拌
筒101が上下動する。
【0032】2つの押えローラ109,110は撹拌筒
101の両側に配置され、撹拌筒101を挟着保持して
いる。ゴム製のクリーナ111はその外周がケーシング
67に嵌合固定され、その中心側が放射状に切り込まれ
て複数のクリーナ片111aが形成されている。そし
て、このクリーナ片111aの部分に撹拌筒101が挿
通されてその外周面に付着した御飯が除去される。
【0033】水洗用の噴射パイプ112は撹拌筒101
の下方位置に配置され、複数の噴射口113が斜状に開
口されている。そして、炊飯釜20が引き出された後、
図示しないボタンを操作することにより、撹拌筒101
が下降するとともに、この噴射口113から水が撹拌筒
101に噴射され、撹拌筒101の外周面が洗浄され
る。なお、釜蓋35には蒸気排出蓋114が取着され、
釜蓋35内の蒸気を排出調整する。
【0034】このように、この別例では撹拌筒101の
内側面にラック102を形成したので、このラック10
2の部分に御飯が付着することはない。また、撹拌筒1
01の外面に付着した御飯はクリーナ111や、供給管
路57からの水や、噴射パイプ112からの水により効
果的に洗浄除去される。 (2)炊飯器としてガスバーナで炊飯釜を加熱するガス
炊飯器を使用すること。 (3)撹拌機構として米研ぎ用と御飯撹拌用の2種類設
けること。 (4)貯米量検出器として米貯蔵用のホッパー内に貯米
量を検出するセンサを設けること。
【0035】
【発明の効果】以上に詳述したように、請求項1に記載
の発明によれば、ハウジングに米貯蔵用ホッパー、炊飯
釜、計量機構、米供給管路、給水機構、米研ぎ機構、及
び排水機構を内装したので、一つのハウジングの内部で
貯米から計量米取り、米研ぎを経て炊飯に至るまでの一
連の工程を全て自動化できて、炊飯関連設備の省スペー
ス化並びに炊飯作業の省力化を達成できるという優れた
効果を奏する。
【0036】請求項2に記載の発明によれば、炊飯後に
御飯を撹拌する撹拌機構を備えるので、御飯の局部的な
乾燥及びべとつきを防止し、炊き上りに近い状態を維持
できるという効果がある。
【0037】請求項3に記載の発明によれば、撹拌機構
及び米研ぎ機構を共通の部材で構成したので、撹拌及び
米研ぎの二機能をコンパクトな構造の単一機構で処理で
きるという効果がある。
【0038】請求項4に記載の発明によれば、ホッパー
に貯米量検出器を設けたので、貯米量が不足している場
合に、炊飯工程を停止して誤動作を防止できるという効
果がある。
【0039】請求項5に記載の発明によれば、排水機構
が吸水パイプの吸い込み位置を調整する手段を備えるの
で、炊飯釜の水位を炊飯量に応じて設定できるととも
に、御飯の炊き上げ硬さを好みに応じて加減できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による一実施例の全自動炊飯器の全体
を示す断面図である。
【図2】図1の炊飯器においてホッパー及び計量機構を
示す断面図である。
【図3】貯米量不足時の前記ホッパー及び計量機構を示
す断面図である。
【図4】前記計量機構の計量カップを示す断面図であ
る。
【図5】前記計量カップの計量動作を説明する断面図で
ある。
【図6】図1の炊飯器においてスライドテーブルを引出
状態で示す断面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】図1の炊飯器において炊飯釜の要部を示す断面
図である。
【図9】前記炊飯釜の要部を示す斜視図である。
【図10】図1の炊飯器において米研ぎ撹拌機構を示す
一部破断した正面図である。
【図11】図10のA−A線に沿う断面図である。
【図12】図1の炊飯器において排水機構を示す断面図
である。
【図13】この発明の別例の撹拌機構を示す断面図であ
る。
【図14】撹拌筒を示す一部破断した側面図である。
【図15】噴射パイプの断面図である。
【図16】固定板に支持されたピニオンなどを示す正断
面図である。
【図17】ゴム製のクリーナを示す平面図である。
【符号の説明】
1…ハウジング、3…ホッパー、7…リミットスイッ
チ、17…計量機構、19…スライドテーブル、20…
炊飯釜、57…供給管路、64…給水機構、66…米研
ぎ撹拌機構、87…排水機構、88…吸水ポンプ、90
…吸水パイプ、92…排水パイプ、96…調整手段とし
てのモータ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、ハウジングの上部に設け
    られた米貯蔵用のホッパーと、ハウジングの下部に設置
    された炊飯釜と、ホッパーの下側において所要量の米を
    計量する計量機構と、計量後の米を炊飯釜に供給する供
    給管路と、炊飯釜に水を供給する給水機構と、炊飯釜内
    で米を撹拌して水で研ぐ米研ぎ機構と、米研ぎ後に所要
    量以上の水を炊飯釜から排水する排水機構とから構成し
    たことを特徴とする全自動炊飯器。
  2. 【請求項2】 炊飯後に御飯を撹拌する撹拌機構を備え
    ることを特徴とする請求項1の全自動炊飯器。
  3. 【請求項3】 前記撹拌機構及び米研ぎ機構を共通の部
    材で構成したことを特徴とする請求項2の全自動炊飯
    器。
  4. 【請求項4】 前記ホッパーは、米の貯蔵量を検出する
    貯米量検出器を備えることを特徴とする請求項1の全自
    動炊飯器。
  5. 【請求項5】 前記排水機構は、炊飯釜に対し昇降自在
    な吸水パイプと、吸水パイプを介して炊飯釜内の水を吸
    い上げる吸水ポンプと、吸水ポンプの吐出水をハウジン
    グの外部へ導く排水パイプと、吸水パイプの吸い込み位
    置を調整する調整手段とから構成したことを特徴とする
    請求項1の全自動炊飯器。
JP20827592A 1992-08-04 1992-08-04 全自動炊飯器 Pending JPH0654748A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US8850831B2 (en) 2009-10-08 2014-10-07 Fives Fcb Method for cooling granular solid materials, and continuous curing facility as such
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