JPH0654728A - リクライニング装置 - Google Patents

リクライニング装置

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Publication number
JPH0654728A
JPH0654728A JP20811492A JP20811492A JPH0654728A JP H0654728 A JPH0654728 A JP H0654728A JP 20811492 A JP20811492 A JP 20811492A JP 20811492 A JP20811492 A JP 20811492A JP H0654728 A JPH0654728 A JP H0654728A
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JP
Japan
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gear
support plate
planetary gear
sun gear
backrest
Prior art date
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Pending
Application number
JP20811492A
Other languages
English (en)
Inventor
Daishirou Sakamoto
大志郎 坂本
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Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE69307430T priority patent/DE69307430T2/de
Priority to US08/101,303 priority patent/US5368363A/en
Priority to EP93112425A priority patent/EP0584589B1/en
Publication of JPH0654728A publication Critical patent/JPH0654728A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】遊星歯車減速機構からなる車両のリクライニン
グ装置において、遊星歯車を支持する支持プレートの摺
動抵抗を低減する。 【構成】支持プレート50は、リング状のものとし、遊
星歯車減速機構3の内歯31,41を形成するアッパー
ギア30又はロアーギア40の一方の内側面に形成した
リング状の凹部35に嵌込んで配設して、その内周53
と前記凹部35内側の円形段部35aとの摺接により支
持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用の背凭れを傾動
可能に座部に支持するものであり、背凭れの傾動中心に
遊星歯車減速機構を備え、該遊星歯車減速機構の太陽歯
車に連結された操作軸の回動に応じて背凭れの角度を設
定するリクライニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のリクライニング装置とし
ては、実開平3−847号公報に記載されたものが知ら
れている。このリクライニング装置は、背凭れの傾動中
心に遊星歯車減速機構を備え、該遊星歯車減速機構の太
陽歯車に連結されたつまみ(操作軸)の回動に応じて背
凭れの角度を設定するものである。
【0003】そして、このリクライニング装置における
前記遊星歯車減速機構は、遊星歯車を支持する支持プレ
ートが、該減速機構の内歯ギアを構成するヒンジプレー
トの内側面の円形凹部に嵌込まれることにより位置決め
され、作動時にはこの支持プレートの外周が前記凹部の
内周面に摺接する構成であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、支持プレー
トの摺接部分の周速が高く、耐久性が劣るとともに、機
械的損失も大きいという問題点を有していた。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、支持プレートの摺接速度が低く、
耐久性に優れるとともに機械的損失が低減されたリクラ
イニング装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、車両用の背凭れを傾
動可能に座部に支持するものであり、背凭れの傾動中心
に遊星歯車減速機構(3)を備え、該遊星歯車減速機構
(3)の太陽歯車(10)に連結された操作軸(11)
の回動に応じて背凭れの角度を設定するリクライニング
装置であって、前記遊星歯車減速機構(3)は、側面に
ボス部(21)が形成され、前記太陽歯車(10)に噛
み合って前記太陽歯車(10)の自転に伴い前記太陽歯
車(10)の周囲を自転しつつ公転する遊星歯車(2
0)と、前記背凭れ側(1)に固定されて前記太陽歯車
(10)及び遊星歯車(20)の一面側を覆うように配
設され、前記遊星歯車(20)の一面側に噛み合う内歯
(31)を有するアッパーギア(30)と、前記座部側
(2)に固定されて前記太陽歯車(10)及び遊星歯車
(20)の他面側を覆うように配設され、前記遊星歯車
(20)の他面側に噛み合う内歯(41)を有するロア
ーギア(40)と、前記遊星歯車(20)の側面と前記
アッパーギア(30)又はロアーギア(40)の一方の
内側面との間に配設され、前記ボス部(21)が嵌入さ
れる支持穴(51,52)が形成されたリング状の支持
プレート(50)とを備え、前記アッパーギア(30)
又はロアーギア(40)の一方の内側面には前記太陽歯
車(10)の軸線を中心とするリング状の凹部(35)
が形成され、前記支持プレート(50)は、前記凹部
(35)内側の円形段部(35a)に嵌合させられた状
態で前記凹部(35)内に配設されていることを特徴と
するリクライニング装置に存する。
【0007】
【作用】操作軸(11)が人力またはモータ等の駆動力
により回転させられると、遊星歯車(20)が自転しつ
つ公転し、これにともなってアッパーギア(30)とロ
アーギア(40)の歯数の差によりアッパーギア(4
0)が低速回転して、アッパーギア(40)に固定され
た背凭れが傾動する。
【0008】この際、支持プレート(50)は遊星歯車
(20)の公転につれ回転するが、この支持プレート
(50)が摺接するのは、この支持プレート(50)の
内周面(53)とアッパーギア(30)又はロアーギア
(40)の一方の内側面に形成されたリング状凹部(3
5)の内側の円形段部(35a)である。このため、支
持プレート(50)の外周(54)が摺接する従来に比
し、摺接位置が回転中心に近づいた分だけ支持プレート
(50)の摺接速度が低減される。
【0009】
【実施例】以下、図1〜4に基づき本発明の一実施例を
説明する。本実施例のリクライニング装置は、図1に示
すように、車両における背凭れフレーム1を傾動可能に
座部フレーム2に対して支持するものであり、背凭れフ
レーム1の傾動中心に遊星歯車減速機構3を備え、該遊
星歯車減速機構3の太陽歯車10と一体に形成された操
作軸11の回動に応じて背凭れフレーム1の角度を設定
するものである。
【0010】遊星歯車減速機構3は、図1,2に示すよ
うに、前記太陽歯車10と、遊星歯車20と、アッパー
ギア30と、ロアーギア40と、支持プレート50とを
備える。
【0011】遊星歯車20は、図2に示すように、いず
れか一方の側面(この場合アッパーギア30側の側面)
にボス部21が形成され、外周に小径歯22と大径歯2
3とが二段に形成されたもので、この場合三つ設けられ
ている。これら遊星歯車20は、支持プレートにより位
置決めされ、小径歯22が太陽歯車10に噛み合って太
陽歯車10の自転に伴い太陽歯車10の周囲を自転しつ
つ公転するものである。
【0012】アッパーギア30は、各遊星歯車20の一
面側(小径歯22)に噛み合う内歯31が形成されたボ
ス状部32と、このボス状部32から伸びる板状部33
とよりなる。ボス状部32の内側面には、図4に示すよ
うに、操作軸11が挿通される中心穴34と、この中心
穴34の周囲に位置するリング状の凹部35とが形成さ
れている。また、板状部33には、このアッパーギア3
0を背凭れフレーム1に固定するためのピン36を挿通
する固定穴37が形成されている。
【0013】このアッパーギア30は、内歯31と各遊
星歯車20の小径歯22とを噛み合わせ、太陽歯車10
及び遊星歯車20の一面側(図1において左側)を覆う
ように配設されて、前記ピン36等により背凭れフレー
ム1に固定されている。
【0014】ロアーギア40は、各遊星歯車20の他面
側(大径歯23)に噛み合う内歯41が形成されたボス
状部42と、このボス状部42から伸びる板状部43と
よりなる。ボス状部42の内側面には、図2に示すよう
に、操作軸11が挿通される中心穴44が形成されてい
る。また、板状部43には、このロアーギア40を座部
フレーム2に固定するためのピン46を挿通する固定穴
47が形成されている。
【0015】このロアーギア40は、内歯41と各遊星
歯車20の大径歯23とを噛み合わせ、太陽歯車10及
び遊星歯車20の他面側(図1において右側)を覆うよ
うに配設されて、前記ピン46等により座部フレーム1
に固定されている。なお、このロアーギア40の内歯4
1の歯数は、所定の減速比を達成するよう前記アッパー
ギア30の内歯31とは所定数異ならせてある。
【0016】支持プレート50は、遊星歯車20のボス
部21が嵌入される支持穴51,52が円周方向に交互
に三つづつ形成されたリング状のもので、前記アッパー
ギア30の凹部35に嵌込まれている。なお、この支持
プレート50の内外径は、中心穴53が前記アッパーギ
ア30の凹部35内側の円形段部35aに若干の隙間を
もって嵌合し、その外周54とアッパーギア30の凹部
35の外側内周との間に十分な隙間ができるように設定
されている。
【0017】また、支持穴51,52の位置(中心から
の距離R2 ,R1 )は、遊星歯車20やこの支持プレー
ト50の加工誤差又は使用後の摩耗等を考慮して微妙に
異ならせてある。例えば、支持穴51の位置R2 は、前
記加工誤差等により遊星歯車20の好ましい取付け位置
が基準位置よりも外側となった場合に対応し、支持穴5
2の位置R1 は遊星歯車20の好ましい取付け基準位置
に対応している。
【0018】なお、ここで遊星歯車20の好ましい取付
け位置とは、遊星歯車20とアッパーギア30又はロア
ーギア40の内歯31,41との噛み合いのガタ(バッ
クラッシ)が十分に小さくなる位置(範囲)である。入
力側のガタ(太陽歯車10と遊星歯車20との噛み合い
におけるガタ)は、減速比分だけ小さくなるので背凭れ
のガタつきにはほとんど影響しないが、出力側のガタは
そのまま背凭れのガタつきとなってあらわれるからであ
る。
【0019】また、この支持プレート50の外周には、
支持穴51,52の区別がつくように、非対称の位置に
複数の位置合わせ凹部55が形成されている。
【0020】次に作用を説明する。操作軸11が人力ま
たはモータ等の駆動力により回転させられると、遊星歯
車20が自転しつつ公転し、これにともなってアッパー
ギア30とロアーギア40の歯数の差によりアッパーギ
ア30が低速回転して、アッパーギア30に固定された
背凭れ(背凭れフレーム1)が傾動する。
【0021】この際、支持プレート50は遊星歯車20
の公転につれ回転するが、この支持プレート50が摺接
するのは、この支持プレート50の内周面53とアッパ
ーギア30の内側面に形成されたリング状凹部35の内
側の円形段部35aである。このため、支持プレート5
0の外周54が摺接する場合に比し、摺接位置が回転中
心に近づいた分だけ支持プレート50の摺接速度が低減
される。
【0022】したがって、上記リクライニング装置であ
ると、従来と同様の動作を可能としながら、支持プレー
ト50の摩耗が低減されて耐久性が向上するとともに、
摺接による機械的損失が少なくなり、操作トルクあるい
は駆動モータの容量を低減することができる。
【0023】また、上記リクリライニング装置である
と、遊星歯車20を取付ける支持プレート50の支持穴
51,52を選択することでガタ調整(遊星歯車20と
内歯31,41との噛み合いのガタ調整)ができるの
で、組立てが容易である。
【0024】すなわち、従来であると、一旦組立てて例
えばガタが許容範囲を越えている場合には、例えば遊星
歯車を大きめに加工されたものに交換して再度組立てて
みるといった作業を繰返して、部品を交換することで調
整していた。このため、各部品につき各種の仕上り寸法
のものを容易しておかなくてはならないのであって、し
かもこれらの部品の数だけ適正な装置が組立てられると
は限らないため、製作コストあるいは部品の管理の点で
極めて不利であった。
【0025】しかし、上記リクリライニング装置である
と、例えば遊星歯車20を支持穴52に嵌込んで組み付
けたところガタが許容範囲を越えている場合には、使用
する部品はそのままで遊星歯車20を取付ける穴を支持
穴52に変えることで対処できるのである。また、遊星
歯車20を支持穴52に嵌込んで組み立てたものが、使
用後摩耗によりガタが増加した場合にも、再組立てを行
なって遊星歯車20を取付ける穴を支持穴52に変える
という作業で部品交換をせずに対処できるのである。
【0026】なお、上記実施例においては、支持プレー
トを配置するリング状の凹部をアッパーギアに設けた
が、ロアーギアに設けてもよい。また、支持プレートの
支持穴を二種類としたが、さらに複数種類設けてもよ
く、この場合こまやかなガタ調整が可能となる。
【0027】
【発明の効果】本発明にかかるリクライニング装置によ
れば、作動時に支持プレートが摺接するのはこの支持プ
レートの内周面であり、支持プレートの外周が摺接する
従来に比し、摺接位置が回転中心に近づいた分だけ支持
プレートの摺接速度が低減される。
【0028】したがって、従来と同様の動作を可能とし
ながら、支持プレートの摩耗が低減されて耐久性が向上
するとともに、摺接による機械的損失が少なくなり、操
作トルクあるいは駆動モータの容量を低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施例における支持プレートを示す
正面図である。
【図4】図1におけるA矢視図である。
【符号の説明】
1…背凭れ側(背凭れフレーム) 2…座部側(座部フレーム) 3…遊星歯車減速機構 10…太陽歯車 11…操作軸 20…遊星歯車 21…ボス部 30…アッパーギア 31…内歯 35…リング状の凹部 35a…円形段部 40…ロアーギア 41…内歯 50…支持プレート 51,52…支持穴 53…内周

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用の背凭れを傾動可能に座部に支持す
    るものであり、背凭れの傾動中心に遊星歯車減速機構を
    備え、該遊星歯車減速機構の太陽歯車に連結された操作
    軸の回動に応じて背凭れの角度を設定するリクライニン
    グ装置であって、 前記遊星歯車減速機構は、 側面にボス部が形成され、前記太陽歯車に噛み合って前
    記太陽歯車の自転に伴い前記太陽歯車の周囲を自転しつ
    つ公転する遊星歯車と、 前記背凭れ側に固定されて前記太陽歯車及び遊星歯車の
    一面側を覆うように配設され、前記遊星歯車の一面側に
    噛み合う内歯を有するアッパーギアと、 前記座部側に固定されて前記太陽歯車及び遊星歯車の他
    面側を覆うように配設され、前記遊星歯車の他面側に噛
    み合う内歯を有するロアーギアと、 前記遊星歯車の側面と前記アッパーギア又はロアーギア
    の一方の内側面との間に配設され、前記ボス部が嵌入さ
    れる支持穴が形成されたリング状の支持プレートとを備
    え、 前記アッパーギア又はロアーギアの一方の内側面には前
    記太陽歯車の軸線を中心とするリング状の凹部が形成さ
    れ、 前記支持プレートは、前記凹部内側の円形段部に嵌合さ
    せられた状態で前記凹部内に配設されていることを特徴
    とするリクライニング装置。
JP20811492A 1992-08-04 1992-08-04 リクライニング装置 Pending JPH0654728A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20811492A JPH0654728A (ja) 1992-08-04 1992-08-04 リクライニング装置
DE69307430T DE69307430T2 (de) 1992-08-04 1993-08-03 Neigungsverstellvorrichtung für einen Sitz
US08/101,303 US5368363A (en) 1992-08-04 1993-08-03 Seat reclining mechanism
EP93112425A EP0584589B1 (en) 1992-08-04 1993-08-03 Seat reclining mechanism

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JP20811492A JPH0654728A (ja) 1992-08-04 1992-08-04 リクライニング装置

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JPH0654728A true JPH0654728A (ja) 1994-03-01

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JP20811492A Pending JPH0654728A (ja) 1992-08-04 1992-08-04 リクライニング装置

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