JPH0654641A - 麺生地用脱気混練装置 - Google Patents
麺生地用脱気混練装置Info
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- JPH0654641A JPH0654641A JP21130792A JP21130792A JPH0654641A JP H0654641 A JPH0654641 A JP H0654641A JP 21130792 A JP21130792 A JP 21130792A JP 21130792 A JP21130792 A JP 21130792A JP H0654641 A JPH0654641 A JP H0654641A
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Abstract
ることのない比較的短い時間に、充分な脱気をして麺生
地の混練を行うことが可能な麺生地用脱気混練装置を提
供すること。 【構成】 生地投入口と、該生地投入口に連通され、第
1スクリュウを有する気密保持層形成室と、気密保持層
形成室の出口側に配置され、複数の生地通過孔を有する
中間仕切り板と、該中間仕切り板が生地入口側であり、
放射方向に延びた混練ピンを設けた攪拌体及び混練用の
第2スクリュウを有する脱気混練室と、該脱気混練室の
出口側に配置された生地放出板と、さらに上記脱気混練
室の上記中間仕切り板近傍に連通された脱気装置とを備
えた麺生地用脱気混練装置。
Description
の麺類の生地を混練して麺線の生地を製造する麺生地用
脱気混練装置に関する。
等の麺類は、小麦粉を主体とし、澱粉等の各種副原料、
蕎麦粉等の穀粉を組み合わせたものの原料に、水、食
塩、かん水等を加えて混練して麺生地とし、これをシー
ト状に圧延し、切刃によって麺線に切断することによっ
て製造される。上記麺生地は、小麦粉中のグルテンが充
分に水和してグルテンの立体網目構造が形成されること
が必要である。グルテンの立体網目構造の形成が不十分
であると、最終製品の麺線を茹でたときに、煮崩れ、澱
粉の溶出が多く、また食感が粉っぽく弾力性の乏しいも
のとなってしまう。
テンの立体網目構造を形成することを妨げるものの一つ
は、麺生地中に残存する気泡であり、これによって麺生
地中にグルテンの立体網目構造を充分かつ均一に形成す
ることができない。また、ミキサーの負荷測定を行うフ
ァリノグラフによる測定によって、グルテンの立体網目
構造をより多く形成しようと長時間にわたって混練を続
けると、最初の頃に形成されたグルテンの立体網目構造
が混練中に破壊されてしまい、長時間の混練によっては
グルテンの立体網目構造を充分に形成することは不可能
であるということが知られいる。
混練を行うことが提案されている。例えば、特開平2ー
177846号公報では、第1バレル内に取付けられた
第1スクリュウコンベヤと第2バレル内に取付けられた
第2スクリュウコンベヤとを直線的に配列し、複数の材
料通過孔を設けたスペーサを配置し、さらに第2バレル
内で上記スペーサの近傍に真空ポンプを配置し、第2バ
レルの先端に麺帯吐出口を配置した麺生地用脱気混練装
置が開示されている。
ても、混練中の脱気が充分に行われず、混練された麺生
地に脱気むらが生じるという問題が残存している。本発
明は、従来の麺生地用脱気混練装置の上述した問題に鑑
みてなされたものであって、麺生地に一度形成されたグ
ルテンが破壊されることのない比較的短い時間に、充分
な脱気をして麺生地の混練を行うことが可能な麺生地用
脱気混練装置を提供することを目的とする。
に連通され、第1スクリュウを有する気密保持層形成室
と、気密保持層形成室の出口側に配置され、複数の生地
通過孔を有する中間仕切り板と、該中間仕切り板が生地
入口側であり、放射方向に延びた混練ピンを設けた攪拌
体及び混練用の第2スクリュウを有する脱気混練室と、
該脱気混練室の出口側に配置された生地放出板と、さら
に上記脱気混練室の上記中間仕切り板近傍に連通された
脱気装置とを備えたことを特徴とする麺生地用脱気混練
装置である。
置を図に基づいて説明する。図1は麺生地用脱気混練装
置の断面図であり、図2は麺生地用脱気混練装置の主要
構成部品の分解図である。麺生地用脱気混練装置は、第
1バレル6と第2バレル30を有する。第1バレル6の
原料生地投入口8は、バッチ式製麺用ミキサー(図示せ
ず)の後段に設置された生地定量フィーダー(図示せ
ず)の排出部に直結され、又はベルトコンベア(図示せ
ず)、シュウト(図示せず)等を介して接続される。第
1バレル6内には、第1スクリュウ10が配置され、第
1スクリュウ10の回転軸12は、プーリ13、15を
介して第1バレル6の外側に配置された減速装置付きの
駆動モータ14に連結されている。
わち下流側には、複数、例えば8個の生地通過孔16を
設けた中間仕切り板20が配置されている。生地通過孔
16の寸法は、麺生地用脱気混練装置が作動中に麺生地
による気密、すなわちマテリアルシールが形成するよう
に、例えば直径約20mmに決められる。上記中間仕切り
板20の下流側の第2バレル30内には、放射方向に延
びた複数の混練ピン32を設けた攪拌体35及び第2ス
クリュウ36が配置され、これらの回転軸34は第1ス
クリュウ10の回転軸12に連結されている。第2バレ
ル30の攪拌体34の上方部には、脱気装置40に連結
された脱気孔42が設けられている。
ば8個の生地通過傾斜孔44を設けた生地放出板46が
配置されている。生地通過傾斜孔44は、その軸線と直
交する断面が円形であって下流に行くに従って第2スク
リュウ36の回転方向に捩じれた孔である。生地通過傾
斜孔44の寸法は、生地通過孔16と同様に、麺生地用
脱気混練装置が作動中に麺生地による気密、すなわちマ
テリアルシールが形成されるように、例えば軸線方向か
ら見て直径約20mmに決められる。
回転摺動して生地通過傾斜孔44から押し出される麺生
地を切断するための生地切断用カッター50が取付けら
れている。生地切断用カッター50の回転軸52は、攪
拌体35及び第2スクリュウ36の回転軸34に連結さ
れていて、混練麺生地を例えば直径約20mm、長さ約2
0ないし50mmに切断する。生地放出板46の外側下方
部には、切断された混練麺生地を集める生地ホッパー5
6が設けられている。なお、生地切断用カッター50
は、独立の駆動装置によって、攪拌体35及び第2スク
リュウ36の回転軸34と異なった回転速度や回転方向
に回転させることも可能である。
作動について説明する。駆動モータ14を駆動させて回
転軸12を回転させ、第1バレル6の原料生地投入口8
には、そぼろ状の麺生地を投入する。麺生地はそぼろ状
のまま中間仕切り板20の方向に攪拌されながら搬送さ
れる。そぼろ状の麺生地は中間仕切り板20の生地通過
孔16に圧入されて、生地通過孔16のマテリアルシー
ルを形成する。
た麺生地は、複数の混練ピン32を設けた攪拌体35に
よって破壊・攪拌されながら脱気される。適当な時間脱
気された麺生地は、中間仕切り板20から供給される新
しい麺生地によって第2スクリュウ36の方向に移動さ
れ、さらに第2スクリュウ36によって生地放出板46
の方向に搬送される。
なされた麺生地が生地通過傾斜孔44に圧入されて、生
地通過傾斜孔16のマテリアルシールを形成する。生地
通過傾斜孔16ら放出された麺生地は生地切断用カッタ
ー50によって適当な長さに切断される。次に、上記構
成の麺生地用脱気混練装置の試験の結果について説明す
る。試験に供した麺生地は下記の配合であり、いずれも
製麺用横型ミキサーで3分間のミキシングによって得
た。
から定量的に供給し、処理をして得られた脱気混練生地
及び該生地から製造した麺類について評価試験を行っ
た。
2バレルの攪拌体の形態がスクリュウのみであるもの、
および無脱気で処理したものを比較の対象とした。な
お、生地を処理するに当たって第2バレルの攪拌体の形
態をスクリュウとし、生地放出部の形状を断面が長方形
の麺帯吐出孔としたものは特開平2−177846号に
開示された装置と同一である。
る見かけの生地比重の測定によって求め、茹溶出率は茹
前の麺線重量に対する茹湯に溶出した固形分重量の百分
率によって表現した。表1は、うどんによる試験を示
す。この試験により、混練ピンによる混練が脱気効果を
大幅に高め、また混練ピンによる混練及び生地通過傾斜
孔の通過によって、練り効果が高まってこしが強くなる
ということが明らかになった。
この試験により、混練ピンによる混練が脱気効果を大幅
に高め、混練ピンによる混練及び生地通過傾斜孔の通過
によって、練り効果が高まってこしが強くなりかつつる
みが向上するということが明らかになった。表3は、ラ
ーメンによる第2試験を示す。この試験により、混練ピ
ンによる混練が脱気効果を大幅に高めるだけでなく、脱
気の均一性も高めることが認められた。
よって麺生地は剪断作用と切断作用を受けて頻繁に新し
い表面を露出させて、脱気効果を高めかつ脱気効果の均
一化の効果を得ることができる。また、生地通過傾斜孔
の通過によって混練麺生地に捩じり作用が加わり、練り
効果が高くまたグルテン形成を効率的に行うことができ
る効果を有する。さらに、脱気のための減圧室の形成
に、その出入り口部分をマテリアルシールを行うように
構成することによって、麺生地用脱気混練装置の嵩を小
さくかつ脱気を効率的に行うことができる効果を有す
る。
形に切断することによって、麺線機の圧延ローラーの幅
を自由に選択することが可能となり、麺線機との組み合
わせに都合よい。
断面図である。
である。
Claims (6)
- 【請求項1】 生地投入口と、該生地投入口に連通さ
れ、第1スクリュウを有する気密保持層形成室と、気密
保持層形成室の出口側に配置され、複数の生地通過孔を
有する中間仕切り板と、該中間仕切り板が生地入口側で
あり、放射方向に延びた混練ピンを設けた攪拌体及び混
練用の第2スクリュウを有する脱気混練室と、該脱気混
練室の出口側に配置された生地放出板と、さらに上記脱
気混練室の上記中間仕切り板近傍に連通された脱気装置
とを備えたことを特徴とする麺生地用脱気混練装置。 - 【請求項2】 上記生地放出板が、複数の生地通過孔を
有することを特徴とする請求項1記載の麺生地用脱気混
練装置。 - 【請求項3】 上記気密保持層形成室の第1スクリュウ
と脱気混練室の第2スクリュウと攪拌体とが、一体の回
転軸によって回転させられることを特徴とする請求項1
記載の麺生地用脱気混練装置。 - 【請求項4】 上記生地放出板の外側面に麺生地切断用
カッターが設けられていることを特徴とする請求項1記
載の麺生地用脱気混練装置。 - 【請求項5】 上記麺生地切断用カッターが、上記気密
保持層形成室の第1スクリュウと脱気混練室の第2スク
リュウと攪拌体と一体の回転軸によって回転させられる
ことを特徴とする請求項3記載の麺生地用脱気混練装
置。 - 【請求項6】 上記麺生地切断用カッターが、独立の駆
動装置によって駆動されることを特徴とする請求項3記
載の麺生地用脱気混練装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21130792A JP3221923B2 (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 麺生地用脱気混練装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21130792A JP3221923B2 (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 麺生地用脱気混練装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0654641A true JPH0654641A (ja) | 1994-03-01 |
JP3221923B2 JP3221923B2 (ja) | 2001-10-22 |
Family
ID=16603777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21130792A Expired - Lifetime JP3221923B2 (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 麺生地用脱気混練装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3221923B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008048699A (ja) * | 2006-08-28 | 2008-03-06 | Fuji Seiki Co Ltd | 製麺機 |
KR200465313Y1 (ko) * | 2010-09-10 | 2013-02-13 | 주식회사 현대에이엠 | 화분반죽용 성형장치 |
DE102012216912A1 (de) | 2012-09-20 | 2014-03-20 | Vemag Maschinenbau Gmbh | Lebensmittelfördervorrichtung, sowie Verfahren zum Fördern eines Lebensmittels |
-
1992
- 1992-08-07 JP JP21130792A patent/JP3221923B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008048699A (ja) * | 2006-08-28 | 2008-03-06 | Fuji Seiki Co Ltd | 製麺機 |
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DE102012216912A1 (de) | 2012-09-20 | 2014-03-20 | Vemag Maschinenbau Gmbh | Lebensmittelfördervorrichtung, sowie Verfahren zum Fördern eines Lebensmittels |
US8757865B2 (en) | 2012-09-20 | 2014-06-24 | Vemag Maschinenbau Gmbh | Foodstuff conveyor apparatus and method of conveying a foodstuff |
DE102012216912B4 (de) | 2012-09-20 | 2018-07-26 | Vemag Maschinenbau Gmbh | Lebensmittelfördervorrichtung, sowie Verfahren zum Fördern eines Lebensmittels |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3221923B2 (ja) | 2001-10-22 |
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