JPH065461Y2 - 外壁構造 - Google Patents

外壁構造

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JPH065461Y2
JPH065461Y2 JP1986057176U JP5717686U JPH065461Y2 JP H065461 Y2 JPH065461 Y2 JP H065461Y2 JP 1986057176 U JP1986057176 U JP 1986057176U JP 5717686 U JP5717686 U JP 5717686U JP H065461 Y2 JPH065461 Y2 JP H065461Y2
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JP
Japan
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board
wall structure
wall
base plate
foam layer
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JP1986057176U
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JPS62169135U (ja
Inventor
英喜 滝口
Original Assignee
株式会社アイジー技術研究所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は建築、構築物の外壁、特に窯業系の外壁材を
縦、または横張りする外壁構造に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に窯業系外壁材(以下、単にボードという)を施工
した外壁は主柱、間柱上に防水シートを敷設し、その上
に縦、または横の胴縁を固定し、その胴縁上に前記ボー
ドを釘着した構造になっていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このようなボードを用いた外壁構造ではボード上躯体間
に防水シートが500g/m2と薄いアスファルトフェルトの
みが介在し、かつボードが硬質のため目地部、装着部に
間隙が生じやすく、断熱性に欠ける欠点があった。ま
た、防水シートはボードを施工時に破損することが多
く、防水性に劣る不利があった。さらに、防水シートは
躯体を全面的に被覆するためボードの施工位置の位置決
めが容易でなかった。その他、ボードは熱伝導率が高
く、結露を生じやすく、かつ防水シートを釘で穿孔して
いるため、この結露水が躯体を腐食する好ましくない現
象も見られた。さらに、もう1つはボードが衝撃に弱い
ため、ボードが万一破壊されると薄い防水シートを介し
て躯体が直接的に露出し、風雨、防犯上も大きな弱点と
なる欠点があった。また、ボードが硬質のため僅かな変
形でもこれを吸収する構成が全くなく、施工しにくい不
利があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はこのような欠点を除去するため、主柱、間柱等
の躯体の外側に、基板上にボードの変形等を吸収する薄
いフォーム層を設けた下地用板を敷設、固定して、断熱
性、防水性、施工性、耐食性に富む外壁構造を提案する
ものである。
〔実施例〕
以下に、図面を用いて本考案に係る外壁構造の一実施例
について詳細に説明する。第1図は本考案に係る外壁構
造を示す縦断面図であり、はボードで、陶石、長石、
粘土、カオリン等からなる陶土、またはセメント、耐ア
ルカリ水溶性高分子に必要により石綿、シリカ、ガラス
繊維、炭素繊維、ウイスカー等の1種以上を混合してな
る無機質系の原料を押出成形、プレス等によって成形
し、乾燥、蒸気養生、焼成等の少なくとも1工程を経て
任意形状に形成されたものである。また、ボードの形
状としては例えば第2図に示すように短尺方向の両側縁
に雄、雌型連結部2、3、および長手方向に連通した中
空孔1aを設けたものなどである。なお、ボードの木口
aは第3図(a)〜(c)に示すような形状であり、切り欠
き、凹溝、突条等の防水補助部4を設け、これに必要に
応じてコーキング材、目地材5を植設することもでき
る。6は目地部、は躯体で主柱、間柱からなり、8は
釘、は下地用板である。さらに下地用板について詳
しく説明すると、下地用板は第4図に示すように石こ
うボード、GRC板、珪酸カルシウム板等の基板10と薄
いフォーム層11、例えばポリウレタンフォーム、ポリエ
チレンフォーム等で厚さが1〜5mm位の厚さのものから
形成した長方形のものである。すなわち、基板10として
石こうボードを使用する際は、外側面となる石こうボー
ド用原紙の一表面を防水処理したものであり、フォーム
層11はクッション性による製作誤差の吸収材、結露防止
材として機能するものである。
次に本考案に係る外壁構造の施工法について説明する
と、第1図に示すように躯体の外側に下地用板のフ
ォーム層11を外側にして敷設、固定して下地を形成す
る。この際、下地用板間は木口端面を間隙無く密着さ
せ、目地部には目地材、防水シール材、テープ材を植設
する。次に、ボードを土台(図示せず)から軒に向っ
て横張り状で固定する。なお、第n段目のボードは雄
型連結部2を釘8で躯体に固定し、次に第n+1段目
のボードの雌型連結部3を第n段目のボードの雄型
連結部2に第1図に示すように装着するものである。従
って、外壁を形成するには上記したような工程を土台か
ら軒に向って施工すればよいものである。
以上、説明したのは本考案に係る外壁構造の一実施例に
すぎず、ボードを第5図(a)〜(n)、第6図(a)〜(j)に
示すように形成することもできる。
〔考案の効果〕
上述したように本考案に係る外壁構造によれば、躯体と
ボード間に防水性、断熱性、施工性にすぐれた下地用板
を介在させたため、外壁におけるこれらの性能が従前に
比し、大幅に改善された特徴がある。また、ボードの施
工によっても下地を破損することがなく、非常に施工し
やすい利点がある。さらに、ボードの目地部、連結部に
おける間隙があっても躯体への漏れ、風の吹き込み、気
圧による気流の変化も下地用板で遮断してしまう特徴が
ある。また、ボードが硬質で変形が幾分あっても施工時
にフォーム層によって吸収できる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る外壁構造の一実施例を示す縦断面
図、第2図は本考案に係る外壁構造を構成する窯業系外
壁材の一例を示す斜視図、第3図(a)〜(c)は窯業系外壁
材の縦目地の木口の一例を示す説明図、第4図は本考案
に係る外壁構造に使用する下地用板の一例を示す斜視
図、第5図(a)〜(n)、第6図(a)〜(j)は窯業系外壁材の
その他の実施例を示す説明図である。 ……窯業系外壁材、……躯体、……下地用板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主柱、間柱の外側面に防水性を有する基板
    10の一表面に少なくとも幾分クッション性のある薄い
    フォーム層11を設けた下地用板を間隙無く敷設固定
    し、該下地用板のフォーム層11上に窯業系外壁材
    を釘着したことを特徴とする外壁構造。
JP1986057176U 1986-04-15 1986-04-15 外壁構造 Expired - Lifetime JPH065461Y2 (ja)

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JPS62169135U JPS62169135U (ja) 1987-10-27
JPH065461Y2 true JPH065461Y2 (ja) 1994-02-09

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5947040B2 (ja) * 1980-06-07 1984-11-16 新日本製鐵株式会社 溶接性と塗装後の耐食性が優れた容器用鋼板とその製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5947040U (ja) * 1983-06-15 1984-03-28 石川 尭 モルタル下地板

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JPS5947040B2 (ja) * 1980-06-07 1984-11-16 新日本製鐵株式会社 溶接性と塗装後の耐食性が優れた容器用鋼板とその製造法

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