JPH0654422A - 素線絶縁導体の絶縁皮膜除去の確認装置 - Google Patents

素線絶縁導体の絶縁皮膜除去の確認装置

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JPH0654422A
JPH0654422A JP4220866A JP22086692A JPH0654422A JP H0654422 A JPH0654422 A JP H0654422A JP 4220866 A JP4220866 A JP 4220866A JP 22086692 A JP22086692 A JP 22086692A JP H0654422 A JPH0654422 A JP H0654422A
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JP
Japan
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guide pipe
strand
fiberscope
wire
insulating film
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JP4220866A
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English (en)
Inventor
Tomokiyo Ueda
朝喜與 植田
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 素線絶縁を設けたケーブル導体の接続端部の
処理を行う際に、絶縁皮膜の除去の状態を、ファイバス
コープを用いて確認できるようにする。 【構成】 ガイドパイプ10は、貫通孔12の中にケー
ブルの素線を1本だけ挿入可能に構成し、該貫通孔12
に向けて複数本の側溝15……を配置する。前記側溝1
5に対して、細径のファイバスコープ20を挿入し、素
線の側部に光を当てて、その反射光を測定装置に向けて
出力させ、素線の表面の絶縁皮膜の除去の状態を目視で
きるようにする。前記ガイドパイプ10は、ステンレス
等のような硬い金属を用いて構成し、ケーブル導体の素
線の密集部に向けて、そのパイプの先端を深く挿入し
て、素線の表面の状態を確認できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、素線絶縁導体の素線に
対して、絶縁皮膜除去を行った際に、その素線における
絶縁皮膜の除去の状態を直接目視できるようにする装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】大容量送電ケーブルにおいて、表皮効果
に起因する送電損失を低減する目的で、導体素線にエナ
メル絶縁(例えばポリイミドアミド被覆)した絶縁皮膜
付き導体素線が用いられることがある。そして、前記ケ
ーブル導体の終端の処理を行う場合、または、接続処理
を行う場合には、そのケーブルの端部の電気的導通性を
確保するために、素線の絶縁皮膜の除去を行う必要があ
る。そこで、前記素線の絶縁皮膜の除去を行うために、
一般にサンドブラスト方式による処理手段が用いられて
おり、かかるサンドブラスト方式の装置としては、実開
平4−17614号公報等に示されるように、ブラスト
装置に挿入するショットガンから、サンド(アルミナ粉
末)を圧縮空気とともに吹付け、皮膜の除去を行う手段
が知られている。
【0003】また、前述したように、サンドブラスト方
式を用いて素線の絶縁皮膜を除去した際に、その絶縁皮
膜の除去の状態を確認することが必要である。そこで、
例えば、特公平3−60056号公報等に示されるよう
に、ケーブル導体を一括した状態で電気抵抗を測定し、
その計測値から素線の絶縁皮膜の除去の状態を判断する
ことが提案されている。前記従来例に示される絶縁皮膜
の除去程度の検知方法では、図11に示されるように構
成した装置が用いられている。前記図11に示される装
置では、ケーブル1の絶縁体を剥離して、ケーブル導体
2を露出させ、その露出されたケーブル導体2の先端部
から所定の長さの範囲Lに亘って、絶縁皮膜の除去を行
った後で、切断端部と長さLを介した部分に対して、そ
れぞれ電極31、32を装着して、測定装置を構成して
いる。
【0004】そして、前記測定装置においては、2つの
電極31、32を、テスター等の抵抗測定器に接続し、
ケーブル導体の絶縁皮膜を除去した2つの測定部の間で
の絶縁抵抗を測定する。また、前記従来例では、2つの
電極31、32、それぞれ2つ割り状の半円形の部材で
構成し、その半円形の部材に設けたフランジ33を介し
て、固定ねじ34等により締め付けて固定することによ
り、電極とケーブル導体との接触状態を良好に設定でき
るようにする。
【0005】さらに、前記2つの電極31、32の間に
は、絶縁パイプ部材35を取り付けており、該絶縁パイ
プ35も、前記電極の場合と同様に、2つ割にした半円
形断面の部材を組み合わせて、フランジ36を固定ねじ
37により締め付けることによって、抵抗測定区間での
ケーブル導体の素線を圧縮している。そして、前記従来
例に示されるような手段を用いて、絶縁皮膜を除去した
区間での抵抗値を測定することにより、絶縁皮膜除去の
状態を知ることができるとされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例に示されたように、絶縁皮膜を除去したケーブル導
体に対して、一括して抵抗値の測定を行う場合には、抵
抗測定区間が短いことに加えて、抵抗値は各素線の接触
状態に依存することから、そのケーブル導体の各素線が
不完全な状態で締め付けられているような場合には、そ
の測定値にバラツキが生じやすく、正確な測定値を得る
ことが困難である。そして、絶縁皮膜の除去の状態を誤
って判断してケーブルの接続の処理等を行い、大電流を
流した場合に、素線の絶縁皮膜の除去が不完全な位置
で、電気抵抗が増大して発熱したりするという問題が発
生する。
【0007】また、サンドブラスト方式の手段を用いて
絶縁皮膜の除去を行う場合に、作業者の技量により、素
線の絶縁皮膜が除去される程度に差があるような場合
に、前記従来例に示されるような一括測定方式では、容
易に絶縁皮膜の残留する程度を知ることができず、目視
による測定手段を用いることも必要となる。しかし、目
視による素線の絶縁皮膜の除去程度の判定の作業は、素
線の構成によっては、前記図11の電極31の位置まで
素線を広げることが困難であり、比較的面倒な作業を強
いられると言う問題がある。
【0008】
【発明の目的】本発明は、前述したような従来の測定装
置の問題を解決するもので、素線の側部からファイバス
コープを用いて目視することのできる機構を設け、その
ファイバスコープを介してテレビ画面に写し出す手段等
を用いて、絶縁皮膜の除去状態を容易に監視できるよう
な手段を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、素
線に絶縁皮膜を設けたケーブルに対して、サンドブラス
ト等による絶縁皮膜の除去を行ったものに対して、前記
素線に沿わせて案内する手段と、該素線に沿ってファイ
バスコープを案内する手段とを設けたガイドパイプを用
い、前記ガイドパイプに案内されるファイバスコープに
測定装置を接続し、前記素線に対して外側から絶縁皮膜
の除去状態を目視可能に構成している。また、本発明に
おいては、前記ガイドパイプの中心部に、貫通孔と該貫
通孔に開口する複数の側溝を軸方向に配置し、前記ケー
ブルを構成する素線を貫通孔に挿入する手段を設け、前
記ガイドパイプの側溝に挿入可能に設けたファイバスコ
ープと、該ファイバスコープに接続される測定装置とか
ら構成し、前記素線に対して外側から絶縁皮膜の除去状
態を見ることができるように構成している。
【0010】さらに、本発明のガイドパイプは非常に硬
い金属等の材料により構成し、先端部をテーパ状に形成
し、素線の密集部に向けて深く挿入可能に構成するとと
もに、ファイバスコープの側窓部、あるいは先端部の内
視鏡部をそのガイドパイプの貫通孔に向けて、ガイドパ
イプの軸方向に複数設けた側溝を介して移動させ、素線
の絶縁皮膜の除去状態を、素線に対して直角な方向から
見ることができるように構成する。また、前記構成に加
えて、本発明のガイドパイプは、側面に側スリットを設
けたパイプ状のものとして構成し、該側スリットを素線
に沿わせた状態で、パイプの貫通孔にファイバスコープ
を挿入し、パイプの側面の側スリットを介して素線の側
面の状態を目視可能に構成することができる。
【0011】前述したように構成したことにより、本発
明の素線絶縁導体の絶縁皮膜除去の確認装置では、非常
に細いファイバスコープを用い、素線に対して直角な方
向から絶縁皮膜の除去状態を見ることができるので、素
線の表面の状態の判断に間違い等が生じることを防止で
きる。また、本発明の装置は、非常に細いファイバスコ
ープと、該ファイバスコープに対して配置する測定装置
と、素線に対して装着するガイドパイプとから構成して
いるので、その装置を比較的簡単なものとすることがで
きる。そして、ケーブルのケーブル導体等を構成する多
数本の素線のうちの任意のものに対して、絶縁皮膜の除
去状態を確認することにより、サンドブラストの作業の
後で、素線の導体の露出状態を容易に知ることが可能に
なる。
【0012】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の素線絶
縁導体の絶縁皮膜除去の確認装置を説明する。図1およ
び図2に示されるガイドパイプ10は、ステンレス等の
硬い材料を用いて構成し、内部に貫通孔12を設けてい
る。また、前記ガイドパイプ10の挿入側の先端部11
をテーパ状に構成しており、前記貫通孔12に対して、
ケーブルのケーブル導体を構成する素線のうちの1本を
挿入させるように構成している。前記ガイドパイプ10
の貫通孔12の周囲には、図2および図3に示されるよ
うに、4本の側溝15〜18を配置している。前記側溝
15〜18は、図1に示されるように、ファイバスコー
プ20を挿入可能な径の溝として構成され、その溝の一
部が貫通孔12に開口した状態に構成されている。
【0013】前記ガイドパイプ10に設ける貫通孔12
は、その内径Dを素線の径よりも若干大きなサイズに形
成するもので、2.5〜3.5mm程度に設定する。ま
た、ガイドパイプの肉厚Tは、1.5〜2.0mmに設定
し、貫通孔の周囲に配置する側溝15〜18の径dは、
ファイバスコープの径よりも0.1〜0.2mm程度大き
くして、前記直径dを0.5〜0.9mmに設定する。そ
して、貫通孔に収容した素線に対して、その側部にファ
イバスコープの側窓部22を移動させる状態で、素線の
側面に対して垂直方向から光を照射しながら、絶縁皮膜
の除去の状態を見ることができるようにする。
【0014】本発明の装置において使用されるファイバ
スコープ20は、一般の工業用、または、医療用のファ
イバスコープとして使用されている装置を用いることが
できるもので、例えば、三菱電線工業株式会社製の、側
視用細径ファイバスコープ等を使用することができる。
前記ファイバスコープは、挿入部の外径が0.29mm
で、画素数が2000のものであり、先端部の内視鏡部
に首振り機能を設けたもの、または、側視機能の付いた
ものを使用することができる。したがって、前述したよ
うなファイバスコープ、またはより太いものを使用する
場合には、側溝15の内径はファイバスコープの径に
0.1〜0.2mmの余裕を持たせたものとして構成する
ことにより、該ファイバスコープを側溝内部で移動可能
に装備させることができる。
【0015】前述したように、ファイバスコープ20を
用いる装置は、図4に示されるように構成することがで
きる。前記図4に示される測定装置25では、ファイバ
スコープ20の先端部に内視鏡部を配置し、該内視鏡部
をガイドパイプ10の側溝15……に挿入する。また、
ファイバスコープ20の他端部には、光源26と、カメ
ラ27を接続し、該カメラ27により得られた画像情報
を、ビデオプロセッサ28を介してカラーテレビモニタ
29に写し出すことができるようにする。もちろん、本
発明の測定装置25では、カメラ27により得られる画
像を、該カメラに設けたファインダーを介して直接目視
することも可能である。
【0016】前述したように構成される本発明の測定装
置を用いて、ケーブルのケーブル導体または、セグメン
ト導体3の素線に対して、絶縁皮膜の除去状態を見る機
構の例を図5に示している。本発明の測定装置25は、
任意の構成のものとすることが可能であるが、前記図5
に示される例では、ケーブルのセグメント導体3に対し
て、素線の絶縁皮膜を除去した後で、ガイドパイプ10
をその素線5のうちの1本に対して装着する。そのガイ
ドパイプを素線5に対して装着する場合には、ガイドパ
イプ10の先端部に形成したテーパ部11が、周囲の素
線を押し退ける状態で、絶縁皮膜の除去部の基部にまで
深く挿入される。そして、前記ガイドパイプ10の先端
部は、前述したように、ステンレス等のように対摩耗性
を有し、非常に硬いものであるから、強く押し込むこと
により、1本の素線を貫通孔に入れた状態で、ケーブル
の基部にまで挿入される。
【0017】その後で、前記ガイドパイプ10の側溝に
対してファイバスコープ20を挿入し、そのファイバス
コープの先端部に設けた側窓部や内視鏡部を用いて、素
線の側面に光を当てて、その反射光をカメラに入射さ
せ、テレビ画面に写し出すようにする。前述したよう
に、ケーブル導体を構成する多数本の絶縁皮膜付き素線
のうち、数本のものをサンプルとして選択し、それぞれ
の素線に対してガイドパイプ10を装着し、それ等の素
線に対して、絶縁皮膜の除去状態を確認する作業を実施
することができる。
【0018】その素線に対する確認作業は、例えば、ガ
イドパイプに設けた複数の側溝に対して、ファイバスコ
ープを順次装着し、ファイバスコープの挿入または引き
抜きの途中で、素線の側部の状態を目視することによ
り、絶縁皮膜の除去状態を確認することができるように
する。したがって、本発明の測定装置では、作業者が素
線の銅の色と、絶縁皮膜の色との違い、および、絶縁皮
膜が除去される程度に応じた色の区別を行うことができ
るようにする。
【0019】(本発明のガイドパイプの他の実施例)前
述したようなパイプ状のガイドパイプを用いることの他
に、本発明においては、図6に示されるようなガイドパ
イプ40を用いることができる。前記図6に示されるガ
イドパイプ40には、その軸心方向に貫通する貫通孔4
2を配置し、そのガイドパイプの本体の先端部をテーパ
部41として形成し、貫通孔42の側部を外部に露出さ
せるような側スリット43を設けている。前記側スリッ
ト43は、貫通孔42に挿入されるファイバスコープ2
0の側部に形成された側窓部、または、先端の内視鏡部
を介して、素線の表面との間に一定の距離を維持できる
ように構成される。
【0020】前記ガイドパイプ40は、図1に示された
ガイドパイプ10の場合と同様に、ステンレスや鉄等の
ような硬い部材を用いて構成し、対象とする素線よりも
細いものとして構成することができる。前記ガイドパイ
プ40の内径は、ファイバスコープの径よりも0.1〜
0.2mm程度大きくして、その貫通孔の直径を0.5〜
0.9mmに設定する。また、側スリット43の巾は、貫
通孔内に挿入されるファイバスコープ20が、外部には
みださない程度に設定する。そして、前記ガイドパイプ
40を用いて、素線の側面を目視する際には、図7に示
されるように、ガイドパイプ40の側スリット43の部
分を素線5に対して押圧する状態で位置決めを行い、貫
通孔42に挿入したファイバスコープ20により、素線
の側面を見ることができるようにする。
【0021】また、本発明のファイバスコープを用いて
素線の表面の状態を目視する際には、図8に示されるよ
うな平型スペーサ50を用いることができる。前記平型
スペーサ50は、素線の絶縁皮膜を除去する際に使用さ
れる道具であり、サンドブラスト方式を用いて、素線の
絶縁皮膜を除去する際に、素線の間の間隔を広げるため
に用いられる工具である。前記平型スペーサは、その本
体の所定の位置に設けた孔51を用いて、サンドブラス
トのショットガンを挿入し、素線の層の間に大きな隙間
を形成し、素線の皮膜の除去作業を、セグメント導体の
内部にまで施工できるようにするためにも用いられる。
【0022】前記平型スペーサを用いる場合に、本発明
においては、図8に示されるように、平型スペーサ50
の側面にも側溝52……を設けておき、該側溝52……
のサイズを、ガイドパイプ40が通る程度の大きさに形
成するが、素線が中に入り込まない程度に形成する。そ
して、前記平型スペーサ50を用いてセグメント導体の
素線に対して絶縁皮膜の除去の程度を検査する場合に
は、まず、図9に示されるようにして、平型スペーサ5
0を挿入する。前記図9に示される例では、ケーブル1
の導体2を複数本のセグメント導体3……を圧縮して構
成したものの場合を示しているもので、前記セグメント
導体3のうちの1つに対して、平型スペーサ50を挿入
して、素線の層7を他の部分から分離する。
【0023】その後で、前記平型スペーサ50を矢印方
向に90°回転させ、図10に示されるような状態に位
置決めする。その状態で、前記分離された素線の層を構
成する素線5に対して、図7に示されたようにして、ガ
イドパイプ40を装着して、該ガイドパイプ40の貫通
孔に対してファイバスコープ20を挿入する。そして、
前記ファイバスコープ20をガイドパイプの貫通孔内部
で移動させながら、測定装置25を用いて、素線の表面
の状態を目視により検査することができ、素線の絶縁皮
膜の除去の状態を、テレビの画面で見たり、直接ファイ
バスコープの端部に写し出される画像を見ることができ
る。
【0024】前述したように、図6に示されるガイドパ
イプ40を用いる場合には、平型スペーサのような簡単
な構成の補助具を用いることにより、素線の側面に側溝
による検知手段を案内することができ、素線の絶縁皮膜
の除去の状態を目視により検査することが可能になる。
また、そのガイドパイプとファイバスコープとを組み合
わせた検査においては、平型スペーサのような拡開工具
を使用することによっても、セグメント導体の内部の素
線に対しても、ガイドパイプを装着することができ、フ
ァイバスコープによる素線の表面状態の目視検査を容易
に行うことができる。そして、前記図6に示されたガイ
ドパイプのように、簡単な構成の補助部材を使用するこ
とにより、目視検査の作業を容易に行うことができる。
【0025】なお、本発明の測定装置では、ファイバス
コープを介して見る素線の表面は、常に素線の表面に対
して直角に光を照射した状態で行うことができる。した
がって、従来の検査方法のように、作業者がセグメント
導体の素線を開いて、素線の表面の状態を直接目視する
場合に比較して、角度による色の変化等のノイズがな
く、素線の表面の状態を正確に把握することが可能にな
る。さらに、本発明の図8に示された平型スペーサは、
図1に示されるようなガイドパイプを使用して検査を行
う場合にも、当然用いることができる。
【0026】
【発明の効果】前述したように、本発明の素線絶縁導体
の絶縁皮膜除去の確認装置では、非常に細いファイバス
コープを用い、素線に対して垂直方向から絶縁皮膜の除
去状態を見ることができるので、素線の表面の状態の判
断に間違い等が生じることを防止できる。また、本発明
の装置は、非常に細いファイバスコープと、該ファイバ
スコープに対して配置する測定装置と、素線に対して装
着するガイドパイプとから構成しているので、その装置
を比較的簡単なものとすることができる。そして、ケー
ブルのケーブル導体等を構成する多数本の素線のうちの
任意のものに対して、絶縁皮膜の除去状態を確認するこ
とにより、サンドブラストの作業の後で、素線の導体の
露出状態を容易に知ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のガイドパイプとファイバスコープと
の関係を示す側面図である。
【図2】 本発明のガイドパイプの断面図である。
【図3】 図2のガイドパイプの一部を拡大して示す説
明図である。
【図4】 本発明の測定装置の構成を示す説明図であ
る。
【図5】 本発明の測定装置をケーブル導体に適用する
例の説明図である。
【図6】 本発明のガイドパイプの別の実施例の斜視図
である。
【図7】 図6のガイドパイプの断面図である。
【図8】 本発明に使用される平型スペーサの平面図で
ある。
【図9】 平型スペーサを用いて素線の層の間隔を離し
た状態の説明図である。
【図10】 平型スペーサを用いて拡開した素線に対し
て本発明の検査手段を適用する場合の説明図である。
【図11】 従来の抵抗測定装置の説明図である。
【符号の説明】
1 ケーブル、 2 ケーブル導体、 5 素
線、10 ガイドパイプ、 12 貫通孔、 15
〜18 側溝、20 ファイバスコープ、 25
測定装置、 27 カメラ、29 カラーテレビ
モニタ、 31・32 電極、35 絶縁パイプ、
40 ガイドパイプ、 42 貫通孔、43
側スリット、 50 平型スペーサ、 52 側
溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素線に絶縁皮膜を設けたケーブルに対し
    て、サンドブラスト等による絶縁皮膜の除去を行ったも
    のに対して、 前記素線に沿わせて案内する手段と、該素線に沿ってフ
    ァイバスコープを案内する手段とを設けたガイドパイプ
    を用い、 前記ガイドパイプに案内されるファイバスコープに測定
    装置を接続し、 前記素線に対して外側から絶縁皮膜の除去状態を目視可
    能に構成したことを特徴とする素線絶縁導体の絶縁皮膜
    除去の確認装置。
JP4220866A 1992-07-28 1992-07-28 素線絶縁導体の絶縁皮膜除去の確認装置 Pending JPH0654422A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8061176B2 (en) 2005-02-28 2011-11-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Press molding device and press molding method
US8375834B2 (en) 2007-10-12 2013-02-19 Mitsui High-Tec, Inc. Die assembly
CN107681417A (zh) * 2017-10-09 2018-02-09 浙江欧导自动化设备有限公司 一种漆包线表面剥皮用枪头

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