JP3230237B2 - ケーブル接続部 - Google Patents

ケーブル接続部

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JP3230237B2
JP3230237B2 JP24596789A JP24596789A JP3230237B2 JP 3230237 B2 JP3230237 B2 JP 3230237B2 JP 24596789 A JP24596789 A JP 24596789A JP 24596789 A JP24596789 A JP 24596789A JP 3230237 B2 JP3230237 B2 JP 3230237B2
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義則 坂口
恵一 日暮
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルの絶縁体
の劣化の程度を、精度良く確実に検出するためのケーブ
ル接続部に関する。
(従来の技術) 従来からOFケーブルにおける絶縁劣化の程度を調べる
方法としては、ケーブルに使用されている絶縁油を接続
部等から採取し、その中に含まれているガス成分の分析
を行い、劣化に伴って発生するアセチレンガス等の可燃
性ガスの量を測定することによって、局部放電等の異常
を検出する方法が行われていた。
この方法は非常に検出が確実で精度が高く、OFケーブ
ルの保守に寄与するところが大きいが、CVケーブル(架
橋ポリエチレン絶縁ケーブル)のような架橋ポリオレフ
ィン絶縁ケーブルにおいては、絶縁体が固体でありこの
ような方法をそのまま用いることはできない。
このため、CVケーブルの絶縁体の劣化の判定は、漏れ
電流、誘電正接、部分放電の有無、あるいは直流成分を
測定する等の電気的な方法によって行われていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような電気的な測定方法では、い
ずれも絶縁体の劣化が相当程度進行しないと検出するこ
とができず、絶縁体劣化の確実な検出、判定手段とはい
えなかった。
本発明はこのような従来の難点に対処してなされたも
ので、架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルの絶縁体の劣化
の程度を、精度良く確実に検出することができるケーブ
ル接続部を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明のケーブル接続部は、ケーブルコア外周に金属
被覆を有する架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルの接続部
であって、前記ケーブルの接続端部に試料採取用コネク
タを有する接続箱を被嵌するとともに、前記金属被覆の
開口端部と前記試料採取用コネクタとの間とを試料採取
用チューブにより気密に連結し、前記ケーブルの絶縁体
から発生するガスが前記試料採取用チューブを介して前
記試料採取用コネクタより採取されるようにしたことを
特徴としている。
本発明においては、試料採取用コネクタに採取管等を
接続して定期的に架橋ポリオレフィン絶縁ケーブルの絶
縁体から発生するガスを採取することができる。
(作用) 本発明のケーブル接続部においては、絶縁体から発生
するガスを試料採取用チューブを介して試料採取用コネ
クタよりケーブルの外側へ導いて採取し、このガスに含
まれる成分の種類および量を公知の方法で分析および測
定することによって、絶縁体の劣化の有無を確実に検出
することができる。
すなわち、架橋ポリエチレンのような架橋ポリオレフ
ィン絶縁体は、その中のミクロボイド内の放電等に起因
する劣化が生じ、これは従来の電気的測定方法によって
はほとんど検出することができないが、この放電によっ
て生じる一酸化炭素や酸素、水素のような可燃性のガス
を採取し、その中の成分を分析、測定することによっ
て、放電とそれに起因する絶縁体劣化の有無を精度良く
検出することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明の一実施例であるアルミ被CVケーブ
ルの接続部での絶縁体の劣化検出方法を説明するための
縦断面図である。
この接続部においては、一対のCVケーブル1の端部が
それぞれ段剥ぎされ、露出された導体2が導体接続管3
によって接続されている。そしてこの導体接続部上に
は、両側の架橋ポリエチレンからなる絶縁体4上に跨っ
て、ゴム、プラスチック絶縁テープが紡錘状に巻回され
絶縁補強体5が形成されている。またこの絶縁補強体5
の外側には、接続銅管6が被嵌されており、接続銅管6
の端部は、ケーブルの波付けアルミニウム被覆7上に、
防水テープの巻回層8によって固定されている。さらに
接続銅管6内には液状の防水混和物9が注入充填されて
いる。
なお図中符号10は、ケーブル絶縁体4とアルミニウム
被覆7との間に介挿された絶縁紙の巻回層を示す。
そしてこのような構造のアルミ被CVケーブルの接続部
において、アルミニウム被覆7の端部に、端面に挿通孔
が設けられた円環状のキャップ11が気密に被せられてお
り、その挿通孔には可撓性を有するチューブ12の一端が
嵌め込まれている。
また、このチューブ12は液状の防水混和物9中を通
り、他端が接続銅管6に取付けられた密栓13付の試験採
取用コネクタ14に連結されている。
そして定期的に密栓13を外してコネクタ14に採取管等
を接続することによって、架橋ポリエチレン絶縁体4か
ら発生しアルミニウム被覆7の内部に溜まったガスを採
取した後、採取されたガス中の成分を分析し、水素等の
可燃性ガスの量を測定することによって、絶縁体の劣化
をいち早く検出することができる。
またガス成分量の経時的な変化から、絶縁体の劣化の
進行程度を正確に知ることができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明のケーブル接続部において
は、絶縁体から発生するガスをケーブル接続部において
確実に採取することができ、その採取したガス中の成分
と量を分析および測定することによって、従来の電気的
な測定方法では検出がほとんど困難であった、絶縁体中
の放電等の異常に起因する絶縁体劣化を、いち早く確実
に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例であるアルミ被CVケーブル
の接続部での絶縁体の劣化検出方法を説明するための縦
断面図である。 1……CVケーブル 4……ケーブル絶縁体 6……接続銅管 7……アルミニウム被覆 9……防水混和物 11……キャップ 12……チューブ 14……コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−105538(JP,A) 特開 昭59−105540(JP,A) 特開 昭59−126265(JP,A) 特開 昭63−98541(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/12 G01R 31/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブルコア外周に金属被覆を有する架橋
    ポリオレフィン絶縁ケーブルの接続部であって、 前記ケーブルの接続端部に試料採取用コネクタを有する
    接続箱を被嵌するとともに、前記金属被覆の開口端部と
    前記試料採取用コネクタとの間とを試料採取用チューブ
    により気密に連結し、前記ケーブルの絶縁体から発生す
    るガスが前記試料採取用チューブを介して前記試料採取
    用コネクタより採取されるようにしたことを特徴とする
    ケーブル接続部。
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