JPH0654395A - デジタルオーディオ信号変換装置 - Google Patents

デジタルオーディオ信号変換装置

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JPH0654395A
JPH0654395A JP4205587A JP20558792A JPH0654395A JP H0654395 A JPH0654395 A JP H0654395A JP 4205587 A JP4205587 A JP 4205587A JP 20558792 A JP20558792 A JP 20558792A JP H0654395 A JPH0654395 A JP H0654395A
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JP
Japan
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audio signal
digital
analog
frequency band
digital audio
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JP4205587A
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English (en)
Inventor
Keijiro Maeda
敬二郎 前田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成でデジタルチャンネルデバイダが
出力する1サンプル20ビット〜24ビット程度のデジ
タルオーディオ信号をアナログ信号に変換できるように
する。 【構成】 デジタルオーディオ信号を、デジタルチャン
ネルデバイダ3で少なくとも第1の周波数帯域のデジタ
ルオーディオ信号と第2の周波数帯域(第2の周波数帯
域の方が高域)のデジタルオーディオ信号とに分割し、
第1の周波数帯域のデジタルオーディオ信号をアナログ
信号に変換して、対応した周波数帯域用のスピーカ10
Lから再生させると共に、第2の周波数帯域のデジタル
オーディオ信号を、このデジタル信号を構成するビット
データの内の上位側の所定ビットを切り捨ててアナログ
信号に変換し、この変換されたアナログ信号を、対応し
た周波数帯域用のスピーカ10M又は10Hから再生さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルオーディオ信
号をアナログオーディオ信号に変換するデジタルオーデ
ィオ信号変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタルオーディオ信号を、複数
の帯域のデジタルオーディオ信号に分割するデジタルチ
ャンネルデバイダが開発されている。このデジタルチャ
ンネルデバイダは、デジタルデータの演算処理で複数の
帯域のデジタルオーディオ信号に分割処理するので、帯
域分割が精度良くできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、演算処理に
より複数の帯域に分割する場合に、分割されたデジタル
オーディオ信号の精度を確保するためには、デジタルオ
ーディオ信号の1サンプルを構成するビット数が、分割
前の元のデジタルオーディオ信号よりも増えてしまう不
都合があった。即ち、分割のための演算処理時の演算誤
差を防ぐために、元のデジタルオーディオ信号を構成す
るビット数を越える演算を行うようにしてあり、デジタ
ルチャンネルデバイダが出力するデジタルオーディオ信
号は元のデジタルオーディオ信号よりも1サンプルのビ
ット数が多くなってしまう。例えば、デジタルチャンネ
ルデバイダに供給される元のデジタルオーディオ信号
が、1サンプル16ビットで構成されている場合、分割
後のデジタルオーディオ信号は、1サンプル20ビット
〜24ビット程度になってしまう。
【0004】一方、デジタルオーディオ信号を音声とし
てスピーカから再生させる場合には、デジタル/アナロ
グ変換器でアナログオーディオ信号に変換してからスピ
ーカ側に供給するのが一般的である。ここで、上述した
デジタルチャンネルデバイダが出力するデジタルオーデ
ィオ信号を再生させる場合にも、分割されたそれぞれの
帯域のデジタルオーディオ信号を、それぞれ個別にデジ
タル/アナログ変換器でアナログオーディオ信号に変換
する処理が行われる。
【0005】ところが、デジタル/アナログ変換器は変
換できるビット数に制約があり、現在一般的なデジタル
/アナログ変換器は1サンプルが16ビット程度のデジ
タル信号を処理するものであり、回路構成が複雑な高価
な変換器の場合でも、1サンプル20ビット程度のデジ
タルオーディオ信号をアナログ信号に変換するのが限界
で、20ビットを越えるサンプル数のデジタル信号を処
理するものは特殊で一般的ではない。
【0006】従って、デジタルチャンネルデバイダが出
力する1サンプル20ビット〜24ビット程度のデジタ
ルオーディオ信号を、そのままアナログオーディオ信号
に変換するのは困難であった。
【0007】本発明の目的は、簡単な構成でデジタルチ
ャンネルデバイダが出力する1サンプル20ビット〜2
4ビット程度のデジタルオーディオ信号をアナログ信号
に変換して再生できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば図1に
示すように、デジタルオーディオ信号を、デジタルチャ
ンネルデバイダ3での演算処理により少なくとも第1の
周波数帯域のデジタルオーディオ信号と第2の周波数帯
域(第2の周波数帯域は第1の周波数帯域よりも高域)
のデジタルオーディオ信号とに分割し、第1の周波数帯
域のデジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号
に変換し、この変換された第1の周波数帯域のアナログ
オーディオ信号を、対応した周波数帯域用のスピーカ1
0Lから再生させると共に、第2の周波数帯域のデジタ
ルオーディオ信号を、このデジタルオーディオ信号を構
成するビットデータの内の上位側の所定ビットを切り捨
ててアナログオーディオ信号に変換し、この変換された
第2の周波数帯域のアナログオーディオ信号を、対応し
た周波数帯域用のスピーカ10M又は10Hから再生さ
せるようにしたものである。
【0009】また本発明は、例えば図4に示すように、
デジタルオーディオ信号を、デジタルチャンネルデバイ
ダ3での演算処理により少なくとも第1の周波数帯域の
デジタルオーディオ信号と第2の周波数帯域(第2の周
波数帯域は第1の周波数帯域よりも高域)のデジタルオ
ーディオ信号とに分割し、第1の周波数帯域のデジタル
オーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換し、第
2の周波数帯域のデジタルオーディオ信号を、このデジ
タルオーディオ信号を構成するビットデータの内の上位
側の所定ビットを切り捨ててアナログオーディオ信号に
変換し、それぞれの帯域のアナログオーディオ信号を混
合するようにしたものである。
【0010】また、これらの場合に、第2の周波数帯域
のデジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に
変換するデジタル/アナログ変換器の出力側に、切り捨
てたビット数に対応した減衰を行うアッティネータを接
続するようにしたものである。
【0011】
【作用】本発明によると、第2の周波数帯域のデジタル
オーディオ信号を、このデジタルオーディオ信号を構成
するビットデータの内の所定ビットを切り捨ててアナロ
グオーディオ信号に変換するので、アナログ変換を行う
デジタル/アナログ変換器が扱うデジタルオーディオ信
号のビット数が少なくなり、このデジタル/アナログ変
換器の構成を簡単にすることができる。この場合、高い
レベルの信号が含まれない高域の帯域で、この高いレベ
ルに相当する上位側の所定ビットを切り捨てるビットシ
フト処理を行うので、このビットシフトを行っても、再
生される音質が劣化することがない。
【0012】また、この場合に第2の周波数帯域のデジ
タルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換す
るデジタル/アナログ変換器の出力側に、切り捨てたビ
ット数に対応した減衰を行うアッティネータを接続した
ことで、各周波数帯域の信号レベルを適正にすることが
できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3を参照
して説明する。
【0014】図1において、1はデジタルオーディオ信
号の入力端子を示し、この入力端子1に得られるデジタ
ルオーディオ信号を、切換スイッチ2を介してデジタル
チャンネルデバイダ3に供給する。また、4はアナログ
オーディオ信号の入力端子を示し、この入力端子4に得
られるアナログオーディオ信号を、アナログ/デジタル
変換器5でデジタルオーディオ信号に変換し、変換され
たデジタルオーディオ信号を、切換スイッチ2を介して
デジタルチャンネルデバイダ3に供給する。この場合、
入力端子1に得られるデジタルオーディオ信号やアナロ
グ/デジタル変換器5で変換されるデジタルオーディオ
信号は、1サンプル16ビットのデータである。
【0015】そして、デジタルチャンネルデバイダ3で
供給されるデジタルオーディオ信号を、高域のデジタル
オーディオ信号と、中域のデジタルオーディオ信号と、
低域のデジタルオーディオ信号との3つの周波数帯域の
信号に分割する。この場合の分割処理は、デジタルデー
タの演算処理で行い、演算の精度を高くするために、帯
域分割後の各デジタルオーディオ信号は、1サンプル2
0ビットのデータとする。また、各周波数帯域は、例え
ば高域が20kHz〜3.2kHz、中域が3.2kH
z〜400Hz、低域が400Hz〜20Hzとする。
【0016】そして、デジタルチャンネルデバイダ3が
出力する高域のデジタルオーディオ信号を、ビットシフ
タ6Hに供給し、4ビットのビットシフトを行う。この
4ビットのビットシフトとしては、図2のAに示すよう
に、1サンプルのオーディオデータが最上位ビットMS
Bから最下位ビットLSBまで20ビットで構成されて
いる内の、上位側の2ビット目〜5ビット目の4ビット
を切り捨てて、図2のBに示す1サンプル16ビットの
オーディオデータとする。
【0017】また、デジタルチャンネルデバイダ3が出
力する中域のデジタルオーディオ信号を、ビットシフタ
6Mに供給し、1ビットのビットシフトを行う。この1
ビットのビットシフトとしては、上位側の2ビット目を
切り捨てて、1サンプル19ビットのオーディオデータ
とする。
【0018】なお、それぞれの場合で、最上位ビットM
SBを切り捨てないのは、最上位ビットMSBが極性を
示すデータであるためである。
【0019】そして、ビットシフトされた高域のデジタ
ルオーディオ信号を、デジタル/アナログ変換器7Hに
供給して、アナログオーディオ信号に変換する。この高
域用のデジタル/アナログ変換器7Hは、1サンプル1
6ビットのオーディオデータを変換する能力のものを使
用する。また、ビットシフトされた中域のデジタルオー
ディオ信号を、デジタル/アナログ変換器7Mに供給し
て、アナログオーディオ信号に変換する。この中域用の
デジタル/アナログ変換器7Mは、1サンプル19ビッ
トのオーディオデータを変換する能力のものを使用す
る。さらに、デジタルチャンネルデバイダ3が出力する
低域のデジタルオーディオ信号(1サンプル20ビッ
ト)を、直接デジタル/アナログ変換器7Lに供給し
て、アナログオーディオ信号に変換する。この低域用の
デジタル/アナログ変換器7Lは、1サンプル20ビッ
トのオーディオデータを変換する能力のものを使用す
る。
【0020】そして、高域用のデジタル/アナログ変換
器7Hが出力する高域のアナログオーディオ信号を、ア
ッティネータ8Hを介してパワーアンプ9Hに供給し、
増幅処理された高域のアナログオーディオ信号を、高域
用のスピーカユニット10Hから再生させる。この場
合、アッティネータ8Hでは、信号レベルを24dB減
衰させる。
【0021】また、中域用のデジタル/アナログ変換器
7Mが出力する中域のアナログオーディオ信号を、アッ
ティネータ8Mを介してパワーアンプ9Mに供給し、増
幅処理された中域のアナログオーディオ信号を、中域用
のスピーカユニット10Mから再生させる。この場合、
アッティネータ8Mでは、信号レベルを6dB減衰させ
る。
【0022】また、低域用のデジタル/アナログ変換器
7Lが出力する低域のアナログオーディオ信号をパワー
アンプ9Lに供給し、増幅処理された低域のアナログオ
ーディオ信号を、低域用のスピーカユニット10Lから
再生させる。
【0023】このように高域,中域,低域の3つの帯域
に分割して、それぞれの帯域毎に別のスピーカユニット
から再生させることで、帯域毎に適正な特性を持つスピ
ーカユニットを使用することができ、音楽などの再生特
性を良好なものにすることができる。そして本例におい
ては、デジタルチャンネルデバイダ3でのデジタルデー
タの演算処理で帯域分割を行うようにしたので、精度の
高い帯域分割が行われると共に、このデジタルチャンネ
ルデバイダ3が出力する1サンプル20ビットのデジタ
ルデータを、高域と中域ではビットシフトしてからアナ
ログ信号に変換するようにしたので、この高域と中域の
アナログ変換を行うデジタル/アナログ変換器8H,8
Mが扱うビット数が少なくなり、それだけデジタル/ア
ナログ変換器8H,8Mの構成を簡単にすることができ
る。
【0024】なお、ビットシフトを行って1サンプルを
構成するビット数を少なくすると、それだけオーディオ
データの情報量が少なくなるが、オーディオ信号は高い
周波数になるに従ってレベルが小さくなる傾向にあり、
実質的にビットシフトでオーディオデータの情報が欠落
することはない。即ち、例えば図3に示すように、20
0Hzのオーディオ信号のピークレベルを基準にする
と、400Hzで6dB、800Hzで12dB、1.
6kHzで18dB、3.2kHzで24dBそれぞれ
ピークレベルが低くなる。
【0025】そして、デジタルオーディオデータの1ビ
ットは6dBに相当するので、400Hz〜3.2kH
zの中域では1ビットのビットシフトを行って上位ビッ
トを切り捨てて6dBのピークカットを行っても、中域
のオーディオデータの情報量に変化がない。同様に、
3.2kHz以上の高域で4ビットのビットシフトを行
って上位ビットを切り捨てて24dB(4ビットに相
当)のピークカットを行っても、高域のオーディオデー
タの情報量に変化がない。従って、本例の回路でのビッ
トシフトを行っても、再生される音楽などが劣化するこ
とはない。
【0026】なお、ビットシフトを行うと、それだけレ
ベルが高くなるので、アッティネータ8H,8Mで対応
した分だけレベルを落とすことで、各帯域のスピーカユ
ニット10H,10M,10Lから再生される音のレベ
ルが揃うようになる。
【0027】また、上述実施例では各デジタル/アナロ
グ変換器7H,7M,7Lで、供給されるデジタルオー
ディオ信号を構成する全てのビットデータを使用してア
ナログ変換を行うようにしたが、全ての帯域のデジタル
/アナログ変換器7H,7M,7Lで、各サンプル毎に
16ビットだけを使用してアナログ変換するようにして
も良い。この場合には、中域のデジタル/アナログ変換
器7Mで下位3ビットを切り捨てて16ビットとし、帯
域のデジタル/アナログ変換器7Lで下位4ビットを切
り捨てて16ビットとする。このようにすることで、全
てのデジタル/アナログ変換器7H,7M,7Lで16
ビット処理だけを行えば良く、デジタル/アナログ変換
器の構成をより簡単にすることができる。この場合に
は、低域や中域で変換処理されるビット数が少なくなっ
て、低域や中域の再生音声が若干歪むことになるが、音
声の歪みは信号レベルが低いときに増加する傾向があ
り、信号レベルが高い低域や中域だけでこのような処理
を行っても、実際に再生させる音声が歪むことは殆どな
い。
【0028】また、上述実施例では各帯域のクロスオー
バー周波数を固定させるようにしたが、デジタルチャン
ネルデバイダ3で分割される各帯域のクロスオーバー周
波数を変えられるようにしても良い。この場合には、ビ
ットシフタ6H,6Mでのビットシフト量と、アッティ
ネータ8H,8Lでの減衰量を対応して変化させれば対
処できる。
【0029】次に、本発明の他の実施例を図4を参照し
て説明する。この図4において、図1に対応する部分に
は同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0030】この図4の例の場合には、各帯域のデジタ
ル/アナログ変換器7H,7M,7Lで1サンプル16
ビットのアナログ変換を行うようにする。即ち、高域用
のデジタル/アナログ変換器7Hでは、ビットシフタ6
Hから供給される16ビットのオーディオ信号をそのま
まアナログ変換する。また、中域用のデジタル/アナロ
グ変換器7Mでは、ビットシフタ6Mから供給される1
9ビットのオーディオ信号の下位3ビットを切り捨てて
アナログ変換する。さらに、低域用のデジタル/アナロ
グ変換器7Lでは、デジタルチャンネルデバイダ3から
供給される20ビットのオーディオ信号の下位4ビット
を切り捨ててアナログ変換する。
【0031】そして、高域用のデジタル/アナログ変換
器7Hが出力するアナログオーディオ信号を、アッティ
ネータ8Hで減衰させた後、混合器11に供給する。ま
た、中域用のデジタル/アナログ変換器7Mが出力する
アナログオーディオ信号を、アッティネータ8Mで減衰
させた後、混合器11に供給する。さらに、低域用のデ
ジタル/アナログ変換器7Lが出力するアナログオーデ
ィオ信号を、混合器11に供給する。そして、この混合
器11で各帯域のアナログオーディオ信号を混合し、混
合されたアナログオーディオ信号を、パワーアンプ12
で増幅処理した後、スピーカ装置13に供給する。この
スピーカ装置13は、いずれの構成のものでも良い。即
ち、例えば単一のいわゆるフルレンジ型スピーカユニッ
トを使用したものでも良く、或いは帯域別に複数のスピ
ーカユニットが装備されたものでも良い。また、スピー
カ装置13を接続する代わりに、他のオーディオ機器
(テープレコーダ等)を接続しても良い。
【0032】その他の部分は、図1に示した再生装置と
同様に構成する。
【0033】この図4の例のように、各デジタル/アナ
ログ変換器7H,7M,7Lの出力を混合するようにし
たことで、混合器11の混合出力として良好にアナログ
変換されたオーディオ信号が得られる。即ち、各帯域の
デジタル/アナログ変換器7H,7M,7Lは、1サン
プル16ビットの処理を行うものであるのに、各帯域で
処理するビットを適切に選択してあるので、実質的に1
サンプル20ビットの変換処理を行ったのに相当する精
度のアナログオーディオ信号が得られる。従って、1サ
ンプル16ビットの変換処理を行う回路構成が簡単で比
較的安価なデジタル/アナログ変換器を使用して、1サ
ンプル20ビットのデジタルオーディオ信号の変換処理
ができるようになり、1サンプルを構成するビット数の
多いデジタルオーディオ信号の変換が、簡単な構成のデ
ジタル/アナログ変換器を使用して可能になる。
【0034】なお、上述各実施例では、3つの帯域に分
割して処理するようにしたが、帯域分割数は上述例に限
定されない。例えば、2つの帯域に分割して処理するよ
うにしても良い。また、上述各実施例で説明したビット
数などの数値は、一例を示したものであり、上述した値
に限定されるものではない。
【0035】
【発明の効果】本発明によると、再生される音質を劣化
させることなく、アナログ変換を行うデジタル/アナロ
グ変換器が扱うデジタルオーディオ信号のビット数を少
なくでき、デジタル/アナログ変換器の構成を簡単にす
ることができる。
【0036】また、この場合にビットシフトされた周波
数帯域のデジタルオーディオ信号をアナログオーディオ
信号に変換するデジタル/アナログ変換器の出力側に、
切り捨てたビット数に対応した減衰を行うアッティネー
タを接続したことで、各周波数帯域の信号レベルを適正
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】一実施例のビットシフト状態を示す説明図であ
る。
【図3】一実施例の説明に供する特性図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 デジタルオーディオ信号入力端子 3 デジタルチャンネルデバイダ 4 アナログオーディオ信号入力端子 6H,6M ビットシフタ 7H,7M,7L デジタル/アナログ変換器 8H,8L アッティネータ 10H,10M,10L スピーカユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルオーディオ信号を、演算処理に
    より少なくとも第1の周波数帯域のデジタルオーディオ
    信号と第2の周波数帯域(第2の周波数帯域は第1の周
    波数帯域よりも高域)のデジタルオーディオ信号とに分
    割し、 上記第1の周波数帯域のデジタルオーディオ信号をアナ
    ログオーディオ信号に変換し、この変換された第1の周
    波数帯域のアナログオーディオ信号を、対応した周波数
    帯域用のスピーカから再生させると共に、 上記第2の周波数帯域のデジタルオーディオ信号を、こ
    のデジタルオーディオ信号を構成するビットデータの内
    の上位側の所定ビットを切り捨ててアナログオーディオ
    信号に変換し、この変換された第2の周波数帯域のアナ
    ログオーディオ信号を、対応した周波数帯域用のスピー
    カから再生させるようにしたデジタルオーディオ信号変
    換装置。
  2. 【請求項2】 デジタルオーディオ信号を、演算処理に
    より少なくとも第1の周波数帯域のデジタルオーディオ
    信号と第2の周波数帯域(第2の周波数帯域は第1の周
    波数帯域よりも高域)のデジタルオーディオ信号とに分
    割し、 上記第1の周波数帯域のデジタルオーディオ信号をアナ
    ログオーディオ信号に変換し、 上記第2の周波数帯域のデジタルオーディオ信号を、こ
    のデジタルオーディオ信号を構成するビットデータの内
    の上位側の所定ビットを切り捨ててアナログオーディオ
    信号に変換し、 上記それぞれの帯域のアナログオーディオ信号を混合す
    るようにしたデジタルオーディオ信号変換装置。
  3. 【請求項3】 上記第2の周波数帯域のデジタルオーデ
    ィオ信号をアナログオーディオ信号に変換するデジタル
    /アナログ変換器の出力側に、上記切り捨てたビット数
    に対応した減衰を行うアッティネータを接続するように
    した請求項1又は2記載のデジタルオーディオ信号変換
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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