JPH0654220B2 - レ−ザスペツクル歪計測装置 - Google Patents

レ−ザスペツクル歪計測装置

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JPH0654220B2
JPH0654220B2 JP29039985A JP29039985A JPH0654220B2 JP H0654220 B2 JPH0654220 B2 JP H0654220B2 JP 29039985 A JP29039985 A JP 29039985A JP 29039985 A JP29039985 A JP 29039985A JP H0654220 B2 JPH0654220 B2 JP H0654220B2
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speckle
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laser
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laser beam
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正義 村田
聖一 西田
一郎 山口
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、セラミックスやCFRP等の新素材についての強
度実験における歪計測、タービン翼やエンジン等につい
ての強度実験における歪計測、ボイラや橋梁さらには船
舶等の各種構造物における歪計測などに用いられるレー
ザスペックル歪計測装置に関する。
〔従来の技術〕
第2図は従来のレーザスペックル歪計測装置の構成を示
す図である。第2図中、1は試験片であり、上端を固定
治具2により固定されている。3は上記試験片1の下端
に取付けられ上記試験片1に荷重をかけるための重りで
ある。4はコンピュータなどの演算器であり、後述する
イメージセンサ7,8の出力信号を受信し相互相関関数
を算出し、スペックル移動などを求めるものである。5
は入出力装置であり、演算器4の操作および演算結果の
表示などを行なう装置である。6はHe-Neレーザなどの
レーザ光源であり、発生したレーザ光線を試験片1上の
測定点に照射するものとなっている。7および8は一対
のイメージセンサであり、上記測定点から反射するレー
ザ反射光を受光して、その情報を含む電気信号を演算器
4に送信するものとなっている。
上記の装置は次のように作動する。先ず試験片1に重り
3を取付けない状態において、レーザ光源6から発生し
たレーザ光線を試験片1の測定点に照射する。そうする
と、レーザ光線は干渉性の良い光であるので、その反射
光にはスペックルと呼ばれる斑点模様が現れる。そのス
ペックルをイメージセンサ7,8で検出し、電気信号と
して演算器4に送信し、記憶させておく。
次に、上記試験片1におもり3を取付けて荷重をかけ、
歪を発生させる。この状態にて、レーザ光源6から発生
したレーザ光線を上記測定点に照射する。そしてその反
射光をイメージセンサ7,8で受光してスペックルを検
出し、電気気信号として演算器4に送信し、記憶させ
る。
第3図は試験片1に重り3を取付けて荷重をかけたとき
の試験片1の変形とスペックルの関係を示す図であり、
Mは物体面を示し、Nは観測面を示している。図示の座
標系に示すように、試験片1の変形によって生じるスペ
ックルのX方向の移動量Axは、レーザ光線を測定点の
法線方向より照射すれば次式で与えられる。
ただし、上式中ax,azは測定点のx方向,z方向の変
位(並進)、Ωyはy軸まわりの回転、εxxはx方向の
歪、θoは測定点法線とイメージセンサ7,8とのなす
角度、Loは測定点とイメージセンサ7,8との距離、
である。
上記二つのイメージセンサ7,8により検出されるスペ
ックルの移動の差ΔAxをとると、次のようになる。
ΔAx=Ax(θo)−Ax(−θo) =−2Loεxxtanθo−2azsinθo …(2) すなわち、z方向への並進azが十分に小さいときは、 ΔAx=−2Loεxxtanθo となり、歪εxxは次の計算式で求められる。
したがって、演算器4においては、試験片1に荷重が加
わる前後の二つのイメージセンサ7,8からの出力間の
相互相関関数のピーク位置を算出し、その二つのイメー
ジセンサ7,8の位置でのスペックル移動Ax(θo)及
びAx(−θo)を求め、スペックル移動の差ΔAx=Ax
(θo)−Ax(−θo)を得たのち、第(3)式により、歪
εxxを算出する。そして、その結果を入出力装置5にて
表示する。
以上のように第2図示のレーザスペックル歪計測装置は
試験片1にストレンゲージや格子などを貼りつけること
なく、レーザ光線を照射することにより自然に発生する
スペックルを利用して、歪を非接触方式で計測可能な特
徴がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに前述のレーザスペックル歪計測装置は、第(2)
式及び第(3)式より明らかのように、azすなわち面外変
位が十分に小さい場合、例えば一様な引張り試験片を用
いての歪計測などには適用可能であるが、面外変位az
を含む変形の場合には適用できないという問題があっ
た。
そこで本発明は面外変位azを含んだ物体変形による歪
をも計測することができるレーザスペックル歪計測装置
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
本発明は上記問題点を解決し目的を達成するために、次
の如き手段を講じたことを特徴としている。
(1) 4個のスペックル検出器としての例えばイメージ
センサを、各イメージセンサと測定点法線とのなす角度
θ,各イメージセンサと測定点との距離Lが次のような
関係を有するように配置する。
第1のイメージセンサ……θ=θo,L=Lo 第2のイメージセンサ……θ=−θo,L=Lo 第3のイメージセンサ……θ=θo,L=Lo+lo 第4のイメージセンサ……θ=−θo,L=Lo+lo (2) 上記第1,第2のイメージセンサでそれぞれ検出
したスペックル移動量Ax(θo),Ax(−θo)から両
者の差ΔAxを第(2)式と同様に求める。すなわち ΔAx=Ax(θo)−Ax(−θo) =−2εxxotanθo−2azsinθo …(4) さらに、第3,第4のイメージセンサでそれぞれ検出し
たスペックル移動量A′x(θo),A′x(−θo)から
両者の差ΔA′xを求める。
ΔA′x=A′x(θo)−A′x(−θo) =−2εxx(Lo+lo)tanθo−2azsinθo …(5) (3) 上記第(4)式及び第(5)式より、面外変位azを次の
ように消去して歪を求める。
ΔAx−ΔA′x=2loεxx・tanθo …(6) したがって歪εxxは、 〔実施例〕 第1図は本発明の一実施例を示す図である。なお第2図
と同一部分には同一符号を付してある。
第1図において、11〜14は第1〜第4のスペックル
検出器としてのイメージセンサであり、試験片1の測定
点から反射されるレーザ反射光を受光して、その強さの
分布すなわちスペックルを電気信号として演算器4に送
信するものとなっている。21,22は第1,第2のビ
ームスプリッタであり、前記測定点からのレーザ反射光
の一部を反射して第1,第2のイメージセンサ11,1
2へ入射させると共に、上記反射光の他の一部を透過し
て第3,第4のイメージセンサ13,14へ入射させ
る。なお、第1,第2のイメージセンサ11,12と測
定点との距離はLo,第3,第4のイメージセンサ13,
14と測定点との距離はLo+loに設定されている。
上記の如く構成された本装置は、次のように作動する。
先ず試験片1に重り3を取付けない状態すなわち無負状
態において、レーザ光源6から発したレーザ光線を測定
点に対して法線方向から照射する。そうすると測定点か
らのレーザ反射光がビームスプリッタ21,22を介し
て第1〜第4のイメージセンサ11〜14に入射する。
このため第1〜第4のイメージセンサ11〜14におい
て、それぞれスペックルパターンが検出され、電気信号
として演算器4に送信される。送信された信号は演算器
4内のメモリ部に記憶される。
次に、上記試験片1に重り3を取付けて荷重をかけ、変
形させて歪を発生させる。この状態にてレーザ6から発
生したレーザ光線を上記測定点に照射させ、第1〜第4
のイメージセンサ11〜14でスペックルパターンを検
出し、検出した電気信号を演算器4に送信し記憶させ
る。
演算器4は記憶された試験片1の変形の前後における観
測点4ケ所でのスペックルパターンの相互相関関数を算
出し、そのピーク位置からスペックルの移動を求める。
すなわち、第1〜第4のイメージセンサ11〜14での
スペックルパターン強度分布を、変形が生じる前後にお
いて 第1のイメージセンサ………I11(X,Y)とI12(X,Y) 第2のイメージセンサ………I21(X,Y)とI22(X,Y) 第3のイメージセンサ………I31(X,Y)とI32(X,Y) 第4のイメージセンサ………I41(X,Y)とI42(X,Y) とすると、それぞれの相互相関関数C(,)は、 C1(1,1)=<I11(X,Y)I12(X+1,Y+1)> …(8) C2(2,2)=<I21(X,Y)I22(X+2,Y+2)> …(9) C3(3,3)=<I31(X,Y)I32(X+3,Y+3)> …(10) C4(4,4)=<I41(X,Y)I42(X+4,Y+4)> …(11) となる。(ただし、<>は集合平均を意味する。)な
お、上記第(8)式ないし第(11)式でのピーク位値すなわ
ち、(1,1),(2,2),(3,3),及び
4,4)はスペックルの移動量を意味する。
したがって、第3図に示すX方向のスペックルの移動量
は、上記4つのセンサ11〜14の場所にて、それぞ
れ、 Axo)=1 …… (12) Ax(−θo)=2 …… (13) A′xo)=3 …… (14) A′x(−θo)=4 …… (15) となる。
次に演算器4は第(2)式と同様のスペックルの移動の差
ΔAxを、第1,第2のイメージセンサ11,12の信
号から求めた第(12)式と第(13)式に示されるスペックル
移動量を用いて、次式により算出する。
ΔAx=Axo)−Ax(−θo) =12 …… (16) 同様に第3,第4のイメージセンサ13,14の信号か
ら求めた第(14)式と第(15)式に示されるスペックル移動
量を用いて次式により算出する。
ΔA′x=A′xo)−A′x(−θo) =34 …… (17) 上記第(16)式,第(17)式と第(2)式から次の二つの関係
式が得られる。
ΔAx12=−2Loεxxtanθo−2azsinθo ……
(18) ΔA′x3-4=-2(Lo+loxxtanθo-2azsinθo …… (19) そこで演算器4において ΔAx−ΔA′x=(12)−(34) =2loεxxtanθo …… (20) すなわち、 なる演算を行なう。ただし、θoは測定点の法線とイメ
ージセンサのなす角度、loは測定点と第1のイメージ
センサ11の距離、及び測定点と第2のイメージセンサ
12の距離の差である。このようにして得られた歪εxx
の値は入出力装置5に表示される。
以上述べた如く、本装置によれば面外変位azの影響を
受けないで、歪εxxを計測できる。
なお本発明は上記実施例に限定されるものではない。
たとえば上記実施例ではスペックルの移動検出器として
イメージセンサを用いたが、空間フィルタ検出器を用い
て測定するようにしてもよい。このほか本発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論であ
る。
〔発明の効果〕 本発明によれば、従来のレーザスペックル歪計測法が適
用できなかった面外変位を含んだ物体変形による歪をも
計測することができ、適用範囲が広く産業上の利用価値
の高いレーザスペックル歪計測装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成を示す図である。第2
図は従来例の構成を示す図、第3図は解決すべき問題点
を説明するための図で試験片の変形とスペックルとの関
係を示す図である。 1……試験片、2……固定治具、3……重り、4……演
算器(コンピュータ)、5……入出力装置、6……レー
ザ光源、7,8および11〜14……イメージセンサ、
21,22……ビームスプリッタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体の表面にレーザ光線を照射するレーザ
    光源と、このレーザ光源から発したレーザ光線を軸とし
    て線対称な二方向に反射した反射光の各光路上であって
    反射点からの距離が等しい二点にそれぞれ配置された第
    1,第2のスペックル検出器と、前記反射光の各光路上
    であって前記第1,第2のスペックル検出器とは異なる
    位置でかつ前記反射点からの距離が等しい二点にそれぞ
    れ配置された第3,第4のスペックル検出器と、前記第
    1,第2のスペックル検出器でそれぞれ検出されたスペ
    ックル模様の移動量の差と前記第3,第4のスペックル
    検出器でそれぞれ検出されたスペックル模様の移動量の
    差および前記二つの反射光の反射角度に基いて前記物体
    に生じた歪の変化を算出する演算器と、を備え、前記物
    体の面外変位を消去して歪を求めるようにしたことを特
    徴とするレーザスペックル歪計測装置。
JP29039985A 1985-12-25 1985-12-25 レ−ザスペツクル歪計測装置 Expired - Lifetime JPH0654220B2 (ja)

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