JPH0654217U - ブスバーの接続構造 - Google Patents

ブスバーの接続構造

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JPH0654217U
JPH0654217U JP8787392U JP8787392U JPH0654217U JP H0654217 U JPH0654217 U JP H0654217U JP 8787392 U JP8787392 U JP 8787392U JP 8787392 U JP8787392 U JP 8787392U JP H0654217 U JPH0654217 U JP H0654217U
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JP
Japan
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hole
end portion
along
axial direction
conductor
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JP8787392U
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English (en)
Inventor
誠 入江
寿一 藤田
秀典 三村
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Installation Of Bus-Bars (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】メッキ処理に要する手間の大幅な削減を図るこ
とができ、他導体との間の確実な導通を実現することが
できるブスバー接続構造を提供する。 【構成】本考案に係るブスバー接続構造は、対面配置さ
れた他導体11が締め付け要素12を用いて連結固定さ
れるブスバー1の所定部分1aには同一径断面形状とさ
れた貫通孔2を形成する一方、該貫通孔2に圧入された
うえで前記締め付け要素12が軸芯方向に沿って挿通す
る接触部材3を備えており、該接触部材3は、その軸芯
方向に沿う一端部分3aのみが直径方向に沿って拡がっ
た鍔付き円筒形状とされたうえで接触抵抗低減用のメッ
キ処理が施されたものであり、しかも、その軸芯方向に
沿う他端部分3bを前記貫通孔2に圧入した際には前記
一端部分3aが前記他導体11との対面側に突出して配
置されるものであることを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ブスバーの接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、キュービクルなどの電気機器においては銅などからなる長尺板状の 導体であるブスバーを構成部品として用いることが行われており、図5や図6で 示すように、ブスバー10における所定部分としての接続端部10aには、これ と対面配置された他導体11が締め付け要素であるボルト,ナット12を用いる ことによって連結固定されている。そして、これらのボルトが挿通する貫通孔1 3が形成されたブスバー10の接続端部10aに対しては、他導体11との接触 抵抗を低減するための直接的なメッキ処理、例えば、銀メッキ処理などを予め施 しておくのが一般的となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記ブスバー10のメッキ処理に際しては、このブスバー10が長 尺板状であり、しかも、その所定部分である接続端部10aや中央部などに対す る部分的なメッキ処理を施す必要があることから、ブスバー10の全長に見合う 大きさのメッキ槽(図示していない)を予め用意したうえでの作業を行わなけれ ばならず、手間を要することになるばかりか、設備コストや作業コストが高くつ くことになっていた。また、メッキ処理を行うにあたっては、重量物であるブス バー10を持ち歩いたうえでメッキ槽に浸漬しなければならず、大変な労力を要 するという不都合も生じていた。さらにまた、ブスバー10は各々の全長や形状 が必要に応じて設計される、いわゆる多品種少量形態の部品であるため、これら に対するメッキ処理の量産化を図ることはできないのが実情となっていた。
【0004】 本考案は、このような不都合に鑑みて創案されたものであって、メッキ処理に 要する手間及びメッキ施工面積の大幅な削減を図ることができ、他導体との間の 確実な導通を行うことができるブスバー接続構造の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る第1のブスバー接続構造は、このような目的を達成するために、 対面配置された他導体が締め付け要素を用いて連結固定されるブスバーの所定部 分には同一径断面形状とされた貫通孔を形成する一方、該貫通孔に圧入されたう えで前記締め付け要素が軸芯方向に沿って挿通する接触部材を備えており、該接 触部材は、その軸芯方向に沿う一端部分のみが直径方向に沿って拡がった鍔付き 円筒形状とされたうえで接触抵抗低減用のメッキ処理が施されたものであり、し かも、その軸芯方向に沿う他端部分を前記貫通孔に圧入した際には前記一端部分 が前記他導体との対面側に突出して配置されるものであることを特徴としている 。また、第2のブスバー接続構造は、ブスバーの所定部分に形成された貫通孔が 他導体との対面側に向かって拡大するテーパ断面形状とされ、かつ、該貫通孔に 挿入されたうえで前記締め付け要素が軸芯方向に沿って挿通する接触部材を備え たものであり、接触部材はその軸芯方向に沿った一端部分側ほど直径が拡がる前 記貫通孔と同一のテーパ断面形状とされたうえで接触抵抗低減用のメッキ処理が 施され、しかも、その軸芯方向に沿う他端部分を前記貫通孔に挿入した際には前 記一端部分が前記他導体との対面側に突出して配置されるものであることを特徴 としている。
【0006】
【作用】
上記いずれの構成においてもブスバーそのものの所定部に対する直接的なメッ キ処理を行う必要がなくなり、互いに似通った大きさの小物部品として形成され た接触部材に対してのみメッキ処理を行えばよいことになる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0008】第1実施例 図1は本考案の第1実施例に係るブスバー接続構造の要部を示す分解斜視図で あり、図2はその組み立て状態を示す断面図である。なお、これらの図1及び図 2において、従来例を示す図5及び図6と互いに同一もしくは相当する部品、部 分には同一符号を付している。
【0009】 この第1実施例に係るブスバーの接続構造は、銅やアルミニウムなどからなる 長尺板状の導体であるブスバー1及びその所定部分である接続端部1aと対面配 置された他導体11を締め付け要素であるボルト,ナット12によって互いに連 結固定した構成を有しており、このブスバー1の接続端部1aには同一径断面形 状とされた貫通孔2が互いに離間した所定位置ごとに形成されている。なお、こ こで、貫通孔2の内周面に対して、例えば、スプレー銀メッキなどの手法を用い てなるメッキ処理を施してもよいことは勿論である。
【0010】 また、この接続構造は、ブスバー1の接続端部1aに形成された貫通孔2のそ れぞれに圧入されたうえでボルトが軸芯方向に沿って挿通する銅製などの接触部 材3を備えており、これらの接触部材3は、その軸芯方向に沿う一端部分3aの みが直径方向に沿って拡がり、かつ、軸芯方向に沿う他端部分3bが細径状とな った鍔付き円筒形状として形成されたうえで接触抵抗低減用のメッキ処理、例え ば、銀メッキ処理などが外周面にわたって施されたものとなっている。なお、貫 通孔2及び接触部材3それぞれの個数が、予めブスバー1及び他導体11間で必 要とされる接触面積に対応して設定されることになるは勿論である。
【0011】 そこで、各接触部材3の軸芯方向に沿う他端部分3bをブスバー1の接続端部 1aに形成された貫通孔2のそれぞれに圧入して一体化した際、接触部材3それ ぞれの一端部分3aは接続端部1aにおける他導体11との対面側に厚み分だけ 突出した状態で配置されることになる。そして、このとき、各接触部材3には銀 メッキ処理が施されているのであるから、圧入された接触部材3それぞれの他端 部分3bとブスバー1の接続端部1aとは互いに密着したうえで導通する。さら にまた、ブスバー1の接続端部1aと他導体11とが各接触部材3を挿通して配 置されたボルト,ナット12の締め付け操作によって連結固定される結果、ブス バー1及び他導体11の両者は銀メッキ処理が施された接触部材3それぞれを介 したうえで互いに導通することになる。そして、この際、ブスバー1及び他導体 11間において必要となる接触面積は、接触部材3それぞれの鍔状となった一端 部分3aの上側表面積を合計することによって確保される。
【0012】第2実施例 つぎに、本考案に係る第2実施例を図3及び図4に基づいて説明する。図3は 第2実施例に係るブスバー接続構造の要部を示す分解斜視図であり、図4はその 組み立て状態を示す断面図である。なお、このブスバー接続構造は上述した第1 実施例と基本的に異ならないので、図3及び図4において図1及び図2と互いに 同一もしくは相当する部品、部分には同一符号を付し、ここでの詳しい説明は省 略する。
【0013】 本実施例に係るブスバーの接続構造は、長尺板状として形成されたブスバー1 及びその所定部分である接続端部1aと対面配置された他導体11を締め付け要 素であるボルト,ナット12によって互いに連結固定した構成を有しており、ブ スバー1の接続端部1aには、他導体11との対面側に向かって拡大するテーパ 断面形状とされた貫通孔2が互いに離間した所定位置ごとに形成されている。そ して、この接続構造は貫通孔2のそれぞれに挿入されたうえでボルトが軸芯方向 に沿って挿通する接触部材3を備えており、これらの接触部材3は、その軸芯方 向に沿う他端部分3bよりも一端部分3a側ほど直径が拡がったテーパ断面形状 、即ち、貫通孔2のそれぞれと同一のテーパ断面形状として形成されている。さ らに、接触部材3それぞれの外周囲面にわたっては銀メッキ処理などのような接 触抵抗低減用のメッキ処理が施されており、その結果、各接触部材3の直径方向 における寸法は貫通孔2の同寸法よりもメッキ厚み分だけ厚くなっている。
【0014】 そこで、メッキ処理が施された接触部材3それぞれの他端部分3bを貫通孔2 に挿入した場合、各接触部材3の一端部分3a側はメッキ厚みに対応した寸法だ けブスバー1の接続端部1aにおける他導体11との対面側に突出した状態で配 置されることになる。そして、ブスバー1の接続端部1aと他導体11とが接触 部材3のそれぞれを挿通して配置されたボルト,ナット12の締め付け操作によ って連結固定されると、各接触部材3はブスバー1と他導体11とで圧縮される ことによって貫通孔2の内周面と密着することになる結果、ブスバー1及び他導 体11は銀メッキ処理が施された接触部材3それぞれを介したうえで互いに導通 することになる。
【0015】 ところで、この第2実施例においては、ブスバー1の接続端部1aにおける貫 通孔2と接触部材3とをそれぞれ別個に作成することを前提としているのである が、以下のような手法を採用することも可能と考えられる。即ち、平板に対する 孔明け加工をプレス打ち抜きによって行った場合、図示していないが、形成され た貫通孔の断面形状は若干のテーパが付いた形状となる一方、この貫通孔の形成 に伴って生じた打ち抜き片の断面形状も若干のテーパが付いた形状となることは 経験上知られているのであるから、平板であるブスバー1の接続端部1aに対す るプレス打ち抜きを行うことによって貫通孔2を形成し、かつ、このとき得られ た打ち抜き片を接触部材3としたうえでメッキ処理を施せば、貫通孔2及び接触 部材3を同時に作成でき、実に効率的であることになる。
【0016】 さらにまた、図2及び図4で示した第1及び第2実施例における他導体11が ブスバー1と同様の構造を有するものであってもよいことは勿論である。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るブスバー接続構造においては、ブスバーの 所定部分に貫通孔を形成し、かつ、メッキ処理が施されたうえで貫通孔に圧入も しくは挿入されることによって他導体と導通する接触部材を用いるので、ブスバ ーそのものの所定部に対する直接的なメッキ処理を行う必要がなくなり、小物部 品として形成された接触部材に対してのみメッキ処理を行えばよいことになる。 その結果、メッキ処理に要する手間及びメッキ施工面積の削減を図ることが可能 となり、設備コストや作業コスト及びメッキ材料コストの大幅な低減を実現する ことができるばかりか、他導体との間における確実な導通を行うことができると いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るブスバー接続構造の
要部を示す分解斜視図である。
【図2】その組み立て状態を示す断面図である。
【図3】本考案の第2実施例に係るブスバー接続構造の
要部を示す分解斜視図である。
【図4】その組み立て状態を示す断面図である。
【図5】従来例に係るブスバー接続構造の要部を示す分
解斜視図である。
【図6】その組み立て状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ブスバー 1a その接続端部(所定部分) 2 貫通孔 3 接触部材 3a その一端部分 3b その他端部分 11 他導体 12 ボルト,ナット(締め付け要素)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対面配置された他導体(11)が締め付
    け要素(12)を用いて連結固定されるブスバー(1)
    の所定部分(1a)には同一径断面形状とされた貫通孔
    (2)を形成する一方、該貫通孔(2)に圧入されたう
    えで前記締め付け要素(12)が軸芯方向に沿って挿通
    する接触部材(3)を備えており、 該接触部材(3)は、その軸芯方向に沿う一端部分(3
    a)のみが直径方向に沿って拡がった鍔付き円筒形状と
    されたうえで接触抵抗低減用のメッキ処理が施されたも
    のであり、しかも、その軸芯方向に沿う他端部分(3
    b)を前記貫通孔(2)に圧入した際には前記一端部分
    (3a)が前記他導体(11)との対面側に突出して配
    置されるものであることを特徴とするブスバーの接続構
    造。
  2. 【請求項2】 対面配置された他導体(11)が締め付
    け要素(12)を用いて連結固定されるブスバー(1)
    の所定部分(1a)には他導体(11)との対面側に向
    かって拡大するテーパ断面形状とされた貫通孔(2)を
    形成する一方、該貫通孔(2)に挿入されたうえで前記
    締め付け要素(12)が軸芯方向に沿って挿通する接触
    部材(3)を備えており、 該接触部材(3)は、その軸芯方向に沿う一端部分(3
    a)側ほど直径が拡がる前記貫通孔(2)と同一のテー
    パ断面形状とされたうえで接触抵抗低減用のメッキ処理
    が施されたものであり、しかも、その軸芯方向に沿う他
    端部分(3b)を前記貫通孔(2)に挿入した際には前
    記一端部分(3a)が前記他導体(11)との対面側に
    突出して配置されるものであることを特徴とするブスバ
    ーの接続構造。
JP8787392U 1992-12-22 1992-12-22 ブスバーの接続構造 Pending JPH0654217U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI381600B (zh) * 2009-06-10 2013-01-01 Mitsubishi Electric Corp 連接裝置及使用該連接裝置之配電盤
JP2014204566A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 株式会社東芝 導体接続装置
WO2019159365A1 (ja) * 2018-02-19 2019-08-22 三菱電機株式会社 導通構造及び電子機器

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