JPH0654196B2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH0654196B2
JPH0654196B2 JP21269185A JP21269185A JPH0654196B2 JP H0654196 B2 JPH0654196 B2 JP H0654196B2 JP 21269185 A JP21269185 A JP 21269185A JP 21269185 A JP21269185 A JP 21269185A JP H0654196 B2 JPH0654196 B2 JP H0654196B2
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JP
Japan
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heat transfer
transfer tubes
outlet
inlet
heat exchanger
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JP21269185A
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JPS6273093A (ja
Inventor
尚文 佐伯
Original Assignee
カルソニック株式会社
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 a.発明の目的 (産業上の利用分野) この発明に係る熱交換器は、自動車のラジエータ、ヒー
タコアのように、熱交換器の通風間隙を流通する空気に
熱を移して熱交換器内を通る流体を冷却したり、クーラ
のように、流通空気から熱を奪ってこれを冷却したりす
る熱交換器として利用することができる。
(従来の技術) 従来、使用されて来た熱交換器は、第7〜9図に例示す
る型のものであった。即ち、入口タンク1、出口タンク
2を複数の並列した扁平な伝熱管3で連通させ、各伝熱
管3の間に帯状薄金属板をジグザグに折曲げたフィン4
を挿入接触させて固定し、第8図の矢印5のように伝熱
管3、フィン4の間隙に風を流入させ、この風と伝熱管
3内を流通する流体との間で熱交換させるものであっ
た。第7〜9図において、6は入口タンク1への流体流
入口、7は出口タンク2からの流体流出口、8は流体充
填口である。
(発明が解決しようとする問題点) 熱交換器における伝熱量Qは Q=K.A.△t……(a) で表わされる。ここにAは伝熱面積、△tは伝熱しよう
とする二つの流体の温度差、Kは熱交換器の材質、構造
等により、また流体の流れ方等により決まる常数であ
る。
この(a)式から、伝熱量Qは伝熱面積が大きい程、ま
た温度差が大きい程、また熱交換器の構造等を改良して
Kを大きくする程、良くなることが判る。
実開昭59−195389号公報に示された熱交換器の
放熱体は、流体に乱流を生じさせて(a)式のKを大き
くするように考えた例である。
従って第8図についていえば、矢印5の方向に流入する
風に最も近い伝熱管の上部のAの付近での伝熱効率が最
もよく、温度の低くなるこの伝熱管の下部や、風の温度
が上昇する風下の伝熱管では伝熱効率が低くなる。さら
に、従来の伝熱管では、第9図のように、管内を通る流
体が管の長さ方向に直接流れてしまうので、伝熱面積が
十分大きくならない。
このように、従来の熱交換器に於いては、伝熱効率を向
上させるためには未だ十分でない点があった。
b.発明の構成 (問題点を解決するための手段) この発明は、複数の扁平な伝熱管と、帯状の金属薄板を
ジグザグに形成し隣り合う伝熱管の間に挿入接触させた
多数のコルゲート型フィンとから成るコア部の一端に、
上記複数の伝熱管内に流体を流入させるための入口タン
クを設け、上記コア部の他端に複数の伝熱管から流出す
る流体を集める出口タンクを設けた熱交換器に於いて、
前記複数の扁平な伝熱管のそれぞれを、断面の長さ方向
両端を除く中間部を部分的に横の線状に圧潰することに
より、各伝熱管の風上側端部に於いてこの伝熱管の長さ
方向に通じる入口側縦通路と、各伝熱管の風下側端部に
於いてこの伝熱管の長さ方向に通じる出口側縦通路と、
両縦通路を連通させる複数の横通路とを形成し、入口側
縦通路の出口タンク側の開口と出口側縦通路の入口タン
ク側の開口とをそれぞれ閉塞したことを特徴とする熱交
換器を得て伝熱効率を高めることができたのである。
(作用) 本発明の構成の熱交換器に於ける伝熱管の作用を、この
管の構成を具体的に例示する第2図により説明する。
本発明に於ける伝熱管3aは、管の断面の長さ方向中間
部(風の流入する矢印5の方向の管の中間部の両側壁)
を部分的に圧潰して線状に接触させ、入口側縦通路1
0、出口側縦通路11、および数段の横通路12が形成
されており、入口側縦通路10の下部と出口側縦通路1
1の上部とは、それぞれ上下の圧潰接着部13を風下方
向および風上方向に延長形成して塞いでいる。
このように伝熱管内に流路が形成されているから、入口
タンク1から出口タンク2に向けて流通する流体は、先
ず入口側縦通路10に入り、横通路12に分散されて出
口側縦通路11を通って出口タンク2に入る。これによ
り流体の流路が長くなり、(a)式のAを大きくでき、
また流体の流れに急激な屈折部ができるから、伝熱管の
内面に境界層ができることを阻止し、(a)式のKを大
きくできる。
(実施例) 第1図は、本発明の熱交換器の側面形を例示する。伝熱
管3aは従来の熱交換器より幅を広くし、風の流通方向
に1本だけ使用している。この熱交換器の正面図は第7
図と同様である。
第4図は、圧潰接着部13の配置を、入口側縦通路10
の幅が流入側の近くで広く、流体が横通路に入るため流
量が少なくなる流入側から遠い部分で狭くし、出口側縦
通路11の幅をこれと逆の広狭に形成した例を示す。
第5図は、圧潰接着部13を傾斜させて、伝熱管3aを
縦にした場合に流体の流れが円滑になるように考慮した
例を示す。
以上の各例の作用は、前記の作用の項で説明した通りで
ある。このような伝熱管3aは、扁平管を両側から線状
に加圧して圧潰接着部13を形成してもよく、または第
6図のように、伝熱管の両側部分を外周にフランジ14
を設けて別個にプレス成型したものを重ねて溶接または
ろう付けして扁平管としてもよい。
c.考案の効果 (1)入口側および出口側縦通路10,11と横通路1
2とにより、液体が伝熱管3a内を分散され屈曲して通
るから、液体と伝熱管との接触面積(即ち、(a)式の
伝熱面積A)が大きくなり、伝熱量Qが大きくなる。
(2)流体の通路が屈折するので、伝熱管内面に境界層
ができ難くなり、(a)式のKを大きくして伝熱量Qを
大きくすることができる。
(3)伝熱管3aの製作は、簡単なプレス作業、溶接等
により容易に行なえる。
(4)入口および出口タンクを上下に配置した熱交換器
のみならず、両タンクを横に配置した横流式熱交換器と
しても利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本発明による熱交換器を例示し、 第1図は熱交換器の側面図、 第2図はこれに使用する伝熱管の拡大縦断面図、 第3図は第2図のIII−III断面図、 第4図、第5図は伝熱管の別の2列を示す略側面図、 第6図は伝熱管の更に別の例を示す第3図同様の断面
図、 第7図は従来の熱交換器を例示する正面図、 第8図はこれの側面図、 第9図は従来の伝熱管の拡大縦断面図 である。 1:入口タンク、2:出口タンク、3、3a:伝熱管、
4:フィン、5:矢印、6:流入口、7:流出口、8:
充填口、10:入口側縦通路、11:出口側縦通路、1
2:横通路、13:圧潰接着部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の扁平な伝熱管と、帯状の金属薄板を
    ジグザグに形成し隣り合う伝熱管の間に挿入接触させた
    多数のコルゲート型フィンとから成るコア部の一端に、
    上記複数の伝熱管内に流体を流入させるための入口タン
    クを設け、上記コア部の他端に複数の伝熱管から流出す
    る流体を集める出口タンクを設けた熱交換器に於いて、
    前記複数の扁平な伝熱管のそれぞれを、断面の長さ方向
    両端を除く中間部を部分的に横の線状に圧潰することに
    より、各伝熱管の風上側端部に於いてこの伝熱管の長さ
    方向に通じる入口側縦通路と、各伝熱管の風下側端部に
    於いてこの伝熱管の長さ方向に通じる出口側縦通路と、
    両縦通路を連通させる複数の横通路とを形成し、入口側
    縦通路の出口タンク側の開口と出口側縦通路の入口タン
    ク側の開口とをそれぞれ閉塞したことを特徴とする熱交
    換器。
JP21269185A 1985-09-27 1985-09-27 熱交換器 Expired - Lifetime JPH0654196B2 (ja)

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JP21269185A JPH0654196B2 (ja) 1985-09-27 1985-09-27 熱交換器

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JP21269185A JPH0654196B2 (ja) 1985-09-27 1985-09-27 熱交換器

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JPS6273093A JPS6273093A (ja) 1987-04-03
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