JPS6287791A - 熱交換器用フイン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、カー・クーラ、ルーム・クーラ等のコンデ
ンサ、ラジェータ、オイル・クーラ、およびヒータ等の
熱交換器に用いられるフィンに関する。

この明細書において、前後はフィンが配置された部分を
流れる流体の流通方向を単重とし、前とは上流側（第２
図の左側）を指し、後とはこれとは反対側を指すものと
する。また左右は後方に向っていうものとし、上下は第
１図に向っていうものとする。さらに、この明細書にお
いて、「アルミニウム」という詔は純アルミニウムの他
にアルミニウム合金も含むものとする。

従来技術とその問題点 上記のような熱交換器には、たとえば、入口側ヘッダと
出口側ヘッダとの間に、複数の通路を有しかつ蛇行状に
屈曲されたアルミニウム製偏平状熱交換管が配置され、
熱交換管の直管部どうしの間および両側端に位置する直
管部の外側にコルゲー１−・フィンが配置されて直管部
にろう付され、最も外側に配置されたフィンの外側にア
ルミニウム製側板が配置されてフィンにろう付されたも
の、上下に所定間隔をおいて配された２つのヘッダ・タ
ンク間において、複数の通路を有する真直ぐなアルミニ
ウム製偏平管が、左右に所定間隔をおいて複数並列に配
されて両ヘッダ・タンクに接続され、偏平管どうしの間
および両側端の熱交換管の外側にコルゲー１〜・フィン
が配置されて偏平管にろう付され、最も外側に配置され
たフィンの外側にアルミニウム製側板が配置されてフィ
ンにろう付されたもの、２枚のアルミニウム板を、対向
する側縁間に位置する２つのスベー寸・バーを介して接
合してなる複数の流体流通用偏平状中空体どうしの間に
］ルゲート・フィンが配置されかつアルミニウム仮にろ
う付されたもの、ならびに互いに平行になるように配置
された多数のアルミニウム製プレー１へ状フィンと、こ
れらのプレート状フィンに貫通固定された熱交換管とよ
りなるものなどが・ある。

従来、上記のようなコルゲート・フィンとしてはルーバ
付コルゲート・フィンが用いられ、プレート状フィンと
してもルーバ付プレー１−状フィンが用いられている。

ルーバ付コルゲート・フィンおよびルーバ付プレート状
フィンは、ルーバの作用で空気通路における空気の流れ
を乱流状態に近づけレイノルズ数を大きくすることによ
って熱交換器の熱交換性能を、ルーバをもたないフィン
を用いた熱交換器の熱交換性能よりも向上させている。

ところが、最近では小型軽量化等の目的で熱交換器の熱
交換性能をより一層向上さけることが要求されており、
従来のフィンでは十分な熱伝ｊヱ性能が１９られないと
いう問題があった。そこで、ルーバの幅を小さくしかつ
その数を増や１ことも名えられている。しかしながら、
たとえばルーバ付コルグー１〜・フィンの場合共動する
一対のコルゲート・カッタと呼ばれるもので装造されて
いるので、ルーバの幅を小さくしたり、数を増やしたり
するのは限度がある。すなわら、コルゲー１へ・カッタ
は歯車状で、周面にフィン累月を屈曲さけるための複数
の歯を有しており、両コルグー１〜・カッタの周面の歯
どうしが噛合いながら回転するようになっている。

また両コルゲート・カッタの各歯の両側面には、ルーバ
を形成するための刃が、ルーバの間隔と等間隔で設けら
れている。ところが、ルーバの幅および隣り合うルーバ
間の間隔を小さくするためには、コルゲート・カッタに
おけるル−バ形成刃の厚みを薄くする必要があり、その
結果、ルーバ形成刃が損傷し易くなってコルゲート・カ
ッタの６４久性が低下する。したがって、ルーバ付コル
ゲート・フィンのｒ！Ａ造コストが高くなるという問題
があった。

この発明の目的は、上記問題を解決し、従来の熱交換器
用フィンよりｂ一層熱伝達性の優れた熱交換器用フィン
を提供することにある。

問題点を解決するための手段 この発明による熱交換器用フィンは、平坦部を有する熱
交換器用フィンにおいて、平坦部に、前後方向に所定間
隔をおいて設けられかつ流体を平坦部の一面側から他面
側に案内する多数の流体案内部からなる流体案内部列が
左右方向に所定間隔をおいて複数列設けられ、各流体案
内部が、平坦部に左右方向に伸びる切込みが入れられる
とともに、切込みの後方に連なった部分が上方または下
方に突出させられることによって形成された孔および流
体案内壁とを備えており、各流体案内部列における流体
案内壁の突出方向が交互に異なっているものである。

実　　施　　例 以下、この発明の実施例を、図面を参照しながら説明す
る。全図面を通じて同一部材および同一部分には同一符
号を付す。

第１図には、この発明による熱交換器用ルーバ付コルゲ
ー１−・フィンを用いたラジェータとして使用される熱
交換器が示されている。熱交換器（１）は、上下方向に
所定間隔をおいて配置された一対のヘッダ・タンク（２
）と、上下のヘッダ・タンク（２）間に互いに平行とな
るように配置されかつ上下両端がそれぞれヘッダ・タン
ク（２）に接続された複数の真直ぐなアルミニウム製偏
平管（３）とを備えており、隣り合う偏平管（３）どう
しの間および両端に位置する偏平管（３）の外側にアル
ミニウム製のコルゲー１〜・フィン（４）が配置されて
偏平管（３）にろう付されている。また外側端のコルゲ
ート・フィン（４）の外側にアルミニウム製側板（５）
が配置されてフィン（４）にろう付されている。そして
、隣り合う偏平管（３）どうしの間および外側端の偏平
管（３）と側板（５）との間が空気通路となっており、
空気は、この空気通路内を第１図に矢印で示す方向に流
れるようになっている。

コルゲート・フィン（４）は、第２図および第３図に示
すように、平坦部（６）に、前後方向に所定間隔をおい
て設けられかつ流体を平坦部（６）の−面側から他面側
に案内する多数の流体案内部（７）からなる流体案内部
（７）列が左右方向に所定間隔をおいて複数列設けられ
、各流体案内部（７）が、平坦部（６）に左右方向に伸
びる切込み（８）が入れられるとともに、切込み（８）
の後方に連なった部分が上方または下方に突出さぼられ
ることによって形成された孔（９）および流体案内壁（
１０）とを備えており、各流体案内部（７）列における
流体案内壁（１０）の突出方向が交互に異なっている。

孔（９）および流体案内壁（１０）は平面から見て三角
形状である。また、流体案内壁（１０）の前縁は略半円
形状である。そして、各流体案内部（７）列において、
空気は、第２図に矢印で示すように蛇行状に流れ、平坦
部（６）の上面側と下面側とを交互に流れる。また、左
右方向で隣り合う流体案内壁（１０）の突出方向ら交互
に異なっている。なお、この実施例においては流イホ案
内壁（１０）の前縁は、前方から児て略円弧状であるが
、これに限るものではない。

第４図には、流体案内壁の変形例が示されている。第４
図において、流体案内部（１１）の孔（１２）および流
体案内壁（１３）は、平面から見て後方に向って幅が狭
くなった等脚台形状である。

上記実施例においては、平坦部を有する熱交換器用フィ
ンはコルゲート・フィンであるが、これに限定されるも
のではなく、たとえば全体が平坦なプレー１〜状フイン
であってもよい。また、上記実施例においては、左右方
向の一直線上に並んでいる流体案内壁も、その突出方向
が交互に異なっているが、これに限定されるものではな
い。さらに、この発明による熱交換器用フィンは、平坦
部を垂直状にして使用することも可能である。

発明の効果 この発明による熱交換器用フィンは、平坦部に、前後方
向に所定間隔をおいて設けられかつ流体を平坦部の一面
側から他面側に案内する多数の流体案内部からなる流体
案内部列が左右方向に所定間隔をおいて複数列設けられ
、各流体案内部が、平坦部に左右方向に伸びる切込みが
入れられるとともに、切込みの後方に連なった部分が上
方または下方に突出させられることによって形成された
孔および流体案内壁とを備えているので、伝熱面積が、
平坦部にルーバを形成したものよりも増大している。し
かも、各流体案内部列における流体案内壁の突出方向が
交互に異なっているので、前方から後方に向って流れる
流体は、平坦部の一面側と他面側とを交互に流れて各流
体案内部においてうずが発生し、乱流効果が促進される
。したがって、フィンの伝熱性能が向上し、その結果熱
交換器の小型軽量化等を図ることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明によるフィンを使用した熱交換器の斜
視図、第２図は第１図の■−■線にそう拡大断面図、第
３図はフィンの部分断面斜視図、第４図は流体案内部の
変形例を示すフィンの平坦部の平面図である。 （１）・・・熱交換器用フィン、（６）・・・平坦部、
（７）（１１）・・・流体案内部、（８）・・・切込み
、（９）（１２）・・・孔、（１０）（１３）・・・流
体案内壁。 以　　上 外４名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 平坦部を有する熱交換器用フィンにおいて、平坦部に、
   前後方向に所定間隔をおいて設けられかつ流体を平坦部
   の一面側から他面側に案内する多数の流体案内部からな
   る流体案内部列が左右方向に所定間隔をおいて複数列設
   けられ、各流体案内部が、平坦部に左右方向に伸びる切
   込みが入れられるとともに、切込みの後方に連なつた部
   分が上方または下方に突出させられることによって形成
   された孔および流体案内壁とを備えており、各流体案内
   部列における流体案内壁の突出方向が交互に異なってい
   る熱交換器用フィン。