JPH0654102A - 複合機 - Google Patents

複合機

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Publication number
JPH0654102A
JPH0654102A JP4225230A JP22523092A JPH0654102A JP H0654102 A JPH0654102 A JP H0654102A JP 4225230 A JP4225230 A JP 4225230A JP 22523092 A JP22523092 A JP 22523092A JP H0654102 A JPH0654102 A JP H0654102A
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JP
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mode
power saving
residual heat
key
function
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JP4225230A
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English (en)
Inventor
Masao Moriya
正夫 守屋
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 余熱モード状態にて待機中の複合機におい
て,余熱モード解除の可否を使用する機能に合わせて実
行可能にして,省電力化を図ると共に作業性を向上させ
る。 【構成】 定着ヒータ207を低温度制御する省電力モ
ードを有する複合機において,省電力モードにて待機し
ているとき,定着ヒータ207を使用する機能が選択さ
れた場合は省電力モードを解除して通常温度に復帰さ
せ,定着ヒータ207を使用しない機能が選択された場
合は省電力モードを解除しないように制御するROM2
03,RAM204及びCPU205を含むメイン制御
板111を具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,省電力モード制御を有
する複写機能及びファクシミリ機能等複数の機能を具備
する複合機に関し,より詳細には,ファクシミリ送信モ
ード等加熱ヒータを使用しない機能が選択された場合
に,定着ユニットの余熱モードを解除せずに動作可能と
し,省電力化を実現した複合機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,熱定着ユニットを有する複写機や
ファクシミリ等では,省電力モード(余熱モード)と称
して熱定着ユニットの熱源(例えば,赤外線ランプ)の
制御温度を通常動作時に対して低温度に制御し,且つ,
操作パネルの表示を消灯する等を実行して待機時におけ
る消費電力を節約していた。また,この余熱モードの切
替えは,余熱キーの再度押下,或いは操作パネルにおけ
る任意のキー押下によって余熱モードから通常モードに
復帰させていた。この他に,一定時間以上操作パネルに
おけるキー操作がない場合には自動的に余熱モードに切
り換えるものも提案されている。
【0003】また,上記画像形成装置における省電力化
を実現する参考技術として,例えば,特開平2−126
279号公報に開示されている「画像形成装置」,特開
平2−168290号公報に開示されている「記録装
置」,特開平2−223271号公報に開示されている
「ファクシミリ装置」(この場合は,サーマルヘッドの
温度制御)がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示されるような従来の画像形成装置にあっては,例え
ば,コピー機能及びファクシミリ機能とを併せ持つ複合
機に前記余熱モードを適用すると,コピー機能及びファ
クシミリ機能の如何にかかわらず余熱モードを解除した
後,ウォームアップを行ってコピー処理或いはファクシ
ミリ送信を実行するため,ファクシミリ送信における省
電力化が図れないという問題点があった。即ち,ファク
シミリ送信時にあっては定着ユニットを使用しないため
余熱モード状態の方が省電力化が図れる。また,余熱モ
ード解除には,立ち上げ時間がかかるため作業効率の低
下を招来するという問題点があった。
【0005】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,余熱モード状態にて待機中の複合機において,余熱
モード解除の可否を使用する機能に合わせて実行し,省
電力化を図ると共に作業効率を向上させることを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記の目的を
達成するために,加熱手段を低温度制御する省電力モー
ドを有する複数の機能を備えた複合機において,前記省
電力モードが動作しているとき,前記加熱手段を使用す
る機能が選択された場合は前記省電力モードを解除して
通常温度に復帰させ,前記加熱手段を使用しない機能が
選択された場合は前記省電力モードを解除しないように
制御する制御手段を備えた複合機を提供するものであ
る。
【0007】また,予め設定された暗証コードを入力す
ることにより動作を許可する暗証コード入力手段及び加
熱手段を低温度制御する省電力モードを有する複数の機
能を備えた複合機において,前記省電力モードが動作し
ているとき,暗証コードが入力された場合に前記省電力
モードを解除し,次いで前記加熱手段を使用しない機能
が選択された場合は再度省電力モードに制御する制御手
段を備えた複合機を提供するものである。
【0008】また,動作モードを指定する動作モード指
定手段及び加熱手段を低温度制御する省電力モードを有
する複数の機能を備えた複合機において,前記動作モー
ド指定手段による指定が前記加熱手段を使用する機能の
場合は省電力モード解除するように制御する制御手段を
備えた複合機を提供するものである。
【0009】
【作用】本発明による複合機は,制御手段により,省電
力モードにて待機しているとき,加熱ヒータを使用する
機能が選択された場合は省電力モードを解除して通常温
度に復帰させ,加熱ヒータを使用しない機能が選択され
た場合は省電力モードを解除しないように制御する。
【0010】
【実施例】以下,本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。図1は,本発明による複合機の全体制御系
の構成を示すブロック図であり,スキャナ部101,操
作部102,プロッタ部103,及びファクシミリ部1
04とから構成されている。
【0011】スキャナ部101は,原稿画像の1ライン
分づつを一次元的に読み取るCCD(電荷結合素子)1
05と,複数のLSIで構成して各種の画像処理(シェ
ーディング補正,MTF補正,γ補正等)を実行するI
PU(画像処理装置)106と,スキャナ部101全体
を制御するスキャナ制御部107と,複数枚の原稿を順
次搬送するADF(自動原稿搬送装置)108等から構
成される。操作部102は,操作入力キー群及び表示L
ED等を配列した操作パネル109と,動作モード指定
用紙読取装置110等から構成される。
【0012】プロッタ部103は,プロッタ部103全
体の各プロセスユニット(周知の電子写真プロセスを実
行するユニット)を制御するメイン制御板111と,書
込光源となるLD(レーザダイオード)112等から構
成される。ファクシミリ部104は,メイン制御板11
1と接続して画像信号を送るFAXI/F113と,N
CU(網制御装置)114と,通信回路115と,FA
XI/F113内に設けられたモデム(変復調装置)1
16等から構成される。
【0013】図2は,図1に示した制御系の主要部構成
を示すブロック図であり,スキャナ制御部107とメイ
ン制御板111とはシリアルインターフェイス201で
接続され,メイン制御板111と操作部109とはシリ
アルインターフェイス202で接続されている。メイン
制御板111は制御プログラムが格納されているROM
203と,処理データを記憶するRAM204と,RO
M203の制御プログラムに基づいて各種制御を実行す
るCPU205よりなるマイクロコンピュータシステム
で構成されている。また,206はRAM204のバッ
クアップ電源となるバッテリーである。CPU205に
は定着ヒータ207を点灯駆動するACドライバ208
と,定着ローラ(図示せず)の表面温度を検知するヒー
タサーミスタ209からの検知温度値(アナログデー
タ)をデジタルデータに変換するA/Dコンバータ21
0が接続されている。また,操作パネル109は,各種
キー211と,操作部制御回路212と,各種キーのL
ED213と,フルドット表示部214と,固定パター
ン表示部215とで構成されている。
【0014】以上の構成において,定着ヒータ207の
表面温度は,定着ローラ(図示せず)の表面近傍に配設
したヒータサーミスタ209により検知され,該検知温
度が設定温度(例えば,定着温度185°Cと余熱温度
160°Cの2段階の温度設定)になるようにACドラ
イバ208により定着ヒータ207の表面温度への通電
時間を制御する。ヒータサーミスタ209の出力はA/
Dコンバータ210によってデジタルデータに変換さ
れ,CPU205に取り込まれる。なお,定着温度は記
録紙の搬送速度,トナーの軟化温度,及び定着ユニット
の諸条件で決定されるが,本実施例では,定着温度の設
定を185°Cとし,余熱温度の設定を160°Cとし
て制御するものとする。
【0015】図3は,本発明による操作パネル109の
パネル構成例を示す平面図である。301は動作をスタ
ートさせるスタートキー,302は数的情報を入力する
テンキー,303は入力情報をクリアし,動作を停止さ
せるクリア/ストップキー,304は余熱モードに設定
する余熱キー,305は複写処理を実行するコピーモー
ドキー,306はファクシミリ送信を実行するファクシ
ミリ送信モードキー,307は設定されているモードを
クリアするモードクリア(M/C)キー,308は上下
左右のコントロールキーである。なお,その他のキーに
ついては,その説明を省略する。
【0016】以上の構成において,フルドット表示部2
14は,詳細モードの設定やファクシミリ送信モード時
のファクシミリ番号の表示に使用され,固定パターン表
示部215には記録紙サイズ,複写枚数,異常表示等が
表示される。また,各種キーのLED213は押下され
たキーのモードが選択されているときに点灯する。そし
て,コントロールキー308はフルドット表示部214
に表示される各種メニューを選択するのに用いられる。
また,図4は,入力キーに対応するデータフォーマット
を示す表であり,図5は,操作部102へ送信されるデ
ータフォーマットを示す表である。
【0017】図1〜図3の構成において,操作パネル1
09より入力されたキーデータは図4に示したデータフ
ォーマットに基づいて展開されてCPU205に送信さ
れる。このときのデータ長は8ビットで下位3ビットは
アドレスビットであり,上位5ビットはONされている
キーに対応するビットが「1」となる論理で扱う。
【0018】また,CPU205から操作部102に対
しては図5に示す如く表示用のデータが送られる。図5
に示すように,同期コードとして「FFH」が3回送ら
れる。操作部102からCPU205へはアドレス付き
のデータを送るため任意のアドレスのデータを順不同で
送れるが,CPU205から操作部102へのデータ送
信は図5に示したフォーマット順に基づいて全データが
送信される。
【0019】余熱キー304が押下されると,そのON
をCPU205が受信し,操作部102に対して「余
熱」ビットをセットしたデータを送信する。CPU20
5によって余熱モードが指示されると,操作部102は
余熱状態を示す余熱キー304脇のLEDを点灯し,そ
の他の表示を全て消灯させる。同時に,CPU205は
定着ヒータ207の制御温度を余熱温度(本実施例では
160°C)に変更する。
【0020】余熱状態のとき,コピーモードキー305
が押下されると,メイン制御板111のCPU205は
「余熱」表示ビットをリセットし,「コピー」表示ビッ
トをセットする。更に,コピーモードでの標準表示デー
タをセットし,操作部102に送信する。この送信によ
り操作部102は余熱表示のLEDを消灯し,コピーモ
ードキー305脇のLEDを点灯する。同時に,余熱モ
ードにより抑制していた他の表示をCPU205から指
定されている状態に表示する。一方,定着ヒータ207
の制御温度を余熱温度160°Cから定着温度185°
Cに変更する。
【0021】また,余熱状態のとき,ファクシミリ送信
モードキー306が押下されると,メイン制御板111
のCPU205は「余熱」表示ビットをリセットし,
「ファクシミリ」表示ビットをセットする。更に,ファ
クシミリ送信モードでの標準表示データをセットして操
作部102に送る。操作部102は余熱表示のLEDを
消灯し,ファクシミリ送信モードキー306脇のLED
を点灯する。同時に,余熱モードにより抑制していた他
の表示をCPU205より指定されている状態に表示す
る。このとき,定着ヒータ207の制御温度は余熱温度
の状態とし変更しない。
【0022】以上の動作を図6に示すフローチャートを
用いて説明する。図6は,余熱モード時におけるコピー
モード/ファクシミリ送信モードの処理を示すフローチ
ャートである。先ず,余熱状態を示すLED(以下,余
熱LEDという)がONされているか否かを判断し(S
601),余熱LEDがOFFのとき,余熱キー304
がONされているか否かを判断し(S602),余熱キ
ー304がONされたときには余熱LEDをONし,他
の表示を全てOFFし(S603),定着ヒータ207
の制御温度を余熱温度160°Cに設定する(S60
4)。
【0023】ステップ602の判断において,余熱キー
304がONのときには,オート余熱タイマがオーバフ
ローであるか否かを判断し(S605),オーバーフロ
ー状態であれば上記ステップ603以降の処理を実行
し,オーバーフローでなければ,次に,ファクシミリ送
信モードキー306がONされているか否かを判断する
(S606)。その後,ファクシミリ送信モードキー3
06がONであれば定着ヒータ207の制御温度が余熱
温度160°Cであるか否かを判断して(S607),
余熱温度160°Cであれば定着ヒータ207の制御温
度を定着温度185°Cに設定する(S608)。
【0024】また,ステップ601の判断において,余
熱LEDがONのとき,更に余熱キー304がONであ
るか否かを判断し(S609),余熱キー304がOF
Fのときにはコピーモードキー305がONであるか否
かを判断する(S610)。このとき,コピーモードキ
ー305がONであれば,定着ヒータ207の制御温度
を定着温度185°Cに設定し(S611),余熱LE
DをOFFしてコピーモードキー305がONされてい
ることを示すLEDをONさせ(S612),コピーモ
ードの標準表示を実行する(S613)。
【0025】ステップ610の判断において,コピーモ
ードキー305がOFFのときにはファクシミリ送信モ
ードキー306がONであるか否かを判断し(S61
4),ファクシミリ送信モードキー306がONであれ
ば余熱LEDをOFFしてファクシミリ送信モードキー
306がONされていることを示すLEDをONさせ
(S616),ファクシミリ送信モードの標準表示を実
行する(S616)。
【0026】ステップ609の判断において,余熱キー
304がONされたときには定着ヒータ207の制御温
度を定着温度185°Cに設定し(S617),続い
て,標準モードがコピーモード或いはファクシミリ送信
モードであるか否かを判断する(S618)。このと
き,コピーモードであればステップ612の処理に進
み,ファクシミリ送信モードであればステップ615に
進み各処理を実行する。
【0027】上記の図6において,オート余熱タイマは
一定時間にキー操作が実行されないことを計数するタイ
マであり,該タイマが所定値を越えると自動的に余熱モ
ードに移行する。また,余熱キー304のONにて余熱
モードを解除した場合に無条件(標準モードの設定(コ
ピーモード/ファクシミリ送信モード)にかかわらず)
に定着ヒータ207の制御温度を定着温度に復帰させて
いる。これは,オペレータの意思によってファクシミリ
送信モードが選択されたときのみ,定着ヒータ207の
制御温度を定着温度に復帰させないようにするためで,
余熱解除後にコピーモードが選択されたときには,定着
ヒータ207が立ち上がった状態にあり,即時に動作可
能にするためである。
【0028】以上説明したように本実施例によれば,余
熱状態になっている複合機をファクシミリ送信モードで
使用する場合は,定着ユニットに対しては余熱モードの
解除を実行せずに装置が動作するため,省電力化が図れ
る。
【0029】なお,本実施例では,コピーモードに関す
るキーとしてコピーモードキー305,及びファクシミ
リ送信モードに関するキーとしてファクシミリ送信モー
ドキー306を用いて説明したが,操作部102の構成
上で明らかに固有モードであることが判断可能であれ
ば,その他のキー(例えば,コピー枚数設定用テンキ
ー,ファクシミリ番号入力用テンキー,メモリ送信キー
等)でもよい。
【0030】次に,暗証コードデータについて説明す
る。図7は,暗証コードデータを示す説明図であり,メ
モリ上に登録されている。本実施例では,4桁コードを
10種類用意してある。暗証モードを予め設定されたコ
ードにて使用する場合はROM203上にコードが書き
込まれていればよい。一方,任意に暗証コードを設定し
て使用する場合には,RAM204上に図7に示す領域
が確保されるように設定する。RAM204はバッテリ
ー206によりバックアップされているため,本体の電
源がOFFされても登録した暗証コードデータは消失し
ない。
【0031】暗証モードの初期状態では操作部102の
フルドット表示部214に「暗証コードを入力して下さ
い」なるガイダンスが表示され,暗証コードの入力待ち
状態となる。このとき,本体は待機状態であるので定着
ヒータ207は余熱時における設定温度160°Cに制
御されている。このときの操作部102における表示
は,暗証コード入力を促す必要があるため消灯しない
(但し,一部の消灯は可能である)。また,暗証コード
の入力待ちのときにはテンキー302及びクリア/スト
ップキー303以外の入力を受け付けないようになって
いる。
【0032】ここで,暗証コード入力のためのテンキー
302が操作されると,操作部102からキー入力が送
られてくる。入力コードが4桁揃うと,該入力コードと
図7に示す如く先頭アドレスから登録されている暗証コ
ードとを順次比較し,両者の一致があったとき操作部1
02のキー操作が開放される。同時に,定着ヒータ20
7の制御温度を余熱温度から定着温度185°Cに変更
して複写動作に備える。その後,動作モードの選択にお
いてファクシミリ送信モードキー306が押下された場
合には,今回の暗証コード入力はファクシミリ送信モー
ドのためであると判断できるため,定着ヒータ207の
制御温度を再び余熱温度に戻して省電力駆動させる。な
お,上記の如く,有効な暗証コードを検出したときに無
条件に定着ヒータ207の制御温度を定着温度に戻すの
は,コピーモードで使用されるときの定着ヒータ207
の立ち上げ時間(余熱温度からのウォームアップタイ
ム)を短縮させるためである。
【0033】以上説明したように本実施例によれば,暗
証モードで部門管理を行っている複合機が余熱状態にな
っているときにファクシミリ送信モードで使用する場合
は,定着ユニットに対して余熱モードが再設定されるこ
とになるため省電力化が実現する。また,暗証コード入
力時に一旦余熱モードを解除するので,コピーモードで
使用する場合に定着ユニットの立ち上がり時間による待
ち時間が短縮される。
【0034】次に,動作モード指定用紙読取装置110
を用いた実施例について説明する。図8は,動作モード
指定用紙読取装置110の構成を示す斜視図であり,本
体装置とは信号ケーブル801を介して接続可能になっ
ている。この動作モード指定用紙読取装置110には,
箱型の前面部に挿入口802,メニューシート挿入指示
表示部803,及びエラー表示部804が設けられてい
る。また,805はメニューシートである。動作モード
指定用紙読取装置110内には制御回路(図示せず)が
設けられ,該制御回路には読取用の光学センサや搬送ロ
ーラ駆動のための搬送モータが接続されている。
【0035】以上の構成において,メニューシート80
5が挿入口に挿入されたことを用紙センサ(図示せず)
により検出すると,搬送ローラ(図示せず)が回転し,
メニューシート805を内部所定位置に搬送する。その
後,メニューシート805に記載されたコードパターン
を光学センサ(図示せず)にて読み取る。メニューシー
ト805の読取処理が終了すると,搬送ローラが逆回転
してメニューシート805を排出する。同時に,動作モ
ード指定用紙読取装置110は読み取った動作指定情報
をメイン制御板111に送信する。メイン制御板111
(CPU205)と動作モード指定用紙読取装置110
の制御回路とはシリアルインターフェイスを介して接続
されている。
【0036】また,メニューシート805は図9及び図
10のようなに構成されており,図9はコピーモード用
のフォーマット,図10はファクシミリ送信モード用の
フォーマットを各々示している。このフォーマットの項
目は予め専用に印刷されている。このメニューシート8
05により指定可能な項目は,コピーモードではコピー
枚数,用紙サイズ,コピー倍率,両面モード,ソータモ
ード等であり,ファクシミリ送信モードではファクシミ
リ番号,文字種類,原稿濃度,メモリ送信の有無等であ
る。なお,ファクシミリ番号は1桁目より頭詰めで記入
する。
【0037】動作モード指定用紙読取装置110は,メ
ニューシート805右端の黒塗り部分のアドレス情報に
基づいて設定条件を判断する。コピーモードとファクシ
ミリ送信モードとの識別は,メニューシート805搬送
方向第1番目のアドレスのマーク位置にて判断し,その
後,各々のフォーマットに基づいて情報を読み取る。な
お,第2のアドレスのマーク位置が同一であってもコピ
ーモード,ファクシミリ送信モードによって読み取られ
る情報が異なる。また,メニューシート805への条件
設定は,フォーマットの四角欄を塗り潰すことによって
行われ,何も設定されてない項目は標準モードとして扱
われる。
【0038】上記の動作モード指定用紙読取装置110
から本体への送信データについて説明する。図11〜図
13は送信データを示す表である。動作モード指定用紙
読取装置110から本体への送信データは図11,図1
2,及び図13に示す8ビットデータとして与えられ
る。8ビットのうち下位4ビットはデータを判別するた
めのアドレスビットである。図11と図12においてア
ドレスが同一データであるが,このデータ判別は,図1
3に示すコピーモード/ファクシミリ送信モードの判別
コマンドを先に送信することによって判別する。選択さ
れたモードに対応するビットが「1」にセットされる。
例えば,コピーモードで用紙サイズのA3が選択された
ときは,コピーサイズを示すデータが「1000001
0B」となる。
【0039】動作モード指定用紙読取装置110は,メ
ニューシート805の読み込みが終了すると,読み込み
アドレスと記載マークに基づいて指定モードを分析し,
メイン制御板111への送信データに展開する。コピー
モードのシート(図9)が使用された場合は,コピーモ
ードを示す「0FH」コードを先頭データとして図11
に示すデータが一通り送信される。
【0040】図14は,コピーモード用のメニューシー
ト805であり,このメニューシート805の如くマー
クされた場合は,動作モード指定用紙読取装置110か
らは「0FH,20H,31H,22H,13H,04
H,05H,06H」の8バイトが送信される。メイン
制御板111(本体側)は「0FH」コードの受信によ
り,挿入されたメニューシート805がコピーモードで
あると判断し,その後のデータ(「1FH」の受信ま
で)はコピーモードのフォーマットとして受信データを
処理する。同様に,ファクシミリ送信モードのシート
(図10)が挿入された場合は,「1FH」(ファクシ
ミリ送信モード)を先頭データに図12のフォーマット
に示すデータが一通り送信される(合計14バイト)。
【0041】図13に示す「余熱解除」のモード設定
は,動作モード指定用紙読取装置110がメニューシー
ト805記載のマーク読み取りの際,コピーモードを読
み取ったときに「コピーモード」の前にメイン制御板1
11(本体側)に送信される。メイン制御板111は,
この「余熱解除」コードを受信すると余熱モードにて待
機中であった場合は,直に余熱モードを解除し,定着ヒ
ータ207を定着温度185°Cに立ち上げる。
【0042】図15は,上記の動作モード指定用紙読取
装置110によるメニューシート805の読取処理及び
そのデータ出力動作例を示すフローチャートである。先
ず,動作モード指定用紙読取装置110は挿入されたメ
ニューシート805を検出し(S1501),検出され
たときに,メニューシート805を機内に搬送する(S
1502)。次に,第1アドレスのデータをリードし
(S1503),マーク位置が右であるか否かを判断す
る(S1504)。この判断でマーク位置が右でなけれ
ばコピーモード(S1505)とし,マーク位置が右で
あればファクシミリ送信モード(S1506)として以
下の処理を実行する。
【0043】コピーモードの場合は,「2FH」を送信
し(S1507),更に,「0FH」を送信して(S1
508),第2〜第5アドレスのデータをリードする
(S1509)。その後,図11に示すフォーマットに
データを展開し(S1510),7バイトのデータを本
体側に送信する(S1511)。該データの送信が終了
すると,挿入されたメニューシート805を機外に排紙
して(S1512),本ルーチンを終了する。
【0044】また,ファクシミリ送信モードの場合は,
「1FH」を送信して(S1513),第2〜第14ア
ドレスのデータをリードする(S1514)。その後,
図12に示すフォーマットにデータを展開し(S151
5),13バイトのデータを本体側に送信する(S15
16)。該データの送信が終了すると,同様に,挿入さ
れたメニューシート805を機外に排紙して(S151
2),本ルーチンを終了する。
【0045】以上説明したように本実施例によれば,動
作モード指定用紙読取装置110の読取モードを判断し
て余熱解除信号の送信可否を判断/制御することによ
り,動作モード指定用紙読取装置110を複合機と接続
して使用する場合に,余熱状態になっている複合機をコ
ピーモードで使用するときに,直に定着ユニットを通常
温度まで立ち上げるため,通常温度までの速やかな復帰
処理が可能となる。また,ファクシミリ送信モードで使
用する場合は,定着ユニットに対しては余熱モードを解
除しないで動作するため省電力化が図れる。
【0046】以上のように本実施例では,コピーモード
とファクシミリ送信モードとが複合された複合機につい
て説明したが,熱定着装置を有したプロッタ部103を
使用するモードと使用しないモードとで制御分けを実行
することにより,他のモード(機能)が複合された場合
にも同様に適用できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように,本発明による複合
機によれば,省電力モードにて待機しているとき,前記
加熱ヒータを使用する機能が選択された場合は前記省電
力モードを解除して通常温度に復帰させ,前記加熱ヒー
タを使用しない機能が選択された場合は前記省電力モー
ドを解除しないように制御するため,余熱モード状態に
て待機中の複合機において,余熱モード解除の可否を使
用する機能に合わせて効率的に実行可能となり,加熱ヒ
ータを使用しない機能時に省電力化を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複合機の全体制御系の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明に係る制御系の主要部の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明に係る操作パネルのパネル構成例を示す
平面図である。
【図4】本発明に係る入力キーに対応するデータフォー
マットを示す表である。
【図5】本発明に係る操作部へ送信されるデータフォー
マットを示す表である。
【図6】本発明に係る余熱モード時におけるコピーモー
ド/ファクシミリ送信モードの処理を示すフローチャー
トである。
【図7】本発明に係る暗証コードデータを示す説明図で
ある。
【図8】本発明に係る動作モード指定用紙読取装置の構
成を示す斜視図である。
【図9】本発明に係るコピーモード用メニューシートの
フォーマットを示す説明図である。
【図10】本発明に係るファクシミリ送信モード用メニ
ューシートのフォーマットを示す説明図である。
【図11】本発明に係るコピーモードの送信データを示
す表である。
【図12】本発明に係るファクシミリ送信モードの送信
データを示す表である。
【図13】本発明に係るモード設定の送信データを示す
表である。
【図14】本発明に係るコピーモード用メニューシート
の記入例を示す説明図である。
【図15】本発明に係る動作モード指定用紙読取装置用
メニューシートの読取処理動作及びそのデータ出力動作
例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
102 操作部 103 プ
ロッタ部 104 ファクシミリ部 109 操
作パネル 110 動作モード指定用紙読取装置 111 メ
イン制御板 203 ROM 204 R
AM 205 CPU 207 定
着ヒータ 304 余熱キー 305 コ
ピーモードキー 306 ファクシミリ送信モードキー 805 メ
ニューシート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段を低温度制御する省電力モード
    を有する複数の機能を備えた複合機において,前記省電
    力モードが動作しているとき,前記加熱手段を使用する
    機能が選択された場合は前記省電力モードを解除して通
    常温度に復帰させ,前記加熱手段を使用しない機能が選
    択された場合は前記省電力モードを解除しないように制
    御する制御手段を備えたことを特徴とする複合機。
  2. 【請求項2】 予め設定された暗証コードを入力するこ
    とにより動作を許可する暗証コード入力手段及び加熱手
    段を低温度制御する省電力モードを有する複数の機能を
    備えた複合機において,前記省電力モードが動作してい
    るとき,暗証コードが入力された場合に前記省電力モー
    ドを解除し,次いで前記加熱手段を使用しない機能が選
    択された場合は再度省電力モードに制御する制御手段を
    備えたことを特徴とする複合機。
  3. 【請求項3】 動作モードを指定する動作モード指定手
    段及び加熱手段を低温度制御する省電力モードを有する
    複数の機能を備えた複合機において,前記動作モード指
    定手段による指定が前記加熱手段を使用する機能の場合
    は省電力モード解除するように制御する制御手段を備え
    たことを特徴とする複合機。
JP4225230A 1992-07-31 1992-07-31 複合機 Pending JPH0654102A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999015937A1 (fr) * 1997-09-19 1999-04-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Appareil de formation d'images
JP2007141038A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Yamatake Corp 装置管理システム
JP2008145812A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2009198729A (ja) * 2008-02-20 2009-09-03 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

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