JPH0653946A - クロック断検出回路 - Google Patents

クロック断検出回路

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JPH0653946A
JPH0653946A JP4205404A JP20540492A JPH0653946A JP H0653946 A JPH0653946 A JP H0653946A JP 4205404 A JP4205404 A JP 4205404A JP 20540492 A JP20540492 A JP 20540492A JP H0653946 A JPH0653946 A JP H0653946A
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switches
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Tsutomu Tsurumi
勉 鶴見
Norio Murakami
典生 村上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はクロック断検出回路に関し、クロッ
ク断の検出を確実に行いアラームを発出することを目的
とする。 【構成】 電源VDD 側に並列に接続された第1,3の定
電流源IS1,3 と、上記定電流源に接続された第1,3の
スイッチSW1,3 と、接地側に並列に接続された第2,4
の定電流源IS2,4 と、上記定電流源に接続された第2,
4のスイッチSW2,4 と、入力側でクロックを受け出力側
を第1,2のスイッチに接続した第1のインバータINV1
と、入力側を第1,2のスイッチに接続し出力側をゲー
ト回路に接続した第2のインバータINV2と、入力側を第
3,4のスイッチに接続し出力側をゲート回路に接続し
た第3のインバータINV3と、一方を第2のインバータの
入力側に接続し、他方を第2の電源に接続した第1のコ
ンデンサC1と、一方を第3のインバータの入力側に接続
し、他方を第2の電源に接続した第2のコンデンサC2と
により構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクロック検出回路に関
し、特に、デジタル通信システムにおいて、主装置を同
期動作させるためのクロックの異常状態を検出するクロ
ック断検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図4はクロック検出回路の接続説明図で
ある。主装置は、例えば、デジタル交換機等の装置であ
り、基準クロック源から入力されるクロックCLKによ
り、データ転送等の同期動作を行う。クロック断検出回
路は、図示のようにクロックCLKを監視するためにク
ロック供給線と主装置の間に接続されており、主装置に
送出されるクロックCLKが何らかの要因により、ハイ
(H)レベルのまま、若しくはロー(L)レベルのまま
で変化しない異常状態を検出する。このようなクロック
の異常状態を「クロック断」と称する。当然、このよう
なクロック断状態は主装置にとって所定の同期動作が不
可能となるのでその内部に誤動作を生じることになる。
従って、クロック断検出回路はこのようなクロック断を
早期に発見して主装置にアラームALMを発生する必要
がある。
【0003】図5は従来のクロック断検出回路の一例で
ある。図示のように、この回路は2つのコンパレータC
OM1,COM2と、排他的NORゲート(ENOR)
で構成される。Vref1, Vref2は各々コンパレータの一方
の入力に供給される基準電圧である。クロックCLKは
図4の入力クロックに対応し、アラームALMはクロッ
ク断を検出すると主装置に供給される。
【0004】後述するように、コンパレータCOM1,
COM2の負側の電位Vと各基準電圧Vref1, Vref2との
大小関係により、正常なクロックか、Hレベルのままの
異常状態か、Lレベルのままの異常状態か、を判定する
もので、後者の2つの異常の場合にENORゲートから
アラームALMを発出することになる。また、後述する
ようにゲート回路の種類により、HレベルでアラームA
LMを発出するか、LレベルでアラームALMを発出す
るか、区別することができる。
【0005】図6は図5構成のアラーム発出/非発出の
説明図である。初期条件として電位VはVref1 及び Vre
f2の中点に設定されている。このような条件において、
クロックCLKが、図示のようなH/Lを繰り返す形状
で正常に入力されているときは、V点の電位はVref1 と
Vref2 ( 但し、Vref1 > Vref2 ) の中点にあるから、
ENORゲートの一方の入力A1はHレベル、他方の入
力A2はLレベルとなり、ENORゲートの出力はLレ
ベルとなりアラームALMは発出されない(非発出とな
る)。
【0006】一方、クロックCLKが異常で変化せずに
Hレベルに固定の時、V点の電位はVref1 及びVref2 よ
り高くなるので、A1及びA2は共にLレベルとなり、
従ってENORゲートの出力はHレベルとなり、アラー
ムALMを発出する。さらに、クロックCLKが異常で
変化せずにLレベルに固定の時、V点の電位はVref1 及
びVref2 より低くなるので、A1及びA2は共にHレベ
ルとなり、従ってENORゲートの出力はHレベルとな
り、アラームALMを発出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5のクロ
ック断検出回路を全てトランジスタで構成したとき、か
なり大規模となる問題がある。また、しきい値レベル、
即ち、Vref1 及びVref2を、クロックCLKのHレベル
又はLレベル付近に設定すると、外部ノイズ等の影響を
受けやすくなり、コンパレータの比較動作が不安定にな
る問題がある。
【0008】本発明の目的は、回路の規模を出来るだけ
小型化し、かつクロック断の検出を確実に行いアラーム
を発出することができるクロック断検出回路を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】図1は本発明の
基本構成図である。図示のように、本発明のクロック断
検出回路は、第1乃至第4の4つの定電流源(IS1〜
4)と、これらに接続された第1乃至第4のスイッチ
(SW1〜4)と、第1乃至第3の3つのインバータ
(INV1〜3)と、第1及び第2のコンデンサ(C
1,C2)と、ゲート回路(OR,NOR等)で構成さ
れている。
【0010】図示の例では、ゲート回路はORゲートで
あるが、後述するように、NOR,AND,NAND,
EOR,ENOR等を使用することができる。また、V
DDは供給電圧であり、第1の電源である。なお、第2
の電源は接地(GND)である。また、I1〜I4は各
スイッチSWを流れる電流である。この場合I1,I3
はコンデンサC1,C2への充電電流でありI2,I4
はコンデンサC1,C2からの放電電流である。
【0011】
【表1】
【0012】表1は各スイッチSWの動作状態を示し、
スイッチへの入力がHレベルのときに、スイッチSW
1,SW3はオフし、SW2,SW4はオンとなり、ス
イッチへの入力がLレベルのときにスイッチSW1,S
W3はオンし、SW2,SW4はオフとなる動作を有す
る。即ち、スイッチSW1,SW3とスイッチSW2,
SW4は常に逆の動作を行うようなスイッチを設ける。
【0013】
【表2】
【0014】表2はゲート回路にORゲートを使用した
ときの各点における真理値表である。初期条件として、
I1>I2,I3>I4とし、クロックCLKがHレベ
ルのときSW1及びSW4がオン、クロックCLKがL
レベルのときSW2及びSW3がオンとする。表2に示
すように、クロックCLKが入力されているとき、I1
>I2,I3>I4なので、コンデンサC1及びC2に
は電荷がたまり、V1,V2の電位はHレベルになる。
従って、A1,A2はLレベルとなり、アラームALM
は非発出となる。
【0015】一方、CLKがHレベルで固定の時、SW
1はオン、SW2はオフ、SW3はオフ、SW4はオン
となり、V1はHレベルでV2はLレベルになり、従っ
て、A1はLレベル、A2はHレベルとなる。ALMは
発出となる。さらに、CLKがLレベルで固定の時、S
W1はオフ、SW2はオン、SW3はオン、SW4はオ
フとなり、V1はLレベルでV2はHレベルになる。従
って、A1はHレベル、A2はLレベルとなり、ALM
は発出となる。
【0016】
【表3】
【0017】表3はゲート回路がANDゲートの場合の
真理値表である。この場合の初期条件として、I1<I
2,I3<I4とする。前述と同様の考え方により、ク
ロックCLKが正常なときはA1,A2は共にHレベル
となり、アラームALMは非発出となる。一方、クロッ
クCLKがHレベルに固定の時は、A1はLレベル、A
2はHレベルとなるので、アラームALMを発出する。
さらに、クロックCLKがLレベルに固定の時は、A1
はHレベル、A2はLレベルとなるので、アラームAL
Mを発出する。
【0018】
【実施例】図2は本発明によるクロック断検出回路の一
実施例構成図である。図中、本例はゲート回路としてN
ANDゲートを用いた場合である。TP01,TP0
2,TP05,R1,TN01,TN02,TN05は
定電流源回路であり、図1のIS1〜IS4に対応す
る。TP03,TN03,TP06,TN06はスイッ
チ回路であり、図1のスイッチSW1〜4に対応する。
また、TP04,TN04,TP07,TN07はイン
バータ回路である。これらのトランジスタは何れもMO
SFETであり、“TP”はPNPタイプを、“TN”
はNPNタイプを示す。周知のように、前者はそのゲー
トがHレベルのときにオンし、後者はそのゲートがLレ
ベルのときにオンする。
【0019】クロックCLKがHレベルの時、コンデン
サC1は、電流I1により電源電圧VDDレベルまで充
電されるが、コンデンサC2は電流I4によりGNDレ
ベルまで放電される。この動作に従って、V1点及びV
2点の電圧がインバータ回路のしきい値と比較され、出
力信号のA1,A2のH/Lレベルが決定され、これを
受けるNANDゲートにより、ALMの発出、非発出が
決定される。クロックCLKがLレベルの時は、各ポイ
ントの出力は反転するが同様に動作するので説明を省略
する。
【0020】図3は本発明のアラームを発出する出力段
をゲート回路とした構成図であり、表4は各定電流源の
電流I1〜I4の大小関係とゲート回路の具体例を示す
真理値表である。図3の回路動作は図1と同様であるか
ら説明を省略する。即ち、図1はゲート回路をORゲー
トにした例である。
【0021】
【表4】
【0022】表4はゲート回路が種々の場合の一覧表で
ある。HレベルでアラームALMを発出させるためには
OR,AND,EORゲートを使用する。また、Lレベ
ルでアラームALMを発出させるためには、NOR,N
AND,ENORゲートを使用する。具体的には以下の
ようになる。表4のは、図1の例に対応し、I1>I
2,I3>I4の場合で、ゲート回路がORゲートの場
合である。この場合にはアラームALMはHレベルで発
出する。また、アラームALMをLレベルで発出するた
めには、ゲート回路をNORゲートにすればよい。
【0023】表4のは、I1<I2,I3<I4の場
合であり、アラームALMをHレベルで発出するために
はゲート回路をANDゲートとし、アラームALMをL
レベルで発出するためにはゲート回路をNANDゲート
にすればよい。表4の及びは、I1>I2,I3<
I4の場合、若しくはI1<I2,I3>I4の場合で
あり、アラームALMをHレベルで発出するためにはゲ
ート回路をEORゲートとし、アラームALMをLレベ
ルで発出とするためにはゲート回路をENORゲートに
すれがよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
図5に示す従来の如きコンパレータ及びしきい値電圧
を除去することができ、クロックの入力レベルも高いの
で外部ノイズを受けにくく、正確にクロック断を検出し
てアラームを発出することができる。さらに、回路規模
を簡素化し小型化することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成図である。
【図2】本発明のクロック断検出回路の一実施例構成図
である。
【図3】本発明の出力断をゲート回路とした実施例構成
図である。
【図4】クロック検出回路の接続説明図である。
【図5】従来のクロック断検出回路の一例である。
【図6】図5構成のアラーム発出/非発出の説明図であ
る。
【符号の説明】
IS1〜4…定電流源 SW1〜4…スイッチ INV1〜3…インバータ回路 TP01〜07…PNPトランジスタ TN01〜07…NPNトランジスタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるクロックの異常を検出するク
    ロック断検出回路において、 第1の電源(VDD)側に並列に接続された第1及び第
    3の定電流源(IS1,IS3)と、 前記第1及び第3の定電流源の各々に接続された第1及
    び第3のスイッチ(SW1,SW3)と、 第2の電源(GND)側に並列に接続された第2及び第
    4の定電流源(IS2,IS4)と、 前記第2及び第4の定電流源の各々に接続された第2及
    び第4のスイッチ(SW2,SW4)と、 入力側で前記クロック(CLK)を受け、出力側を前記
    第1及び第2のスイッチに接続した第1のインバータ
    (INV1)と、 入力側を前記第1及び第2のスイッチに接続し、出力側
    をゲート回路に接続した第2のインバータ(INV2)
    と、 入力側を第3及び第4のスイッチに接続し、出力側を前
    記ゲート回路に接続した第3のインバータ(INV3)
    と、 一方の端子を前記第2のインバータの入力側に接続し、
    他方の端子を前記第2の電源に接続した第1のコンデン
    サ(C1)と、 一方の端子を前記第3のインバータの入力側に接続し、
    他方の端子を前記第2の電源に接続した第2のコンデン
    サ(C2)と、 前記第2のインバータの出力と前記第3のインバータの
    出力とを受け、アラーム(ALM)を発出する前記ゲー
    ト回路とを備え、 前記第1乃至第4の定電流源(IS)を前記第1乃至第
    4のスイッチ(SW)により切り換えて前記第1及び第
    2のコンデンサを充電し、前記第1乃至第3のインバー
    タ及び前記ゲート回路を介してクロック断検出を行うこ
    とを特徴とするクロック断検出回路。
  2. 【請求項2】 前記コンデンサへの充電電流と前記コン
    デンサからの放電電流の大小関係を変えることにより、
    前記クロックの周波数に無関係に前記アラームの発出及
    び非発出時間を可変するようにした請求項1に記載のク
    ロック断検出回路。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2のコンデンサの容量値
    を変化させることにより、前記クロックの周波数に無関
    係に前記アラームの発出及び非発出時間を可変するよう
    にした請求項1に記載のクロック断検出回路。
  4. 【請求項4】 前記第1乃至第3のインバータのしきい
    値電圧を変化させることにより、前記クロックの周波数
    に無関係に前記アラームの発出及び非発出時間を可変す
    るようにした請求項1に記載のクロック断検出回路。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2のコンデンサへの充電
    電流と前記コンデンサからの放電電流の大小関係に応じ
    て、前記ゲート回路の論理ゲートを変えるようにした請
    求項1に記載のクロック断検出回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005341997A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Samii Kk 遊技機
JP2012075076A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd パルス幅に応じて動作するシュミットトリガー回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005341997A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Samii Kk 遊技機
JP2012075076A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd パルス幅に応じて動作するシュミットトリガー回路

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