JPH0653840B2 - 組成物 - Google Patents

組成物

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JPH0653840B2
JPH0653840B2 JP19369191A JP19369191A JPH0653840B2 JP H0653840 B2 JPH0653840 B2 JP H0653840B2 JP 19369191 A JP19369191 A JP 19369191A JP 19369191 A JP19369191 A JP 19369191A JP H0653840 B2 JPH0653840 B2 JP H0653840B2
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ルカ・ピエトロ・フォンタナ
マサタカ・モリオカ
サラ・エリザベス・モルガン
ドゥイット・ジュアン・パッターソン
ハーマヌス・バーナダス・サベニジェ
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L69/00Compositions of polycarbonates; Compositions of derivatives of polycarbonates
    • C08L69/005Polyester-carbonates

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規共ポリエステルカー
ボネート及び耐衝撃性改良剤を含有してなる組成物に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネートは透明性、靭性及び耐
衝撃性にすぐれた周知の非晶質重合体である。しかしな
がら、ほとんどすべての非晶質重合体と同様に、ポリカ
ーボネートは臨界厚み、すなわちこの厚み以上になると
成形重合体が脆性となる限界値を有する。標準的なポリ
カーボネートにおいては、通常の厚断面試験系、1/4
インチ、では低いノッチ付き耐衝撃性及び脆性破壊を示
す系を与える。ポリカーボネートへの耐衝撃性改良重合
体系の添加は1/4インチ厚のノッチ付きアイゾット耐
衝撃性を実質的に改善し、しかも延性破壊を示す系を与
える。かゝる耐衝撃性改良重合体系の例はポリオレフィ
ン、アクリレート系重合体、ジエンゴム、スチレン系重
合体、ABS、MBS、ポリシロキサン、エチレン−プ
ロピレン−ジエン単量体(EPDM)系重合体、等を包
含する。
【0003】共ポリエステルカーボネートもまた周知で
ある。エステル結合及びカーボネート結合の両者を有す
るこれらの重合体はポリカーボネートと類似の性質を有
する。しかしながら、従来既知の共ポリエステルカーボ
ネートについては最良の場合でも明確な耐衝撃性の改善
は予測不可能であり、実際1/4インチの厚断面の場合
延性及び顕著な耐衝撃性の改善は得られないことを示し
ている。たとえば、米国特許第4,522,980号明
細書には、芳香族共ポリエステルカーボネートは芳香族
エステル単位がテレフタレートよりもむしろ実質的にイ
ソフタレートである場合にのみ明確な耐衝撃性の改善を
達成し得ることが開示されている。テレフタレートエス
テル単位をもつ共ポリエステルカーボネートにポリカー
ボネートの耐衝撃性を明確に改善することが知られてい
る標準的な耐衝撃性改良剤を配合する場合には耐衝撃性
の改善はほとんど又は全く認められずかつその破壊機構
は脆性破壊のまゝである(該米国特許明細書第I表参
照)。イソフタレート含有共ポリエステルカーボネート
に上記と同一又は類似の既知の耐衝撃性改良剤を添加す
る場合には、1/8インチ厚の試験片については脆性破
壊機構から延性破壊機構へと改善されるが、1/4イン
チ厚の試験片については脆性破壊機構はそのまゝ又は実
質的にそのまゝの機構で保持されかつ耐衝撃性も認め得
るほどより高い値には上昇しなかった。
【0004】今般、新規共ポリエステルカーボネートが
開発された。この物質は芳香族カーボネート単位ととも
に脂肪族エステル単位を有する。その1/4インチ厚の
試験片は低い耐衝撃性及び脆性破壊機構をもつが、ポリ
カーボネートの耐衝撃性を明確に改善する標準的な耐衝
撃性改良剤はこの新規な共ポリエステルカーボネートの
耐衝撃性も明確に改善する、すなわちノッチ付き1/4
インチ厚の試験片の耐衝撃値を室温条件で顕著により高
い値まで実質的に高めかつ延性破壊機構を与える、とい
う驚くべき事実が認められた。さらに、この耐衝撃性を
改善された共ポリエステルカーボネートの1/8インチ
厚試験片のノッチ付衝撃試験の結果は該共ポリエステル
カーボネート単独よりも温度に対し著しく低い感受性を
示す。それ故、共ポリエステルカーボネートに比べ非常
に低い温度での有意な衝撃抵抗および延性破壊が与えら
れる。
【0005】
【発明の概要】本発明によれば、つぎの成分: (a)構造:
【0006】
【化2】 (式中、Rはそれぞれ独立的にハロゲン、一価炭化水素
基及び一価炭化水素オキシ基から選ばれ;R1 はそれぞ
れ独立的にハロゲン、一価炭化水素基及び一価炭化水素
オキシ基から選ばれ;Wは二価炭化水素基、−S−、−
S−S−、−O− いし4の整数であり;bは0又は1であり;Xは約6な
いし18個の炭素原子をもつ脂肪族基であり;dは全単
位c+dの約2ないし30モル%である)の反復単位を
含んでなる共ポリエステルカーボネート;及び (b)芳香族ポリカーボネートの耐衝撃性を改善する耐
衝撃性改良剤を含んでなる耐衝撃性改良剤組成物;の混
合物を含有し、しかもこの耐衝撃性改良剤組成物を前記
共ポリエステルカーボネートの耐衝撃性を改善する量で
存在せしめてなる組成物が提供される。
【0007】
【詳細な開示】本発明の共ポリエステルカーボネートの
製造に有用な二価フェノールは一般式:
【0008】
【化3】 (式中、Rはそれぞれ独立的にハロゲン、一価炭化水素
基及び一価炭化水素オキシ基から選ばれ;R1 はそれぞ
れ独立的にハロゲン、一価炭化水素基及び一価炭化水素
オキシ基から選ばれ;Wは二価炭化水素基、−S−、−
S−S−、−O− いし4の整数であり;そしてbは0又は1である)によ
って表わすことができる。
【0009】R及びR1 によって表わされる一価炭化水
素基はアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキ
ル及びアルカリール基を包含する。好ましいアルキル基
は1ないし約12個の炭素原子を含むものである。好ま
しいシクロアルキル基は4ないし約8個の環炭素原子を
含むものである。好ましいアリール基は6個又は12個
の環炭素原子を含むもの、すなわちフェニル、ナフチル
及びビフェニル基である。好ましいアルカリール基及び
アラルキル基は7個ないし約14個の炭素原子を含むも
のである。
【0010】R及びR1 によって表わされる好ましいハ
ロゲン基は塩素及び臭素である。
【0011】Wによって表わされる二価炭化水素基はア
ルキレン、アルキリデン、シクロアルキレン及びシクロ
アルキリデン基を包含する。好ましいアルキレン基は2
個ないし約30個の炭素原子を含むものである。好まし
いアルキリデン基は1ないし約30個の炭素原子を含む
ものである。好ましいシクロアルキレン基及びシクロア
ルキリデン基は6ないし約16個の環炭素原子を含むも
のである。
【0012】R及びR1 によって表わされる一価炭化水
素オキシ基は式−OR2 (式中、R2 は前記した型の一
価炭化水素基である)によって表わすことができる。好
ましい一価炭化水素オキシ基はアルコキシ基及びアリー
ルオキシ基である。
【0013】上記の一般式の範囲内に包含される二価フ
ェノールの代表的な若干の、たゞし非限定的な例はつぎ
のとおりである。
【0014】2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン(ビスフェノール−A);2,2−ビス(3,
5−ジブロム−4−ヒドロキシフェニル)プロパン;
2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン;1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)シクロヘキサン;1,1−ビス(3,5−ジメチル
−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン;1,1−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)デカン;1,4−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン;1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)シクロドデカン;1,1−
ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)シ
クロドデカン;4,4−ジヒドロキシジフェニルエーテ
ル;4,4−チオジフェノール;4,4−ジヒドロキシ
−3,3−ジクロルジフェニルエーテル;及び4,4−
ジヒドロキシ−2,5−ジヒドロキシジフェニルエーテ
ル。
【0015】上記ポリカーボネートの製造に使用するた
めに同様に適当なその他の有用な二価フェノールはたと
えばこゝに参考文献として引用する米国特許第2,99
9,835号、同第3,028,365号、同第3,3
34,154号及び同第4,131,575号明細書に
開示されている。
【0016】本発明において使用されるカーボネート前
駆体はホスゲン、ジフェニルカーボネート等のごとき標
準的なカーボネート前駆体の任意のものであり得る。界
面法又はビスクロルホルメート法を使用する場合には、
ポリカーボネート及び共ポリエステルカーボネートの合
成において周知の標準的触媒を使用することがさらに好
ましい。典型的な触媒系は第3級アミン、アミジン又は
グアニジンのようなアミン系の触媒系である。第3級ア
ミンが一般にかゝる反応に使用される。トリエチルアミ
ンのようなトリアルキルアミンが一般に好ましい。
【0017】共ポリエステルカーボネート中のエステル
単位を供給する単量体は8ないし約20個、好ましくは
10ないし12個の炭素原子をもつ脂肪族α,ω−ジカ
ルボン酸又はそのエステル前駆体である。該脂肪族系は
直鎖状、分岐鎖状又は環状系である。該脂肪族系の例は
セバシン酸、アゼライン酸、ドデカンジ酸、C14,C18
及びC20ジ酸を包含する。直鎖状飽和脂肪族α,ω−ジ
カルボン酸が好ましい。セバシン酸及びドデカンジ酸が
もっとも好ましい。ジ酸の混合物も使用し得る。ジ酸と
表示したが、酸ハライド、好ましくは酸クロライド、ジ
酸のジ芳香族エステル、たとえばセバシン酸のジフェニ
ルエステルのようなジフェニルエステル、のごとき任意
のエステル前駆体を使用し得るものである点に留意すべ
きである。前記した炭素原子数に関しては、これはエス
テル前駆体部分、たとえばジフェニル、中に含まれ得る
いかなる炭素原子も含まないものである。
【0018】本発明の共ポリエステルカーボネートは既
知の方法、たとえばQuinn の米国特許第4,238,5
96号明細書及びQuinn 及びMarkezich の米国特許第
4,238,597号明細書に記載されている方法によ
って製造し得る。かゝる方法の例はエステル形成性基と
二価フェノールとの反応の前に酸ハライド形成させ、そ
してホスゲン化を行なう方法を包含する。さらにまた、
米国特許第3,169,121号明細書に記載されるピ
リジン溶剤を使用するGoldbergの塩基性溶液法を使用す
ることもでき、その場合ジカルボン酸それ自体を使用す
ることもできる。α,ω−ジカルボン酸のジエステルを
使用する溶融法も使用し得る。かゝる化合物の一例はセ
バシン酸のジフェニルエステルである。
【0019】多くの実験を行なった後、本発明の共ポリ
エステルカーボネートの製造のための好ましい方法が存
在することが認められた。すなわち、Kochanowski の米
国特許第4,286,083号明細書に記載の方法をま
ず使用し、ついでこの方法に改良を加えた。アジピン酸
のようなより低級のジ酸は重合体主鎖中に何等実質的な
程度には結合されなかったこと及び重合体主鎖中へのジ
酸の実質的な結合が達成されるにはより多数の炭素原子
を含むジカルボン酸を使用しなければならなかったこと
が判明した。さらに、ジ酸は予め形成された塩、好まし
くはナトリウム塩のようなアルカリ金属塩として界面反
応用反応器に導入されることが好ましいことも判明し
た。ホスゲン化期間の大部分については水性相をアルカ
リ性pH、好ましくは約8ないし9に保持し、ついで一般
に最小限5%である残りのホスゲン化期間についてはpH
を約10ないし11の値まで上昇させる。
【0020】分子量を制御するためには、単官能性化合
物である連鎖停止剤を使用することが標準的実施方法で
ある。この化合物は適切な単量体と反応すると非反応性
末端を与える。したがって、連鎖停止剤の使用量によっ
て重合体の分子量を制御し得る。フェノールよりも嵩高
の連鎖停止剤は耐衝撃性のような物理的性質の実質的に
より良好な保持を与えるべきである。これらのより嵩高
の連鎖停止剤の例はp−第3級ブチルフェノール、イソ
ノニルフェノール、イソオクチルフェノール、m−及び
p−クミルフェノールのようなクミルフェノール、好ま
しくはp−クミルフェノールならびにクロマンIのよう
なクロマニル化合物を包含する。
【0021】標準的な末端置換基をもつ本発明の共ポリ
エステルカーボネートは実質的に低下されたガラス転移
温度、Tgをもち、したがってより低温における加工性を
与える。この低温加工性とともに、驚くべきことに、本
発明の組成物と同一の固有粘度をもつ標準的なポリカー
ボネートと実質的に同等の物理的性質及びきわめて高い
流動度を有する。
【0022】脂肪族α,ω−ジカルボン酸エステルは共
ポリエステルカーボネート中に二価フェノールに基づい
て約2ないし30モル%の量で存在する。一般に、約2
モル%以下の量ではTgは十分に低下せず、また流動度の
有意な変化も認められない。約30モル%以上では、共
ポリエステルカーボネートの物理的性質は脂肪族エステ
ル結合をもたないポリカーボネートと比較して著しく損
われる。脂肪族α,ω−ジカルボン酸エステルの好まし
いモル%は二価フェノールの約5ないし25モル%、よ
り好ましくは約7ないし20モル%である。
【0023】共ポリエステルカーボネートの重量平均分
子量は一般にポリカーボネートに対して補正されたポリ
スチレン標準を用い、GPCによって測定して約10,
000ないし約100,000の範囲で変動し得る。好
ましい重量平均分子量は約16,000ないし約40,
000である。
【0024】共ポリエステルカーボネートはつぎの構造
単位:
【0025】
【化4】 (式中、R,R1 ,n,n1 ,W及びbはさきに定義し
たとおりであり、そしてXは約6個ないし約18個の炭
素原子をもつ脂肪族基である)を有する。反復単位dは
共ポリエステルカーボネート中に反復単位c+dの合計
の約2ないし30モル%の割合で存在する。この脂肪族
系は好ましくは飽和のかつ直鎖状、分岐鎖状、環状又は
アルキレン置換環状の系である。dのモル%は好ましく
は約5ないし25モル%、より好ましくは約7ないし2
0モル%である。たとえば、ビスフェノール−A5モル
をホスゲン4モル及びドデカンジ酸1モルと完全に反応
させる場合には、得られる共ポリエステルカーボネート
は20モル%のエステル含量をもつことになる。すなわ
ち、d単位はc+d単位の20モル%である。
【0026】芳香族ポリカーボネート、特にビスフェノ
ールAから誘導されるポリカーボネートの耐衝撃性を改
善することが知られている任意の物質は本発明の芳香族
共ポリエステルカーボネートの耐衝撃性を向上させるに
有用であろう。これらの耐衝撃性改良剤の例はつぎの概
括的分類のものを包含するが、これらに限定されるもの
ではない。
【0027】ポリアクリレート ポリオレフィン ゴム状ジエン系重合体 スチレン系重合体 耐衝撃性改良剤として使用し得るポリアクリレートはゴ
ム状単独重合体又は共重合体である。一般に、こゝに参
考文献として引用するBrinkmann らの米国特許第3,5
91,659号明細書に記載されているポリアルキルア
クリレート、特にn−ブチルアクリレートのようなアル
キルアクリレートから誘導される単位を含むもの、を使
用し得る。他の単量体がたとえばメタクリレートから誘
導されるものであるアクリレート含有共重合体も容易に
使用し得る(たとえばこゝに参考文献として引用する特
公昭43−18611号公報参照)。アクリレート樹脂
は約−10℃以下、好ましくは約−20℃以下のガラス
転移温度をもつゴム−弾性(elastic )グラフト共重合
体の形であることが好ましい(こゝに参考文献として引
用するSchlichting の米国特許第4,022,748号
明細書参照)。アクリレート樹脂はゴム状の第一の層
(コア)及び熱可塑性硬質樹脂の最終層(シエル)をも
つ多層重合体からなることがより好ましいであろう(こ
ゝに参考文献として引用するFarnham の米国特許第4,
096,202号明細書参照)。
【0028】もっとも好ましいアクリレート樹脂はC
1-5 アクリレート及びC1-5 メタクリレートを含んでな
る多相複合体状相互重合体である。これらの相互重合体
はC1-5 アルキルアクリレート約75−99.8重量
%、架橋用単量体0.1−5重量%、グラフト結合用単
量体0.1−5重量%を含んでなる単量体系から重合さ
れた第一のエラストマー相約25−95重量%及び該エ
ラストマー相の存在下に重合された最終の硬質熱可塑性
樹脂相約75−5重量%からなる。
【0029】架橋用単量体は実質的に同一の反応速度で
重合する複数個の付加重合性反応性基をもつポリエチレ
ン性不飽和単量体である。適当な架橋用単量体はブチレ
ンジアクリレート、ブチレンジメタクリレート、トリメ
チロールプロパントリメタクリレート、トリメチロール
プロパントリアクリレート等のごときポリオールのポリ
アクリル酸エステル及びポリメタクリル酸エステルを包
含する。好ましい架橋用単量体はブチレンジアクリレー
トである。
【0030】グラフト結合用単量体は複数個の付加重合
性反応性基をもち、該反応性基の少なくとも1個は該反
応性基の他の少なくとも1個とは実質的に異なる重合速
度で重合するものであるポリエチレン性不飽和単量体で
ある。グラフト結合用単量体の作用はエラストマー相中
に、特に重合の後段階において、したがってエラストマ
ー粒子の表面又は表面近くに不飽和分の残存量を与える
ことである。
【0031】その後に硬質熱可塑性樹脂相をエラストマ
ーの表面で重合させると、該グラフト結合用単量体によ
って与えられた残存する不飽和の付加重合性反応基がこ
の次後の反応に関与して該硬質相の少なくとも一部をエ
ラストマーの表面に化学的に結合せしめる。有効なグラ
フト結合用単量体の例はエチレン性不飽和酸のアリルエ
ステルであるアリル基含有単量体、たとえばアリルアク
リレート、アリルメタクリレート、ジアリルマレエー
ト、ジアリルフマレート及びアリル酸性イタコネートで
ある。重合性不飽和分を含まないポリカルボン酸のジア
リルエステルも好ましさにおいて若干劣るが使用可能な
グラフト結合用単量体の例である。好ましいグラフト結
合用単量体はアリルメタクリレート及びジアリルマレエ
ートである。
【0032】もっとも好ましい相互重合体は二層のみを
有し、その第一層は相互重合体の約60ないし95重量
%を構成しかつブチルアクリレート95−99.8重量
%、架橋剤としてのブチレンジアクリレート0.1−
2.5重量%、グラフト結合剤としてのアリルメタクリ
レート又はジアリルマレエート0.1−2.5重量%を
含んでなる単量体系から重合されたものでありそして最
終層はメチルメタクリレート約60−100重量%から
重合されたものである。ローム・アンド・ハース社から
入手し得る多相複合体相互重合体である“アクリロイド
(Acryloid)KM−330”(EXL2330)が好ま
しい。この相互重合体は少量の架橋用及びグラフト結合
用単量体、約80重量%のn−ブチルアクリレート及び
約20重量%のメチルメタクリレートからなるものであ
る。
【0033】ABS又はMBS型組成物も本発明におけ
る使用のために利用し得るものである。有用な組成物
は、 (a)スチレン、α−メチルスチレン、メチル核置換ス
チレン(特にp−置換された)、メチルメタクリレート
又はそれらの混合物50−95重量部;及び (b)アクリロニトリル、メタクリロニトリル、メチル
メタクリレート、無水マレイン酸、N−置換マレイン酸
イミド又はそれらの混合物50−5重量部;の混合物5
−90重量部を、 (c)10℃より低いガラス転移温度をもつゴム95−
10重量部上に、グラフト結合させることによって得ら
れるグラフト重合体を含んでなるものである。このゴム
は約50重量%まで上記(a)に列記したスチレン系単
量体に置換えることができる。グラフト重合体は好まし
くは少なくとも30重量%、より好ましくは少なくとも
50重量%のゴムを含有する。一般に、ゴムは重合体状
ブタジエン又はイソプレン、好ましくはブタジエンであ
る。勿論、上記(a)及び(b)の遊離の共重合体の若
干量がグラフト重合体中に存在する。好ましい樹脂はア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)又は
メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレン(MB
S)のグラフト共重合体である。MBSに関して、好ま
しい構造はコア−シエル型である。これらの樹脂は乳化
重合、懸濁重合、塊状重合又は塊状懸濁重合を包含する
周知の任意の方法によって、ならびにコア−シエル型共
重合体の製造のために典型的な周知の方法によって製造
することができる。スチレン分子部分が通常使用される
が、これらは除外することもできる。たとえば、メチル
メタクリレート−ブタジエン等のようなゴム状共重合体
も有効に使用し得る。さらに別のゴム状重合体はメチル
メタクリレート−ブタジエン−アクリロニトリル又はメ
チルメタクリレート−ブタジエン−アルキルアクリレー
ト(アルキル基はエチル、ブチル等である)である。
【0034】耐衝撃性改良剤として使用し得るポリオレ
フィンは単独重合体又は共重合体である。単独重合体の
例はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン−1、
ポリヘキセン等を包含する。かゝる重合体は標準的な高
密度重合体、低密度重合体ならびにブテン−1又はオク
テン−1とともに製造された線状低密度ポリオレフィン
のようなより新しい線状低密度ポリオレフィンを包含す
る。少なくとも一種のオレフィン単量体を含む共重合体
の別の例も使用し得る。たとえば、エチレン及びプロピ
レンの共重合体ならびにオレフィンとアクリレートとの
共重合体、たとえばエチレン−エチルアクリレート共重
合体、たとえばユニオン・カーバイド社からDPD−6
169として入手し得る共重合体も耐衝撃性改良剤とし
て使用し得る。その他のより高級なオレフィン単量体も
アルキルアクリレートとの共重合体、たとえばプロピレ
ンとn−ブチルアクリレートとの共重合体等、として使
用し得る。これらのポリオレフィン重合体はまたゴム状
ジエンと反応させてEPDM系の三元重合体、たとえば
コポリマーラバー社から入手し得る“エプシン(Epsyn
)”704のようなエチレン・プロピレン・ジエン三
元共重合体を形成し得る。
【0035】EPDM共重合体は既知の方法によって容
易に製造し得る。これらはオレフィンとゴム状ジエンと
の反応によって製造し得る。ジエンと反応せしめ得るオ
レフィンは前記したごとき既知のオレフィン、好ましく
はエチレン、プロピレン、ブチレン等のような低級オレ
フィンである。ジエンは既知のジエン、たとえばエチリ
デンノルボルネンのような、ノルボルネン、ブタジエ
ン、ペンタジエン、イソプレン、シクロペンタジエン、
シクロヘキサジエン等を包含する。好ましいオレフィン
−ジエン重合体は二種のオレフィンとジエンとの反応に
よって形成される三元共重合体である。特に有用な三元
共重合体はエチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体
のようなEPDM系のものである。EPDM型三元共重
合体の若干の代表的な、たゞし非限定的な例はエチレン
−プロピレン−ノルボルネン、エチレン−プロピレン−
エチリデンノルボルネン、エチレン−プロピレン−ペン
タジエン、エチレン−プロピレン−シクロペンタジエン
型三元共重合体等を包含する。これらのEPDM型三元
共重合体は当該技術において周知であり、一般に前記コ
ポリマーラバー社からの“エプシン”704及びエクソ
ン・ケミカル社からの“ビスタロン(Vistalon)”37
08、ビスタロン、2504のようなビスタロン系のご
ときいくつかの供給源から商業的に入手可能である。さ
らに、ユニロイアル社から入手し得るEPDMグラフト
化スチレン−アクリロニトリル[“ロイアルタフ(Roya
ltuf)”372−P]のような変性EPDM重合体も使
用し得る。
【0036】種々のスチレン系重合体も耐衝撃性改良剤
として利用可能である。これらの重合体の例は非水素添
加型の又は選択的に水素添加された型の線状、逐次又は
ラジアルテレブロック共重合体を包含する。これらの物
質は当該技術において周知であり、一般に商業的に入手
可能でありあるいは既知の方法によって容易に製造し得
る。
【0037】水素添加に先立って、これら重合体の末端
ブロックは芳香族分子部分が単環又は多環のいずれでも
よいアルケニル芳香族炭化水素、特にビニル芳香族炭化
水素から製造されたものであることが好ましい単独重合
体又は共重合体からなる。典型的な単量体はスチレン、
α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ビニルキシ
レン、エチルビニルキシレン、ビニルナフタリン等又は
それらの混合物を包含する。末端ブロック(A)及び
(A′)は同一でも異なってもよい。これらは好ましく
はスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、ビ
ニルキシレン、ビニルナフタリンから選定され、特にス
チレンが好ましい。中央ブロック(B)はたとえばブタ
ジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン、2,3−
ジメチルブタジエン等から誘導することができかつそれ
は線状、逐次型又はテレラジアル型構造を有し得る。
【0038】選択的に水素添加された線状ブロック共重
合体はこゝに参考文献として引用するHaefelらの米国特
許第3,333,024号明細書に記載されている。
【0039】これらの共重合体の構成分の比及び平均分
子量は広範囲に変動し得るが、中央ブロックの分子量が
末端ブロックの合計分子量よりも大であるべきである。
各々が約2,000ないし約60,000の重量平均分
子量をもつ末端ブロックA及び約20,000ないし4
50,000の重量平均分子量をもつ中央ブロックB、
たとえば水素添加ポリブタジエンブロックを形成するこ
とが好ましい。さらに、末端ブロックの各々が約7,0
00ないし約35,000の重量平均分子量をもち、一
方水素添加ポリブタジエン重合体ブロックが約30,0
00ないし150,000の重量平均分子量をもつこと
がより好ましい。末端ブロックは全ブロック重合体の約
20ないし約45重量%を構成することが好ましく、約
25ないし約40重量%を構成することがより好ましい
であろう。好ましい共重合体はポリブタジエン中央ブロ
ックをもちかつ該ブタジエンブロックセグメントの約3
5ないし約55%が1,2−付加によってもたらされる
構造であるようなものであるだろう。
【0040】該水素添加共重合体は非水素添加共重合体
の不飽和分の20%未満の値にまで減少された平均不飽
和分を有するであろう。中央ブロックBの不飽和分はそ
のもとの値、すなわち非水素添加体の値の10%又はそ
れ以下、好ましくは5%又はそれ以下にまで減少された
値をもつことが好ましい。水素添加後、イソプレンから
誘導された中央ブロックBはエチレンブチレン構造をも
つであろう。
【0041】ブロック共重合体は当業者に周知の技術に
よって製造される。水素添加は珪藻土上に担持されたニ
ッケル、ラニーニッケル、クロム酸銅、硫化モリブデン
及び担体上の微粉砕白金又はその他の貴金属のような種
々の水素添加触媒を用いて行ない得る。
【0042】水素添加は任意所望の温度又は圧力、たと
えば大気圧ないし約3,000psi の圧力で行ない得
る。通常使用される圧力は75℃ないし315℃の温度
において0.1ないし24時間、好ましくは0.2ない
し8時間の範囲の時間について100ないし1000ps
i の範囲である。
【0043】シエル・ケミカル社、重合体部門から入手
し得る“クレイトン(Kraton)”G−1650及び“ク
レイトン”G−1651のような水素添加ブロック共重
合体は本発明において有用であることが認められた。フ
イリップス社から入手し得る“ソルプレン(Solpren
e)”類も有用である。
【0044】ラジアルテレブロック共重合体−上記ソ
ルプレン類はその典型的な例である−は少なくとも3
個の重合体分枝をもちかつ該ラジアルブロック共重合体
の各分枝は非エラストマー状末端セグメント、たとえば
さきに定義したごとき(A)及び(A′)、からなるも
のとして特徴付けることができる。ラジアルブロック共
重合体の分枝はエラストマー状重合体セグメント、たと
えばさきに定義したごとき(B)、に結合された末端非
エラストマー状セグメントを含有する。これらはこゝに
参考文献として引用するMarrs の米国特許第3,75
3,936号明細書及びZelinskiの米国特許第3,28
1,383号明細書に記載されておりそしてこれらは周
知の方法によって選択的に水素添加される。いずれにせ
よ、用語“選択的水素添加”は本明細書においては非エ
ラストマー状ブロック(A)及び(A′)が水素添加さ
れないまゝで、すなわち芳香族の形で残っている型の重
合体を表わすために使用される。
【0045】使用し得る耐衝撃性改良剤の別の例はポリ
カーボネートポリシロキサンランダム共重合体を包含す
る。かゝる重合体の例はVaughnの米国特許第3,18
9,662号明細書に記載されるものならびにMolariの
米国特許第4,027,072号及び同第4,123,
588号明細書及びPatterson の米国特許第4,73
5,999号明細書(いずれも譲受人はGE)に記載さ
れるものを包含する。これらの特許明細書はいずれもこ
ゝに参考文献として引用する。
【0046】その他の既知の耐衝撃性改良剤は有機シリ
コーン重合体、有機シリコーンポリシロキサン重合体、
エラストマー状フルオル炭化水素、エラストマー状ポリ
エステル等のごとき種々のエラストマー状物質を包含す
る。
【0047】芳香族共ポリエステルカーボネートの衝撃
強さを明確に改善する任意の最小量の耐衝撃性改良剤を
使用し得る。芳香族共ポリエステルカーボネートの個々
特定の用途に望ましい性質が実質的に保持される限り、
この最小量を超える量を使用することができる。一般
に、最低約2重量%で衝撃強さの増加を認めるのに十分
である。3重量%も同様に使用し得る。大多数の耐衝撃
性改良剤については約20重量%、一般に15重量%の
水準を超えるべきではないが、ABS及びMBS型樹脂
(ゴム状)のようなある種の耐衝撃性改良剤については
約40重量%までの量を使用し得る。重量%は耐衝撃性
改良剤と共ポリエステルカーボネートとの合計量中の耐
衝撃性改良剤の量として測定される。耐衝撃性改良剤の
混合物も使用し得る。
【0048】これらの耐衝撃性改良剤を使用する場合、
耐衝撃性の改良以外の他の効果も観察し得る。たとえ
ば、ABSを使用する場合には、より低い加工温度、剪
断減粘レオロジー及び60°光沢度の減少も観察し得
る。
【0049】他の重合体も混合物中に存在せしめ得る。
ゴム状重合体、たとえばABS又はMBSを耐衝撃性改
良剤として使用する場合に特に興味あるものは該ゴム上
にグラフト化された単量体を含む共重合体である。たと
えば、(a)スチレン、α−メチルスチレン、メチル核
置換スチレン(特にp−置換)、メチルメタクリレート
又はそれらの混合物50−95重量部及び(b)アクリ
ロニトリル、メタクリロニトリル、メチルメタクリレー
ト、無水マレイン酸、N−置換マレイン酸イミド又はそ
れらの混合物50−5重量部の重合によって製造された
共重合体が特に有用である。スチレン−アクリロニトリ
ル共重合体が特に好ましい。その使用量は共ポリエステ
ルカーボネート、耐衝撃性改良剤及び追加の重合体を基
準に計算して約1ないし30重量%の範囲で変動し得
る。
【0050】さらに別の重合体も本発明の組成物中に存
在せしめ得る。芳香族ポリカーボネート、すなわちビス
フェノール−Aポリカーボネートの存在が追加の重合体
として重要なものである。データから認められるよう
に、本発明の共ポリエステルカーボネートは通常の芳香
族ポリカーボネートよりも低いTgをもつので、芳香族ポ
リカーボネートよりも低い温度で良好な流れ特性及び加
工性を有する。しかしながら、DTULのような共ポリ
エステルカーボネートの種々の熱関連特性は低下する。
標準的な、すなわち脂肪族ジエステル部分をもたない芳
香族ポリカーボネートを添加することによって熱特性、
メルトフロー及びTg間の値のバランスをとることができ
る。
【0051】芳香族ポリカーボネートは芳香族ポリカー
ボネート及び共ポリエステルカーボネートの合計量の約
5−95重量%の範囲の割合で使用し得る。芳香族ポリ
カーボネートを50重量%未満の量で使用することが好
ましい。芳香族ポリカーボネートを存在させる場合に
は、耐衝撃性改良剤の重量%は耐衝撃性改良剤/耐衝撃
性改良剤+共ポリエステルカーボネート+芳香族ポリカ
ーボネートとして計算されることに留意すべきである。
【0052】本発明の組成物は常法で、たとえば共ポリ
エステルカーボネートと耐衝撃性改良剤とを乾燥状態
で、たとえば粉末又は顆粒等の形で配合し、ついで得ら
れる組成物を押出すことによって配合することができ
る。
【0053】つぎの実施例は本発明を例証するためのも
ので、本発明の広い概念を制限することを意図するもの
ではない。
【0054】ドデカンジ酸を使用した共ポリエステルカ
ーボネートの製造 遊離のドデカンジ酸(7.2g;31ミリモル)及び
NaOHペレット(2.7g;68ミリモル)を水(1
80ml)中に溶解することによってドデカンジ酸(DD
DA)のジナトリウム塩を製造した。
【0055】底部出口を備えた2000mlの五つ首モー
トン(Morton)フラスコに機械的攪拌機、pH探針、水酸
化ナトリウム(50%)水溶液導入管、ドライアイス冷
却器をとりつけたクライゼンアダプター及びガス導入管
をとり付けた。このフラスコにビスフェノールA(71
g;311ミリモル)、トリエチルアミン(0.9m
l)、p−クミルフェノール(2.0g;9ミリモ
ル)、塩化メチレン(220ml)及び前記したDDDA
のジナトリウム塩の溶液を裝入した。ついで苛性アルカ
リの添加によってpHを8に保持しながら、ホスゲンを2
g/分の速度で10分間導入した。ついでホスゲンの添
加をさらに10分間続けながら、pHを約10.5に上昇
させかつその値に保持した。ホスゲンの全添加量は40
g(400ミリモル)であった。pHを11−11.5に
調整しそして有機相を塩水相から分離し、2%塩酸(3
×300ml)で及びついで脱イオン水(5×300ml)
で洗滌した。
【0056】塩化メチレン溶液を乾燥し(Mg
4 )、濾過し、ついでメタノール(1500ml)中に
沈殿させた。この樹脂をメタノール(1×500ml)で
及びついで脱イオン水(4×500ml)で洗滌し、そし
て110℃で15時間乾燥した。
【0057】実施例1−20 以下の実施例では、10モル%のドデカンジオエート
エステルを含有する共ポリエステルカーボネート(たゞ
し二価フェノールがビスフェノール−Aであるもの)を
使用した。以下では該共ポリエステルカーボネートをP
ECと表示する。
【0058】B−56は鐘淵化学工業(株)から入手し
得るメチルメタクリレート/ブタジエン/スチレンエラ
ストマーである。
【0059】“クレイトン”G1651はシエル社から
得られる選択的に水素添加されたスチレン−ブタジエン
−スチレンブロック共重合体である。
【0060】KM330はローム・アンド・ハース社か
ら入手し得るn−ブチルアクリレートコア(80重量
%)及びメチルメタクリレートシエル(20重量%)と
少量のグラフト用単量体及び架橋用単量体を含むコア−
シエル型共重合体である。
【0061】EEAはユニオン・カーバイドから入手し
得るエチレン82重量%及びエチルアクリレート18重
量%からなるエチレン−エチルアクリレート共重合体で
ある。
【0062】LR3320はGEプラスチックス社から
入手し得るジメチルシロキサン43重量%を含むポリシ
ロキサン・ポリカーボネート共重合体である。
【0063】“ブレンディックス(Blendix )”338
はGEプラスチックス社から入手し得るアクリロニトリ
ル7.5重量%、ブタジエン70重量%及びスチレン2
2.5重量%をもつABS共重合体である。
【0064】ABS333はブタジエン50%、スチレ
ン35%及びアクリロニトリル15%をもつABSであ
る。
【0065】EPDMはエクソン・ケミカル社から入手
し得るエチレン・プロピレン・ジエン三元共重合体[ビ
スタロン(Vistalon)3708]である。
【0066】実施例1−6ではさらにホスファイト0.
1重量%及び立体障害フェノール0.2重量%を存在さ
せた。実施例7−18ではホスファイト0.1重量%、
チオエステル0.2重量%及び立体障害フェノール0.
3重量%を存在させた。
【0067】試験片はいずれも230−250℃で押出
しそして260−300℃で形成した。
【0068】対照試験は10モル%のドデカンジオエー
トエステル含量をもつビスフェノール−A共ポリエステ
ルカーボネートを使用した。すべての実施例、1−2
0、はいずれもこの同一の共ポリエステルカーボネート
を使用した。
【0069】1/8インチ厚及び1/4インチ厚のノッ
チ付きアイゾット衝撃強さはASTM D256に従っ
て測定しそしてKg−cm/cmで記録した。ダブルゲートア
イゾット衝撃強さ、配合物の相容性の測定、はASTM
D256に従って測定しそしてKg−cm/cmで記録し
た。
【0070】共ポリエステルカーボネート及び耐衝撃性
改良剤の量は重量%として記録した。肩数字がない場合
には、破壊機構は完全に延性である。肩数字は延性破壊
の%を表わす。結果を次表に示す。
【0071】
【表1】 これらのデータは広範囲の耐衝撃性改良剤が1/8イン
チ厚及び1/4インチ厚の試験片の両方において実測耐
衝撃値及び破断時の破壊機構に関して共ポリエステルカ
ーボネートを有効に耐衝撃性にすることを実証してい
る。1/8インチ厚のノッチ付きアイゾット衝撃値デー
タは高い耐衝撃性が極低温においても保持されかつ通常
完全な延性破壊を与えることを実証している。共ポリエ
ステルカーボネート単独の対照試験では−40℃におい
てはきわめて低い耐衝撃値をもちかつ完全な脆性破壊を
与えることを注目すべきである。1/4インチ厚の試験
片については、対照試験、すなわち共ポリエステルカー
ボネート単独、では室温においてすでに耐衝撃値はきわ
めて低くかつ完全な脆性破壊である。しかるに、耐衝撃
性改良剤を配合した組成物はいずれも室温においてはき
わめて高い耐衝撃値を示しかつ完全な延性破壊である。
これらの数値は実質的により低い温度においても有効に
保持される。ダブルゲート衝撃値はすべての配合物が優
れた相容性をもつことを示している。
【0072】実施例21−22 追加の重合体を含む組成物を製造した。前記の実施例
で使用したと同一の共ポリエステルカーボネートを使用
してABS6重量%、スチレン−アクリロニトリル共重
合体(SAN)14重量%及びPEC80重量%からな
る組成物(実施例21)及びABS12重量%、SAN
28重量%及びPEC60重量%からなる組成物(実施
例22)を製造した。こゝでABSはアクリロニトリル
15.5重量%、ブタジエン50重量%及びスチレン3
5重量%を含む“ブレンディックス”333である。ス
チレン−アクリロニトリル共重合体はスチレン72重量
%及びアクリロニトリル28重量%からなるSAN28
66である。対照試験として、同じ重量%割合をもつ配
合物を、たゞし塩化メチレン中25℃で測定して約0.
50−0.52dl/gの固有粘度をもつビスフェノール−
Aポリカーボネートを用いて製造した。この固有粘度は
PECの固有粘度にほゞ等しいものである。
【0073】つぎの性質を測定した。
【0074】溶融粘度指数(MVI)、260℃及び5
0Nにおける、(cc/分) ビカーB、120℃における 加熱撓み温度(HDT)、120℃における 溶融粘度、280℃/5分における、(Pa.s) 1/8インチ厚、ノッチ付きアイゾット衝撃強さ、AS
TM D256による、[Kg−cm/cm、()内の数字は
延性破壊%] ダブルゲートアイゾット衝撃強さ、ASTM D256
による、[Kg−cm/cm、()内の数字は延性破壊%]
【0075】
【表2】 第 2 表 対照試験 実施例 21 80 PC 80 PEC 14 SAN 14 SAN 6 ABS 6 ABS MVI(cc/10分) 16.7 23.1 260℃/50N ビカーB/120(℃) 140 124 HDT/120(℃) 131 111 MV(Pa.s)、280℃/5分 剪断速度(秒-1) 114.8 595 312 229.6 530 294 574.0 375 245 1148.3 263 185 1500.0 225 164 2296.5 170 134 125ノッチ付きアイゾット衝撃強さ 室温 69.3(100) 75.4(100) 0℃ −10℃ 42.8(60) −20℃ 25.5(0) 59.1(100) −30℃ 45.9(80) −40℃ 17.3(0) ダブルゲートアイゾット衝撃強さ 室温 15.3(0) 13.3(0)
【0076】
【表3】 第 3 表 対照試験 実施例 22 60 PC 60 PEC 28 SAN 28 SAN 組 成 12 ABS 12 ABS MVI(cc/10分) 16.6 22.6 260℃/50N ビカーB/120(℃) 128 117 HDT/120(℃) 123 107 MV(Pa.s)280℃/5分 剪断速度(秒-1) 114.8 581 326 229.6 472 279 574.0 308 212 1148.3 210 160 1500.0 178 140 2296.5 134 113 125ノッチ付きアイゾット衝撃強さ 室温 59.1(100) 64.2(100) −20℃ 43.8(100) 35.7(75) −30℃ 23.4(0) 32.6(60) ダブルゲートアイゾット衝撃強さ 室温 12.7(0) 2.9(0) 上記データは、SANを比較的高含量で使用した場合、
本発明の配合物は標準的なポリカーボネートを含有する
配合物と比較して加工性について明確な利点−より高い
溶融粘度指数−を示し、しかもより低いTgから予想さ
れるより低いビカー値及びHDT値を保持することを実
証している。溶融粘度剪断速度データは溶融粘度データ
を補強するものである。
【0077】ノッチ付きアイゾット衝撃強さデータは本
発明の組成物の使用によってより低温でより良好な耐衝
撃性及び延性が保持されることを示している。
【0078】実施例23 種々の割合のポリエチレン(PE)を重量平均分子量
(Mw )27,700をもつビスフェノールAポリカー
ボネート(PC)及び10モル%のドデカンジオエート
エステル含量をもつMw 29,800のビスフェノール
Aポリカーボネートに配合した。ダブルゲート型成形工
具を用いて形成したプラックについてニットライン強さ
ASTM D256に従って測定した。結果を次表に示
す。
【0079】
【表4】 第 4 表 PE含量(重量%) 2.0 3.5 5.0 PC 178.5 38.1 16.9 PEC 182.9 121.4 71.8 ニットライン強さによって測定された場合の組成物の相
容性は共ポリエステルカーボネートを用いた場合に実質
的に改良される。
【0080】不活性充填剤も本発明の共ポリエステルカ
ーボネート組成物中に含有せしめ得る。かゝる不活性充
填剤の例はガラス、炭素、セラミックス、ポリアミド及
びその他の物質を包含する。クレー、雲母等のごとき常
態で活性の充填剤もそれらを不動態化して不活性なもの
とする場合には使用することができる。繊維状物質が好
ましい。ガラス繊維がより好ましい。一般に、曲げモジ
ュラスの改善を達成するには、共ポリエステルカーボネ
ート及び不活性充填剤の合計量に基づいて最低約5重量
%の不活性充填剤を使用すべきである。最高約60重量
%の不活性充填剤を使用し得る。
【0081】10モル%のドデカンジオエートエステル
含量をもつ共ポリエステルカーボネートを製造しそして
これをオーエンス・コーニング(Owens Cornig)社製の
ガラス繊維9重量%と混合した。共ポリエステルカーボ
ネート及び9重量%のガラス繊維の別の混合物にエチレ
ン82%及びエチルアクリレート18%からなる共重合
体、DPD6169、の1.5重量%を添加した。対照
試験用混合物(DPD6169を含まない)及び耐衝撃
性改良剤を添加した混合物からそれぞれ成形された試験
片について衝撃強さを測定した。結果を次表に示す。
【0082】
【表5】 第 5 表 DPD6169添加 対照試験 (1.5重量%) 125ノッチなしアイゾット衝撃強さ (Kg−cm/cm) 70.2 145.8 125ノッチ付きアイゾット衝撃強さ (Kg−cm/cm) 11.9 30.2 上記データから明らかに認められるごとく、本発明の不
活性充填剤添加共ポリエステルカーボネートは耐衝撃性
を簡単に改良し得る。
フロントページの続き (72)発明者 マサタカ・モリオカ アメリカ合衆国、インディアナ州、エバン スビレ、サウスレイク・コート、2416番 (72)発明者 サラ・エリザベス・モルガン オランダ、バーゲン・オー・ピー・ズー ム、4611・エム・ゼット、フランシスカス バーグ、53番 (72)発明者 ドゥイット・ジュアン・パッターソン アメリカ合衆国、インディアナ州、エバン スビレ、ウエスト・バーノン・ドライブ、 7303番 (72)発明者 ハーマヌス・バーナダス・サベニジェ オランダ、バーゲン・オー・ピー・ズー ム、4611・エル・ダブリュ、リンデバー ン、39番

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 つぎの成分:(a)構造: 【化1】 (式中、Rはそれぞれ独立的にハロゲン、一価炭化水素
    基及び一価炭化水素オキシ基から選ばれ;R1 はそれぞ
    れ独立的にハロゲン、一価炭化水素基及び一価炭化水素
    オキシ基から選ばれ;Wは二価炭化水素基、−S−、−
    S−S−、−O− いし4の整数であり;bは0又は1であり;Xは約6な
    いし18個の炭素原子をもつ脂肪族基であり;dは全単
    位c+dの約2ないし30モル%である)の反復単位を
    含んでなる共ポリエステルカーボネート;及び (b)芳香族ポリカーボネートの耐衝撃性を改善する耐
    衝撃性改良剤を含んでなる耐衝撃性改良剤組成物;の混
    合物を含み、しかも前記耐衝撃性改良剤組成物を前記共
    ポリエステルカーボネートの耐衝撃性を改善する量で存
    在せしめてなる組成物。
  2. 【請求項2】 二価フェノール残基が4,4′−二価フ
    ェノールである請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 耐衝撃性改良剤重合体がアクリレート
    系、オレフィン系、スチレン系、ゴム系、EPDM系及
    びシロキサン系重合体から選ばれる請求項2記載の組成
    物。
  4. 【請求項4】 耐衝撃性改良剤が共ポリエステルカーボ
    ネート及び耐衝撃性改良剤の合計量の約2ないし約50
    重量%の割合で存在する請求項3の記載の組成物。
  5. 【請求項5】 耐衝撃性改良剤が約2ないし20重量%
    の割合で存在する請求項4記載の組成物。
  6. 【請求項6】 耐衝撃性改良剤が約4ないし20重量%
    の割合で存在する請求項5記載の組成物。
  7. 【請求項7】 耐衝撃性改良剤がABS重合体であり、
    約4ないし40重量%の割合で存在する請求項4記載の
    組成物。
  8. 【請求項8】 耐衝撃性改良剤がABS重合体である請
    求項6記載の組成物。
  9. 【請求項9】 耐衝撃性改良剤がMBS重合体である請
    求項6記載の組成物。
  10. 【請求項10】 耐衝撃性改良剤がポリオレフィンであ
    る請求項6記載の組成物。
  11. 【請求項11】 耐衝撃性改良剤がポリアクリレートで
    ある請求項6記載の組成物。
  12. 【請求項12】 耐衝撃性改良剤がEPDM系重合体で
    ある請求項6記載の組成物。
  13. 【請求項13】 耐衝撃性改良剤がオレフィン−アクリ
    レート共重合体である請求項6記載の組成物。
  14. 【請求項14】 耐衝撃性改良剤が共ポリシロキサンカ
    ーボネートである請求項6記載の組成物。
  15. 【請求項15】 Xが7ないし10個の炭素原子をもつ
    直鎖飽和アルキレン基である請求項2記載の組成物。
  16. 【請求項16】 dが約5ないし25モル%である請求
    項15記載の組成物。
  17. 【請求項17】 dが約7ないし20モル%である請求
    項16記載の組成物。
  18. 【請求項18】 共ポリエステルカーボネートがビスフ
    ェノールA共ポリエステルカーボネートである請求項1
    7記載の組成物。
  19. 【請求項19】 Xが7ないし10個の炭素原子をもつ
    直鎖飽和アルキレン基でありそして共ポリエステルカー
    ボネートがビスフェノールA共ポリエステルカーボネー
    トであり、しかもdが約5ないし約25であり、それに
    よって5ないし25モル%のエステル含量をもつ共ポリ
    エステルカーボネートを与えるものである請求項7記載
    の組成物。
  20. 【請求項20】 dが約7ないし20であり、それによ
    って約7ないし20モル%のエステル含量をもつ共ポリ
    エステルカーボネートを与える請求項19記載の組成
    物。
  21. 【請求項21】 共ポリエステルカーボネートがビスフ
    ェノールA共ポリエステルカーボネートである請求項9
    記載の組成物。
  22. 【請求項22】 共ポリエステルカーボネートがビスフ
    ェノールA共ポリエステルカーボネートである請求項1
    0記載の組成物。
  23. 【請求項23】 共ポリエステルカーボネートがビスフ
    ェノールA共ポリエステルカーボネートである請求項1
    1記載の組成物。
  24. 【請求項24】 共ポリエステルカーボネートがビスフ
    ェノールA共ポリエステルカーボネートである請求項1
    2記載の組成物。
  25. 【請求項25】 共ポリエステルカーボネートがビスフ
    ェノールA共ポリエステルカーボネートである請求項1
    3記載の組成物。
  26. 【請求項26】 約10重量%以下の耐衝撃性改良剤を
    含有する請求項19記載の組成物。
  27. 【請求項27】 耐衝撃性改良剤がスチレン系重合体で
    ある請求項6記載の組成物。
  28. 【請求項28】 さらに不活性充填剤を含有する請求項
    1記載の組成物。
  29. 【請求項29】 さらに芳香族ポリカーボネートを含有
    する請求項1記載の組成物。
  30. 【請求項30】 さらにスチレン−アクリロニトリル共
    重合体を含有する請求項1記載の組成物。
  31. 【請求項31】 さらにスチレン−アクリロニトリル共
    重合体を含有する請求項3記載の組成物。
  32. 【請求項32】 さらにスチレン−アクリロニトリル共
    重合体を含有する請求項7記載の組成物。
  33. 【請求項33】 さらにスチレン−アクリロニトリル共
    重合体を含有する請求項8記載の組成物。
  34. 【請求項34】 さらにスチレン−アクリロニトリル共
    重合体を含有する請求項9記載の組成物。
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