JPH07133418A - 改善された耐衝撃性のポリエステル/カーボネート樹脂組成物 - Google Patents

改善された耐衝撃性のポリエステル/カーボネート樹脂組成物

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JPH07133418A
JPH07133418A JP6115703A JP11570394A JPH07133418A JP H07133418 A JPH07133418 A JP H07133418A JP 6115703 A JP6115703 A JP 6115703A JP 11570394 A JP11570394 A JP 11570394A JP H07133418 A JPH07133418 A JP H07133418A
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group
carbonate
carbon atoms
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JP6115703A
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Richard W Campbell
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General Electric Co
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L69/00Compositions of polycarbonates; Compositions of derivatives of polycarbonates
    • C08L69/005Polyester-carbonates

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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 弾性率及び難燃性の大きな損失なく、構造材
として用いることのできる改善された耐衝撃性を示すポ
リエステル/カーボネート樹脂基材の熱可塑性成形用組
成物を提供する。 【構成】 ポリエステル/カーボネート樹脂に繊維状補
強材と、衝撃性改質材と、場合により難燃剤とを配合す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモールド成形用の熱可塑
性組成物に関し、そしてより特別にはポリエステル/カ
ーボネート樹脂から配合されたモールド成形用組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル/カーボネート〔これは
「コポリ(エステル−カーボネート)」又は「ポリエス
テル−ポリカーボネート」としても知られている〕はそ
の製造と同様に、よく知られた熱可塑性樹脂の1類別で
ある〔例えば米国特許第3,169,121号及び同第
4,487,896号にあげられている記述参照〕。
【0003】ポリエステル/カーボネート(PEC)樹
脂は特定の物理的性質の特別な成形物をモールド成形す
るための有用な成形用熱可塑性樹脂である。一般に、こ
れらポリエステル/カーボネート樹脂は、切欠きアイゾ
ット衝撃強度の試験を行ったときに衝撃に対して僅かな
抵抗しか持たない易壊性成形物として特徴づけられる若
干の成形物を形成させるために限定的に用いられてき
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】Van Abeele
n等に与えられた(1983年7月12日)米国特許第
4,393,161号公報には、ポリエステル/カーボ
ネート樹脂を含むポリカーボネート樹脂に繊維性補強材
(例えばガラス繊維)を加えることによって、このもの
から成形された成形物の特定の物理的性質を改善できる
ことが示唆されている。例えば、弾性率が劇的に改善さ
れる。しかしながら、「これは常に貧弱な切欠き衝撃強
度及び切欠きなし衝撃強度に示されるように総合的延性
の重大な劣化をもたらす」とされている。このことは、
もし通常的な衝撃性改質材をその配合に加えたときに
「こわさ強度(モジュラス)に対する阻害的効果が存在
する」ことに関連づけられる。ポリスチレン樹脂衝撃性
改質材を用い、そして「その弾性率をほとんど完全に維
持して」衝撃強度を改善するために、Van Abee
len等は補強材としてサイジングしないガラス繊維の
使用、及び「Si−H結合の実質的な含有割合を有す
る」ポリ(C1 −C10)−アルキル(又は−フェニル)
水素シロキサン類の小量の添加を教示している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等はこのVan
Abeelen 等の教示をポリカーボネートホモポ
リマーについて確かめた。しかしながら本発明者等は繊
維状補強材と、いわゆる「通常的」衝撃性改質剤(ポリ
スチレン樹脂である必要はない)を含む特殊なポリエス
テル/カーボネート樹脂に基づくモールド成形用組成物
が上記のポリシロキサン成分を加えることなく受容でき
る弾性率と高い衝撃強度とを(その他の望ましい諸性質
とともに)示すモールド成形物を熱的にモールド成形す
るのに使用できることを見出した。この改善は脂肪族ジ
エステル連鎖単位を有する芳香族ポリエステル/カーボ
ネート樹脂について特に有利である。この改善は従来技
術の教示より見て予期されないものであり、そしてその
配合に難燃剤をも加えたときに難燃性を損なわない。
【0006】本発明は、モールド成形用熱可塑性組成物
を含み、これは下記、すなわち(A)熱可塑性ポリエス
テル/カーボネート樹脂、(B)この組成物の重量の約
0.1ないし20%の繊維状補強材、及び(C)衝撃性
改質的割合の衝撃性改質剤を含むものである。好ましく
は本発明の組成物は、本質的に水素−Siで結合したポ
リシロキサンホモポリマー成分を含まない(但し、以下
において詳細に説明するように、或る種のポリシロキサ
ン/ポリカーボネートブロック共重合物は使用すること
はあるが)。本発明はまた、本発明のこれらの組成物か
らモールド成形された成形物をも含み、このものは弾性
率の重大な損失を被ることなく改善された耐衝撃性を有
利に示す。本発明の好ましい組成物及び成形物は種々の
難燃剤を難燃的割合で含む。本発明の組成物は住宅、内
部装飾材等の製作に用いられる構造用パネル等のような
成形物を熱可塑的にモールド成形するために有用であ
る。
【0007】本発明の組成物における成分(A)として
用いられるポリエステル/カーボネートは当業者によく
知られた界面重合法によって作ることができる(例えば
ここで参考文献として採用される米国特許第3,16
9,121号及び同第4,487,896号参照)。一
般に、界面重合の方法は2塩基酸(エステル前駆体)の
存在のもとでの2価フェノールとハロゲン化カルボニル
(カーボネート前駆体)との反応を含む。その製造方法
の反応条件は種々に変化することができるけれども、好
ましい方法のいくつかのものは典型的に、そのジフェノ
ール反応成分を水性苛性アルカリの中に溶解させるか、
又は分散させ、得られた混合物を適当な水不溶性溶媒に
加え、そして各反応成分を調節されたpH条件のもとで
それらカーボネート前駆体及びエステル前駆体と接触さ
せることを含む。最も一般的に用いられる水不溶性溶剤
は塩化メチレン、1,2−ジクロルエタン、クロルベン
ゼン、トルエン等を含む。
【0008】有利にはその反応混合物に触媒を加えて反
応を促進させる。その用いた触媒は2価フェノール反応
成分とカーボネート前駆体との重合速度を促進させる。
代表的な触媒は、それらのみに限定されるものではない
が、トリエチルアミンのような第3級アミン類、第4級
ホスホニウム化合物、第4級アンモニウム化合物等を含
む。
【0009】ポリエステル/カーボネート樹脂を作るた
めの好ましい方法はホスゲン化反応を含む。このホスゲ
ン化反応を進行させる温度は0℃以下から100℃以上
にまで変化することができる。ホスゲン化反応は、好ま
しくはほぼ室温(25℃)から50℃までの温度におい
て進行させるのがよい。この反応は発熱反応であるの
で、ホスゲンの添加速度を反応温度の制御のために用い
ることができる。必要なホスゲンの量は一般に、その加
えられる2価フェノール反応成分の量に左右される。
【0010】用いられる2価フェノール類は公知のもの
であり、そしてその反応性基はその2つのフェノール性
水酸基である。2価フェノールの若干のものは一般式
【0011】
【化9】 によって表わされるが、この式においてAは1個から約
15個までの炭素原子を含む2価の炭化水素残基、1個
から約15個までの炭素原子とハロゲンのような置換基
とを含む置換された2価の炭化水素残基、−S−、−S
(O)−、−S(O)2 −、−O−又は−C(O)−で
あり、Xのおのおのは、水素、ハロゲン及び例えば1個
から約8個までの炭素原子のアルキル基、6ないし18
個の炭素原子の芳香族基、7個から約14個までの炭素
原子のアラルキル基、7個から約14個までの炭素原子
のアルカリール基、1個から約8個までの炭素原子のア
ルコキシ基又は6個から約18個までの炭素原子のアリ
ーロキシ基のような、1価の炭化水素残基よりなる群か
ら独立に選ばれ、そしてmは零又は1であり、nは0か
ら5までの整数である。
【0012】それら用いられる2価フェノールの若干の
ものの典型的なものは例えば(4−ヒドロキシフェニ
ル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン〔これはビスフェノールAとしても知られてい
る〕、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロ
ムフェニル)プロパンのようなビスフェノール類、例え
ばビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス
(3,5−ジクロル−4−ヒドロキシフェニル)エーテ
ルのような2価フェノールのエーテル類、例えばp,
P’−ジヒドロキシジフェニル、3,3’−ジクロル−
4,4’−ジヒドロキシジフェニルのようなジヒドロキ
シジフェニル類、例えばビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)スルホン、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキ
シフェニル)スルホンのようなジヒドロキシアリールス
ルホン類、例えばレゾルシノール、ヒドロキノンのよう
なジヒドロキシベンゼン類、例えば1,4−ジヒドロキ
シ−2,5−ジクロルベンゼン、1,4−ジヒドロキシ
−3−メチルベンゼンのようなハロゲン置換及びアルキ
ル置換されたジヒドロキシベンゼン類、及び例えばビス
(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)スルホキシド及びビス(3,5−ジ
ブロム−4−ヒドロキシフェニル)スルホキシドのよう
なジヒドロキシジフェニルスルフィド類及び同スルホキ
シド類である。その他にも多数の2価フェノール類が入
手可能であり、そしてここで参考文献として採用それる
米国特許第2,999,835号、同3,028,36
5号及び同3,153,008号公報に記述されてい
る。もちろん、2つまたはそれ以上の異なった2価フェ
ノール類或いは2価フェノールとグリコールとの組み合
わせを用いることも可能である。
【0013】カーボネート前駆体はハロゲン化カルボニ
ル、ジアリールカルボナート又はビスハロゲンホルマー
トのいずれかであることができる。カルボニルハロゲニ
ド類はカルボニルブロミド、カルボニドクロリド及びそ
れらの混合物を含む。ビスハロゲンホルマート類は例え
ば2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロルフェ
ニル)プロパン、ヒドロキノン等のビスクロロホルマー
トのような2価フェノール類のビスハロゲンホルマート
類、或いは例えばエチレングリコール等のビスハロゲン
ホルマート類のようなグリコール類のビスハロゲンホル
マート類を含む。上記のカーボネート前駆体の全てを用
いることができるけれども、ホスゲンとしても知られて
いる塩化カルボニルが好ましい。
【0014】一般に線状ポリエステルを製造するのに通
常的に用いられるいかなる2塩基酸も本発明において用
いられるポリエステル/カーボネート樹脂の製造におけ
るエステル前駆体として使用することができる。一般
に、使用できる2塩基酸類は脂肪族ジカルボン酸類、芳
香族ジカルボン酸類及び脂肪族−芳香族ジンルボン酸を
含む。これらの酸類はよく知られており、そして例えば
ここで参考文献として採用される米国特許第3,16
9,121号公報に開示されている。2塩基酸類の代表
的なものは下記一般式、すなわち HOOC−R1 −COOH によって表わされるそれらであり、ここでR1 は例えば
アルキレン、アルキリデン、シクロアルキレン又は置換
されたアルキレン又はアルキリデンのような2価脂肪族
残基、例えばフェニレン、ナフチレン、ビフェニレン、
置換されたフェニレン等のような芳香族残基、例えばア
ラルキル基又はアルカリール基のような2価の脂肪族−
芳香族炭化水素残基、又は下記式 −E− の非芳香族性結合を介して連結されている2つまたはそ
れ以上の芳香族基(但しEは2価のアルキレン基又はア
ルキリデン基である)を表わす。Eはまた、例えば芳香
族性結合、第3級アミノ結合、エーテル結合、カルボニ
ル結合、珪素含有結合のような非アルキレン又は非アル
キリデン基によって、又は例えばスルフィド、スルホキ
シド、スルホン等のような硫黄含有結合によって連結さ
れた非アルキレン基又はアルキリデン基で結合されてい
る2つまたはそれ以上のアルキレン基又はアルキリデン
基よりなることもできる。加えて、Eは5ないし7個の
炭素原子を有する環状脂肪族基(例えばシクロペンチル
やシクロフェニル)又は5ないし7個の炭素原子の例え
ばシクロヘキシリデンのようなシクロアルキリデンであ
ることができる。Eはまた例えばスルフィド、スルホキ
シド又はスルホンのような無炭素の硫黄含有結合、エー
テル結合、カルボニル基、直接結合、第3級窒素基、或
いは例えばシラン又はシロキシのような珪素含有結合で
あることもできる。Eによって表わされる他の基は、当
業者に自明であろう。
【0015】ポリ(エステル−カーボネート)を製造す
るのに使用できる芳香族性ジカルボン酸の制限的でない
若干の例はフタル酸。イソフタル酸、テレフタル酸、ホ
モフタル酸、o−、m−及びp−フェニレンジ酢酸及び
例えばジフェニルジカルボン酸のような多核芳香族酸類
及びナフタレンジカルボン酸の種々の異性体を含む。そ
れらの芳香族化合物は基Yで置換されていることができ
る。Yは塩素、臭素、弗素等のような無機性元素、例え
ばニトロ基のような有機基、例えばアルキルのような有
機基、或いは例えばアルコキシのようなオキシ含有基で
あることができるが、必要なことはYがそれら反応成分
及び反応条件によっては不活性であり、かつ影響されな
いと言うことだけである。特に有用な芳香族2塩基酸類
は下記一般式
【0016】
【化10】 によって表わされるものであり、この式においてjは0
か4までの値を有する正の整数であり、そしてR3 のお
のおのはアルキル残基、好ましくは低級アルキル基(1
個から約4個までの炭素原子の)よりなる群から独立に
選ばれるものである。
【0017】芳香族ジカルボン酸として最も好ましいも
のはイソフタル酸、テレフタル酸及びそれらの混合物で
ある。上にあげた式においてR1 がアルキレンである代
表的な脂肪族ジカルボン酸はこはく酸、ヘキサン2酸、
オクタン2酸、デカン2酸、ドデカン2酸等である。好
ましいものは4個から18個までの炭素原子を有するジ
カルボン酸である。本発明の目的には脂肪族ジカルボン
酸類が好ましい。好ましい脂肪族2官能性カルボン酸類
においてR1 は、例えばエチレン、ノニレン、デシレン
のようなアルキレン基又は置換されたアルキレン基であ
る。種々のジカルボン酸の混合物も使用することができ
る。従って、ここで用いるジカルボン酸の語は、2つま
たはそれ以上のジカルボン酸の混合物を包含するものと
理解されるべきである。
【0018】ジカルボン酸自身をそのまま使用するより
は、上記酸の反応性誘導体を使用することが可能であっ
て、ときには最も便利である。これらの反応性誘導体の
例は酸ハロゲン化物である。好ましい酸ハロゲン化物は
酸2塩化物及び酸2臭化物である。すなわち、例えばイ
ソフタル酸、テレフタル酸又はそれらの混合物を使用す
る代わりにイソフタロイルジクロリド、テレフタロイル
ジクロリド及びそれらの混合物を使用することができ
る。
【0019】本発明において用いられるポリエステル/
カーボネート樹脂を作るのに使用される各反応成分の割
合はその生成組成物の目的とする用途に従って変化す
る。当業者は上に引用した各米国特許の公報に記述され
ているような種々の用い得る割合について熟知してい
る。一般に、エステル結合の量はカーボネート結合に対
して約5モル%から約90モル%までであることができ
る。例えば、5モルのビスフェノールAは、4モルのイ
ソフタロイルジクロリド及び1モルのホスゲンと完全に
反応すれば、エステル結合80モル%のポリエステル/
カーボネートを与える。
【0020】本発明において使用するのに好ましいポリ
エステル/カーボネートはビスフェノールAとホスゲン
とから導かれて25℃において塩化メチレン中で約0.
3ないし約1.5dl/gの固有粘度を有するものであ
る。
【0021】ポリエステル/カーボネートを製造する通
常的な界面重合法において、分子量調節剤(連鎖停止
剤)は一般にカーボネート前駆体及びエステル前駆体と
の接触に先立って、又はその間にその反応混合物に加え
られる。用いることのできる分子量調節剤は、それらの
みに限定されるものではないけれども、例えばフェノー
ル、クロマン−I、p−tert−ブチルフェノール、
p−クミルフェノール等のような1価フェノール類を含
む。分子量を制御する種々の技術が当業界においてよく
知られており、そして本発明において用いられるポリエ
ステル/カーボネート樹脂の分子量の調節に使用され
る。
【0022】当業者によって理解されるように、ここで
記述する好ましいポリエステル/カーボネートは下記式
(I)
【0023】
【化11】 〔但しDはこの樹脂の製造に用いた2価フェノールの2
価の芳香族残基である〕のポリカーボネート連鎖繰り返
し単位と、及び下記式(II) −O−R1 −O−D− (II) 〔但しD及びR1 は前に上げた意味を有する〕のカルボ
キシル連鎖繰り返し単位とを含むことによって特徴づけ
られるものである。
【0024】モールド成形用可塑性組成物において用い
られる繊維状補強材(B)は一般によく知られており、
そしてガラス繊維、石綿のような鉱物繊維、炭素繊維等
によって代表される。好ましい補強材は切断ガラスフィ
ラメント(長繊維及び短繊維のガラスファイバー)、ガ
ラスロービング及びガラスステープルファイバーのよう
なガラス繊維である。
【0025】本発明の具体例において使用できるフィラ
メント状ガラスは当業界においてよく知られており、そ
して多くのメーカーから広く入手することができる。こ
のガラスは処理されていないか、又は好ましくはシラン
カプリング剤又はチタネートカプリング剤によって処理
されていることができる。最終的に電気的用途に使用す
るための組成物としては比較的ナトリウム分の少ない石
灰−アルミニウム硼珪酸塩ガラスよりなる繊維状カラス
フィラメントを使用するのが好ましい。このものは
「E」ガラスとして知られている。しかしながら、電気
的な諸性質があまり重要でないところでは他の種々のガ
ラス、例えば「C」ガラスとして知られている低ソーダ
ガラスを使用することができる。それらのフィラメント
は例えばスチームブローイング、空気ブローイング、火
炎ブローイング及び機械的な引張によって公知の方法で
製造される。プラスチックの補強のために好ましいフィ
ラメントは機械的引張によって作られるものである。
【0026】それらのガラスフィラメントの長さ、それ
らが繊維に束ねられるかどうか、そしてその繊維が撚り
糸、ロープ又はロービングに束ねられるかどうか、或い
はそれらが布等に織成されるかどうかも本発明にとって
重要ではない。しかしながらモールド成形用組成物を製
造する際に約0.25cmから約5cmの長さに切断さ
れた切断糸の形のフィラメント状ガラスを用いるのが便
利である。他方において、それら組成物からモールド成
形された成形物において、配合の間に著しい裂断が起こ
るであろうことから、更に短い長さが現れるであろう。
けれどもこれはフィラメント長さが約0.0005cm
と0.05cmとの間にあるような熱可塑的に射出成形
された成形物によって最良の諸性質が示されることか
ら、望ましい。
【0027】本発明の組成物は衝撃性改質剤(C)の衝
撃性改質的割合を含む。ポリカーボネート類のためのい
かなる公知の衝撃性改質剤(ポリシロキサンホモポリマ
ー以外の)も使用することができる。このような衝撃性
改質剤の代表的なものは、ビニル芳香族化合物(A)及
び(A’)n 、並びにオレフィンエラストマー(B)
の、A−B−A’、A(B−A−B)n A、A(B−
A)n B又はB〔(A−B n )B〕4 の型(但しnは1
から10までの整数である)の選択的に水素化された線
状共重合物、順次共重合物又は放射状テレブロック共重
合物である。
【0028】選択的に水素化された線状ブロック共重合
物はその製造方法と同様によく知られており、例えば、
ここで参考文献として採用されるHaefels等の米
国特許第3,333,024号公報を参照されたい。水
素化の前にこれらの共重合物の末端ブロックは、好まし
くはその芳香族部分が単核性又は多核性であることがで
きるようなアルケニル芳香族炭化水素及び、特に、ビニ
ル芳香族炭化水素から作られるホモポリマー又はコポリ
マーを含む。典型的なモノマー類はスチレン、α−メチ
ルスチレン、ビニルキシレン、エチルビニルキシレン、
ビニルナフタレン等、或いはそれらの混合物を含む。末
端ブロック(A)及び(A’)は同一であっても、異な
っていてもよい。それらは好ましくはスチレン、α−メ
チルスチレン、ビニルトルエン、ビニルキシレン、ビニ
ルナフタレン、中でもスチレンから選ばれる。中央ブロ
ツク(B)は例えばブタジエン、イソプレン、1,3−
ペンタジエン、2,3−ジメチルブタジエン等から導か
れることができ、そしてこれは線状の、順次的、又はテ
レ放射状構造を有することができる。
【0029】それら共重合物の比率及び平均分子量(M
w)は広範囲に変化することができるが、但し中央ブロ
ックの分子量はそれと結合している末端ブロックのそれ
よりも大きくなければならない。末端ブロックA及び
A’を2,000ないし100,000の重量平均分子
量を有するように、そして中央ブロックB、すなわち例
えば水素化されたポリブタジエンブロックを25,00
0ないし1,000,000の重量平均分子量を有する
ように形成するのが好ましい。更により好ましくは、そ
れら末端ブロックが8,000ないし60,000の重
量平均分子量を有し、一方、水素化されたポリブタジエ
ンポリマーブロックが50,000から300,000
までの重量平均分子量を有するのがよい。末端ブロック
は好ましくはそのブロック共重合物全体の好ましくは2
%から60%まで、より好ましくは15%から40%ま
でを占めるのがよい。好ましい共重合物は水素化/飽和
したポリブタジエン中央ブロックを有する共重合物から
形成されたものであって、その際そのブタジエン炭素原
子の好ましくは5%から55%、より好ましくは30%
から50%までがビニル側鎖であるようなものである。
【0030】それら水素化された共重合物は最初の値の
20%よりも低い値まで低下した平均不飽和度を有す
る。中央ブロックBが最初の値の10%又はそれ以下ま
で、好ましくは5%まで低下した不飽和度を有するのが
好ましい。
【0031】水素化は、例えば珪藻土の上に載せたニッ
ケル、ラネーニッケル、クロム酸銅、硫化モリブデン、
及び低表面積担体の上に載せた微細分割された白金その
他の貴金属類のような多くの種類の水素化触媒を用いて
実施することができる。水素化は大気圧から3000p
sigまでの圧力及びいかなる所望の温度においても実
施することができるが、その通常の範囲は75o Fから
600o Fまでの温度において0.1時間と24時間と
の間、好ましくは0.2時間から8時間までの時間にわ
たり、100psigと1,000psigとの間であ
る。
【0032】例えばKraton(登録商標)G−65
00、Kraton(登録商標)G−6521、Kra
ton(登録商標)G−1650及びKraton(登
録商標)G−1651のような水素化されたブロック共
重合物がShell Chemical Co.社のポ
リマー部門から市販で入手できる。本発明の組成物にお
いて用いるにはKraton(登録商標)G−1650
及びKraton(登録商標)G−1651が好まし
い。同様に使用できるものは、PhillipsPet
roleum Co.社のいわゆる水素化されたSol
prene類であり、中でもSolprene(登録商
標)−512で表示される製品である。
【0033】各種のSolpreneがその典型的な例
である放射状テレブロック共重合物は、その放射状ブロ
ック共重合体の各分枝が非エラストマー末端部、すなわ
ち上に定義した(A)及び(A’)よりなるような、少
なくとも3つのポリマー分枝を有することによって特徴
づけることができる。この放射状ブロックポリマーの各
分枝はエラストマー重合部、すなわち上に定義した
(B)に結合している非エラストマー末端部を含んでい
る。これらはここでいずれも参考文献として採用される
米国特許第3,753,936号公報にMarrsによ
り、及び米国特許第3,281,383号公報にZel
inskiによりそれぞれ記述されており、そしてそれ
らは上に記述した各操作により選択的に水素化される。
いずれにしてもここでは「選択的水素化」の語はそのエ
ラストマーブロック(B)は水素化されてしまうけれど
も非エラストマーブロック(A)及び(A’)は水素化
されないままに、すなわち芳香族的に留まるようなポリ
マーを指すために用いるものである。
【0034】この選択的に水素化された共重合物衝撃性
改質剤はそのポリエステル/カーボネート樹脂の各10
0部につき約1ないし4重量部(好ましくは2重量部)
の割合で用いられる。
【0035】本発明の組成物において用いられる衝撃性
改質剤として好ましいものはいわゆる「ABS」重合物
である。ABS重合物は例えば1989年版の“Mod
ern Plastics Encyclopedi
a”の第92頁に、アクリロニトリル、ブタジエン及び
スチレンの3つのモノマーから作られた熱可塑性樹脂の
1分類と定義されており、そしてより特別にはSAN−
グラフトされたポリブタジエンゴムとスチレン−アクリ
ロニトリル共重合物との混合物(アロイ)と定義されて
いる。
【0036】衝撃性改質剤として用いるためのゴム含有
率の高い好ましいABS重合物は、32%よりも大きな
ゴム含有率を有して、塊状重合や懸濁重合(これらは市
販のABSを製造するのにしばしば用いられる方法であ
る)によるよりは乳化重合によって作られたABSであ
る。乳化重合によって作られたABSの1つが、ここで
参考文献として採用される米国特許第2,820,77
3号(1958)に記述されている。乳化重合によって
作られて高いゴム含有率を有する種々のABS樹脂が市
販において入手可能であり、これらは例えば次のもので
ある:Novalar(これはNova Polyme
rs, Inc.社により製造されている、ブタジエン
ゴム含有率約41%、比重1.04及びメルトフローイ
ンデックス4.0を有する粉末状ABSである)及びB
lendex 301〔これはGeneral Ele
ctric Co.社により製造されている、ポリブタ
ジエンゴム含有量約34%、ASTM D−792の方
法A−1による比重0.99及びASTM D−648
による10ミルたわみ及び18Kg/cm2 (アニール
された)における熱たわみ温度342℃を有する粉末状
ABSである〕。
【0037】本発明の、ポリエステル/カーボネートに
基づく組成物とともに用いるための衝撃性改質剤はま
た、この技術において公知の種々のポリアクリレート樹
脂をも含む。例えば種々のポリアクリレートが多くの供
給源から市販において入手可能であり、例えばペンシル
バニア州フィラデルフィアのRohm & HaasC
hemical Co.社からAcryloid(登録
商標)KM 330及び7709 XPの商品名で得ら
れるもの、オハイオ州アクロンのGoodyear T
ire & Rubber Co.社からRXL(登録
商標)6886の商品名で得られるもの、コネチカット
州スタンフォードのAmericanCyanamid
Co.社からCyanacryl(登録商標)770
の商品名で入手できるもの、ニュジャージー州トレント
ンのM&T Chemicals Co.社からDur
ostrength(登録商標)200の商品名で得ら
れるもの及びカナダのPolysar Corp.社か
らPolysar(登録商標)§1006の商品名で得
られるもの等である。一般に、ここで参考文献として採
用される米国特許第3,591,659号公報にBri
nkman等により記述されているいかなるポリアルキ
ルアクリレートも使用することができ、中でも、n−ブ
チルアクリレートから導かれた単位を含むものを用いる
ことができる。好ましくはこのポリアクリレートは、こ
こで参考文献として採用されるFarnham等の米国
特許第4,096,202号公報に記述されている、ゴ
ム状第1段階及び熱可塑性硬質最終段階を有する多段階
ポリマーを含む。ポリアルキルアクリレート及び、例え
ば上記のAcryloid(登録商標)KM−330の
ようなアクリレートに基づく芯/外殻重合物の両者を加
えるのが有利であることが見出されている。
【0038】これらポリアクリレート樹脂衝撃性改質剤
は本発明の組成物に、全組成物の重量に対して0.01
%から50%までの通常的な量で、そして通常はこの基
準で0.01%から10%までの量で加えることができ
る。
【0039】本発明に従い衝撃性改質剤成分(C)とし
て使用することのできる市販で入手可能な個々の重合物
はRohm & Haas Chemical Co.
社から入手できるKM653等の製品を含む。KM65
3は芯部の約70−73重量%のブタジエン、12重量
%のメチルメタクリレート及び15重量%のスチレンを
含むMBS(メタクリレート/ブタジエン/スチレンポ
リマー)である。少なくとも96.9%のアセトン中不
溶物を与えるのに充分な量の架橋化剤が存在する。Ka
neka America社又はKanegafuch
i社から入手できるKane Ace(登録商標)B−
56は約66重量%のブタジエン、20重量%のメチル
メタクリレート及び14重量%のスチレンを含むABS
であり、そして少なくとも92%のアセトン中不溶物を
与えるのに充分な量の架橋化剤を含む。他のMBS重合
物はM&T Chemicals Inc.社から市販
で入手できるMetablen(登録商標)C系列の各
衝撃性改質剤(C−201、C−202、C−202C
及びC−223)、及びRohm & HaasChe
mical Co.社から入手できるAcryloid
(登録商標)KM及びEXL系列の衝撃性改質剤(KM
581、KM436、KM680、EXL2691、E
XL2607及びEXL2647)を含む。上に記述し
たABSゴム、及びそれらを製造する方法は、ここで参
考文献としてそれぞれ採用される米国特許第4,24
3,481号、同第3,287,443号、同第3,5
09,237号、同第3,657,391号、同第3,
660,535号、同第4,180,494号、同第
4,221,833号、同第4,239,863号及び
同第4,617,345号公報により詳細に記述されて
いる。
【0040】好ましい芯/外殻重合物はメチルメタクリ
レート/ブタジエン/スチレン芯/外殻ポリマーであ
る。特に好ましいポリマーは上述したKane Ace
(登録商標)B−56である。この芯/外殻ポリマーは
本発明の組成物においてASTM D−256による室
温での1/8インチ切欠きアイゾット試験において高い
衝撃強度をもたらすのに有効な量で用いられる。この芯
/外殻ポリマーの量は一般に約20%(重量基準)以下
であり、そして好ましくは10%以下である。
【0041】本発明の樹脂組成物の1つの成分として用
いることのできる他の群の公知の衝撃性改質剤はポリア
ミド/ポリエーテルブロック共重合物であり、これらは
下記式
【0042】
【化12】 によって表わされるものであって、この式においてPA
はそのポリアミド部を表わし、PEはポリエーテル部を
表わし、そしてnは、このブロック共重合物が約5,0
00から約100,000までの重量平均分子量(M
w)を有するような整数である。上述した類のポリアミ
ド/ポリエーテルブロック共重合物は一般によく知られ
ており、そして例えば通常的な技術によってポリアミド
とポリオキシアルキレングリコールとの縮合反応により
作ることができる〔ここでいずれも参考文献として採用
される米国特許第4,208,493号、同第4,23
0,838号、同第4,361,680号及び同第4,
331,786号公報に記述されている製造方法参
照〕。そのようにして作られたポリアミド/ポリエーテ
ルブロック共重合物は市販において入手でき、そしてそ
れらの、広範囲のプレポリアミドとポリオキシアルキレ
ングリコールとからの構成において広い範囲にわたるこ
とができる。
【0043】これらポリアミト/ポリエーテルブロック
共重合物の衝撃性改質的割合は一般にその樹脂組成物の
重量の約0.1%から10%までの範囲内である。
【0044】本発明の組成物に加えることのできる他の
衝撃性改質剤の例は、例えばメチルアクリレート、エチ
ルアクリレート、ヘキシルアクリレート等のような、C
1 −C6 アルキルアクリレート、例えばメチルメタクリ
レート、エチルメタクリレート、ヘキシルメタクリレー
ト等のようなC1 −C6 アルキルメタクリレート、アク
リル酸、又はメタクリル酸よりなる1つまたはそれ以上
のモノマーと共重合された、例えばエチレン、プロピレ
ン等のようなオレフィンから作られた共重合物である。
特に好ましいものはエチレンとアクリル酸のアルキルエ
ステルとのよく知られた共重合物類である。これらは米
国特許第2,953,551号公報に開示されている。
一般に、この共重合物のアクリレート部分又はメタクリ
レート部分は約10ないし30重量%の範囲であること
ができる。この共重合物のオレフィン部分は約70ない
し約90重量%の範囲であることができる。好ましい共
重合物は、エチルアクリレート部分に対するエチレン部
分の重量比が約4.5対1であるようなエチレン/エチ
ルアクリレート共重合物(EEA)である。上に定義し
た好ましいオレフィン/アクリレート共重合物は当業者
によく知られた種々の方法によって作ることができる
か、又は市販において入手することができる。例えば、
Union Carbide社のBakelite(登
録商標)DPD−6169のエチレン/エチルアクリレ
ート共重合物は樹脂の重量に対して約0.1ないし10
%の割合で用いるならば本発明において使用するのに有
利である。
【0045】低密度線状ポリエチレン樹脂(LLDP
E)も本発明にとって有利な衝撃性改質剤であってよく
知られた物質であり、これらは例えばExxon社から
Escoreneの商品名で、或いはDow Chem
icals社からDOWLEXの商品名で市販において
入手することができる。またそれらは、ここでいずれも
参考文献として採用される米国特許第4,354,00
9号、同第4,076,698号及び同第4,128,
607号公報に記述されているような、従来技術の種々
の重合方法によって容易に作ることができる。これらの
重合物は約0.89g/mlと約0.96g/mlとの
間、好ましくは約0.915g/mlと約0.945g
/mlとの間の比重を有する。これらの低密度ポリエチ
レン線状ポリマーは実際には、エチレンと、及び副次的
量、すなわち20モル%よりも少ない、好ましくは15
モル%よりも少ない3ないし18個の炭素原子、好まし
くは3ないし10個の炭素原子、最も好ましくは4ない
し8個の炭素原子のα−オレフィンとの共重合物であ
る。これら低密度線状ポリエチレンはチーグラー触媒系
から作られた高圧低密度ポリエチレンや高密度ポリエチ
レンとは、それらが実際上側鎖分枝がなく、不規則分岐
と異なって単純な側鎖分岐の制御された濃度を有する点
で区別することができる。
【0046】好ましい低密度線状ポリエチレン共重合物
はエチレンと、及びプロピレン、ブテン−1、ペンテン
−1,4、メチルペンテン−1、ヘキセン−1及びオク
テン−1よりなる群から、最も好ましくはブテン−1及
びオクテン−1から選ばれる1つまたはそれ以上のα−
オレフィンとから作られる。所望の密度の重合物はその
共重合の間におけるポリマーの形成割合及びα−オレフ
ィンの共重合割合を制御することによって得ることがで
きる。その共重合物にそれらコモノマーを増加して加え
るとその共重合物の密度の低下する。
【0047】本発明に用いることのできる低密度線状ポ
リエチレンのメルトインデックスは広く変化できる。し
かしながらエチレンと、例えばブテン−1のような短鎖
のモノマーから導かれた低密度線状ポリエチレンとを用
いる場合には、そのような低密度線状ポリエチレンが少
なくとも5以上、好ましくは少なくとも10以上、最も
好ましくは少なくとも約20g/10分以上のメルトイ
ンデックスを有するのが好ましい。例えばオクテン−1
のような比較的長鎖のモノマーから導かれた低密度線状
ポリエチレンを用いる場合には、その低密度線状ポリエ
チレンのメルトインデックスは更に低くてもよい。
【0048】一般に、低密度線状ポリエチレンの共重合
は、気相流動床反応、又は液相溶液法リアクターのいず
れかにおいて、好ましくは前者で常圧から5,000p
siまで、好ましくは1,000psi以下において、
かつ20℃ないし310℃の温度、好ましくは30℃な
いし115℃の温度において、適当な高活性触媒の存在
のもとに行うことができる。典型的な触媒系は、好まし
くは“Merck Index”第8版の元素の周期律
表の第IVa、Va及びVIa族の遷移元素の少なくと
も1つの化合物であって上記遷移金属に結合しているハ
ロゲン化物基及び/又は炭化水素基を有する化合物と、
例えば金属ハロゲン化物や、例えばアルキル金属のよう
な炭素に直接結合した金属を有する化合物のような還元
性成分とから構成される遷移金属錯化合物触媒を含む。
高度に満足な触媒系はチタンに基づく塩化物を有し、そ
の際その有効な有機金属化合物は金属としてアルミニウ
ムを有するアルキル金属化合物、なかでもLiAl(炭
化水素)4 である。このような系は、例えばTiCl4
とLiAl(アルキル)4 、VOCl3 とLi(アルキ
ル)、MoCl3 とAl(アルキル)3 、TiCl4
アルキルMgBrを含む。このような触媒系並びに他の
使用可能な触媒系は米国特許第4,354,009号、
同第4,076,698号及び同第4,128,607
号公報に記述されている。
【0049】それら低未知度線状ポリエチレン樹脂は本
発明の組成物に衝撃性改質剤としてその全組成物の重量
に対して約0.1から15%までの割合で加えることが
できる。
【0050】本発明の組成物に同様に加えることのでき
る衝撃性改質剤はオルガノポリシロキサン/ポリカーボ
ネートブロック共重合物である。これらは本発明の組成
物の主要成分と高度に相容性がある。これらのブロック
共重合物は一般に、それらの製造方法と同様によく知ら
れている樹脂である〔例えば、ここでいずれも参考文献
として採用される米国特許第4,027,072号、同
第4,123,588号及び同第4,569,970号
公報にあげられている製造の記述参照〕。これらの樹脂
はまた市販においても入手することができる(インジア
ナ州マウントバーノンのGeneral Electr
ic Co.社のLR3320)。本発明の組成物にお
いて衝撃性改質剤として有利に用いられるポリシロキサ
ン/ポリカーボネート共重合物の代表的なものは、互い
に珪素−酸素−珪素結合によって連結されており、その
際各珪素原子が炭素−珪素結合によって結合している2
個の有機残基を有するような、本質的にジアルキルシロ
キシ単位よりなる約5個から200個までの化学的に結
合されたジオルガノシロキシ単位から構成される、ハロ
ゲンで連鎖停止されたポリジオルガノシロキサン(A)
を下記式
【0051】
【化13】 〔但しZは水素、低級アルキル残基及びハロゲン基並び
にそれらの組み合わせよりなる群から選ばれた基であ
り、そしてR5 は水素、ヒドロカルビル残基及びハロゲ
ン化ヒドロカルビル残基よりなる群から選ばれた基であ
る〕の構造を有する2価フェノール(B)と反応させ、
そしてその精製された反応生成物を、その得られた共重
合物が最高固有粘度に達するまでホスゲン化することに
よって作られるものである。
【0052】本発明の組成物において衝撃性改質剤とし
て用いられるそれらオルガノポリシロキサン/ポリカー
ボネートブロック共重合物は一般に、その全組成物の重
量の約0.1ないし20%を占める。
【0053】ここで用いる「ハロゲン」の語は塩素、臭
素、沃素及び弗素を含む。ここで用いる「ヒドロカルビ
ル」の語は、もとの炭化水素から1個の水素を除いたと
きに得られる1価の基を意味する。ヒドロカルビルの代
表的なものは、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニ
ル、ウンデシル、デシル、ドデトシル、トリデシル、テ
トラデトル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシ
ル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシル及びそれら
の異性体の形のもののような、1ないし20個の炭素原
子のアルキル、例えばシクロプロピル、シクロブチル、
シクルペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シ
クロオクチル等のような3ないし8個の炭素原子のシク
ロアルキル、例えばビニル、アリル、ブテニル、ペンテ
ニル、ヘキセニル、オクテニル、ノネニル、デセニル、
ウンデセニル、ドデセニル、トリデセニル、ペンタデセ
ニル、オクタデセニル及びそれらの異性体形のもののよ
うな2ないし20個の炭素原子のアルケニル、例えばフ
ェニル、ナフチル等のようなアリール、及び例えばフェ
ンメチル、フェンエチル、フェンペンチル、フェンデシ
ル、フエンノノデシル及びそれらの異性体形のもののよ
うな7ないし20個の炭素原子のアラルキルである。
【0054】「低級アルキル」の語はこの明細書おこび
請求項全体を通じて、前に定義したように、1ないし4
個の炭素原子を有するアルキルを表わすために用いれ
る。
【0055】本発明の配合組成物において成分(C)と
して有利に用いられる他の衝撃性改質剤はEPDMゴム
を含む。この「EPDM」の語はこの業界においてモノ
オレフィンとポリエンとの混合物のゴム様インターポリ
マーをあげるのに用いられるものであり、例えばブタジ
エン、イソプレン、ピペリレン及びクロロプレンのよう
な4ないし8個の炭素原子を有する共役ジエン類のホモ
ポリマー類、及びジエン類同志或いはジエン類とスチレ
ン、アクリル酸、メタクリル酸又はそれらの誘導体(例
えばアクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル
酸、メタクリル酸、ブチルアクリレート及びメチルメタ
クリレート)と、或いはイソブチレンとの共重合物であ
る。好ましくはこのゴムはブタジエン、ブタジエン/ス
チレン、ブタジエン/メチルメタクリレート、ブタジエ
ン/ブチルアクリレート、エチレン/プロピレン/イン
デン、ポリペンテナマー及びブタジエン/アクリロニト
リルゴムの中から選ばれる。本発明の実施において使用
するのに好ましい型のものは、約10ないし約90モル
%のエチレン、約10ないし約90モル%の、3ないし
10個の炭素原子を有するα−オレフィン、及び0.1
ないし約10モル%の、4ないし20個の炭素原子を有
する非共役環状の、又は開鎖のジエンを含む。最も好ま
しい具体例において、このゴム様インターポリマーは、
エチレンと、プロピレンと、及び1,4−エチリデンヘ
キサジエン、ジシクロペンタジエン及び、中でも、5−
エチリデン−2−ノルボルネンより選ばれるジエンとか
ら導かれる。
【0056】本発明の熱可塑性組成物にはまた、例えば
老化防止剤、帯電防止剤、ベンゾフェノンやベンゾトリ
アゾール等のような紫外線吸収剤、例えばここでいずれ
も参考文献として採用される米国特許第3,489,7
16号、同第4,138,379号及び同第3,83
9,247号公報に開示されているエポキシドのような
加水分解性安定化剤、有機亜燐酸エステルのような着色
安定剤、亜燐酸塩のような対熱安定剤、離型剤等の通常
的モールド成形用助剤を配合することもできる。本発明
の更に別な具体例は副次的割合(50重量%よりも少な
い)のポリカーボネートホモポリマーを含むモールド成
形用熱可塑性組成物を含む。
【0057】ポリカーボネートホモポリマー樹脂及びそ
れらの界面重合法による製造方法はよく知られており、
例えばここでいずれも参考文献として採用される米国特
許第3,028,365号、同第3,334,154
号、同第3,275,601号、同第3,915,92
6号、同第3,030,331号、同第3,160,1
21号、同第3,027,814号及び同第4,18
8,314号公報にあげられている詳細に見られる通り
である。一般に、この方法は上にポリエステル/カーボ
ネートの製造について記述したと同様であるけれども、
エステル前駆体の不存在のもとで行われる。
【0058】本発明の配合組成物に同様に含まれるもの
は、添加物としての副次的割合の不規則分岐した高分子
量熱可塑性ポリカーボネート及びポリエステルカーボネ
ートの存在である。これら不規則分岐した重合物は多官
能性有機化合物を上述した2価フェノール、カーボネー
ト前駆体及び/又はエステル前駆体と共反応させること
によって作られる。これら分岐ポリカーボネートを製造
するのに用いることのできる多官能性有機化合物は、こ
こで参考文献として採用される米国特許第3,635,
895号及び同第4,001,184号公報に記述され
ている。これらの多官能性化合物は一般に芳香族性であ
り、そして少なくとも3つの、カルボキシル、無水カル
ボキシル、フェノール、ハロホルミル又はそれらの混合
である官能基を含む。これら多官能性芳香族化合物の非
制限的ないくつかの例は1,1,1−トリ(4−ヒドロ
キシフェニル)エタン、1,3,5−トリヒドロキシベ
ンゼン、無水トリメリット酸、トリメリット酸、トリメ
リチルトリクロリド、4−クロロホルミル無水フタル
酸、ピロメリット酸、ピロメリット酸ジ無水物、メリッ
ト酸、無水メリット酸、トリメシン酸、ベンゾフェノン
テトラカルボン酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸ジ
無水物等を含む。好ましい多官能性芳香族化合物は1,
1,1−トリ(4−ヒドロキシフェニル)エタン、無水
トリメリット酸又はトリメリット酸或いはそれらのハロ
ホルミル誘導体である。同様にこれに含まれるものは線
状ポリカーボネートと分岐ポリカーボネートとの混合物
である。本発明の好ましい具体例の組成物は、追加的成
分(D)として難燃剤を含む。一般に、ポリカーボネー
トに基づくモールド成形用組成物の中の衝撃性改質剤の
存在は難燃剤の作用に対して阻害的である。しかしなが
ら本発明の組成物においてはその衝撃性改質剤の存在に
基づく難燃性の低下は予期したよりも大きくない。
【0059】若干の特に有用な難燃剤はスルホン酸類の
アルカリ金属塩及びアルカリ土類金属塩である。このよ
うな型の難燃剤は、ここでいずれも参考文献として採用
される米国特許第3,933,734号、同第3,93
1,100号、同第3,978,024号、同第3,9
48,851号、同第3,926,980号、同第3,
919,167号、同第3,909,490号、同第
3,953,396号、同第3,953,300号、同
第3,917,559号、同第3,951,910号及
び同第3,940,366号公報に開示されている。
【0060】本発明の組成物において難燃剤添加物とし
て用いるのに好ましいものは、テトラブロモビスフェノ
ールポリカーボネートのようなハロゲン化ポリカーボネ
ート樹脂である。
【0061】テトラブロモビスフェノールポリカーボネ
ートはテトラブロモビスフェノールとホスゲンとから作
られるホモポリカーボネート類又は部分的にテトラブロ
モビスフェノールAと部分的にビスフェノールAとを用
いて作られたコポリカーボネートであることができる。
それらのホモポリカーボネートは例えば、GreatL
akes Chemical Corp.社からBC−
52及びBC−58として入手できるものであり、BC
−52はその連鎖にフェノキシ末端基を有するテトラブ
ロモビスフェノールAポリカーボネートのオリゴマーで
あり、BC−58は同様なものであるが、但しその連鎖
に2,4,6−トリブロモフェノキシ末端基を有するも
のである。テトラブロモビスフェノールAとビスフェノ
ールAとの共重合物は、ここで参考文献として採用され
る米国特許第3,915,926号公報に、Womba
ckによりその製造方法とともに記述されている。好ま
しいテトラブロモビスフェノールAポリカーボネートは
モル基準で約50%のテトラブロモビスフェノールA単
位と約50%のビスフェノールA単位とを有するもので
ある。
【0062】難燃剤成分(D)はまた米国特許第第3,
775,367号公報に記述されているような難燃性ス
ルホン酸塩或いはまた、例えばここでいずれも参考文献
として採用される米国特許第3,940,366号、同
第3,933,734号、同第3,948,851号、
同第3,926,908号及び同第3,909,490
号に記述されているような芳香族スルホン酸塩であって
もよい。好ましい塩はアルカリ金属塩である。アルカリ
金属のパーフルオロアルキルスルホン酸塩は、ここで参
考文献として採用される米国特許第3,775,367
号(1973)にNouvertneにより開示されて
いるいずれのものであってもよい。すなわち、それらは
例えばトリフルオルメタンスルホン酸、ノナフルオルブ
タン−1−スルホン酸、ヘプタデカフルオルオクタスル
ホン酸等のナトリウム塩又はカリウム塩であることがで
きる。この型の好ましい塩はノナフルオルブタン−1−
スルホン酸カリウムである。
【0063】難燃剤の難燃性割合は、その用いた個々の
難燃剤によって変化する。一般に、難燃性割合はその全
組成物の重量の0.01%から約20%までであること
ができる。
【0064】本発明の組成物の調製は、例えばバンバリ
ミキサや押出し機のような混和機の中で混合することを
含む熱可塑性樹脂を混合するためのいかなる公知の混合
操作によっても行うことができる。添加順序は重要では
ないけれども、但し全ての配合成分が完全に互いに混合
するようにしなければならない。混合は連続的にも、又
はバッチ方式ででも行うことができる。溶融混合も採用
することができる。
【0065】
【実施例】以下の諸例においてその製造並びに本発明の
利用の態様及び方法を記述し、そして本発明者が本発明
の実施の最適の態様と考えるものをあげるが、これらは
本発明の技術的範囲を制限しようとするものではない。
特に言及しない限り、全ての部の値は重量基準である。
以下において用いる「phr」は樹脂100重量部当り
の部を意味する。試験結果は下記の試験方法によるもの
である。カーシャインデックス(KI) :米国特許第4,73
5,978号(これはここで参考文献として採用され
る)に記載されている方法による溶融粘度の尺度であ
り、結果は300℃の温度において6分目に測定したセ
ンチ秒の値であげた。曲げ降伏及び曲げ率(FY及びFM) :ASTM試験法
D−790切欠き及び無切欠きアイゾット衝撃強さ :ASTM試験
法D−256:全ての試料は特に注記しない限り破壊時
において100%延性であった。比重(SPG) :ASTM試験法D−792により測定
した。Dynatup衝撃測定 :Dynatup衝撃測定は1
25ミルの厚さの10.16cmの円盤を用いてDyn
atup自動荷重機で行った。そのタップ衝撃速度は1
2.2ft/秒であり、これは148ft−lbの衝撃
エネルギーを与えるものであった。3回の測定の最高荷
重に対する平均エネルギーをあげる。全試料は特に注記
しない限り破壊時において100%延性であった。
【0066】燃焼性(UL−94):樹脂を約600℃
において厚さ1.175mm×約12.7cm×1.2
7cmの試験棒に射出成形する。それらの試験棒を譲渡
人のLaboratoriesInc.社の報文UL−
94の中の「類別された各種物質の燃焼試験」に記述さ
れている試験方法で試験する。試験結果は5個の試験棒
試料の結果に基づきV−0、V−1又はV−2の等級分
けにより記載する。UL−94による各V等級(垂直方
向の)についての基準は簡略に下記のようである: 「V−0」:燃えている炎の除去の後の平均発炎及び/
又は赤熱が5秒間を超えてはならず、そして試料のいず
れもが脱脂綿に着火させるような燃えている粒子を滴下
してはならない。
【0067】「V−1」:燃えている炎の除去の後の平
均発炎及び/又は赤熱が25秒間を超えてはならず、そ
してその白熱は炎が鎮火した後で試料の125mmを超
えて垂直に移行せず、かつ白熱は脱脂綿に着火させるこ
とができない。
【0068】「V−2」:燃えている炎の除去の後の平
均発炎及び/又は赤熱が25秒間を超えてはならず、そ
してその試料は脱脂綿に着火させる燃えている粒子を滴
下する。更に、UL−94は各試験群において全ての試
験棒がその個々のV等級に達するためのそのV型等級分
け基準に合致しなければならないことを要求する。他
に、それら5本の試験棒は最も悪い棒の等級で表わされ
る。例えばもし1本の試験棒がV−2と等級分けされて
他の4本がV−0と等級分けされたときは全ての5本の
棒の等級はV−2である。
【0069】「HB」の等級分けは12.7cmの長さ
の水平に保たれた試料が7.6cm/分の燃焼速度を示
すときに与えられる。
【0070】平均燃え上がり時間(平均FOT)を秒の
単位であげる。
【0071】例 1−8 種々の割合のコポリエステル/カーボネート樹脂〔イン
ジアナ州マウントバーノンのGeneral Elec
tric Co.社のLexan(登録商標)SP、す
なわちビスフェノールA(BPA)と9モル%のドデカ
ン2酸(DDDA)とに基づく、127℃のガラス転移
温度(Tg)を有するポリエステル/カーボネート(P
EC)〕及び種々の割合のMBS(B−56)衝撃性改
質剤〔日本国鐘ケ淵社により製造されている、約66%
のブタジエン、20%のメチルメタクリレート、約14
%のスチレン及び少なくとも92%のアセトン中不溶物
を与えるのに充分な量の架橋化剤の、芯/外殻共重合物
であるであるKane Ace(登録商標)B56〕を
一緒に混合することによって、本発明の異なったいくつ
かの組成物を調製した。これらの組成物はまた種々の割
合の難燃剤添加物TB−50〔インジアナ州マウントバ
ーノンのGeneral ElectricCo.社に
より製造されている、テトラブロモビスフエノールA/
ビスフェノールAの50/50のオリゴマー共重合カー
ボネートである重合体難燃剤添加物〕と、9.0重量%
の切断ガラス繊維〔3.175mmのEガラスよりな
る、Owencs−Corning Fibergla
ss Co.社のOCF 415BB〕と、1.5ph
rのドリップ防止剤濃厚物〔80重量%のポリカーボネ
ート樹脂と混合した20%のポリテトラフルオルエチレ
ン〕と、0.5phrのジフェニルスルホン−3−スル
ホン酸カリウム難燃剤と、及び0.7phrのポリα−
オレフィン離型剤添加物〔Emery Chemica
l Co.社のEmery 3004〕とをも含んでい
た。
【0072】対照物1として衝撃性改質剤成分を含まな
い配合物を調製した。対照物2として、ビスフェノール
Aのホスゲン化により作ったホモポリマーのポリカーボ
ネート樹脂(PC)よりなるLexan(登録商標)1
05でPECを置き換えることにより配合物を調製し
た。この配合物を次に約340℃の温度で押出し機に供
給して押し出し、ストランドを形成させた。このストラ
ンドを切断してペレットにし、そしてこれを6.35c
m×1.27cm×0.317cmの寸法の試験用試片
に射出成形した。これらの試片を種々の物理的性質につ
いて試験した。それらの組成物の配合を試験結果と一緒
に下記の表1にあげる: 註: *: 3.175 mm のもの、括弧内の数字は破壊時に延
性のある試片の%割合を示す。
【0073】 註: *: 3.175 mm のもの、括弧内の数字は破壊時に延
性のある試片の%割合を示す。
【0074】例 9−13 以上の例1−8の操作を繰り返したが、但しそこで用い
た衝撃性改質剤B−56を種々の割合の他の衝撃性改質
剤で置き換えた。用いた改質剤、それらの割合及び試験
結果を下記表2にあげる。
【0075】 註: * : 3.175 mm のもの、括弧内の数字は破壊時に
延性のある試片の%割合を示す。 *1):EEA:コネチカット州ダンバリーのUnion
CarbideCorp.社のBakelite(登
録商標)DPD−6169:エチレン/エチルアクリレ
ート共重合物 *2):LR3320:マウントバーノンのGenera
l Electric Co.社のLR 3320樹
脂:米国特許第4.027,072号公報に記載された
通りに作ったポリシロキサン/ポリカーボネートブロッ
ク共重合物 *3):LPX−15:Exxon Corp.社の、2
0g/10分のメルトインデックスを有する、エチレン
及びブテン−1との低密度線状ポリエチレン共重合物

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記、すなわち(A)熱可塑性のポリエ
    ステル/カーボネート樹脂、(B)この組成物の重量の
    約0.1から20%までの繊維状補強材、及び(C)衝
    撃性改質的割合の衝撃性改質剤を含む、モールド成形用
    熱可塑性組成物。
  2. 【請求項2】 本質的に下記、すなわち(A)下記式
    (I)のカーボネート連鎖繰り返し単位を有する熱可塑
    性のポリエステル/カーボネート樹脂、 【化1】 〔但しこの式においてDは下記式の2価の芳香族残基 【化2】 を表わすが、この式においてAは1個から約15個まで
    の炭素原子を含む2価の炭化水素残基、1個から約15
    個までの炭素原子とハロゲンのような置換基とを含む置
    換された2価の炭化水素残基、−S−、−S(O)−、
    −S(O)2 −、−O−又は−C(O)−であり、Xの
    おのおのは、水素、ハロゲン及び例えば1個から約8個
    までの炭素原子のアルキル基、6ないし18個の炭素原
    子の芳香族基、7個から約14個までの炭素原子のアラ
    ルキル基、7個から約14個までの炭素原子のアルカリ
    ール基、1個から約8個までの炭素原子のアルコキシ基
    又は6個から約18個までの炭素原子のアリーロキシ基
    のような1価の炭化水素残基よりなる群から独立に選ば
    れ、そしてmは零又は1であり、nは0から5までの整
    数であって、その際これは下記式 −O−R1 −O−D− (II) (但しこの式においてDは上に定義した通りであり、そ
    してR1 は、2価のアルキレン、アルキリデン又はシク
    ロアルキレンの残基、2価の芳香族残基、2価の脂肪族
    −芳香族残基又は下記式 −E− の非芳香族性結合によって連結された2つまたはそれ以
    上の芳香族基であり、その際Eは2価のアルキレン基又
    はアルキリデン基であるか、或いは非アルキレン基又は
    非アルキリデン基によって連結された、非アルキレン基
    かアルキリデン基により連結された、2つまたはそれ以
    上のアルキレン基又はアルキリデン基、5ないし7個の
    炭素原子の環状脂肪族基、5ないし7個の炭素原子のシ
    クロアルキリデン、無炭素の硫黄含有結合、カルボニル
    基、直接結合、第3級窒素基又は珪素含有結合である)
    のカルボキシル連鎖繰り返し単位により間挿されてい
    る、(B)この組成物の重量の約0.01%から20%
    までの繊維状補強材、(C)衝撃性改質的割合の衝撃性
    改質剤、及び(D)難燃的割合の難燃剤よりなる、モー
    ルド成形用熱可塑性組成物。
  3. 【請求項3】 ポリエステル/カーボネートがビスフェ
    ノールAと下記式 HOOC−R1 −COOH 〔但しR1 はアルキレンである〕の2塩基酸とのホスゲ
    ン化生成物である、請求項2の組成物。
  4. 【請求項4】 カルボキシル連鎖単位がポリエステル/
    カーボネートの5ないし90モル%を占める、請求項3
    の組成物。
  5. 【請求項5】 繊維状補強材(B)がガラスである、請
    求項4の組成物。
  6. 【請求項6】 衝撃性改質剤がメタクリレート/ブタジ
    エン/スチレン共重合物である、請求項2の組成物。
  7. 【請求項7】 衝撃性改質剤が低密度線状ポリエチレン
    樹脂である、請求項2の組成物。
  8. 【請求項8】 衝撃性改質剤がエチレン/エチルアクリ
    レート共重合物である、請求項2の組成物。
  9. 【請求項9】 衝撃性改質剤がポリシロキサン/ポリカ
    ーボネートブロック共重合物である。請求項2の組成
    物。
  10. 【請求項10】 ポリシロキサン/ポリカーボネートブ
    ロック共重合物が、(イ)珪素−酸素−珪素結合により
    互いに結合していて各珪素原子が炭素−珪素結合を介し
    て連結された2つの有機残基を有する、本質的にジオル
    ガノシロキシ単位よりなる約5ないし200個の化学的
    に結合したジアルキルシロキシ単位から構成された、ハ
    ロゲンで連鎖停止されたポリジオルガノシロキサンと、
    (ロ)下記式 【化3】 〔この式においてZは、水素、低級アルキル基及びハロ
    ゲン基並びにそれらの組み合わせよりなる群から選ばれ
    た基であり、そしてR5 は水素、炭化水素及びハロゲン
    化炭化水素の残基である〕を有する2価フェノールとを
    反応させ、そしてその反応生成物をその得られた共重合
    物が最大固有粘度に達するまでホスゲン化することによ
    り作られる、請求項9の組成物。
  11. 【請求項11】 本質的に下記、すなわち (A)下記式のカーボネート連鎖繰り返し単位を有する
    熱可塑性のポリエステル/カーボネート樹脂、 【化4】 〔但しこの式においてDは下記式の2価の芳香族残基 【化5】 を表わし、その際これは下記式 −O−R1 −O−D− (但しこの式においてDは上に定義した通りであり、そ
    してR1 は2ないし16個の炭素原子を有する2価のア
    ルキレン基である)のカルボキシル連鎖繰り返し単位に
    より間挿されており、そしてカルボキシル連鎖単位に対
    するカーボネート連鎖単位の割合は10モル%から95
    モル%までの範囲であることができる〕 (B)この組成物の重量の約0.01%から20%まで
    のガラス繊維補強材、 (C)(イ)珪素−酸素−珪素結合により互いに結合し
    ていて各珪素原子が炭素−珪素結合を介して連結された
    2つの有機残基を有する、本質的にジオルガノシロキシ
    単位よりなる約5ないし200個の化学的に結合したジ
    アルキルシロキシ単位から構成された、ハロゲンで連鎖
    停止されたポリジオルガノシロキサンと、(ロ)下記式 【化6】 〔この式においてZは、水素、低級アルキル基及びハロ
    ゲン基並びにそれらの組み合わせよりなる群から選ばれ
    た基であり、そしてR5 は水素、炭化水素及びハロゲン
    化炭化水素の残基である〕を有する2価フェノールとを
    反応させ、そしてその反応生成物を、その得られた共重
    合物が最大固有粘度に達するまでホスゲン化することに
    より作られたポリシロキサン/ポリカーボネートブロッ
    ク共重合物、メタクリレート/ブタジエン/スチレン共
    重合物、低密度線状ポリエチレン樹脂、及びエチレン/
    エチルアクリレート共重合物よりなる群から選ばれた、
    衝撃性改質的割合の衝撃性改質剤、及び (D)難燃的割合の難燃剤よりなる、モールド成形用熱
    可塑性組成物。
  12. 【請求項12】 R1 がドデシレンを表わす、請求項1
    1の組成物。
  13. 【請求項13】 難燃剤が、等モル割合のビスフェノー
    ルAとテトラブロモビスフェノールAとのホスゲン化に
    よって作られた共ポリカーボネートオリゴマーである、
    請求項12の組成物。
  14. 【請求項14】 下記、すなわち(A)下記式のカーボ
    ネート連鎖繰り返し単位、すなわち 【化7】 〔但しこの式においてDは下記式の2価の芳香族残基 【化8】 を表わす〕を有し、そして下記式 −O−R1 −O−D− (但しこの式においてDは上に定義した通りであり、そ
    してR1 はドデシレンである)のカルボキシル連鎖繰り
    返し単位により間挿されている、熱可塑性のポリエステ
    ル/カーボネート樹脂(B)この組成物の重量の約0.
    01から20%までのガラス繊維補強材、(C)衝撃性
    改質的割合の衝撃性改質剤、及び(D)難燃的割合の難
    燃剤よりなる、モールド成形用熱可塑性組成物。
  15. 【請求項15】 請求項1の組成物から熱可塑的にモー
    ルド成形された成形物。
  16. 【請求項16】 請求項2の組成物から熱可塑的にモー
    ルド成形された成形物。
  17. 【請求項17】 請求項14の組成物から熱可塑的にモ
    ールド成形された成形物。
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