JPH0653747A - 雑音低減回路 - Google Patents

雑音低減回路

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Publication number
JPH0653747A
JPH0653747A JP20283492A JP20283492A JPH0653747A JP H0653747 A JPH0653747 A JP H0653747A JP 20283492 A JP20283492 A JP 20283492A JP 20283492 A JP20283492 A JP 20283492A JP H0653747 A JPH0653747 A JP H0653747A
Authority
JP
Japan
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circuit
constant current
differential amplifier
current
differential
Prior art date
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Pending
Application number
JP20283492A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Oharagi
佳孝 小原木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 差動増幅器の同相雑音成分を減少させる。 【構成】 定電流回路12に雑音が生じ、これにより定
電流回路12のトランジスタQ1 のコレクタ電流I1
ΔIの増加が生じると、トランジスタQ1 とカレントミ
ラーの関係にあるトランジスタQ2 のコレクタ電流I2
も同じくΔIだけ増加しようとする。これにより、差動
増幅器11のトランジスタQ3 ,Q4 のエミッタ電流I
3 ,I4 も増加し、負荷15,16による電圧降下量の
増大により出力電圧VO ,VO ′が低下する。この出力
電圧VO ,VO ′は平均加算回路21で平均加算され、
(VO +VO ′)/2の形の制御電圧として電流I1
制御する。これにより、トランジスタQ5 ,Q6 のエミ
ッタ電流I5 ,I6 も減少し、結果として電流I1 の増
加が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、差動増幅回路の雑音を
低減するための雑音低減回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、直流増幅器の初段には、温度変
動の影響が少ないいわゆる差動増幅器が用いられること
が多い。この差動増幅器は、左右対称の回路構成を有し
ており、2つの入力端子に加わる入力電圧の差分を増幅
して、2つの出力端子から出力するものである。以下、
従来の差動増幅器について説明する。
【0003】図2に示すように、差動増幅器11は、エ
ミッタを共通接続し左右対称に配置されたトランジスタ
3 ,Q4 で構成される。これらの各トランジスタの各
ベースには、2つの入力端子33,34から入力電圧V
I ,VI ′が印加され、これらVI とVI ′との差分に
応じた出力電圧VO ,VO ′が各トランジスタのコレク
タから出力端子31,32を介して出力されるようにな
っている。これらの各コレクタはそれぞれ負荷15,1
6を介して電源Vccに接続される。
【0004】この差動増幅器11は、トランジスタQ1
とこれにミラー接続されたトランジスタQ2 と抵抗13
とから構成された定電流回路12により定電流の供給を
受けるようになっている。すなわち、差動増幅器11の
トランジスタQ3 ,Q4 の共通接続エミッタは、定電流
回路12のエミッタ接地のトランジスタQ2 のコレクタ
に接続され、さらにトランジスタQ2 のベースは、コレ
クタ・ベース間を接続したエミッタ接地のトランジスタ
1 のベースに接続されている。トランジスタQ1 のコ
レクタを抵抗13を介して電源Vccに接続される。
【0005】このような回路において、トランジスタQ
2 には、トランジスタQ1 のコレクタ電流I1 と同じ大
きさのコレクタ電流I2 が流れるため、差動増幅器11
のトランジスタQ3 とQ4 の各エミッタ電流I3 ,I4
の和は一定に保たれる。従って、例えば入力電圧が
I ′>VI のときはI3 >I4 となって負荷15によ
る電圧降下が負荷16による電圧降下より大となるた
め、出力電圧はVO >VO ′となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、差動増幅
器への電流供給源であるトランジスタQ2 の電流量はこ
れとカレントミラー接続されたトランジスタQ1 のコレ
クタ電流により設定され、通常状態では一定となる。従
って、差動増幅器を構成する2つのトランジスタのエミ
ッタ電流の和は一定に保たれ、出力電圧は入力電圧にの
み依存する。
【0007】しかしながら、定電流回路12の例えば抵
抗13やトランジスタQ1 に雑音が生じた場合には、こ
れがトランジスタQ2 にも伝播し、トランジスタQ3
4への同相雑音成分となる。また、トランジスタ
3 ,Q4 に同相信号が入った場合これより、トランジ
スタQ2 のアーリー効果により出力に変化を生じ、結果
として雑音として出力されることとなるという問題があ
った。
【0008】この発明は、係る課題を解決するためにな
されたもので、定電流回路に生じた雑音による影響が差
動増幅器の出力に及ぶのを低減することができる雑音低
減回路を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る雑音低減回路は、2つの入力信号の差分に応じた差動
出力信号を出力する差動増幅器と、この差動増幅器に定
電流を供給する定電流回路とを備える増幅回路におい
て、差動増幅器の差動出力信号を基に前記定電流回路を
流れる電流を制御するようにしたことを特徴とするもの
である。
【0010】請求項2記載の発明に係る雑音低減回路
は、2つの入力信号の差分に応じた電位差の2つの差動
出力信号を出力する差動増幅器と、この差動増幅器に定
電流を供給する定電流回路とを備える増幅回路におい
て、2つの差動出力信号を加算する加算器を設け、この
加算器の出力を前記定電流回路に供給するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0011】請求項3記載の発明に係る雑音低減回路
は、2つの入力信号の差分に応じた電位差の2つの差動
出力信号を出力する差動増幅器と、この差動増幅器に定
電流を供給する定電流回路とを備える増幅回路におい
て、2つの差動出力信号を平均加算する平均加算器を設
け、この平均加算器の出力を前記定電流回路に供給する
ようにしたことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】この発明に係る雑音低減回路によれば、定電流
回路から差動増幅器への供給電流は差動増幅器からの帰
還入力によって制御され、一定に保持される。これによ
り、定電流回路に雑音が生じても定電流の変動が抑制さ
れる。
【0013】
【実施例】以下図面に基づき、本発明を詳細に説明す
る。
【0014】図1は、本発明の一実施例における雑音低
減回路を表したものである。この図で、従来例(図2)
と同一部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略す
る。
【0015】本実施例における雑音低減回路の特徴とす
るところは、図1に示すように、定電流回路12と電源
Vccとの間に平均加算回路21を設けて差動増幅器11
の出力電圧VO ,VO ′を平均加算し、その平均加算値
に対応した出力電流を定電流回路12に供給する点にあ
る。
【0016】この平均加算回路21は、図示のように、
コレクタを電源Vccに共通接続するとともにベースをそ
れぞれ差動増幅器11のトランジスタQ4 ,Q3 のコレ
クタ接続した左右対称配置のトランジスタQ5 ,Q
6 と、両端をトランジスタQ5 ,Q6 のエミッタに接続
し可動端子を定電流回路12の抵抗13に接続した可変
抵抗22とから構成される。可変抵抗22の各区間抵抗
値は、通常は相等しくなるように設定される。そして、
トランジスタQ4 ,Q3 のベースに印加された差動増幅
器11の出力電圧VO ,VO ′に応じた電流が、可変抵
抗22の各区間抵抗部分を流れて合流し、定電流回路1
2へと流れ込む。
【0017】以上のような構成の雑音低減回路の動作を
説明する。
【0018】いま、定電流回路12に雑音が生じ、これ
により定電流回路12のトランジスタQ1 のコレクタ電
流I1 にΔIの増加が生じたとすると、トランジスタQ
1 とカレントミラーの関係にあるトランジスタQ2 のコ
レクタ電流I2 も同じくΔIだけ増加しようとする。こ
れにより、差動増幅器11のトランジスタQ3 ,Q4
エミッタ電流I3 ,I4 も増加し、負荷15,16によ
る電圧降下量の増大により出力電圧VO ,VO ′が低下
する。この出力電圧VO ,VO ′は平均加算回路21で
平均加算され、(VO +VO ′)/2の形の制御電圧と
して電流I1 を制御する。すなわち、トランジスタ
5 ,Q6 のエミッタ電流I5 ,I6 が減少するため、
結果として電流I1 の増加が抑制されることとなる。
【0019】なお、出力電圧VO ,VO ′は平均加算回
路21で平均加算されて電流I1 を制御するため、各出
力電圧に乗っている信号成分の影響を受けることがな
い。
【0020】また、平均加算でなく両出力電圧を単に加
算したもので制御するようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
定電流回路から差動増幅器への供給電流を差動増幅器の
出力に応じて制御することとしたので、定電流回路に生
じた雑音で定電流回路の電流が変動するのを防止するこ
とができる。このため、定電流回路に生じた雑音が差動
増幅器から出力されてしまうのを防止でき、効果的な雑
音低減が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における雑音低減回路を示す
回路図である。
【図2】従来の雑音低減回路を示す回路図である。
【符号の説明】
11 差動増幅器 12 定電流回路 13,22 抵抗 21 平均加算回路 Q1 〜Q6 トランジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの入力信号の差分に応じた差動出力
    信号を出力する差動増幅器と、この差動増幅器に定電流
    を供給する定電流回路とを備える増幅回路において、 前記差動増幅器の差動出力信号を基に前記定電流回路を
    流れる電流を制御するようにしたことを特徴とする雑音
    低減回路。
  2. 【請求項2】 2つの入力信号の差分に応じた電位差の
    2つの差動出力信号を出力する差動増幅器と、この差動
    増幅器に定電流を供給する定電流回路とを備える増幅回
    路において、 前記2つの差動出力信号を加算する加算器を設け、この
    加算器の出力を前記定電流回路に供給することを特徴と
    する雑音低減回路。
  3. 【請求項3】 2つの入力信号の差分に応じた電位差の
    2つの差動出力信号を出力する差動増幅器と、この差動
    増幅器に定電流を供給する定電流回路とを備える増幅回
    路において、 前記2つの差動出力信号を平均加算する平均加算器を設
    け、この平均加算器の出力を前記定電流回路に供給する
    ことを特徴とする雑音低減回路。
JP20283492A 1992-07-30 1992-07-30 雑音低減回路 Pending JPH0653747A (ja)

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JP20283492A JPH0653747A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 雑音低減回路

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JPH0653747A true JPH0653747A (ja) 1994-02-25

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ID=16463968

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JP (1) JPH0653747A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004207874A (ja) * 2002-12-24 2004-07-22 Toshiba Corp 周波数変換器及び無線通信端末装置
JP2021082986A (ja) * 2019-11-21 2021-05-27 新日本無線株式会社 演算増幅器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004207874A (ja) * 2002-12-24 2004-07-22 Toshiba Corp 周波数変換器及び無線通信端末装置
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