JPH065367A - エレクトロルミネッセンス素子 - Google Patents
エレクトロルミネッセンス素子Info
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- JPH065367A JPH065367A JP4159688A JP15968892A JPH065367A JP H065367 A JPH065367 A JP H065367A JP 4159688 A JP4159688 A JP 4159688A JP 15968892 A JP15968892 A JP 15968892A JP H065367 A JPH065367 A JP H065367A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10K—ORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
- H10K50/00—Organic light-emitting devices
- H10K50/80—Constructional details
- H10K50/85—Arrangements for extracting light from the devices
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10K—ORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
- H10K50/00—Organic light-emitting devices
- H10K50/80—Constructional details
- H10K50/86—Arrangements for improving contrast, e.g. preventing reflection of ambient light
- H10K50/865—Arrangements for improving contrast, e.g. preventing reflection of ambient light comprising light absorbing layers, e.g. light-blocking layers
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コントラストを向上させたエレクトロルミネ
ッセンス素子を提供する。 【構成】 電流の印加により発光する発光層と、発光層
を挾み互いに対向する少なくとも一対の透明又は半透明
な電極とを有し、電極の一方の外側に光吸収拡散層を有
するエレクトロルミネッセンス素子。
ッセンス素子を提供する。 【構成】 電流の印加により発光する発光層と、発光層
を挾み互いに対向する少なくとも一対の透明又は半透明
な電極とを有し、電極の一方の外側に光吸収拡散層を有
するエレクトロルミネッセンス素子。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電流の注入によって発
光する物質のエレクトロルミネッセンスを利用して、か
かる物質を層状に形成した発光層を備えたエレクトロル
ミネッセンス素子に関する。
光する物質のエレクトロルミネッセンスを利用して、か
かる物質を層状に形成した発光層を備えたエレクトロル
ミネッセンス素子に関する。
【０００２】
【従来の技術】かかるエレクトロルミネッセンス素子
は、発光する発光層構造で分類すると、分散形と、薄膜
形とに分けられる。また、エレクトロルミネッセンス素
子を発光する発光層材質で分類すると、無機物からなる
無機発光層を有する無機エレクトロルミネッセンス素子
と有機物からなる有機発光層を有する有機エレクトロル
ミネッセンス素子とに分けられる。
は、発光する発光層構造で分類すると、分散形と、薄膜
形とに分けられる。また、エレクトロルミネッセンス素
子を発光する発光層材質で分類すると、無機物からなる
無機発光層を有する無機エレクトロルミネッセンス素子
と有機物からなる有機発光層を有する有機エレクトロル
ミネッセンス素子とに分けられる。
【０００３】例えば、有機エレクトロルミネッセンス素
子には、図１に示すように、一対の金属陰極１と透明陽
極２との間に２つの有機機能層、発光層３及び正孔輸送
層４を順に成膜した２層構造ものがある。また、図２に
示すように、一対の金属陰極１と透明陽極２との間に３
つの有機機能層、電子輸送層５、発光層３及び正孔輸送
層４を順に成膜した３層構造を有する。いずれもガラス
透明基板６上に、透明陽極２、正孔輸送層４、発光層
３、（電子輸送層５、）陰極１を順に積層したものであ
る。一対の電極間に電圧を印加すると、陰極から注入さ
れた電子と透明陽極から注入された正孔との再結合によ
って、励起子が生じ、この励起子が放射失活する過程で
光を放ち、この光が透明陽極及びガラス板を介して外部
に放出される。
子には、図１に示すように、一対の金属陰極１と透明陽
極２との間に２つの有機機能層、発光層３及び正孔輸送
層４を順に成膜した２層構造ものがある。また、図２に
示すように、一対の金属陰極１と透明陽極２との間に３
つの有機機能層、電子輸送層５、発光層３及び正孔輸送
層４を順に成膜した３層構造を有する。いずれもガラス
透明基板６上に、透明陽極２、正孔輸送層４、発光層
３、（電子輸送層５、）陰極１を順に積層したものであ
る。一対の電極間に電圧を印加すると、陰極から注入さ
れた電子と透明陽極から注入された正孔との再結合によ
って、励起子が生じ、この励起子が放射失活する過程で
光を放ち、この光が透明陽極及びガラス板を介して外部
に放出される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
有機エレクトロルミネッセンス素子においても、正孔輸
送層、有機発光層及び有機電子輸送層などの有機機能層
へ電圧を印加することにより透明基板側から光を取り出
していたので、金属陰極からの外光の反射によりコント
ラストが著しく低下するという問題があった。また、無
機エレクトロルミネッセンス素子においても、同様であ
った。
有機エレクトロルミネッセンス素子においても、正孔輸
送層、有機発光層及び有機電子輸送層などの有機機能層
へ電圧を印加することにより透明基板側から光を取り出
していたので、金属陰極からの外光の反射によりコント
ラストが著しく低下するという問題があった。また、無
機エレクトロルミネッセンス素子においても、同様であ
った。
【０００５】本発明は、上述した従来の問題を解消すべ
くなされたものであって、コントラストを向上させたエ
レクトロルミネッセンス素子を提供することを目的とす
る。
くなされたものであって、コントラストを向上させたエ
レクトロルミネッセンス素子を提供することを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明によるエレクトロ
ルミネッセンス素子は、電流の注入により発光する発光
層と、前記発光層を挾み互いに対向する少なくとも一対
の透明又は半透明な電極とを有し、前記電極の一方の外
側に光吸収拡散層を有することを特徴とする。
ルミネッセンス素子は、電流の注入により発光する発光
層と、前記発光層を挾み互いに対向する少なくとも一対
の透明又は半透明な電極とを有し、前記電極の一方の外
側に光吸収拡散層を有することを特徴とする。
【０００７】
【作用】本発明によれば、コントラストの高いエレクト
ロルミネッセンス素子が得られる。
ロルミネッセンス素子が得られる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつ
つ説明する。図３に示すように、本発明の実施例として
の有機エレクトロルミネッセンス素子は、透明ガラス基
板６の上において、一対の透明又は半透明の陰極１と陽
極２との間に発光層３及び正孔輸送層４を順に成膜した
構造を有しており、透明陽極２の外側に黒色の光吸収拡
散層７が設けられている。陰極１の光の透過率は膜厚で
コントロールできる。光吸収拡散層７は、図３（ａ）に
示すように、透明ガラス基板６の最も外側に設けてもよ
く、図３（ｂ）に示すように、透明ガラス基板６の陽極
２に接する外側に設けてもよい。更に、これらの場合、
光吸収拡散層７と透明基板６又は陽極２との界面には凹
凸形状８を設け光の拡散効果を向上させることも可能で
ある。また、図３（ｃ）に示すように、透明基板自体に
マイカ等の光拡散材を添加して光吸収拡散層基板７ａを
用いることも可能である。また、図示しないが陽極、陰
極共に透明または半透明にし、電極のどちらかにスリガ
ラス等の凹凸形状のみからなる光吸収拡散層を設け、逆
の電極から光を取り出してもよい。
つ説明する。図３に示すように、本発明の実施例として
の有機エレクトロルミネッセンス素子は、透明ガラス基
板６の上において、一対の透明又は半透明の陰極１と陽
極２との間に発光層３及び正孔輸送層４を順に成膜した
構造を有しており、透明陽極２の外側に黒色の光吸収拡
散層７が設けられている。陰極１の光の透過率は膜厚で
コントロールできる。光吸収拡散層７は、図３（ａ）に
示すように、透明ガラス基板６の最も外側に設けてもよ
く、図３（ｂ）に示すように、透明ガラス基板６の陽極
２に接する外側に設けてもよい。更に、これらの場合、
光吸収拡散層７と透明基板６又は陽極２との界面には凹
凸形状８を設け光の拡散効果を向上させることも可能で
ある。また、図３（ｃ）に示すように、透明基板自体に
マイカ等の光拡散材を添加して光吸収拡散層基板７ａを
用いることも可能である。また、図示しないが陽極、陰
極共に透明または半透明にし、電極のどちらかにスリガ
ラス等の凹凸形状のみからなる光吸収拡散層を設け、逆
の電極から光を取り出してもよい。
【０００９】このように、本実施例の２層構造の有機エ
レクトロルミネッセンス素子においては、陰極を透明ま
たは半透明にし陽極側に光吸収拡散層を設け、陰極側か
ら光を取り出す。また、３層構造ものとしては上記の陰
極及び発光層の間に電子輸送層を配置すれば同様とな
る。さらに、陰極１には、例えばアルミニウム、マグネ
シウム、インジウム、銀又は各々の合金等の仕事関数が
小さな金属を用い得る。また、陽極２には、仕事関数の
大きな導電性材料、例えばインジウムすず酸化物（ＩＴ
Ｏ）、金等を用い得る。なお、金を電極材料として用い
た場合には、電極は半透明の状態となる。さらに、正孔
輸送層にはトリフェニルアミン誘導体等が用いられる。
発光層にはＡｌオキシンキレート、テトラフェニルブタ
ジエン誘導体等が用いられる。電子輸送層としては、オ
キサジアゾール誘導体等が用いられる。
レクトロルミネッセンス素子においては、陰極を透明ま
たは半透明にし陽極側に光吸収拡散層を設け、陰極側か
ら光を取り出す。また、３層構造ものとしては上記の陰
極及び発光層の間に電子輸送層を配置すれば同様とな
る。さらに、陰極１には、例えばアルミニウム、マグネ
シウム、インジウム、銀又は各々の合金等の仕事関数が
小さな金属を用い得る。また、陽極２には、仕事関数の
大きな導電性材料、例えばインジウムすず酸化物（ＩＴ
Ｏ）、金等を用い得る。なお、金を電極材料として用い
た場合には、電極は半透明の状態となる。さらに、正孔
輸送層にはトリフェニルアミン誘導体等が用いられる。
発光層にはＡｌオキシンキレート、テトラフェニルブタ
ジエン誘導体等が用いられる。電子輸送層としては、オ
キサジアゾール誘導体等が用いられる。
【００１０】次に、図４に示すように、第２の本実施例
の有機エレクトロルミネッセンス素子は、図１又は２に
示した構造の有機エレクトロルミネッセンス素子とほぼ
同様であるが、透明または半透明陰極１の外側に黒色の
光吸収拡散層７が設けられた構造を有する。光吸収拡散
層７と陰極１との界面には凹凸形状８を設け光の拡散効
果を向上させることも可能である。このように、第２の
実施例の２層構造の有機エレクトロルミネッセンス素子
においては、陰極を透明または半透明にし陰極外側に光
吸収拡散層を設け、陽極側から光を取り出す。
の有機エレクトロルミネッセンス素子は、図１又は２に
示した構造の有機エレクトロルミネッセンス素子とほぼ
同様であるが、透明または半透明陰極１の外側に黒色の
光吸収拡散層７が設けられた構造を有する。光吸収拡散
層７と陰極１との界面には凹凸形状８を設け光の拡散効
果を向上させることも可能である。このように、第２の
実施例の２層構造の有機エレクトロルミネッセンス素子
においては、陰極を透明または半透明にし陰極外側に光
吸収拡散層を設け、陽極側から光を取り出す。
【００１１】即ち、光吸収拡散層７はカーボンアーク法
などによって得られるカーボン蒸着膜などの光吸収性の
高い黒色膜を用いることが出来る。このように、光吸収
拡散層構造を設けることにより、これに光が照射された
時、光の大部分は吸収されるので、目視側のコントラス
トの向上を図れることになる。
などによって得られるカーボン蒸着膜などの光吸収性の
高い黒色膜を用いることが出来る。このように、光吸収
拡散層構造を設けることにより、これに光が照射された
時、光の大部分は吸収されるので、目視側のコントラス
トの向上を図れることになる。
【００１２】以上の有機エレクトロルミネッセンス素子
の他に、無機エレクトロルミネッセンス素子にも光吸収
拡散層構造は適用できる。無機エレクトロルミネッセン
ス素子としては、光吸収拡散層を有するガラス透明基板
上に、ＩＴＯ等の複数の透明電極、第１絶縁層，発光
層、第２絶縁層、透明電極に交差する複数の背面電極を
順に積層、形成したものでもよい。無機発光層はＺｎ
Ｓ，ＺｎＳｅ，ＣａＳ，ＳｒＳ等の金属化合物の半導体
物質を母体物質として数％の発光中心物質を含む層が好
ましく用いられる。例えば、ＺｎＳを母体物質とする場
合、発光中心物質がＳｍでは赤色発光を呈し、同様にＭ
ｎでは黄色発光、Ｔｂでは緑色発光、Ｔｍでは青色発光
を呈する。
の他に、無機エレクトロルミネッセンス素子にも光吸収
拡散層構造は適用できる。無機エレクトロルミネッセン
ス素子としては、光吸収拡散層を有するガラス透明基板
上に、ＩＴＯ等の複数の透明電極、第１絶縁層，発光
層、第２絶縁層、透明電極に交差する複数の背面電極を
順に積層、形成したものでもよい。無機発光層はＺｎ
Ｓ，ＺｎＳｅ，ＣａＳ，ＳｒＳ等の金属化合物の半導体
物質を母体物質として数％の発光中心物質を含む層が好
ましく用いられる。例えば、ＺｎＳを母体物質とする場
合、発光中心物質がＳｍでは赤色発光を呈し、同様にＭ
ｎでは黄色発光、Ｔｂでは緑色発光、Ｔｍでは青色発光
を呈する。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエレクト
ロルミネッセンス素子によれば、電流の印加により発光
する発光層と、発光層を挾み互いに対向する少なくとも
一対の透明又は半透明な電極とを有し、電極の一方の外
側に光吸収拡散層を有するので、コントラストを向上さ
せることができる。
ロルミネッセンス素子によれば、電流の印加により発光
する発光層と、発光層を挾み互いに対向する少なくとも
一対の透明又は半透明な電極とを有し、電極の一方の外
側に光吸収拡散層を有するので、コントラストを向上さ
せることができる。
【図１】 従来の有機エレクトロルミネッセンス素子の
概略構造図である。
概略構造図である。
【図２】 従来の有機エレクトロルミネッセンス素子の
概略構造図である。
概略構造図である。
【図３】 実施例の有機エレクトロルミネッセンス素子
の概略構造図である。
の概略構造図である。
【図４】 第２の実施例の有機エレクトロルミネッセン
ス素子の概略構造図である。
ス素子の概略構造図である。
１ 陰極 ２ 陽極 ３ 発光層 ４ 有機正孔輸送層 ５ 有機電子輸送層 ６ ガラス基板 ７ 光吸収拡散層
Claims (1)
- 【請求項１】 電流の注入により発光する発光層と、前
記発光層を挾み互いに対向する少なくとも一対の透明又
は半透明な電極とを有し、前記電極の一方の外側に光吸
収拡散層を有することを特徴とするエレクトロルミネッ
センス素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15968892A JP3247148B2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | エレクトロルミネッセンス素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15968892A JP3247148B2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | エレクトロルミネッセンス素子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH065367A true JPH065367A (ja) | 1994-01-14 |
| JP3247148B2 JP3247148B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=15699152
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15968892A Expired - Lifetime JP3247148B2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | エレクトロルミネッセンス素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3247148B2 (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2000040584A (ja) * | 1998-07-23 | 2000-02-08 | Toppan Printing Co Ltd | 有機エレクトロルミネッセンス表示素子 |
| WO2000035028A1 (en) * | 1998-12-08 | 2000-06-15 | Cambridge Display Technology Ltd. | Display devices |
| WO2000079616A1 (en) * | 1999-06-18 | 2000-12-28 | Isis Innovation Limited | Flat panel display with improved contrast |
| JP2002033185A (ja) * | 2000-05-06 | 2002-01-31 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 発光装置および電気器具 |
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| US7955465B2 (en) | 2004-04-30 | 2011-06-07 | Seiko Epson Corporation | Display element and method of manufacturing display element |
-
1992
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