JPH065327A - 防水コネクタ - Google Patents

防水コネクタ

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JPH065327A
JPH065327A JP16149392A JP16149392A JPH065327A JP H065327 A JPH065327 A JP H065327A JP 16149392 A JP16149392 A JP 16149392A JP 16149392 A JP16149392 A JP 16149392A JP H065327 A JPH065327 A JP H065327A
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JP
Japan
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cable
connector housing
terminal
resin molding
cables
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JP16149392A
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English (en)
Inventor
Hidetaka Yamazaki
英隆 山崎
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 FPC、リボン電線及びフラットケーブル等
の帯状のケーブルに適用できる防水コネクタを提供する
ことを目的とする。 【構成】 オス端子2aが接続されたケーブル1a及び
メス端子2bが接続されたケーブル1bは夫々オスコネ
クタハウジング11及びメスコネクタハウジング12内
に収納されている。ケーブル1a,1bには、夫々ケー
ブル1a,1bの長さ方向の一部を埋め込んで形成され
た樹脂成形部3a,3bが配設されている。この樹脂成
形部3a,3bによりケーブル1a,1bの表面の凹凸
が埋め込まれる。この樹脂成形部3a,3bには、夫々
ゴム等からなる環状のゴム栓4a,4bが嵌合されてお
り、ケーブル導出部における防水性を確保している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用ワイヤーハーネ
ス等に使用される防水コネクタに関し、特にフラットケ
ーブル及びFPC(フレキシブルプリント基板)等の帯
状のケーブルを使用したワイヤーハーネスに好適の防水
コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の防水コネクタの一例を示
す断面図である(実開昭58-31681号)。電線32の先端
部には端子33が圧着されており、この端子33はコネ
クタハウジング31内に配置されている。このコネクタ
ハウジング31は、その内部に端子33を収納する孔3
4が2つ設けられており、このコネクタハウジング31
の電線導出側の端部にはゴム等からなる円板状のワイヤ
ーシール35が配設されている。このワイヤーシール3
5には、その円周の周方向に沿って環状に突起が設けら
れていると共に、電線32が通る2つの穴が設けられて
いる。そして、前記突起がハウジング31の内面に接触
して、電線32とハウジング壁面との間の防水性を確保
するようになっている。
【0003】図7は、従来の防水コネクタの他の例を示
す断面図である(実開昭58-2876 号)。電線42の先端
部には端子43が圧着されており、この端子43はコネ
クタハウジング41内に配置されている。このコネクタ
ハウジング41には端子43を収納する2つの孔44が
設けられており、各孔44の電線導出側の端部にはゴム
等からなる円筒状のワイヤーシール45が電線42に嵌
合して配置されている。このワイヤーシール45には、
その円周の周方向に沿って環状に突起が設けられてお
り、この突起が孔44の内面に接触して、電線42とハ
ウジング壁面との間の防水性を確保するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の防水コネクタは、いずれも単芯で且つ断面が円
形の電線を使用したものであり、FPC、リボン電線及
びフラットケーブル等にそのまま適用することができな
いという問題点がある。
【0005】つまり、近時、自動車分野においては電子
化が促進されており、自動車に搭載される電装品の数も
増加している。このため、従来の単芯の電線を束ねたワ
イヤーハーネスでは、電線の本数が多いため、配線スペ
ースが大きくなると共に配線経路が限定されるという難
点がある。そこで、近年、ワイヤーハーネスをフラット
化することによりワイヤーハーネスの断面積を減少し、
配線経路及び配線スペース等の自由度を増大させること
が要望されている。ワイヤーハーネスのフラット化の方
法の一つとして、従来の単芯の電線に替えて、FPC、
リボン電線及びフラットケーブル等の帯状のケーブルを
使用することが考えられる。この場合に、図8(a)乃
至(c)に示すように、FPC51、リボン電線53及
びフラットケーブル55にゴム等からなるシール部材5
2,54,56を嵌合し、このシール部材をハウジング
内に挿入しただけでは、FPC51、リボン電線53及
びフラットケーブル55の表面に凹凸があるため、ケー
ブルとシール部材との間に隙間ができて、十分な防水性
を確保することができない。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、FPC、リボン電線及びフラットケーブル
等を使用したワイヤーハーネスに適用できる防水コネク
タを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る防水コネク
タは、その端部に端子が接続されたケーブルと、前記端
子を収納する孔が設けられたコネクタハウジングと、前
記ケーブルの長さ方向の一部を埋め込んで形成された樹
脂成形部と、この樹脂成形部と前記コネクタハウジング
の壁面との間に配置された弾力性シール部材とを有する
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明においては、ケーブルの長さ方向の一部
を埋め込んで樹脂成形部を形成し、この樹脂成形部とコ
ネクタハウジング壁面との間に弾力性シール部材を配置
して、この樹脂成形部及び弾力性シール部材により防水
性を確保する。即ち、樹脂成形部形成時には、樹脂がケ
ーブル表面の凹部にも進入しケーブルの絶縁被覆層と一
体化して硬化する。このため、ケーブルの表面に凹凸が
あっても、樹脂成形部とケーブルとの間に隙間ができる
ことを防止できる。本発明においては、この樹脂成形部
とコネクタハウジングの壁面との間にゴム等からなるシ
ール部材を配置するため、十分な防水性を確保すること
ができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について、添付の図面
を参照して説明する。
【0010】図1は、本発明の第1の実施例に係る防水
コネクタを示す断面図である。本実施例に係る防水コネ
クタは、FPC、リボン電線又はフラットケーブル等の
帯状のケーブル1a,1bに夫々接続されたオス端子2
a及びメス端子2bと、このオス端子2a及びメス端子
2bを夫々収納するオスコネクタハウジング11及びメ
スコネクタハウジング12とにより構成されている。
【0011】メスコネクタハウジング12にはメス端子
2bが配置される孔6が設けられており、この孔6内に
メス端子2bを挿入すると、係止片(図示せず)がメス
端子2bを係止して、端子2bが容易に抜けなくなる。
また、ケーブル1bの端子接続部の近傍には、図2に示
すように、ケーブル1bの長さ方向の一部を埋め込んで
形成された樹脂成形部3bが設けられている。そして、
この樹脂成形部3bの周囲には、その周方向に沿って環
状の2本の突起が設けられたゴム栓4bが嵌合されてい
る。このゴム栓4bにより、ケーブル1bとハウジング
壁面との間の防水性が確保されている。
【0012】更に、このメスコネクタハウジング12に
は、その本体部の略中央から導出しオスコネクタハウジ
ング11側に延出してコネクタハウジング12の本体部
を取り囲む係合部8が設けられている。そして、この係
合部8とハウジング本体部との間には、シールゴム13
が係止部(図示せず)により係止されて配置されてい
る。
【0013】一方、オスコネクタハウジング11には、
オス端子2aを収納する孔5が設けられており、この孔
5内にオス端子2aを挿入すると、係止片(図示せず)
がオス端子2aを係止して、端子2aが容易に抜けなく
なる。このオスコネクタハウジング11側のケーブル1
aの端子接続部の近傍にも樹脂成形部3aが設けられて
おり、この樹脂成形部3aの周囲にはゴム栓4aが配設
されている。また、オスコネクタハウジング11には、
メスコネクタハウジング12のハウジング本体と係合部
8との間に嵌入可能の嵌入部7が設けられている。
【0014】このように構成されたコネクタにおいて、
コネクタハウジング11,12を相互に嵌合させると、
オス端子2aがメス端子2bに嵌合してケーブル1a,
1bが相互に電気的に接続されると共に、オスコネクタ
ハウジング11の嵌入部7とメスコネクタハウジング1
2の本体部との間がシールゴム13により液密的に密封
される。一方、ケーブル1aとオスコネクタハウジング
11との間及びケーブル1bとメスコネクタハウジング
12との間は、夫々樹脂成形部3a,3b及びゴム栓4
a,4bにより密封されているので、オス端子2aとメ
ス端子2bとの接続部に外部から水が侵入することを防
止できる。
【0015】図3(a),(b)は樹脂成形部3b及び
ゴム栓4bの取り付け方法を工程順に示す断面図であ
る。なお、この図3(a),(b)においてはメス端子
側を例に説明するが、オス端子側もこれと同様にして、
ケーブルに樹脂成形部及びゴム栓を取り付ける。
【0016】先ず、図3(a)に示すように、ケーブル
1bにメス端子2bを取り付け、このケーブル1bの導
体部と端子2bとを電気的に接続する。次に、このケー
ブル1bに成形金型(図示せず)を取り付け、この金型
内に樹脂を注入した後樹脂を硬化させて、その周方向に
沿って凹部が設けられた樹脂成形部3bを形成する。
【0017】次いで、図3(b)に示すように、この樹
脂成形部3bの凹部にリング状のゴム栓4bを嵌め込ん
で配置する。これにより、樹脂成形部3b及びゴム栓4
bの取り付けが完了する。
【0018】このようにして、ケーブル1bに樹脂成形
部3b及びゴム栓4bを取り付けることにより、図4に
断面図を示すように、ケーブル1bと樹脂成形部3bと
の間に隙間ができることを回避できる。
【0019】なお、端子2bは、樹脂成形部3bを形成
した後にケーブル1bに取り付けてもよい。また、前記
樹脂注入時には、注入された樹脂の熱によりケーブルの
絶縁被覆層が溶融し、注入樹脂と一体化して硬化するこ
とが好ましい。このためには、金型内に注入された樹脂
がケーブルの絶縁被覆層に接触するときの温度が前記絶
縁被覆層の溶融温度以上であることが必要である。この
ため、成形樹脂としては、ナイロン樹脂(溶融温度 265
〜270 ℃)、PBT(ポリブチレンテレフタレート;溶
融温度 221〜232 ℃)又はPET(ポリエチレンテレフ
タレート;溶融温度 245〜284 ℃)が好ましく、ケーブ
ルの絶縁被覆層としては軟質PVC(塩化ビニル;溶融
温度 160〜196 ℃)又はポリエチレン(溶融温度 126〜
137 ℃)が好ましい。
【0020】図5は、本発明の第2の実施例に係る防水
コネクタを示す断面図である。
【0021】メスコネクタハウジング25は、第1の実
施例と同様に、その内側にメス端子22を収納するよう
になっており、オスコネクタハウジング(図示せず)の
嵌入部が挿入される部分にはシールゴム26が係止部2
7に係止されて配置されている。また、ケーブル21の
長さ方向の一部を埋め込んで樹脂成形部23が形成され
ている。この樹脂成形部23は、コネクタハウジング2
5の端部外周を取り囲むように導出している。そして、
この樹脂成形部23の内面とコネクタハウジング25の
外周面との間にはゴム栓24が配置されており、ケーブ
ル導出部における防水性を確保するようになっている。
なお、オスコネクタハウジングとメスコネクタハウジン
グとの間の防水性は、第1の実施例と同様に、シールゴ
ム26により確保することができる。
【0022】本実施例においても、第1の実施例と同様
に、FPC、リボン電線及びフラットケーブル等の帯状
のケーブルに適用することができて、端子接続部の防水
性を確保することができるという効果を奏する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る防水コ
ネクタは、ケーブルの長さ方向の一部を埋め込んで形成
された樹脂成形部と、この樹脂成形部とコネクタハウジ
ングの壁面との間に配設された弾力性シール部材とを備
えているから、ワイヤーハーネスとして、FPC、リボ
ン電線及びフラットケーブル等の帯状のケーブルを使用
した場合も、端子接続部の防水性を確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る防水コネクタを示
す断面図である。
【図2】同じくその樹脂成形部及びゴム栓を示す斜視図
である。
【図3】(a),(b)は樹脂成形部及びゴム栓の取り
付け方法を工程順に示す断面図である。
【図4】樹脂成形部配設位置における断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係る防水コネクタを示
す断面図である。
【図6】従来の防水コネクタの一例を示す断面図であ
る。
【図7】従来の防水コネクタの他の例を示す断面図であ
る。
【図8】(a)乃至(c)は、いずれも従来の防水コネ
クタの問題点を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
1a,1b,21;ケーブル 2a,2b,22,33,43;端子 3a,3b,23;樹脂成形部 4a,4b,24;ゴム栓 5,6,34,44;孔 7;嵌入部 8;係合部 11,12,25,31,41;コネクタハウジング 13,26;シールゴム 32,42;電線 35,45;ワイヤーシール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その端部に端子が接続されたケーブル
    と、前記端子を収納する孔が設けられたコネクタハウジ
    ングと、前記ケーブルの長さ方向の一部を埋め込んで形
    成された樹脂成形部と、この樹脂成形部と前記コネクタ
    ハウジングの壁面との間に配置された弾力性シール部材
    とを有することを特徴とする防水コネクタ。
JP16149392A 1992-06-19 1992-06-19 防水コネクタ Pending JPH065327A (ja)

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