JPH0653245B2 - 塗工装置 - Google Patents

塗工装置

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JPH0653245B2
JPH0653245B2 JP21918484A JP21918484A JPH0653245B2 JP H0653245 B2 JPH0653245 B2 JP H0653245B2 JP 21918484 A JP21918484 A JP 21918484A JP 21918484 A JP21918484 A JP 21918484A JP H0653245 B2 JPH0653245 B2 JP H0653245B2
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JP
Japan
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liquid
coating
backing roll
blade
liquid supply
Prior art date
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JP21918484A
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JPS6197067A (ja
Inventor
治義 藤原
晃 江口
弘人 若年
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0653245B2 publication Critical patent/JPH0653245B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、製紙機械の中の仕上機械の1つである塗工装
置に関するものである。
(従来技術) 製紙機械の中の仕上機械の1つである塗工装置は、印刷
用原紙を作るために原紙に塗工液を塗布する機械であ
る。その代表的な加工条件としては、原紙坪量70〜8
0g/m、原紙厚さ70〜80μ、塗工液としてはク
レー、炭カルを主体にスターチ、ラテックスをバインダ
として加えた濃度60〜65%solidsで、粘度が剪断速度
10〜100l/sceで2000cp.程度、さらに機械スピー
ドは500〜1000m/min程度である。この塗布方法
には従来種々の形式であるが、その中の1つであるS.
D.C.(Short Dwell coater)(商品名)について、
その概要を第6図により説明する。
第6図の装置は、バッキングロール1、ブレード4、給
液口5及びせき板6から成る。また原紙2はバッキング
ロール1により支持され、その表面速度は、500〜1
000m/minである。一方塗工液は給液口5から供給さ
れ、給液チャンバ内に押し込まれて原紙2に塗布されて
塗工面3を形成する。また原紙2の出側には、ブレード
4(工具鋼製)が設置してあり、適宜手段によって原紙
に押しつけられ、その際発生する線圧により塗布量が制
御される。なお、余剰の液はバッキングロール1とせき
板6の間隙より、バッキングロールの回転によるエアの
同伴流や紙粉を排除するためにオーバーフローさせてい
る。
ところで従来装置によると、給液口5から供給される塗
工液は、原紙の移動に伴う同伴流のため、チヤンバ内で
旋回流Bとせき板6の先端から排出される液流Cとを同
時に形成している。このとき、塗工液の種類によっては
塗工速度が高くなるとチャンバ中央部に気芯が発生し
て、給液量により、給液口5から流入する流れと旋回流
Bとの衝突面が不安定となって、ブレード4に達する前
の原紙表面にある液の量が原紙巾方向で変化することに
よって、原紙への塗工面3が巾方向でムラを発生すると
いう不具合があった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、従来の原紙表面への塗工液の供給が均一に行
なわれない等の問題点を解決しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) このため本発明は、バッキングロールに沿って走行する
原紙に塗工液を塗工する装置において、バッキングロー
ルの外周面のに対峙し同バッキングロールの回転方向に
沿って、排出孔を開設したせき板と塗布量を制御するブ
レードとを並設て給液チヤンバを区画し、同チヤンバ内
に前記バッキングロールに向かって塗工液を給液する給
液口と、前記ブレードと所定間隔離れて並設され塗工液
の還流通路を形成し、下部に前記給液口と直交し一端が
同還流通路に他端が前記せき板の排出孔にそれぞれ開孔
する還流管を複数配設たバッフルとを設け、かつ前記せ
き板の排出孔からの還流液排出量を制御する絞り量を備
えてなるもので、これを問題点解決のための手段とする
ものである。
(作用) 給液チャンバ内に、せき板に通じる還流管を下部に有す
るバッフルを設置すると共にその流入(流出)口に絞り
板を設置することによって、紙の移動に伴う同伴流によ
って発生する旋回流と給液口から流入する流れとの衝突
を防止し、更に絞り板の位置調節によりバッフル部とブ
レード部の間の液圧力を調節して塗工膜の厚さを任意に
設定する。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面によって説明すると、第1図
及び第2図は本発明の1実施例を示し、1はバッキング
ロール、2は原紙、3は塗工面、4はブレード、5は給
液口、6はせき板であり、これらは第6図の従来装置と
同じである。
次に第1図及び第2図において第6図の従来装置と異な
る点を説明すると、バッキングロール1に沿って走行す
る原紙2に塗工液を塗工する装置において、バッキング
ロール1の外周面に対峙し同バッキングロール1の回転
方向に沿って、排出孔12を開設したせき板6と塗布量
を制御するブレード4とを並設して給液チヤンバ13を
区画し、同チヤンバ13内に前記バッキングロール1に
向かって塗工液を給液する給液口5と、前記ブレード4
と所定間隔離れて並設され塗工液の還流通路14を形成
し、下部に前記給液口5と直交し一端が同還流通路14
に、他端が前記せき板6の排出孔12にそれぞれ開孔す
る同排出孔12より小径の還流管9を複数配設したバッ
フル7とを設けると共に、前詰記せき板6の排出孔12
の開口比率を制御する絞り板8を前記せき板6のバッキ
ングロール1の回転方向背部側で同せき板6に対して上
下に摺動可能に設けてなるものである。なお、10はバ
ッフル7の前記貫通孔孔に近接する上部でかつブレード
4に面してバッフル7に取り付けられた突起である。
次に第1図の実施例について作用を説明すると、矢印で
示す様に塗工液は給液口5を通ってチャンバ内に入った
後、バッキングロール1の回転に伴ってバッフル7とロ
ール1との隙間を通過し、ブレード4へと持ち上げられ
る。また余剰となった液は、ブレード4によって掻き落
されて、バッフル7に設けた還流管9を通り、続いてせ
き板6の排出孔12へと排出Dされる。また、給液口5
から供給される塗工液の一部はせき板6を越えて外部へ
排除される。塗工作業の間、絞り板8を上下に摺動させ
て、せき板6の排出孔の開口比率を適宜変更することに
より排出孔を通る塗工液の量を調節し、ブレード4とバ
ッフル7間の液圧を任意に制御し、ブレード4とバッキ
ングロール1間のすき間を調整して塗工膜の厚さを任意
に制御する。さらに、せき板6も上下移動可能であっ
て、この移動量の変更によってせき板6とバッキングロ
ール1間のすき間を任意に設定でき、せき板6を越えて
排除される排液流Cの量を調整してチャンバ内の液圧を
制御することが可能である。突起10の存在は、バッフ
ル7とブレード間の液圧形成をより効率的にするもので
ある。
第3図、第4図及び第5図は、本発明の他の実施例を示
すもので、以下、この実施例を図面によって説明する。
この実施例によると、先の第1図に示した実施例と異な
る点は、絞りり板8を排してバッフル7の下部貫通孔部
位に、該貫通孔と同数でかつ略同径の孔を穿った絞り板
11をバッフル7の巾方向に摺動可能に設置した点であ
る。この絞り板11を第5図矢印方向に摺動させることに
よって前記貫通孔の開口比率を変更させることができ、
これによりバッフル7とブレード4間の液圧を制御し
て、レード4とバッキングロールとの隙間を調整し塗工
膜の厚さを制御するものである。
(発明の効果) 以上、詳細に説明した如く本発明は、下部に液環流用の
貫通孔を有するバッフルを設けると共に、この貫通孔を
通過する液の量を任意に制御できるようにしたので、紙
の移動に伴う塗工液の同伴流による旋回流と給液口から
流入する流れとを衝突させることなく安定した流れとす
ることができ塗工ムラを発生させることがない。更に供
給液と余剰液を完全に分離できるため紙に転写する液濃
度に変化が生じないでストリークの防止に役立つもので
あり、また余剰液の圧力を任意に制御できるために広範
囲な塗工膜厚制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す塗工機の一部側断面図、
第2図は第1図のX−X断面図、第3図は本発明の他の
実施例を示す塗工機の一部側断面図、第4図は同X−X
断面図、第5図は同Y視図、第6図は従来例を示す塗工
機の一部側断面図である。 図の主要部分の説明 1……バッキングロール 2……原紙、4……ブレード 5……給液口、6……せき板 7……バッフル、8……絞り板 10……突起、11……絞り板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッキングロールに沿って走行する原紙に
    塗工液を塗工する装置において、バッキングロールの外
    周面に対峙し同バッキングロールの回転方向に沿って、
    排出孔を開設したせき板と塗布量を制御するブレードと
    を並設して給液チャンバを区画し、同チャンバ内に前記
    バッキングロールに向かって塗工液を給液する給液口
    と、前記ブレードと所定間隔離れて並設され塗工液の還
    流通路を形成し、下部に前記給液口と直交し一端が同還
    流通路に他端が前記せき板の排出孔にそれぞれ開孔する
    還流管を複数配設したバッフルとを設け、かつ前記せき
    板の排出孔からの還流液排出量を制御する絞り板を備え
    てなることを特徴とする塗工装置。
JP21918484A 1984-10-18 1984-10-18 塗工装置 Expired - Lifetime JPH0653245B2 (ja)

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JP21918484A JPH0653245B2 (ja) 1984-10-18 1984-10-18 塗工装置

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JP21918484A JPH0653245B2 (ja) 1984-10-18 1984-10-18 塗工装置

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JPS6197067A JPS6197067A (ja) 1986-05-15
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ID=16731513

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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AT394668B (de) * 1984-11-17 1992-05-25 Voith Gmbh J M Einrichtung zum beschichten laufender warenbahnen mit einer streichmasse
DE3612248C2 (de) * 1985-05-09 1995-04-13 Cons Paper Inc Streicheinrichtung
JPH084137Y2 (ja) * 1990-01-05 1996-02-07 三菱重工業株式会社 塗工装置
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