JPH0653128A - 試料搬送装置 - Google Patents

試料搬送装置

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JPH0653128A
JPH0653128A JP4222159A JP22215992A JPH0653128A JP H0653128 A JPH0653128 A JP H0653128A JP 4222159 A JP4222159 A JP 4222159A JP 22215992 A JP22215992 A JP 22215992A JP H0653128 A JPH0653128 A JP H0653128A
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  • Control Of Conveyors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実際の装置の本来の作業を中断することな
く、更に実際の装置に対して一対一の関係で搬送シーケ
ンスの開発を行う。 【構成】 アーム5及びテーブル6に対応して仮想アー
ム5G及び仮想テーブル6Gを表示装置2に表示し、ア
ーム5及びテーブル6の動作を制御する実動作制御部2
6−1,26−2と、仮想アーム5G及び仮想テーブル
6Gの表示画面上での動きを制御する仮想動作制御部2
7−1,27−2と、必要に応じて、仮想アーム5G及
び仮想テーブル6Gの表示画面上での動きに追従してア
ーム5及びテーブル6を動作させる追従制御部28−
1,28−2とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体素子等を
製造する際に使用される電子ビーム露光装置用のウエハ
搬送系に適用して好適な試料搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置のウエハ搬送系は、一般
にそれぞれウエハを吸着(チャック)して所定の区間を
搬送する多数のアームと、それぞれそれらアームの一つ
からウエハを受け取ると共にそれらアームの一つにウエ
ハを渡す多数のテーブルとより構成されている。テーブ
ルもそれぞれウエハを吸着する機能を有すると共に、テ
ーブルの中にはウエハを上下に移動させる機能を有する
ものがある。
【0003】また、半導体製造装置の中でも取り分け電
子ビーム露光装置のように真空中でのウエハの取り扱い
を必要とする装置においては、複雑なウエハ搬送系が使
用されている。即ち、電子ビーム露光装置では、ウエハ
は常時大気圧の大気室中のウエハ用のキャリアから、大
気圧と真空とが切り替わる準備室を経て最終的に常時高
真空の真空室に搬入され、この真空室でウエハ上にパタ
ーンの描画が行われる。この場合、大気室と準備室とは
第1ゲート弁で隔離され、準備室と真空室とは第2ゲー
ト弁で隔離されている。従って、電子ビーム露光装置用
のウエハ搬送系としては、大気中のウエハキャリアから
供給されるウエハを第1ゲート弁によって隔壁される予
備室を経由して、更に第2ゲート弁を経て真空室に搬送
するという複雑な動作が必要となる。
【0004】このウエハ搬送系での搬送時間は比較的長
いオーバーヘッド(無駄時間)であるため、このウエハ
搬送系での搬送シーケンスの良否は装置全体のスループ
ットに影響を与えている。そのため従来より、種々の手
法によりその搬送シーケンスを搬送時間が最も短くなる
ように最適化して最適シーケンスを得るための提案がな
されているが、最終的には実際の露光装置に適用した場
合の評価によって目的とする最適シーケンスの決定がな
されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ウエハ搬送系の最適シーケンスを決定するための作業で
は実際に露光装置を使用するために、テスト用の露光装
置の確保が必要となり、テスト用の露光装置が入手でき
ない場合には開発スケジュールが遅れる不都合があっ
た。特に、既に稼働状態にある露光装置に対して搬送シ
ーケンスの改良を行う場合には、その露光装置の作業を
中断する必要があり、問題は更に深刻であった。
【0006】また、ウエハ搬送系のアームやテーブルと
しては、精度上の理由によりセラミックスが用いられる
ことが多く、ウエハはシリコンウエハであったりする
が、セラミックスやシリコンウエハは僅かな衝突であっ
ても損傷することがある。そのため、ウエハ搬送系の搬
送シーケンスとして不完全な搬送シーケンスを不用意に
使用すると、機構部やウエハが損傷するという危険を常
にはらんでいた。
【0007】このような問題を解決するために、実際の
搬送系の制御ロジックを別の計算機上でシミュレートす
る手法も用いられている。しかしながら、この手法は実
際の搬送系に対して厳密に一対一の関係を実現すること
が難しく、本質的には別物であるために、シミュレーシ
ョンではうまくいっても必ずしも実際の搬送系でうまく
いくとは限らないという不都合があった。
【0008】本発明は斯かる点に鑑み、複数のアーム部
と複数のテーブル部とを組み合わせて構成される試料搬
送装置において、実際の装置の本来の作業を中断するこ
となく、更に実際の装置に対して一対一の関係で搬送シ
ーケンスの開発が行えるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による試料搬送装
置は、例えば図1及び図2に示す如く、それぞれ試料を
保持して移動する複数のアーム部(5,10)と、それ
ぞれそれら複数のアーム部の内の1つのアーム部から試
料を受けると共にそれら複数のアーム部の内の1つのア
ーム部に試料を渡す複数のテーブル部(6,7)とを組
み合わせて構成される試料搬送装置において、それら複
数のアーム部にそれぞれ対応して複数の仮想アーム部
(5G)を表示装置(2)に表示する仮想アーム表示手
段(2)と、それら複数のテーブル部にそれぞれ対応し
て複数の仮想テーブル部(6G)をその表示装置(2)
上に表示する仮想テーブル表示手段(2)と、それら複
数のアーム部及び複数のテーブル部の動作を制御する実
動作制御手段(26−1,26−2)と、それら複数の
仮想アーム部及び複数の仮想テーブル部のその表示装置
の表示画面上での動きを制御する仮想動作制御手段(2
7−1,27−2)と、必要に応じて、それら複数の仮
想アーム部及び複数の仮想テーブル部のその表示装置の
表示画面上での動きに追従してそれら複数のアーム部及
び複数のテーブル部を動作させる追従制御手段(28−
1,28−2)とを有するものである。
【0010】この場合、その追従制御手段(28−1,
28−2)は、更に必要に応じて、それら複数のアーム
部及び複数のテーブル部の動作に追従してその表示装置
の表示画面上でそれら複数の仮想アーム部及び複数の仮
想テーブル部を動作させることが望ましい。
【0011】
【作用】斯かる本発明において、複数のアーム部及びテ
ーブル部は実際に試料を搬送するのに使用される部材で
あり、試料の搬送方向に実際に試料を移動させるものを
アーム部、試料を単に保持するか又は試料の搬送方向に
垂直な方向へ試料を移動させるものをテーブル部と呼ん
でいる。試料は第1のアーム部からテーブル部を経て第
2のアーム部へと渡されるか、あるいは第1のテーブル
部からアーム部を経て第2のテーブル部へと搬送され
る。また、複数の仮想アーム部及び複数の仮想テーブル
部は、表示装置(2)上のグラフィックオブジェクトと
して表示され、それら仮想アーム部及び仮想テーブル部
が実際のアーム部及びテーブル部の動きをシミュレート
する形状と機能とを有している。
【0012】斯かる本発明における実際のアーム部及び
テーブル部の動作と仮想アーム部及び仮想テーブル部の
動作とについて、図3を参照して説明する。簡単のた
め、図3においては、それら複数のアーム部及びテーブ
ル部を1個の機構アーム及びテーブル29、それら複数
の仮想アーム及びテーブルを1個の仮想アーム及びテー
ブル29G、その実動作制御手段(26−1,26−
2)を実動作制御部26、その仮想動作制御手段(27
−1,27−2)を仮想動作制御部27、その追従制御
手段(28−1,28−2)を追従制御部28として表
す。この場合、機構アーム及びテーブル29は実動作制
御部26によって位置制御及び試料のチャックのオンオ
フ制御がなされる。また、仮想アーム及びテーブル29
Gは仮想動作制御部27によって表示装置2上での位置
制御及び表示装置2上での試料のチャックのオンオフ制
御がなされる。これら2つの制御部26及び27に対す
る入力インターフェイスは全く同一となるよう構成され
ている。追跡制御部28は所謂サーボ機構として機能す
るもので、次に示す3種類のモードを有する。
【0013】モードA:機構アーム及びテーブル29の
動きを仮想アーム及びテーブル29Gの動きに追従させ
るように制御する。 モードB:仮想アーム及びテーブル29Gの動きを機構
アーム及びテーブル29の動きに追従させるように制御
する。このモードBは備えているのが望ましいモードで
ある。 モードC:追跡制御を行わず、機構アーム及びテーブル
29の動きと仮想アーム及びテーブル29Gの動きとを
切り放す。
【0014】図3では追従制御部28に対するモード設
定信号S1によりそれら3個のモードの内の1つが設定
されるようになっている。また、図示省略したコンピュ
ータ等の制御装置から実動作制御部26用の第1制御信
号S2及び仮想動作制御部27用の第2制御信号S3が
それぞれ入力セレクタ25に供給されている。そして、
モードAにおいては、入力セレクタ25を介して第2制
御信号S3を仮想アーム及びテーブル制御部27に入力
して、仮想アーム及びテーブル制御部27によって制御
される仮想アーム及びテーブル29Gの動きを、追跡制
御部28により機構アーム及びテーブル制御部26を介
して機構アーム及びテーブル29に伝える。これによ
り、機構アーム及びテーブル29は仮想アーム及びテー
ブル29Gの動きを忠実に追跡する。
【0015】モードBにおいては、入力セレクタ25を
介して第1制御信号S2を機構アーム及びテーブル制御
部26に入力して、機構アーム及びテーブル制御部26
によって制御される機構アーム及びテーブル29の動き
を、追跡制御部28により仮想アーム及びテーブル制御
部27を介して仮想アーム及びテーブル29Gに伝え
る。これにより、仮想アーム及びテーブル29Gは機構
アーム及びテーブル29の動きを忠実に追跡する。
【0016】モードCにおいては、入力セレクタ25を
介して第1制御信号S2及び第2制御信号S3をそれぞ
れ機構アーム及びテーブル制御部26及び仮想アーム及
びテーブル制御部27に供給することで、機構アーム及
びテーブル制御部26と仮想アーム及びテーブル制御部
27とは独立に機能し、機構アーム及びテーブル29と
仮想アーム及びテーブル29Gとは別々に動作する。
【0017】そして、試料搬送装置が実際に使用されて
いる際に新しい搬送シーケンスの開発を行うためには、
モードCを選択して機構アーム及びテーブル29と仮想
アーム及びテーブル29Gとを切り放した状態で、その
仮想アーム及びテーブル29Gを表示装置2上で動作さ
せて種々のシーケンスの良否の検討を行う。また、その
新しい搬送シーケンスを実際に使用する場合には、モー
ドAを選択して機構アーム及びテーブル29の動きを仮
想アーム及びテーブル29Gの動きに追従させればよ
い。更に、一般に機構アーム及びテーブル29の動きは
カバー等に覆われて観察できないので、その機構アーム
及びテーブル29の動きを確認するためには、モードB
を選択して仮想アーム及びテーブル29Gの動きを機構
アーム及びテーブル29の動きに追従させればよい。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図1及び図2
を参照して説明する。本実施例は電子ビーム露光装置の
ウエハ搬送系へ本発明を適用したものである。図2は本
例のウエハ搬送系の機構的な配置及び構成を示したもの
であり、この図2において、1は装置全体の動作を制御
するメインコンピュータ、2は表示装置である。また、
本例の搬送系は常時大気圧の大気室3、大気圧と真空と
が切り替わる準備室9及び常時高真空で電子ビームによ
る描画が実行される真空室15とに分かれており、大気
室3と準備室9との間には第1ゲート弁8を装着し、準
備室9と真空室15との間には第2ゲート弁14を装着
する。
【0019】そして、大気室3には、シリコンウエハ等
の試料を外部から搬入して来るキャリア4、このキャリ
ア4に対する試料の出し入れを行う第1アーム5、第1
アーム5からの試料を準備室9に渡すための第1テーブ
ル6及び準備室9からの試料を第1アーム5に渡すため
の第2テーブル7を配置する。また、準備室9には、大
気室3の試料を真空室15に搬送するための第2アーム
10及び第3テーブル11並びに真空室15の試料を大
気室3に搬送するための第4テーブル12及び第3アー
ム13を配置する。
【0020】更に、真空室15には、準備室9からの試
料を受け入れるための第4アーム16及び第5テーブル
17と、この第5テーブル17の試料を電子ビームが照
射される試料ホルダー19上に運ぶと共に試料ホルダー
19上の試料を第6テーブル20に運ぶ第5アーム18
と、第6テーブル20の試料を準備室9に搬送するため
の第6アーム21とを配置する。試料ホルダー19の上
方には電子ビーム照射用の電子光学系が配置されてい
る。
【0021】本例では、キャリア4、第1アーム5〜第
6アーム21、第1テーブル6〜第6テーブル20及び
試料ホルダー19の動作をメインコンピュータ1が制御
する。また、表示装置2の表示画面2aには、それらキ
ャリア4、第1アーム5〜第6アーム21、第1テーブ
ル6〜第6テーブル20及び試料ホルダー19とそれぞ
れ相似な図形よりなる仮想キャリア4G、仮想第1アー
ム5G〜仮想第6アーム21G、仮想第1テーブル6G
〜仮想第6テーブル20G及び仮想試料ホルダー19G
が表示されている。
【0022】図1は図2のウエハ搬送系の制御系の構成
を示す機能ブロック図であり、この図1において、メイ
ンコンピュータ1は搬送シーケンス制御部22とモード
制御部23とを有し、搬送シーケンス制御部22にはウ
エハ搬送系の実際の搬送シーケンス及び開発中の搬送シ
ーケンス等が記憶されている。また、モード制御部23
には後述の3種類のモードを指定するためのモード設定
信号S1を出力する。そして、一点鎖線で囲まれた第1
ブロック24−1は図2の第1アーム5の制御部、第2
ブロック24−2は図2の第1アーム6の制御部であ
り、同様にブロック24−3〜24−Nはそれぞれ図2
の残りの第2アーム10〜第6アーム21及び第2テー
ブル7〜第6テーブル20と一対一で対応する制御部で
ある。
【0023】例えば第1ブロック24−1においては、
搬送シーケンス制御部22からの実際の搬送シーケンス
に対応する第1制御信号S2及び/又は表示装置2の表
示画面2a上の動作に対応する第2制御信号S3が入力
セレクタ25−1に供給される。入力セレクタ25−1
は選択されたモードに応じて、第1制御信号S2又は第
2制御信号S3をそれぞれ実動作制御部26−1又は仮
想動作制御部27−1に供給する。28−1は追従制御
部であり、この追従制御部28−1はモード制御部23
から供給されるモード設定信号S1に応じて、次の3種
類のモードで動作する。
【0024】モードA:第1テーブル5の動きを表示装
置2の仮想第1テーブル5Gの動きに追従させるように
制御する。 モードB:仮想第1テーブル5Gの動きを第1テーブル
5の動きに追従させるように制御する。 モードC:追跡制御を行わず、第1テーブル5の動きと
仮想第1テーブル5Gの動きとを切り放す。
【0025】具体的に、モードAにおいては、入力セレ
クタ25−1を介して第2制御信号S3を仮想動作制御
部27−1に入力して、仮想動作制御部27−1によっ
て制御される表示装置2上の仮想第1テーブル5Gの動
きを、追跡制御部28−1により実動作制御部26−1
を介して第1テーブル5に伝える。これにより、第1テ
ーブル5は仮想第1テーブル5Gの動きを忠実に追跡す
る。
【0026】モードBにおいては、入力セレクタ25−
1を介して第1制御信号S2を実動作制御部26−1に
入力して、実動作制御部26−1によって制御される第
1テーブル5の動きを、追跡制御部28−1により仮想
動作制御部27−1を介して仮想第1テーブル5Gに伝
える。これにより、仮想第1テーブル5Gは第1テーブ
ル5の動きを忠実に追跡する。モードCにおいては、入
力セレクタ25−1を介して第1制御信号S2及び第2
制御信号S3をそれぞれ実動作制御部26−1及び仮想
動作制御部27−1に供給することで、実動作制御部2
6−1と仮想動作制御部27−1とは独立に機能し、第
1テーブル5と仮想第1テーブル5Gとは別々に動作す
る。
【0027】また、第2ブロック24−2も搬送シーケ
ンス制御部22からの制御信号が供給される入力セレク
タ25−2、第1テーブル6の動作を制御する実動作制
御部26−2、表示装置2上の仮想第1テーブル6Gの
動作を制御する仮想動作制御部27−2及び上記の3種
類のモードで動作する追従制御部28−2より構成され
ている。同様に、他のブロック24−3〜24−Nもそ
れぞれ入力セレクタ、アーム又はテーブルの動作を制御
する実動作制御部、表示装置2上の仮想アーム又は仮想
テーブルの動作を制御する仮想動作制御部及び上記の3
種類のモードで動作する追従制御部より構成されてい
る。そして、各ブロック24−1〜24−Nの中の追従
制御部28−1,28−2,‥‥は全て同一のモードで
動作する。
【0028】図2に戻って、本例の試料搬送装置の動作
の一例につき説明する。先ず、キャリア4から第1アー
ム5により抜き取られたシリコンウエハ等の試料が第1
テーブル6上に載置される。これと同時に予備室9が大
気に開放されて、第1ゲート弁8が開けられる。そし
て、第2アーム10が試料を第1テーブル6から第3テ
ーブル11へと搬送する。次に第1ゲート弁8が閉じら
れて、予備室9は真空排気される。排気が終了して予備
室9が所定の真空度に達すると、第2ゲート弁14が開
けられて、第4アーム16によって試料は第3テーブル
11から第5テーブル17へと搬送される。その後、試
料は第5アーム18によって第5テーブル17からステ
ージ上の試料ホルダー19へと搬送される。また、帰り
の経路についても同様の操作により、図2に示すよう
に、試料ホルダー19→第6ステージ20→第4ステー
ジ12→第2ステージ7と続く経路を通って、試料はキ
ャリア4へ格納される。
【0029】以上が基本的な搬送方式についての説明で
ある。実際には搬送シーケンスのオーバーヘッド(無駄
時間)を最小にするために、最初の試料がステージ上の
試料ホルダー19に到達して描画が開始される以前に、
次の試料あるいは次の次の試料の搬送を開始し、搬送系
の内部に複数枚の試料を滞留させる方式をとる。どこで
どの試料を待機させるかは、予備室9の真空排気に必要
な時間あるいは試料の描画にかかる時間等に依存し、全
ての場合において最適な搬送シーケンスを一意に決定す
ることは困難である。そこで使用される状況に応じて、
頻繁に搬送シーケンスを組み合えることが必要となる。
【0030】例えば作成された搬送シーケンスのチェッ
クを行う際には、先ず各機構要素(一例として図1のブ
ロック24−1を用いる)において追跡制御部28−1
のモードをモードC、即ち「追跡しないモード」に設定
し、搬送シーケンス制御部22からの第2制御信号S3
を仮想動作制御部27−1に与えるように入力セレクタ
25−1を設定する。これにより、表示装置2の表示画
面2a上で搬送シーケンスのシミュレーションが行われ
る。この状態では実動作制御部26−1は動作しない
か、又はそれまでの搬送シーケンスでの動作を実行する
ので、作成されたばかりの搬送シーケンスの不備による
事故を未然に防ぎながら、安全に搬送シーケンスのテス
トを行うことができる。
【0031】テストが正常に終了した時点で、追跡制御
部28−1のモードをモードA、即ち「実際のアーム又
はテーブルの動きを仮想アーム又は仮想テーブルの動き
に追従させるモード」に設定し直すことにより、テスト
した搬送シーケンスがそのまま実際の試料の搬送に適用
される。また、搬送シーケンス制御部22を2系統用意
しておけば、実際に試料を搬送させながら別の搬送シー
ケンスのテストを同時に実行するというようなことも出
来るようになり、テストのために装置の運用を停止する
ことなく運用状態のままテスト作業ができるという利点
が生ずる。
【0032】また、追跡制御部28−1のモードをモー
ドB、即ち「仮想アーム又は仮想テーブルの動きを実際
のアーム又はテーブルの動きに追従させるモード」に設
定し、入力セレクタ25−1を第1制御信号S2が実動
作制御部26−1に入るよう設定すると、表示装置2上
の仮想アーム又は仮想テーブルはそれぞれ実際のアーム
又はテーブルの現在の状態を反映する表示器としての機
能を果たす。電子ビーム露光装置等のように試料の搬送
経路が真空容器の中に隠れてしまう場合には有効であ
る。
【0033】更に、他の例として追跡制御部28−1の
モードをモードA、即ち「実際のアーム又はテーブルの
動きを仮想アーム又は仮想テーブルの動きに追従させる
モード」に設定し、入力セレクタ25−1を第2制御信
号S3が仮想動作制御部27−1に入るように設定す
る。そして、マウス等のポインティングデバイスを使用
して表示装置2上で仮想アーム及び仮想テーブルを操作
する機能を組み込むことにより、実際のアーム及びテー
ブルをマニュアル操作させることができる。これは何等
かの理由で搬送シーケンスが中断された場合に、装置の
オペレータが対話的に個々の実際のアーム及びテーブル
を操作して内部に滞留している試料を回収する作業等に
使用される。
【0034】なお、本発明は上述実施例に限定されず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取り得る
ことは勿論である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、必要に応じて、複数の
仮想アーム部及び複数の仮想テーブル部の表示画面上で
の動きに追従して複数のアーム部及び複数のテーブル部
を動作させる追従制御手段が設けられているので、実際
の装置の本来の作業を中断することなく、更に実際の装
置に対して一対一の関係で搬送シーケンスの開発が行え
る利点がある。従って、複雑な搬送シーケンスで動作す
る試料搬送装置の搬送シーケンスを迅速且つ安全にテス
トすることができ、試料搬送装置の開発及び改良スケジ
ュールの短縮に効果を発揮する。
【0036】また、その追従制御手段が、更に必要に応
じて、それら複数のアーム部及び複数のテーブル部の動
作に追従してその表示画面上でそれら複数の仮想アーム
部及び複数の仮想テーブル部を動作させる場合には、そ
れら複数のアーム部及び複数のテーブル部がカバーで覆
われているような装置でも、それらアーム部及びテーブ
ル部の状態を表示できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電子ビーム露光装置用のウ
エハ搬送系の制御系を示す機能ブロック図である。
【図2】その実施例のウエハ搬送系の機構部を示す構成
図である。
【図3】本発明の原理を示すもので、試料搬送装置にお
けるアーム部又はテーブル部と仮想アーム部又は仮想テ
ーブル部との制御系の構成図である。
【符号の説明】
1 メインコンピュータ 2 表示装置 3 大気室 9 準備室 15 真空室 5,10,13,16,18,21 アーム 5G,18G 仮想アーム 6,7,11,12,17,20 テーブル 6G,20G 仮想テーブル 8,14 ゲート弁 19 試料ホルダー 22 搬送シーケンス制御部 23 モード制御部 25−1,25−2 入力セレクタ 26−1,26−2 実動作制御部 27−1,27−2 仮想動作制御部 28−1,28−2 追従制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ試料を保持して移動する複数の
    アーム部と、それぞれ前記複数のアーム部の内の1つの
    アーム部から試料を受けると共に前記複数のアーム部の
    内の1つのアーム部に試料を渡す複数のテーブル部とを
    組み合わせて構成される試料搬送装置において、 前記複数のアーム部にそれぞれ対応して複数の仮想アー
    ム部を表示装置に表示する仮想アーム表示手段と、 前記複数のテーブル部にそれぞれ対応して複数の仮想テ
    ーブル部を前記表示装置上に表示する仮想テーブル表示
    手段と、 前記複数のアーム部及び複数のテーブル部の動作を制御
    する実動作制御手段と、 前記複数の仮想アーム部及び複数の仮想テーブル部の前
    記表示装置の表示画面上での動きを制御する仮想動作制
    御手段と、 必要に応じて、前記複数の仮想アーム部及び複数の仮想
    テーブル部の前記表示装置の表示画面上での動きに追従
    して前記複数のアーム部及び複数のテーブル部を動作さ
    せる追従制御手段と、を有する事を特徴とする試料搬送
    装置。
  2. 【請求項2】 前記追従制御手段は、更に必要に応じ
    て、前記複数のアーム部及び複数のテーブル部の動作に
    追従して前記表示装置の表示画面上で前記複数の仮想ア
    ーム部及び複数の仮想テーブル部を動作させる事を特徴
    とする請求項1記載の試料搬送装置。
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